JPH0555207B2 - - Google Patents
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- JPH0555207B2 JPH0555207B2 JP60047406A JP4740685A JPH0555207B2 JP H0555207 B2 JPH0555207 B2 JP H0555207B2 JP 60047406 A JP60047406 A JP 60047406A JP 4740685 A JP4740685 A JP 4740685A JP H0555207 B2 JPH0555207 B2 JP H0555207B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bending
- blank
- blade
- actuator
- rocker arm
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 28
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D5/00—Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves
- B21D5/04—Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves on brakes making use of clamping means on one side of the work
- B21D5/045—With a wiping movement of the bending blade
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、板材(ブランク)の端縁を所定形状
に直線的に折曲げる折曲げ加工方法に関する。更
に詳しく述べると、本発明は、ブランクのスプリ
ングバツク量を見越して余分に折曲げるべく、ブ
ランクホルダ側へブレードをさらに押込んでブラ
ンクの端縁を所定形状に直線的に折曲げる折曲げ
加工方法に関する。
に直線的に折曲げる折曲げ加工方法に関する。更
に詳しく述べると、本発明は、ブランクのスプリ
ングバツク量を見越して余分に折曲げるべく、ブ
ランクホルダ側へブレードをさらに押込んでブラ
ンクの端縁を所定形状に直線的に折曲げる折曲げ
加工方法に関する。
(従来技術)
板材を折曲げる場合、弾性的回復により僅かな
がら板の変形が目的の形状に一致しなくなるスプ
リングバツクが起こる。この現象は、被加工材の
弾性限度や引張強さ、曲げ半径、曲げ角度等によ
つてその程度が異なる。そこで、一般の折曲げ作
業においては、作業条件及びワークの物性に応じ
た適宜スプリングバツク量を目越して余分に折曲
げるようにしている。例えば、端縁を90°に折曲
げる場合には鋭角に折曲げる。
がら板の変形が目的の形状に一致しなくなるスプ
リングバツクが起こる。この現象は、被加工材の
弾性限度や引張強さ、曲げ半径、曲げ角度等によ
つてその程度が異なる。そこで、一般の折曲げ作
業においては、作業条件及びワークの物性に応じ
た適宜スプリングバツク量を目越して余分に折曲
げるようにしている。例えば、端縁を90°に折曲
げる場合には鋭角に折曲げる。
したがつて、ブランクの前端縁をブランクホル
ダと近接してほぼ直交方向に移動する折曲げブレ
ード(以下単にブレードともいう)によつて折曲
げる折曲げ機にあつては、スプリングバツクを見
越して鋭角にブランクを曲げるためブレードをブ
ランクホルダ側へさらに押込んで折曲げる折曲げ
加工方法が必要となる。
ダと近接してほぼ直交方向に移動する折曲げブレ
ード(以下単にブレードともいう)によつて折曲
げる折曲げ機にあつては、スプリングバツクを見
越して鋭角にブランクを曲げるためブレードをブ
ランクホルダ側へさらに押込んで折曲げる折曲げ
加工方法が必要となる。
そこで、このような折曲げ加工方法を行なうた
めに従来用いられている折曲げ機を示すと、第4
〜5図に示されるようなものがある。
めに従来用いられている折曲げ機を示すと、第4
〜5図に示されるようなものがある。
図示する従来の折り曲げ機にあつては、折曲げ
ブレード101と該ブレード101を支持するブ
レードホルダ102との間にブレード101を押
し出す2種のアクチユエータ103,104とブ
レード101のストロークエンドを定める楔部材
105,106とを組合わせて介在させることに
よりブレード101とブランクホルダ107との
間のクリアランス(間〓)Sの調整、つまり曲げ
角度の調節を可能としている(実開昭58−147624
号)。この折曲げ機によると、ブレードホルダ1
02の上下動によつてある程度折曲げられたブラ
ンクWの前端縁W1がアクチユエータ103の働
きで楔部材105に突き当たるまでブランクホル
ダ107側へ押し込まれるブレード101により
スプリングバツクを見越した位置まで更に深く折
曲げられる。
ブレード101と該ブレード101を支持するブ
レードホルダ102との間にブレード101を押
し出す2種のアクチユエータ103,104とブ
レード101のストロークエンドを定める楔部材
105,106とを組合わせて介在させることに
よりブレード101とブランクホルダ107との
間のクリアランス(間〓)Sの調整、つまり曲げ
角度の調節を可能としている(実開昭58−147624
号)。この折曲げ機によると、ブレードホルダ1
02の上下動によつてある程度折曲げられたブラ
ンクWの前端縁W1がアクチユエータ103の働
きで楔部材105に突き当たるまでブランクホル
ダ107側へ押し込まれるブレード101により
スプリングバツクを見越した位置まで更に深く折
曲げられる。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、この折曲げ機は、ブレードホル
ダ102に対し、ブレード101を水平移動可能
に支持させるため、多数のアクチユエータ10
3,104と楔105,106とを狭溢な場所に
組込む必要が有り、構造が複雑で高価なものとな
る欠点がある。しかも、曲げ角度を調節するため
には、まずアクチユエータ104を作動させてブ
レード101を押出しアクチユエータ103とブ
レード101との間に〓間を設け、次いで所望の
折曲げ角度が得られる位置までブレード101を
埋込み可能とするため、楔105,106を僅か
の範囲において微妙に移動させてアクチユエータ
