JP2004127979A - 基板支持装置、これを備えた検査装置および露光装置 - Google Patents

基板支持装置、これを備えた検査装置および露光装置 Download PDF

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児玉 賢一
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Abstract

【課題】基板を吸着によって支持する際に、吸着領域内の吸着力が均一な基板支持装置、これを備えた検査装置および露光装置を提供する。
【解決手段】基板と略同形で該基板より僅かに小さい基板吸着部22,23により、基板を支持する第1支持手段11と、基板の端部に接触して該基板を支持し、第1支持手段11に受け渡す第2支持手段12〜14とを備える。第2支持手段12〜14は、他の搬送手段から受け取った基板を第1支持手段11に引き渡す。第1支持手段11は、第2支持手段12〜14から受け取った基板を吸着によって支持する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ウエハや液晶基板(本明細書では総じて「基板」という)を支持する基板支持装置、これを備えた検査装置および露光装置に関し、特に、基板上に微細パターンを転写する装置や基板を検査する装置に好適な基板支持装置などに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、半導体ウエハなどの基板を支持する装置には、基板を吸着によって支持するホルダ部材と、このホルダ部材に基板を受け渡す機構とが設けられている。また、基板を受け渡す機構には、基板の裏面に接触して基板を支持する支持機構が設けられている。
【0003】
基板の支持機構は、例えば、ホルダ部材の吸着領域内に設置され、かつ上下方向に移動可能な1つ以上の支持部材を用いたものである(特許文献1を参照)。この機構では、支持部材の上面が基板の裏面に接触した状態で支持部材を下降させることにより、ホルダ部材に基板が受け渡される。そして、受け渡し動作後の支持部材は、吸着領域内の下方に格納される。
【0004】
【特許文献1】
特開平4−34812号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した支持機構を用いる場合には、ホルダ部材の吸着領域内に支持部材用の格納穴を設けなければならず、吸着領域内での吸着力(例えば真空吸着の場合には真空度)を均一にすることが困難であった。
【0006】
このため、ホルダ部材が基板を真空吸着によって支持するように構成されている場合、ホルダ部材に支持された基板は、支持部材用の格納穴に対応する微小部分が局所的に盛り上がり、基板の平面度を確保することができなかった。
本発明の目的は、吸着領域内の吸着力が均一で、吸着によって支持された基板の平面度を確保できる基板支持装置、これを備えた検査装置および露光装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の基板支持装置は、基板と略同形で該基板より僅かに小さい基板吸着部により、前記基板を支持する第1支持手段と、前記基板の端部に接触して該基板を支持し、前記第1支持手段に受け渡す第2支持手段とを備えたものである。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の基板支持装置において、前記第2支持手段は、前記基板を前記第1支持手段に受け渡す際、該基板の端部の少なくとも3箇所に接触し、該基板の側面から内側に向けて挟み込むように、該基板を支持するものである。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の基板支持装置において、前記第2支持手段は、前記基板の端部に対する各々の接触箇所で、該基板の厚さ方向に沿って挟み込むように、該基板を支持するものである。
請求項4に記載の発明は、請求項2または請求項3に記載の基板支持装置において、前記第2支持手段は、前記基板の端部に接触可能でかつ前記側面から内側に向けて移動可能な3つ以上の支持部材と、該支持部材の各々から予め定めた基準位置までの距離を互いに等しく保ちながら前記3つ以上の支持部材を同時に駆動する駆動手段とを含むものである。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項2または請求項3に記載の基板支持装置において、前記第2支持手段は、前記基板の端部に接触可能な3つ以上の支持部材と、該3つ以上の支持部材のうち少なくとも1つを前記側面から内側に向けて駆動する駆動手段と、該駆動手段による駆動量に基づいて前記3つ以上の支持部材どうしの相対的な位置関係を検知する検知手段とを含むものである。
