JPH11121991A - 部品移載装置の原点位置調整方法 - Google Patents

部品移載装置の原点位置調整方法

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JPH11121991A
JPH11121991A JP9283742A JP28374297A JPH11121991A JP H11121991 A JPH11121991 A JP H11121991A JP 9283742 A JP9283742 A JP 9283742A JP 28374297 A JP28374297 A JP 28374297A JP H11121991 A JPH11121991 A JP H11121991A
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尚之 北村
Yoshihiro Yoshida
義廣 吉田
Takeshi Takeda
健 武田
Akira Kabeshita
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原点位置調整を簡単かつ正確に実現すること
ができる部品移載装置の原点位置調整方法を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 先ず可動体7を原点位置調整用治具(不
図示)を用いて装置原点位置に位置決めし、位置検出セ
ンサ13からオン出力信号が出力される状態とし、この
ような状態下でカップリング3が緩められた状態となる
ようにしてモータ1を回転させ、エンコーダ12からZ
相出力信号が出力されたときモータ1の回転を停止し、
次いでカップリング3を結合状態として原点位置調整作
業を終了し、以後の可動体7の移動時にはオン出力信号
およびZ相出力信号の両信号が得られた位置を、読み取
りヘッド9によるリニアスケール8の読み取り位置の零
点とすることにより、原点位置調整を簡単かつ正確に実
現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部品を対象物の所
望の位置に移載する部品移載装置の原点位置調整方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子部品等の組み立て部品の種類
は多岐にわたるが、これらに対応でき、しかも、部品の
位置決め精度を高めることにより、電子部品基板等の生
産性を向上させることが強く要請されている。図7はこ
のような要請に沿った従来の部品移載装置の一例を示し
ている。
【0003】図7(a)は従来の部品移載装置の平面
図、図7(b)は図7(a)のX−X断面図を示してい
る。図7(a)および図7(b)において、1はモー
タ、2はボールネジ、3はモータ1とボールネジ2を接
続するカップリングである。4はガイド本体であり、こ
こには2本の平行なガイドレール5が配設され、さらに
その上には複数個のガイドブロック6が配設されてい
る。ガイドブロック6には可動体7が固定されており、
この可動体7はボールネジ2とナット等で螺合されてい
る。
【0004】ガイド本体4の側面の一方にはリニアスケ
ール8が取り付けられており、可動体7にブラケット1
1を介して取り付けられた読み取りヘッド9によりこの
可動体7の位置検出が可能となっている。さらに、可動
体7には移載対象となる部品を真空圧を利用した吸着手
段による部品保持機構10等が設けられており、所定の
位置に部品を位置決め可能となっている。なお、図中の
斜線部分は、可動体7と一体となってガイドレール5上
を移動可能な部分を示している。
【0005】以前には、モータ1に取り付けられたエン
コーダ(不図示)のみのオープン制御により位置決め制
御を行っていたが、その場合は、位置決め精度がボール
ネジ2等の加工精度やボールネジ2の駆動の際の発熱に
よって左右されるため、近年ではガイド本体4の側面に
設けられたリニアスケール8を可動体に取り付けられた
読み取りヘッド9で読み取り、これを基にクローズド制
御が行われ、高精度に位置決め動作を行うようになって
きている。
【0006】以下、このような従来装置の原点位置調整
方法について、図8〜図12を参照して説明する。図8