103のストロークエンドを設定し、再びアクチ
ユエータ104を縮動させてブレード101を元
の位置に復帰させるという複雑な操作を必要とす
る。また、この折曲げ機は、ブレードを平行移動
させなければならないが、アクチユエータ10
3,104が多数であるため同期が取り難くくか
つ摩擦力の影響が排除し得ないことから、困難で
ある。しかも、多数のアクチユエータ103,1
04と位置決め用の楔105,106とを介在さ
せ、これらを以てブレード101の反力を受け支
えるようにしているので、剛性メンバーたるブレ
ードホルダ102に直接固定する場合に比べて剛
性が極めて劣り、折曲げ精度も低下する欠点があ
る。更に、ブレード101の移動範囲が狭いとこ
ろから、ブレード101とブランクホルダ107
との間のクリアランスをほぼ板厚程度に取らざる
を得ず、多大の折曲げ力を要するばかりかしごき
傷を残すことが多い。
ダ102に対し、ブレード101を水平移動可能
に支持させるため、多数のアクチユエータ10
3,104と楔105,106とを狭溢な場所に
組込む必要が有り、構造が複雑で高価なものとな
る欠点がある。しかも、曲げ角度を調節するため
には、まずアクチユエータ104を作動させてブ
レード101を押出しアクチユエータ103とブ
レード101との間に〓間を設け、次いで所望の
折曲げ角度が得られる位置までブレード101を
埋込み可能とするため、楔105,106を僅か
の範囲において微妙に移動させてアクチユエータ
103のストロークエンドを設定し、再びアクチ
ユエータ104を縮動させてブレード101を元
の位置に復帰させるという複雑な操作を必要とす
る。また、この折曲げ機は、ブレードを平行移動
させなければならないが、アクチユエータ10
3,104が多数であるため同期が取り難くくか
つ摩擦力の影響が排除し得ないことから、困難で
ある。しかも、多数のアクチユエータ103,1
04と位置決め用の楔105,106とを介在さ
せ、これらを以てブレード101の反力を受け支
えるようにしているので、剛性メンバーたるブレ
ードホルダ102に直接固定する場合に比べて剛
性が極めて劣り、折曲げ精度も低下する欠点があ
る。更に、ブレード101の移動範囲が狭いとこ
ろから、ブレード101とブランクホルダ107
との間のクリアランスをほぼ板厚程度に取らざる
を得ず、多大の折曲げ力を要するばかりかしごき
傷を残すことが多い。
そこで本発明は、簡単な操作で所望の曲げ程度
を容易かつ正確に得ることができる折曲げ加工方
法を提供すること目的とする。
を容易かつ正確に得ることができる折曲げ加工方
法を提供すること目的とする。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
斯る目的を達成するための本発明は、ブランク
ホルダに挾持されたブランクの前端縁を、偏心部
材を介して本体フレームに揺動可能に取付けられ
たロツカーアームの先端部に位置すると共に前記
ブランクホルダと近接してほぼ直交方向に移動す
る折曲げブレードによつて折曲げる折曲げ加工方
法であつて、前記偏心部材の揺動端を調整可能に
定めるストツパを、前記折曲げブレードと前記ブ
ランクホルダとの間に形成された前記ブランクの
板厚よりも大きいクリアランスを前記ロツカーア
ームに与える第1位置に調節し、前記偏心部材を
回動させる第1アクチユエータを、前記偏心部材
が前記第1位置にある前記ストツパに当接するま
で駆動し、前記ロツカーアームを揺動させる第2
クチユエータを駆動して前記折曲げブレードによ
り前記前端縁を第1の角度に折曲げた後に、前記
ストツパを、前記第1の角度に折曲げられた前記
前端縁をスプリングバツクを見越した第2の角度
までさらに折曲げる水平移動量を前記ロツカーア
ームに与える第2位置に調節し、前記第1アクチ
ユエータを、前記偏心部材が前記第2位置にある
前記ストツパに当接するまで駆動し、前記ロツカ
ーアームに前記ブランクホルダ側への水平方向の
変位を与えて前記折曲げブレードにより前記前端
縁を前記第2の角度までさらに折曲げるようにし
たことを特徴とする折曲げ加工方法である。
ホルダに挾持されたブランクの前端縁を、偏心部
材を介して本体フレームに揺動可能に取付けられ
たロツカーアームの先端部に位置すると共に前記
ブランクホルダと近接してほぼ直交方向に移動す
る折曲げブレードによつて折曲げる折曲げ加工方
法であつて、前記偏心部材の揺動端を調整可能に
定めるストツパを、前記折曲げブレードと前記ブ
ランクホルダとの間に形成された前記ブランクの
板厚よりも大きいクリアランスを前記ロツカーア
ームに与える第1位置に調節し、前記偏心部材を
回動させる第1アクチユエータを、前記偏心部材
が前記第1位置にある前記ストツパに当接するま
で駆動し、前記ロツカーアームを揺動させる第2
クチユエータを駆動して前記折曲げブレードによ
り前記前端縁を第1の角度に折曲げた後に、前記
ストツパを、前記第1の角度に折曲げられた前記
前端縁をスプリングバツクを見越した第2の角度
までさらに折曲げる水平移動量を前記ロツカーア
ームに与える第2位置に調節し、前記第1アクチ
ユエータを、前記偏心部材が前記第2位置にある
前記ストツパに当接するまで駆動し、前記ロツカ
ーアームに前記ブランクホルダ側への水平方向の
変位を与えて前記折曲げブレードにより前記前端
縁を前記第2の角度までさらに折曲げるようにし
たことを特徴とする折曲げ加工方法である。
(作用)
先ず、ストツパを第1位置に調節した後、第1
アクチユエータを駆動して偏心部材を第1位置に
あるストツパに当接させると、ロツカーアームに
は、ブランクの板厚よりも大きいクリアランスが
与えられる。
アクチユエータを駆動して偏心部材を第1位置に
あるストツパに当接させると、ロツカーアームに
は、ブランクの板厚よりも大きいクリアランスが
与えられる。
次ぎに、第2アクチユエータによりロツカーア
ームを揺動させ、折曲げブレードによりブランク
の前端縁を第1の角度に折曲げる。このとき、第
1のクリアランスはブランクの板厚よりも大きい
ため、ブランクの角は強くしごかれることなく曲
げられるので、ブランクに傷が付くことはない。
ームを揺動させ、折曲げブレードによりブランク
の前端縁を第1の角度に折曲げる。このとき、第
1のクリアランスはブランクの板厚よりも大きい
ため、ブランクの角は強くしごかれることなく曲
げられるので、ブランクに傷が付くことはない。
この第1段階の折り曲げ加工が完了した後、ス
トツパを第2位置に調節する。
トツパを第2位置に調節する。
そして、第1アクチユエータを駆動して偏心部