【0011】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の基板支持装置において、前記第1支持手段と前記第2支持手段との相対的な位置関係を検知する補助検知手段を備え、前記第2支持手段は、前記補助検知手段による検知結果に基づいて、前記第1支持手段に前記基板を受け渡すものである。
請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項6の何れか1項に記載の基板支持装置と、前記第1支持手段に支持された前記基板に対して所定の検査処理を施す処理手段とを備えたものである。
【0012】
請求項8に記載の発明は、請求項1から請求項6の何れか1項に記載の基板支持装置と、前記第1支持手段に支持された前記基板に対して所定の露光処理を施す処理手段とを備えたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0014】
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態は、請求項1〜請求項4に対応する。ここでは、半導体ウエハを支持する基板支持装置(以下「ウエハ支持装置」という)の例で説明を行う。第1実施形態のウエハ支持装置は、半導体ウエハ上に微細パターンを転写する露光装置や、半導体ウエハを検査する検査装置など、半導体素子の製造工程で半導体ウエハに様々な処理を施すウエハ処理装置に組み込むことが好適である。なお、半導体ウエハを単に「ウエハ」と略す。
【0015】
第1実施形態のウエハ支持装置10には、図1(a),(b)に示すように、円盤状のホルダ部材11と、3つの支持部材12a〜12cとが設けられ、支持部材12a〜12cには、円柱状の支柱13a〜13cを介して、図4(a),(b)に示すような駆動機構14が取り付けられている。図1(a)は上面図、図1(b)はAA断面図である。
【0016】
ホルダ部材11は、平板状のウエハ10aを真空吸着によって支持する機構である。なお、ホルダ部材11によってウエハ10aが支持されている状態を図2(a),(b)に示す。図2(a)は上面図、図2(b)はAA断面図である。
ホルダ部材11の上面には、図1に示すように、複数個(例えば図中11個)の真空吸着穴21と、多数のピン状突起22と、1つのリング状突起23とが設けられている。真空吸着穴21は、ホルダ部材11の内部に設けられた不図示の吸気溝に共通に接続され、吸気溝は不図示の真空配管に接続されている。
【0017】
多数のピン状突起22とリング状突起23は、高さが同じである。多数のピン状突起22は、等間隔(例えば1mm以下)で2次元的に配置され、これら多数のピン状突起22を取り囲むように、1つのリング状突起23が配置されている。リング状突起23の形状はウエハ10aと略同形(円形)であり、その大きさはウエハ10aの外形よりも僅かに小さい(図2参照)。リング状突起23とウエハ10aとの半径差d2は、例えば1mm〜2mm程度である。ホルダ部材11では、リング状突起23の内側が“吸着領域”となる。
【0018】
このホルダ部材11によってウエハ10aが支持されるとき(図2)、ウエハ10aは、各々の真空吸着穴21から吸引され、多数のピン状突起22とリング状突起23の上端に裏面が接触した状態で、そこに真空吸着される。このとき、ウエハ10aとホルダ部材11との間には、リング状突起23による密閉空間が形成される。
【0019】
次に、3つの支持部材12a〜12cについて説明する。3つの支持部材12a〜12cは、上記のホルダ部材11にウエハ10aを受け渡す際、そのウエハ10aを支持する機構である。なお、3つの支持部材12a〜12cによってウエハ10aが支持されている状態を図3(a)〜(c)に示す。図3(a)は上面図、図3(b)はAA断面図、図3(c)は拡大図である。
【0020】
3つの支持部材12a〜12cは、図1に示すように、ホルダ部材11の周囲近傍に120°間隔で配置され、支柱13a〜13cを介して駆動機構14に取り付けられている。そして、駆動機構14により、ホルダ部材11の径方向(B)および上下方向(C)に沿って移動可能である。なお、径方向(B)は、ウエハ10aの面方向に平行である。
【0021】
なお、3つの支持部材12a〜12cによるウエハ10aの支持は、駆動機構14により支持部材12a〜12cを径方向(B)に沿って移動させることで実現する。ホルダ部材11へのウエハ10aの受け渡しは、支持部材12a〜12cを上下方向(C)に沿って1次元的に移動させることで実現する。
また、3つの支持部材12a〜12cは、ウエハ10aの端部(エッジ部)に接触可能であり、その端部のみに接触してウエハ10aを支持するように構成されている。ここで端部とは、少なくとも上面と側面の境界線および下面と側面の境界線をいう。支持部材12a〜12cの構造は同じであるため、支持部材12aを例に構造の説明を行う。
【0022】
支持部材12aは、上方から見ると(図1(a))、ウエハ10aの端部に接触する側(部位24)が円弧状に形成されている。また、円弧状の部位24には、側方から見ると(図1(b))、V字状の溝25が形成されている。溝25の深さ方向は、円弧状の部位24の径方向に一致している。
