JPH10296677A - 多関節ロボット - Google Patents

多関節ロボット

Info

Publication number
JPH10296677A
JPH10296677A JP10790097A JP10790097A JPH10296677A JP H10296677 A JPH10296677 A JP H10296677A JP 10790097 A JP10790097 A JP 10790097A JP 10790097 A JP10790097 A JP 10790097A JP H10296677 A JPH10296677 A JP H10296677A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
work
wafer
hand
articulated robot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10790097A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3445918B2 (ja
Inventor
Haruhiro Tokida
晴弘 常田
Yasuyuki Kitahara
康行 北原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd filed Critical Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority to JP10790097A priority Critical patent/JP3445918B2/ja
Publication of JPH10296677A publication Critical patent/JPH10296677A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3445918B2 publication Critical patent/JP3445918B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オリエンテーション、即ちワークの向き合わ
せのため専用に必要な面積を削減し、ワークの両面に非
接触で向き合わせを行うようにする。 【解決手段】 回転テーブル等の第1アーム3と第2ア
ーム4とウェハ等のワーク5を保持可能なハンド部6と
を回転可能に連結し、カセット等の第1の位置にあるワ
ーク5をハンド部6により取り出して仮置き位置に仮置
きし、該ワーク5を再度ハンド部6により取り直してプ
ロセス装置等の第2の位置10に設置する多関節ロボッ
ト1において、ワーク5に形成されたノッチ等の被検出
部5aを検出するセンサ25を第1アーム3と第2アー
ム4とによるワーク5の回転域に設けると共に、仮置き
位置となる仮置きハンド部26を基台と一体に設け、ハ
ンド部6にワーク5を保持した状態で第1アーム3と第
2アーム4とによりワーク5を回転させながらセンサ2
5により被検出部5aを検出してワーク5の保持角度θ
eを検出し、この保持角度θeに基づいてワーク5を所
定角度で仮置きハンド部26に仮置きする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークを移動させ
る多関節ロボットに関する。さらに詳述すると、本発明
は、多関節ロボットのワークの向き合わせ、即ちオリエ
ンテーションを行うための機構に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体用のウェハ等のワークをカセット
や膜付装置等のプロセス装置の間で移動させるために多
関節ロボットが使用される。多関節ロボット100は、
例えば図21に示すように基台101と第1アーム10
2と第2アーム103とハンド部104とを備えてい
る。そして、カセット105からプロセス装置106に
ウェハ107を移載する際に、ウェハ107の向き・保
持角度を合わせるいわゆるオリエンテーションという作
業を行うことがある。オリエンテーションはオリエンテ
ータ108により行われる。オリエンテータ108は、
その基台109に対して回転する垂直な支持筒110と
支持筒110に載置したウェハ107の縁部のノッチ
(切り欠き)170aを検出する光センサ111とを有
している。
【0003】そして、カセット105からプロセス装置
106にウェハ107を移載する際はカセット105に
ハンド部104を差し入れてウェハ107を引き出す。
次いで、各アーム102,103を回転させてウェハ1
07の中心をオリエンテータ108の支持筒110に載
置する。支持筒110はウェハ107を吸引して、その
まま回転する。そして、オリエンテータ108のセンサ
111がウェハ107の縁に形成されたノッチ107a
を検出する。この検出結果に基づいて、ウェハ107を
オリエンテータ108に対して所定の向きで支持させ
る。
【0004】その後、ハンド部104がオリエンテータ
108のウェハ107を持ち上げて、プロセス装置10
6に載置する。ここで、予めウェハ107をオリエンテ
ータ108に対して所定の向きにして支持させておくこ
とにより、ウェハ107をプロセス装置106に対して
所定の向きにして載置することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た図21に示すオリエンテータ108は多関節ロボット
100やカセット105及びプロセス装置106から別
個に独立して専用に設置されているので、ウェハ107
をカセット105からオリエンテータ108を経てプロ
セス装置106に移動させるために必要な床面積が広く
必要となってしまう。特にオリエンテータ108はウェ
ハ107と同等の面積が必要であるため、最近のウェハ
107の拡大化に伴いオリエンテータ108が大型化し
て必要な床面積も増大してしまう。そして、ウェハ10
