JP4634950B2 - ウエーハの保持機構 - Google Patents

ウエーハの保持機構 Download PDF

Info

Publication number
JP4634950B2
JP4634950B2 JP2006080975A JP2006080975A JP4634950B2 JP 4634950 B2 JP4634950 B2 JP 4634950B2 JP 2006080975 A JP2006080975 A JP 2006080975A JP 2006080975 A JP2006080975 A JP 2006080975A JP 4634950 B2 JP4634950 B2 JP 4634950B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
holding
support plate
holding mechanism
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006080975A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007258450A (ja
Inventor
一孝 桑名
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Corp filed Critical Disco Corp
Priority to JP2006080975A priority Critical patent/JP4634950B2/ja
Priority to CN2007100893868A priority patent/CN101043019B/zh
Publication of JP2007258450A publication Critical patent/JP2007258450A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4634950B2 publication Critical patent/JP4634950B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Description

本発明は、半導体ウエーハ等のウエーハを保持するためのウエーハの保持機構に関する。
半導体デバイス製造工程においては、略円板形状である半導体ウエーハの表面に格子状に配列されたストリートと呼ばれる分割予定ラインによって複数の領域が区画され、この区画された領域にIC、LSI等のデバイスを形成する。そして、半導体ウエーハをストリートに沿って切断することによりデバイスが形成された領域を分割して個々の半導体チップを製造している。また、サファイヤ基板の表面に窒化ガリウム系化合物半導体等が積層された光デバイスウエーハもストリートに沿って切断することにより個々の発光ダイオード、レーザーダイオード等の光デバイスに分割され、電気機器に広く利用されている。
上述したように分割されるウエーハは、ストリートに沿って切断する前に裏面を研削またはエッチングによって所定の厚さに形成される。近年、電気機器の軽量化、小型化を達成するためにウエーハの厚さを50μm以下に形成することが要求されている。
しかるに、ウエーハの厚さを50μm以下に形成すると破損し易くなり、ウエーハの搬送等の取り扱いが困難になるという問題がある。
上述した問題を解消するために本出願人は、ウエーハの裏面におけるデバイス領域に対応する領域を研削してデバイス領域の厚さを所定厚さに形成するとともに、ウエーハの裏面における外周部を残存させて環状の補強部を形成することにより、剛性を有するウエーハを形成することができるウエーハの加工方法を特願2005−165395号として提案した。
上述したように所定の厚さに形成されたウエーハを搬送するためには、一般にウエーハの全面を吸引保持する全面吸着パッドが用いられている。しかるに、上述した外周部に環状の補強部が設けられ凹部が形成されたウエーハを全面吸着パッドによって吸引保持すると、薄く形成されたデバイス領域が湾曲して破損するという問題がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、外周部に環状の補強部が設けられ凹部が形成されたウエーハであっても破損させることなくウエーハを保持することができるウエーハの保持機構を提供することにある。
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、ウエーハの外周縁を保持する少なくとも3個の保持部材と、該少なくとも3個の保持部材を放射方向に案内する案内部を備え該案内部に沿って移動可能に支持する支持プレートと、該少なくとも3個の保持部材を該案内部に沿って移動せしめる移動手段とを、備え、
