JP2630991B2 - 壁パネル取付工法 - Google Patents

壁パネル取付工法

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JP2630991B2 JP14590488A JP14590488A JP2630991B2 JP 2630991 B2 JP2630991 B2 JP 2630991B2 JP 14590488 A JP14590488 A JP 14590488A JP 14590488 A JP14590488 A JP 14590488A JP 2630991 B2 JP2630991 B2 JP 2630991B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、GRCパネル等の主としてコンクリート系壁
パネルの取付工法に関する。
従来の技術 従来、GRCパネル、気泡コンクリートパネル、ALCパネ
ル、押出し成形セグメント板等のコンクリート系の外壁
パネルの取付工法として、一般にボルト・ビス止め工
法、挿入筋工法、カバープレート工法等が知られてい
る。これらは、パネルに直接フックボルトを挿通してフ
ック部を胴縁に溶接することによって、ジョイント部に
目地筋を設けてプレートを介して胴縁に溶接することに
よって、又は、ジョイント部外方にカバープレートを設
けてそれと胴縁間にフックボルトを設けて、その他端部
を胴縁に溶接することによって、それぞれパネルを胴縁
に固定するものである。また、GRCパネルの場合は、第
9図に示すように、パネル25にアンカーボルト26やイン
サートを埋め込み、該アンカーボルトによって金具27を
介して胴縁に固定している。
発明が解決しようとする問題点 上記のように従来のコンクリート系壁パネルの取付工
法は、フックボルトやプレートを溶接によって固定する
ものであり、ジョイント構造が複雑であると共に、取付
が面倒であり取付作業に長時間を要する欠点がある。ま
た、特にGRCパネルの場合、従来のパネルと比較して非
常に薄型にできる特徴を有するものであるが、第9図に
示すように、取付部にアンカーを埋め込むため、その部
分を肉厚にする必要がある。そのため、成形が複雑にな
ると共に、余分の材料を必要とし、その分コスト高にな
る問題点がある。
本発明は、上記実情に鑑み創案されたものであって、
ジョイント構造が非常に単純で且つ簡単に取付胴縁に取
付けることができ、しかも取付部の肉厚を厚くする必要
もなく、材料費が節約になると共に取付コストも低下さ
せることができる壁パネル取付工法を提供することを目
的とする。
問題点を解決するための手段 上記目的を本発明の壁パネル取付工法は、パネルの少
なくとも両側部に連結孔を有するリブを形成し、互いに
隣接するパネルの対向する連結孔に連結杆が挿通され、
該連結杆の両パネルのリブ間にフックボルトのフック部
を係合すると共に、該フックボルトの他端ネジ切り部に
壁胴縁に係合する取付金具を嵌合させてナットを締め付
けることにより、両パネルを胴縁に固定するようにした
ことを特徴とする構成を採用することによって、達成し
た。
作用 互いに隣接するパネルの対向する連結孔に連結杆を挿
通することにより、両パネルが連結される。該連結部の
中間部、即ち目地形成の空間部を利用してフックボルト
を通して、フック部を連結杆に掛け、他端に胴縁に掛け
た取付金具をネジ部に挿通してナットを締め付けると、
連結杆に曲げ応力が作用し両パネルの連結を強固にする
と共に、胴縁にリブ先端を圧接させて強固に固定する。
また、フックボルトの締め付けによりパネルに及ぼす力
は、リブの奥行方向であるので、GRCパネルの場合、パ
ネル肉厚が薄くても、連結部を特に肉厚にしなくても充
分耐えることが出来る。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図及び第2図は、本発明のパネル取付工法の第1
実施例であり、GRCパネルを壁胴縁に取付る場合の横方
向のジョイント部を示している。図中1は、左右にリブ
2が設けられて溝形に成形されたGRCパネルであり、横
方向の接合面をなすリブ2には連結杆であるジョイント
ボルト5の連結孔3が形成されている。6はジョイント
ボルトに嵌装されるスペーサーであり、パネルの目地幅
に相当する長さを有している。7はフックボルトであ
り、基部がフック状に屈曲し、先端部が螺子切りされて
ナット8が螺合される。9は前記フックボルトを胴縁10
に係止させるための取付金具であり、図示のように、一
辺が内方に傾斜して先端が胴縁の隅角部に係合し、他端
先端がパネルのリブ先端に係合するように形成されてい
る。
GRCパネルの取付工法は以上のように構成され、今、
一方のパネル1が既に胴縁10に取付られている場合、も
う一方のパネル1を取付るには、一方のパネルの連結孔
3にジョイントボルト5を挿通し、スペーサー6を嵌め
る。次いで、他方のパネルを壁胴縁10に当て連結孔3を
合わせてジョイントボルト5に嵌合すると、パネル間の
間隔は丁度スペーサー6によって、目地幅の間隔にな
