JP2929763B2 - サ−ボモ−タ - Google Patents

サ−ボモ−タ

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JP2929763B2
JP2929763B2 JP3128193A JP12819391A JP2929763B2 JP 2929763 B2 JP2929763 B2 JP 2929763B2 JP 3128193 A JP3128193 A JP 3128193A JP 12819391 A JP12819391 A JP 12819391A JP 2929763 B2 JP2929763 B2 JP 2929763B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はNC加工機等位置決め
機能を備えたサーボ装置に用いる位置検知機能を備えた
サーボモータに係り,特に,このサーボモータを対象機
械に装着するときの位置合わせが容易で作業工数を低減
できるサーボモータに関する。
【0002】
【従来の技術】NC機械のフライス盤やボール盤等移動
するテーブルを所定の位置で精度良く停止させるにはサ
ーボモータとこのサーボモータの回転軸に結合したイン
クレメンタルの位置センサであるパルスエンコーダとを
組み合わせて用いられる場合が多い。このようなパルス
エンコーダは,その回転軸の回転位置と回転方向を検知
するために90度の位相差をもって出力される2系統の
出力パルスと,前記パルスエンコーダの回転数をカウン
トするため等の目的で,その回転軸の所定の位置でパル
スを出力する,いわゆるZ信号出力機能を備えているも
のがある。又,このような,例えば,テーブルの移動を
制御する位置決めサーボ装置においては,位置決めの基
準位置として,移動体であるテーブルが移動するベッド
の端部近傍に原点が設けられる。上述のような構成にお
いてテーブルを原点で停止させるには,原点方向に移動
して来たテーブルが原点の近くに接近したことをリミッ
トスイッチ等の原点サーチ用のセンサによって検知し,
このセンサの検知信号によってサーボ装置を減速して停
止逆転させ,最初に検知されるパルスエンコーダから出
力される上記Z信号によって停止させ,この停止位置を
原点としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで,上述したよ
うな,パルスエンコーダを用いたような位置決めサーボ
装置において,原点サーチ用センサであるリミットスイ
ッチからの信号で減速しパルスエンコーダからのZ信号
によって停止させる方法によると,リミットスイッチ等
のセンサが減速位置を検知してテーブルの移動方向を逆
転させても,パルスエンコーダからZ信号を出すタイミ
ングが接近しているとか,リミットスイッチがオン状態
の中にZ信号がでるような位置関係になっていると,原
点検出が誤動作する場合がある。このような可能性を減
らすために,当初この位置決めサーボ装置を組み立てる
時には,パルスエンコーダの回転によってZ信号が出力
される位置の中間部で前記リミットスイッチを検知する
ように,パルスエンコーダとリミットスイッチとの相対
装着位置関係を調節する必要がある。
【0004】パルスエンコーダとリミットスイッチとの
相対装着位置を調節するために,原点サーチ用のリミッ
トスイッチの装着位置を調節可能にしようとすると,リ
ミットスイッチの移動機構を設けることが必要であり,
しかもこの機構部の構造は精度が必要であって,この移
動機構のスペースを設けるとともに価格が高価なものに
なる。また,パルスエンコーダのZ信号出力位置を調節
しようとすると,モータとパルスエンコーダとの結合部
またはその後の駆動系に精度のよい回転位相調節機構を
設ける必要があって,そのためのスペースも必要とな
り,また,このような機構部をもうけるために駆動部が
高価なものになる。また,上記のように,パルスエンコ
ーダとリミットスイッチとの相対装着位置を調節するに
