JP2011249571A - 切削ブレード外形形状検査方法 - Google Patents

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靖博 三浦
Makoto Kisanuki
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Abstract

【課題】切削ブレードの偏摩耗が切削加工結果に影響を与えない段階で効率的に偏摩耗を発見することができる切削ブレード外形形状検査方法を提供する。
【解決手段】新品で偏摩耗のない切削ブレードの外形形状が試料に転写された切削溝の画像を記録し(基準切削溝記録ステップ)、切削途中の切削ブレードの外形形状が試料に転写された切削溝の画像を取得し(検査用切削溝撮像ステップ)、両画像の類似度を算出して類似度としきい値との大小関係を判定し(判定ステップ)、類似度がしきい値を下回る場合には切削溝形状エラーを報知することにより(報知ステップ)、偏摩耗が進行する前に事前に外形形状を修正したりブレード交換を行う等の処置を施すことを可能とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、切削ブレードの外形形状を検査する方法に関する。
表面にIC、LSI等のデバイスが複数形成された半導体ウェーハやサファイア、ガラス等のウェーハは裏面が研削されて所定の厚みへ加工された後、個々のチップへと分割され、分割されたチップは各種電気機器に広く利用されている。近年、電気機器の薄型化、小型化に伴い、ウェーハはより薄く、例えば100μm以下に研削仕上げされることが要求されている。
また、従来より、ウェーハは製造工程中における割れや発塵防止のために、その外周に面取り加工が施されている。そのため、ウェーハを薄く研削すると、外周の面取り部分がナイフエッジ状(ひさし状)に形成される。ウェーハ外周の面取り部分がナイフエッジ状に形成されると、外周から欠けが生じてウェーハが破損してしまうという問題が生じる。
この問題を解決するために、特許文献1では、ウェーハ外周の面取り部分を予め除去した後、ウェーハの裏面の研削を行う方法が提案されている。特許文献1に記載された技術によると、切削ブレードでウェーハ周縁に切り込み、所望の環状領域を除去することで面取り部分を除去するため、その後、ウェーハの裏面が研削されても、ウェーハ外周がナイフエッジ状に形成されることがない。
特開2000−173961号公報
ところが、例えばウェーハ外周部における所望の環状領域を切削ブレードによって切削して除去する加工を複数枚のウェーハに施すと、切削ブレードが左右不均一に磨耗するいわゆる偏磨耗が生じ、面取り部の除去を良好に行うことができなくなるという問題がある。また、その他の加工においても切削ブレードに偏摩耗が生じることがある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、切削ブレードの偏摩耗が切削加工結果に影響を与えない段階で効率的に偏摩耗を発見することができる切削ブレード外形形状検査方法を提供することである。
本発明は、円環状の切削ブレードの外形形状を検査する切削ブレード外形形状検査方法に関するもので、新品切削ブレードに交換された直後に、新品切削ブレードを検査用試料又は被加工物の非デバイス部の表面から厚さ方向途中まで切り込み、表面に新品切削ブレードの外形形状を転写した切削溝を形成して基準切削溝とし、基準切削溝を含む領域を撮像して基準切削溝の画像情報を記録手段に記録する基準切削溝記録ステップと、切削ブレードによって検査用試料又は被加工物の非デバイス部の表面から厚さ方向途中まで切り込み、表面に切削途中の切削ブレードの外形形状を転写し検査用切削溝を形成し、検査用切削溝を含む領域を撮像する検査用切削溝撮像ステップと、検査用切削溝撮像ステップで撮像された検査用切削溝の画像情報と予め記録手段に記録されている基準切削溝の画像情報の類似度を算出し、類似度がしきい値を下回る場合に検査用切削溝の外形形状は適正で無いと判定する判定ステップと、検査用切削溝の外形形状が適正でないと判定された場合に、切削ブレードの調整を促すメッセージを報知する報知ステップとを備える。