材を第2位置にあるストツパに当接させると、ロ
ツカーアームは水平移動量が与えられてブランク
ホルダ側へ水平方向に変位するため、第1の角度
に折曲げられた前記前端縁は、スプリングバツク
を見越した第2の角度までさらに折曲げられるこ
とになる。
材を第2位置にあるストツパに当接させると、ロ
ツカーアームは水平移動量が与えられてブランク
ホルダ側へ水平方向に変位するため、第1の角度
に折曲げられた前記前端縁は、スプリングバツク
を見越した第2の角度までさらに折曲げられるこ
とになる。
(実施例)
以下、本発明の折曲げ加工方法について、これ
を具体化した折曲げ機をもとに詳細に説明する。
を具体化した折曲げ機をもとに詳細に説明する。
第1図は、本発明の折曲げ加工方法を具体化し
た折曲げ機の一実施例を概略で示す原理図であ
る。
た折曲げ機の一実施例を概略で示す原理図であ
る。
この折曲げ機は、折曲げ機の本体を構成する本
体フレーム5に固定された下型2と、ラム4に取
付けられ前記下型に向けて昇降する上型1とを有
している。この上型1と前記下型2とにより、ブ
ランクWを保持するブランクホルダ3が構成され
ている。また本折曲げ機は、折曲げブレード(以
下ブレードとも略称する)6が先端に配置された
ロツカーアーム7を有しており、この折曲げブレ
ードによつて、前記ブランクホルダ3に保持され
たブランクWの突出した前端縁W1部分を上下方
向に折曲げるようになつている。前記ロツカーア
ーム7を前記上下型1,2に向けて水平移動させ
る駆動用の第1アクチユエータ8が前記本体フレ
ーム5に取付けられており、また、前記ロツカー
アーム7を前記上下型に対して揺動させる駆動用
の第2アクチユエータ9,10が前記本体フレー
ム5に取付けられている。
体フレーム5に固定された下型2と、ラム4に取
付けられ前記下型に向けて昇降する上型1とを有
している。この上型1と前記下型2とにより、ブ
ランクWを保持するブランクホルダ3が構成され
ている。また本折曲げ機は、折曲げブレード(以
下ブレードとも略称する)6が先端に配置された
ロツカーアーム7を有しており、この折曲げブレ
ードによつて、前記ブランクホルダ3に保持され
たブランクWの突出した前端縁W1部分を上下方
向に折曲げるようになつている。前記ロツカーア
ーム7を前記上下型1,2に向けて水平移動させ
る駆動用の第1アクチユエータ8が前記本体フレ
ーム5に取付けられており、また、前記ロツカー
アーム7を前記上下型に対して揺動させる駆動用
の第2アクチユエータ9,10が前記本体フレー
ム5に取付けられている。
前記ブランクホルダ3を構成する上型1と下型
2とは、通常少なくともその前端面及び両側端面
が内方に傾斜する逃げ面を有し、ブランクWの縁
部を直角以上に折曲げ得るように設けられてい
る。また、上型1はブランクWの幅に合わせて型
幅を変更可能な分割型に構成されている。例え
ば、本実施例の場合、薄板から成るセグメント型
11とその両端に位置する一対のブロツク型(図
示省略)との組み合わせによつて所定幅の上型1
を形成するものであつて、所望数量のセグメント
型11を型中心から左右に同量抽出してブロツク
型間に反転挿入するようにしたものである。尚、
この上型1は本体フレーム側のラム4に装着さ
れ、フレーム頂部の駆動シリンダ12の働きによ
つて自在に昇降し得るように設けられている。一
方、両端に設けられた同軸上のギヤ13がフレー
ム5に固着されたラツク14と夫々噛合すること
によつて左右の動きが同調して滑らかに真直ぐ昇
降する。
2とは、通常少なくともその前端面及び両側端面
が内方に傾斜する逃げ面を有し、ブランクWの縁
部を直角以上に折曲げ得るように設けられてい
る。また、上型1はブランクWの幅に合わせて型
幅を変更可能な分割型に構成されている。例え
ば、本実施例の場合、薄板から成るセグメント型
11とその両端に位置する一対のブロツク型(図
示省略)との組み合わせによつて所定幅の上型1
を形成するものであつて、所望数量のセグメント
型11を型中心から左右に同量抽出してブロツク
型間に反転挿入するようにしたものである。尚、
この上型1は本体フレーム側のラム4に装着さ
れ、フレーム頂部の駆動シリンダ12の働きによ
つて自在に昇降し得るように設けられている。一
方、両端に設けられた同軸上のギヤ13がフレー
ム5に固着されたラツク14と夫々噛合すること
によつて左右の動きが同調して滑らかに真直ぐ昇
降する。
上型1全体を支持するラム4には折曲げ加工時
の上型1の湾曲を防止して真直ぐな折れ曲げ線が
得られるようにバツクアツプ装置15が設けられ
ている。このバツクアツプ装置15は、ラム4と
一体成形されたバツクアツプヒール16と、本体
フレーム5側に調整移動可能に取付けられたボツ
クアツプブロツク17とから成り、ブランクホル
ダ3を閉じる際に両者が係合して曲げ加工時に上
型1が後方へ押し戻されるのを防止するように相
対的に上型1を後押しするようにしている。尚、
バツクアツプブロツク17は位置調整用ねじ棒1
8を有しそのねじ棒18を本体フレーム5に固着
されたブラケツト19に貫通させて位置調整用ナ
ツト20と螺合させることにより、バツクアツプ
量を調整可能としている。
の上型1の湾曲を防止して真直ぐな折れ曲げ線が
得られるようにバツクアツプ装置15が設けられ
ている。このバツクアツプ装置15は、ラム4と
一体成形されたバツクアツプヒール16と、本体
フレーム5側に調整移動可能に取付けられたボツ
クアツプブロツク17とから成り、ブランクホル
ダ3を閉じる際に両者が係合して曲げ加工時に上
型1が後方へ押し戻されるのを防止するように相
対的に上型1を後押しするようにしている。尚、
バツクアツプブロツク17は位置調整用ねじ棒1
8を有しそのねじ棒18を本体フレーム5に固着
されたブラケツト19に貫通させて位置調整用ナ
ツト20と螺合させることにより、バツクアツプ
量を調整可能としている。
ブランクホルダ3によつて保持されたブランク
Wの前端縁W1部分を折曲げるブレード6は、ブ
ランクWに対してほぼ直交するように揺動するロ
ツカーアーム7の先端のC字型ブレードホルダ2
1に取付けられ、ブランクホルダ3の直前をほぼ
上下方向に通過する。このブレード6は、閉じた
状態のブランクホルダ3の先端形状に対応する略
く字形の折曲げ加工面を有し、C字型ブレードホ
ルダ21の上下端に夫々固定されている。
Wの前端縁W1部分を折曲げるブレード6は、ブ
ランクWに対してほぼ直交するように揺動するロ
ツカーアーム7の先端のC字型ブレードホルダ2
1に取付けられ、ブランクホルダ3の直前をほぼ