において、リニアスケール8にはスケールメモリ25と
所定間隔で並べられた複数個の原点マーク24が刻まれ
ており、このうちのスケールメモリ25を前記図7に示
した読み取りヘッド9で読み取ることにより可動体7の
位置を正確に制御する。一方、原点マーク24は装置の
原点位置調整に用いられる。
【0007】図9に示すように、モータ1の内部には、
ロータ41とステータ42が配置されており、ステータ
42に対するロータ41の回転角度のズレ量△θを零に
することにより最大のモータトルクを出力するようにそ
の設計がなされている。したがって、モータ1の回転の
原点がずれると、ロータ41のコイルが作り出す磁界と
ステータ42のNS極が常にずれることとなり、最大出
力が出せなくなる。
【0008】このため、従来方法では、つぎのような手
順で原点位置調整を行う。まず、図10に示すように、
可動体7の絶対座標の原点を機械的に合わせる(ステッ
プS1’)。具体的には、図11に示すように、装置本
体にピン23で固定された原点位置調整用治具21に、
可動体7を矢印Q方向に移動させてその部品保持機構1
0のシャフト22を合わせることにより原点Pの位置出
しを行う。
【0009】ついで、リニアスケール8の原点マーク2
4の出力がでるように読み取りヘッド9を調整する(ス
テップS2’)。具体的には、図12に示すように、原
点マーク24と装置の原点Pとのズレ量△xだけ前記図
7の読み取りヘッド9が取り付けてあるブラケット11
を動かして調整する。このために、ブラケット11に
は、位置調整用の長穴が設けられている。
【0010】そして、カップリング3を緩めてオフ状態
となし(ステップS3’)、モータ1のステータ42に
対するロータ41のズレ量△θが零になるようにロータ
41をロックする(ステップS4’)。しかる後に、カ
ップリング3を接続してオン状態となして、原点出しが
完了する(ステップS5’)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
読み取りヘッド9の位置調整と、カップリング3のオン
オフ操作という2つの煩雑な操作が必要であった。
【0012】また、モータ1のステータ42に対するロ
ータ41のズレ量△θが零になるように、オペレータが
位相オシロスコープなどで確認しながらモータ1を停止
させるが、このズレ量△θが零になっていることを確認
するための検査方法がかなり煩雑なものであった。この
ため、原点位置調整に時間がかかるという問題があっ
た。
【0013】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その主たる目的とするところは、原点位置調整
を簡単かつ正確に実現することができる部品移載装置の
原点位置調整方法を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願第1の発明は、部品保持部を備えた可動体に螺
合させたネジ軸をカップリングを介してモータ駆動する
ことによりこの可動体を装置本体上で移動可能となし、
装置本体に取り付けたリニアスケールを可動体に取り付
けた読み取りヘッドで読み取ることによりこの可動体の
位置決め制御を行う部品移載装置の原点位置調整方法に
おいて、可動体が装置原点を含む所定範囲にあることを
検出して所定範囲位置信号を出力する位置検出手段と、
モータの回転位置を検出して最大出力信号を出力するエ
ンコーダと、可動体を装置原点に機械的に位置決めする
装置原点位置設定手段とを設け、前記所定範囲位置信号
が出力される範囲においては、前記最大出力信号が1回
だけ出力されるように構成し、先ず可動体を装置原点位
置設定手段を用いて装置原点位置に位置決めし、前記位
置検出手段から所定範囲位置信号が出力される状態と
し、このような状態下でカップリングが緩められた状態
となるようにしてモータを回転させ、前記エンコーダか
ら最大出力信号が出力されたときモータの回転を停止
し、次いでカップリングを結合状態として原点位置調整
作業を終了し、以後の可動体移動時には前記所定範囲位
置信号および前記最大出力信号の両信号が得られた位置
を、前記読み取りヘッドによるリニアスケールの読み取
り位置の零点とすることを特徴とするものである。
