JPH0527207Y2 - - Google Patents
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- JPH0527207Y2 JPH0527207Y2 JP1986035390U JP3539086U JPH0527207Y2 JP H0527207 Y2 JPH0527207 Y2 JP H0527207Y2 JP 1986035390 U JP1986035390 U JP 1986035390U JP 3539086 U JP3539086 U JP 3539086U JP H0527207 Y2 JPH0527207 Y2 JP H0527207Y2
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- adjustment bolt
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- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 9
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 229920006311 Urethane elastomer Polymers 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 1
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案は、板材の折曲げ装置に係わり、更に
詳細には、下部テーブルの撓みを補正する下部金
型支持装置の改良に関するものである。
詳細には、下部テーブルの撓みを補正する下部金
型支持装置の改良に関するものである。
[従来の技術]
一般に、プレスブレーキの如き折曲げ装置に於
ては、板材の曲げ加工時に、上部金型の長さ方向
の中央部分が両端に対して、上方に撓むことが知
られている。この撓みの原因は、上部金型を支持
する上部テーブル(ラムともいう)が、一般に左
右の両端付近で押し下げられるので、中央部に向
つて曲げモーメントが大きくなるためである。
ては、板材の曲げ加工時に、上部金型の長さ方向
の中央部分が両端に対して、上方に撓むことが知
られている。この撓みの原因は、上部金型を支持
する上部テーブル(ラムともいう)が、一般に左
右の両端付近で押し下げられるので、中央部に向
つて曲げモーメントが大きくなるためである。
これに反して、下部金型は、これを支持する下
部テーブル(ベツドともいう)が一般に基礎によ
り比較的均一に支承されているので、上部テーブ
ルのような大きな曲げモーメントは生じないが、
やはり中央部が下方に撓む傾向がある。
部テーブル(ベツドともいう)が一般に基礎によ
り比較的均一に支承されているので、上部テーブ
ルのような大きな曲げモーメントは生じないが、
やはり中央部が下方に撓む傾向がある。
前記のように、上部又は下部金型が折曲げ加工
時に中央部が撓むと、材料の中央部分が充分に曲
げられないので、所謂中垂れ現象を生じ、規格に
合致した製品ができなくなる。
時に中央部が撓むと、材料の中央部分が充分に曲
げられないので、所謂中垂れ現象を生じ、規格に
合致した製品ができなくなる。
このため、上部金型の撓みに対しては、例えば
上部テーブルと上部金型間に金型支持装置(中間
板)を挿入して、金型を予め下方向へ撓ませて、
加工時の上部テーブルの撓みと相殺させる方式が
多用されている。
上部テーブルと上部金型間に金型支持装置(中間
板)を挿入して、金型を予め下方向へ撓ませて、
加工時の上部テーブルの撓みと相殺させる方式が
多用されている。
下部金型の撓みは前記のように、下部テーブル
が固定(上部テーブルが上下動する形式)の場合
には大きな撓みは生じないが、精密な加工をおこ
なう場合や上部金型の撓みを相対的に減少させる
場合には、下部金型と下部テーブル間にも調整用
の部材や装置を用いる場合がある。
が固定(上部テーブルが上下動する形式)の場合
には大きな撓みは生じないが、精密な加工をおこ
なう場合や上部金型の撓みを相対的に減少させる
場合には、下部金型と下部テーブル間にも調整用
の部材や装置を用いる場合がある。
[考案が解決しようとする課題]
前記のように、下部テーブルが固定の場合には
下部金型の撓みは少ないが、精密加工を行なう場
合や上部金型の撓みを相対的に減少させる場合に
は、下部金型の高さを調整することがあるが、調
