JP2625606B2 - 多関節アーム式搬送装置及びその調整方法 - Google Patents

多関節アーム式搬送装置及びその調整方法

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JP2625606B2
JP2625606B2 JP12648492A JP12648492A JP2625606B2 JP 2625606 B2 JP2625606 B2 JP 2625606B2 JP 12648492 A JP12648492 A JP 12648492A JP 12648492 A JP12648492 A JP 12648492A JP 2625606 B2 JP2625606 B2 JP 2625606B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多関節アーム式搬送装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4において、ウェーハ搬送装置10
は、大気搬送側に配置された不図示のウエーハカセット
からウェーハWを取り出して、これと反対側の真空搬送
側へウェーハWを搬送し、不図示の真空処理室内にウェ
ーハWを受け渡す。
【0003】ウェーハ搬送装置10は、基部11に第1
アーム12の基端部が軸支され、第1アーム12の先端
部に第2アーム13の基端部が軸支され、第2アーム1
3の先端部にフィンガ14の基端部が軸支されている。
フィンガ14の先端部には、ウェーハWをフィンガ14
の先端部に真空吸着させるための吸引口15が形成され
ている。吸引口15は、フィンガ14、第2アーム13
及び第1アーム12内を通って基部11内に連通してい
る。
【0004】ウェーハ搬送装置10は、小型の防塵用ハ
ウジング内に収容されており、そのハウジング内壁との
衝突を避けるために、図5に示す伸縮動作と回転動作と
を組み合わせて、図6に示す如く動作される。
【0005】伸縮動作では、図5(A)に示すようなア
ーム縮状態から、図5(B)及び(C)に示す如くフィ
ンガ14の方向を変えないでフィンガ14を直線移動さ
せる。また、回転動作では、図5(D)に示す如く、第
1アーム12と第2アーム13とフィンガ14との間の
相対位置を変えないで、第1アーム12、第2アーム1
3及びフィンガ14を基部11に対し回転移動させる。
【0006】図6において、ポジション1は初期状態で
あり、この状態からアームを伸長させてポジション2の
状態にした後、ウェーハWを吸着する。次に、アームを
短縮させてウェーハWをウエーハカセットから取り出
し、ポジション1の状態にもっていく。次に、回転動作
によりポジション3の状態にもっていき、この状態から
アームを伸長させてポジション4の状態にした後、真空
処理室内にウェーハWを受け渡す。次に、アームを短縮
させてポジション3の状態にもっていった後、回転動作
によりポジション1の初期状態にもっていく。
【0007】このような動作により、小型のハウジング
の内壁と衝突することなく、ウェーハWを搬送すること
ができる。
【0008】図7は、ウェーハ搬送装置10の駆動部を
示す。
【0009】上記第1アーム12、第2アーム13及び
フィンガ14の動作は、外軸16及び中軸26の回転に
より制御される。外軸16は軸受17に内挿されて軸支
され、中軸26は外軸16に内挿されて軸支されてい
る。
【0010】外軸16を回転駆動するために、ステップ
モータ18の出力軸19にプーリ20が取り付けられ、
プーリ20と外軸16の外周面にベルト21が掛け渡さ
れている。図6のポジション1〜4に対応した外軸16
の回転角を検出するために、出力軸19の先端部に円板
22が取り付けられ、円板22と非接触で固定側にフォ
トインタラプタ23が配置されている。フォトインタラ
プタ23は、投光部と受光部とを備え、円板22に形成
された切欠のエッジを検出することにより、外軸16の
回転角が図6のポジション1〜4のいずれであるかを検
出する。
【0011】同様に、中軸26を回転駆動するために、
ステップモータ28の出力軸29にプーリ30が取り付