【0015】このような構成では、先ず可動体が装置原
点位置設定手段を用いて装置原点位置に位置決めされ、
位置検出手段から所定範囲位置信号が出力される状態と
され、このような状態下でカップリングが緩められた状
態となるようにされてモータが回転させられ、エンコー
ダから最大出力信号が出力されたときモータの回転が停
止され、次いでカップリングが結合状態とされて原点位
置調整作業が終了され、以後の可動体移動時には前記所
定範囲位置信号および前記最大出力信号の両信号が得ら
れた位置が、読み取りヘッドによるリニアスケールの読
み取り位置の零点とされるため、カップリングのオンオ
フ操作のみで原点位置調整ができ、従来例のような、読
み取りヘッドの位置調整とカップリングのオンオフ操作
の両作業を必要としない。しかも、可動体の原点位置で
モータのステータに対するロータのズレ量が必ず零とな
り、モータの最大出力が得られるため、ロータのズレ量
の確認のための煩雑な作業も必要としない。したがっ
て、原点位置調整の時間が大幅に短くなり、かつ、原点
位置調整を正確に行うことができる。
【0016】本願第2の発明は、部品保持部を位置調整
可能に備えた可動体に螺合させたネジ軸をカップリング
を介してモータ駆動することによりこの可動体を装置本
体上で移動可能となし、装置本体に取り付けたリニアス
ケールを可動体に取り付けた読み取りヘッドで読み取る
ことによりこの可動体の位置決め制御を行う部品移載装
置の原点位置調整方法において、可動体が装置原点を含
む所定範囲にあることを検出して所定範囲位置信号を出
力する位置検出手段と、モータの回転位置を検出して最
大出力信号を出力するエンコーダと、前記部品保持部を
装置原点に機械的に位置決めする装置原点位置設定手段
とを設け、前記所定範囲位置信号が出力される範囲にお
いては、前記最大出力信号が1回だけ出力されるように
構成し、先ずモータを回転させて可動体を移動させ、前
記位置検出手段から所定範囲位置信号が出力され、かつ
前記エンコーダから最大出力信号が出力されたときモー
タの回転を止めて可動体を停止させ、次いで前記部品保
持部を装置原点位置設定手段を用いて装置原点位置に位
置決めし、以後の可動体移動時には前記所定範囲位置信
号および前記最大出力信号の両信号が得られた位置を、
前記読み取りヘッドによるリニアスケールの読み取り位
置の零点とすることを特徴とするものである。
【0017】このような構成では、先ずモータが回転さ
せられて可動体が移動させられ、位置検出手段から所定
範囲位置信号が出力され、かつエンコーダから最大出力
信号が出力されたときモータの回転が止められて可動体
が停止させられ、次いで部品保持部が装置原点位置設定
手段を用いて装置原点位置に位置決めされ、以後の可動
体移動時には所定範囲位置信号および最大出力信号の両
信号が得られた位置が、読み取りヘッドによるリニアス
ケールの読み取り位置の零点とされるため、部品保持部
の位置調整のみで原点位置調整ができ、従来例のよう
な、読み取りヘッドの位置調整とカップリングのオンオ
フ操作の両作業を必要としない。しかも、可動体の原点
位置でモータのステータに対するロータのズレ量が必ず
零となり、モータの最大出力が得られるため、ロータの
ズレ量の確認のための煩雑な作業も必要としない。した
がって、原点位置調整の時間が大幅に短くなり、かつ、
原点位置調整を正確に行うことができる。
【0018】さらに、位置検出手段が、可動体に取り付
けられ可動体移動方向に所定長さを有する検出板と、こ
の検出板を検出したとき所定範囲位置信号を出力するよ
うに装置本体に設けられた位置検出センサとからなるも
のとすれば、市販の位置検出ンサが使用できるため、簡
単な構成で上記第1または第2の発明の作用効果を奏す
ることとなる。
【0019】さらに、位置検出手段が、リニアスケール
に設けられた可動体移動方向に所定長さを有するマーク
と、このマークを検出したとき所定範囲位置信号を出力
する機能を付加された読み取りヘッドとからなるものと
すれば、特別な位置検出センサが不要となるため、より
簡単な構成で上記第1または第2の発明の作用効果を奏
することとなる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付の図を参照して本発明