このため、3つの支持部材12a〜12cによってウエハ10aが支持されるとき(図3)、ウエハ10aの端部は、支持部材12aの円弧状の部位24に形成された溝25のテーパ面25a,25bと接触することになる。ウエハ10aの端部と他の支持部材12b,12cとの接触も同様である。
【0023】
つまり、3つの支持部材12a〜12cは、各々の溝25のテーパ面25a,25bによって、ウエハ10aの端部の3箇所に接触し、ウエハ10aの側面から内側に向けて挟み込むように、ウエハ10aを支持することができる。さらに、ウエハ10aの端部に対する各々の接触箇所で、ウエハ10aの厚さ方向に沿って挟み込むように、ウエハ10aを支持することができる。その結果、ウエハ10aは、3次元的に拘束される。
【0024】
また、支持部材12a〜12cの部位24に形成された溝25の深さd1は、例えば0.5mm〜1mm程度であり、上記したリング状突起23とウエハ10aとの半径差d2(例えば1mm〜2mm程度)よりも小さい。このため、支持部材12a〜12cの溝25のテーパ面25a,25bにウエハ10aの端部が接触した状態で、このウエハ10aをホルダ部材11のリング状突起23に接触させても、支持部材12a〜12cとリング状突起23とが干渉することはない。
【0025】
なお、支持部材12a〜12cの溝25のテーパ面25a,25bにウエハ10aの端部が接触した状態において、ウエハ10aに対する拘束力は、溝25の深さd1とは無関係である。このため、第1実施形態では、溝25をさらに深くする必要も、従来のような爪部材用の凹部をリング状突起23(ホルダ部材11の吸着領域の外周部)に設ける必要もない。
【0026】
次に、駆動機構14の構成について、図4,図5を用いて説明する。駆動機構14は、上記した3つの支持部材12a〜12cをホルダ部材11の径方向(B)および上下方向(C)に沿って移動させるための機構である。図4(a)はウエハ支持装置10からホルダ部材11を省略した状態の上面図、図4(b)はAA断面図である。図5(a),(b)は駆動機構14の部品(31,32)の上面図である。
【0027】
駆動機構14には、図4に示すように、回転羽根31と、固定羽根32と、第1モータ33と、取付部品34と、雌ねじ部品35と、雄ねじ部品36と、第2モータ37とが設けられている。駆動機構14は、その駆動軸14aがホルダ部材11の中心と一致するように設けられる。
回転羽根31と固定羽根32は、3枚羽根構成であり、各々の羽根部分が上記した支持部材12a〜12cの各々と対応するようになっている。つまり、各々の羽根部分が、支持部材12a〜12cに取り付けられた支柱13a〜13cの各々に係合するようになっている。
【0028】
また、回転羽根31には、図5(a)に示すように、長穴38a〜38cが設けられている。長穴38a〜38cは、互いに、駆動機構14の駆動軸14aを中心とする回転対称性を持ち、その長手方向(D)は、径方向(B)に対して斜めである。支持部材12a〜12cの支柱13a〜13cは、各々、長穴38a〜38cに貫通した状態で、その長手方向(D)に沿って移動可能である。
【0029】
固定羽根32には、図5(b)に示すように、一次元ガイド39a〜39cと円穴32aとが設けられている。一次元ガイド39a〜39cの長手方向は、径方向(B)に対して平行である。支持部材12a〜12cの支柱13a〜13cは、各々、一次元ガイド39a〜39cに噛み合った状態で、その長手方向(つまり径方向(B))に沿って移動可能である。円穴32aは、次に説明する第1モータ33の回転子を貫通させるための穴である。
【0030】
第1モータ33は、固定羽根32に対して回転羽根31を回転させるモータである。第1モータ33の回転子は、固定羽根32の円穴32aを貫通して回転羽根31に取り付けられている。第1モータ33の固定子は、取付部品34を介して固定羽根32に取り付けられている。
したがって、この第1モータ33を用い、固定羽根32に対して回転羽根31を相対的に回転させると(図中E方向)、長穴38a〜38cと一次元ガイド39a〜39cとの重なり部分が径方向(B)に沿って移動し、結果として、支柱13a〜13cも支持部材12a〜12cも、径方向(B)に沿って同時に移動することになる。
【0031】
回転羽根31の長穴38a〜38cは、上記したように、駆動機構14の駆動軸14aを中心とする回転対称性を持つため、支柱13a〜13cや支持部材12a〜12cの径方向(B)への移動は、駆動軸14aまでの距離を互いに等しく保ちながら行われる。
また、上記した固定羽根32の取付部品34には、雌ねじ部品35が取り付けられ、雄ねじ部品36と噛み合っている。雄ねじ部品36には、第2モータ37の回転子が取り付けられている。
【0032】