7の移動はクリーンルーム内で行われるため、オリエン
テータ108の分だけ広いクリーンルームを用意しなけ
ればならず、作業空間の縮小による設備コストの削減が
困難であった。
【0006】また、オリエンテータ108の支持軸11
0はウェハ107を裏側から支持するものであるので、
ウェハ107の裏面に直接接触しなければならない。し
かし、両面が研磨されたウェハ107の裏面に接触する
とその部分が製品化できなくなるおそれがあるので、ウ
ェハ107の両面に接触することなくオリエンテーショ
ンを行うことが望まれていた。
【0007】そこで、本発明は、オリエンテーションの
ために専用に必要な面積を削減することができると共に
ワークのいずれの面にも接触せずにオリエンテーション
を行うことができる多関節ロボットを提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに請求項1の発明は、基台に対して回転可能な第1ア
ームに第2アームを回転可能に連結して第2アームの先
端にワークを保持可能なハンド部を有すると共に、第1
の位置にあるワークをハンド部により取り出して仮置き
位置に仮置きし、仮置き位置にあるワークを再度ハンド
部により取り直して第2の位置に設置する多関節ロボッ
トにおいて、ワークに形成された被検出部を検出するた
めのセンサを第1アームと第2アームとによるワークの
回転域に設けると共に、ワークの仮置き位置となる仮置
きハンド部を基台と一体に設け、ハンド部にワークを保
持した状態で第1アームと第2アームとによりワークを
回転させながらセンサにより被検出部を検出してワーク
の保持角度を検出し、この保持角度に基づいてワークを
所定の角度で仮置きハンド部に仮置きするようにしてい
る。
【0009】したがって、第1アーム及び第2アームに
より回転されるワークの回転域にワークの被検出部を検
出するセンサが設けてあるので、ワークを多関節ロボッ
トの真上で回転させることによりワークの向き・保持角
度を検出することができる。また、仮置きハンド部を多
関節ロボットの基台に設けているので、ワークを仮置き
位置に所定の角度で載置してハンド部を一旦取り外して
所定角度だけ回転させてワークを持ち直すオリエンテー
ションの作業を多関節ロボットの他に別個に設置した専
用の装置を用いずに行うことができる。
【0010】また、被検出部を検出するためのワークの
回転は、ワークがハンド部に保持された状態で行われる
と共に、ワークの仮置き位置は仮置きハンド部とされて
いる。このため、ワークのオリエンテーションの間、ワ
ークの両面に他の部材が接することはない。
【0011】そして、請求項2の多関節ロボットでは、
ワークを仮置きする仮置きハンド部は第1アーム及び第
2アームの最下降位置よりも上側に設けたものとしてい
る。したがって、多関節ロボットによりワークのオリエ
ンテーションを行う際に、ワークをハンド部により保持
するときは常にワークの下側に第1アーム及び第2アー
ムが位置し、ワークを仮置きハンド部により保持すると
きは各アームが仮置きハンド部よりも下方に位置するこ
とができる。これにより、ワークのオリエンテーション
中には、ワークを常に第1アーム及び第2アームの上方
に位置させることができる。このため、第1アーム及び
第2アームの回転や摺動等の動作によりアームから粉塵
が落下してもワークにかかることはない。
【0012】また、請求項3の多関節ロボットでは、第
1アームは回転テーブルであると共に、第2アームは2
つのアーム体を連結したアーム機構からなるようにして
いる。したがって、第2アームは全体として伸縮可能な
アームとなるので、第1アームの回転中心とハンド部に
より保持したワークの回転中心とがずれている場合でも
第2アームを伸縮しながら第1アームを回転させること
により恰も第1アームの回転中心とワークの回転中心と
が一致しているようにワークを偏心せずに回転させるこ
とができる。これにより、円盤形状のワークの縁が定点
を通過するので、被検出部を検出するセンサは1つのみ
で足りることになる。
【0013】さらに、請求項4の多関節ロボットでは、
基台に回転テーブルを回転可能に保持すると共に、基台
にセンサと仮置きハンド部とを取り付けるようにしてい
る。したがって、基台と回転テーブルとセンサと仮置き
ハンド部とを一纏めにすることができるので、専用のオ
リエンテーション機構を配置することなくウェハのオリ
エンテーションを行うことができるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。この発明
に係る多関節ロボット1は、図1及び図4に示すよう
に、基台2に対して回転可能な第1アーム3に第2アー
ム4を回転可能に連結して第2アーム4の先端にワーク
としての円形のウェハ5を保持可能なハンド部6を有す
ると共に、第1の位置にあるウェハ5をハンド部6によ
り取り出して仮置き位置に仮置きし、仮置き位置にある
ウェハ5を再度ハンド部6により取り直して第2の位置
に設置するものである。そして、この多関節ロボット1
は、ウェハ5に形成された被検出部であるノッチ5aを
検出するためのセンサ25を第1アーム3と第2アーム
4とによるウェハ5の回転域に設けると共に、ウェハ5
の仮置き位置となる仮置きハンド部26,26を基台2
と一体に設けている。また、この多関節ロボット1は、
ハンド部6にウェハ5を保持した状態で第1アーム3と
第2アーム4とによりウェハ5を回転させながらセンサ
25によりノッチ5aを検出してウェハ5の保持角度θ
eを検出し、この保持角度θeに基づいてウェハ5を所
定の角度で仮置きハンド部26,26に仮置きするよう
にしている。
【0015】本実施形態の多関節ロボット1の基台2と
第1アーム3と第2アーム4とハンド部6との構造は、
図2〜4に示すスカラ型のものとしている。なお、図
2,3中では本発明に係るセンサ25と仮置きハンド部
26,26との図示を省略しているが、これはアーム
