JP2628256B2 - カーフチェックに基づく自動ダイシングシステム - Google Patents

カーフチェックに基づく自動ダイシングシステム

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JP2628256B2 JP4147923A JP14792392A JP2628256B2 JP 2628256 B2 JP2628256 B2 JP 2628256B2 JP 4147923 A JP4147923 A JP 4147923A JP 14792392 A JP14792392 A JP 14792392A JP 2628256 B2 JP2628256 B2 JP 2628256B2
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cut
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウェーハ上に形
成されたカーフ(切削溝)を画像処理してチッピング等
の状態を自動的に検出し、所要値を越える場合はプリカ
ットを遂行させ、所要値を越えない場合はダイシングを
遂行させるようにした、カーフチェックに基づく自動ダ
イシングシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体ウェーハを回転ブレード
で切削する場合には、本切削(ダイシング)の前にドレ
ッシング済み等の回転ブレードをウェーハに馴染ませる
ためにダミーウェーハ又は本切削されるウェーハを用い
てプリカットを行う。このプリカットは切削送り速度を
低速から高速(例えば、10〜75mm/s)に徐々に変化
させてウェーハを切削し、図2(イ) 、(ロ) に示すように
そのカーフa(切削溝)を顕微鏡で見てチッピングb
(溝縁の欠け)の状態をチェックするものである。この
場合、(イ) は良好であるが、(ロ) は不良状態である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来例
によると、プリカット時にカーフの状態を何度もオペレ
ータが顕微鏡で見てチェックしなければならないので、
作業が煩雑となって非能率的である。又、切削開始後も
正しい切削が行われているかどうかを確認するために、
カーフのチッピング状態を顕微鏡で見てチェックする
が、その都度顕微鏡を覗かねばならないので作業上面倒
であり、且つダイシング作業が中止してしまう問題点が
あった。
【0004】本発明は、このような従来の問題点を解決
するためになされ、本切削前のプリカットを能率良く行
え、且つ切削開始後(ダイシング中)に定期的に行うカ
ーフチェックも簡単に行え、しかもダイシング作業を中
止せずにチェックできるようにした、カーフチェックに
基づく自動ダイシングシステムを提供することを課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を技術的に解決
するための手段として、本発明は、半導体ウェーハをブ
レードでダイシングするダイシングシステムであって、
ブレードの切削状態を良好にするために切削送り速度を
低速から高速に徐々に変化させてウェーハを切削するプ
リカットを行い、このプリカットの結果をカーフを画像
処理してチェックすることで検出し、この検出結果が良
好であればウェーハのダイシングを遂行し、不良であれ
ば再びプリカットを遂行することを要旨とするものであ
る。更に、本発明は切削途中で定期的にカーフチェック
を遂行し、必要に応じてプリカットすることで良好なダ
イシングを自動的に維持することを要旨とするものであ
る。
【0006】
【作 用】本切削前のプリカットは、カーフを画像処理
することにより自動的に能率良く行うことができ、切削
開始後に定期的に行われるカーフチェックも画像処理に
より自動的に簡単に行うことができ、カーフの検出結果
が良好ならばウェーハのダイシングを遂行し、不良であ
れば再びプリカットを遂行させるためダイシング作業を
中止させる必要がなく、作業能率の低下を来すことがな
い。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳説する。図において、1はダイシング装置のチャック
テーブルであり、その上面に半導体ウェーハ2を載置固
定し、回転ブレード3でウェーハ2をチップに切削する
ように形成されている。
【0008】4は前記チャックテーブル1の近くに配設
されたアライメントユニットであり、CCDカメラ4a
を備えると共にCPU5に接続され、前記回転ブレード
3で切削したウェーハ2のカーフを画像処理してそのチ
ッピング状態をチェックできるようにしてある。尚、4