は,パルスエンコーダとリミットスイッチそれぞれから
出力される信号をオシロスコープ等で見ながら,又は,
予め調節用の検出表示装置を設けておいて,その表示を
みながら調節固定する必要があって,手間が必要である
ばかりではなく,このサーボ装置と対象機構の構造を調
節可能にし,また,この位置決めサーボ装置の据え付け
位置周辺も上記調節のためのスペースを設けねばならな
い等,多くの限定条件が必要になる。本発明は従来のも
のの上記課題(問題点)を解決し,位置決めサーボ装置
の機構部組み立て時におけるパルスエンコーダとリミッ
トスイッチの相対位置調節工程を,特に複雑な追加機構
を必要としないで無くすことができ,また,リミットス
イッチ装着部やパルスエンコーダ装着部の機構を簡略化
して,これら装着後の位置が変動するような恐れのない
信頼性が高く,かつ安い価格で構成できるようにしたサ
ーボモータを提供すること目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に基づくサーボモータは,トルク発生部と,こ
のトルク発生部回転軸の回転に対応して90度の位相差
を有する2系統の連続パルスと回転軸の所定の位置でパ
ルスを出力する回転位置検出部とを備えたサーボモータ
において,前記該回転位置検出部の回転軸所定の位置
と,前記サーボモータ外筐部所定の位置との相互位置関
係を固定状態に維持できるようにした。また,前記回転
位置検出部の回転軸所定の位置と前記サーボモータ外筐
部所定の位置にそれぞれに基準表示を設け,前記回転位
置検出部の回転軸所定の位置と,前記サーボモータ外筐
部所定の位置それぞれの基準表示を合わせるように構成
した。また,前記サーボモータに保持ブレーキを結合
し,前記回転位置検出部の回転軸所定の位置と前記サー
ボモータ外筐部所定の位置とを合わせた後前記保持ブレ
ーキにより前記サーボモータの回転を防止するようにし
た。
【0006】
【作用】上述したように,本発明に基づくサーボモータ
は,トルク発生部と,このトルク発生部回転軸の回転に
対応して90度の位相差を有する2系統の連続パルスと
回転軸の所定の位置でパルスを出力する回転位置検出部
とを備えたサーボモータにおいて,前記回転位置検出部
の回転軸所定の位置と,前記サーボモータ外筐部所定の
位置との相互位置関係を固定状態に維持できるようにし
たので,このサーボモータを装着する位置決めサーボ機
構にこのサーボモータを取付ける時には,従来のよう
に,回転位置検出部であるパルスエンコーダと,原点サ
ーチ用センサである,例えばリミットスイッチとの相対
位置を調節する必要がない。また,前記回転位置検出部
の回転軸所定の位置と前記サーボモータ外筐部所定の位
置にそれぞれに基準表示を設け,前記回転位置検出部の
回転軸所定の位置と,前記サーボモータ外筐部所定の位
置それぞれの基準表示を合わせるようにしたので,回転
位置検出部の回転軸所定の位置,即ち,いわゆるZ信号
の出力位置が外部から明確にできるので,このサーボモ
ータを装着する位置決めサーボ機構にこのサーボモータ
を取付ける時には,従来のように,回転位置検出部であ
るパルスエンコーダと,原点サーチ用センサである,例
えばリミットスイッチとの相対位置を調節する必要がな
い。また,前記サーボモータに保持ブレーキを結合した
場合においては,前記回転位置検出部の回転軸所定の位
置と前記サーボモータ外筐部所定の位置とを合わせた後
前記保持ブレーキにより前記サーボモータの回転を防止
するようにしたので,回転位置検出部の回転軸所定の位
置,即ち,いわゆるZ信号の出力位置がこのサーボモー
タの所定の方向に固定できるので,このサーボモータを
装着する位置決めサーボ機構にこのサーボモータを取付
ける時には,従来のように,回転位置検出部であるパル
スエンコーダと,原点サーチ用センサである,例えばリ
ミットスイッチとの相対位置を調節する必要がない。
【0007】
【実施例】次に,本発明の実施例として,本発明に基づ
くサーボモータを往復作動テーブル駆動用に装着した例