けられ、プーリ30と中軸26の外周面にベルト31が
掛け渡されている。図6のポジション1〜4に対応した
中軸26の回転角を検出するために、出力軸29の先端
部に円板32が取り付けられ、円板32と非接触で固定
側にフォトインタラプタ33が配置されている。フォト
インタラプタ33は、図6のポジション1〜4の各々に
対し投光部と受光部とを備え、ポジション1〜4に対応
した、円板32に形成された切欠のエッジを検出するこ
とにより、中軸26の回転角が図6のポジション1〜4
のいずれであるかを検出する。
【0012】外軸16及び中軸26の回転角をそれぞれ
θ及びφで表し、図6に示す如く、ポジション1のとき
回転角θ及びφが共に0°とする。回転角φを0°に保
ち、回転角θを120°にすると、ポジション2の状態
になる。また、ポジション1の状態から回転角θ及びφ
を同期して共に180°にすると、ポジション3の状態
となる。回転角φを180°に保ち、この状態から回転
角θを更に120°増加させると、ポジション4の状態
になる。
【0013】しかし、機械的な位置ずれにより第1アー
ム12、第2アーム13又はフィンガ14の一部がハウ
ジング内壁に衝突すると、ステップモータ18又はステ
ップモータ28が脱調する。これにより、円板22とフ
ォトインタラプタ23との位置関係又は円板32とフォ
トインタラプタ33との位置関係がずれ、図6のポジシ
ョン1〜4において、円板22又は32のエッジがフォ
トインタラプタ23又は33により検出されず、動作異
常として非常停止される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】この場合、手動でポジ
ション1の状態にもっていき、円板22及び32の止め
ネジを緩めて円板22及び32の回転角を再調整し、止
めネジを締めた後、実際に動作させてフォトインタラプ
タ23に対する円板22の位置ずれ及びフォトインタラ
プタ33に対する円板32の位置ずれを検出する。そし
て、円板22及び32の回転角を前記同様にして微調整
する。
【0015】このため、フォトインタラプタ23に対す
る円板22及びフォトインタラプタ33に対する円板3
2の回転角位置調整作業が煩雑となり、特に外軸16と
中軸26との相関調整作業が容易でなく、かつ、調整に
長時間を要する。また、円板22にはポジション1〜4
に対し4個のフォトインタラプタ23を備える必要があ
るため、円板22が大形となる。円板32についても同
様である。
【0016】さらに、図6のポジション1〜4以外の状
態で異常停止した場合、その停止状態を正確に検出でき
ないので、初期状態にもっていく作業が煩雑かつ長時間
となる。
【0017】本発明の目的は、このような問題点に鑑
み、位置ずれ調整を容易にかつ短時間で行うことができ
る多関節アーム式搬送装置及びその調整方法を提供する
ことにある。
【0018】
【課題を解決するための手段及びその作用】本発明に係
る多関節アーム式搬送装置及びその調整方法を、実施例
図中の対応する構成要素の符号を引用して説明する。
【0019】第1発明は、例えば図1及び図3に示す如
く、軸16、26をステップモータ18、28で回転駆
動して、多関節アーム12〜14を伸縮及び回転させる
ことにより、アーム先端部で対象物Wを搬送する多関節
アーム式搬送装置において、軸16、26について、入
力軸39、49が軸16、26の回転と連動回転し、基
準回転角に対する回転角Φ、例えばθ及びφを検出する
ロータリエンコーダ38、48と、多関節アーム12〜
14が所定状態2〜4のときの軸16、26の初期状態
からの回転角Φiを設定する回転角設定手段65と、多
関節アーム12〜14を所定状態、例えば図6のポジシ
ョン2〜4にするためにステップモータ18、28に所
定個数のパルスを供給した後、ロータリエンコーダ3
8、48が検出した回転角Φを読み込み、初期回転角を
Φ0としたとき、Φ−Φ0−Φiが許容範囲内であるかど
うかを判定する正常/異常判定手段、例えばMPU61
及びステップ82、85、88、91、94、97と、
該差が許容範囲外と判定された場合には、搬送動作を停
止させる異常停止手段、例えばMPU61及びステップ