該移動手段は、該少なくとも3個の保持部材とそれぞれ一端部が回動可能に連結された少なくとも3個のリンクと、該3個のリンクの他端部と回動可能に連結され該支持プレートの中心部に回動可能に配設された回動プレートと、該回動プレートを回動せしめる駆動手段とを具備している
ことを特徴とするウエーハの保持機構が提供される。
上記支持プレートの案内部は放射方向に長い長穴からなり、上記保持部材はウエーハの外周縁に係合する係合凹部を備えた係合部と該係合部の上面から立設して設けられ支持プレートに設けられた長穴に嵌挿される被案内支持部とからなっている。
また、上記保持部材は、係合凹部と連続して上側に形成されウエーハの外周縁を係合凹部に案内するテーパー面を備えている。
上記支持プレートには、上記保持部材の保持部より下方に突出する複数の間隔形成ピンが設けられている。
本発明による、ウエーハの保持機構においては、少なくとも3個の保持部材によってウエーハの外周縁を保持するので、外周部に環状の補強部が設けられ凹部が形成されたウエーハであっても破損させることなくウエーハを保持することができる。
以下、本発明によるウエーハの保持機構の好適な実施形態について、添付図面を参照して更に詳細に説明する。
先ず、本発明によるウエーハの保持機構によって保持される表面に複数のデバイスが形成されたデバイス領域と該デバイス領域を囲繞する外周余剰領域とを備えたウエーハの加工方法について説明する。
図1には、所定の厚さに加工される前のウエーハとしての半導体ウエーハの斜視図が示されている。図1に示す半導体ウエーハ10は、例えば厚さが700μmのシリコンウエーハからなっており、表面10aに複数のストリート101が格子状に形成されているとともに、該複数のストリート101によって区画された複数の領域にIC、LSI等のデバイス102が形成されている。このように構成された半導体ウエーハ10は、デバイス102が形成されているデバイス領域104と、該デバイス領域104を囲繞する外周余剰領域105を備えている。
上記のように構成された半導体ウエーハ10の表面10aには、図2に示すように保護部材11を貼着する(保護部材貼着工程)。従って、半導体ウエーハ10の裏面10bが露出する形態となる。
保護部材貼着工程を実施したならば、半導体ウエーハ10の裏面10bにおけるデバイス領域104に対応する領域を研削してデバイス領域104の厚さを所定厚さに形成するとともに、半導体ウエーハ10の裏面10bにおける外周余剰領域105に対応する領域を残存させて環状の補強部を形成する補強部形成工程を実施する。この補強部形成工程は、図3に示す研削装置によって実施する。
図3に示す研削装置2は、略直方体状の装置ハウジング20を具備している。装置ハウジング20の図3において右上端には、静止支持板21が立設されている。この静止支持板21の内側面には、上下方向に延びる1対の案内レール22、22が設けられている。一対の案内レール22、22には研削手段としての研削ユニット3が上下方向に移動可能に装着されている。
研削ユニット3は、ユニットハウジング31と、該ユニットハウジング31の下端に回転自在に装着されたホイールマウント32に締結ボルト334によって締結され装着された研削ホイール33と、該ユニットハウジング31の上端に装着されホイールマウント32を矢印32aで示す方向に回転せしめる電動モータ34と、ユニットハウジング31を装着した取り付け部材35と、該取り付け部材35が取付けられた移動基台36を具備している。研削ホイール33は、円板状の基台331と、該基台331の下面に装着された環状の研削砥石332とからなっており、基台331が複数の締結ボルト334によってホイールマウント32に取付けられている。
図示の実施形態における研削ユニット3は、上記移動基台36を一対の案内レール22、22に沿って移動させ研削ホイール33を後述するチャックテーブルの保持面に垂直な方向に移動せしめる垂直移動手段37を具備している。垂直移動手段37は、上記静止支持板21に一対の案内レール22、22と平行に上下方向に配設され回転可能に支持された雄ねじロッド371と、該雄ねじロッド371を回転駆動するためのパルスモータ372と、上記移動基台36に装着され雄ねじロッド371と螺合する図示しない雌ねじブロックを具備しており、パルスモータ372によって雄ねじロッド371を正転および逆転駆動することにより、研削ユニット3を上下方向(後述するチャックテーブルの保持面に対して垂直な方向)に移動せしめる。