上下方向に通過する。このブレード6は、閉じた
状態のブランクホルダ3の先端形状に対応する略
く字形の折曲げ加工面を有し、C字型ブレードホ
ルダ21の上下端に夫々固定されている。
前記ロツカーアーム7は、第1図及び第2図に
示すように、偏心部材22を介して本体フレーム
5に取り付けられ、この偏心部材22上に位置す
るロツカーアーム7の回転中心O2を中心として
揺動可能に設けられている。このロツカーアーム
7先端のブレードホルダ21部分には、当該アー
ム7を駆動する第2アクチユエータ9,10が上
下に配して夫々備えられ、両第2アクチユエータ
9,10の同時駆動によつて任意方向に所定範囲
内で自在に揺動しかつ任意位置に停止し得るよう
に設けられている。また第2アクチユエータ9,
10は複動式油圧シリンダから成り、上方の第2
アクチユエータ9の第1室と下方の第2アクチユ
エータ10の第2室、及び、上方の第2アクチユ
エータ9の第2室の下方の第2アクチユエータ1
0の第1室とが夫々連結され、一方の第2アクチ
ユエータ9若しくは10を伸長させるのと同時に
他方の第2アクチユエータ10若しくは9を縮長
させるように配管されている。これによつてロツ
カーアーム7は押し上げられると同時に引上げら
れ、あるいは押し下げられると同時に引下げら
れ、移動抵抗を軽減して迅速かつ滑らかに上下方
向に揺動可能となる。尚、本明細書において第1
室とはピストンロツドが占位する側の室、第2室
とはその反対側の室を指す。
示すように、偏心部材22を介して本体フレーム
5に取り付けられ、この偏心部材22上に位置す
るロツカーアーム7の回転中心O2を中心として
揺動可能に設けられている。このロツカーアーム
7先端のブレードホルダ21部分には、当該アー
ム7を駆動する第2アクチユエータ9,10が上
下に配して夫々備えられ、両第2アクチユエータ
9,10の同時駆動によつて任意方向に所定範囲
内で自在に揺動しかつ任意位置に停止し得るよう
に設けられている。また第2アクチユエータ9,
10は複動式油圧シリンダから成り、上方の第2
アクチユエータ9の第1室と下方の第2アクチユ
エータ10の第2室、及び、上方の第2アクチユ
エータ9の第2室の下方の第2アクチユエータ1
0の第1室とが夫々連結され、一方の第2アクチ
ユエータ9若しくは10を伸長させるのと同時に
他方の第2アクチユエータ10若しくは9を縮長
させるように配管されている。これによつてロツ
カーアーム7は押し上げられると同時に引上げら
れ、あるいは押し下げられると同時に引下げら
れ、移動抵抗を軽減して迅速かつ滑らかに上下方
向に揺動可能となる。尚、本明細書において第1
室とはピストンロツドが占位する側の室、第2室
とはその反対側の室を指す。
前記ロツカーアーム7を回転可能に取付けた偏
心部材22は、それ自体の本体フレーム5に対す
る回転中心O1に対してcだけ偏心させた位置に
ロツカーアーム7の回転中心O2を有する円板で
あつて、その周縁の一部が径方向に突出したリン
ク部分22aには、第1アクチユエータ8が連結
され、これによつて任意に揺動し得るようになつ
ている。また、第1アクチユエータ8は、前記第
2アクチユエータ9,10と同様に油圧シリンダ
から成る。
心部材22は、それ自体の本体フレーム5に対す
る回転中心O1に対してcだけ偏心させた位置に
ロツカーアーム7の回転中心O2を有する円板で
あつて、その周縁の一部が径方向に突出したリン
ク部分22aには、第1アクチユエータ8が連結
され、これによつて任意に揺動し得るようになつ
ている。また、第1アクチユエータ8は、前記第
2アクチユエータ9,10と同様に油圧シリンダ
から成る。
そして、前記偏心部材22の回動は、ロツカー
アーム7の回転中心の移動、換言すれば、ブレー
ド6のブランクホルダ3に対する接近量の変更を
意味し、ブランクWの折曲げ角度を変化させるこ
とになる。そこで、この偏心部材22の回動量を
制御するため偏心部材22の揺動端を調整可能に
定めるストツパ23が第1アクチユエータ8と対
向する位置に設けられている。
アーム7の回転中心の移動、換言すれば、ブレー
ド6のブランクホルダ3に対する接近量の変更を
意味し、ブランクWの折曲げ角度を変化させるこ
とになる。そこで、この偏心部材22の回動量を
制御するため偏心部材22の揺動端を調整可能に
定めるストツパ23が第1アクチユエータ8と対
向する位置に設けられている。
このストツパ23は、本実施例の場合、正逆回
転可能なスクリユーロツド24と、これに螺合す
る雌ねじを螺設したブラケツト25とから成り、
任意に或いはプログラムに従つて適宜スクリユー
ロツド24を第1アクチユエータ8に向けて突出
するものである。そして、このストツパ23にお
けるスクリユーロツド24の先端は、折曲げブレ
ード6とブランクホルダ3との間に形成された前
記ブランクWの板厚tよりも大きいクリアランス
をロツカーアーム7に与える第1位置と、第1ア
クチユエータ8に対して前記第1位置より後退
し、第1の角度に折曲げられた前端縁W1をスプ
リングバツクを見越した第2の角度までさらに折
曲げる水平移動量をロツカーアーム7に与える第
2位置とに移動調整可能となつている。
転可能なスクリユーロツド24と、これに螺合す
る雌ねじを螺設したブラケツト25とから成り、
任意に或いはプログラムに従つて適宜スクリユー
ロツド24を第1アクチユエータ8に向けて突出
するものである。そして、このストツパ23にお
けるスクリユーロツド24の先端は、折曲げブレ
ード6とブランクホルダ3との間に形成された前
記ブランクWの板厚tよりも大きいクリアランス
をロツカーアーム7に与える第1位置と、第1ア
クチユエータ8に対して前記第1位置より後退
し、第1の角度に折曲げられた前端縁W1をスプ
リングバツクを見越した第2の角度までさらに折
曲げる水平移動量をロツカーアーム7に与える第
2位置とに移動調整可能となつている。
次ぎに、本実施例の作用を説明する。
以上のように構成された折曲げ機によると、簡
潔かつ迅速な操作で板状ワークの折曲げ加工が傷
なく実施できる。
潔かつ迅速な操作で板状ワークの折曲げ加工が傷
なく実施できる。
先ず、あらかじめプログラムに入力されたブラ
ンク寸法及び作業手順等に基づいて上型1が所定
幅に形成される。次いで、上昇した上型1と下型
2とにより構成されるブランクホルダ3に、図示
しない前面テーブルにおいて幅決めされたブラン
クWが送り込まれる。そして、ブランクWの前端
縁W1をブランクホルダ3から所定量突出した状
態で位置決めし、上型1が下降して前記ブランク
