JP5115158B2 - プレス機械 - Google Patents

プレス機械 Download PDF

Info

Publication number
JP5115158B2
JP5115158B2 JP2007298841A JP2007298841A JP5115158B2 JP 5115158 B2 JP5115158 B2 JP 5115158B2 JP 2007298841 A JP2007298841 A JP 2007298841A JP 2007298841 A JP2007298841 A JP 2007298841A JP 5115158 B2 JP5115158 B2 JP 5115158B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
press
height position
die
fixed
screw shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007298841A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009119519A (ja
Inventor
孝行 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP2007298841A priority Critical patent/JP5115158B2/ja
Priority to US12/263,125 priority patent/US20090126434A1/en
Priority to EP08019989A priority patent/EP2060387A3/en
Publication of JP2009119519A publication Critical patent/JP2009119519A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5115158B2 publication Critical patent/JP5115158B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B1/00Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen
    • B30B1/18Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by screw means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D5/00Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves
    • B21D5/02Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves on press brakes without making use of clamping means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/0029Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing means for adjusting the space between the press slide and the press table, i.e. the shut height
    • B30B15/0041Control arrangements therefor

Description

この発明は、プレスブレーキ、パンチプレス等の板材に対してプレス加工を行うプレス機械に関する。
一般的なプレスブレーキは、固定側のプレス型としてのダイと、可動側のプレス型としてのパンチが上下に設けられ、両プレス型の間に加工する板材を配置し、板材を介してパンチをダイに押し当てることにより、板材をV字状に曲げる。パンチを昇降駆動させるプレス駆動手段には、例えばボールねじ機構が用いられる(例えば特許文献1)。
実開昭63−19919号公報 特許3405930号公報 特許2764350号公報
上記プレスブレーキでは、板材の最終曲げ段階、すなわちパンチが昇降ストロークの下死点に位置する時に、プレス駆動手段に最大の曲げ負荷がかかる。プレス駆動手段がボールねじ機構を用いたものである場合には、上記曲げ負荷により、ボールねじ機構におけるねじ軸のねじ溝内面にボールを介して荷重がかかる。実際の加工現場では、同じかまたは同程度の板厚の板材に対して同じか同程度の曲げ角度で曲げ加工を続けることが多い。そのため、最大曲げ負荷時には、何時もねじ軸のねじ溝内面のほぼ同じ箇所にボールが接し、その箇所で摩耗等による消耗が部分的に進行することとなり、ボールねじ機構の寿命を短くしていた。
この発明の目的は、可動側プレス型の昇降用として使用されるボールねじ機構の寿命を延ばすことができ、そのための機構が簡素な構成であるプレス機械を提供することである。
この発明の他の目的は、前記ボールねじ機構の寿命を効率良く延ばすことである。
この発明のさらに他の目的は、この発明を適用することが特に有効なプレス機械を提示することである。
