JPH0217695Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0217695Y2 JPH0217695Y2 JP3414985U JP3414985U JPH0217695Y2 JP H0217695 Y2 JPH0217695 Y2 JP H0217695Y2 JP 3414985 U JP3414985 U JP 3414985U JP 3414985 U JP3414985 U JP 3414985U JP H0217695 Y2 JPH0217695 Y2 JP H0217695Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blank
- bending
- mold
- blank holder
- holder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 40
- 101100328887 Caenorhabditis elegans col-34 gene Proteins 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
考案の目的
(産業上の利用分野)
本考案は、板材(ブランク)の端縁を所定形状
に直線的に折曲げる折曲げ機に関する。更に詳し
く述べると、本考案は折曲げ加工時におけるブラ
ンクホルダの変形・変位を改善した折曲げ機に関
する。
に直線的に折曲げる折曲げ機に関する。更に詳し
く述べると、本考案は折曲げ加工時におけるブラ
ンクホルダの変形・変位を改善した折曲げ機に関
する。
(従来の技術)
従来の折曲げ機は、第3図に示すように、上下
に配置されたアクチユエータ105の働きによつ
て垂直方向へ移動する折曲げブレード104の前
面に上型101と下型102とから成るブランク
ホルダ103を設け、該ホルダ103に先端部を
突出させて挟持させたブランクWの端縁をホルダ
103と近接して昇降する前記ブレード104に
よつて折曲げるものである。この折曲げ機におい
てブランクWを挟持する上型101と下型102
は多重寸法に対応させるためかなり幅広く形成さ
れていることから、折曲げ時の曲げ荷重を受けた
際に湾曲し易い。その上、ブランクWの出し入れ
を図るため、上型101あるいは下型102のい
ずれか一方の型、通常は上型101を昇降可能と
しなければならず、フレーム106に対し直接固
定することができないばかりかブレード104の
動きやブランクWの通過を妨げることがないよう
にしなければならない。そこで、従来は、フレー
ム106の前面に高剛性の支持プレート107を
取り付けこれにアクチユエータを介在させて上型
101を吊下げ上型部分のみを昇降し得るように
設けている。(実開昭58−147623号) (考案が解決しようとする問題点) しかしながら、この折曲げ機は上型101が支
持プレート107を介して吊下げられた片持ち支
持であるため、曲げ加工荷重がブレード104に
よつて加えられた際に全体的に変形して型位置を
変位させたりあるいは型自体が湾曲変形すること
があり、折曲げ線が乱れる虞れが有る。特に、上
型を幅方向に細かく分割したセグメントの集合に
よつて構成しようとする場合、曲げ加工荷重によ
る湾曲が顕著に現れ、折曲げ精度を著しく低下さ
せる虞れがある。
に配置されたアクチユエータ105の働きによつ
て垂直方向へ移動する折曲げブレード104の前
面に上型101と下型102とから成るブランク
ホルダ103を設け、該ホルダ103に先端部を
突出させて挟持させたブランクWの端縁をホルダ
103と近接して昇降する前記ブレード104に
よつて折曲げるものである。この折曲げ機におい
てブランクWを挟持する上型101と下型102
は多重寸法に対応させるためかなり幅広く形成さ
れていることから、折曲げ時の曲げ荷重を受けた
際に湾曲し易い。その上、ブランクWの出し入れ
を図るため、上型101あるいは下型102のい
ずれか一方の型、通常は上型101を昇降可能と
しなければならず、フレーム106に対し直接固
定することができないばかりかブレード104の
動きやブランクWの通過を妨げることがないよう
にしなければならない。そこで、従来は、フレー
ム106の前面に高剛性の支持プレート107を
