JPH0440801Y2 - - Google Patents

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JPH0440801Y2
JPH0440801Y2 JP1986073017U JP7301786U JPH0440801Y2 JP H0440801 Y2 JPH0440801 Y2 JP H0440801Y2 JP 1986073017 U JP1986073017 U JP 1986073017U JP 7301786 U JP7301786 U JP 7301786U JP H0440801 Y2 JPH0440801 Y2 JP H0440801Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、コンクリート成形のインサートケー
ス支持手段。詳しくはインサートケースを一体の
取付部材により直接型枠に支持させて、簡単確実
な位置決めを可能にすると共に、製品の脱型によ
り取付部材を離脱してケースだけを製品中にイン
サートする支持手段に関する。
(従来の技術) 従来、インサートしようとする金物を嵌合支持
させるフランジ付の筒体と、この筒体のフランジ
側に連設して型枠に設けた螺孔へ螺合させる取付
けねじと、この取付ねじと前記筒体との境部に周
設して脱型持ちぎれさせる切込みと、前記ねじに
設けた工具掛け手段とを備えさせたコンクリート
成形のインサート金物保持具は、(1)実公昭59−
3863号公報により公知であり、又、型枠に穿設し
た貫通孔にインサート金具支承片を嵌挿させる場
合に、貫通孔に嵌挿する支承片とインサート金具
の先端部に嵌着される防錆用被覆枠とを合成樹脂
にて一体成形し、かつ支承片と被覆枠との境界線
上に沿つて切欠部を形成してなるコンクリート型
枠におけるインサート金具支承具は、(2)実公昭50
−431611号公報により公知である。
(考案が解決しようとする問題点) 前記した(1)の公報記載の考案は、 イ 金物とこれを支持する筒体を別体成形するた
め、部品の制作費、管理費等が高く付く。
ロ 製品の脱型時、筒体の取付ねじは除かれる
が、筒体は残つて金物と一緒に製品中へインサ
ートされてしまう。
ハ 筒体へ金物を嵌合固定してから、筒体を型枠
へ取り付けるから、取り付けに手間がかかる。
ニ 嵌合により筒体に支持させた金物は、嵌合不
良や、コンクリートの打設圧の作用等で傾いて
正確な位置設定が困難。
ホ 取付ねじが筒体との境部に入れた切込みによ
り破断し、汚い破断面を製品の表面に露出させ
るから体裁が悪くて、部品の正確な取り付けに
支障を来す。
等の問題点を有する。
又、(2)の公報記載の考案は、(1)の公報に記載さ
れた考案と部品名称は相違するが構成は同一であ
るため、前記した(1)の公報記載の考案と同様イ〜
ホの問題点を有するものである。
本考案は、前記した従来の問題点を解決するた
めになされたもので、インサートケースとこれよ
り細い取付部材とをケースの下縁より上側で接合
一体化し、取付部材を型枠へ締着することによ
り、型枠へのインサートケースの直接支持を可能
にすると共に、取付部材を製品の脱型に際して、
これか接合片かに設けた肉薄部から離脱させて、
ケースだけを製品にインサートできるインサート
ケースの支持手段を提供することを目的としてい
る。
(問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するための本考案の手段は、コ
ンクリート製品中にインサートして取付金物等を
支持させるインサートケースの下部に、該ケース
の下縁よりやや上側において接合片によりケース
と接合される取付部材を設け、この取付部材を締
着手段により型枠へ締着して、前記ケースを下縁
の型内面への当接により型枠へ直接支持させると
共に、前記取付部材の上端か接合片かに製品の脱
型により破断される肉薄部を設けて、この肉薄部
により前記取付部材をインサートケースから離脱
させるコンクリート成形のインサートケース支持
手段の構成にある。
(作用) 前記のように構成されるコンクリート成形のイ
ンサートケース支持手段は、インサートケースの
下部に接合一体化してある取付部材を型枠に設け
た孔へ締着手段により締着すれば、インサートケ
ースはその下縁よりも上側において接合片で取付
部材と接合されるため、取付部材の締着によつて
下縁を型枠の内面に圧接され、傾き等を生じない
ように正確に位置決めされて、例えコンクリート
の打設圧が作用しても傾かないように強固に支持
されるので、この状態において型枠内へコンクリ
ートの打込みを行えば、コンクリートは型枠内に
充満してインサートケースを包容し、ケースが定
位置に正しくインサートされたコンクリート製品
を完成するものである。
こうして完成したコンクリート製品が脱型可能
になれば、公知の通り型枠をばらして製品を脱型
すると、インサートケースと取付部材とに反対方
向の引張力が作用するため、取付部材の上端か接
合片かに設けた肉薄部が前記脱型力により破断さ
れて、インサートケースから取付部材を離脱させ
るため、製品中には下縁が製品表面と一致するた
めに体裁がよくて、製品表面への部品取り付けに
も支障を来さないケースインサート製品が容易に
得られるものである。
(実施例) 次に本考案に関するコンクリート成形のインサ
ートケース支持手段の実施例を図面に基づいて説
明する。
図面各図において1はインサートケースで、コ
ンクリート製品2中に埋設し、該製品2に対象物
品を取付けるためのボルト10等の受金物3を支
持させるものであり、このケース1は機械的強度
に優れる合成樹脂により後記取付部材と一体的に
成形する。
4は前記したインサートケース1の取付部材
で、その上部と前記インサートケース1の下縁の
やや上側とを接合片aにより接合して、インサー
トケース1と同じ材料により一体成形し、第1図
〜第4図に示す実施例においては、円筒状に形成
して周面に締着手段としてのおねじ5を形成し、
このおねじ5を型枠6に設けた螺孔7へ螺合して
インサートケース1の型枠6への締着を行うよう
にし、第5図〜第7図に示す実施例においては、
円筒状に形成して型枠6の孔11に嵌合したと
き、その外面に合う楔孔12を横方向に貫設し、