整には手間を要し、また装置が複雑になるという
問題がある。
下部金型の撓みは少ないが、精密加工を行なう場
合や上部金型の撓みを相対的に減少させる場合に
は、下部金型の高さを調整することがあるが、調
整には手間を要し、また装置が複雑になるという
問題がある。
この出願の考案は、このような点に着目してな
されたもので、簡単な構造で下部金型の調整の容
易な下部金型支持装置を提供することを目的とす
るものである。
されたもので、簡単な構造で下部金型の調整の容
易な下部金型支持装置を提供することを目的とす
るものである。
[課題を解決するための手段]
上記目的を達成するために、この考案は、プレ
スブレーキにおける下部テーブル上に設けた装置
本体に下方楔部材を進退自在に設けると共に下方
楔部材上に上方楔部材を上下動自在に載置し、上
記下方楔部材を進退すべく下方楔部材に螺合した
調整ボルトを装置本体に回転自在に支承してな
り、上記上方楔部材により下部金型を下側から支
持する下部金型支持装置にして、前記下方楔部材
と調整ボルトとの間の遊びを防止するための弾性
体を前記下方楔部材と装置本体との間に弾性変形
自在に挿入介在して設け、前記下部金型へ弯曲を
容易にすべく前記上方楔部材の上面に凸部を形成
してなるものである。
スブレーキにおける下部テーブル上に設けた装置
本体に下方楔部材を進退自在に設けると共に下方
楔部材上に上方楔部材を上下動自在に載置し、上
記下方楔部材を進退すべく下方楔部材に螺合した
調整ボルトを装置本体に回転自在に支承してな
り、上記上方楔部材により下部金型を下側から支
持する下部金型支持装置にして、前記下方楔部材
と調整ボルトとの間の遊びを防止するための弾性
体を前記下方楔部材と装置本体との間に弾性変形
自在に挿入介在して設け、前記下部金型へ弯曲を
容易にすべく前記上方楔部材の上面に凸部を形成
してなるものである。
上記構成において、調整ボルトを適宜に回転し
て下方楔部材を前後動することにより、下方楔部
材上の上方楔部材を上下動することができ、上方
楔部材上に支持された下部金型の弯曲を調整する
ことができるものである。この際、下方楔部材と
装置本体との間に弾性体が挿入介在してあるの
で、例えば下方楔部材を後方向へ大きく移動せし
めると、弾性体が弾性変形するので、下方楔部材
と調整ボルトとの間の遊び(バツクラツシユ)が
除去されることとなる。したがつて、例えば下方
楔部材を大きく後退し過ぎた後に僅かに戻すよう
なときであつても前記遊びは除去された状態にあ
り、下方楔部材の位置決めを精度良く行なうこと
ができるものである。また、上方楔部材の上面に
凸部が形成されていることにより、上方楔部材と
下部金型との面接触が小さくなり、下部金型を容
易に弯曲せしめることができるものである。
て下方楔部材を前後動することにより、下方楔部
材上の上方楔部材を上下動することができ、上方
楔部材上に支持された下部金型の弯曲を調整する
ことができるものである。この際、下方楔部材と
装置本体との間に弾性体が挿入介在してあるの
で、例えば下方楔部材を後方向へ大きく移動せし
めると、弾性体が弾性変形するので、下方楔部材
と調整ボルトとの間の遊び(バツクラツシユ)が
除去されることとなる。したがつて、例えば下方
楔部材を大きく後退し過ぎた後に僅かに戻すよう
なときであつても前記遊びは除去された状態にあ
り、下方楔部材の位置決めを精度良く行なうこと
ができるものである。また、上方楔部材の上面に
凸部が形成されていることにより、上方楔部材と
下部金型との面接触が小さくなり、下部金型を容
易に弯曲せしめることができるものである。
[実施例]
次に、本考案の理解を容易にするために、先
ず、折曲げ装置としてのプレスブレーキの全体的
構成について説明する。
ず、折曲げ装置としてのプレスブレーキの全体的
構成について説明する。
第4図は、プレスブレーキの正面図である。即
ち、プレスブレーキ1は上部テーブル3、下部テ
ーブル5、C形フレーム7等からなり、上部テー
ブル3はC形フレーム7に備えられたクランク機
構9により、C形フレーム7に沿つて上下動し板
材Wを加工する。
ち、プレスブレーキ1は上部テーブル3、下部テ
ーブル5、C形フレーム7等からなり、上部テー
ブル3はC形フレーム7に備えられたクランク機
構9により、C形フレーム7に沿つて上下動し板
材Wを加工する。
上部テーブル3には、上部金型11が複数の上
部金型支持装置13を介して取付けられている。
この上部金型支持部材13は、前記のように、上
部テーブルの撓みを補正するためのものである。