この発明のプレス機械は、加工時に位置固定状態とされる固定側のプレス型と、可動側のプレス型と、前記固定側のプレス型に対して前記可動側のプレス型を昇降させるプレス駆動手段と、前記固定側のプレス型を設置したフレームに対して前記固定側のプレス型の高さ位置を変更する高さ位置変更手段と、この高さ位置変更手段を制御する高さ位置制御手段とを備え、前記プレス駆動手段は、上下方向に沿うねじ軸に複数のボールを介してナットが螺合するボールねじ機構を有し、前記ねじ軸およびナットのうちいずれか一方の部材を回転させる回転駆動源を設け、もう一方の部材と前記可動側のプレス型とを一体に動作するように連結したものであり、前記高さ位置制御手段は、前記可動側のプレス型が被加工物に接してプレス荷重が作用するときの、前記ねじ軸のねじ溝の内面における前記各ボールが接する位置が変化するように、前記固定側のプレス型の高さ位置を前記高さ位置変更手段により定期的に変更させる制御を行うものである。
この構成によれば、定期的に、高さ位置制御手段により高さ位置変更手段を制御して、可動側のプレス型が被加工物に接してプレス荷重が作用するときの、ねじ軸のねじ溝内面における各ボールが接する位置が変化するように、固定側のプレス型の高さ位置を変更させる。ねじ軸のねじ溝内面における各ボールが接する位置を変化させることにより、ねじ軸のねじ溝内面の同じ箇所に荷重が集中的にかかることが避けられる。それにより、ねじ軸の摩耗等による消耗が局所的に進行することを防がれて、ボールねじ機構の寿命を延ばすことができる。固定側のプレス型の高さ位置を変更させるタイミングは、例えば加工回数が所定回数に達したとき、あるいは加工時間が所定時間となったときとすればよい。上記所定回数および所定時間は任意に変更可能である。
高さ位置変更手段は、プレス加工時に昇降しない固定側のプレス型を設置したフレームの高さ位置を変更する構成であるため、プレス加工時に昇降する可動側のプレス型を設置したフレームの高さ位置を変更する場合に比べ、高さ位置変更手段を構造的にも制御的にも簡素な構成とすることができる。
この発明において、前記高さ位置制御手段は、前記高さ位置変更手段により前記固定側のプレス型の高さ位置を変化させる範囲が、前記ねじ軸とナット間に介在したボールの配列ピッチの、ねじ軸軸方向の長さ以下の範囲であるのがよい。
一般的に、板材の目標曲げ角度は、プレス型の形状と板材の厚みによって決まる。このため、同一条件で曲げ加工を行った場合、可動型のプレス型の駆動量は一定であり、最大曲げ負荷時に何時もねじ軸のねじ溝内面の同じ箇所にボールが接し、ねじ軸の消耗が局所的に進行する。これを防ぐには、固定側のプレス型の高さ位置を変化させると共に、それに応じて可動側のプレス型の駆動量を変更して、ねじ溝内面におけるボールの当たる位置をねじ溝方向に分散させればよい。ボールの当たる位置をボールの配列ピッチの範囲内で分散させればよいので、固定側のプレス型の高さ位置変化量は、最大でボールの配列ピッチのねじ軸軸方向の長さだけあれば十分である。固定側のプレス型の高さ位置変化量を必要最小距離であるボールの配列ピッチのねじ軸軸方向の長さ以下の範囲内に限定すれば、より一層高さ位置変更手段を小型で簡素なものとすることができる。ねじ溝に対してボールが接する位置を複数回変化させた場合に、当該位置がボールの配列ピッチの範囲内で平均化されるように制御すれば、ねじ軸のねじ溝内面の消耗が均等に進行するため、ボールねじ機構の寿命を最大に延ばすことができる。
この発明は、例えば以下のプレス機械に適用するのが特に有効である。すなわち、そのプレス機械は、被加工物である板材の下側に配置された前記固定側のプレス型としてのダイと、前記板材の上側に配置された前記可動側のプレス型としてのパンチとを有し、これらダイおよびパンチの協働により前記板材をV字状に曲げるプレスブレーキであり、前記プレス駆動手段は、前記ボールねじ機構を並列に複数設けたものである。
プレスブレーキは、板材の最終曲げ段階でプレス駆動手段に曲げ負荷が集中してかかるため、プレス駆動手段にボールねじ機構が採用されている場合に、ボールねじ機構におけるねじ軸のねじ溝内面の同じ箇所に曲げ負荷がかかりやすい。このため、高さ位置変更手段により固定側のプレス型の高さ位置を変更することによる効果が大きく現れる。
曲げ負荷によるねじ軸の消耗に対して、そのねじ軸を新しいものと交換するという方法もある。しかし、ねじ軸を交換する方法は、機械全体の調整を伴うため作業が容易ではなく、しかもその間、機械の稼働を停止させなくてはならないとう問題がある。特に、ボールねじ機構が並列に複数設けられている場合は、調整がより困難である。したがって、ボールねじ機構が並列に複数設けられているプレスブレーキにこの発明を適用すると、効果が顕著に現れる。
この発明のプレス機械は、加工時に位置固定状態とされる固定側のプレス型と、可動側のプレス型と、前記固定側のプレス型に対して前記可動側のプレス型を昇降させるプレス駆動手段と、前記固定側のプレス型を設置したフレームに対して前記固定側のプレス型の高さ位置を変更する高さ位置変更手段と、この高さ位置変更手段を制御する高さ位置制御手段とを備え、前記プレス駆動手段は、上下方向に沿うねじ軸に複数のボールを介してナットが螺合するボールねじ機構を有し、前記ねじ軸およびナットのうちいずれか一方の部材を回転させる回転駆動源を設け、もう一方の部材と前記可動側のプレス型とを一体に動作するように連結したものであり、前記高さ位置制御手段は、前記可動側のプレス型が被加工物に接してプレス荷重が作用するときの、前記ねじ軸のねじ溝の内面における前記各ボールが接する位置が変化するように、前記固定側のプレス型の高さ位置を前記高さ位置変更手段により定期的に変更させる制御を行うため、可動側プレス型の昇降用として使用されるボールねじ機構の寿命を延ばすことができ、そのための機構が簡素な構成になる。