取り付けこれにアクチユエータを介在させて上型
101を吊下げ上型部分のみを昇降し得るように
設けている。(実開昭58−147623号) (考案が解決しようとする問題点) しかしながら、この折曲げ機は上型101が支
持プレート107を介して吊下げられた片持ち支
持であるため、曲げ加工荷重がブレード104に
よつて加えられた際に全体的に変形して型位置を
変位させたりあるいは型自体が湾曲変形すること
があり、折曲げ線が乱れる虞れが有る。特に、上
型を幅方向に細かく分割したセグメントの集合に
よつて構成しようとする場合、曲げ加工荷重によ
る湾曲が顕著に現れ、折曲げ精度を著しく低下さ
せる虞れがある。
そこで、本考案は、ブランクホルダの変形を阻
止して折曲げ精度を高め得る折曲げ機を提供する
ことを目的とする。
止して折曲げ精度を高め得る折曲げ機を提供する
ことを目的とする。
考案の構成
(問題点を解決するための手段)
斯る目的を達成するため、本考案の折曲げ機
は、少なくとも一方が昇降可能な上型と下型とか
ら成るブランクホルダに挟持されたブランクの前
端縁を前記ブランクホルダと近接してほぼ直交方
向に移動する揺動ブレードによつて折曲げる折曲
げ機において、前記ブランクホルダを閉じるとき
に該ホルダの可動型と折曲げ機フレームとを係合
させ、荷重方向に前記フレームと可動型とを一体
化して可動型にかかる曲げ加工荷重を受け支え可
動型の変形および後退移動を防止するバツクアツ
プ装置を備えている。
は、少なくとも一方が昇降可能な上型と下型とか
ら成るブランクホルダに挟持されたブランクの前
端縁を前記ブランクホルダと近接してほぼ直交方
向に移動する揺動ブレードによつて折曲げる折曲
げ機において、前記ブランクホルダを閉じるとき
に該ホルダの可動型と折曲げ機フレームとを係合
させ、荷重方向に前記フレームと可動型とを一体
化して可動型にかかる曲げ加工荷重を受け支え可
動型の変形および後退移動を防止するバツクアツ
プ装置を備えている。
(実施例)
以下本考案の構成を図面に示す一実施例に基づ
いて詳細に説明する。
いて詳細に説明する。
第1図に一実施例を以て示す本考案の折曲げ機
の概略を原理図で示す。この折曲げ機は、ラム4
に取付けられて昇降する上型1と折曲げ機の本体
を構成するフレーム5に固定されている下型2と
から成るブランクホルダ3と、該ホルダ3に保持
されるブランクWの突出した先端縁W1を上下方
向に折曲げる折曲げブレード(以下ブレードとも
略称する)6を先端に配置したロツカーアーム7
と、該アーム7を揺動ないし水平移動させる駆動
用アクチユエータ8,9,10及びこれらを支持
する本体フレーム5とから主に成る。
の概略を原理図で示す。この折曲げ機は、ラム4
に取付けられて昇降する上型1と折曲げ機の本体
を構成するフレーム5に固定されている下型2と
から成るブランクホルダ3と、該ホルダ3に保持
されるブランクWの突出した先端縁W1を上下方
向に折曲げる折曲げブレード(以下ブレードとも
略称する)6を先端に配置したロツカーアーム7
と、該アーム7を揺動ないし水平移動させる駆動
用アクチユエータ8,9,10及びこれらを支持
する本体フレーム5とから主に成る。
前記ブランクホルダ3を構成する上型1と下型
2とは、通常少なくともその前端面及び両側端面
が内方に傾斜する逃げ面を有し、ブランクWの縁
を直角以上に折曲げ得るように設けられている。
また、上型1はブランクWの幅に合わせて型幅を
変更可能な分割型に構成されている。例えば、本
実施例の場合、薄板から成るセグメント型11と
その両端に位置する一対のブロツク型(図示省
略)との組み合わせによつて所定幅の上型1を形
成するものであつて、所望数量のセグメント型1
1を型中心から左右に同量抽出してブロツク型間
に反転挿入するようにしたものである。尚、この
上型1は本体フレーム側のラム4に装着され、フ
レーム頂部の駆動シリンダ12の働きによつて自
在に昇降し得るように設けられている。一方、両
端に設けられた同軸上のギヤ13がフレーム5に
固着されたラツク14と夫々噛合することによつ
て左右の動きが同調して滑らかに真直ぐ昇降す
る。
2とは、通常少なくともその前端面及び両側端面
が内方に傾斜する逃げ面を有し、ブランクWの縁
を直角以上に折曲げ得るように設けられている。