図示の実施形態における研削装置2は、上記静止支持板21の前側において装置ハウジング20の上面と略面一となるように配設されたターンテーブル4を具備している。このターンテーブル4は、比較的大径の円盤状に形成されており、図示しない回転駆動機構によって矢印4aで示す方向に適宜回転せしめられる。ターンテーブル4には、図示の実施形態の場合それぞれ180度の位相角をもって2個のチャックテーブル5が水平面内で回転可能に配置されている。このチャックテーブル5は、円盤状の基台51とポーラスセラミック材によって円盤状に形成され吸着保持チャック52とからなっており、吸着保持チャック52上(保持面)に載置された被加工物を図示しない吸引手段を作動することにより吸引保持する。また、チャックテーブル5は図示しない送風手段に接続されており、該送風手段を作動することにより吸着保持チャック52上に載置された被加工物を保持面から僅かに浮き上がらせるようになっている。このように構成されたチャックテーブル5は、図3に示すように図示しない回転駆動機構によって矢印5aで示す方向に回転せしめられる。ターンテーブル4に配設された2個のチャックテーブル5は、ターンテーブル4が適宜回転することにより被加工物搬入・搬出域A、研削加工域Bおよび被加工物搬入・搬出域Aに順次移動せしめられる。図示の実施形態における研削装置2は、チャックテーブル5上に保持され後述する研削加工が施された半導体ウエーハ10をチャックテーブル5から搬出するウエーハ搬送手段6を具備している。このウエーハ搬送手段6については、後で詳細に説明する。
上述した研削装置2を用いて補強部形成工程を実施するには、被加工物搬入・搬出域Aに位置付けられたチャックテーブル5の上面(保持面)に図示しないウエーハ搬入手段によって搬送された上記半導体ウエーハ10の保護部材11側を載置し、半導体ウエーハ10をチャックテーブ5上に吸引保持する。次に、ターンテーブル4を図示しない回転駆動機構によって矢印4aで示す方向に180度回動せしめて、半導体ウエーハ10を載置したチャックテーブル5を研削加工域Bに位置付ける。ここで、チャックテーブル5に保持された半導体ウエーハ10と研削ホイール33を構成する環状の研削砥石332の関係について、図4を参照して説明する。チャックテーブル5の回転中心P1と環状の研削砥石332の回転中心P2は偏芯しており、環状の研削砥石332の外径は、半導体ウエーハ10のデバイス領域104と余剰領域105との境界線106の直径より小さく境界線106の半径より大きい寸法に設定され、環状の研削砥石332がチャックテーブル5の回転中心P1(半導体ウエーハ10の中心)を通過するようになっている。
次に、図3および図4に示すようにチャックテーブル5を矢印5aで示す方向に300rpmで回転しつつ、研削砥石332を矢印32aで示す方向に6000rpmで回転せしめるとともに、垂直移動手段37を作動して研削ホイール33即ち研削砥石332を半導体ウエーハ10の裏面に接触させる。そして、研削ホイール33即ち研削砥石332を所定の研削送り速度で下方に所定量研削送りする。この結果、半導体ウエーハ10の裏面には、図5に示すようにデバイス領域104に対応する領域が研削除去されて所定厚さ(例えば30μm)の円形状の凹部104bに形成されるとともに、外周余剰領域105に対応する領域が残存されて環状の補強部105bに形成される。
上述した補強部形成工程を実施したならば、ターンテーブル4を図示しない回転駆動機構によって矢印4aで示す方向に180度回動せしめて、補強部形成工程が実施された半導体ウエーハ10を載置したチャックテーブル5を被加工物搬入・搬出域Aに位置付ける。被加工物搬入・搬出域Aに位置付けられたチャックテーブル5に保持された補強部形成工程が実施された半導体ウエーハ10は、ウエーハ搬送手段6の保持機構7に保持され次工程に搬送される。
ここで、ウエーハ搬送手段6について、図6乃至図8を参照して説明する。
図6乃至図8に示すウエーハ搬送手段6は、本発明に従って構成された保持機構7と、該保持機構7を支持する作動アーム8を具備しており、作動アーム8の基端部が図3に示すように回動軸9に連結されている。なお、回動軸9は図示しない回転駆動手段によって回動せしめられるとともに、図示しない移動手段によって上下方向に移動せしめられるようになっている。
保持機構7は、図6および図7に示すように上記半導体ウエーハ10の外周縁を保持する3個の保持部材71と、該3個の保持部材71を放射方向に移動可能に支持する支持プレート72を具備している。保持部材71は、外周面に上記半導体ウエーハ10の外周縁に係合する環状の係合凹部711aを備えた保持部711と、該保持部711の上面から立設して設けられた円柱状の被案内支持部712とからなっている。保持部711は、図8に示すように係合凹部711aと連続して上側に形成され半導体ウエーハ10の外周縁を係合凹部711aに案内するテーパー面711bを備えている。また、被案内支持部712には、その上面から軸方向に設けられた雌ねじ穴712aが形成されている。このように構成された保持部材71は、フッ素系樹脂等の摩擦抵抗の小さい合成樹脂によって形成されている。