のいくつかの実施の形態について説明し、本発明の理解
に供する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具現化
した例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格の
ものではない。
【0021】本実施の形態は図2〜図6に示しており、
図1に示すような部品移載装置を例示している。なお、
従来例と同様の要素には、説明の便宜上、同一の符号を
使用している。
【0022】(実施の形態1)図1(a)は実施の形態
1にかかる部品移載装置の平面図、図1(b)は図1
(a)のX−X断面図を示している。図1(a)および
図1(b)に示すように、実施の形態1にかかる部品移
載装置の原点位置調整方法(以下、「本方法1」とい
う。)では、部品保持部に相当する部品保持機構10を
備えた可動体7に螺合させたネジ軸、例えばボールネジ
2をカップリング3を介してモータ1で回転駆動するこ
とにより、可動体7を装置本体の一部を構成するガイド
本体4上で移動可能となし、ガイド本体4に取り付けた
リニアスケール8を可動体7に取り付けた読み取りヘッ
ド9で読み取ることにより、可動体7の位置決め制御を
行う点は従来例と同様である。しかし、本方法1では、
可動体7が装置原点を含む所定範囲にあることを検出し
て所定範囲位置信号を出力する位置検出手段に相当する
位置検出センサ13および検出板14と、モータ1の回
転位置を検出して最大出力信号を出力するエンコーダ1
2と、可動体7を装置原点に機械的に位置決めする装置
原点位置設定手段に相当する原点位置調整用治具(不図
示)とを設け、所定範囲位置信号が出力される範囲にお
いては、最大出力信号が1回だけ出力されるように構成
し、先ず可動体7を原点位置調整用治具を用いて装置原
点位置に位置決めし、位置検出センサ13から所定範囲
位置信号が出力される状態とし、このような状態下でカ
ップリング3が緩められた状態となるようにしてモータ
1を回転させ、エンコーダ12から最大出力信号が出力
されたときモータ1の回転を停止し、次いでカップリン
グ3を結合状態として原点位置調整作業を終了し、以後
の可動体7の移動時には所定範囲位置信号および最大出
力信号の両信号が得られた位置を、読み取りヘッド9に
よるリニアスケール8の読み取り位置の零点とする点で
従来例と異なる。
【0023】本方法1は従来例と同様のつぎのような装
置の動作により実現できる。すなわち、図1(a)にお
いて、上述のモータ1、ボールネジ2およびカップリン
グ3に加え、ガイド本体4には2本の平行なガイドレー
ル5が配設され、さらにその上には複数個のガイドブロ
ック6が配設されている。ガイドブロック6には可動体
7が固定されており、この可動体7はボールネジ2とナ
ット等で螺合されている。
【0024】また、図1(b)において、ガイド本体4
の側面の一方にはリニアスケール8が取り付けられてお
り、可動体7にブラケット11を介して取り付けられた
読み取りヘッド9によりこの可動体7の位置検出が可能
となっている。可動体7には対象となる部品を真空圧を
利用した吸着手段による部品保持機構10などが設けら
れており、所定の位置に部品を位置決め可能となってい
る。モータ1にはエンコーダ12が取り付けられてお
り、モータ1の回転に応じて1パルス/回転の出力信号
(最大出力信号に相当、以下、「Z相出力信号」とい
う。)を間歇的に発信する。モータ1のロータ41とス
テータ42(前記図9参照)はエンコーダ12のZ相に
より最大出力がでるように調整されている。
【0025】ガイド本体4の側面の前記リニアスケール
8と反対側の原点位置には位置検出センサ13が取り付
けられ、可動体7には、位置検出センサ13に対向する
側に検出板14が固定されている。そして、可動体7の
移動によりその検出板14に位置検出センサ13が近接
したときに位置検出センサ13がオン状態を示す出力信
号(所定範囲位置信号に相当、以下、「オン出力信号」
という。)を発信するようになっている。位置検出セン
サ13としては市販の光センサや磁気センサ等が好適で
ある。なお、図中の斜線部分は、可動体7と一体となっ
てガイドレール5上を移動可能な部分を示している。