また、上型1はブランクWの幅に合わせて型幅を
変更可能な分割型に構成されている。例えば、本
実施例の場合、薄板から成るセグメント型11と
その両端に位置する一対のブロツク型(図示省
略)との組み合わせによつて所定幅の上型1を形
成するものであつて、所望数量のセグメント型1
1を型中心から左右に同量抽出してブロツク型間
に反転挿入するようにしたものである。尚、この
上型1は本体フレーム側のラム4に装着され、フ
レーム頂部の駆動シリンダ12の働きによつて自
在に昇降し得るように設けられている。一方、両
端に設けられた同軸上のギヤ13がフレーム5に
固着されたラツク14と夫々噛合することによつ
て左右の動きが同調して滑らかに真直ぐ昇降す
る。
上型1全体を支持するラム4には折曲げ加工時
の上型1の湾曲を防止して真直ぐな折れ曲げ線が
得られるようにバツクアツプ装置15が設けられ
ている。このバツクアツプ装置15は、ラム4と
一体成形されたバツクアツプヒール16と、本体
フレーム5側に調整移動可能に取付けられたバツ
クアツプブロツク17とから成り、ブランクホル
ダ3を閉じる際に両者が係合して曲げ加工時に上
型1が後方へ押し戻されるのを防止するように相
対的に上型1を後押しするようにしている。勿
論、バツクアツプヒール16はラム4と一体成形
にしなければならない必要はなく、別体でも或い
は上型本体部分1aに取付けるようにしても良
い。また、このバツクアツプ装置15は、上型1
の幅方向全域に渡つて占位する一個のバツクアツ
プブロツクを採用しても実施できるが、一般に型
の変形は中央程大きくなることから独自にバツク
アツプ量を調整できる幾組かのバツクアツプ装置
15を適宜均等に配置して各々変形量に見合う調
整を与えることが好ましい。尚、バツクアツプブ
ロツク17は位置調整用ねじ棒18を有しそのね
じ棒18を本体フレーム5に固着されたブラケツ
ト19に貫通させて位置調整用ナツト20と螺合
させることにより、バツクアツプ量を調整可能と
している。一方、このブロツク17の先端側は、
ラム4と一体的に成形されたバツクアツプヒール
16の上下動きを許容するためにフレーム5に穿
孔された開口部分5bに載置され自在に摺動し得
るように支持されている。
の上型1の湾曲を防止して真直ぐな折れ曲げ線が
得られるようにバツクアツプ装置15が設けられ
ている。このバツクアツプ装置15は、ラム4と
一体成形されたバツクアツプヒール16と、本体
フレーム5側に調整移動可能に取付けられたバツ
クアツプブロツク17とから成り、ブランクホル
ダ3を閉じる際に両者が係合して曲げ加工時に上
型1が後方へ押し戻されるのを防止するように相
対的に上型1を後押しするようにしている。勿
論、バツクアツプヒール16はラム4と一体成形
にしなければならない必要はなく、別体でも或い
は上型本体部分1aに取付けるようにしても良
い。また、このバツクアツプ装置15は、上型1
の幅方向全域に渡つて占位する一個のバツクアツ
プブロツクを採用しても実施できるが、一般に型
の変形は中央程大きくなることから独自にバツク
アツプ量を調整できる幾組かのバツクアツプ装置
15を適宜均等に配置して各々変形量に見合う調
整を与えることが好ましい。尚、バツクアツプブ
ロツク17は位置調整用ねじ棒18を有しそのね
じ棒18を本体フレーム5に固着されたブラケツ
ト19に貫通させて位置調整用ナツト20と螺合
させることにより、バツクアツプ量を調整可能と
している。一方、このブロツク17の先端側は、
ラム4と一体的に成形されたバツクアツプヒール
16の上下動きを許容するためにフレーム5に穿
孔された開口部分5bに載置され自在に摺動し得
るように支持されている。
ブランクホルダ3によつて保持されたブランク
Wの先端縁W1を折曲げるブレード6は、ブラン
クWに対してほぼ直交するように揺動するロツカ
アーム7の先端のC字型ブレードホルダ21に取
付けられ、ブランクホルダ3の直前をほぼ上下方
向に通過する。このブレード6は、閉じた状態の
ブランクホルダ3の先端形状に対応する略く字形
の折曲げ加工面を有し、C字型ブレードホルダ2
1の上下端に夫々固定されている。
Wの先端縁W1を折曲げるブレード6は、ブラン
クWに対してほぼ直交するように揺動するロツカ
アーム7の先端のC字型ブレードホルダ21に取