はアライメントユニットとは別個の独立した検出手段で
あっても良い。
【0009】このように構成されたダイシング装置にお
いて、本切削の前にプリカットを行うが、これはダミー
ウェーハ又は本切削されるウェーハを前記チャックテー
ブル1上に載置固定し、ドレッシングした後の回転ブレ
ード3にて最初は10mm/s位の遅い送り速度で切削を行
い、20分ぐらいかけて徐々にその速度を75mm/s位ま
で上げて切削して回転ブレード3をウェーハ2に馴染ま
せる。
【0010】このプリカット後に、前記チャックテーブ
ル1をアライメントユニット4の真下まで移動させてダ
ミーウェーハ又は本切削されるウェーハ上のカーフを前
記CCDカメラ4aで撮像して検出し、例えば256×
256の画素の値を8ビットのデジタル信号に変換し、
そのデジタル信号をCPUにて二価処理してカーフ部を
黒、その他を白として黒の面積を演算し、その算出値が
閾値を越えない場合はプリカットが良好である信号を発
し、越える場合は再プリカットするように指令信号を発
する。
【0011】従って、プリカット工程が自動的に簡単に
行えることになる。そして、その終了後プリカットをダ
ミーウェーハで行った場合はチャックテーブル1上のダ
ミーウェーハを本切削(ダイシング)すべき半導体ウェ
ーハ2に置き換えて、又はプリカットを本切削されるウ
ェーハで行った場合はチャックテーブル1にウェーハが
載置固定されている状態を維持して、回転ブレード3に
より送り速度75〜150mm/sで本切削工程が遂行され
る。
【0012】この本切削工程において、回転ブレード3
による切削状態が途中で悪くなることがあるため、前記
アライメントユニット4を用いる画像処理によりカーフ
を定期的にチェックし、図2(ロ) のように不良状態にな
った場合(閾値を越えた場合)にはプリカット動作に入
る指令が発せられる。このプリカットはダミーウェーハ
に交換することなく本切削されるウェーハにおいて前記
プリカットと同様になされ、回転ブレード3の切削性が
回復するため良好なダイシングを維持することができ
る。尚、プリカットの時間及び変化させる送り速度を如
何にするかは、ブレードの種類、ウェーハの種類及び切
削状況等によって任意に選択される。殊に本切削(ダイ
シング)中に行うプリカットは送り速度が比較的高速
で、比較的短時間に遂行される。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回転ブレードで半導体ウェーハを切削するダイシングシ
ステムにおいて、本切削前のプリカットを画像処理手段
によりカーフのチッピング状態を自動的に簡単にチェッ
クできるようにしたので、作業を能率良く行えると共
に、切削開始後に定期的に行うカーフチェックも同様に
自動的に簡単に行え、カーフの検出結果が良好ならばウ
ェーハのダイシングを遂行し、不良であれば再びプリカ
ットを遂行させるようにしたので、ダイシング作業を中
止させる必要がなく、作業性の向上と良好なダイシング
の維持が図れ、自動化が可能になる等の優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す説明図である。
【図2】 カーフのチッピング状態を示すもので、(イ)
は良好、(ロ) は不良をそれぞれ示す拡大図である。
【符号の説明】
1…チャックテーブル 2…ウェーハ 3…回転ブ
レード 4…アライメントユニット 4a…CCD
カメラ 5…CPU

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウェーハをブレードでダイシング
    するダイシングシステムであって、ブレードの切削状態
    を良好にするために切削送り速度を低速から高速に徐々
    に変化させてウェーハを切削するプリカットを行い、こ
    のプリカットの結果をカーフを画像処理してチェックす
    ることで検出し、この検出結果が良好であればウェーハ
    のダイシングを遂行し、不良であれば再びプリカットを
    遂行することを特徴とする、カーフチェックに基づく自
    動ダイシングシステム。
  2. 【請求項2】 切削途中で定期的にカーフチェックを遂
    行し、必要に応じてプリカットすることで良好なダイシ
    ングを自動的に維持する、請求項1記載のカーフチェッ
    クに基づく自動ダイシングシステム。
JP4147923A 1992-05-15 1992-05-15 カーフチェックに基づく自動ダイシングシステム Expired - Fee Related JP2628256B2 (ja)

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