本発明では、新品で偏摩耗のない切削ブレードの外形形状が転写された切削溝の画像と、被加工物の切削途中の切削ブレードの外形形状が転写された切削溝の画像との類似度を算出し、類似度がしきい値よりも下回る場合には、切削溝形状エラーを報知することとしたため、切削ブレードの外形形状を簡単に検査することができ、偏摩耗が進行する前に事前に外形形状を修正したりブレード交換を行う等の処置を施すことが可能となるため、切削品質を良好とすることができる。
切削装置の一例を示す斜視図である。 チャックテーブル、サブチャックテーブル、セットアップ手段及びウェーハの一例を示す斜視図である。 チャックテーブルに保持されたウェーハを示す正面図である。 ウェーハの面取り部を除去する様子略示的に示す断面図である。 面取り部の上部が除去されたウェーハを示す断面図である。 刃先に偏摩耗が生じたウェーハの一部を示す正面図である。 制御手段の構成を示すブロック図である。 本発明の手順を示すフローチャートである。 検査用試料に基準切削溝を形成する様子を示す断面図である。 基準切削溝が形成された検査用試料を示す断面図である。 基準切削溝の撮像により取得した画像情報を示す説明図である。 検査用切削溝の撮像により取得した画像情報を示す説明図である。 切削ブレードの刃先をフラットドレスする様子を示す斜視図である。 ウェーハの非デバイス部に基準切削溝及び検査用切削溝を形成した状態を示す斜視図である。
図1に示す切削装置1は、被加工物を保持して回転可能かつX方向に移動可能なチャックテーブル2と、チャックテーブル2に保持された被加工物を切削する切削手段3とを備えている。切削手段3は、Y方向の回転軸を有するスピンドル30先端に切削ブレード31が装着され、全体としてY方向及びZ方向に移動可能となっている。
被加工物は、装置前部側に備えたカセット4に収容される。カセット4の後方側にはカセット4からの被加工物の搬出及びカセット4への被加工物の搬入を行う搬出入手段5が配設されている。
カセット4の後方側には、カセット4から搬出された被加工物をチャックテーブル2に搬送する第一の搬送手段6aが配設されている。また、チャックテーブル2の後方側には、切削後の被加工物を洗浄する洗浄手段7が配設されている。さらに、洗浄手段7の上方には、被加工物をチャックテーブル2から洗浄手段7へ搬送する第二の搬送手段6bが配設されている。
チャックテーブル2の移動経路の上方には、被加工物を撮像する撮像手段8が配設されている。撮像手段8によって取得された画像情報は、CPU、メモリ等を有し装置の各部位を制御する制御手段9において読み取ることができる。また、撮像手段8が取得した画像情報は、モニタ8aに表示させることができる。
カセット4に収容される被加工物としては、例えば図2に示すウェーハ10がある。ウェーハ10の表面には、ストリートSによって区画されて複数のデバイスDが形成されたデバイス部100が形成されている。図3に示すように、デバイス部100の周囲の側面には面取り部101が形成されている。
図2に示したように、このウェーハ10は、保護テープTに貼着される。保護テープTの周縁部にはリング上の支持フレームFが貼着されており、ウェーハ10が保護テープTを介して支持フレームFによって支持された状態となっている。このようにして支持フレームFによって支持されたウェーハ10は、カセット4から搬出された後にチャックテーブル2に搬送され、図2に示すように、チャックテーブル2の上面20において吸引保持される。
図2に示すように、チャックテーブル2を下方から回転可能に支持するベース21には、検査用試料220を保持するサブチャックテーブル22が固定されている。検査用試料220は、チャックテーブル2に保持される被加工物と同質の材料により形成される。被加工物がシリコンウェーハであれば、検査用試料220としては、シリコンの小片が使用される。切削ブレード31が検査用試料220に切り込むことにより、形成された切削溝に切削ブレード31の外形形状を転写することができ、その切削溝を撮像することによって、切削ブレード31の外形形状の検査に利用することができる。