付けられ、ブランクホルダ3の直前をほぼ上下方
向に通過する。このブレード6は、閉じた状態の
ブランクホルダ3の先端形状に対応する略く字形
の折曲げ加工面を有し、C字型ブレードホルダ2
1の上下端に夫々固定されている。
前記ロツカアーム7は偏心部材22を介して本
体側フレーム5に取り付けられ、偏心部材22上
に位置する回転中心O2を中心として揺動可能に
設けられている。このロツカーアーム7はその先
端のブレードホルダ21部分に当該アーム7を駆
動するアクチユエータ9,10が上下に配して
夫々備えられ、両アクチユエータ9,10の同時
駆動によつて任意方向に所定範囲内で自在に揺動
しかつ任意位置に停止し得るように設けられてい
る。またアクチユエータ9,10は複動式油圧シ
リンダから成り、上方のアクチユエータ9の第1
室と下方のアクチユエータ10の第2室及び上方
のアクチユエータ9の第2室と下方のアクチユエ
ータ10の第1室とが夫々連結され、一方のアク
チユエータ9若しくは10を伸長させるのと同時
に他方のアクチユエータ10若しくは9を縮長さ
せるように配管されている。これによつてロツカ
ーアーム7は押し上げられると同時に引上げら
れ、あるいは押し下げられると同時に引下げら
れ、移動抵抗を軽減して迅速かつ滑らかに上下方
向に揺動可能となる。尚、本明細書において第1
室とはピストンロツドが占位する側に室、第2室
とはその反対側の室を指す。
体側フレーム5に取り付けられ、偏心部材22上
に位置する回転中心O2を中心として揺動可能に
設けられている。このロツカーアーム7はその先
端のブレードホルダ21部分に当該アーム7を駆
動するアクチユエータ9,10が上下に配して
夫々備えられ、両アクチユエータ9,10の同時
駆動によつて任意方向に所定範囲内で自在に揺動
しかつ任意位置に停止し得るように設けられてい
る。またアクチユエータ9,10は複動式油圧シ
リンダから成り、上方のアクチユエータ9の第1
室と下方のアクチユエータ10の第2室及び上方
のアクチユエータ9の第2室と下方のアクチユエ
ータ10の第1室とが夫々連結され、一方のアク
チユエータ9若しくは10を伸長させるのと同時
に他方のアクチユエータ10若しくは9を縮長さ
せるように配管されている。これによつてロツカ
ーアーム7は押し上げられると同時に引上げら
れ、あるいは押し下げられると同時に引下げら
れ、移動抵抗を軽減して迅速かつ滑らかに上下方
向に揺動可能となる。尚、本明細書において第1
室とはピストンロツドが占位する側に室、第2室
とはその反対側の室を指す。
前記ロツカーアーム7を回転可能に取付けた偏
心部材22は、それ自体のフレーム5に対する回
転中心O1に対してeだけ偏心させた位置にロツ
カーアーム7の回転中心O2を有す円板であつて、
その周縁の一部が径方向に突出したリンク部分2
2aにアクチユエータ8を連結して任意に揺動し
得るようにしたものである。この揺動部材21の
回動は、ロツカーアーム7の回転中心の移動、換
言すれば、ブレード6のブランクホルダ3に対す
る接近量の変更を意味し、ブランクWの折曲げ角
度を変化させることになる。そこで、この偏心部
材22の回動量を制御するため揺動端を定める可
動ストツパ23がアクチユエータ8と対向する位
置に設けられている。このストツパ23は、本実
施例の場合、正逆回転可能なスクリユーロツド2
4と、これに螺合する雌ねじを螺設したブラケツ
ト25とから成り、任意に或いはプログラムに従
つて適宜スクリユーロツド24をアクチユエータ
に向けて突出するものである。
心部材22は、それ自体のフレーム5に対する回
転中心O1に対してeだけ偏心させた位置にロツ
カーアーム7の回転中心O2を有す円板であつて、
その周縁の一部が径方向に突出したリンク部分2
2aにアクチユエータ8を連結して任意に揺動し
得るようにしたものである。この揺動部材21の
回動は、ロツカーアーム7の回転中心の移動、換
言すれば、ブレード6のブランクホルダ3に対す
る接近量の変更を意味し、ブランクWの折曲げ角
度を変化させることになる。そこで、この偏心部
材22の回動量を制御するため揺動端を定める可
動ストツパ23がアクチユエータ8と対向する位
置に設けられている。このストツパ23は、本実
施例の場合、正逆回転可能なスクリユーロツド2
4と、これに螺合する雌ねじを螺設したブラケツ