下部テーブル5には、下部金型15が複数の下部
金型支持装置17を介して支持されている。
部金型支持装置13を介して取付けられている。
この上部金型支持部材13は、前記のように、上
部テーブルの撓みを補正するためのものである。
下部テーブル5には、下部金型15が複数の下部
金型支持装置17を介して支持されている。
本考案の理解を容易にするために、次に前記下
部金型支持装置17の参考例について詳細に説明
する。
部金型支持装置17の参考例について詳細に説明
する。
第5図〜第7図に示されるように、この装置の
中心線Y−Yに対称をなし、下部テーブル5と下
部金型15の間に挿入され、下部金型15とは、
装置本体19に左右の端部で取付ボルト21によ
りシム等を介して固定され、下部テーブル5とは
装置本体19の底部(図示省略)で取付けられて
いる。装置本体19の前面(第5図の平面図で下
方向をいう)には、その左右部分を連結する連結
板23が、4個の取付ボルト25によつて取付け
られている。
中心線Y−Yに対称をなし、下部テーブル5と下
部金型15の間に挿入され、下部金型15とは、
装置本体19に左右の端部で取付ボルト21によ
りシム等を介して固定され、下部テーブル5とは
装置本体19の底部(図示省略)で取付けられて
いる。装置本体19の前面(第5図の平面図で下
方向をいう)には、その左右部分を連結する連結
板23が、4個の取付ボルト25によつて取付け
られている。
装置本体19の中央部には、上下1対の楔状調
整部材27が内装されている。この楔状調整部材
27は、上方楔部材29、下方楔部材31からな
り、上方楔部材29は下部金型15と当接し、下
方楔部材31は装置本体19の底部に摺動自在に
載置され、斜面Sで相互に接触している。
整部材27が内装されている。この楔状調整部材
27は、上方楔部材29、下方楔部材31からな
り、上方楔部材29は下部金型15と当接し、下
方楔部材31は装置本体19の底部に摺動自在に
載置され、斜面Sで相互に接触している。
上方楔部材29は、第7図のように右端に固定
ボルト33が取付けてあり、連結板23に設けら
れた上下方向の遊間のある案内孔35に沿つて、
上下方向の移動ができるように構成されている。
ボルト33が取付けてあり、連結板23に設けら
れた上下方向の遊間のある案内孔35に沿つて、
上下方向の移動ができるように構成されている。
下方楔部材31は、その中央部にねじ孔37が
設けてあり、このねじ孔37に連結板23を貫通
して調整ボルト39が螺合している。この調整ボ
ルト39には、第7図のようにカラー41が設け
てあり、更に、カラー41の外部に押え板43
が、第6図のように連結板23に4個のボルト4
5によつて取付けられている。調整ボルト39の
押え板43より突出した部分は六角断面形状をな
し、ハンドル等で容易に回転することができる。
また、下方楔部材31と装置本体19の間には、
ねじ孔37と調整ボルト39の遊び(バツクラツ
シユ)を防止するため、ウレタンゴム47が挿入
介在されている。
設けてあり、このねじ孔37に連結板23を貫通
して調整ボルト39が螺合している。この調整ボ
ルト39には、第7図のようにカラー41が設け
てあり、更に、カラー41の外部に押え板43
が、第6図のように連結板23に4個のボルト4
5によつて取付けられている。調整ボルト39の
押え板43より突出した部分は六角断面形状をな
し、ハンドル等で容易に回転することができる。
また、下方楔部材31と装置本体19の間には、
ねじ孔37と調整ボルト39の遊び(バツクラツ
シユ)を防止するため、ウレタンゴム47が挿入
介在されている。
参考例においては、上記のように構成されてい
るので、この装置を下部金型15と下部テーブル
5の間に複数個挿入し、ハンドル等によつて、調
整ボルト39を回転すると、下方楔部材31は前
後方向(第7図において左右方向)に移動し、上
方楔部材29は上下方向に微細に移動する。した
がつて、下部金型15に任意の撓みを与えること
ができる。尚、この撓み量の調整は、第6図に明
らかなように、調整ボルト39に設けられた凸起
39aが押え板43上の角度目盛43aに対して
どれほど回転したかにより行なわれる。
るので、この装置を下部金型15と下部テーブル
5の間に複数個挿入し、ハンドル等によつて、調
整ボルト39を回転すると、下方楔部材31は前
後方向(第7図において左右方向)に移動し、上
方楔部材29は上下方向に微細に移動する。した
がつて、下部金型15に任意の撓みを与えること
