JPH0426073Y2 - - Google Patents

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JPH0426073Y2
JPH0426073Y2 JP1986093472U JP9347286U JPH0426073Y2 JP H0426073 Y2 JPH0426073 Y2 JP H0426073Y2 JP 1986093472 U JP1986093472 U JP 1986093472U JP 9347286 U JP9347286 U JP 9347286U JP H0426073 Y2 JPH0426073 Y2 JP H0426073Y2
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handrail
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、外周縁に手摺部を有し、その手摺
部の下面側にエプロンが取り付けられる形式の浴
槽に関し、詳しくはそのエプロンの取付部分の構
造に特徴を有する浴槽に関する。
(従来の技術) この種浴槽において、その外周縁の手摺部の下
面にエプロンを取り付ける手段として従来用いら
れているものは、第7図又は第8図及び第9図に
示すようなものである。このうち第7図は接着に
よつてエプロンを取り付けるようにした例を示し
たものである。同図において100,102は浴
槽の外面に固定された補強材であり、この補強材
100,102の上にガラスマツト104を置い
てこれに樹脂材を含浸させ、更にその上にエプロ
ン106,108を重ねれば、これらエプロン1
06,108が浴槽に固定される。
一方、第8図及び第9図は金具を用いてエプロ
ンを浴槽に取り付けるようにした例を示したもの
である。図に示すように、浴槽、エプロン或いは
壁面に金具110,112,114,116等を
予め取り付けておき、これら金具110〜116
を介してエプロンを浴槽に取り付けるのである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら上記第7図の接着方式の場合に
は、部品としての補強材が必要な他、この補強材
を浴槽に固定する工程、補強材表面にガラスマツ
トを置いて樹脂材を含浸させる工程、このガラス
マツト−樹脂層にエプロンを重ねて接着する工程
等が必要であつて、エプロン取付けのための全体
の工程数が多く、作業に多くの手間と時間がかか
る不具合がある。
一方、第8図及び第9図の金具を用いる方式に
おいては、作業そのものは上記接着方式に比べれ
ば楽であるが、部品として1又は2以上の金具が
別途必要であり、またこの金具を浴槽、壁面、エ
プロン等に予め取り付けておかなければならない
問題がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案の浴槽はこのような問題点を解決するた
めに案出されたものであり、その要旨は、外周縁
に手摺部が形成され、該手摺部の下面側にエプロ
ンが取り付けられる形式の浴槽であつて、該手摺
部下面のエプロン取付部位に厚肉のボス部が設け
られるとともに、該ボス部の下端面で開口し且つ
該開口側に向かつて径が漸次増大する形態のテー
パ穴が形成され、該テーパ穴に、雌ネジ穴部又は
雄ネジ軸部を有する、該テーパ穴に対応した形状
のテーパ部材が嵌込状態に固着されていることに
ある。
(作用及び考案の効果) 本考案の浴槽においては、エプロンを容易に取
り付けることができる。
本考案においては、浴槽手摺部のテーパ穴への
テーパ部材の埋込固着によつて雌ネジ部又は雄ネ
ジ部が形成され、そこで例えば手摺部(ボス部)
下面に雌ネジ部が形成されている場合には、雄ネ
ジ部材をエプロンの被取付部位に挿通し、そして
ボス部の雌ネジ部に螺合して締め込むだけでエプ
ロンを浴槽に取り付けることができる。またボス
部に雄ネジ部が形成されている場合には、この雄
ネジ部をエプロンに対して貫通させ、その裏側か
ら雌ネジ部材を雄ネジ部に螺合して締め込むだけ
でエプロンを浴槽に取り付けることができるので
ある。
このように、本考案に従えばエプロンを簡単に
取り付けることができ、また前述の補強材、金具
等エプロン取付けのための特別の部品も必要とし
ない。
本考案は、手摺部に予め設けてあるテーパ穴に
テーパ部材を埋込む場合において、ネジ部の芯出
しを正確且つ簡単に行うことができる特長を有す
る。テーパ部材をテーパ穴に挿し込むだけで、そ
れらのテーパ面の作用により芯出しを正確且つ自
動的に行えるのである。
これにより浴槽側のネジ部とエプロン側の取付
穴との位置ずれが生じるのを防止でき、エプロン
の取付作業性が向上する利点が得られる。
この他、本考案では予めネジ部の形成してある
テーパ部材を浴槽手摺部のテーパ穴に埋込・固着
することで、かかる手摺部にネジ部形成すること
ができるので、手摺部に対して直接ネジ切加工す
る場合等に比べて、ネジ部の形成も容易に行える
利点がある。
加えて本考案においてはテーパ部材として金属
製のものを用いることができ、これにより樹脂製
の浴槽手摺部にネジ切加工した場合と異なつて、
強度の強いネジを形成することができ、他物品と
の干渉等によつてネジが壊れてエプロンの取付け
が著しく困難になるといつた不都合を生じない利
点を有する。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説
明する。
第1図及び第2図において、10はFRP製の
浴槽で、上端の外周縁に手摺部12が形成されて
いる。手摺部12の下面側にはエプロン24,2
6を取り付けるための厚肉のボス部14が全周に
わたる適数個所に一体成形され、更に第3図に示
すようにそのボス部14に雌ネジ部20が一体に
形成されている。この雌ネジ部20は、ボス部1
4のテーパ穴16内に雌ネジ部材(テーパ部材)
18を埋め込み、且つ接着固定することによつて
形成したものである。
このような浴槽10にあつては、エプロン2
4,26を手摺部12下面に簡単に取り付けるこ
とができる。第2図及び第3図に示すようにエプ
ロン24,26上端に被取付部29を形成してお
いて、ここにボルト穴28を開いておけば、雄ネ
ジ部材としてのボルト22をボルト穴28に通し
て雌ネジ部20にねじ込むだけで、エプロン2
4,26を浴槽10に取り付けることができるの
である。
本例の浴槽10は、この他取り付けるべきエプ
ロン24,26の高さが変化した場合にも、これ
によく対応できる特長を有している。第8図及び
第9図の金具によるエプロン取付け方式において