について,図6と図7乃至図9を参照して説明する。図
6は本発明に基づくサーボモータを往復作動テーブルに
装着した概要構造を示している。符号1はこのサーボモ
ータのトルク発生部(以下モータと記す)であって,こ
のモータ1には,回転軸の回転角度に対応して90度の
位相差を有する2系統の連続パルスと回転軸の所定の位
置でパルスを出力する,即ち,3相出力機能を備えたパ
ルスエンコーダによる回転位置検出部2(以下エンコー
ダと記す)が詳細を後述するように結合されている。モ
ータ1の出力回転軸はカップリング4によって,送りね
じ3に結合されていて,この送りねじ3にはテーブル5
に結合されたナット5aが嵌合している。このテーブル
5が前記モータ1によって駆動され移動するベッド(図
示せず)の両側端部にはテーブル2の駆動を制限するス
トロークエンドリミットスイッチ6と8が設けられてい
て,このベッドの所定の端部近傍の所定の位置には原点
サーチ用センサであるリミットスイッチ7が装着されて
いる。また,テーブル5の所定位置には,上記各リミッ
トスイッチ6,7,8を作動させるドッグ(図示せず)
が設けられている。また符号9は,この位置決めサーボ
装置を制御するコントローラであって,図示しない入力
装置,または,記録装置からの入力信号によって,前記
テーブル5を所定の位置に移動し停止させる。エンコー
ダ2,リミットスイッチ6,7,8の各検知信号はこの
コントローラ9に入力し,このコントローラ9からの出
力によってモータ1が駆動される。
【0008】次に,上述した位置決めサーボ装置の働き
を図7乃至図9をも参照して説明する。図7乃至図9は
横軸にベッド上の位置,縦軸にはテーブル5の移動速度
を示している。また,エンコーダ2のZ信号と,リミッ
トスイッチ7及び8の検知信号をもこのベッドの位置に
対応させて記している。この位置決めサーボ装置の位置
計測用のセンサとしては,前述したように回転角度に対
応してパルスを出力するエンコーダ2を使用しているの
で,テーブル5を所定の絶対的な位置に移動し停止させ
るために,まず,図示しないベッドの上に設定した原点
にテーブル5を移動させる必要がある。図7において,
テーブル5がA位置から原点方向に向けてモータ1の回
転によって高速で移動しリミットスイッチ7がドッグ
(図示せず)を検知すると,この信号がコントローラ9
に送られるので,リミットスイッチ7の検知信号が切れ
るタイミングa点,即ち,テーブル5のB位置で,コン
トローラ9は予め設定された制御指令に従いモータ1の
駆動パルス出力を減少させてテーブル5を停止させる
(C位置)。停止後,モータ1の回転方向を逆転して駆
動し,再度リミットスイッチ7がドッグを検知(a点)
すると(D位置)この検知信号によって微速でモータを
駆動し,前記エンコーダ2の回転軸所定の位置で出力さ
れる信号,いわゆるZ信号をコントローラ9が検知(b
点)すると,コントローラ9はモータ1の駆動を直ちに
停止させてテーブル5が停止する(E位置)。このE位
置がすなわち原点である。
【0009】図8にはテーブル5が原点を示すリミット
スイッチ7よりも外れた方向のF位置に停止している場
合を示している。図8の場合は,F位置をスタートした
テーブル5はストロークエンドリミットスイッチ8の検
知信号(c点)によってコントローラ9の予め設定され
た制御指令に従って停止(G位置)し,停止後,モータ
1の回転方向を逆転して駆動する。リミットスイッチ7
がドッグを検知(d点)すると,この検知信号によって
D位置から微速でモータ1を駆動し,前記エンコーダ2
の回転軸所定の位置で出力される信号,いわゆるZ信号
をコントローラ9が検知(b点)すると,コントローラ
9はモータ1の駆動を直ちに停止させテーブルが停止す
る(E位置)。図9にはテーブル5がリミットスイッチ
7からオン信号を出力している範囲の位置に停止してい
る場合を示している。図9の場合は,H位置をスタート
したテーブル5はリミットスイッチ7からの出力が切れ
る信号(e点)により,コントローラ9の予め設定され