ができる。尚、この撓み量の調整は、第6図に明
らかなように、調整ボルト39に設けられた凸起
39aが押え板43上の角度目盛43aに対して
どれほど回転したかにより行なわれる。
前述のごとく、下方楔部材31を第7図におい
て左右方向に移動すると、装置本体19と下方楔
部材31との間に挿入介在してあるウレタンゴム
47が弾性変形されて、下方楔部材31を元位置
へ戻すように付勢するので、調整ボルト39と下
部楔部材31との間のバツクラツシユが除去され
るものである。
て左右方向に移動すると、装置本体19と下方楔
部材31との間に挿入介在してあるウレタンゴム
47が弾性変形されて、下方楔部材31を元位置
へ戻すように付勢するので、調整ボルト39と下
部楔部材31との間のバツクラツシユが除去され
るものである。
上述の参考例では、調整ボルト39を手動で操
作しているが、調整ボルト39に角度センサ及び
サーボモータ49(第5図に鎖線で示す)を取付
け自動化することもできる。
作しているが、調整ボルト39に角度センサ及び
サーボモータ49(第5図に鎖線で示す)を取付
け自動化することもできる。
次に、第1図〜第3図を用いて本考案の好適実
施例について説明する。
施例について説明する。
この実施例の下部金型支持装置51は、前記参
考例に示した下部金型支持装置17とほぼ同様な
構成を備えている。つまり、装置本体53の中央
部には、上下1対の楔状調整部材55が内装され
ている。この楔状調整部材55は、上方楔部材5
7、下方楔部材59から成る。
考例に示した下部金型支持装置17とほぼ同様な
構成を備えている。つまり、装置本体53の中央
部には、上下1対の楔状調整部材55が内装され
ている。この楔状調整部材55は、上方楔部材5
7、下方楔部材59から成る。
上方楔部材57には、第1図、第2図に示すよ
うに固定ボルト61が取付けられており、連結板
63に設けられて上下方向に遊間のある案内孔6
5に沿つて上下方向への移動ができるように構成
されている。
うに固定ボルト61が取付けられており、連結板
63に設けられて上下方向に遊間のある案内孔6
5に沿つて上下方向への移動ができるように構成
されている。
下方楔部材59には、その中央部に調整ボルト
67が前記連結板63を貫通して螺合してある。
また、この調整ボルト67は、連結板63の外部
にボルト69により固定された押え板71をも貫
通している。この押え板71には目盛71aが設
けられ、調整ボルト67に設けられた矢印67a
が示す目盛により回転角度、すなわち上方楔部材
57の昇降量を知るように構成されている。
67が前記連結板63を貫通して螺合してある。
また、この調整ボルト67は、連結板63の外部
にボルト69により固定された押え板71をも貫
通している。この押え板71には目盛71aが設
けられ、調整ボルト67に設けられた矢印67a
が示す目盛により回転角度、すなわち上方楔部材
57の昇降量を知るように構成されている。
前記上方楔部材57の上面中央には、その厚み
方向に沿う狭い幅の凸部73が形成されている。
方向に沿う狭い幅の凸部73が形成されている。
なお、この実施例において説明を省略した他の
構成部材は、前記参考例で示した対応する各構成
部材と同一の構成、作用を有するものである。
構成部材は、前記参考例で示した対応する各構成
部材と同一の構成、作用を有するものである。
上記のように構成されているので、この装置を
下部金型15と下部テーブル5の間に複数個挿入
し、ハンドル等によつて、調整ボルト67を必要
角度回転すると、下方楔部材59は前後方向(第
1図において左右方向)に移動し、上方楔部材5
7を楔作用により上下方向に微小な移動を行な
う。
下部金型15と下部テーブル5の間に複数個挿入
し、ハンドル等によつて、調整ボルト67を必要
角度回転すると、下方楔部材59は前後方向(第
1図において左右方向)に移動し、上方楔部材5
7を楔作用により上下方向に微小な移動を行な
う。
上方楔部材57は、下部金型15の下面に対
し、その凸部73の部分だけが狭い面積で当接し
ており、上記調整ボルト67の操作により、この
凸部73を介して下部金型15の上下の撓み量を
任意に調整することができる。そして、この撓み
設定は、調整ボルト67の矢印67aが目盛71
aに対しどれほど回転したかによつて行なうこと
ができる。
し、その凸部73の部分だけが狭い面積で当接し
ており、上記調整ボルト67の操作により、この
凸部73を介して下部金型15の上下の撓み量を
任意に調整することができる。そして、この撓み