【0026】以下、本方法1について、図2〜図4を参
照してさらに説明する。図2に示すように、まず可動体
7の絶対座標の原点を機械的に合わせる(ステップS
1)。
【0027】具体的には、図3(a)に示すように、可
動体7を原点位置に位置決めするための原点位置調整用
治具21を、装置本体にピン23で予め位置決めしてお
き、図3(b)に示すように、モータ1を回転させて可
動体7を矢印Q方向に移動させ、可動体7の部品保持機
構10に固定されたシャフト22を原点位置調整用治具
21に合わせることにより可動体7の位置を決める。
【0028】ついで、モータ1を回転させることによ
り、位置検出センサ13が可動体7上の検出板14を検
知してその出力信号がオン状態になるまで可動体7を動
かして位置検出センサ13で可動体7の原点位置Pを検
出する(ステップS2)。このときの位置検出センサ1
3のオン出力信号は、検出板14の幅に相当するボール
ネジ2の1ストローク(20mm)程度の幅を有してい
るが、このオン出力信号は、このときには、図4(a)
に示すように、エンコーダ12の複数のZ相出力信号の
いずれとも一致せず、有為のズレが生じている。このズ
レ量が前記図9に示したモータ1のステータ42に対す
るロータ41のズレ量△θに相当する。
【0029】ついで、カップリング3を緩め(ステップ
S3)、モータ1を回転させ、位置検出センサ13の出
力がオン状態で、かつ、エンコーダ12でZ相が出力さ
れた時点でモータ1を自動停止させることにより、モー
タ1の回転位置の原点位置調整を行う(ステップS
4)。したがって、このときには、位置検出センサ13
のオン出力信号の幅の中に、図4(b)に示すように、
エンコーダ12の複数のZ相出力信号のうちの最寄りの
1つが含まれたような状態となっている。この後、カッ
プリング3を締め込むと、原点位置Pの位置出しが完了
し(ステップS5)、リニアスケール8の目盛りの零点
が定まる(ステップS6)。
【0030】以上のように、本方法1では、先ず可動体
7が装置原点位置調整用治具21を用いて装置原点位置
に位置決めされ、位置検出センサ13からオン出力信号
が出力される状態とされ、このような状態下でカップリ
ング3が緩められた状態となるようにされてモータ1が
回転させられ、エンコーダ12からZ相出力信号が出力
されたときモータ1の回転が停止され、次いでカップリ
ング3が結合状態とされて原点位置調整作業が終了さ
れ、以後の可動体7の移動時にはオン出力信号およびZ
相出力信号の両信号が得られた位置が、読み取りヘッド
9によるリニアスケール8の読み取り位置の零点とされ
るため、カップリング3のオンオフ操作のみで原点位置
調整ができ、従来例のような、読み取りヘッド9の位置
調整とカップリング3のオンオフ操作の両作業を必要と
しない。しかも、可動体7の原点位置でモータ1のステ
ータ42に対するロータ41のズレ量が必ず零となり、
モータ1の最大出力が得られるため、ロータ41のズレ
量の確認のための煩雑な作業も必要としない。したがっ
て、原点位置調整の時間が大幅に短くなり、かつ、原点
位置調整を正確に行うことができる。
【0031】なお上記方法1では、カップリング3を緩
める動作を、位置検出センサ13のオン出力を確認した
後としているが(図2のステップS3)、この動作を最
初に行ってもよい。
【0032】(実施の形態2)上記方法1では、カップ
リング3を緩め、所定の動作後、再び接続状態にする動
作が必要であるが(図2のステップS2およびS5)、
このカップリング3に関する動作を完全になくすことも
できる。本実施の形態2は、この点に着目したものであ
る。
【0033】すなわち、図1(a)および図1(b)に
示すように、実施の形態2にかかる部品移載装置の原点
位置調整方法(以下、「本方法2」という。)では、部
品保持部に相当する部品保持機構10を位置調整可能に
備えた可動体7に螺合させたネジ軸、例えばボールネジ
2をカップリング3を介してモータ1で回転駆動するこ
とにより、可動体7を装置本体の一部を構成するガイド
本体4上で移動可能となし、ガイド本体4に取り付けた
リニアスケール8を可動体7に取り付けた読み取りヘッ
ド9で読み取ることにより、可動体7の位置決め制御を
行う点は従来例と同様である。しかし、本方法2では、