前記高さ位置制御手段は、前記高さ位置変更手段により前記固定側のプレス型の高さ位置を変化させる範囲が、前記ねじ軸とナット間に介在したボールの配列ピッチの、ねじ軸軸方向の長さ以下の範囲である場合は、ボールねじ機構の寿命を効率良く延ばすことができる。
プレス機械が、被加工物である板材の下側に配置された前記固定側のプレス型としてのダイと、前記板材の上側に配置された前記可動側のプレス型としてのパンチとを有し、これらダイおよびパンチの協働により前記板材をV字状に曲げるプレスブレーキであり、前記プレス駆動手段は、前記ボールねじ機構を並列に複数設けたものであるある場合は、この発明を適用することの効果が顕著に現れる。
この発明の一実施形態を図面と共に説明する。図1は、この実施形態のプレス機械の概略構成を示す正面図、図2はその側面図である。このプレス機械はプレスブレーキであって、ベッド1上に固定側のプレス型となる直線状のダイ2が取付けられ、ラム3の下端に可動側のプレス型となるパンチ4が取付けられている。ラム3は、左右両側部でガイド5によりベッド1に昇降自在に設置され、プレス駆動手段6により昇降駆動される。
ダイ2およびパンチ4は、各々型幅方向に複数の分割型2A,4Aに分割されていて、分割型2A,4Aの配列個数の選択により、型幅変更が可能とされている。この型幅変更は、分割型2A,4Aを、加工に使用する使用位置(図示された位置)と退避位置との間に、分割型選択機構(図示せず)で移動させることにより行われる。
ベッド1にはダイ2の前後に板材支持台7およびゲージ8が設置されている。被加工部である折り曲げるべき板材Wは、板材支持台7に載せられてゲージ8に当たるまで、ダイ2の上に挿入され、ラム3によるパンチ4の下降により、ダイ2とパンチ4とで挟まれて、板材WがV字状に折り曲げられる。
前記プレス駆動手段6は、前記左右のガイド5に並設された左右一対のボールねじ機構10を有する。図3および図4に示すように、ボールねじ機構10は、上下方向に沿うねじ軸11と、このねじ軸11にボール12を介して螺合するナット13とでなる。ナット13には、ねじ軸11とナット13との間のボール12を循環させるエンドキャップや、リターンチューブ、コマ部材等の循環手段(図示せず)が設けられている。各ボールねじ機構10のねじ軸11は、共通の回転駆動源14により正逆両方向に選択的に回転させられる。回転駆動源14は、例えばサーボモータ14である。回転駆動源14の回転は、その出力軸14aからチェーン伝動装置15により回転伝達軸16に伝達され、さらに回転伝達軸16からベベルギヤ17,18を介してねじ軸11へ伝達される。ナット13は、ラム3に固定され、前記パンチ4と一体に動作する。図6に示すように、ダイ2は上面にV溝2aを有し、パンチ4は下端が前記V溝2aに対応する形状とされている。
ベッド1には、ダイ2の高さ位置を変更する高さ位置変更手段21が設けられている。高さ位置変更手段21は、プレスブレーキの概略構成を示す図5および図6に示すように、ベッド1に対して水平方向にスライド自在で、上面が所定角度の傾斜面22aに形成された複数の下側くさび22を有するスライド体23と、ダイ2の各分割型2Aを支持して昇降自在で、下面に前記下側くさび22の傾斜面22aと同じ角度の傾斜面24aに形成された複数の上側くさび24を有する昇降体25とを備える。スライド体23は、スライド駆動源26により、ベッド1に対して水平方向にスライドさせられる。スライド駆動源26は例えばサーボモータであり、スライド駆動源26の回転が、ラック・ピニオン機構等の回転・直線変換機構(図示せず)により直線運動に変換される。なお、図5では、下側くさび22および上側くさび24の傾斜面22a,24aの傾斜を誇張して描いてあり、実際の傾斜面22a,24aの傾斜は図よりもずっと小さい。
このプレス機械を制御するプレスブレーキ制御装置について、図7と共に説明する。プレスブレーキ制御装置30は、プレス加工を制御するプレス加工制御手段31と、ダイ2の高さ位置を制御するダイ高さ位置制御手段32とでなる。プレス加工制御手段31は、コンピュータ式の数値制御装置およびプログラマブルコントローラからなり、プレス加工プログラム31aと、このプレス加工プログラム31aを実行する演算制御部31bと、ダイ2の高さ位置変更に対応して前記プレス加工プログラム31aの命令を補正するプログラム補正部31cとを備える。プログラム補正部31cは、演算制御部31bの一部として設けられるか、または演算制御部31bとは別に設けられる。また、ダイ高さ位置制御手段32は、プログラマブルコントローラからなり、ダイ高さ位置制御プログラム32aと、このダイ高さ位置制御プログラム32aを実行する演算制御部32bとを備える。演算制御部31b,32bは、中央処理装置およびメモリ等に、プログラマブルコントローラを含めたものを示す。ダイ高さ位置制御手段32の演算制御部32bは、プレス加工制御手段31の演算制御部31bのプログラマブルコントローラ等で、一部または全体が兼用されるものであってもよい。