は、金具の形状、取付位置が予め決つていること
から、エプロンの高さが変化すると金具の形状や
取付位置も変えなければならないが、本例によれ
ばエプロンは浴槽の上端に固定されるため、エプ
ロンの高さが変化したとしても特に不都合は生じ
ない。
本例の浴槽10におけるボス部14及び雌ネジ
部20は、エプロン取付用としての他、第2図に
示すようにエプロン24,26の内側面を支持す
るステー25等支持部材を取り付けるためのもの
としても利用可能である。
尚、本考案においては上記雌ネジ部20に代え
て、雄ネジ部を浴槽10のボス部14に形成して
おくことも可能である。第4図はその例を示した
ものである。第4図において32は雄ネジ部材
(テーパ部材)であつて、テーパ形状の頭部を有
し、この頭部がボス部14のテーパ穴30内に嵌
め込まれて接着固定され、以つてボス部14に雄
ネジ部34が一体に形成されている。
この浴槽10においては、エプロン24,26
の被取付部29をボス部14に密着させると、雄
ネジ部34がボルト穴28から突き出た状態とな
り、従つて雌ネジ部材としてのナツト36をこれ
に螺合して締め込めば、エプロン24,26が浴
槽10に取り付けられる。
次に第5図は浴槽手摺部12の下面に、ボス部
14の近傍を通る位置決め用の突条42を設けた
例を示したものである。本例の場合、エプロン2
4,26の側に、被取付部29先端から立ち上が
る係合部38を形成しておくことによつて、エプ
ロン24,26取付けの際、その表面(前面)が
手摺部12の外側面と面一となる位置に、エプロ
ン24,26を正確且つ簡単に位置決めすること
ができる。これにより、エプロン24,26の取
付作業が更に簡便化される。尚、エプロン24,
26の側に第6図に示す広口形状の切欠40を設
けておけば、ボス部14の雌ネジ部20或いは雄
ネジ部34と、締結部材としてのボルト22或い
はナツト36を螺合する際の作業も簡単となる。
以上本考案の実施例を詳述したが、本考案はそ
の他の形態で構成可能である。
例えば上記実施例ではエプロン取付用ボス部を
浴槽本体と一体成形した後、そのボス部に形成さ
れた穴に雌ネジ部材或いは雄ネジ部材を埋め込む
ことによつて、雌ネジ部或いは雄ネジ部を形成し
ているが、浴槽及びボス部成形の際、雌ネジ部材
或いは雄ネジ部材をインサートとして埋め込んで
おくことにより、上記雌ネジ部或いは雄ネジ部を
ボス部に一体に形成することも可能である。
その他本考案はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて、当業者の知識に基づき様々な変形・改良を
加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である浴槽の底面図
であり、第2図はこの浴槽へのエプロンの取付関
係を示す説明図である。第3図は第1図の浴槽の
ボス部と周辺部とをエプロン被取付部と供に示す
要部断面図である。第4図及び第5図はそれぞれ
本考案の他の実施例におけるボス部と周辺部とを
エプロン被取付部と共に示す要部断面図であり、
第6図はエプロン被取付部の形状の一例を示す要
部斜視図である。第7図乃至第9図は従来のエプ
ロン取付手段を示す図である。 10……浴槽、12……手摺部、14……ボス
部、16,30……テーパ穴、18……雌ネジ部
材、20……雌ネジ部、24,26……エプロ
ン、32……雄ネジ部材、34……雄ネジ部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 外周縁に手摺部が形成され、該手摺部の下面側
    にエプロンが取り付けられる形式の浴槽であつ
    て、 該手摺部下面のエプロン取付部位に厚肉のボス
    部が設けられるとともに、該ボス部の下端面で開
    口し且つ該開口側に向かつて径が漸次増大する形
    態のテーパ穴が形成され、該テーパ穴に、雌ネジ
    穴部又は雄ネジ軸部を有する、該テーパ穴に対応
    した形状のテーパ部材が嵌込状態に固着されてい
    ることを特徴とする浴槽。
JP1986093472U 1986-06-18 1986-06-18 Expired JPH0426073Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986093472U JPH0426073Y2 (ja) 1986-06-18 1986-06-18

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JP1986093472U JPH0426073Y2 (ja) 1986-06-18 1986-06-18

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Publication Number Publication Date
JPS6313087U JPS6313087U (ja) 1988-01-28
JPH0426073Y2 true JPH0426073Y2 (ja) 1992-06-23

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ID=30956079

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9054391B2 (en) 2010-03-31 2015-06-09 Namics Corporation Lithium ion secondary battery and method for producing same

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JPH0430946Y2 (ja) * 1987-03-25 1992-07-24
JPH0716395Y2 (ja) * 1988-07-15 1995-04-19 松下電工株式会社 浴槽へのエプロン取付構造

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JPS5937113U (ja) * 1982-09-01 1984-03-08 日産自動車株式会社 自動車用のヒ−タ装置

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Publication number Publication date
JPS6313087U (ja) 1988-01-28

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