可動体7が装置原点を含む所定範囲にあることを検出し
て所定範囲位置信号を出力する位置検出手段に相当する
位置検出センサ13および検出板14と、モータ1の回
転位置を検出して最大出力信号を出力するエンコーダ1
2と、部品保持部に相当する部品保持機構10を装置原
点に機械的に位置決めする装置原点位置設定手段に相当
する原点位置調整用治具(不図示)とを設け、所定範囲
位置信号が出力される範囲においては、最大出力信号が
1回だけ出力されるように構成し、先ずモータ1を回転
させて可動体7を移動させ、位置検出センサ13から所
定範囲位置信号が出力され、かつエンコーダ12から最
大出力信号が出力されたときモータ1の回転を止めて可
動体7を停止させ、次いで部品保持機構10を前記原点
位置調整用治具を用いて装置原点位置に位置決めし、以
後の可動体7の移動時には所定範囲位置信号および最大
出力信号の両信号が得られた位置を、読み取りヘッド9
によるリニアスケール8の読み取り位置の零点とする点
で従来例と異なる。
【0034】以下、本方法2について、図3〜図5を参
照してさらに説明する。図5に示すように、まずモータ
1を回転させて可動体7を初期位置へ移動させる(ステ
ップS11)。やがて、位置検出センサ13が可動体7
上の検出板14を検知してその出力信号がオン状態(所
定範囲位置信号に相当)になる(ステップS12)。
【0035】このときの位置検出センサ13のオン出力
信号は、検出板14の幅、つまりボールネジ2の1スト
ローク(20mm)程度の幅を有しているが、このオン
出力信号は、このときには、前記図4(a)に示したよ
うに、エンコーダ12の複数のZ相出力信号(最大出力
信号に相当)のいずれとも一致せず、有為のズレが生じ
ている。このズレ量が前記図9に示したモータ1のステ
ータ42に対するロータ41のズレ量△θに相当する。
【0036】さらに、モータ1を回転させると、位置検
出センサ13の出力がオン状態で、かつ、エンコーダ1
2でZ相が検出された時に、モータ1が自動停止するこ
とにより、モータ1の回転位置の原点位置調整が自動的
に行われる(ステップS13)。したがって、このとき
には、位置検出センサ13のオン出力信号の幅の中に
は、前記図4(b)に示したように、エンコーダ12の
複数のZ相出力信号のうちの最寄りの1つが含まれたよ
うな状態となる。この後、可動体7の部品保持機構10
を動かし、原点位置調整用治具21(前記図3参照)を
用いて原点位置Pの位置出しを完了すると(ステップS
14)、リニアスケール8の目盛りの零点が定まる(ス
テップS15)。
【0037】以上のように、本方法2では、先ずモータ
1が回転させられて可動体7が移動させられ、位置検出
センサ13からオン出力信号が出力され、かつエンコー
ダからZ相出力信号が出力されたときモータ1の回転が
止められて可動体7が停止させられ、次いで部品保持機
構10が原点位置調整用治具21を用いて装置原点位置
に位置決めされ、以後の可動体7の移動時にはオン出力
信号およびZ相出力信号の両信号が得られた位置が、読
み取りヘッド9によるリニアスケール8の読み取り位置
の零点とされるため、部品保持機構10の位置調整のみ
で原点位置調整ができ、従来例のような、読み取りヘッ
ド9の位置調整とカップリング3のオンオフ操作の両作
業を必要としない。しかも、可動体7の原点位置でモー
タ1のステータ42に対するロータ41のズレ量が必ず
零となり、モータ1の最大出力が得られるため、ロータ
41のズレ量の確認のための煩雑な作業も必要としな
い。したがって、原点位置調整の時間が大幅に短くな
り、かつ、原点位置調整を正確に行うことができる。
【0038】ところで、上記実施の形態1、2では、図
1に示すように、いずれも位置検出手段が、可動体7に
取り付けられ可動体移動方向に所定長さを有する検出板
14と、この検出板14を検出したときオン出力信号を
出力するようにガイド本体4に設けられた位置検出セン
サ13とからなるものとしている。この場合には、前述
したように市販の位置検出センサが使用できるため、簡
単な構成で上記実施の形態1、2の作用効果を奏するこ
ととなる。なお、上記実施の形態1、2では、ガイド本
体4に位置検出センサ13を取り付け、可動体7に検出
板14を取り付けているが、逆に、ガイド本体4に検出
