JP3689051B2 - プレスブレーキ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、プレスブレーキに係り、さらに詳細には、ワークの全長に亘って均等に加圧することができ、かつ曲げ加工時に目標の曲げ角度になるように追い曲げ加工を行うことのできるプレスブレーキに関する。
【0002】
【従来の技術】
プレスブレーキによって板状のワークの折曲げ加工を行う際に、ワークの折曲げ部の全長に亘って均等加圧を行う先行技術としては、例えば実公平2−16804号公報(以下先行例1と称す),特公昭59−2569号公報(以下先行例2と称す)などがある。また、ワークの折曲げ角度を調節する機能を備えた金型装置の先行例としては、例えば特公昭64−9891号公報(先行例3と称す)などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記先行例1,2等においてはワークの折曲げ部の全長に亘って均等加圧を行うことができるものの、ワークの折曲げ角度の調節は、上型と下型との係合状態を調節すべく、上下テーブルのうち一方の可動側のテーブルの上下位置を調節しなければならないものであり、折曲げ角度を高精度に加工することは困難であるという問題がある。
【0004】
前記先行例3においては、ダイに対するワークの底部の位置を規制するデイプスピースを上下調節自在に備えた構成であるが、上記デイプスピースの上下調節はワークの折曲げ加工を開始する前に予め行うものであって、折曲げ加工時にはデイプスピースの上下位置を調節することができるものではない。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述のごとき従来の問題に鑑みて、本発明は、上型を装着した上部テーブル又は前記上型と協働してワークの折曲げ加工を行う下型を装着した下部テーブルの一方のテーブルを上下動自在に備えてなるプレスブレーキにおいて、前記下部テーブルに複数の曲げ型を上下動可能に設け、かつ曲げ型に備えた曲げ溝内に、ワークの底部の位置を規制するためのデイプスピースを相対的に上下調節可能に設け、前記各曲げ型と前記デイプスピースとを一体的に上下動するための上下動用アクチュエータを各曲げ型に対応して備えていることを特徴とするものである。
【0006】
【実施例】
先ず、理解を容易にするために、プレスブレーキの全体的構成について概略的に説明する。
【0007】
図5に示すように、プレスブレーキ1は左右のサイドフレーム3の上部側に上部テーブル5を備え、下部側に下部テーブル7を備えており、上記上部テーブル5の下部側には上型装置(パンチ)9が装着してあり、下部テーブル7の上部には前記パンチ7と協働して板状のワークWの折曲げ加工を行う下型装置(ダイ)11が装着してある。
【0008】
上記構成のごときプレスブレーキ1は、上部テーブル5または下部テーブル7の適宜一方を上下動自在の可動テーブルに構成し、油圧シリンダ、ボールネジ機構などのごとき適宜の駆動装置(図示省略)によって上記可動テーブルを上下動する構成である。
【0009】
そして、前記駆動装置によって可動テーブル(例えば下部テーブル7)を上下動し、パンチ9とダイ11とを係合することにより、ワークWの折曲げ加工が行われるものである。
【0010】
さて、図1〜図3を参照するに、前記下型装置(ダイ)11は、下部テーブル7の上部に着脱可能に装着したベースペレート13を備えている。上記ベースプレート13は左右方向に延伸しており、このベースプレート13上には上下動用のアクチュエータとして複数のシリンダ15が互に近接してベースプレート13の長手方向に配置してある。
【0011】
上記各シリンダ15内には、ピストン17が上下動自在に嵌合してあり、上記ピストン17から上方向に延伸した各ピストンロッド21にはボルト23を介してリング状のリテーナ25及びデプスベース27が一体的に取付けてある。
【0012】
上記デイプスベース27は下部側の円柱形状の部分27Cの上部に薄肉のT字形状のプレート部27Pを一体に備えた態様をなしている。上記デイプスベース27における円柱形状部分27Cの外周には型ベース29が相対的に上下動自在に嵌合してある。