このため、第2モータ37によって雄ねじ部品36を回転させ、雌ねじ部品35を上下方向に移動させることで、その上に設置された構成要素(31〜34)と支柱13a〜13cを介して、3つの支持部材12a〜12cを上下方向に移動させることができる。
なお、上記のホルダ部材11は、請求項の「第1支持手段」に対応する。多数のピン状突起22とリング状突起23は「基板吸着部」に対応する。支持部材12a〜12c,支柱13a〜13c,駆動機構14は、請求項の「第2支持手段」に対応する。駆動機構14の回転羽根31,固定羽根32,第1モータ33,取付部材34は、請求項の「駆動手段」に対応する。駆動軸14aは、請求項の「予め定めた基準位置」に対応する。
【0033】
次に、第1実施形態のウエハ支持装置10の動作について、図6〜図8を参照しながら説明する。ここでは、不図示の制御装置が駆動機構14の第1モータ33と第2モータ37を制御する例で説明を行う。図6,図7(a),(b)は上面図であり、図8(a)〜(e)はAA断面図である。なお、図6と図8(a)、図7(a)と図8(b)、図7(b)と図8(c),(d)は、ほぼ同じタイミングである。
【0034】
(1)  動作の開始に当たり(図8(a))、3つの支持部材12a〜12cは、各々、溝25から駆動軸14aまでの距離がウエハ10aの半径よりも大きくなるように位置決めされ、さらに、ホルダ部材11の上面近傍に位置決めされる。この状態で、ホルダ部材11の上方には、外部の受け渡し機構15(図6)により、ウエハ10aが搬送されてくる。
【0035】
支持部材12a〜12cの高さは、受け渡し機構15による搬送中のウエハ10aの裏面よりも下方に位置する(図8(a))。このため、支持部材12a〜12cのうち1つ(図6では支持部材12c)が搬送中のウエハ10aと干渉することはない。
(2)  受け渡し機構15による搬送の結果、ウエハ10aがホルダ部材11の上方に達すると(図7(a))、制御装置は、駆動機構14の第2モータ37を制御して、支持部材12a〜12cを上昇させ(図8(b))、支持部材12a〜12cの溝25をウエハ10aの高さに一致させる。
【0036】
(3)  その後、制御装置は、駆動機構14の第1モータ33を制御し、支持部材12a〜12cを駆動軸14aに向けて同時に接近させていく。その結果、3つの支持部材12a〜12cは(図8(c))、各々の溝25のテーパ面25a,25b(図3(c))によって、ウエハ10aの端部の3箇所に接触することになる(図7(b))。
【0037】
そして、3つの支持部材12a〜12cは、ウエハ10aの側面から内側に向けて挟み込むように、ウエハ10aを支持する。さらに、ウエハ10aの端部に対する各々の接触箇所で、ウエハ10aの厚さ方向に沿って挟み込むように、ウエハ10aを支持する。その結果、ウエハ10aは、3次元的に拘束される。
上記した支持部材12a〜12cの移動(駆動軸14aへの接近)は、各々の溝25から駆動軸14aまでの距離を互いに等しく保ちながら行われ、駆動軸14aはホルダ部材11の中心と一致している。したがって、支持部材12a〜12cによって支持された後の状態において、常に、ウエハ10aの中心をホルダ部材11の中心(駆動軸14a)に一致させることができる。その後、受け渡し機構15はホルダ部材11の上方から退避する。
【0038】
(4)  次に、制御装置は、第2モータ37を制御して支持部材12a〜12cを下降させ(図8(d))、支持部材12a〜12cに支持されたウエハ10aをホルダ部材11の上面に向けて接近させる。
このとき、ウエハ10aは、端部の3箇所が支持部材12a〜12cの溝25のテーパ面25a,25bで上下方向に拘束されているため、安定的に下降する。つまり、この下降中に、ウエハ10aが支持部材12a〜12cから外れたり、ウエハ10aの中心がホルダ部材11の中心からずれたりすることはない。
【0039】
そして、支持部材12a〜12cに支持されたウエハ10aは、ホルダ部材11の上面に達すると、多数のピン状突起22とリング状突起23の上端に裏面が接触した状態で、真空吸着によって支持される。このとき、ウエハ10aとホルダ部材11との間には、リング状突起23による密閉空間が形成される。
(5)  そして、制御装置は、第1モータ33を制御して支持部材12a〜12cをウエハ10aの端部から退避させる(図8(e))。以上で、第1実施形態のウエハ支持装置10におけるウエハ10aの受け渡し動作は終了する。
【0040】
その後、ウエハ支持装置10のホルダ部材11に真空吸着で支持されたウエハ10aに対し、露光工程や検査工程などの様々な処理工程が行われる。なお、ウエハ10aに対する処理工程の後、ウエハ10aを受け渡し機構14へ戻す工程は、上記と全く逆の手順で行われる。
【0041】
このように、第1実施形態のウエハ支持装置10では、3つの支持部材12a〜12cを用い、ウエハ10aの端部のみに接触した状態でウエハ10aを支持し、このウエハ10aをホルダ部材11に受け渡すため、次の効果を奏する。