3,4等の回転部分のみを示すためであり、図2,3に
示す多関節ロボット1の構成のみで本願発明をなすもの
ではない。
【0016】図2〜4に示すように、第2アーム4は互
いに回転可能に連結された同じ長さの基台側アーム7と
ハンド側アーム8とを備え、ハンド部6を常時一定方向
に向けながら伸縮するようにしている。これら基台側ア
ーム7とハンド側アーム8とには、それぞれプーリ7
a,7b,8a,8bとベルト7c,8cとが内蔵され
ている。そして、基台側アーム7の基台側プーリ7aと
ハンド側プーリ7bとの径の比は2:1としている。ま
た、ハンド側アーム8の基台側プーリ8aとハンド側プ
ーリ8bとの径の比は1:2としている。さらに、基台
側アーム7とハンド側アーム8とは連結軸9により連結
している。ここで、基台側アーム7のハンド側プーリ7
bとハンド側アーム8とは連結軸9aにより連結してい
る。また、基台側アーム7とハンド側アーム8の基台側
プーリ8aとは連結軸9bにより連結している。したが
って、基台側アーム7の基台側プーリ7aとハンド側プ
ーリ7b(即ち、ハンド側アーム8の基台側プーリ8
a)とハンド側アーム8のハンド側プーリ8bとの回転
角度比が1:2:1となる。
【0017】また、ハンド側アーム8のハンド側プーリ
8bにはハンド部6が取り付けられている。ハンド部6
は例えば平行な2本の平行な支持フレーム6a,6aを
備えている。したがって、基台側アーム7の基台側プー
リ7aを回転させることにより、基台側アーム7とハン
ド側アーム8との角度が変化すると共に、ハンド部6が
基台側アーム7の基台側プーリ7aとハンド側アーム8
のハンド側プーリ8bとを結んだ直線上を移動する。こ
のとき、ハンド部6は向きを一定にしながら移動する。
【0018】ここで、ハンド部6の支持フレーム6a,
6aの向きをハンド部6が移動する直線上に平行になる
ようにハンド部6の向きを設定している。これにより、
ハンド部6が直線運動するときに、支持フレーム6a,
6aをウェハ5を載置する膜付装置等のプロセス装置1
0やカセットに対して真っ直ぐに向けながら移動でき
る。
【0019】一方、基台側アーム7の基台側の端部は第
1アーム3に対して昇降筒11により昇降可能に取り付
けられている。本実施形態では第1アーム3はほぼ円筒
形状の回転テーブル3とされている。そして、昇降筒1
1は回転テーブル3上の中心からずれた位置に設けられ
ている。図2に示すように、この回転テーブル3は基台
2に対して図示しない軸受けにより回転可能に支持され
ている。基台2にはテーブル回転モータ12が設置され
ている。テーブル回転モータ12は回転テーブル3とタ
イミングベルト13により連結されている。このため、
テーブル回転モータ12の駆動により回転テーブル3が
回転する。
【0020】また、回転テーブル3の内部には、第2ア
ーム昇降機構14と第2アーム伸縮機構15と第2アー
ム回転機構16とが設けられている。第2アーム昇降機
構14は、上下方向を長手方向とするガイド軸17と、
ガイド軸17に案内されて上下方向に移動可能な上下移
動部としてのスライド板18と、上下駆動手段としての
スクリュー軸(図示せず)及び昇降モータ19と、基台
側アーム7に固定されてスライド板18と共に昇降する
円筒形状の昇降筒11とを備えている。スクリュー軸
は、スライド板18の一部に螺合して回転によりスライ
ド板18を昇降させる。そして、スクリュー軸は昇降モ
ータ19により回転される。したがって、昇降モータ1
9の駆動によりスクリュー軸が回転してスライド板18
がガイド軸17に沿って昇降すると昇降筒11も昇降す
る。この昇降筒11の昇降により第2アーム4が昇降す
る。
【0021】第2アーム伸縮機構15は、スライド板1
8上に設置されたアーム回転モータ20と昇降筒11及
びアーム伸縮モータ20を連結するタイミングベルト2
1とを備えている。アーム伸縮モータ20の駆動により
昇降筒11が回転して基台側アーム7を回転すると共
に、基台側アーム7の回転に伴いタイミングベルト7c
によりプーリ7bがハンド側アーム8を回転(基台側ア
ーム7の2倍の回転角)させる事により、第2アーム4
の曲折角度が変化して全体として伸縮する。
【0022】第2アーム回転機構16は、基台側アーム
7の基台側プーリ7aに一体化されたプーリ軸22と、
スライド板18上に設置されたハンド側アーム回転モー
タ23と、プーリ軸22及びハンド側アーム回転モータ
23を連結するタイミングベルト24とを備えている。
アーム伸縮モータ20の駆動により第2アーム4を回転
させ、アーム8を伸縮する方向と逆方向にモータ23を
(具体的には、プーリ21,24を同方向に同移動角
に)駆動する事で第2アーム4が回転する。
【0023】一方、図1及び図4〜10に示すように、
基台2には回転テーブル3の上側にまで達する2本の支
持柱27,27が互いに反対側に取り付けられている。
各支持柱27,27の上部には仮置きハンド部26,2
6が取り付けられている。このため、各支持柱27,2
7の仮置きハンド部26,26が向き合って、ウェハ5
を挟んで保持することができる。ここで、仮置きハンド
部26,26は回転テーブル3及び第2アーム4の最下
降位置よりも上側に設けたものとしている。このため、
ウェハ5のオリエンテーション中にウェハ5を常に回転
テーブル3及び第2アーム4の上方に位置させることが
できる。これにより、回転テーブル3及び第2アーム4
の回転や摺動等の動作によりアーム3,4から粉塵が落
下してもウェハ5にかかることはない。したがって、ウ
ェハ5の製品化の歩留まりを良くすることができる。
【0024】さらに、一方の仮置きハンド部26を支持
する支持柱27の上部には当該仮置きハンド部26より
も僅かに回転テーブル3の中央寄りの位置にセンサ25
が設けられている。このセンサ25は、図11,12に
示すように検出光を照射するLED28と、その照射光
の反射光を検知するフォトダイオード29と、これらL