プレス加工制御手段31の演算制御部31bは、左右一対のボールねじ機構10を作動させる回転駆動源14に出力する。プレス加工制御手段31の演算制御部31bが出力する毎に、プレス加工制御手段31からダイ高さ位置制御手段32へプレス加工の回数を示す信号が出される。この信号をダイ高さ位置制御手段32がカウントし、カウント数が所定数に達すると、ダイ高さ位置制御手段32の演算制御部32bが、高さ位置変更手段21を作動させるスライド駆動源26に出力する。
上記スライド駆動源26への出力は、ダイ2の高さ位置変更量をHx、ボールねじ機構10におけるボール12の配列ピッチBp(図4)のねじ軸軸方向長さをBL(図4)とした場合に、0≦±Hx≦BLの関係が成り立つ大きさとされる。すなわち、ボール12の配列ピッチBpのねじ軸軸方向長さBLよりも小さい範囲内でダイ2の高さ位置を変更させる。これにより、最大曲げ負荷時にねじ軸11のねじ溝11aの内面にボール12が接する位置が変化する。また、このボール12が接する位置を複数回変位させた場合に、当該位置がボール12の配列ピッチBpの範囲内で平均化されるように、ダイ高さ位置制御部32で制御される。
上記ダイ2の高さ位置変更に対応して、プログラム補正部31cにより、パンチ4が昇降ストロークの下死点に位置する時のパンチ4とダイ2間の距離が、ダイ2の高さ位置の変更前と変更後とで同じになるように、加工プログラム31aのパンチ昇降命令が実行時に補正される。具体的には、パンチ4の駆動量Vh1を変更する。
上記のように、ダイ2の高さ位置およびパンチ4の駆動量Vh1を変更する理由を説明する。一般的に、板材Wの目標曲げ角度θAは、ダイ2の溝幅Vと板材Wの厚みtによって決まる。このため、同一条件で曲げ加工を行った場合、パンチ4の駆動量Vh1は一定であり、最大曲げ負荷時に何時もねじ軸11のねじ溝11a内面の同じ箇所にボール12が接し、ねじ軸11の消耗が局所的に進行する。これを防ぐには、ねじ溝11a内面におけるボール12が接する位置をねじ溝11a方向に分散させればよい。ダイ2の高さ位置およびパンチ4の駆動量Vh1を変更することにより、最大曲げ負荷時、すなわちパンチ4が板材Wに接してプレス荷重が作用するときの、ねじ軸11のねじ溝11a内面における各ボール12が接する位置が変化する。そのため、ねじ溝11aの同じ箇所に曲げ荷重が集中的にかかることが避けられる。ねじ軸11の消耗が局所的に進行することを防がれるので、ボールねじ機構10の寿命を延ばすことができる。
ボール12の配列ピッチBpの範囲内で上記ボール12の当たる位置を分散させればよいので、ダイ2の高さ位置変化量は、最大でボール12の配列ピッチBpのねじ軸軸方向の長さBLだけあれば十分である。ダイ2の高さ位置変化量を必要最小距離であるボール12の配列ピッチBpのねじ軸軸方向の長さBL以下の範囲内に限定すれば、高さ位置変更手段21を小型で簡素なものとすることができる。パンチ4が板材Wに接してプレス荷重が作用するときの、ねじ軸11のねじ溝11aの内面における各ボール12が接する位置を複数回変化させた場合に、当該位置がボール12の配列ピッチBpの範囲内で平均化されるように制御すれば、ねじ軸11のねじ溝11a内面の消耗が均等に進行するため、ボールねじ機構10の寿命を最大に延ばすことができる。
この実施形態では、加工回数が所定数に達した場合にダイ2の高さ位置を変更するようにしているが、ねじ軸11の消耗に影響を与える他の条件を満たすようになった場合、例えば加工時間が所定の時間を超えた場合にダイ2の高さ位置を変更するようにしてもよい。
また、ボールねじ機構10は、ナット13が固定でねじ軸11を回転させる構成とされているが、逆にねじ軸11が固定でナット13を回転させる構成としてもよい。
この実施形態のプレス機械はプレスブレーキであり、板材Wの最終曲げ段階でプレス駆動手段6に曲げ負荷が集中してかかり、ボールねじ機構10のねじ軸11の同じ箇所に曲げ負荷がかかりやすい。このため、高さ位置変更手段21により固定側のプレス型であるダイ2の高さ位置を変更することによる効果が大きく現れる。
また、プレス駆動手段6は、ボールねじ機構10を並列に複数設けたものであるため、この発明を適用することによる効果が顕著に現れる。すなわち、曲げ負荷によるねじ軸11の消耗に対して、そのねじ軸11を新しいものと交換する場合には、機械全体の調整を伴うため作業が容易ではなく、しかもその間、機械の稼働を停止させなくてはならないとう問題がある。特に、ボールねじ機構10が並列に複数設けられている場合は、調整がより困難である。しかし、この発明によるプレスブレーキは、ボールねじ機構10の寿命が大幅に延ばせるので、ボールねじ機構10の交換やそれに伴う機械全体の調整を減らすことができる。
なお、この発明は、パンチプレス等の他のプレス機械にも適用できる。
この発明の実施形態にかかるプレス機械の正面図である。 同プレス機械の側面図である。 同プレス機械のボールねじ機構の一部を示す断面図である。 図3の部分拡大図である。 同プレス機械の概略構成を示す正面図である。 同プレス機械の概略構成を示す側面図である。 同プレス機械の制御系のブロック図である。
符号の説明
2…ダイ(可動側のプレス型)
4…パンチ(固定側のプレス型)
6…プレス駆動手段
10…ボールねじ機構
11…ねじ軸
11a…ねじ溝
12…ボール
13…ナット
14…回転駆動源
21…高さ位置変更手段
26…スライド駆動源
32…ダイ高さ位置制御手段
BL…ボールの配列ピッチのねじ軸軸方向の長さ
W…板材(被加工物)