【0013】
上記型ベース29の下部には雄ねじ部29Sが形成してあり、この雄ねじ部29Sには、前記リテータ25に回転自在に支持されたナット部材31が螺合してある。このナット部材31の外周面はピニオン31Pに形成してあり、このピニオン31Pには左右方向へ移動自在に設けたラック33が噛合してある。
【0014】
上記ラック33を左右方向ヘ移動自在に支持するために、前記各シリンダ15には左右方向に延伸したラックガイド35がボルト等によって一体的に取り付けてあり、このラックガイド35には、前記ラック33を左右方向に案内するガイド溝35Gが形成してあると共に、複数箇所にはバックアップ用のローラ37が軸39を介して回転自在に取付けてある。
【0015】
前記ラック33を左右方向へ移動するために、前記ラックガイド35の一端側にはアクチュエータとしてモータ41が取付けてあり、このモータ41の出力軸には前記ラック33に螺合したピニオン43が取付けてある。
【0016】
上記構成により、モータ41を制御回転することにより、ピニオン43を介してラック33が左右方向へ移動され、上記ラック33に螺合した各ナット部材31が同時に正逆回転されることとなる。
【0017】
上述のごとく各ナット部材31が回転されると、ナット部材31に螺合した型ベース29がテイプスベース27に対して上下に調節されることとなる。
【0018】
すなわち本実施例によれば、例えば数値制御装置によってアクチュエータとしてのモータ41を制御することにより、デイプスベース27に対する型ベース29の上下位置調節することができるものである。
【0019】
前記型ベース29の上部には左右方向に延伸した曲げ溝45Gを備えた曲げ型45が一体的に設けてある。この曲げ型45の曲げ溝45G内には複数のT字形状のデイプスピース47が上下動自在に配置してあり、各デイプスピース47の下端部は前記デイプスベース27におけるプレート部27Pに当接支持されている。
【0020】
以上のごとき構成において、ワークWの折曲げ角度は、いわゆる3点曲げであるから、曲げ型45における曲げ溝45Gの溝幅と曲げ型45の上面に対するデイプスピース47の相対的な下降位置によって設定されるものである。
【0021】
そこで、ワークWの折曲げ加工を行うには、ワークWの板厚、曲げ角度及びスプリングバック等を考慮して、曲げ型45の上面に対するデイプスピース47の相対的な下降位置を設定する。すなわち、モータ41を制御してラック33を図1において左右方向に移動することにより、前述したごとく型ベース29がラック33の移動量に対応して上下動し、曲げ型45の上面に対するデイプスピース47の相対的な下降位置を調節することができる。
【0022】
次に、プレスブレーキにおける可動側のテーブルを上下動して、本実施例においては下部テーブル7を上昇せしめて、パンチ9とダイ11との距離を所望の距離に接近する。
【0023】
上述のごとくパンチ9とダイ1とが所望距離に接近した状態にあるときに、ダイ11における上下動用のアクチュエータとしての各シリンダ15へ作動流体を供給して、下降した状態にある各ピストン17を同時に上昇せしめる。各ピストン17が上昇すると、各曲げ型45が上昇されて、各曲げ型45の曲げ溝45Gにパンチ9が係合するので、各曲げ型45上に予め載置してあったワークWは、パンチ9と曲げ型45との協働によって折曲げ加工される。
【0024】
この際、曲げ型45上のワークWがパンチ9によって曲げ溝45G内に押圧進入されて、上記曲げ溝45G内のデイプスピース47に当接することにより、ワークWの底部の位置が規制されることになる。
【0025】
したがって、曲げ型45における曲げ溝45Gの縁部の2点とデイプスピース47の上面の1点との3点で定まる三角形によってワークWの折曲げ角度が定まる。
【0026】
上述のごとくワークWの折曲げを行った状態にあるとき、各シリンダ15内には圧力源から等しい圧力が作用しているので、ワークWの折曲げ部の全長に亘って等しい加圧力が作用しているものである。
【0027】