61、98と、スイッチ64の操作に応答して、ロータ
リエンコーダ38、48の出力を軸16、26の該初期
回転角Φ0として読み込み、該初期回転角Φ0を更新する
初期回転角更新手段、例えばMPU61及びステップ6
1、98とを備えている。
【0020】第1発明の第1態様では、例えば図1に示
す如く、上記軸は、第1軸16と第2軸26とからな
り、上記ステップモータは、第1軸16を第1Aベルト
21を介して回転駆動する第1ステップモータ18と該
第2軸26を第2Aベルト31を介して回転駆動する第
2ステップモータ28とからなり、第1ステップモータ
18と第2ステップモータ28を1対1で同期回転させ
ることにより多関節アーム12〜14がアーム間相対位
置を不変にして回転し、第1ステップモータ18を回転
させ第2ステップモータ28の回転を停止させることに
より多関節アーム12〜14の先端部が直線運動し、上
記ロータリエンコーダは、第1軸16の回転角θを第1
Bベルト41を介して検出する第1ロータリエンコーダ
38と第2軸26の回転角φを第2Bベルト51を介し
て検出する第2ロータリエンコーダ48とからなり、上
記回転角Φは該回転角θ及びφである。
【0021】第2発明は、上記第1態様の多関節アーム
式搬送装置を初期状態にさせる多関節アーム式搬送装置
調整方法であって、多関節アーム式搬送装置は、初期化
信号に応答して、第1ロータリエンコーダ38が検出し
た回転角θ及び第2ロータリエンコーダ48が検出した
回転角φを読み込み、第1軸16の初期回転角をθ0と
し第2軸26の初期回転角をφ0としたとき、θ−θ0及
びφ−φ0が共に許容範囲内であれば初期化動作を終了
し、θ−θ0又はφ−φ0が許容範囲内でなければ、第1
軸16のみをθ0−θ−(φ0−φ)だけ回転させ、次
に、第1軸16及び第2軸26を共にφ0−φだけ同期
回転させる。
【0022】この第2発明によれば、多関節アームがど
のような状態で停止していても、多関節アーム式搬送装
置を容易に初期状態にさせることができる。
【0023】第3発明は、上記第1発明の多関節アーム
式搬送装置を用いて対象物Wを搬送し、上記異常停止手
段により搬送動作が停止された場合には、多関節アーム
式搬送装置を初期状態にさせた後、スイッチ64を操作
することにより、動作異常を正常化する。
【0024】上記第1発明及び第3発明によれば、多関
節アームが付近の物体に衝突して第1ステップモータ1
8又は第2ステップモータ28が脱調し、ロータリエン
コーダ38、48で多関節アームの状態を正確に検出す
ることができなくなっても、位置ずれ調整を容易にかつ
短時間で行うことができる。
【0025】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。
【0026】図1は、多関節アーム式搬送装置の一例で
あるウェーハ搬送装置の要部構成を示す。図7と同一構
成要素には、同一符号を付してその説明を省略する。
【0027】外軸16の回転角を検出するために、ロー
タリエンコーダ38の入力軸39にプーリ40が取り付
けられ、プーリ40と外軸16とにベルト41が掛け渡
されている。ロータリエンコーダ38は、アブソリュー
ト式であり、入力軸39の回転が停止していても、入力
軸39の基準角に対する回転角をデジタル値で出力す
る。ロータリエンコーダ38の出力は数値表示器42に
供給され、入力軸39の回転角が数値表示器42に表示
される。同様に、中軸26の回転角を検出するために、
ロータリエンコーダ48の入力軸49にプーリ50が取
り付けられ、プーリ50と中軸26とにベルト51が掛
け渡されている。ロータリエンコーダ48は、アブソリ
ュート式であり、入力軸49の基準角に対する回転角を
デジタル値で出力する。ロータリエンコーダ48の出力
は数値表示器52に供給され、入力軸49の回転角が数
値表示器52に表示される。
【0028】ロータリエンコーダ38及び48の出力は
また、入出力ポート60を介してマイクロコンピュータ
61に供給される。マイクロコンピュータ61は、入出
力ポート60及びドライバ62を介してステップモータ
18に駆動パルスを供給し、外軸16を回転制御する。