Claims (3)

  1. 加工時に位置固定状態とされる固定側のプレス型と、可動側のプレス型と、前記固定側のプレス型に対して前記可動側のプレス型を昇降させるプレス駆動手段と、前記固定側のプレス型を設置したフレームに対して前記固定側のプレス型の高さ位置を変更する高さ位置変更手段と、この高さ位置変更手段を制御する高さ位置制御手段とを備え、
    前記プレス駆動手段は、上下方向に沿うねじ軸に複数のボールを介してナットが螺合するボールねじ機構を有し、前記ねじ軸およびナットのうちいずれか一方の部材を回転させる回転駆動源を設け、もう一方の部材と前記可動側のプレス型とを一体に動作するように連結したものであり、
    前記高さ位置制御手段は、前記可動側のプレス型が被加工物に接してプレス荷重が作用するときの、前記ねじ軸のねじ溝の内面における前記各ボールが接する位置が変化するように、前記固定側のプレス型の高さ位置を前記高さ位置変更手段により定期的に変更させる制御を行うものであるプレス機械。
  2. 前記高さ位置制御手段は、前記高さ位置変更手段により前記固定側のプレス型の高さ位置を変化させる範囲が、前記ねじ軸とナット間に介在したボールの配列ピッチの、ねじ軸軸方向の長さ以下の範囲である請求項1記載のプレス機械。
  3. 被加工物である板材の下側に配置された前記固定側のプレス型としてのダイと、前記板材の上側に配置された前記可動側のプレス型としてのパンチとを有し、これらダイおよびパンチの協働により前記板材をV字状に曲げるプレスブレーキであり、前記プレス駆動手段は、前記ボールねじ機構を並列に複数設けたものである請求項1または請求項2記載のプレス機械。
JP2007298841A 2007-11-19 2007-11-19 プレス機械 Active JP5115158B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007298841A JP5115158B2 (ja) 2007-11-19 2007-11-19 プレス機械
US12/263,125 US20090126434A1 (en) 2007-11-19 2008-10-31 Press machine, and method for controlling press machine
EP08019989A EP2060387A3 (en) 2007-11-19 2008-11-17 Press machine and method for controlling a press machine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007298841A JP5115158B2 (ja) 2007-11-19 2007-11-19 プレス機械