り、この状態でジョイントボルト5にナット4を羅合し
締め付けると2つのパネルが所定の目地幅間隔を有して
連結される。その後、フックボルト7を前記スペーサー
の上からジョイントボルト5に掛け、他端には胴縁10に
係合する取付金具9を挿通して、ナット8を締め付ける
と、2枚のパネルの連結部が胴縁に取付固定される。最
後に、前記目地部に外側よりバックアップ材12を嵌合
し、その外側に弾性シーリング材13を充填して仕上げを
する。
第3図及び第4図は本発明の第2実施例であり、前記
実施例と同様な構成部材には同一の符号を付してある。
該実施例では、先端をジョイントボルト5が嵌合する内
径で屈曲させてリング15を形成したフックボルト16を採
用してある。該実施例では、フックボルトのリングがGR
Cパネル間のスペーサーの役割も果たし、特別のスペー
サーを必要としない。従って、一方のGRCパネルに挿通
されたジョイントボルト5にフックボルト16のリング15
を挿通後、他方のGRCパネルを挿通して両パネルを連結
する。なお、リングはフックボルトを直接屈曲して形成
する他、第5図に示すように、リング単体17を溶接して
も良い。
第6図及び第7図は本発明の第3実施例を示し、前記
各実施例と同様な構成部材は同一符号を付してある。該
実施例では連結杆として中央部にパネル連結部の目地幅
の間隔で一対のスペーサーリング18、18を溶接したジョ
イントピン19を採用し、フックボルトは前記第1実施例
で示したように先端を屈曲してフックを形成したフック
ボルト20を採用した。該実施例の場合、中央部にスペー
サーリング18、18が固定されているので、該スペーサー
リングに合わせて両パネルを嵌めることにより、ジョイ
ントピン19がジョイント部の中央に位置し、両端をボル
トナット形式に締め付けなくても、フックボルトを締め
付けることにより、両パネルは強固に連結され、且つ胴
縁に強固に固定される。
なお、第8図は、上記各実施例におけるGRCパネルの
縦方向の連結部を示す。GRCパネル1の側部リブ2の上
辺が図示のように、ほぼ山形に形成され、側部リブの下
辺は上辺の山形に丁度噛み合うように山形状の凹部が形
成されている。そして、それに合わせて、パネルの上下
端も斜めに形成されている。また、パネル下端部は内方
に屈曲され、シーリング材充填空間が形成されシーリン
グ材22が充填されている。以上のように、パネルの上下
方向は、パネル縁が直接噛み合って、前後の移動が阻止
されると共に、傾斜状態に噛み合って防水効果を高めて
いる。
なお、上記実施例では、GRCパネルについて説明した
が、本発明はGRCパネルに限らず、種々のパネルの取付
に適用できるものであり、また外壁パネルに限らず、内
装パネルにも適用できる。
効果 本発明は、以上のような構成からなり、次のような格
別な効果を奏する。
連結孔に連結杆を挿通し、それと胴縁に係合する取付
金具を介して胴縁間をフックボルトで締め付けるだけで
あるから、非常に簡単に壁パネルを連結すると共に胴縁
に取付けることが出来る。また、パネル自体にアンカー
や目地筋を埋め込むこともないので、パネルの成形を容
易にすると共に、取付も溶接等を必要としないので、短
時間に効率良くできる。また、GRCパネルのように、薄
型パネルであっても、連結部を特に肉厚にする必要もな
いので、パネル自体のコストも低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は本発明のパネル取付工法によりパネ
ルを取付けた状態を示すものであり、第1図は第1実施
例の水平断面図、第2図はその側断面図、第3図は第2
実施例の水平断面図、第4図はその側断面図、第5図は
フックボルトの他の実施例の側面図、第6図は第3実施
例の水平断面図、第7図はその側断面図、第8図は縦方
向の連結部の縦断面図、第9図は従来のGRCパネルの取
付構造である。 1:GRCパネル、2:リブ、5:ジョイントボルト、6:スペー
サー、7、16、20:フックボルト、9:取付金具、10:胴
縁、12:バックアップ材、13、22:シーリング材、17:リ
ング単体、18:スペーサーリング、19:ジョイントピン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁パネルの少なくとも両側部に連結孔を有
    するリブを形成し、互いに隣接するパネルの対向する連
    結孔に連結杆が挿通され、該連結杆の両パネルのリブ間
    にフックボルトのフック部を係合すると共に、該フック
    ボルトの他端ネジ切り部に壁胴縁に係合する取付金具を
    嵌合させてナットを締め付けることにより、両パネルを
    胴縁に固定するようにしたことを特徴とする壁パネル取
    付工法。
JP14590488A 1988-06-15 1988-06-15 壁パネル取付工法 Expired - Lifetime JP2630991B2 (ja)

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