た制御指令に従って停止(I位置)し,停止後,モータ
1の回転方向を逆転して駆動し,再度リミットスイッチ
7がドッグを検知(e点)すると,この検知信号によっ
てD位置から微速でモータ1を駆動し,前記エンコーダ
2の回転軸所定の位置で出力される信号,いわゆるZ信
号をコントローラ9が検知(b点)すると,コントロー
ラ9はモータ1の駆動を直ちに停止させてテーブル5が
停止する(E位置)。図8,図9の場合も図7に示した
例と同様にテーブル5が停止したE位置がすなわち原点
である。
【0010】上述のごとく,テーブル5が原点に停止し
た後,図示しない記録装置に記録された位置決め指令信
号に基づきコントローラ9から出力される大きさの電流
とその方向によってモータ1が回転し,このモータ1の
回転軸に結合された送りねじ3が回転するので,この送
りねじ3に嵌合するナット5aが駆動されてテーブル5
が移動する。モータ1が回転すると,このモータ1に結
合されたエンコーダ2が回転して回転角度に対応して9
0度位相のずれたパルスを出力して前記コントローラ9
に入力する,従って,コントローラ9の内部ではモータ
1の回転方向と回転角度,すなわち,テーブル5の移動
方向と移動距離を計測して前記位置決め指令信号とこの
移動距離を比較し,一致するとモータ1の回転を停止さ
せる。
【0011】次に,図1乃至図5によって,本発明に基
づく回転位置検出部の構造,及び,この回転位置検出部
とトルク発生部との結合方法を説明する。図4におい
て,1はこのサーボモータのモータ即ちトルク発生部
で,2はこのモータ1に結合されたエンコーダ即ち回転
位置検出部であって,11はモータの出力回転軸,12
はサーボモータを装着対象に装着するフランジである。
また,図5は図4の構造に保持ブレーキ例えば,無励磁
作動電磁ブレーキを組み込み,モータ1が駆動されない
状態においてはモータが回転しないように固定すること
によって,モータ1にエンコーダ2を装着したサーボモ
ータ単体のときにエンコーダが回転しないように固定で
き,又,実稼働時においてはテーブルの停止を確実に保
持するための構造例を示している。
【0012】実施例1 図1は前述したサーボモータのモータ1を出力回転軸1
1側から見た図である。即ち,11がモータ1の出力回
転軸,12がモータを装着するフランジである。また,
21はモータ1の外筐部所定の位置に刻んだ基準表示を
なす相マーク(合印),22は出力回転軸11のキー溝
である。モータ1とエンコーダ2とを結合するときに,
出力回転軸11のキー溝22を相マーク21の位置に合
わした状態のときにこのセンサのZ信号即ち回転位置検
出部の回転軸所定の位置信号がサーボモータ外筐部所定
位置で出力されるようにする。上述のようにしてモータ
1とエンコーダ2が結合されているために,例えば,前
述したテーブル5を原点サーチセンサである,例えば,
図6において前述したリミットスイッチ7に対してこの
テーブル5に装着したドッグ(図示せず)を所定の位置
関係にしてモータを前記送りねじ3に結合することによ
り,エンコーダ2を位置計測や調整なしに所望の位置関
係で装着対象の送りねじ3に結合することができる。
【0013】実施例2 図2は図1とは別の手段即ち,モータ1の出力回転軸1
1にキー溝のような軸の角度位置を特定できる条件がな
い場合の手段を示している。図2は図1と同様に前述し
たモータ1を出力回転軸側から見た図であって,11が
モータ1の出力回転軸,12がモータを装着するフラン
ジである。また,23はモータ1の外筐部所定の位置に
刻んだサーボモータ外筐部所定位置の基準表示をなす相
マーク(合印),24は出力回転軸の所定の位置に刻ん
だ回転位置検出部の回転軸所定位置の基準表示をなす相
マークであって,モータ1とエンコーダ2とを結合する
ときに,前記出力回転軸の相マーク24を相マーク23
の位置に合わした状態においてこのセンサのZ信号即ち
回転位置検出部の回転軸所定の位置信号がサーボモータ
外筐部所定位置で出力されるようにする。上述のように