同様に、マイクロコンピュータ61は、入出力ポート6
0及びドライバ63を介してステップモータ28に駆動
パルスを供給し、中軸26を回転制御する。
【0029】後述の初期回転角更新スイッチ64、及
び、回転角設定スイッチ65の出力は、入出力ポート6
0を介してマイクロコンピュータ61に供給される。回
転角設定スイッチ65は、図6においてポジション1の
回転角θ及びφを共に0としたときのポジション2〜4
での回転角θ及びφを予め設定するためのものであり、
ROMで構成してもよい。
【0030】図4、図5及び図6については、本実施例
についても同じであり、その説明を省略する。
【0031】次に、マイクロコンピュータ61に供給さ
れる初期化信号に応答して動作する初期化動作を、図2
に基づいて説明する。この初期化信号は、例えばウェー
ハ搬送装置に電源を投入した直後に供給される。この際
のウェーハ搬送装置の状態はは、任意でよい。以下、括
弧内の数値は、図中のステップ識別番号を表す。
【0032】(70)ロータリエンコーダ38及び48
から入出力ポート60を介して回転角θ及びφを読込
む。
【0033】(71)|θ−θ0|<δかつ|φ−φ0|
<δであるかどうかを判定する。ここに、初期回転角θ
0及びφ0は、後述の如く、初期回転角更新スイッチ64
の押下に応答して読み込んだ回転角θ及びφの値であ
る。また、許容値δは正の微小値であり、予め設定され
ている。
【0034】肯定判定された場合には、図6のポジショ
ン1の状態にあると判断して処理を終了し、そうでない
場合には図6のポジション1の状態にもっていくため
に、次のステップ72へ進む。
【0035】(72)A=φ−φ0、B=θ−θ0−Aな
る回転角A及びBを算出する。
【0036】(73)中軸26を固定した状態で、外軸
16を角度−Bだけ回転させる。
【0037】(74)次に、外軸16及び中軸26を同
期して共に角度−Aだけ回転させる。
【0038】(75)回転角θ及びφを読み込む。
【0039】(76)|θ−θ0|<δかつ|φ−φ0|
<δであるかどうかを判定する。肯定判定された場合に
は処理を終了し、そうでない場合には次のステップ77
へ進む。
【0040】(77)動作を停止して、アラームを鳴ら
す。
【0041】作業者はこれに応答して、手動で図6のポ
ジション1の状態にもっていった後、初期回転角更新ス
イッチ64を押下する。マイクロコンピュータ61はこ
れに応答して、ロータリエンコーダ38及び48から入
出力ポート60を介して回転角θ及びφを読み込み、こ
れらをそれぞれθ0及びφ0として、初期回転角θ0及び
φ0を更新する。
【0042】したがって、動作位置検出部の位置ずれ調
整を容易にかつ短時間で行うことができる。
【0043】次に、ウェーハ搬送装置の搬送制御動作を
図3に基づいて説明する。
【0044】(80)図2の初期化動作により、ウェー
ハ搬送装置は図6のポジション1の状態になっている。
ただし、回転角θ及びφはそれぞれ初期回転角θ0及び
φ0となっている。この状態から、外軸16のみを12
0°回転させる。正常動作した場合には、これにより、
図6のポジション2の状態になる。
【0045】(81、82)回転角θ及びφを読み込
み、回転角θ及びφが共に許容範囲内であるかどうか、
すなわち、|θ−θ0−120|<δかつ|φ−φ0|<
δであるかどうかを判定する。
【0046】(83)ステップ82で肯定判定された場
合には、不図示のウェーハカセット内のウェーハWを吸
着した後、外軸16のみを−120°回転させる。正常
動作した場合には、これにより、図6のポジション1の
状態になる。
【0047】(84、85)回転角θ及びφを読み込
み、回転角θ及びφが共に許容範囲内であるかどうか、
すなわち、|θ−θ0|<δかつ|φ−φ0|<δである
かどうかを判定する。
【0048】(86)ステップ85で肯定判定された場
合には、外軸16及び中軸26を同期させて共に180
°回転させる。正常動作した場合には、これにより、図
6のポジション3の状態になる。
【0049】(87、88)回転角θ及びφを読み込
み、回転角θ及びφが共に許容範囲内であるかどうか、
すなわち、|θ−θ0−180|<δかつ|φ−φ0−1