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009119519A JP2009119519A (ja) 2009-06-04
JP5115158B2 true JP5115158B2 (ja) 2013-01-09

Family

ID=40328539

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007298841A Active JP5115158B2 (ja) 2007-11-19 2007-11-19 プレス機械

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20090126434A1 (ja)
EP (1) EP2060387A3 (ja)
JP (1) JP5115158B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2942982B1 (fr) * 2009-03-13 2014-12-05 Amada Europ Presse plieuse pour le pliage de feuilles
ITBO20110146A1 (it) * 2011-03-23 2012-09-24 Gigant Italia S R L Pressa per deformazione plastica
ITVR20110061A1 (it) * 2011-03-30 2012-10-01 Finn Power Italia S R L Meccanismo di movimentazione per struttura portalame di macchina pannellatrice per l'esecuzione di piegature su fogli di lamiera metallica
CN102284636B (zh) * 2011-06-13 2013-02-13 江苏金方圆数控机床有限公司 数控冲床的升降模座
CN102626752B (zh) * 2012-02-06 2014-04-09 宁波澳玛特高精冲压机床股份有限公司 一种冲床可调整模座
AT513150B1 (de) * 2012-12-06 2014-02-15 Trumpf Maschinen Austria Gmbh Abkantpresse
CN103143639A (zh) * 2013-03-04 2013-06-12 江苏泽恩汽机车部品制造有限公司 冲床防止误加工装置
CN104307969B (zh) * 2013-06-28 2016-03-23 中国石油大学(华东) 一种冲裁模具
CN104525682A (zh) * 2013-06-28 2015-04-22 吴小再 一种模具及其工作方法
WO2016022088A1 (en) * 2014-08-07 2016-02-11 Baykal Maki̇na Sanayi̇ Ve Ti̇caret Anoni̇m Şi̇rketi̇ Bending press having a drive system with torque motor
CN106180472B (zh) * 2016-07-13 2018-03-09 广州芯越数字控制系统有限公司 具有上模负载监控和保护装置的全电伺服数控的折弯机及其方法
KR102191863B1 (ko) * 2019-01-23 2020-12-16 주식회사 일우산업기계 하부금형 클램핑수단을 구비한 절곡기
CN113458230B (zh) * 2021-07-22 2022-12-13 珠海市勇诚五金塑胶有限公司 一种冲压装置及其冲压方法