つまり、ホルダ部材11の吸着領域内(リング状突起23の内側)に、従来のような支持部材用の格納穴を設ける必要がないため、この吸着領域内での吸着力(真空度)を均一にすることができる。
【0042】
したがって、第1実施形態のウエハ支持装置10のホルダ部材11では、ウエハ10aに対して略同形(円形)の吸着領域において、均一な吸着力(真空度)により、ウエハ10aを支持することができる。その結果、ホルダ部材11に真空吸着されたウエハ10aが微小領域で局所的に盛り上がる事態を確実に回避できる。つまり、ウエハ10aの平面度を確実に向上させる(例えば0.1μm以下とする)ことができる。
【0043】
さらに、第1実施形態のウエハ支持装置10では、3つの支持部材12a〜12cによりウエハ10aの端部の3箇所に接触し、ウエハ10aの側面から内側に向けて挟み込むように支持するため、位置合わせ機構を兼用することもでき、ウエハ10aの受け渡し動作の最中に並行して位置合わせ動作を行うことが可能となる。このため、専用の位置あわせ機構が不要となり、構成が簡単化する。さらに、受け渡しと位置合わせに掛かる時間を短縮することができる。
【0044】
また、第1実施形態のウエハ支持装置10では、3つの支持部材12a〜12cの溝25のテーパ面25a,25bがウエハ10aの端部に接触し、各々の接触箇所でウエハ10aの厚さ方向に沿って挟み込むように支持する、つまり、ウエハ10aを上下方向にも拘束するため、安定的な上下動(上昇/下降)を実現できる。
【0045】
このため、上下動の際に、ウエハ10aが風圧で浮いたり、支持部材12a〜12cから外れたり、ウエハ10aの中心がホルダ部材11の中心からずれたりすることはない。さらに、上下動を高速化することができるため、受け渡し機構15からウェハ10aをホルダ部材11に受け渡し吸着するまでの動作時間を短縮できる。
【0046】
また、第1実施形態のウエハ支持装置10では、支持部材12a〜12cを側面から内側に向けて移動させる際、支持部材12a〜12cの各々の溝25から駆動軸14a(ホルダ部材11の中心)までの距離を互いに等しく保ちながら同時に移動させるため、常に、ウエハ10aの中心を駆動軸14a(ホルダ部材11の中心)に対して正確に一致させることができる。
【0047】
さらに、上記のウエハ支持装置10を組み込んだウエハ処理装置では、ホルダ部材11に真空吸着で支持されたウエハ10aの平面度が高いため、このウエハ10aに対して良好な処理を施すことができる。
特に、近年の露光装置では、投影光学系の焦点深度が非常に浅い(例えば1μm以下)ため、ウエハ支持装置10のホルダ部材11にウエハ10aを支持させることで、良好な露光工程を実施することができ、微細パターンを精度良くウエハ10aに転写できる。
【0048】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態は、請求項1〜請求項3,請求項5,請求項6に対応する。ここでも、第1実施形態と同様のウエハ支持装置を例に説明する。
第2実施形態のウエハ支持装置には、第1実施形態と同じホルダ部材11(図1,図2参照)と、図9(a),(b)に示す搬送ロボット40とが設けられている。図9(a)は上面図、図9(b)は側面図である。また、搬送ロボット40には、第1実施形態と同じ支持部材12a〜12c(図3(a)〜(c))が取り付けられている。以下の説明では、ホルダ部材11および支持部材12a〜12cの説明を省略する。
【0049】
搬送ロボット40には、図9に示すように、3つの支持部材12a〜12cの他、取付部材41と、アーム部材42,43と、アーム開脚部44と、屈伸部45と、固定部46と、駆動部47とが設けられている。アーム開脚部44には、ロータリーエンコーダなどの計測器(不図示)が内蔵されている。
支持部材12a,12cは、各々、アーム部材42,43の一端側に取り付けられ、アーム部材42,43の他端側は、アーム開脚部44を介して取付部材41の中央部に取り付けられている。取付部材41の一端側には、残りの支持部材12bが取り付けられている。
【0050】
このため、3つの支持部材12a〜12cどうしの相対的な位置関係は、アーム部材42,43の開き角度に応じて変化することになる。なお、アーム部材42,43の開き角度は、アーム開脚部44に内蔵された計測器(不図示)により検知される。以下の説明では、支持部材12a〜12cとアーム部材42,43とアーム開脚部44を総じて適宜「ハンド部(12,42〜44)」という。
【0051】
取付部材41の他端側は、屈伸部45と駆動部47を介して固定部46に取り付けられている。駆動部47は、屈伸部45の関節を回転方向に駆動する。このため、屈伸部45の先端に取付部材41を介して取り付けられた上記のハンド部(12,42〜44)は、搬送ロボット40の軸40aに沿って前後方向に移動する。
駆動部47は、また、上記のハンド部(12,42〜44)と取付部材41と屈伸部45を全体的に上下方向(G)または回転方向(H)に駆動する。このため、上記のハンド部(12,42〜44)は、前後方向だけでなく、上下方向や回転方向にも移動可能である。