80|<δであるかどうかを判定する。
【0050】(89)ステップ88で肯定判定された場
合には、外軸16のみをさらに120°回転させる。正
常動作した場合には、これにより、図6のポジション4
の状態になる。
【0051】(90、91)回転角θ及びφを読み込
み、回転角θ及びφが共に許容範囲内であるかどうか、
すなわち、|θ−θ0−300|<δかつ|φ−φ0−1
80|<δであるかどうかを判定する。
【0052】(92)ステップ91で肯定判定された場
合には、不図示の真空処理室内にウェーハWを受け渡し
た後、外軸16のみを−120°だけ回転させる。正常
動作した場合には、これにより、図6のポジション3の
状態になる。
【0053】(93、94)回転角θ及びφを読み込
み、回転角θ及びφが共に許容範囲内であるかどうか、
すなわち、|θ−θ0−180|<δかつ|φ−φ0−1
80|<δであるかどうかを判定する。
【0054】(95)ステップ94で肯定判定された場
合には、外軸16及び中軸26を同期させて共に−18
0°だけ回転させる。正常動作した場合には、これによ
り、図6のポジション1の状態になる。
【0055】(96、97)回転角θ及びφを読み込
み、回転角θ及びφが共に許容範囲内であるかどうか、
すなわち、|θ−θ0|<δかつ|φ−φ0|<δである
かどうかを判定する。肯定判定された場合には、ウェー
ハWの1回の搬送処理を終了する。
【0056】(98)上記ステップ82、85、88、
91、94又は97で否定判定された場合には、すなわ
ち、機械的な位置ずれにより第1アーム12、第2アー
ム13又はフィンガ14の一部がハウジング内壁と衝突
してステップモータ18又はステップモータ28が脱調
した場合には、上記ステップ77と同一の処理を行う。
【0057】したがって、動作位置検出部の位置ずれ調
整を容易にかつ短時間で行うことができる。
【0058】なお、初期回転角更新スイッチ64を、図
6に示すポジション1〜4の各々に対応したポジション
4個のスイッチで構成し、ステップ98において、作業
者が例えばポジション3の状態にもっていった後、ポジ
ション3に対応した初期回転角更新スイッチ64のスイ
ッチを押下し、マイクロコンピュータ61がこれに応答
して、このときの回転角θ及びφを読み込み、θ−18
0°及びφ−180°をそれぞれθ0及びφ0として、初
期回転角θ0及びφ0を更新するようにしてもよい。
【0059】
【発明の効果】以上説明した如く、第1発明に係る多関
節アーム式搬送装置及び第3発明に係る多関節アーム式
搬送装置調整方法によれば、多関節アームが周囲の物体
と衝突してステップモータが脱調し、ロータリエンコー
ダで多関節アームの状態を正確に検出することができな
くなっても、位置ずれ調整を容易にかつ短時間で行うこ
とができるという効果を奏する。
【0060】また、第2発明に係る多関節アーム式搬送
装置調整方法によれば、多関節アームがどのような状態
で停止していても、多関節アーム式搬送装置を容易に初
期状態にさせることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のウェーハ搬送装置要部構成
図である。
【図2】ウェーハ搬送装置の初期化手順を示すフローチ
ャートである。
【図3】ウェーハ搬送装置の搬送制御手順を示すフロー
チャートである。
【図4】ウェーハ搬送装置の外観斜視図である。
【図5】ウェーハ搬送装置の動作説明図である。
【図6】ウェーハ搬送装置の動作位置説明図である。
【図7】従来のウェーハ搬送装置の要部構成図である。
【符号の説明】
10 ウェーハ搬送装置 1〜4 ポジション 12 第1アーム 13 第2アーム 14 フィンガ 15 吸引口 16 外軸 17 軸受 18、28 ステップモータ 19、29 出力軸 20、30、40、50 プーリ 21、31、41、51 ベルト 22、32 円板 23、33 フォトインタラプタ 38、48 ロータリエンコーダ 39、49 入力軸 42、52 数値表示器 60 入出力ポート 61 マイクロコンピュータ 62、63 ドライバ 64 初期角度更新スイッチ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸(16、26)をステップモータ(1