してモータ1とエンコーダ2が結合されているために,
エンコーダ2を前述した図1と同様に位置計測や調整な
しに所望の位置で装着対象の例えば,送りねじに結合す
ることができる。
【0014】実施例3 図3は図1,図2とは別の手段を示していて前述したエ
ンコーダ2を装着したモータ1を側面から見た図であ
る。また,11がモータ1の出力回転軸,12がモータ
を装着するフランジである。25はエンコーダ2のケー
シング側面に設けた観察窓であって,このサーボモータ
外筐部所定位置の基準表示をなしている。又,26は,
エンコーダ2の回転軸のZ信号出力位置に対応する所定
の位置に設けたマークであって回転位置検出部の回転軸
所定位置の基準表示をなしている。観察窓25にマーク
26が見える状態でエンコーダ2をモータ1に結合する
ことによって,図1,図2で前述した実施例と同様に,
このセンサのZ信号即ち回転位置検出部の回転軸所定の
位置信号がサーボモータ外筐部所定位置で出力されるよ
うになる。上述のようにしてモータ1とエンコーダ2が
結合されているために,エンコーダ2を前述した図1と
同様に位置計測や調整なしに所望の位置で装着対象の例
えば,送りねじ3に結合することができる。図3に示し
たような手段による場合は,観察窓25がエンコーダ2
のケーシング周囲を回転できる構造にして,モータ1と
エンコーダ2とを結合後,観察窓25の位置がマーク2
6を見える位置に回転し固定するようにしてもよい。こ
のように,観察窓25にマーク26を入れることによっ
て,エンコーダ2の回転軸位置設定の精度を高めること
ができる。
【0015】実施例4 図5によって前述した保持ブレーキ例えば,無励磁作動
電磁ブレーキを装着したサーボモータの場合は,エンコ
ーダ2からZ信号出力状態の回転角度位置にしてモータ
1とエンコーダ2を結合し,前記ブレーキによって回転
軸が回転しないようにしてこの位置ぎめサーボ装置の機
構部組み立て位置に移動させることによって,位置計測
や調整なしに所望の位置で装着対象の例えば,送りねじ
3に結合することができる。
【0016】上述の説明は本発明についての各実施例そ
れぞれの基本構成と基本実施方法について説明したもの
であって,その他応用改変することが可能である。ま
た,本発明を適用する回転位置検出部とトルク発生部及
びこれらを装着し使用する位置決めサーボ装置も前述し
た以外の構造,装置にもその対象構造と条件に対応して
任意に設定使用することができる。
【0017】
【発明の効果】上述したように,この発明に基づくサー
ボモータは,トルク発生部と,このトルク発生部回転軸
の回転に対応して90度の位相差を有する2系統の連続
パルスと回転軸の所定の位置でパルスを出力する回転位
置検出部とを備えたサーボモータにおいて,前記回転位
置検出部の回転軸所定の位置と,前記サーボモータ外筐
部所定の位置との相互位置関係を固定状態に維持できる
ようにしたので,このサーボモータを装着する位置決め
サーボ機構にこのサーボモータを取付ける時には,従来
のように,回転位置検出部であるパルスエンコーダと,
原点サーチ用センサである,例えばリミットスイッチと
の相対位置を調節する必要がない。また,前記回転位置
検出部の回転軸所定の位置と前記サーボモータ外筐部所
定の位置にそれぞれに基準表示を設け,前記回転位置検
出部の回転軸所定の位置と,前記サーボモータ外筐部所
定の位置それぞれの基準表示を合わせるようにしたの
で,回転位置検出部の回転軸所定の位置,即ち,いわゆ
るZ信号の出力位置が外部から明確にできるので,この
サーボモータを装着する位置決めサーボ機構にこのサー
ボモータを取付ける時には,従来のように,回転位置検
出部であるパルスエンコーダと,原点サーチ用センサで
ある,例えばリミットスイッチとの相対位置を調節する
必要がない。また,前記サーボモータに保持ブレーキを
結合した場合においては,前記回転位置検出部の回転軸
所定の位置と前記サーボモータ外筐部所定の位置とを合
わせた後前記保持ブレーキにより該サーボモータの回転