【0052】
駆動部47は、さらに、アーム開脚部44を回転方向に同時に駆動する(駆動手段)。このため、アーム部材42,43は、搬送ロボット40の軸40aに対する開き角度を等しく保ちながら、同時に開閉動作を行う。なお、アーム部材42,43の開き角度は、アーム開脚部44に内蔵された計測器(不図示)により、駆動部47による駆動量に基づいて検知される(検知手段)。
【0053】
上記のように構成された搬送ロボット40は、例えば図10に示すように、ホルダ部材11と外部の受け渡し機構16との間に配置され、この受け渡し機構16からホルダ部材11までの広い空間の中で、ハンド部(12,42〜44)が3次元的に移動可能である。なお、搬送ロボット40は、請求項の「第2支持手段」に対応する。
【0054】
搬送ロボット40のハンド部(12,42〜44)では、3つの支持部材12a〜12cが、各々の溝25のテーパ面25a,25bによって、ウエハ10aの端部の3箇所に接触し、ウエハ10aの側面から内側に向けて挟み込むように、ウエハ10aを支持する。さらに、ウエハ10aの端部に対する各々の接触箇所で、ウエハ10aの厚さ方向に沿って挟み込むように、ウエハ10aを支持する。その結果、ウエハ10aは、3次元的に拘束される。
【0055】
次に、第2実施形態のウエハ支持装置の動作について、図11〜図14を参照しながら説明する。ここでは、不図示の制御装置が駆動部47を制御する例で説明を行う。
(1)  動作の開始に当たり(図11(a))、2つの支持部材12a,12cは、各々、溝25どうしの距離がウエハ10aの直径よりも大きくなるように位置決めされる。この状態で、搬送ロボット40には、外部の受け渡し機構16により、ウエハ10aが搬送されてくる。このとき、ウエハ10aの高さ(紙面に対して垂直方向)は、支持部材12a〜12cの高さに等しく調整されている。
【0056】
(2)  受け渡し機構16による搬送の結果、ウエハ10aがアーム部材42,43の間の所望の位置に達すると(図11(b))、制御装置は、アーム開脚部44を制御してアーム部材42,43を閉じる方向に同時に移動させ、2つの支持部材12a,12cを接近させる。その結果(図11(c))、3つの支持部材12a〜12cは、各々の溝25のテーパ面25a,25b(図3(c)参照)によって、ウエハ10aの端部の3箇所に接触することになる。
【0057】
そして、3つの支持部材12a〜12cは、ウエハ10aの側面から内側に向けて挟み込むように、ウエハ10aを支持する。さらに、ウエハ10aの端部に対する各々の接触箇所で、ウエハ10aの厚さ方向に沿って挟み込むように、ウエハ10aを支持する。その結果、ウエハ10aは3次元的に拘束される。
上記したアーム部材42,43の移動は、搬送ロボット40の軸40aに対する開き角度を等しく保ちながら行われる。このため、支持部材12a〜12cにより3次元的に拘束されたウエハ10aの中心は、搬送ロボット40の軸40a上に位置することになる。
【0058】
このときのウエハ10aの搬送ロボット40に対する中心位置は、3つの支持部材12a〜12cどうしの相対的な位置関係、つまり、アーム部材42,43の開き角度(アーム開脚部44内の計測器による検知結果)に基づいて、正確に計算することができる。
(3)  その後、受け渡し機構16が退避すると、制御装置は、駆動部47を制御して、搬送ロボット40を全体的に180°回転させる。これにより、搬送ロボット40は、ホルダ部材11の方を向くことになる(図12(a))。
【0059】
(4)  さらに駆動部47を制御して、搬送ロボット40の屈伸部45を伸ばし(図12(b))、ハンド部(12,42〜44)を前進させる。つまり、ウエハ10aをホルダ部材11に向けて搬送させる。これは、搬送ロボット40とホルダ部材11との相対的な位置関係を周知の計測器(不図示)によって検知しながら、搬送ロボット40に対するウエハ10aの中心位置(既に計算済)を考慮して行われる。
【0060】
(5)  したがって、搬送ロボット40による搬送の結果、ウエハ10aがホルダ部材11の上方に達すると、ウエハ10aの中心軸はホルダ部材11の中心軸と正確に一致することになる。その後、制御装置は、駆動部47を制御して全体的に下降させ(図13(a))、支持部材12a〜12cに支持されたウエハ10aをホルダ部材11の上面に向けて接近させる。
【0061】
支持部材12a〜12cに支持されたウエハ10aは、ホルダ部材11の上面に達すると、多数のピン状突起22とリング状突起23の上端に裏面が接触した状態で、真空吸着によって支持される。このとき、ウエハ10aとホルダ部材11との間には、リング状突起23による密閉空間が形成される。
(6)  そして、制御装置は、アーム開脚部44を制御してアーム部材42,43を開く方向に同時に移動させ、2つの支持部材12a,12cをウエハ10aの端部から退避させて(図13(b))、溝25どうしの距離がウエハ10aの直径よりも大きくなるように位置決めする。