板14を取り付けて、可動体7に位置検出センサ13を
取り付けてもよいのは、勿論である。
【0039】また、図1および図8において、位置検出
手段として、位置検出センサ13を取り付ける代わりに
リニアスケール8の原点マーク24と読み取りヘッド9
を用い、位置検出センサ13の出力信号の代わりにリニ
アスケール8の原点マーク24に対応した読み取りヘッ
ド9の出力信号を利用してもよい。ただしこの場合に
は、リニアスケール8の原点マーク24の幅は、図6に
示すように、位置検出センサ13の検出板14の幅と同
様に、1ストローク(20mm)程度とする必要があ
る。このように、位置検出手段が、リニアスケール8に
設けられた可動体移動方向に所定長さを有するマークで
ある原点マーク24と、この原点マーク24を検出した
ときオン出力信号を出力する機能を付加された読み取り
ヘッド9とからなるものとすれば、特別な位置検出セン
サが不要となるため、より簡単な構成で上記実施の形態
1、2の作用効果を奏することとなる。
【0040】さらに、可動体7の原点は任意の位置に設
定可能とすることができる。そのために上記実施の形態
1、2では、図3に示したように、原点位置調整用治具
21は装置本体にピン23で固定されているが、例えば
位置検出手段として位置検出センサ13を用いる場合
は、この位置検出センサ13についても、これと同様
に、装置本体の一部を構成するガイド本体4にピン23
で固定するなどして任意の位置に設定可能としておけば
よい。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、カップリングのオンオフ操作のみ、あるい
は、部品保持部の位置調整のみで原点位置調整ができ、
従来例のような、読み取りヘッドの位置調整とカップリ
ングのオンオフ操作の両作業を必要としない。しかも、
可動体の原点位置でモータのステータに対するロータの
ズレ量が必ず零となり、モータの最大出力が得られるた
め、ロータのズレ量の確認のための煩雑な作業も必要と
しない。したがって、原点位置調整の時間が大幅に短く
なり、かつ、原点位置調整を正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1、2にかかる部品移載装
置の全体構成を示す平面図と断面図である。
【図2】本部品移載装置の原点位置調整方法(方法1)
の概略手順を示すフロー図である。
【図3】本部品移載装置の原点位置調整用治具の回りと
可動体の移動状態を示す斜視図である。
【図4】本部品移載装置の位置検出センサ出力とエンコ
ーダ出力の関係を示す説明図である。
【図5】本部品移載装置の原点位置調整方法(方法2)
の概略手順を示すフロー図である。
【図6】本部品移載装置の原点位置調整方法の変形例に
用いられるリニアスケールの原点マークを示す説明図で
ある。
【図7】従来の部品移載装置の一例における全体構成を
示す平面図と断面図である。
【図8】リニアスケールとその回りを示す説明図であ
る。
【図9】モータとその構成要素を示す斜視図である。
【図10】従来の部品移載装置の原点位置調整方法の概
略手順を示すフロー図である。
【図11】従来の部品移載装置の原点位置調整用治具の
回りと可動体の移動状態を示す斜視図である。
【図12】リニアスケールと原点位置調整用治具の関係
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 モータ 2 ボールネジ(ネジ軸の一種) 3 カップリング 4 ガイド本体(装置本体の一部) 5 ガイドレール 6 ガイドブロック 7 可動体 8 リニアスケール 9 読み取りヘッド 10 部品保持機構(部品保持部) 11 ブラケット 12 エンコーダ 13 位置検出センサ(位置検出手段) 14 検出板(位置検出手段) 21 原点位置調整用治具(装置原点位置設定手段) 24 原点マーク 41 ロータ 42 ステータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 壁下 朗 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品保持部を備えた可動体に螺合させた
    ネジ軸をカップリングを介してモータ駆動することによ