また、ベース21には、図1に示した切削ブレード31のZ方向の原点位置設定のためのセットアップ手段23が固定されている。セットアップ手段23は、図2に示すように、切削ブレード31の刃先を収容可能なスリット230を備えている。スリット230の両側部には、Y方向の光軸を有する発光部231aと受光部231bとが対面して配設されている。受光部231bは図1に示した制御手段9に接続されており、切削ブレード31がスリット230内に入り、その刃先が発光部231aから発光される光を遮断して受光部231bにおいて受光しなくなると、制御手段9は、そのときの切削ブレード31のZ方向の位置を原点として認識し、以降の切り込み制御に利用することができる。かかる原点の認識をセットアップという。発光部231aから発光される光の高さとチャックテーブル2の上面20の高さとの高低差は一定であるため、チャックテーブル2の上面20のZ方向の位置も、切削ブレード31のZ方向の原点を基準として制御手段9が把握し、ウェーハに対する切り込み深さを制御することができる。
図3に示したウェーハ10の裏面102(デバイス部100が形成された面の裏側の面)を研削することによりウェーハ10の周縁部が鋭利なナイフエッジ状に形成されるのを回避するために、図1に示した切削装置1を用いて面取り部101を予め除去する。
図2に示したように、ウェーハ10は、保護テープTを介して支持フレームFと一体化された状態でチャックテーブル2において保持される。また、図4に示すように、面取り部101の幅とほぼ等しいか面取り部101の幅より若干大きい刃厚(例えば2〜3mm)を有する切削ブレード31をスピンドル30に装着する。
そして、切削ブレード31を面取り部101の上方に位置付け、チャックテーブル2を回転させるとともに、切削手段3を降下させて回転する切削ブレード31を面取り部101に切り込ませることにより、図5に示すように、面取り部101の上部を所定厚さ削り取る。
このようにして面取り部101を除去していくと、例えば図6に示すように、切削ブレード31の刃先310のうちウェーハ10と接触した片側310aのみが摩耗する偏摩耗が生じることがある。このように偏摩耗が生じた状態では、面取り部101の除去を良好に行うことができないため、切削装置1では、切削ブレード31の使用前と使用中とでそれぞれ刃先310に関する画像情報を取得しておき、両画像情報を比較し、その類似度が所定のしきい値を越えているかどうかを判定し、その判定結果に応じた処理を行う。
このような処理を行うために、図7に示すように、制御手段9には撮像手段8から取得した画像情報を記録するための記録手段90を備えている。記録手段90は、新品の切削ブレードの外形形状を表す画像情報を記録する基準切削溝記録部900と、基準切削溝記録部900に記録された画像情報と使用中の切削ブレードの外形を表す画像情報とを比較する場合における切削ブレードの良否判定の基準となるしきい値を記録する類似度しきい値記録部901とを備えている。また、制御手段9には、基準切削溝記録部900に記録された画像情報と実際に撮像により取得された画像情報とを比較し切削ブレードの外形形状が適正か否かを判定する判定手段91を備えている。さらに、制御手段9には、判定手段91における判定結果をオペレータに対して報知する報知手段11が接続されている。報知手段11としては、図1に示したモニタ8aや図示しない音声出力手段などを用いることができる。
以下では、切削ブレードの偏摩耗が許容範囲か否かを判定する方法として、図8に示すフローチャートを参照して2つの実施形態を説明する。
(1)第1の実施形態
切削ブレードが交換され新品の切削ブレードが切削手段3に装備されると、その交換の直後に、図9に示すように、検査用試料220の上方に新品切削ブレード31aを移動させ、新品切削ブレード31aを回転させながら降下させ、検査用試料220の表面から厚さ方向途中まで切り込ませ、再び上昇させる。そうすると、図10に示すように、検査用試料220の表面に基準切削溝220aが形成される。
(基準切削溝記録ステップ)
次に、図1に示した撮像手段8の直下に検査用試料220を移動させ、切削溝220aを含む領域を撮像する。撮像手段8は、切削溝220aが黒くその周囲が白くコントラストが明確に撮像されるように光量等が調整されている。かかる撮像により、例えば図11に示す基準切削溝画像情報80aが取得される。この基準切削溝画像情報80aは、図7に示した基準切削溝記録部900に記録される。図11に示す基準切削溝画像情報80aにおいては、切削溝220aが黒く映っており、その周囲とは明確に区別されており、制御手段9は、明確に切削溝220aを認識することができる。新品切削ブレード31aの刃先310は左右対象の形状となっているため、基準切削溝画像情報80aにはその形状が転写されて現れている。