【0062】
(7)  さらに、搬送ロボット40の屈伸部45を縮めることによって、搬送ロボット40を全体的にホルダ部材11から退避させる(図14(a))。これにより、支持部材12bもウエハ10aの端部から退避する。以上で、第2実施形態のウエハ支持装置におけるウエハ10aの受け渡し動作は終了する。
その後、第2実施形態のウエハ支持装置のホルダ部材11に真空吸着で支持されたウエハ10aに対し、露光工程や検査工程などの様々な処理工程が行われる。ウエハ10aに対する処理工程の後、ウエハ10aを受け渡し機構16へ戻す工程は、上記と全く逆の手順で行われる。
【0063】
このように、第2実施形態のウエハ支持装置では、3つの支持部材12a〜12cを用い、ウエハ10aの端部のみに接触した状態でウエハ10aを支持し、このウエハ10aをホルダ部材11に受け渡すため、次の効果を奏する。
つまり、ホルダ部材11の吸着領域の外周部(リング状突起23)に、従来のような爪部材用の凹部を設ける必要がないため、この吸着領域の形状をウエハ10aの略同形(円形)にすることができる。したがって、ウエハ10aの平面度を確実に向上させる(例えば0.1μm以下とする)ことができる。
【0064】
第2実施形態のウエハ支持装置では、3つの支持部材12a〜12cによりウエハ10aの端部の3箇所に接触し、ウエハ10aの面方向に沿って挟み込むように支持するため、上記の第1実施形態と同様、位置合わせ機構を兼用でき、構成が簡単化する。さらに、受け渡しと位置合わせに掛かる時間を短縮することもできる。
【0065】
また、第2実施形態のウエハ支持装置では、ウエハ10aを屈伸部45によって前後方向に移動させたり180°回転させたりするとき(横移動のとき)に、ウエハ10aが支持部材12a〜12cから外れることはない。このため、横移動を高速化することができ、ホルダ部材11への受け渡し時間を短縮できる。
さらに、第2実施形態のウエハ支持装置では、3つの支持部材12a〜12cの溝25のテーパ面25a,25bがウエハ10aの端部に接触し、各々の接触箇所でウエハ10aの厚さ方向に沿って挟み込むように支持する(ウエハ10aを上下方向にも拘束する)ため、安定的な上下動(上昇/下降)を実現できる。その結果、上下動を高速化することができ、搬送ロボット40からウエハ10aをホルダ部材11に受け渡し吸着するまでの動作時間を短縮できる。
【0066】
また、第2実施形態のウエハ支持装置では、搬送ロボット40の軸40aに対する開き角度を等しく保ちながら、アーム部材42,43を同時に開閉させるため、支持部材12a〜12cにより3次元的に拘束されたウエハ10aの中心を、常に、搬送ロボット40の軸40a上に位置させることができる。
さらに、アーム部材42,43の開き角度に基づいて、支持部材12a〜12cどうしの相対的な位置関係を検知するため、搬送ロボット40に対するウエハ10aの中心位置を正確に計算することができる。そして、搬送ロボット40とホルダ部材11との相対位置を予め正確に調整しておくことにより、ウエハ10aの中心をホルダ部材11の中心に対して正確に一致させることができる。
【0067】
第2実施形態のウエハ支持装置を組み込んだウエハ処理装置では、ホルダ部材11に真空吸着で支持されたウエハ10aの平面度が高いため、このウエハ10aに対して良好な処理を施すことができる。
【0068】
(変形例)
上記した第1,第2実施形態では、ウエハ10aを真空吸着によって支持するホルダ部材11を用いたが、静電吸着によって支持するホルダ部材を用いたウエハ支持装置にも、本発明は適用できる。
さらに、上記した第1,第2実施形態では、ウエハ10aが吸着される基板吸着部をピン状突起22とリング状突起23とで構成したが、同心円状の多数のリング状突起により構成することもできる。
【0069】
また、上記した第1,第2実施形態では、3つの支持部材12a〜12cを用いたが、支持部材の数は2つでも4つ以上でもよい。
さらに、上記した第1,第2実施形態では、各々の支持部材の溝25に2つのテーパ面25a,25bを設けたが、上側のテーパ面25aは省略してもよい。また、上記した第1,第2実施形態では、ホルダ部材11に対する受け渡し動作の最後に、ウエハ10aの端部から各々の支持部材を退避させたが、処理工程の妨げにならない場合は、必ずしも支持部材を退避させなくて構わない。
【0070】
さらに、上記した第1,第2実施形態では、半導体ウエハを支持する基板支持装置の例を説明したが、その他、例えば液晶基板を支持する装置にも本発明を適用できる。