ED28及びフォトダイオード29に出入りする光線を
ウェハ5に対して案内する光路筒30,30とを備えて
いる。このため、ハンド部6が保持したウェハ5の縁部
に対しLED28の検出光が照射し、図11に示すよう
に縁部により反射した場合は反射光がフォトダイオード
29に入射し、図12に示すようにノッチ5aを通過し
て反射しない場合はフォトダイオード29での入射がな
されない。これにより、ノッチ5aの位置を検出するこ
とができる。
【0025】上述した多関節ロボット1によりウェハ5
を第1の位置であるカセットから取り出してオリエンテ
ーションをしてから第2の位置であるプロセス装置10
に載置する動作を説明する。
【0026】図2〜4に示すように、ハンド部6をカセ
ットの位置に移動させるには、テーブル回転モータ12
の駆動により回転テーブル3を回転させて第2アーム4
及びハンド部6を全体的に回転させる。そして、モータ
20,23の駆動により昇降筒11を回転させて第2ア
ーム4の向きを定める。さらに、アーム伸縮モータ20
の駆動により基台側アーム7とハンド側アーム8との角
度を変更して第2アーム4を伸縮させる。その一方、昇
降モータ19の駆動により昇降筒11を上下動させて第
2アーム4及びハンド部6の上下位置を設定する。
【0027】そして、第2アーム4を伸長させて、図4
に示すようにハンド部6をカセットの内部に差し入れ
る。ここで、ウェハ5を支持フレーム6a,6aの先端
に引っ掛けて、第2アーム4を短縮することによりウェ
ハ5を取り出す。また、ウェハ5をハンド部6に載せた
状態で第1アーム3及び第2アーム4を移動させる。
【0028】ここで、図1(A)及び図5に示すよう
に、ウェハ5の縁部をセンサ25で検出可能で、かつウ
ェハ5を仮置きハンド部26,26により保持可能な位
置、即ちウェハ5の回転域にウェハ5を移動させる。そ
して、ウェハ5を回転させる。ここで、ウェハ5の中心
と回転テーブル3の中心とはずれているので、単に回転
テーブル3を回転させてもウェハ5の回転は偏心したも
のとなってしまう。このため、回転テーブル3の回転と
同時に第2アームを伸縮させることによりウェハ5を偏
心しないように回転させる。ウェハ5の回転中は、セン
サ25によりウェハ5の縁部を検出する。
【0029】ウェハ5が回転されて、図1(B)及び図
6に示すようにセンサ25によりノッチ5aが検出され
た場合は、ウェハ5が回転テーブル3上に搬送されてき
たとき、即ち図1(A)の状態でのノッチ5aの位置
と、ノッチ5aがセンサ25により検出されたとき、即
ち図1(B)の状態でのノッチ5aの位置との角度差を
θeとする。換言するとθeは保持角度、即ちハンド部
6を回転テーブル3の上側に移動させたときの差し入れ
方向とノッチ5aのある方向とのなす角度である。
【0030】そして、ハンド部6をプロセス装置10に
対して送り出すべき方向、即ちハンド部6の基準方向S
とノッチ5aのある方向とのなす角度をθtとして予め
設定しておく。これは、図1(E)に示すように、プロ
セス装置10にウェハ5を正確に載置する際にノッチ5
aが位置すべき角度を基準に設定する。次に、保持角度
θeとθtとの差θaを算出する。つまり、このθaが
ハンド部6とウェハ5とをずらすべき角度、即ち仮置き
角度となる。この仮置き角度θaが算出されてから、図
1(C)及び図7に示すように、ハンド部6をプロセス
装置10に向けた基準方向Sから仮置き角度θaだけず
らした位置に位置決めする。
【0031】この状態で、図8に示すようにウェハ5を
仮置きハンド部26,26に保持させる。そして、ハン
ド部6を仮置き角度θaだけ回転させて、図1(D)及
び図9に示すようにプロセス装置10に対する基準方向
Sに向ける。さらに、仮置きハンド部26,26による
保持を解除して、ウェハ5を再びハンド部6により保持
させる。これにより、ハンド部6とウェハ5とは仮置き
角度θaのずれを修正してオリエンテーションが完了す
る。
【0032】そして、図1(E)及び図10に示すよう
にハンド部6をプロセス装置10の位置に移動させて、
第2アーム4を伸長させて内部に差し入れる。このと
き、ハンド部6の差し入れによるウェハ5のノッチ5a
が位置する箇所は適正なものとなる。これにより、プロ
セス装置10に対してウェハ5を正確に向き合わせさせ
ることができる。ウェハ5をプロセス装置10に載置し
たらハンド部6のみを引き抜く。これにより、ウェハ5
の移動が完了する。
【0033】ところで、上述した実施形態では、図1
(B)に示す状態で求めた保持角度θeと既知のθtと
から仮置き角度θaを算出して図1(C)に示すように
基準方向Sからθaだけずらした位置にハンド部6を位
置させているが、θaが余りに大きいとハンド部6とハ
ンド側アーム8との連結部分が仮置きハンド部26,2
6に干渉して回転できなくなることがある。
【0034】例えば、図13,14に示す多関節ロボッ
ト1では、図13(A)(B)に示すように、ウェハ5
を回転テーブル3上の回転域に設置してから回転させて
ノッチ5aが検出されるまで約180度あって、しかも
図14に示すプロセス装置10に設置するためにはノッ
チ5aを更に90度回転させる必要がある場合は、図1
3(C)に示すようにハンド部6及びハンド側アーム8
の連結部分が仮置きハンド部26に当接してしまう。
【0035】このため、図13(C)に示すようにハン
ド部6及びハンド側アーム8の連結部分と仮置きハンド
部26とが当接する直前までウェハ5を回転させ、その
時点でウェハ5を仮置きハンド部26,26に保持させ
る。このとき、本来は回転させるべき基準方向Sとの間
に残り角度θrが生ずる。そして、図13(D)に示す
ように、ハンド部6を基準方向Sよりも残り角度θrだ
けずらして位置させ、ウェハ5を再び保持させる。さら
に、ウェハ5を保持しながら残り角度θrだけ回転させ
て、図13(E)に示すように基準方向Sに向ける。こ
れにより、オリエンテーションが完了する。その後、図
14に示すようにプロセス装置10にウェハ5を載置す
る。
【0036】本実施形態の多関節ロボット1によれば、
オリエンテーション中のウェハ5の回転中にハンド部6
及びハンド側アーム8の連結部分と仮置きハンド部26
とが当接しそうになってもウェハ5の回転を停止させて
残り角度θrだけずらしてハンド部6による取り直しを
行うことができるので、ウェハ5の360度のオリエン
テーションを行うことができる。すなわち、ハンド部6
とウェハ5との保持角度のずれを仮置き位置に受け渡す
時と仮置き位置から受け取る時の2回に分けて補正する
ことにより、360度のオリエンテーションを実現でき
る。
【0037】また、この多関節ロボット1によれば、ウ
ェハ5を多関節ロボット1の真上の回転域で回転させる
ことによりウェハ5の向き・保持角度θeを検出するこ
とができる。さらに、仮置きハンド部26,26を多関
節ロボット1の基台2に設けているので、ウェハ5を仮
置き位置に所定の角度で載置してハンド部6を一旦取り
外して所定角度θeだけ回転させてウェハ5を持ち直す
オリエンテーションの作業を多関節ロボット1の他に別
個に設置した専用の装置を用いずに行うことができる。
このため、ウェハ5のオリエンテーションを含む作業を
行うクリーンルームの床面積を縮小化することができ、
設備コストを削減することができる。
【0038】また、ノッチ5aを検出するためのウェハ
5の回転は、ウェハ5がハンド部6に保持された状態で
行われると共に、ウェハ5の仮置き位置は仮置きハンド
部26,26とされているので、ウェハ5のオリエンテ
ーションの間、ウェハ5の両面に他の部材が接すること
はない。このため、両面研磨されたウェハ5のオリエン
テーションを行っても、接触部分が製品化できなくなる
おそれはなくなり、歩留まりを良くすることができる。
【0039】さらに、本実施形態の多関節ロボット1で
は、第1アームは回転テーブル3であると共に、第2ア
ーム4は2つのアーム体7,8を連結したアーム機構か
らなるようにしているので、第2アーム4は全体として
伸縮可能なアームとなり、回転テーブル3の回転中心と
ハンド部6により保持したウェハ5の回転中心とがずれ
ている場合でも第2アーム4を伸縮しながら回転テーブ
ル3を回転させることにより恰も回転テーブル3の回転
中心とウェハ5の回転中心とが一致しているようにウェ
ハ5を偏心せずに回転させることができる。このため、
円形のウェハ5の縁が定点を通過するので、ノッチ5a
を検出するセンサ25は1つのみで足りることになり、
部品点数の増加を防止することができる。
【0040】また、本実施形態では第1アームを回転テ
ーブル3としているので、第1アームの回転の安定性を
向上させることができる。特に第1アームは他のアーム
よりも大きなモーメントが作用するので振動防止が困難
であるが、本実施形態の回転テーブル3によれば支持軸
受けの直径を大きくすることができるため振動を有効に
防止することができる。したがって、アーム3,4の全
体としての振動を防止することができることにより、オ
リエンテーションの精度を向上させることができる。
【0041】また、本実施形態の多関節ロボット1によ
れば、ハンド部6を直線運動させるには第2アーム4を
伸縮させれば良く、回転テーブル3と第2アーム4とが
特異点の状態になることはない。このため、回転テーブ
ル3が特に高速回転になることはなく、アーム3,4の
振動を防止することができる。これにより、多関節ロボ
ット1の動作の安定性を向上させることができる。ま
た、ハンド部6を直線運動させる際に、伸縮する第2ア
ーム4の回転中心の位置を回転テーブル3の回転によっ
て変更することができるので、第2アーム4の伸縮の向
きは放射状に限られない。したがって、多関節ロボット
1とプロセス装置10の配置の自由度を増大させること
ができる。これにより、作業性を向上させることができ
る。
【0042】しかも、本実施形態の多関節ロボット1に
よれば、第2アーム4の伸縮機構としてプーリ7a,7
b,8a,8bとベルト7c,8cとの組み合わせを使
用しているので、摩耗が少なくクリーンルームでも使用
することができる。このため、クリーンルーム内で行わ
れる半導体用のウェハ5の搬送に適したものとなる。ま
た、アームの本数が実質的に3本となるので、ハンド部
6の回転半径よりも狭い範囲に収容可能な多関節ロボッ
ト1を提供することができる。
【0043】但し、第2アーム4の伸縮機構としてはプ
ーリ7a,7b,8a,8bとベルト7c,8cとの組
み合わせに限られない。例えば、第2アームをスライダ
及びボールねじにより直線方向に伸縮する2本のアーム
からなるものとすることができる。この場合も、プロセ
ス装置10の配置の自由度を向上させ、基台2の近傍で
直線運動を行うことができるのは勿論である。
【0044】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば、本実施形態ではセンサ25として1つの
検出部を備えたものを使用しているが、これには限られ
ない。例えば、センサ25に複数の検出部を備えるよう
にすることができる。具体的には、図15に示すように
第1センサ25a〜第6センサ25fの6つの検出部を
直線状に設置することができる。この場合、ウェハ5の
縁部を検出可能な領域に幅を持たせることができるの
で、ウェハ5が偏心しながら回転してもノッチ5aを検
出することができる。
【0045】ここで、図16の実線に示すように、第1
センサ25a〜第6センサ25fにおいてウェハ5の縁
が検出される回転角度を順に結ぶと正弦波線を描く。そ
して、ノッチ5aの部分では正弦波線がノッチ5aの形
状に切り欠かれる。これにより、いずれのセンサ25a
〜25fのいずれの回転角度においてノッチ5aが検出
されたかによりノッチ5aの位置を検知できる。
【0046】さらに、ノッチ5aの深さは既知であるの
で、ウェハ5の縁からノッチ5aの深さの長さだけ内側
に入った領域、即ち図16中の実線と破線との間の領域
でのみセンサ25a〜25fの検出を行えばノッチ5a
を検出することができる。このため、図17中でハッチ
ングに示す領域を検出可能領域として予め設定してお
く。そして、ウェハ5の回転角度に応じて検出可能領域
に該当するセンサ25a〜25fのみを作動させて検出
を行うことにより、いずれかのセンサ25a〜25fに
よりノッチ5aを検出することができる。したがって、
全てのセンサ25a〜25fにより同時に検出を行う必
要がないので、検出回路を簡易化することができる。
【0047】また、上述したセンサ25では複数のセン
サを直線状に配置しているが、これには限られない。例
えば、図18に示すように第1センサ25a〜第6セン
サ25fを2×3の升目状に配置することができる。こ
の場合、各センサ25a〜25fの配置をウェハ5の径
に対して僅かに傾斜させることにより、各センサ25a
〜25fが検出するウェハ5の径の長さを異ならせるこ
とができる。これにより、各センサ25a〜25f同士
を隣接させることなく狭い間隔ごとに縁部の検出を行う
ことができるようになる。しかも、図18に示すセンサ
25では各センサ25a〜25fを離して配置している
ので、光センサ同士の相互干渉を起こすことがない。
【0048】そして、第1センサ25a〜第6センサ2
5fを図18に示すように配置した場合、各センサ25
a〜25fはウェハ5の周方向にずれている。すなわ
ち、各センサ25a〜25fの周方向の相対位置を示す
と図19のようになる。このため、このような配置の第
1センサ25a〜第6センサ25fについて図17に示
すようなタイムチャートに基づいて検出を行うと周方向
にずれを生じてしまうため、図20に示すように第1セ
ンサ25a〜第6センサ25fのウェハ5の回転角度に
対する検出可能領域の位置を周方向の相対位置に基づい
てずらして設定しておく。この図20に示す補正したタ
イムチャートに基づいて第1センサ25a〜第6センサ
25fによる検出を行うことにより、周方向にずれを生
ずることなく正確にノッチ5aの位置を検出することが
できる。
【0049】上述した図15〜20に示すセンサ25を
用いた多関節ロボット1によれば、ウェハ5は基台2に
対して偏心しながら回転してもノッチ5aの位置を検出
してオリエンテーションを行うことができる。このた
め、多関節ロボット1のアーム3,4の回転を最小半径
でできるようになる。すなわち、図15に示す多関節ロ
ボット1のアーム3,4の回転径は図中想像線で示すよ
うにハンド部6の全長と等しくなる。これに対し、ウェ
ハ5を偏心させないように第2アーム4を伸縮させなが
らアーム3,4の回転を行うと、アーム3,4の回転径
は大きくなってしまう。したがって、図15〜20に示
すセンサ25を用いた多関節ロボット1によればアーム
3,4の回転径を小さくすることができるので、多関節
ロボット1の占めるスペースを縮小することができる。
【0050】また、上述した実施形態ではワークとして
ウェハ5を使用しているが、これに限られず例えば液晶
ガラス基板を使用することができる。
【0051】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1の発明は、基台に対して回転可能な第1アームに第2
アームを回転可能に連結して第2アームの先端にワーク
を保持可能なハンド部を有すると共に、第1の位置にあ
るワークをハンド部により取り出して仮置き位置に仮置
きし、仮置き位置にあるワークを再度ハンド部により取
り直して第2の位置に設置する多関節ロボットにおい
て、ワークに形成された被検出部を検出するためのセン
サを第1アームと第2アームとによるワークの回転域に
設けると共に、ワークの仮置き位置となる仮置きハンド
部を基台と一体に設け、ハンド部にワークを保持した状
態で第1アームと第2アームとによりワークを回転させ
ながらセンサにより被検出部を検出してワークの保持角
度を検出し、この保持角度に基づいてワークを所定の角
度で仮置きハンド部に仮置きするようにしているので、
ワークを多関節ロボットの真上で回転させることにより
ワークの向き・保持角度を検出することができる。ま
た、仮置きハンド部を多関節ロボットの基台に設けてい
るので、ワークを仮置き位置に所定の角度で載置してハ
ンド部を一旦取り外して所定角度だけ回転させてワーク
を持ち直すオリエンテーションの作業を多関節ロボット
の他に別個に設置した専用の装置を用いずに行うことが
できる。このため、ウェハのオリエンテーションを含む
作業を行うクリーンルームの床面積を縮小化することが
でき、設備コストを削減することができる。
【0052】また、被検出部を検出するためのワークの
回転は、ワークがハンド部に保持された状態で行われる
と共に、ワークの仮置き位置は仮置きハンド部とされて
いるので、ワークのオリエンテーションの間、ワークの
両面に他の部材が接することはない。このため、両面研
磨されたワークのオリエンテーションを行っても、接触
部分が製品化できなくなるおそれはなくなり、歩留まり
を良くすることができる。
【0053】そして、請求項2の多関節ロボットでは、
ワークを仮置きする仮置きハンド部は第1アーム及び第
2アームの最下降位置よりも上側に設けたものとしてい
るので、ワークのオリエンテーション中にワークを常に
第1アーム及び第2アームの上方に位置させることがで
きる。このため、第1アーム及び第2アームの回転や摺
動等の動作によりアームから粉塵が落下してもワークに
かかることはない。これにより、ワークの製品化の歩留
まりを良くすることができる。
【0054】また、請求項3の多関節ロボットでは、第
1アームは回転テーブルであると共に、第2アームは2
つのアーム体を連結したアーム機構からなるようにして
いるので、第2アームは全体として伸縮可能なアームと
なり、第1アームの回転中心とハンド部により保持した
ワークの回転中心とがずれている場合でも第2アームを
伸縮しながら第1アームを回転させることにより恰も第
1アームの回転中心とワークの回転中心とが一致してい
るようにワークを偏心せずに回転させることができる。
このため、円盤形状のワークの縁が定点を通過するの
で、被検出部を検出するセンサは1つのみで足りること
になり、部品点数の増加を防止することができる。
【0055】さらに、請求項4の多関節ロボットでは、
基台に回転テーブルを回転可能に保持すると共に、基台
にセンサと仮置きハンド部とを取り付けるようにしてい
る。したがって、基台と回転テーブルとセンサと仮置き
ハンド部とを一纏めにすることができるので、専用のオ
リエンテーション機構を配置することなくウェハのオリ
エンテーションを行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多関節ロボットの動作を示す平面図で
あり、(A)は回転域にウェハを最初に設置した状態、
(B)はセンサによりノッチが検出された状態、(C)
はウェハを仮置き位置まで回転させた状態、(D)は基
準方向を向いたハンド部によりウェハを取り直した状
態、(E)はウェハをプロセス装置に載置した状態であ
る。
【図2】多関節ロボットのアーム等の動作部分を示す縦
断面図である。
【図3】多関節ロボットのアーム等の動作部分を示す斜
視図である。
【図4】多関節ロボットがウェハを第1の位置から取り
出す状態を示す側面図である。
【図5】多関節ロボットがウェハを回転域に最初に設置
した状態を示す側面図である。
【図6】多関節ロボットのセンサによりノッチが検出さ
れた状態を示す側面図である。
【図7】多関節ロボットがウェハを仮置き位置まで回転
させた状態を示す側面図である。
【図8】多関節ロボットがウェハを仮置きハンド部に保
持させた状態を示す側面図である。
【図9】多関節ロボットが基準方向を向いたハンド部に
よりウェハを取り直した状態を示す側面図である。
【図10】多関節ロボットがウェハをプロセス装置に載
置した状態を示す側面図である。
【図11】センサによりウェハの縁部を検出する様子を
示す側面図である。
【図12】センサによりウェハのノッチを検出する様子
を示す側面図である。
【図13】多関節ロボットの他の動作を示す平面図であ
り、(A)は回転域にウェハを最初に設置した状態、
(B)はセンサによりノッチが検出された状態、(C)
はウェハを仮置き位置から残り角度だけ回転させた状
態、(D)は基準方向から残り角度だけ回転させたハン
ド部によりウェハを取り直した状態、(E)はハンド部
を基準方向に回転させた状態である。
【図14】多関節ロボットによりウェハをプロセス装置
に載置した状態である。
【図15】センサの他の実施形態を示す多関節ロボット
の平面図である。
【図16】第1〜第6センサによるウェハの縁部の検出
状態とウェハの回転角度との関係を示すグラフである。
【図17】第1〜第6センサによるウェハの縁部の検出
領域とウェハの回転角度との関係を示すタイムチャート
である。
【図18】センサの別の実施形態を示す平面図である。
【図19】第1〜第6センサによりウェハの縁部を検出
する相対位置とウェハの回転角度との関係を示すグラフ
である。
【図20】第1〜第6センサによるウェハの縁部の検出
領域とウェハの回転角度との関係を示すタイムチャート
である。
【図21】従来の多関節ロボットやオリエンテータ等の
配置を示す平面図である。
【符号の説明】
1 多関節ロボット 2 基台 3 回転テーブル(第1アーム) 4 第2アーム 5 ウェハ(ワーク) 5a ノッチ(被検出部) 6 ハンド部 7 基台側アーム(アーム体) 8 ハンド側アーム(アーム体) 25 センサ 26 仮置きハンド部 θe ワークの保持角度

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台に対して回転可能な第1アームに第
    2アームを回転可能に連結して前記第2アームの先端に
    ワークを保持可能なハンド部を有すると共に、第1の位
    置にあるワークを前記ハンド部により取り出して仮置き
    位置に仮置きし、前記仮置き位置にある前記ワークを再
    度前記ハンド部により取り直して第2の位置に設置する
    多関節ロボットにおいて、前記ワークに形成された被検
    出部を検出するためのセンサを前記第1アームと第2ア
    ームとによる前記ワークの回転域に設けると共に、前記
    ワークの前記仮置き位置となる仮置きハンド部を前記基
    台と一体に設け、前記ハンド部に前記ワークを保持した
    状態で前記第1アームと第2アームとにより前記ワーク
    を回転させながら前記センサにより前記被検出部を検出
    して前記ワークの保持角度を検出し、この保持角度に基
    づいて前記ワークを所定の角度で前記仮置きハンド部に
    仮置きすることを特徴とする多関節ロボット。
  2. 【請求項2】 前記ワークを仮置きする前記仮置きハン
    ド部は前記第1アーム及び第2アームの最下降位置より
    も上側に設けたものであることを特徴とする請求項1記
    載の多関節ロボット。
  3. 【請求項3】 前記第1アームは回転テーブルであると
    共に、前記第2アームは2つのアーム体を連結したアー
    ム機構からなることを特徴とする請求項1または2記載
    の多関節ロボット。
  4. 【請求項4】 前記基台に前記回転テーブルを回転可能
    に保持すると共に、前記基台に前記センサと前記仮置き
    ハンド部とを取り付けたことを特徴とする請求項3記載
    の多関節ロボット。
JP10790097A 1997-04-24 1997-04-24 多関節ロボット Expired - Lifetime JP3445918B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10790097A JP3445918B2 (ja) 1997-04-24 1997-04-24 多関節ロボット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10790097A JP3445918B2 (ja) 1997-04-24 1997-04-24 多関節ロボット

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003124990A Division JP2003340754A (ja) 2003-04-30 2003-04-30 多関節ロボット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10296677A true JPH10296677A (ja) 1998-11-10
JP3445918B2 JP3445918B2 (ja) 2003-09-16

Family

ID=14470924

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10790097A Expired - Lifetime JP3445918B2 (ja) 1997-04-24 1997-04-24 多関節ロボット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3445918B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002116122A (ja) * 2000-08-22 2002-04-19 Leica Microsystems Nussloch Gmbh 被検物処理装置
JP2008112963A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Applied Materials Inc プラズマリアクタシステム用のワークピース回転装置
CN103079777A (zh) * 2011-04-27 2013-05-01 日本电产三协株式会社 旋转体的旋转范围限制机构及工业用机器人
JP2019201112A (ja) * 2018-05-16 2019-11-21 東京エレクトロン株式会社 搬送方法および搬送装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002116122A (ja) * 2000-08-22 2002-04-19 Leica Microsystems Nussloch Gmbh 被検物処理装置
JP2008112963A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Applied Materials Inc プラズマリアクタシステム用のワークピース回転装置
CN103079777A (zh) * 2011-04-27 2013-05-01 日本电产三协株式会社 旋转体的旋转范围限制机构及工业用机器人
JP2019201112A (ja) * 2018-05-16 2019-11-21 東京エレクトロン株式会社 搬送方法および搬送装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3445918B2 (ja) 2003-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6085125A (en) Prealigner and planarity teaching station
US6491491B1 (en) Articulated robot
KR100649388B1 (ko) 기판 이송장치
JP2856816B2 (ja) 要素搬送アライメント装置及び方法
JP2001244316A5 (ja)
JP2002522238A (ja) 多自由度を有するロボット
TWI383936B (zh) 基板交換裝置、基板處理裝置及基板檢查裝置
KR20030044908A (ko) 공작물들의 병렬 공정용 시스템
JP4219579B2 (ja) ウエハ移載システム及びウエハ移載方法、並びに無人搬送車システム
JP2011183492A (ja) 自動位置ずれ補正方法、及び自動位置教示方法。
JP2015115562A (ja) 基板位置合わせ装置及び基板位置合わせ装置の制御方法
JP2011011316A (ja) ワーク搬送ロボット
JPH07263518A (ja) 半導体ウェハの搬送装置及び搬送方法並びに半導体ウェハ処理装置
JPH10296677A (ja) 多関節ロボット
TW202246155A (zh) 對準裝置及對準方法
JP2004203604A (ja) 方形板状ワークの移載方法及び移載装置
JP2002151577A (ja) 基板のエッジ保持アライナー
JP2003340754A (ja) 多関節ロボット
JP2011091276A (ja) 多段アライナ装置
JPH11145259A (ja) ウェハ位置決め装置
JP2004127979A (ja) 基板支持装置、これを備えた検査装置および露光装置
KR102341754B1 (ko) 로봇의 진단 방법
TWI716715B (zh) 基板搬送裝置及基板載置部之旋轉軸之探索方法
JP2000058625A (ja) 基板搬送装置
WO1999052686A1 (en) Substrate prealigner

Legal Events

Date Code Title Description
S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080627

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090627

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100627

Year of fee payment: 7