ト25とから成り、任意に或いはプログラムに従
つて適宜スクリユーロツド24をアクチユエータ
に向けて突出するものである。
(作用)
以上のように構成された折曲げ機によると、簡
潔かつ迅速な操作で板状ワークWの折曲げ加工が
傷なく実施できる。
潔かつ迅速な操作で板状ワークWの折曲げ加工が
傷なく実施できる。
あらかじめプログラムに入力されたブランク寸
法及び作業手順等に基づいて所定幅に上型1が構
成されたブランクホルダ3に図示しない前面テー
ブルにおいて幅決めされたブランクWが送り込ま
れ、その先端縁W1がブランクホルダ3から所定
量突出した状態に位置決めされてから挟持され
る。このとき、下降するラム4の背面側において
一体成型されたバツクアツプヒール16とフレー
ム5側のバツクアツプブロツク17とが係合し、
上型1をフレーム5に実質的に固定する。即わ
ち、曲げ加工荷重が作用する方向にフレーム5と
上型1とを一体化させる。他方、ロツカーアーム
7の偏心部材22をアクチユエータ8の駆動によ
つて所定量回動させ、クリアランスを板厚以上の
所定間隔に設定する。次いで、ブランクWの先端
縁を90゜上方に折曲げる場合には、その状態のま
ま上下のアクチユエータ9,10を同時に駆動さ
せてロツカーアームを上方に速やかに揺動させ、
ブレード6によつてブランクホルダ3から突出し
た先端縁W1を緩やかに折曲げる。
法及び作業手順等に基づいて所定幅に上型1が構
成されたブランクホルダ3に図示しない前面テー
ブルにおいて幅決めされたブランクWが送り込ま
れ、その先端縁W1がブランクホルダ3から所定
量突出した状態に位置決めされてから挟持され
る。このとき、下降するラム4の背面側において
一体成型されたバツクアツプヒール16とフレー
ム5側のバツクアツプブロツク17とが係合し、
上型1をフレーム5に実質的に固定する。即わ
ち、曲げ加工荷重が作用する方向にフレーム5と
上型1とを一体化させる。他方、ロツカーアーム
7の偏心部材22をアクチユエータ8の駆動によ
つて所定量回動させ、クリアランスを板厚以上の
所定間隔に設定する。次いで、ブランクWの先端
縁を90゜上方に折曲げる場合には、その状態のま
ま上下のアクチユエータ9,10を同時に駆動さ
せてロツカーアームを上方に速やかに揺動させ、
ブレード6によつてブランクホルダ3から突出し
た先端縁W1を緩やかに折曲げる。
ブレード6が所定位置まで上昇しブランクWを
緩やかに折曲げ終えた後、その状態のままプログ
ラムに従つてストツパ23のスクリユーロツド2
4を所定量後退させ、スプリングバツクを見越し
た曲げ角度に対応する位置に偏心部材22の揺動
端を変更してから再びアクチユエータ8を作動さ
せて偏心部材22をスクリユーロツド24に突当
たるまで揺動させる。即ち該偏心部材21上に回
転中心O2を有するロツカーアーム7をブランク
ホルダ3側へ水平移動させ即ち押込み、ブランク
Wの先端縁W1をスプリングバツク量を見越した
位置まで更に深く折曲げる。
緩やかに折曲げ終えた後、その状態のままプログ
ラムに従つてストツパ23のスクリユーロツド2
4を所定量後退させ、スプリングバツクを見越し
た曲げ角度に対応する位置に偏心部材22の揺動
端を変更してから再びアクチユエータ8を作動さ
せて偏心部材22をスクリユーロツド24に突当
たるまで揺動させる。即ち該偏心部材21上に回
転中心O2を有するロツカーアーム7をブランク
ホルダ3側へ水平移動させ即ち押込み、ブランク
Wの先端縁W1をスプリングバツク量を見越した
位置まで更に深く折曲げる。
曲げ加工完了後、ロツカーアーム7はアクチユ
エータ8の逆作動により後退し、次いで上下のア
クチユエータ9,10の逆作動によつて適宜待避
位置まで下降して次の作業に備える。ブレード待
避後、ブランクホルダ3の上型1をインチング上
昇させてブランクWを自由にし、折曲げられたブ
ランク先端縁W1と上型1との干渉を回避するた
めあるいはブランク先端縁W1を更に折曲げるた
めブランクWを前方へ適量送り込む。次いで、上
型1を抜いてブランクWの取出しを図るか、ある
いは再びブランクホルダ3を閉じて更に折曲げ加
工を上述の手順に従つて行う。また、取出された
ブランクWは未加工辺が残つている場合には図示
しないブランク搬入搬出装置において水平面で回