設定は、調整ボルト67の矢印67aが目盛71
aに対しどれほど回転したかによつて行なうこと
ができる。
このように凸部73のような狭い部分で下部金
型15の撓み量を調整するとき、前記参考例のよ
うに上方楔部材29の平坦な上面全体で下部金型
15を撓ませる場合より、撓み量の厳密な調整が
正確に行なえるものとなる。
型15の撓み量を調整するとき、前記参考例のよ
うに上方楔部材29の平坦な上面全体で下部金型
15を撓ませる場合より、撓み量の厳密な調整が
正確に行なえるものとなる。
なお、上記実施例においては、上方楔部材57
の上面の凸部73として凸条を形成したものを用
いたが、この凸部の形状は、下部金型15の下面
と狭い面積で当接するような形状のものであれば
その構成が限定されることはない。従つて、例え
ば上方楔部材57の上面全体を凸曲面に形成し、
その中央部の頂点で線接触するようにしてもよ
い。
の上面の凸部73として凸条を形成したものを用
いたが、この凸部の形状は、下部金型15の下面
と狭い面積で当接するような形状のものであれば
その構成が限定されることはない。従つて、例え
ば上方楔部材57の上面全体を凸曲面に形成し、
その中央部の頂点で線接触するようにしてもよ
い。
[効果]
以上のごとき実施例の説明より理解されるよう
に、要するに本考案は、プレスブレーキ1におけ
る下部テーブル5上に設けた装置本体53に下方
楔部材59を進退自在に設けると共に下方楔部材
59上に上方楔部材57を上下動自在に載置し、
上記下方楔部材59を進退すべく下方楔部材59
に螺合した調整ボルト67を装置本体53に回転
自在に支承してなり、上記上方楔部材57により
下部金型15を下側から支持する下部金型支持装
置にして、前記下方楔部材59と調整ボルト67
との間の遊びを防止するための弾性体47を下方
楔部材59と装置本体53との間に前記弾性変形
自在に挿入介在して設け、前記下部金型15の弯
曲を容易にすべく前記上方楔部材57の上面に凸
部73を形成してなるものである。
に、要するに本考案は、プレスブレーキ1におけ
る下部テーブル5上に設けた装置本体53に下方
楔部材59を進退自在に設けると共に下方楔部材
59上に上方楔部材57を上下動自在に載置し、
上記下方楔部材59を進退すべく下方楔部材59
に螺合した調整ボルト67を装置本体53に回転
自在に支承してなり、上記上方楔部材57により
下部金型15を下側から支持する下部金型支持装
置にして、前記下方楔部材59と調整ボルト67
との間の遊びを防止するための弾性体47を下方
楔部材59と装置本体53との間に前記弾性変形
自在に挿入介在して設け、前記下部金型15の弯
曲を容易にすべく前記上方楔部材57の上面に凸
部73を形成してなるものである。
上記構成より明らかなように、本考案において
は、下方楔部材59の進退により変形される弾性
体47が下方楔部材59と装置本体53との間に
挿入介在してあるから、調整ボルト67を回転し
て下方楔部材59を例えば大きく後退せしめて調
整を行なつているとき、弾性体47の弾性変形に
より遊び(バツクラツシユ)が防止されるもので
ある。したがつて、大きく後退せしめた後に僅か
に前進せしめる場合であつても遊びなく調整でき
るものであり、精度の良い調整を行ない得るもの
である。
は、下方楔部材59の進退により変形される弾性
体47が下方楔部材59と装置本体53との間に
挿入介在してあるから、調整ボルト67を回転し
て下方楔部材59を例えば大きく後退せしめて調
整を行なつているとき、弾性体47の弾性変形に
より遊び(バツクラツシユ)が防止されるもので
ある。したがつて、大きく後退せしめた後に僅か
に前進せしめる場合であつても遊びなく調整でき
るものであり、精度の良い調整を行ない得るもの
である。
また、下部金型15を支持する上方楔部材57
の上面には凸部73が形成されているので、下部
金型15と上方楔部材57との面接触が小さくな
り、下部金型15を容易に弯曲せしめることがで
きるものである。すなわち下部金型15を弯曲せ
しめる調整を容易に行ない得るものである。
の上面には凸部73が形成されているので、下部
金型15と上方楔部材57との面接触が小さくな
り、下部金型15を容易に弯曲せしめることがで
きるものである。すなわち下部金型15を弯曲せ
しめる調整を容易に行ない得るものである。
第1図は本考案の実施例に係る装置の側断面図
で、第2図における−線に沿つた断面図であ
る。第2図は上記実施例の正面図、第3図は平面
図である。第4図は理解を容易にするために示し