Wが挟持される。
ンク寸法及び作業手順等に基づいて上型1が所定
幅に形成される。次いで、上昇した上型1と下型
2とにより構成されるブランクホルダ3に、図示
しない前面テーブルにおいて幅決めされたブラン
クWが送り込まれる。そして、ブランクWの前端
縁W1をブランクホルダ3から所定量突出した状
態で位置決めし、上型1が下降して前記ブランク
Wが挟持される。
このようにして、ブランクWの挟持が終了する
と、ストツパ23のスクリユーロツド24を、そ
の先端位置が前記第1位置になるまで第1アクチ
ユエータ8側に向けて突出させる。そして、この
第1位置にあるストツパ23のスクリユーロツド
24に偏心部材22が当接するまで、偏心部材2
2を第1アクチユエータ8の駆動によつて回動さ
せる。これにより、ロツカーアーム7には、ブラ
ンクWの板厚t以上の所定間隔に設定された前記
クリアランスSが与えられることになる。
と、ストツパ23のスクリユーロツド24を、そ
の先端位置が前記第1位置になるまで第1アクチ
ユエータ8側に向けて突出させる。そして、この
第1位置にあるストツパ23のスクリユーロツド
24に偏心部材22が当接するまで、偏心部材2
2を第1アクチユエータ8の駆動によつて回動さ
せる。これにより、ロツカーアーム7には、ブラ
ンクWの板厚t以上の所定間隔に設定された前記
クリアランスSが与えられることになる。
次いで、ブランクWの前端縁W1を90°上方に折
曲げる場合には、その状態のまま上下の第2アク
チユエータ9,10を同時に駆動させてロツカー
アーム7を上方に速やかに揺動させる。この揺動
に伴つて上昇するブレード6によつてブランクホ
ルダ3から突出した前端縁W1は緩やかな第1の
角度に折曲げられる。このとき、ブレード6とブ
ランクホルダ3との間は板厚t以上のクリアラン
ス、好ましくは2.5t程度の〓間が設けられてお
り、ブランクWの角が強くしごかれることなく曲
げられるので傷が付かない。
曲げる場合には、その状態のまま上下の第2アク
チユエータ9,10を同時に駆動させてロツカー
アーム7を上方に速やかに揺動させる。この揺動
に伴つて上昇するブレード6によつてブランクホ
ルダ3から突出した前端縁W1は緩やかな第1の
角度に折曲げられる。このとき、ブレード6とブ
ランクホルダ3との間は板厚t以上のクリアラン
ス、好ましくは2.5t程度の〓間が設けられてお
り、ブランクWの角が強くしごかれることなく曲
げられるので傷が付かない。
ブレード6が所定位置まで上昇しブランクWの
前端縁W1を緩やかな第1の角度に折曲げ終えた
後、その状態を維持したままプログラムに従つて
ストツパ23のスクリユーロツド24を、その先
端位置が前記第2位置になるまで第1アクチユエ
ータ8に対して所定量後退させる。これによつ
て、偏心部材22の揺動端は、第1の角度に折曲
げられた前端縁W1をスプリングバツクを見越し
た第2の角度までさらに折曲げる水平移動量を前
記ロツカーアーム7に与え得る位置に変更される
ことになる。
前端縁W1を緩やかな第1の角度に折曲げ終えた
後、その状態を維持したままプログラムに従つて
ストツパ23のスクリユーロツド24を、その先
端位置が前記第2位置になるまで第1アクチユエ
ータ8に対して所定量後退させる。これによつ
て、偏心部材22の揺動端は、第1の角度に折曲
げられた前端縁W1をスプリングバツクを見越し
た第2の角度までさらに折曲げる水平移動量を前
記ロツカーアーム7に与え得る位置に変更される
ことになる。
そして、前記第2位置にあるストツパ23のス
クリユーロツド24に偏心部材22が当接するま
で、偏心部材22を第1アクチユエータ8の駆動
によつて回動させる。これにより、偏心部材22
上に回転中心O2を有するロツカーアーム7は、
ブランクホルダ3側へ水平移動即ち押込まれ、ブ
ランクWの前端縁W1をブレード6によりスプリ
ングバツク量を目越した第2の角度まで更に深く
折曲げる(第3図参照)。このロツカーアーム7
の水平移動量は、回動した偏心部材22の水平方
向移動成分と一致し、最大偏心量cの2倍の範囲
で設定し得るものである。
クリユーロツド24に偏心部材22が当接するま
で、偏心部材22を第1アクチユエータ8の駆動
によつて回動させる。これにより、偏心部材22
上に回転中心O2を有するロツカーアーム7は、
ブランクホルダ3側へ水平移動即ち押込まれ、ブ
ランクWの前端縁W1をブレード6によりスプリ
ングバツク量を目越した第2の角度まで更に深く
折曲げる(第3図参照)。このロツカーアーム7
の水平移動量は、回動した偏心部材22の水平方
向移動成分と一致し、最大偏心量cの2倍の範囲
で設定し得るものである。
このように本実施例では、クリアランスと水平
移動量とを設定するのに必要な偏心量を規定する
ための手段(すなわちストツパ23)と、この偏
心量に応じて偏心部材22を回動するための手段
(すなわち第1アクチユエータ8)とが別個の手
段であるため、以下に示す利点がある。
移動量とを設定するのに必要な偏心量を規定する
ための手段(すなわちストツパ23)と、この偏
心量に応じて偏心部材22を回動するための手段
(すなわち第1アクチユエータ8)とが別個の手
段であるため、以下に示す利点がある。
つまり、第1アクチユエータ8を成す油圧シリ
ンダは、一般的に、そのピストンロツドを前進限
位置あるいは後進位置の2点に正確に駆動するこ
とはできるが、前進限と後進限との間の任意の中
間位置にピストンロツドを正確に駆動し、かつ、
その位置で停止させることはできない。従つて、
油圧シリンダのピストンロツドのストローク長を
調節するだけでは、偏心量の規定と当該偏心量に
応じて偏心部材22を回動させることの2つの動
作を同時に正確に行うことはできないため、結
局、前端縁W1の折り曲げ加工を正確になし得る
ことができなくなる。この折り曲げ加工を正確に
行うためには、偏心部材22の回動量に基づいて
偏心量を検出する手段や、所定の偏心量を検出し
たときにピストンロツドをその位置で保持する手
段等の付帯設備が必要となるため、折曲げ機が大
型化したり高価なものとなつてしまう。これに対
して、本実施例のように偏心量を規定するための
専用の手段としてストツパ23を設けると、ピス
トンロツドのストローク長を調節するような制
御、付帯設備は不要となり、折曲げ機を大型化す
ることなく折り曲げ加工を正確に行えるという利
点が生じる。
ンダは、一般的に、そのピストンロツドを前進限
位置あるいは後進位置の2点に正確に駆動するこ
とはできるが、前進限と後進限との間の任意の中
間位置にピストンロツドを正確に駆動し、かつ、
