JPH0522393Y2 - - Google Patents

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JPH0522393Y2
JPH0522393Y2 JP1986065832U JP6583286U JPH0522393Y2 JP H0522393 Y2 JPH0522393 Y2 JP H0522393Y2 JP 1986065832 U JP1986065832 U JP 1986065832U JP 6583286 U JP6583286 U JP 6583286U JP H0522393 Y2 JPH0522393 Y2 JP H0522393Y2
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rolling
pressure
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pedestal
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は溶接ビードを母材厚さ以下に圧延する
ための圧延装置に関するものである。
「従来の技術」 TIG溶接あるいはプラズマ溶接によつて部材同
士を接合する場合、溶接した部分(ビード)は母
材厚に対し、20〜30%中央部が盛り上がる。この
盛り上がつた部分は、後工程の移送の際等におい
て妨げとなる場合があり、必要に応じて取り除く
必要があつた。
従来、上記溶接ビードの盛り上がり部分を取り
除く場合には、第3図に示すように圧延ロールR
をワークWの溶接ビードB上に転動させ、これに
より、載置台Aとの間に溶接ビードBを押し潰す
手段が採られている。このように溶接ビードBを
押し潰すことは、溶接部の組織を緻密化すること
にもなり、溶接強度がアツプするという利点も得
られる。
第4図は上記手段を具体化した従来の圧延装置
の一例である。図において符号1は架台であり、
この架台1にはワーク載置台2が、またその上部
にはアーム3が互いに平行に設けられている。ア
ーム3には走行ユニツト4が図中左右方向に移動
自在に設けられており、この走行ユニツト4はア
ーム3に付設された油圧シリンダ5によつて移動
されるようになつている。走行ユニツト4の下部
にはロール支持台6がピン7を中心に揺動自在に
設けられている。ロール支持台6の図における左
端には、該ロール支持台6と走行ユニツト本体と
の間の間隙を調整する調整ネジ8が設けられ、ま
た、ロール支持台6の右端には圧延ロール9が軸
10によつて回転自在に支持されている。
上記装置によつて溶接ビードを圧延するには、
まず、ワーク載置台2上にワークWをセツトし、
油圧シリンダ5を作動させて操作ユニツト4を図
中矢印に示す如く移動させて、圧延ロール9をビ
ード上に押しつけたまま転動させ、これにより溶
接ビードを押し潰すのである。
「考案が解決しようとする問題点」 ところが、上記圧延装置にあつては次のような
問題点があつた。
すなわち、ワーク載置台2と圧延ロール9と
の相対距離が、ワーク載置台2の両端あるいは両
端と中央とで異なるため、圧延代の設定が非常に
難しい。また、走行ユニツト4を案内するアー
ム3とワーク載置台2との平行度がそのまま圧延
精度につながることとなり、高精度の圧延を行う
にはアーム3とワーク載置台2との平行度を上げ
なければならない。この平行度を出すのが機械加
工上非常に難しく、強いて平行度を上げようとす
るとコスト高を招いてしまう。また、圧延は過
大な押圧力をもつて行うことから、押圧の際ワー
ク載置台2にたわみが生じるおそれがあり、これ
が圧延代に影響する。特に、ワークWが薄板でか
つそのビード部分が長い場合、上記影響が大とな
り、所望の圧延が行えなくなるという問題点であ
る。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、圧
延代の設定を容易に行え、かつ、コスト上昇を招
く事なく高精度の圧延が行え、さらに薄板でビー
ドが長いワークでも高精度の圧延が行える溶接ビ
ード圧延装置を提供することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本考案の装置で
は、架台と、該架台の所定箇所に設けられたワー
ク載置台と、前記架台から延びる案内部により案
内されて前記ワーク載置台と平行に移動自在に設
けられた走行ユニツトと、該走行ユニツトを移動
操作する移動機構とを備え、前記走行ユニツトに
は溶接ビードの盛り上がり部分を圧延する圧延ロ
ールが圧力調節制御系によつて圧力の制御が行わ