上述した第2実施形態では、搬送ロボット40のアーム部材42,43が3次元的に駆動可能なので、ウエハ10aのホルダ部材11への受け渡しを、搬送ロボット40の動きだけで行った。しかし、半導体製造に用いられる多くの露光装置や検査装置では、ホルダ部材11は2次元的に移動可能なステージの上に載置されている。このような装置にも本発明は適用できる。この場合、前述のステージを2次元的に駆動することで、ウエハ10aの中心軸をホルダ部材11の中心軸に正しく一致させて受け渡すことができ、搬送ロボット40の屈伸部45は必ずしも必要はない。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、基板を吸着によって支持する際に、高い平面度を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のウエハ支持装置10の上面図(a)およびAA断面図(b)である。
【図2】ホルダ部材11によってウエハ10aが支持されている状態を示す図である。
【図3】3つの支持部材12a〜12cによってウエハ10aが支持されている状態を示す図である。
【図4】駆動機構14の上面図(a)およびAA断面図(b)である。
【図5】駆動機構14の回転羽根31の上面図(a)および固定羽根32の上面図である。
【図6】ウエハ支持装置10の動作を説明する上面図である。
【図7】ウエハ支持装置10の動作を説明する上面図である。
【図8】ウエハ支持装置10の動作を説明するAA断面図である。
【図9】第2実施形態のウエハ支持装置を構成する搬送ロボット40の上面図(a)およびAA断面図(b)である。
【図10】搬送ロボット40とホルダ部材11と外部の受け渡し機構16の配置を説明する上面図である。
【図11】第2実施形態のウエハ支持装置の動作を説明する上面図である。
【図12】第2実施形態のウエハ支持装置の動作を説明する上面図および断面図である。
【図13】第2実施形態のウエハ支持装置の動作を説明する上面図および断面図である。
【図14】第2実施形態のウエハ支持装置の動作を説明する上面図および断面図である。
【符号の説明】
10 ウエハ支持装置
11 ホルダ部材
12a〜12c 支持部材
13a〜13c 支柱
14 駆動機構
21 真空吸着穴
22 ピン状突起
23 リング状突起
24 円弧状の部位
25 溝
25a,25b テーパ面
31 回転羽根
32 固定羽根
33 第1モータ
34 取付部品
35 雌ねじ部品
36 雄ねじ部
37 第2モータ
40 搬送ロボット
41 取付部材
42,43 アーム部材
44 アーム開脚部
45 屈伸部
46 固定部
47 駆動部

Claims (8)

  1. 基板と略同形で該基板より僅かに小さい基板吸着部により、前記基板を支持する第1支持手段と、
    前記基板の端部に接触して該基板を支持し、前記第1支持手段に受け渡す第2支持手段とを備えた
    ことを特徴とする基板支持装置。
  2. 請求項1に記載の基板支持装置において、
    前記第2支持手段は、前記基板を前記第1支持手段に受け渡す際、該基板の端部の少なくとも3箇所に接触し、該基板の側面から内側に向けて挟み込むように、該基板を支持する
    ことを特徴とする基板支持装置。
  3. 請求項2に記載の基板支持装置において、
    前記第2支持手段は、前記基板の端部に対する各々の接触箇所で、該基板の厚さ方向に沿って挟み込むように、該基板を支持する
    ことを特徴とする基板支持装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の基板支持装置において、
    前記第2支持手段は、前記基板の端部に接触可能でかつ前記側面から内側に向けて移動可能な3つ以上の支持部材と、該支持部材の各々から予め定めた基準位置までの距離を互いに等しく保ちながら前記3つ以上の支持部材を同時に駆動する駆動手段とを含む
    ことを特徴とする基板支持装置。
  5. 請求項2または請求項3に記載の基板支持装置において、
    前記第2支持手段は、前記基板の端部に接触可能な3つ以上の支持部材と、該3つ以上の支持部材のうち少なくとも1つを前記側面から内側に向けて駆動する駆動手段と、該駆動手段による駆動量に基づいて前記3つ以上の支持部材どうしの相対的な位置関係を検知する検知手段とを含む
    ことを特徴とする基板支持装置。
  6. 請求項5に記載の基板支持装置において、
    前記第1支持手段と前記第2支持手段との相対的な位置関係を検知する補助検知手段を備え、
    前記第2支持手段は、前記補助検知手段による検知結果に基づいて、前記第1支持手段に前記基板を受け渡す
    ことを特徴とする基板支持装置。
  7. 請求項1から請求項6の何れか1項に記載の基板支持装置と、
    前記第1支持手段に支持された前記基板に対して所定の検査処理を施す処理手段とを備えた
    ことを特徴とする検査装置。
  8. 請求項1から請求項6の何れか1項に記載の基板支持装置と、
    前記第1支持手段に支持された前記基板に対して所定の露光処理を施す処理手段とを備えた
    ことを特徴とする露光装置。
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