その位置で停止させることはできない。従つて、
油圧シリンダのピストンロツドのストローク長を
調節するだけでは、偏心量の規定と当該偏心量に
応じて偏心部材22を回動させることの2つの動
作を同時に正確に行うことはできないため、結
局、前端縁W1の折り曲げ加工を正確になし得る
ことができなくなる。この折り曲げ加工を正確に
行うためには、偏心部材22の回動量に基づいて
偏心量を検出する手段や、所定の偏心量を検出し
たときにピストンロツドをその位置で保持する手
段等の付帯設備が必要となるため、折曲げ機が大
型化したり高価なものとなつてしまう。これに対
して、本実施例のように偏心量を規定するための
専用の手段としてストツパ23を設けると、ピス
トンロツドのストローク長を調節するような制
御、付帯設備は不要となり、折曲げ機を大型化す
ることなく折り曲げ加工を正確に行えるという利
点が生じる。
また、1つの油圧シリンダのみで偏心量の規定
と当該偏心量に応じて作動体を回動させるため
に、ピストンロツドに連結されたラツク、歯車を
介して作動体を回動させる技術も考えられるが、
前述したようにピストンロツドのストローク長を
調節するだけでは2つの動作を正確に行えない以
上、上記技術でも折り曲げ加工を正確に行えない
ものである。更に、ラツクと歯車を使用するた
め、強度的な問題や、バツクラツシユの問題も生
じることになる。
と当該偏心量に応じて作動体を回動させるため
に、ピストンロツドに連結されたラツク、歯車を
介して作動体を回動させる技術も考えられるが、
前述したようにピストンロツドのストローク長を
調節するだけでは2つの動作を正確に行えない以
上、上記技術でも折り曲げ加工を正確に行えない
ものである。更に、ラツクと歯車を使用するた
め、強度的な問題や、バツクラツシユの問題も生
じることになる。
尚、本実施例では、前述のクリアランスSの設
定と、ブレード6の上昇によつて折曲げられたブ
ランク前端W1を更に深く折曲げるためのブレー
ド6の水平移動量の設定とを一つのストツパ23
によつて実施しているが、夫々に対応する別個の
ストツパないし位置決め手段・コントロール装置
を装備しても良い。
定と、ブレード6の上昇によつて折曲げられたブ
ランク前端W1を更に深く折曲げるためのブレー
ド6の水平移動量の設定とを一つのストツパ23
によつて実施しているが、夫々に対応する別個の
ストツパないし位置決め手段・コントロール装置
を装備しても良い。
曲げ加工完了後、ロツカーアーム7は第1アク
チユエータ8の逆作動によりブランクホルダ3か
ら水平方向に後退し、次いで上下の第2アクチユ
エータ9,10の逆作動によつて適宜待避位置ま
で下降して次の作業に備える。ここで、ロツカー
アーム7ひいてはブレード6の待避位置は、無駄
な昇降移動を省くため、リミツトスイツチL1,
L2,L3,L4を利用してブランクWの加工条件等
に対応させて適宜変更する。リミツトスイツチ
L1,L2を第2アクチユエータ10の両ストロー
クエンドの近傍に設けて上下のブレード6の上昇
端ないし下降端を決定する一方、これらの間にブ
レード6の待避位置を定めるリミツトスイツチを
必要なだけ例えば下側ブレード6がブランクホル
ダ3の直下に位置する地点及び上側ブレード6が
ブランクホルダ3の直上に位置する地点に対応す
る位置にリミツトスイツチL3,L4を夫々設
け、使用しようとする側のブレード6をブランク
ホルダ3の近傍に待避させて無駄な動きを防ぐよ
うにしている。したがつて、ブレード6はプログ
ラムに従いあるいは手動操作により次の折曲げ方
向に合せてブレードをL3位置ないしL4位置の
いずれかに待避させ、ストロークの無駄を省くよ
うにしている。
チユエータ8の逆作動によりブランクホルダ3か
ら水平方向に後退し、次いで上下の第2アクチユ
エータ9,10の逆作動によつて適宜待避位置ま
で下降して次の作業に備える。ここで、ロツカー
アーム7ひいてはブレード6の待避位置は、無駄
な昇降移動を省くため、リミツトスイツチL1,
L2,L3,L4を利用してブランクWの加工条件等
に対応させて適宜変更する。リミツトスイツチ
L1,L2を第2アクチユエータ10の両ストロー
クエンドの近傍に設けて上下のブレード6の上昇
端ないし下降端を決定する一方、これらの間にブ
レード6の待避位置を定めるリミツトスイツチを
必要なだけ例えば下側ブレード6がブランクホル
ダ3の直下に位置する地点及び上側ブレード6が
ブランクホルダ3の直上に位置する地点に対応す
る位置にリミツトスイツチL3,L4を夫々設
け、使用しようとする側のブレード6をブランク
ホルダ3の近傍に待避させて無駄な動きを防ぐよ
うにしている。したがつて、ブレード6はプログ
ラムに従いあるいは手動操作により次の折曲げ方
向に合せてブレードをL3位置ないしL4位置の
いずれかに待避させ、ストロークの無駄を省くよ
うにしている。
ブレード待避後、ブランクホルダ3の上型1を
インチング上昇させてブランクWを自由にし、折
曲げられたブランク前端縁W1と上型1との干渉
を回避するためあるいはブランク前端縁W1を更
に折曲げるためブランクWを前方へ適量送り込
む。次いで、上型1を抜いてブランクWの取出し
を図るか、あるいは再びブランクホルダ3を閉じ
て更に折曲げ加工を上述の手順に従つて行う。ま
た、取出されたブランクWは未加工辺が残つてい
る場合には図示しないブランク搬入搬出装置にお
いて水平面で回転させ、未加工辺を前端縁として
割出した後再びブランクホルダ3内へ送り込む。
勿論、予定された辺が全て折曲げられた所望の製
品とされたものは図示しない前面テーブルまで取
出された後図示しないマグネツトコンベアなどに
よつて搬出される。
インチング上昇させてブランクWを自由にし、折
曲げられたブランク前端縁W1と上型1との干渉
を回避するためあるいはブランク前端縁W1を更
に折曲げるためブランクWを前方へ適量送り込
む。次いで、上型1を抜いてブランクWの取出し
を図るか、あるいは再びブランクホルダ3を閉じ
て更に折曲げ加工を上述の手順に従つて行う。ま
た、取出されたブランクWは未加工辺が残つてい
る場合には図示しないブランク搬入搬出装置にお
いて水平面で回転させ、未加工辺を前端縁として
割出した後再びブランクホルダ3内へ送り込む。
勿論、予定された辺が全て折曲げられた所望の製
品とされたものは図示しない前面テーブルまで取
出された後図示しないマグネツトコンベアなどに
よつて搬出される。
このように、本発明の折曲げ加工方法を具体化
した折曲げ機にあつては、偏心部材22を所定量
回動させるだけの簡単な操作で折曲げブレード6