れる流体シリンダにより所定圧力をもつて前記ワ
ーク載置台側へ押圧付勢された状態で設けられて
なり、 前記圧力調節制御系には、前記流体シリンダへ
の流体の供給圧を設定するリリーフバルブが設け
られてなり、該リリーフバルブの設定を変更する
ことにより、前記圧延ロールによる前記溶接ビー
ドへの押圧付勢力が変更されてなることを特徴と
している。
「作用」 圧延ロールは圧力調節制御系により圧力制御さ
れる流体シリンダによつて常に所定圧力でワーク
側へ押圧付勢されており、この圧延ロールによつ
てワークのビード部分は圧延される。従つて、走
行ユニツトとワークとの相対距離がビードの両端
あるいは中央で異なる場合でも、それに応じて圧
延ロールが移動し、常に一定の押圧力をもつた圧
延が行える。この結果、圧延代が一定の所望の圧
延が行える。また、圧力調節制御系に設けられた
リリーフバルブによつて流体シリンダへの流体の
供給圧を適正な値に変更することにより、圧延ロ
ールによる押圧付勢力が容易に適正な値に適宜設
定される。
「実施例」 第1図および第2図は本考案が適用された圧延
装置の一実施例を示す図であり、第1図は装置の
側面図、第2図は圧延ロールをワーク側へ押圧付
勢するシリンダの圧力調節制御系を説明する油圧
系統図である。なお、第4図で示した従来の装置
と同一構成要素には同一符号を付し説明を簡略化
する。
この装置が前記従来例の装置と異なるところ
は、走行ユニツト移動中において、圧延ロール9
が油圧シリンダ11により常にワークW側に押圧
付勢される点、また、走行ユニツト4を案内する
アーム3が両持ちで支持されている点である。
これらの点について詳しく説明すると、走行ユ
ニツト4には、ユニツト本体12にネジ止め固定
された枠体13、枠体13に回転可能に組み付け
られた調整ネジ14、ネジ14の先端に該ネジ1
4と一体的にその長さ方向に移動可能とされた移
動板15からなる調整機構16が設けられ、この
調整機構16には前記油圧シリンダ11の基側が
ピン17を介して連結されている。
油圧シリンダ11の出力側はピン18を介して
揺動アーム19の先端に連結されている。揺動ア
ーム19は前記ユニツト本体12に回転自在に支
持された軸20に連結され、この軸20と一体に
回転するようになつている。軸20には作動アー
ム21が、前記揺動アーム19に対して所定の開
き角度をもつように、かつ、軸20と一体に回転
するように取り付けられている。作動アーム21
には圧延ロール9がピン22を介して回転自在に
支持されている。ここで、前記ピン17,18,
22および軸20は、互いに平行にかつ走行ユニ
ツト4の移動方向と直交するように配されてい
る。
上記構成において、シリンダ11が伸張するよ
うに作動されると、ピン18を介して揺動アーム
19が図中時計方向へ回動するよう付勢され、こ
れに伴い、作動アーム21および圧延ロール9が
揺動アーム19と一体となつて軸20を中心に時
計方向へ回動するよう付勢され、圧延ロール9は
載置台2との間にセツトされるワークWのビード
に所定圧力をもつて押圧する。
また、走行ユニツトを案内するアーム3は、架
台1の両端に立てられた支柱23,23によつて
両持ち状態で支持されている。
前記シリンダ11の圧力調節制御系について第
2図を参照しながら説明すると、図において符号
31は油圧ユニツトであり、この油圧ユニツト3
1からは往路32および復路33がそれぞれソレ
ノイドバルブ34まで延びて設けられている。往
路32にはレギユレータ35とリリーフバルブ3
6が油圧ユニツト31側から順に介装されてい
る。リリーフバルブ36のドレン側は復路33に
接続されている。そして、ソレノイドバルブ34
には油路37を介して前記油圧シリンダ11が接
続されている。なお、38は圧力計である。
次に、上記構成の圧延装置を用いてワークの溶
接ビードを圧延する方法について説明する。
まず、ワークWを溶接ビードが略中央に位置す
るようワーク載置台2上にセツトする。
次いで、リリーフバルブ36の設定により圧延
代の定める。この時の設定は材料の硬さ、板厚等
をもとに決定する。
上記設定が終わると、シリンダ5を作動させて
走行ユニツト4を移動させる。またそれと同時
に、第2図で示す油圧系によつてシリンダ11を
作動させ、圧延ロール9に軸20を中心に第1図
中時計方向へ回動するような付勢力を与えて、同
圧延ロール9をワークWのビードに押圧する。
ワークのビードに押圧された圧延ロール9は、
第1図中矢印で示すように走行ユニツト4と一体
に移動する際、ビード上を転動しながら同ビード
を端部から順に圧延する。
上述の圧延方法であると、走行ユニツト4とワ