(検査用切削溝撮像ステップ)
その後、新品切削ブレード31aを用いて図4に示したように面取り部101の除去を行っていくと、図6に示したような偏摩耗が生じるため、適宜のサンプリングタイミング、例えば切削ブレード31aの一定時間の使用後に、切削ブレード31aによって検査用試料220の表面から厚さ方向途中まで切り込み、基準切削溝220aと重ならない位置に検査用切削溝を形成する。そして、撮像手段8によってその検査用切削溝を含む領域を撮像すると、図6に示したような偏摩耗があると、図12に示すように、偏摩耗のある外形形状が転写された検査用切削溝220bを含む検査用切削溝画像情報80bが撮像される。検査用試料220はサブチャックテーブル22に保持されているため、チャックテーブル2に保持されているウェーハ10を取りはずすことなく、また、ウェーハ10の切削途中においても、検査用切削溝220bを形成することができる。
(判定ステップ)
次に、制御手段9は、基準切削溝記録部900に記録された基準切削溝画像情報80aを読み出し、その基準切削溝画像情報80aと、検査用切削溝撮像ステップにおいて取得した検査用切削溝画像情報80bとの類似度を算出する。
類似度の算出は、例えば、基準切削溝画像情報80aをテンプレートとし、このテンプレートと検査用切削溝画像情報80bとをパターンマッチングすることにより算出することができる。例えば基準切削溝画像情報80a中における座標(i,j)の輝度値をT(i,j)、検査用切削溝画像情報80b中における座標(i,j)の輝度値をI(i,j)とし、正規化相互相関法を用いることによって、数値化した類似度を算出することができる。
こうして類似度が求まると、図7に示した判定手段91は、その類似度と、類似度しきい値記録部901に記録された所定のしきい値とを比較する。そして、求めた類似度がしきい値を下回る場合は、検査用切削溝の外形形状が適正でないと判定する。一方、求めた類似度がしきい値以上である場合は、検査用切削溝の外形形状が適正であると判定する。
(報知ステップ)
判定ステップにおいて、検査用切削溝の外形形状が適正でないと判定された場合は、制御手段9から報知手段11に対してその旨の情報が通知され、報知手段11は、切削ブレードの調整を促すメッセージをオペレータに対して報知する。また、報知手段11は、切削ブレードの調整を促す旨の情報を制御手段9に通知することもできる。
切削ブレード31aの調整が必要と判定されると、オペレータによる操作により切削ブレードを交換してもよいし、オペレータによる操作または制御手段9による制御の下で、切削ブレード31aの外形のフラットドレスを行ってもよい。フラットドレスとは、切削ブレードの刃先の外形、すなわち図12に示した検査用切削溝画像情報80bにおいて段差ができている部分を水平状の面に変形させるためのドレッシングである。
切削ブレード31aのフラットドレスは、例えば図13に示すように、サブチャックテーブル22においてドレスボード221を保持し、ドレスボード221を切削ブレード31aによって切削することにより行う。ドレスボード221としては、例えば、切削ブレード31aを構成するボンド剤よりも硬質のボンド剤によって切削ブレード31aに含まれる砥粒よりも粒径の大きい砥粒が固められて構成されるものを用いる。
フラットドレスは、切削ブレード31aを回転させながら切削ブレード31aの外周部をドレスボード221に接触させ、その状態で切削手段3をY方向に移動させることにより行う。そうすると、ドレスボード221においてY方向にドレス痕221aが形成される。ドレスボード221に対する切り込みが深すぎると、切削ブレード31aに対してY方向にかかる負荷によって切削ブレード31aが破損するおそれがあるため、ドレスボード221に対する切り込み深さは1〜10[μm」とすることが望ましい。
(2)第2の実施形態
図14に示すように、図2に示したサブチャックテーブル22を備えていない切削装置のチャックテーブル2aでは、チャックテーブル2aにおいて保持したウェーハ10のデバイス部100の外周側の領域である非デバイス部103を切削することにより、基準切削溝及び検査用切削溝を形成する。