転させ、未加工辺を先端縁として割出した後再び
ブランクホルダ3内へ送り込む。勿論、予定され
た辺が全て折曲げられた所望の製品とされたもの
は図示しない前面テーブルまで取出された後図示
しないマグネツトコンベアなどによつて搬出され
る。
エータ8の逆作動により後退し、次いで上下のア
クチユエータ9,10の逆作動によつて適宜待避
位置まで下降して次の作業に備える。ブレード待
避後、ブランクホルダ3の上型1をインチング上
昇させてブランクWを自由にし、折曲げられたブ
ランク先端縁W1と上型1との干渉を回避するた
めあるいはブランク先端縁W1を更に折曲げるた
めブランクWを前方へ適量送り込む。次いで、上
型1を抜いてブランクWの取出しを図るか、ある
いは再びブランクホルダ3を閉じて更に折曲げ加
工を上述の手順に従つて行う。また、取出された
ブランクWは未加工辺が残つている場合には図示
しないブランク搬入搬出装置において水平面で回
転させ、未加工辺を先端縁として割出した後再び
ブランクホルダ3内へ送り込む。勿論、予定され
た辺が全て折曲げられた所望の製品とされたもの
は図示しない前面テーブルまで取出された後図示
しないマグネツトコンベアなどによつて搬出され
る。
考案の効果
以上の説明より明らかなように、本考案の折曲
げ機は、少なくとも一方が昇降可能な上型と下型
とから成るブランクホルダに挟持されたブランク
の前端縁を前記ブランクホルダと近接してほぼ直
交方向に移動する揺動ブレードによつて折曲げる
折曲げ機において、少くとも前記ブランクホルダ
を閉じるときに該ホルダの可動型と折曲げ機フレ
ームとを係合させ、荷重方向に前記フレームと可
動型とを一体化して可動型にかかる曲げ加工荷重
を受け支え可動型の変形および後退移動を防止す
るバツクアツプ装置を備えたので、曲げ加工荷重
が折曲げブレードによつて上型側へ加えられて
も、上型とフレームとが荷重作用方向においては
実質的に一体化されていることから、型は上下両
端で完全に支持され変形ないし後退移動すること
がない。依つて、この折曲げ機によると、正確な
直線的な折曲げが実施できる。
げ機は、少なくとも一方が昇降可能な上型と下型
とから成るブランクホルダに挟持されたブランク
の前端縁を前記ブランクホルダと近接してほぼ直
交方向に移動する揺動ブレードによつて折曲げる
折曲げ機において、少くとも前記ブランクホルダ
を閉じるときに該ホルダの可動型と折曲げ機フレ
ームとを係合させ、荷重方向に前記フレームと可
動型とを一体化して可動型にかかる曲げ加工荷重
を受け支え可動型の変形および後退移動を防止す
るバツクアツプ装置を備えたので、曲げ加工荷重
が折曲げブレードによつて上型側へ加えられて
も、上型とフレームとが荷重作用方向においては
実質的に一体化されていることから、型は上下両
端で完全に支持され変形ないし後退移動すること
がない。依つて、この折曲げ機によると、正確な
直線的な折曲げが実施できる。
第1図は本考案に係る折曲げ機の一実施例を概
略で示す原理図、第2図はバツクアツプ装置の概
略を示す平面図、第3図は従来の折曲げ機を示す
斜視図である。 1……上型(可動型)、2……下型、3……ブ
ランクホルダ、4……ラム、5……フレーム、6
……折曲げブレード、15……バツクアツプ装
置、16……バツクアツプヒール、17……バツ
クアツプブロツク、W……ブランク。
略で示す原理図、第2図はバツクアツプ装置の概
略を示す平面図、第3図は従来の折曲げ機を示す
斜視図である。 1……上型(可動型)、2……下型、3……ブ
ランクホルダ、4……ラム、5……フレーム、6
……折曲げブレード、15……バツクアツプ装
置、16……バツクアツプヒール、17……バツ
クアツプブロツク、W……ブランク。
Claims (1)
- 少なくとも一方が昇降可能な上型と下型とから
成るブランクホルダに挟持されたブランクの前端
縁を前記ブランクホルダと近接してほぼ直行方向
に移動する揺動ブレードによつて折曲げる折曲げ
機において、前記ブランクホルダを閉じるときに
該ホルダの可動型と折曲げ機フレームとを係合さ
せ、荷重方向に前記フレームと可動型とを一体化
して可動型にかかる曲げ加工荷重を受け支え可動
型の変形および後退移動を防止するバツクアツプ