ークWとの相対距離が多少変化する場合であつて
も、圧延ロール9がそれに追従して第1図中上下
方向に移動し、ビードに対して常に一定の圧力で
の圧延が行える。この結果、ビード全長に亙り一
様の圧延が行え、圧延後のビードの一部が母材よ
り突出することはない。
なお、上記実施例では、圧延ロール作動用とし
て油圧シリンダを用いているが、これに代えてエ
アシリンダを用いてもよい。
「考案の効果」 以上説明したように本考案によれば、圧延代の
設定を、圧延ロールをワーク側へ押圧する流体シ
リンダへ供給する作動流体の圧力調整を圧力調節
制御系により行うため、ビードと圧延ロールとの
相対距離を定める従来の設定方式に比べ、同設定
が極めて容易となる。
また、製作誤差によつて、あるいは圧延時にお
けるワーク載置台のたわみによつて、走行ユニツ
トとワークと相対距離がワークの両端あるいはそ
れらと中央とで多少異なる場合でも、その変化に
応じて圧延ロールが追従して移動し、ワークの溶
接ビードに対しては常に一定押圧力をもつた圧延
が行える。従つて、走行ユニツトを案内する案内
部とワーク載置台との平行度に高精度が要求され
ず、その分製作が容易となり、コストを下げるこ
とができる。
さらに、上述のように、圧延ロール自体が移動
してワークに対し常に一定の圧力をもつて圧延し
得るため、薄板でビードが長いワークでも高精度
の圧延が行える等の効果を奏する。また、圧力調
整制御系に設けられたリリーフバルブによつて流
体シリンダへの流体の供給圧を適正な値に変更す
ることにより、圧延ロールによる押圧付勢力を極
めて容易に適正な値に適宜設定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側面図、第2
図は圧延ロールを作動させるシリンダの圧力調節
制御系を説明する図、第3図は溶接ビードを圧延
する装置の原理図、第4図は溶接ビード圧延装置
の従来例を示す側面図である。 1……架台、2……ワーク載置台、3……アー
ム、4……走行ユニツト、5……油圧シリンダ、
9……圧延ロール、11……油圧シリンダ、19
……揺動アーム、21……作動アーム、31……
油圧ユニツト、34……ソレノイドバルブ、35
……レギユレータ、36……リリーフバルブ、W
……ワーク、B……ビード。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 架台と、該架台の所定箇所に設けられたワーク
    載置台と、前記架台から延びる案内部により案内
    されて前記ワーク載置台と平行に移動自在に設け
    られた走行ユニツトと、該走行ユニツトを移動操
    作する移動機構とを備え、前記走行ユニツトには
    溶接ビードの盛り上がり部分を圧延する圧延ロー
    ルが圧力調節制御系によつて圧力の制御が行われ
    る流体シリンダにより所定圧力をもつて前記ワー
    ク載置台側へ押圧付勢された状態で設けられてな
    り、 前記圧力調節制御系には、前記流体シリンダへ
    の流体の供給圧を設定するリリーフバルブが設け
    られてなり、該リリーフバルブの設定を変更する
    ことにより、前記圧延ロールによる前記溶接ビー
    ドへの押圧付勢力が変更されてなることを特徴と
    する溶接ビード圧延装置。
JP1986065832U 1986-04-30 1986-04-30 Expired - Lifetime JPH0522393Y2 (ja)

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JPS62179116U JPS62179116U (ja) 1987-11-13
JPH0522393Y2 true JPH0522393Y2 (ja) 1993-06-08

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0641751Y2 (ja) * 1988-07-29 1994-11-02 富士写真フイルム株式会社 溶接ビード圧延装置
DE68927840T2 (de) * 1988-08-11 1997-06-19 Fuji Photo Film Co Ltd Verfahren zum Verbinden von Metallbändern

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50156893U (ja) * 1974-06-13 1975-12-25

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