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB612393A (en) * 1946-05-24 1948-11-11 Cecil Howard Sedgwick Bending or forming presses
DE2039644C3 (de) * 1970-08-10 1973-11-08 L. Schuler Gmbh, 7320 Goeppingen Vorrichtung zum Andern des Ab Standes zwischen einem am Stößel einer Presse befestigten Oberwerkzeug und dem Stößel
US4112493A (en) * 1975-11-07 1978-09-05 Hurco Manufacturing Company Inc. Twin motor and screw drive for workpiece positioning stops and for press ram drive and the like
DE2558226A1 (de) * 1975-12-23 1977-07-14 R & A Rationalisierung Und Aut Tisch fuer werkzeugmaschinen zum aufspannen von werkzeugen oder werkstuecken
JPS6319919U (ja) 1986-07-24 1988-02-09
JP2764350B2 (ja) 1990-12-11 1998-06-11 丸機械工業株式会社 折曲げ機のたわみ補正装置
JP3431049B2 (ja) * 1995-04-27 2003-07-28 株式会社小松製作所 曲げ加工機
US6192732B1 (en) * 1996-10-03 2001-02-27 Komatsu Ltd. Bending method and bending apparatus for bending machine
WO1998018579A1 (fr) * 1996-10-29 1998-05-07 Komatsu Ltd. Procede de correction d'angle de cintrage et presse-plieuse fabriquee a l'aide de ce procede
JP3405930B2 (ja) 1999-02-01 2003-05-12 株式会社放電精密加工研究所 プレス装置
JP3415080B2 (ja) * 1999-07-01 2003-06-09 村田機械株式会社 曲げ機械およびその運転方法
JP2002144098A (ja) * 2000-11-07 2002-05-21 Hoden Seimitsu Kako Kenkyusho Ltd プレス装置
JP3953414B2 (ja) * 2002-12-11 2007-08-08 株式会社東洋工機 往復駆動機構およびその機構を用いたプレス機械
US7293500B2 (en) * 2003-12-12 2007-11-13 Hoden Seimitsu Kako Kenkyusho Co., Ltd. Press
JP4354836B2 (ja) * 2004-02-02 2009-10-28 住友重機械テクノフォート株式会社 スコッチヨークプレス
JP2006055866A (ja) * 2004-08-18 2006-03-02 Hoden Seimitsu Kako Kenkyusho Ltd 電動プレス装置
JP4995415B2 (ja) * 2004-09-09 2012-08-08 株式会社放電精密加工研究所 プレス装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP2060387A2 (en) 2009-05-20
EP2060387A3 (en) 2010-07-14
JP2009119519A (ja) 2009-06-04
US20090126434A1 (en) 2009-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5115158B2 (ja) プレス機械
CN104324988B (zh) 对称式四辊卷圆工艺方法及装置
CN110180935B (zh) 一种大型金属板材冲压的冲压方法
CN101367098A (zh) 一种金属板件弯曲成型机
CN201324778Y (zh) 一种金属板件弯曲成型机
CN107932033B (zh) 全自动锚链压档机及压档方法
US7353686B2 (en) Press
JP2002001433A (ja) 歪み矯正装置
JP2007301612A (ja) ダイクッション装置
JP2001300778A (ja) リンク式サーボプレス
JP2001121297A (ja) プレス機械のスライド傾き補正装置
KR20130004475U (ko) 폭과 높이 조절이 가능한 금속 롤 포밍기
CN211588266U (zh) 折弯机自动调整下模开口位置装置
JP2000343297A (ja) プレス機械のフレーム
JP5655445B2 (ja) プレス機械の中垂れ調整装置
JP3565735B2 (ja) 鍛造プレス機のトランスファ装置
CN104668337A (zh) 一种冲孔装置
CN208357546U (zh) 三辊卷管机
KR101790120B1 (ko) 기능성 볼트 가공을 위한 전조장치
CN216183060U (zh) 一种进出模机构
CN203803971U (zh) 一种开卷矫正机挡料机构
JP3689051B2 (ja) プレスブレーキ
CN219233587U (zh) 一种用于钢板的折弯工装及包含该工装的校直机
CN212310508U (zh) 一种可调节的压弯模头及压弯模具
CN107309378B (zh) 全自动螺旋弹簧横向预压机及预压方法、计算机存储介质

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100819

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120918

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120920

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121001

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5115158

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151026

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250