前述のごとくパンチ9とダイ11との係合によってワークWの折曲げ加工が行われた状態にあるとき、適宜の角度測定装置によりワークWの折曲げ角度を測定した結果、ワークWをさらに鋭角に折曲げる必要がある場合には、各シリンダ15内の圧力を減圧する。
【0028】
各シリンダ15内の上記減圧は、ナット部材31を回転することができる程度に減圧するものであって、パンチ9とダイ11によるワークWの挾持を開放するものではない。
【0029】
各シリンダ15内の圧力を減圧し、ナット部材31と型ベース29における雄ねじ部29Sとの螺合部分の面圧が低下してナット部材31が回転可能になったとき、モータ41を作動してラック33を図1において左右方向へ移動することにより、型ベース29がデイプスベース27に対して相対的に上昇されるので、曲げ型の上面に対してデイプスピース47が相対的に下降されることとなる。
【0030】
したがって、上述のごとく曲げ型45の上面に対するデイプスピース47の相対的な下降位置を調節した後、各シリンダ15内の圧力を再び増圧することにより、ワークWの追い曲げ加工を行うことができ、ワークWを精度良く折曲げ加工することができるものである。
【0031】
ところで、上述の説明は、圧力源から各シリンダ15へ均等に圧力が作用するものとして説明したが、例えば図4に示すように、圧力源Pと各シリンダ15とを接続する各回路中に圧力調整弁V等をそれぞれ配設し、各シリンダ15内の圧力を個別に調節し得る構成とすることが望ましい。
【0032】
上述のごとく構成することにより、例えばワークWの端部が曲げ型45に1/2や1/3だけ支持された状態のときには、対応したシリンダ15内の圧力を他のシリンダ15内の圧力の1/2,1/3に調節することにより、ワークWを全長に亘って均等に加圧することができるものである。
【0033】
したがって、ワークWの折曲げ部分の長さが種々の場合であっても容易に対応することができるものである。
【0034】
また、上記構成とすることにより、例えば不要なシリンダ15内の圧力を零に設定することができ、不要なシリンダ15を停止状態に保持することも可能である。このようにすることにより、例えば切欠部によって複数の部分に分割した両側部分の折曲げ加工を行って、中央部分の折曲げを行わない構成とすることも容易なものである。
【0035】
すなわち、本発明は、前述したごとき実施例に限ることなく種々の態様に変更することができるものである。
【0036】
【発明の効果】
以上のごとき実施例の説明より理解されるように、本発明によれば、ワークの折曲げ部分の全長に亘って均等加圧を行うことができ、また折曲げ加工時に折曲げ角度が不足する場合には追い曲げ加工を行うことができ、精度の良い折曲げ加工を行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る金型装置の1部を示す正面図で、1部断面して示している。
【図2】図1における2−2線に沿った断面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】各シリンダ内の圧力を個別に調整し得る構成の説明図である。
【図5】理解を容易にするためにプレスブレーキの全体的構成を示した正面図である。
【符号の説明】
7 下部テーブル
13 ベースプレート
15 シリンダ
27 デイプスベース
29 型ベース
31 ナット部材
33 ラック
45 曲げ型
47 デイプスピース

Claims (1)

  1. 上型を装着した上部テーブル又は前記上型と協働してワークの折曲げ加工を行う下型を装着した下部テーブルの一方のテーブルを上下動自在に備えてなるプレスブレーキにおいて、前記下部テーブル(7)に複数の曲げ型(45)を上下動可能に設け、かつ曲げ型(45)に備えた曲げ溝(45G)内に、ワークの底部の位置を規制するためのデイプスピース(47)を相対的に上下調節可能に設け、前記各曲げ型(45)と前記デイプスピース(47)とを一体的に上下動するための上下動用アクチュエータ(15)を各曲げ型(45)に対応して備えていることを特徴とするプレスブレーキ。
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