    りこの可動体を装置本体上で移動可能となし、装置本体
    に取り付けたリニアスケールを可動体に取り付けた読み
    取りヘッドで読み取ることによりこの可動体の位置決め
    制御を行う部品移載装置の原点位置調整方法において、 可動体が装置原点を含む所定範囲にあることを検出して
    所定範囲位置信号を出力する位置検出手段と、モータの
    回転位置を検出して最大出力信号を出力するエンコーダ
    と、可動体を装置原点に機械的に位置決めする装置原点
    位置設定手段とを設け、前記所定範囲位置信号が出力さ
    れる範囲においては、前記最大出力信号が1回だけ出力
    されるように構成し、先ず可動体を装置原点位置設定手
    段を用いて装置原点位置に位置決めし、前記位置検出手
    段から所定範囲位置信号が出力される状態とし、このよ
    うな状態下でカップリングが緩められた状態となるよう
    にしてモータを回転させ、前記エンコーダから最大出力
    信号が出力されたときモータの回転を停止し、次いでカ
    ップリングを結合状態として原点位置調整作業を終了
    し、以後の可動体移動時には前記所定範囲位置信号およ
    び前記最大出力信号の両信号が得られた位置を、前記読
    み取りヘッドによるリニアスケールの読み取り位置の零
    点とすることを特徴とする部品移載装置の原点位置調整
    方法。
  2. 【請求項2】 部品保持部を位置調整可能に備えた可動
    体に螺合させたネジ軸をカップリングを介してモータ駆
    動することによりこの可動体を装置本体上で移動可能と
    なし、装置本体に取り付けたリニアスケールを可動体に
    取り付けた読み取りヘッドで読み取ることによりこの可
    動体の位置決め制御を行う部品移載装置の原点位置調整
    方法において、 可動体が装置原点を含む所定範囲にあることを検出して
    所定範囲位置信号を出力する位置検出手段と、モータの
    回転位置を検出して最大出力信号を出力するエンコーダ
    と、前記部品保持部を装置原点に機械的に位置決めする
    装置原点位置設定手段とを設け、前記所定範囲位置信号
    が出力される範囲においては、前記最大出力信号が1回
    だけ出力されるように構成し、先ずモータを回転させて
    可動体を移動させ、前記位置検出手段から所定範囲位置
    信号が出力され、かつ前記エンコーダから最大出力信号
    が出力されたときモータの回転を止めて可動体を停止さ
    せ、次いで前記部品保持部を装置原点位置設定手段を用
    いて装置原点位置に位置決めし、以後の可動体移動時に
    は前記所定範囲位置信号および前記最大出力信号の両信
    号が得られた位置を、前記読み取りヘッドによるリニア
    スケールの読み取り位置の零点とすることを特徴とする
    部品移載装置の原点位置調整方法。
  3. 【請求項3】 位置検出手段が、可動体に取り付けられ
    可動体移動方向に所定長さを有する検出板と、この検出
    板を検出したとき所定範囲位置信号を出力するように装
    置本体に設けられた位置検出センサとからなる請求項1
    または2記載の部品移載装置の原点位置調整方法。
  4. 【請求項4】 位置検出手段が、リニアスケールに設け
    られた可動体移動方向に所定長さを有するマークと、こ
    のマークを検出したとき所定範囲位置信号を出力する機
    能を付加された読み取りヘッドとからなる請求項1また
    は2記載の部品移載装置の原点位置調整方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014004843A (ja) * 2012-06-21 2014-01-16 Nsk Ltd 車両用懸架装置の原点出し方法
US10730706B2 (en) 2018-06-15 2020-08-04 Fanuc Corporation Hand for connector connection and hand system

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