例えば、図14に示すように、非デバイス部103の1箇所を表面から厚さ方向途中まで切削ブレード31aにより切削して基準切削溝103aを形成し、その基準切削溝103aを撮像することにより取得した基準切削溝画像情報を図7に示した基準切削溝記録部900に記録する(基準切削溝記録ステップ)。
一方、図4に示したように面取り部を除去する切削を進めた後の所定のタイミングで、非デバイス部103において基準切削溝103aと重ならない位置を表面から厚さ方向途中まで切削ブレード31aにより切削して検査用切削溝103bを形成する。そして、その検査用切削溝103bを撮像することにより検査用切削溝画像情報を取得する(検査用切削溝撮像ステップ)。
そして、基準切削溝画像情報及び検査用切削溝画像情報に関して第1の実施形態と同様に判定ステップを実行し、判定結果に応じて報知ステップを実行する。報知ステップ後に切削ブレード31aのフラットドレスを行う場合は、チャックテーブル2からウェーハ10を取り外し、ドレスボードを新たにチャックテーブル2に載置してからフラットドレスを行う。
上記2つの実施の形態では、ウェーハ10の面取り部101の除去を行う前後における切削ブレードの外形形状の類似度を判定することとしたが、切削加工の種類は、面取り部の除去には限定されない。例えば、ウェーハ10をダイシングして個々のデバイスDに分割する加工において切削ブレードの周縁に偏摩耗が生じる場合においても、上記と同様に切削基準溝記録ステップ、検査用切削溝撮像ステップ、判定ステップ、及び報知ステップを実行することにより、切削品質を良好とすることができる。
以上説明したように、新品で偏摩耗のない切削ブレードの外形形状が転写された切削溝の画像と、被加工物の切削途中の切削ブレードの外形形状が転写された切削溝の画像との類似度を算出し、類似度がしきい値よりも下回る場合には、切削溝形状エラーを報知することとしたため、切削ブレードの外形形状を簡単に検査することができ、偏摩耗が進行する前に事前に外形形状を修正したりブレード交換を行う等の処置を施すことができるため、切削品質を良好とすることができる。
1:切削装置
2:チャックテーブル 20:上面
21:ベース
22:サブチャックテーブル 220:検査用試料
220a:基準切削溝 220b:検査用切削溝
221:ドレスボード
23:セットアップ手段 230:スリット 231a:発光部 231b:受光部
3:切削手段 30:スピンドル 31、31a:切削ブレード 310:刃先
4:カセット 5:搬出入手段 6a:第一の搬送手段 6b:第二の搬送手段
7:洗浄手段
8:撮像手段 8a:モニタ
80a:基準切削溝画像情報 80b:検査用切削溝画像情報
9:制御手段
90:記録手段 900:基準切削溝記録部 901:類似度しきい値記録部
91:判定手段
10:ウェーハ
100:デバイス部 S:ストリート D:デバイス
101:面取り部 102:裏面
103:非デバイス部 103a:基準切削溝 103b:検査用切削溝
11:報知手段
T:保護テープ F:支持フレーム

Claims (1)

  1. 円環状の切削ブレードの外形形状を検査する切削ブレード外形形状検査方法であって、
    新品切削ブレードに交換された直後に、該新品切削ブレードを検査用試料又は該被加工物の非デバイス部の表面から厚さ方向途中まで切り込み、該表面に該新品切削ブレードの外形形状を転写した切削溝を形成して基準切削溝とし、該基準切削溝を含む領域を撮像して該基準切削溝の画像情報を記録手段に記録する基準切削溝記録ステップと、
    該切削ブレードによって該検査用試料又は該被加工物の非デバイス部の該表面から厚さ方向途中まで切り込み、該表面に切削途中の該切削ブレードの外形形状を転写し検査用切削溝を形成し、該検査用切削溝を含む領域を撮像する検査用切削溝撮像ステップと、
    該検査用切削溝撮像ステップで撮像された該検査用切削溝の画像情報と予め該記録手段に記録されている該基準切削溝の画像情報の類似度を算出し、該類似度がしきい値を下回る場合に該検査用切削溝の外形形状は適正で無いと判定する判定ステップと、
    該検査用切削溝の外形形状が適正でないと判定された場合に、該切削ブレードの調整を促すメッセージを報知する報知ステップと、
    を備えることを特徴とする切削ブレード外形形状検査方法。
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