とブランクホルダ3との間に形成されるクリアラ
ンスSを迅速に変更し、かつ、折曲げブレード6
の水平移動即ちブランクホルダ3側への折曲げブ
レード6の押込みが可能となる。これによつて、
折曲げ加工完了後、鈍角、鋭角を問わず直ちに曲
げ角度の設定を変更することが従来のものに比し
て極めて容易かつ迅速に行うことができ、多品種
少量生産における折曲げに好適である。
した折曲げ機にあつては、偏心部材22を所定量
回動させるだけの簡単な操作で折曲げブレード6
とブランクホルダ3との間に形成されるクリアラ
ンスSを迅速に変更し、かつ、折曲げブレード6
の水平移動即ちブランクホルダ3側への折曲げブ
レード6の押込みが可能となる。これによつて、
折曲げ加工完了後、鈍角、鋭角を問わず直ちに曲
げ角度の設定を変更することが従来のものに比し
て極めて容易かつ迅速に行うことができ、多品種
少量生産における折曲げに好適である。
しかも、単一の第1アクチユエータ8によつて
折曲げブレード6を支持するロツカーアーム7全
体を水平移動させるようにしたので、剛性が高
く、折曲げブレード6のみを移動させる場合と異
なり作動が確実であると共に、ブランクWをスプ
リングバツク量を見越した所定角度に確実に折り
曲げることができる。
折曲げブレード6を支持するロツカーアーム7全
体を水平移動させるようにしたので、剛性が高
く、折曲げブレード6のみを移動させる場合と異
なり作動が確実であると共に、ブランクWをスプ
リングバツク量を見越した所定角度に確実に折り
曲げることができる。
また、この折り曲げ機は多数のアクチユエータ
と複雑な楔機構を必要とする従来のものと比較し
て、アクチユエータが少なく構造が簡単であるこ
とから極めて安価にできる。更に、この折曲げ機
は、実質的にスプリングバツクを補うためにのみ
ブレードをそれ自体の揺動によつて僅かに水平移
動させている従来のものに比べると、飛躍的に大
幅な範囲でクリアランスを設定できるので、板厚
以上のクリアランスを取つて曲げ加工を実施で
き、折曲げ時の傷も力も少なくて済む。
と複雑な楔機構を必要とする従来のものと比較し
て、アクチユエータが少なく構造が簡単であるこ
とから極めて安価にできる。更に、この折曲げ機
は、実質的にスプリングバツクを補うためにのみ
ブレードをそれ自体の揺動によつて僅かに水平移
動させている従来のものに比べると、飛躍的に大
幅な範囲でクリアランスを設定できるので、板厚
以上のクリアランスを取つて曲げ加工を実施で
き、折曲げ時の傷も力も少なくて済む。
尚、以上説明した折曲げ機は一例であつて、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形
可能である。例えば、偏心部材22の駆動源たる
第1アクチユエータ8はシリンダ方式に限らず揺
動形アクチユエータや油圧モータ等で実施可能で
ある。
発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形
可能である。例えば、偏心部材22の駆動源たる
第1アクチユエータ8はシリンダ方式に限らず揺
動形アクチユエータや油圧モータ等で実施可能で
ある。
[発明の効果]
以上説明したように、本発明は、ブランクホル
ダに挾持されたブランクの前端縁を、偏心部材を
介して本体フレームに揺動可能に取付けられたロ
ツカーアームの先端部に位置すると共に前記ブラ
ンクホルダと近接してほぼ直交方向に移動する折
曲げブレードによつて折曲げる折曲げ加工方法で
あつて、前記偏心部材の揺動端を調整可能に定め
るストツパを、前記折曲げブレードと前記ブラン
クホルダとの間に形成され前記ブランクの板厚よ
りも大きいクリアランスを前記ロツカーアームに
与える第1位置に調節し、前記偏心部材を回動さ
せる第1アクチユエータを、前記偏心部材が前記
第1位置にある前記ストツパに当接するまで駆動
し、前記ロツカーアームを揺動させる第2アクチ
ユエータを駆動して前記折曲げブレードにより前
記前端縁を第1の角度に折曲げた後に、前記スト
ツパを、前記第1の角度に折曲げられた前記前端
縁をスプリングバツクを見越した第2の角度まで
さらに折曲げる水平移動量を前記ロツカーアーム
に与える第2位置に調節し、前記第1アクチユエ
ータを、前記偏心部材が前記第2位置にある前記
ストツパに当接するまで駆動し、前記ロツカーア
ームに前記ブランクホルダ側への水平方向の変位
を与えて前記折曲げブレードにより前記前端縁を
前記第2の角度までさらに折曲げるようにした折
曲げ加工方法であるので、折曲げブレードとブラ
ンクホルダとの間に形成されるクリアランスを迅
速に変更し、かつ、折曲げブレードの水平移動即
ちブランクホルダ側への折曲げブレードの正確な
押込みが可能となり、ブランクの前端部はスプリ
ングバツクを見越した所定の角度に確実に折曲げ
加工されることになる。
ダに挾持されたブランクの前端縁を、偏心部材を
介して本体フレームに揺動可能に取付けられたロ
ツカーアームの先端部に位置すると共に前記ブラ
ンクホルダと近接してほぼ直交方向に移動する折
曲げブレードによつて折曲げる折曲げ加工方法で
あつて、前記偏心部材の揺動端を調整可能に定め
るストツパを、前記折曲げブレードと前記ブラン
クホルダとの間に形成され前記ブランクの板厚よ
りも大きいクリアランスを前記ロツカーアームに
与える第1位置に調節し、前記偏心部材を回動さ
せる第1アクチユエータを、前記偏心部材が前記
第1位置にある前記ストツパに当接するまで駆動
し、前記ロツカーアームを揺動させる第2アクチ
ユエータを駆動して前記折曲げブレードにより前
記前端縁を第1の角度に折曲げた後に、前記スト
ツパを、前記第1の角度に折曲げられた前記前端
縁をスプリングバツクを見越した第2の角度まで
さらに折曲げる水平移動量を前記ロツカーアーム
に与える第2位置に調節し、前記第1アクチユエ
ータを、前記偏心部材が前記第2位置にある前記
ストツパに当接するまで駆動し、前記ロツカーア
ームに前記ブランクホルダ側への水平方向の変位
を与えて前記折曲げブレードにより前記前端縁を
前記第2の角度までさらに折曲げるようにした折
曲げ加工方法であるので、折曲げブレードとブラ
ンクホルダとの間に形成されるクリアランスを迅
速に変更し、かつ、折曲げブレードの水平移動即
ちブランクホルダ側への折曲げブレードの正確な
押込みが可能となり、ブランクの前端部はスプリ
ングバツクを見越した所定の角度に確実に折曲げ
加工されることになる。
第1図は、本発明に係る折曲げ加工方法を具体
化した折曲げ機の一実施例を概略で示す原理図、