たプレスブレーキの正面図、第5図は参考例とし
て示した装置の平面図、第6図は上記参考例の正
面図、第7図は第6図における−線に沿つた
断面図である。 1……プレスブレーキ、5……下部テーブル、
15……下部金型、51……下部金型支持装置、
53……装置本体、57……上方楔部材、59…
…下方楔部材、63……連結板、67……調整ボ
ルト、73……凸部。
で、第2図における−線に沿つた断面図であ
る。第2図は上記実施例の正面図、第3図は平面
図である。第4図は理解を容易にするために示し
たプレスブレーキの正面図、第5図は参考例とし
て示した装置の平面図、第6図は上記参考例の正
面図、第7図は第6図における−線に沿つた
断面図である。 1……プレスブレーキ、5……下部テーブル、
15……下部金型、51……下部金型支持装置、
53……装置本体、57……上方楔部材、59…
…下方楔部材、63……連結板、67……調整ボ
ルト、73……凸部。
Claims (1)
- プレスブレーキ1における下部テーブル5上に
設けた装置本体53に下方楔部材59を進退自在
に設けると共に下方楔部材59上に上方楔部材5
7を上下動自在に載置し、上記下方楔部材59を
進退すべく下方楔部材59に螺合した調整ボルト
67を装置本体53に回転自在に支承してなり、
上記上方楔部材57により下部金型15を下側か
ら支持する下部金型支持装置にして、前記下方楔
部材59と調整ボルト67との間の遊びを防止す
るための弾性体47を前記下方楔部材59と装置
本体53との間に弾性変形自在に挿入介在して設
け、前記下部金型15の弯曲を容易にすべく前記
上方楔部材57の上面に凸部73を形成してなる
ことを特徴とする折曲げ装置の下部金型支持装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986035390U JPH0527207Y2 (ja) | 1985-09-26 | 1986-03-13 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14564385 | 1985-09-26 | ||
JP1986035390U JPH0527207Y2 (ja) | 1985-09-26 | 1986-03-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62123314U JPS62123314U (ja) | 1987-08-05 |
JPH0527207Y2 true JPH0527207Y2 (ja) | 1993-07-12 |
Family
ID=33100143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986035390U Expired - Lifetime JPH0527207Y2 (ja) | 1985-09-26 | 1986-03-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0527207Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2818275B2 (ja) * | 1990-08-25 | 1998-10-30 | 松下電工株式会社 | 曲げ加工方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6047017A (ja) * | 1983-08-23 | 1985-03-14 | Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd | エポキシ樹脂の難燃性硬化剤 |
-
1986
- 1986-03-13 JP JP1986035390U patent/JPH0527207Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6047017A (ja) * | 1983-08-23 | 1985-03-14 | Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd | エポキシ樹脂の難燃性硬化剤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62123314U (ja) | 1987-08-05 |
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