    8、28)で回転駆動して、多関節アーム(12〜1
    4)を伸縮及び回転させることにより、アーム先端部で
    対象物(W)を搬送する多関節アーム式搬送装置におい
    て、 該軸について、入力軸(39、49)が該軸の回転と連
    動回転し、基準回転角に対する回転角Φを検出するロー
    タリエンコーダ(38、48)と、 該多関節アームが所定状態(2〜4)のときの該軸の初
    期状態からの回転角Φiを設定する回転角設定手段(6
    5)と、 該多関節アームを該所定状態にするために該ステップモ
    ータに所定個数のパルスを供給した後、該ロータリエン
    コーダが検出した回転角Φを読み込み、初期回転角をΦ
    0としたとき、Φ−Φ0−Φiが許容範囲内であるかどう
    かを判定する正常/異常判定手段(61、82、85、
    88、91、94、97)と、 該差が許容範囲外と判定された場合には、搬送動作を停
    止させる異常停止手段(61、98)と、 スイッチ(64)の操作に応答して、該ロータリエンコ
    ーダの出力を該軸の該初期回転角Φ0として読み込み、
    該初期回転角Φ0を更新する初期回転角更新手段(6
    1、98)と、 を有することを特徴とする多関節アーム式搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記軸は、第1軸(16)と第2軸(2
    6)とからなり、 前記ステップモータは、該第1軸を第1Aベルト(2
    1)を介して回転駆動する第1ステップモータ(18)
    と該第2軸を第2Aベルト(31)を介して回転駆動す
    る第2ステップモータ(28)とからなり、 該第1ステップモータと該第2ステップモータを1対1
    で同期回転させることにより前記多関節アーム(12〜
    14)がアーム間相対位置を不変にして回転し、該第1
    ステップモータを回転させ該第2ステップモータの回転
    を停止させることにより該多関節アームの先端部が直線
    運動し、 前記ロータリエンコーダは、該第1軸の回転角θを第1
    Bベルト(41)を介して検出する第1ロータリエンコ
    ーダ(38)と該第2軸の回転角φを第2Bベルト(5
    1)を介して検出する第2ロータリエンコーダ(48)
    とからなり、 前記回転角Φは該回転角θ及びφであることを特徴とす
    る請求項1記載の多関節アーム式搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の多関節アーム式搬送装置を初
    期状態にさせる多関節アーム式搬送装置調整方法であっ
    て、 該多関節アーム式搬送装置は、初期化信号に応答して、
    前記第1ロータリエンコーダ(38)が検出した回転角
    θ及び前記第2ロータリエンコーダ(48)が検出した
    回転角φを読み込み、 前記第1軸(16)の初期回転角をθ0とし前記第2軸
    (26)の初期回転角をφ0としたとき、θ−θ0及びφ
    −φ0が共に許容範囲内であれば初期化動作を終了し、 θ−θ0又はφ−φ0が許容範囲内でなければ、該第1軸
    のみをθ0−θ−(φ0−φ)だけ回転させ、次に、該第
    1軸及び該第2軸を共にφ0−φだけ同期回転させる、 ことを特徴とする多関節アーム式搬送装置調整方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の多関節アーム式搬
    送装置を用いて前記対象物(W)を搬送し、前記異常停
    止手段(61、98)により搬送動作が停止された場合
    には、該多関節アーム式搬送装置を初期状態にさせた
    後、前記スイッチ(64)を操作することにより、動作
    異常を正常化することを特徴とする多関節アーム式搬送
    装置調整方法。
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