第2図は、同実施例のロツカーアーム部分の斜視
図、第3図は、折曲げ加工の概略を説明するブラ
ンクホルダ部の拡大断面図、第4図は、従来の折
曲げ機のブレード支持構造を示す横断面図、第5
図は、第4図の−縮少断面図である。 3……ブランクホルダ、5……本体フレーム、
6……折曲げブレード、7……ロツカーアーム、
8……第1アクチユエータ、9,10……第2ア
クチユエータ、22……偏心部材、23……スト
ツパ、24……スクリユーロツド、W……ブラン
ク、W1……前端縁。
化した折曲げ機の一実施例を概略で示す原理図、
第2図は、同実施例のロツカーアーム部分の斜視
図、第3図は、折曲げ加工の概略を説明するブラ
ンクホルダ部の拡大断面図、第4図は、従来の折
曲げ機のブレード支持構造を示す横断面図、第5
図は、第4図の−縮少断面図である。 3……ブランクホルダ、5……本体フレーム、
6……折曲げブレード、7……ロツカーアーム、
8……第1アクチユエータ、9,10……第2ア
クチユエータ、22……偏心部材、23……スト
ツパ、24……スクリユーロツド、W……ブラン
ク、W1……前端縁。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ブランクホルダ3に挾持されたブランクWの
前端縁W1を偏心部材22を介して本体フレーム
5に揺動可能に取付けられたロツカーアーム7の
先端部に位置すると共に前記ブランクホルダ3と
近接してほぼ直交方向に移動する折曲げブレード
6によつて折曲げる折曲げ加工方法であつて、 前記偏心部材22の揺動端を調整可能に定める
ストツパ23を、前記折曲げブレード6と前記ブ
ランクホルダ3との間に形成され前記ブランクW
の板厚よりも大きいクリアランスを前記ロツカー
アーム7に与える第1位置に調節し、 前記偏心部材22を回動させる第1アクチユエ
ータ8を、前記偏心部材22が前記第1位置にあ
る前記ストツパ23に当接するまで駆動し、 前記ロツカーアーム7を揺動させる第2アクチ
ユエータ9,10を駆動して前記折曲げブレード
6により前記前端縁W1を第1の角度に折曲げた
後に、 前記ストツパ23を、前記第1の角度に折曲げ
られた前記前端縁W1をスプリングバツクを見越
した第2の角度までさらに折曲げる水平移動量を
前記ロツカーアーム7に与える第2位置に調節
し、 前記第1アクチユエータ8を、前記偏心部材2
2が前記第2位置にある前記ストツパ23に当接
するまで駆動し、前記ロツカーアーム7に前記ブ
ランクホルダ3側への水平方向の変位を与えて前
記折曲げブレード6により前記前端縁W1を前記
第2の角度までさらに折曲げるようにしたことを
特徴とする折曲げ加工方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60047406A JPS61206525A (ja) | 1985-03-12 | 1985-03-12 | 折曲げ機 |
US06/838,594 US4722214A (en) | 1985-03-12 | 1986-03-11 | Split die for holding work during bending operation |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60047406A JPS61206525A (ja) | 1985-03-12 | 1985-03-12 | 折曲げ機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61206525A JPS61206525A (ja) | 1986-09-12 |
JPH0555207B2 true JPH0555207B2 (ja) | 1993-08-16 |
Family
ID=12774238
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60047406A Granted JPS61206525A (ja) | 1985-03-12 | 1985-03-12 | 折曲げ機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61206525A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0724863B2 (ja) * | 1987-03-06 | 1995-03-22 | 株式会社アマダ | 板材折曲げ加工機 |
JPH0724865B2 (ja) * | 1987-03-06 | 1995-03-22 | 株式会社アマダ | 板材折曲げ加工機 |
IT1204674B (it) * | 1987-06-03 | 1989-03-10 | Salvagnini Transferica Spa | Macchina piegatrice per fogli di lamiera con premilamiera a compressione uniforme |
JPH0220621A (ja) * | 1988-07-06 | 1990-01-24 | Hirotec:Kk | ヘミング装置 |
JPH0899123A (ja) * | 1995-07-03 | 1996-04-16 | Suehiro Mizukawa | 板材の曲げ加工方法 |
JP4610684B2 (ja) * | 1999-06-15 | 2011-01-12 | 株式会社アマダ | 曲げ加工操作制御装置及び制御方法並びに記憶媒体 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61103625A (ja) * | 1984-10-29 | 1986-05-22 | Maru Kikai Kogyo Kk | パネルフオ−マ− |
-
1985
- 1985-03-12 JP JP60047406A patent/JPS61206525A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61103625A (ja) * | 1984-10-29 | 1986-05-22 | Maru Kikai Kogyo Kk | パネルフオ−マ− |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61206525A (ja) | 1986-09-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |