JP2002151577A - 基板のエッジ保持アライナー - Google Patents

基板のエッジ保持アライナー

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JP2002151577A
JP2002151577A JP2000348595A JP2000348595A JP2002151577A JP 2002151577 A JP2002151577 A JP 2002151577A JP 2000348595 A JP2000348595 A JP 2000348595A JP 2000348595 A JP2000348595 A JP 2000348595A JP 2002151577 A JP2002151577 A JP 2002151577A
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rotation
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wafer
aligner
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Kanji Baba
寛次 馬場
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ASSIST JAPAN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ハンドとの基板の移し替えを短時間で行なえる
基板のエッジ保持アライナーを提供すること。 【解決手段】アライナーMは、機台1と、機台1に対し
て回転可能に配置される回転用保持部10と、回転用保
持部10の下方に配置される上下移動用保持部20とを
有している。回転用保持部10は、4等分されたアーム
部11を有し、各アーム部11の先端部にウェハのエッ
ジを保持する保持部13を有している。上下移動用保持
部20は、放射線方向に沿って配置された複数の保持片
22を一体的に連結して上下移動可能に構成される上下
移動用保持体21を3組備えている。すべての保持片2
2は同一高さに配置され、各上下移動用保持体21は、
上下方向に3段に配置される上下駆動部23を有して構
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ウェハ又は円板
状に形成されたガラス等の基板の位置補正を行なう基板
のエッジ保持アライナーに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、円板状に形成された基板
(以下、シリコンウェハ又はウェハで説明する)には、
ウェハの円周方向における基準回転位置を表す目印とし
て、弦状にきりかかれたオリフラやV字状またはU字状
に切り欠かれたノッチ等が外周部に形成されている。そ
して、ウェハに対し半導体のゲート形成等の処理を行な
う際、個々のウェハは、そのオリフラ又はノッチの位置
が基準回転位置と常に一致している状態の下で処理ステ
ージにセットされることが要求されていた。
【0003】一方、カセットには通常ランダムな状態で
複数枚のウェハが上下方向に配置されて収納されてい
る。このため、搬送ロボットによってカセットからウェ
ハを取り出し、直接、処理ステージにセットすること
は、オリフラ又はノッチの位置が基準回転位置と一致し
ない状態でウェハが処理ステージに設置されることにな
り、ウェハに対して所望の処理を行なえなくなってい
た。
【0004】そのため、カセットから取り出されたウェ
ハをアライナーに搬入し、このアライナーによってその
オリフラ又はノッチの位置を基準回転位置に一致させた
後、ウェハを処理ステージにセットする方法が採用され
ていた。
【0005】従来のアライナーにおける基板の保持方法
は、ウェハを、ウェハの裏面で吸着するようにしてロボ
ットのハンドから受け渡されていた。しかし、従来のよ
うに、ウェハの裏面を吸着して支持する場合、ウェハの
裏面に傷をつけたりパーティクルが付着することから、
ウェハの裏面を吸着する方法が回避される傾向にあっ
た。このことから、ウェハのエッジを保持してアライメ
ントする装置が提供されていた。
【0006】例えば、図13に示す基板のエッジ保持ア
ライナー50の場合、ウェハWの外周面を支持する受け
部52aを有して形成される固定ステージ51と、固定
ステージ51の下方で上下移動及び回転可能な回転ステ
ージ53とが、機台55上に配置されていた(特開20
00−21956号公報参照)。
【0007】固定ステージ51は、回転中心位置を基準
として等間隔に延設された3個のアーム52を有して、
ロボットのハンドで保持されたウェハWを、ハンドの下
降移動によって受け部52aの上方位置から下降させて
保持するように形成され、回転ステージ53は、回転中
心位置を基準として等間隔に延設された3個のアーム5
4を有して固定ステージ51に支持されているウェハW
を持ち上げた後、1回転することによって、ノッチ位置
を検出可能としている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の公報に
示される基板のエッジ保持アライナー50は、ウェハW
裏面のエッジを支持することで、ウェハWを傷つけたり
パーティクルの発生を極力少なくしているものの、回転
ステージ53で支持されたウェハWが、回転ステージ5
3の1回転でノッチの位置が検出される際、基準回転位
置に配置されたノッチの位置が、固定ステージ51の各
アーム52と回転ステージ53のアーム54とが重なり
合った場合、あるいは、回転ステージ53のアーム54
にノッチ位置が重なったとき、さらには、ウェハWの位
置決め後、回転ステージ53のアーム54が検出センサ
室56内に位置されるときには、ウェハWを固定ステー
ジ51に再度支持させて、固定ステージ51のアーム5
2を、回転ステージ53のアーム54と干渉しない位置
に回転させたり、ノッチ位置を回転ステージ53のアー
ム54から重ならない位置に移動させなければならない
ことから、ノッチ合わせにおけるウェハのロボットへの
受け渡しに要する時間を長くしていた。
【0009】この発明は、上述の課題を解決するもので
あり、ウェハに傷をつけたりパーティクルを発生させ
ず、また、ノッチ合わせにおける基板のロボットへの受
け渡し時間を短縮できる基板のエッジ保持アライナーを
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明にかかわる基板
のエッジ保持アライナーでは、上記の課題を解決するた
めに、以下のように構成するものである。すなわち、基
板をロボットのハンドから受け渡される際に、前記基板
のエッジを保持して回転可能に配置される回転用保持部
と、前記基板を前記ハンドに受け渡す際に、前記基板を
前記回転用保持部より上方の位置に移動させる上下移動
用保持部とを有して構成される基板のエッジ保持アライ
ナーであって、前記回転用保持部が、前記上下移動用保
持部の上方の位置で、回転中心軸に対して放射線方向に
配置された複数のアーム部を一体的に連結してなり、前
記上下移動用保持部が、前記回転用保持部の各アーム部
に干渉することなくそれぞれ単独に上下動する複数の分
割された基板保持片を備えて構成されていることを特徴
とするものである。
【0011】また好ましくは、前記上下移動用保持部の
分割された基板保持片は、回転中心に対して放射線方向
に配置された他の基板保持片と一体的に形成されて上下
移動用保持体を構成し、前記上下移動用保持体が複数配
設されて、それぞれ単独に上下動可能に構成されている
ものであればよい。
【0012】さらに、前記回転用保持部は、位置制御可
能な回転駆動手段によって回転可能に配置されていれば
なおよい。
【0013】
【発明の効果】本発明の基板のエッジ保持アライナー
は、ロボットのハンドで搬送されてきた基板が、回転用
保持部で基板のエッジを保持するように受け渡される。
そして基板を保持した回転用保持部は基板を1回転させ
て、基板に形成されたノッチあるいはオリフラ位置と、
基準回転位置を一致させて基板を補正された位置に固定
する。その後、回転用保持部に保持された基板と干渉し
ない上下移動用保持体が、上昇して基板を回転用保持部
の保持位置より上方に押し上げる。これによって、ロボ
ットのハンドは、アライナーより基板を取り出しするこ
とが可能となる。
【0014】つまり、回転用保持部のアーム部が回転さ
れてどの位置に停止されても、複数に分割された上下移
動保持体は、回転用保持部のアーム部に干渉しないいず
れかの上下移動保持体を上昇させることによって、上昇
された上下移動保持体で基板を押し上げることができ、
ハンドに受け渡すことが可能となる。従って、基板のエ
ッジを保持することによって基板に傷をつけたりパーテ
ィクルを発生させず、また、回転用保持部の停止位置に
関係なくいずれかの上下移動用保持体によって基板を保
持することができることから、ノッチ合わせにおける基
板のロボットへの受け渡し時間を短縮することが可能と
なる。
【0015】また、分割された基板保持片が複数連結し
て1組の上下移動用保持体として構成されていることか
ら、基板のエッジをを安定して保持して昇降させること
ができる。
【0016】さらに、回転用保持部は位置制御可能な駆
動手段によって駆動されていることから、回転が停止し
た位置が自動的に確認されて、回転用保持部のアーム部
に干渉しない上下移動用保持体を上昇させることが容易
に行なえる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。実施形態の基板のエッジ保持ア
ライナー(以下、アライナーという)Mは、図1〜4に
示すように、機台1と、機台1上に回転可能に配置され
る回転用保持部10と上下移動用保持部20とを有して
構成されている。
【0018】機台1は、回転用保持部10と上下移動用
保持部20とを支持するとともに、回転用保持部10を
軸心に対して回転する回転駆動部3、上下移動用保持部
20を上下動する上下駆動部23を収納し、さらに回転
用保持部10に支持されたウェハWの有無を検出するウ
ェハ有無検出センサ7と、ウェハWの外周縁部に形成さ
れたノッチの位置を検出するノッチ検出センサ9と、各
センサを支持するセンサ支持台6とを有してウェハWの
ノッチの位置を検出するとともに位置補正を行なえるよ
うに構成されている。
【0019】回転用保持部10は、ウェハWのエッジを
等分に保持できるように、複数のアーム部(図例では、
90°間隔で4本のアーム部)11が機台1の中央部に
立設される回転軸4に一体的に連結されて回転可能に配
置されている。回転軸4は下部にモータ5で駆動されて
回転駆動部3を構成し、各アーム部11の先端部には、
図2〜3に示すように、回転中心から同心上に配置され
てウェハWのエッジ下面を保持する保持部13と保持部
13にウェハWを落し込むための傾斜ガイド部15が形
成されている。
【0020】モータ5は、位置センサが装着されている
ことが望ましく、例えば、サーボモーターやステッピン
グモータ等のパルスモーターが使用されエンコーダが装
着されている。その為、回転中における回転角度が、常
時検出される。
【0021】保持部13は、傾斜ガイド部15の下方で
円周方向に沿って山形状に形成され、かつ回転中心に向
かって下方に傾斜するように形成されている。これによ
って、個々のアーム部11に形成される保持部13は、
ウェハWのエッジを一点で保持し、4か所の保持部13
でウェハWのエッジを保持することができる。そして、
保持されたウェハWは回転駆動部3により緩速回転さ
れ、ノッチ検出センサ9によってノッチの位置を検出し
て基準回転位置との位置ずれを測定されることとなる。
【0022】上下移動用保持部20は、回転中心に対し
て位相がずれて配置される3組の上下移動用保持体21
からなり、それぞれの上下移動用保持体21(上段から
順に21A、21B、21C)は、それぞれの上下駆動
部23(上段から順に23A、23B、23C)によっ
て上下駆動されるとともに、それぞれの上下駆動部23
には、図5に示すように、回転中心に対して左右方向に
2か所づつ対称位置に回転用保持部10の保持部13と
同心上に保持片22が配置されている。
【0023】1組の上下移動用保持体21における4個
の保持片22は、左右に対して直交する方向にロボット
のハンドが出入されるために、前後方向の間隔は狭く左
右方向の間隔は広くなるように配置されている。つま
り、各保持片22は、横長X状になるように配置される
こととなる。
【0024】図例においては、図2における前後方向を
X軸方向といい、左右方向をY軸方向という。従って、
ハンドは上下駆動用保持体21間の間隔が広い部分、つ
まり、回転中心をX軸方向に沿って移動してウェハWを
搬送することとなる。
【0025】なお、保持片22の形状は、回転用保持部
10の保持部13と同様に円周方向に沿って山形状に形
成され、かつ回転中心に向かって下方に傾斜するように
形成された保持部22aを有し、また、傾斜ガイド部1
5と同様な傾斜ガイド部22bとを有している。これに
よって、1個の保持片22は、ウェハWのエッジを保持
部22aの一点で保持し、4か所の保持片22の保持部
22aでウェハWを保持することができる。
【0026】さらに、各上下移動用保持体21の保持片
22は、同一高さで交互に配置され、1組の上下駆動用
保持体21における4個の保持片22が一体的に連結さ
れて、1上下駆動部23により上下移動できるように構
成される。
【0027】この上下駆動部23の構成は、特に限定す
るものではないが、一例としては、図3〜6に示すよう
に、回転軸4を囲うように立設される円筒状の支持柱2
と、支持柱2の外周面に上下移動可能に配置されるリン
グ部材24と、リング部材24から各保持片22に連結
するために水平アーム部25aと水平アーム部25aの
先端から上方に屈折する垂直アーム部25bとを有する
連結アーム25と、支持柱2に対して上下移動してリン
グ部材24に固着される昇降キー26と、昇降キー26
を上下移動可能に連結する昇降用ねじ27とを有して構
成される。支持柱2には、全長にわたって等間隔に3か
所のキー溝2aが形成され、各昇降キー26は、いずれ
かのキー溝2aに嵌合される。昇降キー26とキー溝2
aとの嵌合は、パーティクルの発生を防止するために
は、緩い嵌合で係合することが望ましい。
【0028】また、昇降用ねじ27は、支持柱2の上端
部と下端部でねじ支持カラー29a、29bで支持さ
れ、中央部に形成されたねじ部27aが昇降キー27と
螺合状態で連結されている。そして、機台1に配置され
たモータ28で回転駆動されることによって、昇降用ね
じ27がいずれかの方向に回転すると、昇降キー27が
上下いずれかの方向に移動され、リング部材24の上下
移動を可能とすることとなる。また、3組の上下移動用
保持体21に対応する各昇降ねじ27の昇降ストローク
はすべて同一である。
【0029】なお、リング部材24を上下移動するもの
は、モータでなく流体シリンダであってもよく、その場
合、エアシリンダのピストンがリング部材24と連結で
きるように構成されていればよい。
【0030】3組の上下駆動部23は、それぞれ上段の
上下駆動部23A、中断の上下駆動部23B、下段の上
下駆動部23Cとが上下方向に配置され、それぞれの上
下駆動部23に連結される各保持片22が同一高さに配
置されるため、3段の上下駆動部23においては、下方
に配置されるにしたがって連結アーム25の垂直アーム
部25bの長さが長く形成されることとなる。
【0031】なお、図5(a)は、上段の上下移動用保
持体21Aを示すものであり、図例では、支持柱2に形
成されているキー溝2aは上方位置にあり、保持片22
は、左側の最先端位置(図中、上方)と、保持片22を
2個分スペースを有して後方に配置される位置、右側の
最後端位置(図中、下方)と保持片22を2個分スペー
スを有して前方に配置される位置の4か所で配置されて
いる。
【0032】図5(b)は、中断の上下移動用保持体2
1Bを示すものであり、キー溝2aは上段の上下移動用
保持体21Aのキー溝2aに対して反時計方向に120
°ずれた位置に形成され、保持片22は、上下移動用保
持体21Aの保持片22より1個分反時計方向に回転し
た位置に4か所配置されている。
【0033】図5(c)は、下段の上下移動用保持部2
1Cを示すものであり、キー溝2aは、上下移動用保持
体21Aのキー溝2aに対して時計方向に120°ずれ
た位置に形成され、保持片22は、上下移動用保持体2
1Bの保持片22よりさらに1個分の保持片22を反時
計方向に回転した位置に4か所配置されている。
【0034】そして、図6は単一の上下移動用保持体2
1の断面を示すものであり、昇降キー26が昇降用ねじ
27のねじ部27aに螺合している状態を示している。
【0035】ウェハ有無検出センサ7は、光学用のセン
サが使用されてウェハWの端部を検出するように取り付
けられる。実施形態では、反射式センサが使用され、支
持台2に装着されたセンサ7が光を投射してウェハWに
光を当てるようにしている。ウェハWが「有」の場合で
は光は反射され、ウェハWが「無」の場合には反射され
ないことによって、ウェハWの有無を検出することにな
る。なお、このウェハ有無検出センサ7は、反射式でな
く投光・受光式であってもよい。
【0036】ノッチ検出センサ9は、公知のものを使用
すればよく、光学式センサやCCDカメラによる撮影に
よるものでもよい。光学式センサの場合、投光・受光型
でもよくまた、反射式のものでもよい。
【0037】次に、上記のように構成されたアライナー
の作用について図7〜12に沿って説明する。
【0038】ロボットのハンドHがウェハWを吸着した
状態でアライナーMに挿入されると、図7〜8に示すよ
うに、ハンドHは、保持片22間の間隔の大きい方向
(X軸方向)から回転用保持部10の上方位置まで侵入
する。そして、ハンドHが下降してウェハWを回転用保
持部10に移し替える。ウェハWのエッジ部が各アーム
部11の保持部13に保持されると、ハンドHはアライ
ナーMから後退する。ウェハWがハンドHからアーム部
11の保持部13内に落し込まれた時点で、ウェハWの
中心は、回転用保持部10の回転中心と一致する。
【0039】次に、ハンドHが後退するとウェハ有無検
出センサ7が作動され、回転用保持部10内にウェハW
があるかどうかの確認をすることとなる。ウェハWの
「有」が確認されると、図9に示すように、回転用保持
部10が回転駆動部3により緩速で1回転され、この間
にノッチ検出センサ9がウェハWのノッチの位置を検出
することとなる。そして、ノッチ位置が設定された基準
回転位置に対してずれがあれば、その位置ずれ分、回転
保持部10が所定角度回転されて停止される。
【0040】この停止位置においては、回転用保持部1
0のアーム部11の角度位置が検出されていて、下方の
上下移動用保持部20に対して、どこの位置にあるかが
検出される。そして、図10〜11に示すように、3組
の上下移動用保持体21のうち、4本のアーム部11に
干渉しないいずれかの上下移動用保持体21(図例では
21B)が、ウェハWを持ち上げるために上昇駆動され
る。この場合、図示しない制御部では、回転用保持部1
0の角度位置が検出されていることから、4本のアーム
部11に干渉しない位置にある上下移動用保持体21B
に対応するモータ28に作動指令が出され、モータ28
が駆動される。モータ28の駆動により、昇降用ねじ2
7が回転することによって昇降キー25及びリング部材
24が上昇する。これによって上下移動用保持体21B
の保持片22が上昇して、回転用保持部10に保持され
ているウェハWのエッジを保持して、ウェハWを回転用
保持部10から上下移動用保持体21Bに移し替える。
【0041】上下移動用保持体21Bで保持されたウェ
ハWは、図11に示すように、回転用保持部10の上方
位置まで上昇され、上下移動用保持体21Bと回転用保
持部10との間にハンドが挿入されて、図12に示すよ
うに、ウェハWがハンドHに移し替えられて後退するこ
ととなる。
【0042】上述のように、ロボットのハンドHで搬送
されてきたウェハWが、回転用保持部10でウェハWの
エッジを保持するように受け渡される。そしてウェハW
を保持した回転用保持部10はウェハWを1回転させ
て、ウェハWに形成されたノッチあるいはオリフラ位置
と、基準回転位置を一致させてウェハWを補正された位
置に固定する。その後、回転用保持部10に保持された
ウェハWと干渉しない上下移動用保持体21が、上昇し
てウェハWを回転用保持部10の保持位置より上方に押
し上げる。これによって、ロボットのハンドHは、アラ
イナーMよりウェハWを取り出しすることが可能とな
る。
【0043】つまり、回転用保持部10のウェハWのア
ーム部11が回転されてどの位置に停止されても、複数
に分割された上下移動保持体21は、アーム部11に干
渉しないいずれかの上下移動保持体21を上昇させるこ
とによって、上昇された上下移動保持体21でウェハW
を押し上げることができ、ハンドHに受け渡すことが可
能となる。従って、ウェハWのエッジを保持することに
よってウェハWに傷をつけたりパーティクルを発生させ
ず、また、回転用保持部10の停止位置に関係なく上下
移動用保持体21によってウェハWを保持することがで
きることから、ノッチ合わせにおけるウェハWのロボッ
トへの受け渡し時間を短縮することが可能となる。
【0044】また、分割された保持片22が複数連結し
て1組の上下移動用保持体21として構成されているこ
とから、ウェハWのエッジをを安定して保持して昇降さ
せることができる。
【0045】さらに、回転用保持部10は位置制御可能
なモータ5によって駆動されていることから、回転が停
止した位置が自動的に確認されて、回転用保持部10の
アーム部11に干渉しない上下移動用保持体21を上昇
させることが容易に行なえる。
【0046】なお、上記形態の回転用保持部10の保持
部13、上下移動用保持部20の保持片22の形状は、
上記の形態に限定するものではなく、ウェハWのエッジ
を1か所づつ保持できるものであればどのような形状で
もよい。
【0047】また、上下移動用保持体21を上下駆動す
る構成は、上下駆動用保持体21における4個の保持片
22が一体的に連結されて、1上下駆動部23により上
下移動できるように構成されるものであれば、上述の形
態に限定するものではない。例えば、1組(4個)の保
持片22が、保持片22と同心円上又は同心円より大径
に形成されたリング状の支持部材にアームを介して連結
されていて、各リング部材をモータあるいはシリンダで
駆動される昇降駆動装置を連結するようにして構成され
る上下移動用保持体であってもよい。この場合、3組の
上下移動用保持体はリング状の支持部材が三重に配置さ
れることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態によるウェハのエッジ保持アラ
イナーを示す斜視図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同正面断面図である。
【図4】同側面図である。
【図5】各上下移動用保持体の単一状態を示す平面図で
ある。
【図6】図5における単一の上下移動用保持体を示す縦
断面図である
【図7】ハンドがウェハをアライナーに装着する作用を
示す斜視図である。
【図8】ハンドがアライナーから後退した状態を示す斜
視図である。
【図9】ウェハが回転されている状態を示す平面図であ
る。
【図10】回転用保持部と干渉しない上下移動用保持体
がウェハを保持する作用を示す斜視図である。
【図11】位置決めされたウェハをハンドが取り出す作
用を示す正面図である。
【図12】ハンドがウェハを保持して後退した状態を示
す斜視図である。
【図13】従来のアライナーを示す斜視図である。
【符号の説明】
M…アライナー 1…機台 2…支持柱 3…回転駆動部 4…回転軸 5…モータ 6…センサ支持台 7…ウェハ有無検出センサ 9…ノッチ検出センサ 10…回転用保持部 11…アーム部 13…保持部 20…上下移動用保持部 21…上下移動用保持体 22…保持片 23…上下駆動部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板をロボットのハンドから受け渡され
    る際に、前記基板のエッジを保持して回転可能に配置さ
    れる回転用保持部と、前記基板を前記ハンドに受け渡す
    際に、前記基板を前記回転用保持部より上方の位置に移
    動させる上下移動用保持部とを有して構成される基板の
    エッジ保持アライナーであって、 前記回転用保持部が、前記上下移動用保持部の上方の位
    置で、回転中心軸に対して放射線方向に配置された複数
    のアーム部を一体的に連結してなり、 前記上下移動用保持部が、前記回転用保持部の各アーム
    部に干渉することなくそれぞれ単独に上下動する複数の
    分割された基板保持片を備えて構成されていることを特
    徴とする基板のエッジ保持アライナー。
  2. 【請求項2】 前記上下移動用保持部の分割された基板
    保持片は、回転中心に対して放射線方向に配置された他
    の基板保持片と一体的に形成されて上下移動用保持体を
    構成し、前記上下移動用保持体が複数配設されて、それ
    ぞれ単独に上下動可能に構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の基板のエッジ保持アライナー。
  3. 【請求項3】 前記回転用保持部は、位置制御可能な回
    転駆動手段によって回転可能に配置されていることを特
    徴とする請求項1又は2記載の基板のエッジ保持アライ
    ナー。
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