を防止するようにしたので,回転位置検出部の回転軸所
定の位置,即ち,いわゆるZ信号の出力位置がこのサー
ボモータの所定の方向に固定できるので,このサーボモ
ータを装着する位置決めサーボ機構にこのサーボモータ
を取付ける時には,従来のように,回転位置検出部であ
るパルスエンコーダと,原点サーチ用センサである,例
えばリミットスイッチとの相対位置を調節する必要がな
い。
【0018】従って,本発明は次のような優れた効果を
有する。 リミットスイッチ等の原点サーチセンサやパルスエン
コーダ等の回転位置検出部の装着位置調整のために,調
整代を見込む必要や調整のための周辺空間を見込む必要
がないので周辺の設計の自由度を上げることができるほ
か,取付け回りのコンパクト化がはかれる。 リミットスイッチ等原点サーチセンサの装着位置の調
整が必要ないので,堅固確実に装着でき,従って,後か
ら装着位置がずれる恐れがないので信号検出の信頼性を
あげることができる。 モータの取付けや回転軸の結合も装着位置の調整が必
要ないので,堅固確実に装着でき,信号検出の信頼性を
あげることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく実施例の回転位置検出部を結合
したトルク発生部(モータ)装着手段を説明するモータ
の正面図である。
【図2】本発明に基づく別の実施例の回転位置検出部を
結合したトルク発生部(モータ)装着手段を説明するモ
ータの正面図である。
【図3】本発明に基づく別の実施例の回転位置検出部を
結合したトルク発生部(モータ)装着手段を説明するモ
ータの側面図である。
【図4】本発明に基づく実施例の回転位置検出部を結合
したトルク発生部(モータ)の側面図である。
【図5】本発明に基づく別の実施例の,回転位置検出部
と保持ブレーキを結合したトルク発生部(モータ)の側
面図である。
【図6】本発明に基づく実施例の回転位置検出部(パル
スエンコーダ)を結合したトルク発生部(モータ)を使
用した位置決めサーボ装置を説明する位置決めサーボ装
置の構成図である。
【図7】図6に示した構成における原点位置決め手段を
説明するタイミング図である。
【図8】図6に示した構成における原点位置決め手段を
説明する図7とは別のタイミング図である。
【図9】図6に示した構成における原点位置決め手段を
説明する図7,図8とは別のタイミング図である。
【符号の説明】
1:モータ(トルク発生部) 2:パルスエンコーダ(回転位置検出部) 6,7,8:リミットスイッチ 13:無励磁作動電磁ブレーキ(保持ブレーキ) 21,23,24:相マーク(基準表示) 22:キー溝 25:観察窓 26:マーク(基準表示)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トルク発生部と,このトルク発生部回転
    軸の回転に対応して90度の位相差を有する2系統の連
    続パルスと回転軸の所定の位置でパルスを出力する回転
    位置検出部とを備えたサーボモータにおいて,前記回転
    位置検出部の回転軸所定の位置と,前記サーボモータ外
    筐部所定の位置との相互位置関係を固定状態に維持でき
    るようにしたことを特徴とするサーボモータ。
  2. 【請求項2】 前記回転位置検出部の回転軸所定の位置
    と前記サーボモータ外筐部所定の位置にそれぞれに基準
    表示を設け,前記回転位置検出部の回転軸所定の位置
    と,前記サーボモータ外筐部所定の位置それぞれの基準
    表示を合わせるようにした請求項1記載のサーボモー
    タ。
  3. 【請求項3】 前記サーボモータに保持ブレーキを結合
    し,前記回転位置検出部の回転軸所定の位置と前記サー
    ボモータ外筐部所定の位置とを合わせた後前記保持ブレ
    ーキにより前記サーボモータの回転を防止するようにし
    た請求項1記載のサーボモータ。
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