装置を備えたことを特徴とする折曲げ機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3414985U JPH0217695Y2 (ja) | 1985-03-12 | 1985-03-12 | |
US06/838,594 US4722214A (en) | 1985-03-12 | 1986-03-11 | Split die for holding work during bending operation |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3414985U JPH0217695Y2 (ja) | 1985-03-12 | 1985-03-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61152326U JPS61152326U (ja) | 1986-09-20 |
JPH0217695Y2 true JPH0217695Y2 (ja) | 1990-05-17 |
Family
ID=30537250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3414985U Expired JPH0217695Y2 (ja) | 1985-03-12 | 1985-03-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0217695Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0724863B2 (ja) * | 1987-03-06 | 1995-03-22 | 株式会社アマダ | 板材折曲げ加工機 |
JPH0724865B2 (ja) * | 1987-03-06 | 1995-03-22 | 株式会社アマダ | 板材折曲げ加工機 |
KR100194842B1 (ko) * | 1990-03-07 | 1999-06-15 | 안자키 사토루 | 패널 벤더 |
-
1985
- 1985-03-12 JP JP3414985U patent/JPH0217695Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61152326U (ja) | 1986-09-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6322894B2 (ja) | ||
KR20150107310A (ko) | 스트레치 벤딩기용 금형유닛 | |
US5313814A (en) | Bending machine | |
JPH04288932A (ja) | 曲げ成形機械とその曲げ方法 | |
KR890004036B1 (ko) | 절곡기의 공구길이 조정장치 | |
JPH0217695Y2 (ja) | ||
JPS61103625A (ja) | パネルフオ−マ− | |
JPH0555207B2 (ja) | ||
JPH0248087Y2 (ja) | ||
JP3122126B2 (ja) | 金属薄板を反対方向に屈曲する方法 | |
JPH03180215A (ja) | 折曲げ加工機 | |
JP2632919B2 (ja) | 板材折曲げ加工機 | |
JP2632918B2 (ja) | 板材折曲げ加工機 | |
JPS6321936Y2 (ja) | ||
JPH0527207Y2 (ja) | ||
JPH0618648Y2 (ja) | 板材折曲げ加工機 | |
JP2019141892A (ja) | プレスブレーキにおけるクラウニング方法及びプレスブレーキ | |
CN221134924U (zh) | 一种数控机床切割定位装置 | |
JP3086073B2 (ja) | リードフレームの加工機 | |
JPH04361832A (ja) | 板材折曲機 | |
JP2533801B2 (ja) | プレスブレ―キ | |
JP2001129615A (ja) | クランク軸用成形プレス | |
JP3689051B2 (ja) | プレスブレーキ | |
JPS6032901Y2 (ja) | 折曲げ装置 | |
JPH0649213B2 (ja) | 枠材製造用折曲げ装置 |