この楔孔12へ楔13を打ち込んでインサートケ
ース1の型枠6への締着を行うようにし、第8図
〜第10図に示す実施例においては、板状に形成
して、その中心に螺孔14を設け、この螺孔14
に型枠6の孔15を貫通させた小ねじ16を螺合
締結して、インサートケース1の型枠6への締着
を行うようにしてある。
8は前記したインサートケース1から取付部材
4を離脱させるための肉薄部で、第1図及び第4
図に示すように筒状の取付部材4の上端に設ける
か、第2図及び第5図に示すように筒状の取付部
材4とインサートケース1の接合部aの外側に設
けるか、第8図に示すように板状の取付部材4と
インサートケース1との接合片aの外側に設けて
あり、この肉薄部8は前記ケース1をインサート
した製品を脱型するとき、この部分へ脱型力が作
用すると破断される程度の肉厚に形成してある。
9は前記した取付筒5の内側に形成した四角、
多角形等の孔で、これらの孔9へ公知の工具を掛
けて取付筒4を回し、取付筒4の型枠6への取り
付け及び取り外しを行わせる。
10はコンクリート製品2に対象物を取付ける
ボルト等の取付金物で、その頭部を第1図に鎖線
で示すようにインサートケース1内に挿入支持さ
せ、先端のねじ部をインサートケース1外に出し
て、この部分にナツトを掛けて対象物を抑えさせ
る等の手段により取付けを行うようにしてある。
(考案の効果) 本考案に関するコンクリート成形のインサート
ケース支持手段は、インサートケースと取付部材
の一体成形により部品数が減つて、製作費、管理
費等が低減される。
製品の脱型時、インサートケースの取付部材が
除かれて、製品中にはケースだけがインサートさ
れる。
取付部材を型枠へ締着するだけで、ケースは型
枠に固定されて、取付けに手間が掛らない。
ケースは下縁を直接型面に接して締着されるか
ら、正確に位置が定まつて、コンクリートの打設
圧等により狂いを生じることがない。
取付部材はケースの中側にあつて、ケースの下
縁より上側で破断させるため、汚いい破断面が製
品表面から隠れて体裁がよく、製品への部品取り
付けに支障を来すことがない。
等の格別な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に関するコンクリート成形のイ
ンサートケース支持手段の実施例を示す縦断正面
図。第2図は同上の一部の変形例を示す一部分を
省略した縦断正面図。第3図は同上におけるイン
サートケースの底面図。第4図は同上の取付部材
が脱型によりインサートケースから分離された状
態を示す縦断正面図。第5図は同上の取付部材の
締着を楔により行う状態を示す縦断正面図。第6
図は同上におけるインサートケースの底面図。第
7図は同上の取付部材が脱型によりインサートケ
ースから分離された状態を示す縦断正面図。第8
図は同上の取付部材の締着を小ねじにより行う状
態を示す縦断正面図。第9図は同上におけるイン
サートケースの底面図。第10図は同上の取付部
材が脱型によりインサートケースから分離される
状態の縦断正面図である。 1……インサートケース、4……取付部材、
5,13,16……締着手段、a……接合片、6
……型枠、8……肉薄部、10……取付金物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンクリート製品中にインサートして取付金物
    等を支持させるインサートケースの下部に、該ケ
    ースの下縁よりやや上側において接合片によりケ
    ースと接合される取付部材を設け、この取付部材
    を締着手段により型枠へ締着して、前記ケースを
    下縁の型内面への当接により型枠へ直接支持させ
    ると共に、前記取付部材の上端か接合片に製品の
    脱型により破断される肉薄部を設け、この肉薄部
    により前記取付部材をインサートケースから離脱
    させることを特徴としたコンクリート成形のイン
    サートケース支持手段。
JP1986073017U 1986-05-15 1986-05-15 Expired JPH0440801Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986073017U JPH0440801Y2 (ja) 1986-05-15 1986-05-15

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JP1986073017U JPH0440801Y2 (ja) 1986-05-15 1986-05-15

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Publication Number Publication Date
JPS62185007U JPS62185007U (ja) 1987-11-25
JPH0440801Y2 true JPH0440801Y2 (ja) 1992-09-25

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ID=30916978

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4214785Y1 (ja) * 1965-03-18 1967-08-23
JPS4826213A (ja) * 1971-08-09 1973-04-06
JPS5043161U (ja) * 1973-08-25 1975-05-01
JPS593863U (ja) * 1982-06-30 1984-01-11 中野 京師 金属缶

Patent Citations (4)

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JPS593863U (ja) * 1982-06-30 1984-01-11 中野 京師 金属缶

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JPS62185007U (ja) 1987-11-25

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