上記支持プレート72は、図示の実施形態においては円形状プレートからなっている、その外周部には周方向に所定の間隔を置いて径方向(放射方向)に長い3個の長穴721が設けられている。この長穴721の幅は、上記保持部材71の被案内支持部712の外径より僅かに大きい寸法に設定されている。このように形成された長穴721に図8に示すように上記保持部材71の被案内支持部712が支持プレート72の下面側から挿入される。また、支持プレート72の中心部上面には、大径部722aと小径部722bを有する段付きナット722が取り付けられている。
図示の実施形態における保持機構7は、上記支持プレート72に設けられた3個の長穴721にそれぞれ挿入された3個の保持部材71を長穴721に沿って移動せしめる移動手段73を具備している。移動手段73は、上記3個の保持部材71の被案内支持部712にそれぞれ一端部が回動可能に連結された3個のリンク731と、該3個のリンク731のそれぞれ他端部を回動可能に支持する回動プレート732と、該回動プレート732を回動せしめる駆動手段としてのエアーシリンダー733とからなっている。リンク731の一端部には図8に示すように穴731aが設けられており、この穴731aが上記被案内支持部712に遊嵌される。なお、リンク731の穴731aを被案内支持部712に遊嵌する前に、被案内支持部712には環状のスペーサー734が嵌合されている。このスペーサー734は、摩擦抵抗の小さい合成樹脂によって形成することが望ましい。このようにしてリンク731の穴731aを被案内支持部712に遊嵌したならば、保持部材71の被案内支持部712に設けられた雌ねじ穴712aに抜け止め用のボルト735を螺合する。
上記移動手段73を構成する回動プレート732は、中心部に上記支持プレート71の中心部に取り付けられた段付きナット722の小径部722bに回動可能に嵌合する穴732aを備えているとともに、外周面から周方向に所定の間隔を置いて径方向(放射方向)に突出して設けられた3個のアーム部732bを備えている。この3個のアーム部732bの先端部は、それぞれ上記リンク731の他端部と枢軸736によって互いに回動可能に連結されている。また、3個のアーム部732bの一つには後述するエアーシリンダー733のピストンロッドと連結するための連結突起732cが設けられている。なお、図示の実施形態における回動プレート732には、中心部に設けられた穴732aの外側に3個の開口732dが周方向に所定の間隔を置いて設けられている。このように構成された回動プレート732は、図8に示すように中心部に設けられた穴732aが段付きナット722の小径部722bに回動可能に嵌合される。そして、段付きナット722に抜け止め用のボルト737を螺合することによって、回動プレート732の抜けを規制する。
上記移動手段73を構成するエアーシリンダー733は、支持プレート72の上面に配設されている。このエアーシリンダー733のピストンロッド733aの先端が上記3個のアーム部732bの一つに設けられた連結突起732cに連結される。
図示の実施形態における保持機構7は、支持プレート72の外周部下面に上記保持部材71の保持部711の下面が上記チャックテーブル5の上面に接触することを防止するための3個の間隔形成ピン738が周方向に所定の間隔を置いて取り付けられている。この3個の間隔形成ピン738は、長さが上記保持部711の軸方向長さより0.5mm程度長く形成されており、保持部711の下端より下方に突出して設けられている。
以上のように構成された保持機構7は、弾性支持手段74によって上記作動アーム8の先端に支持される。図示の実施形態における弾性支持手段74は、支持プレート72の上面に立設して設けられた3本の支持柱741と、該3本の支持柱741にそれぞれ嵌挿される3本のコイルバネ742と、上記作動アーム8の先端に取り付けられた取り付け板743とを具備している。3本の支持柱741は、それぞれ上記回動プレート732に設けられた3個の開口732dを挿通する位置に配置されており、上端部に雌ねじ穴741aが設けられている。上記取り付け板743には、3本の支持柱741と対応する位置にそれぞれ挿通穴743aが設けられている。この挿通穴743aは、支持柱741の外径より大きくコイルバネ742の外径より小さい内径に形成されている。従って、支持柱741を挿通穴743aに挿通し、支持柱741の上端部に設けられた雌ねじ穴741aに抜け止め用のボルト744を螺合することによって、保持機構7はコイルバネ742によって下方に向けて付勢された状態で作動アーム8の先端に弾性支持される。
図示の実施形態におけるウエーハ搬送手段6は以上のよう構成されており、以下その作用について説明する。
ウエーハ搬送手段6は図3に示す状態から図示しない回転駆動機構によって回動軸9を所定角度回動し、作動アーム8の先端部に装着された保持機構7を被加工物搬入・搬出域Aに位置付けられたチャックテーブル5に保持されている半導体ウエーハ10の上方に移動する。次に、図示しない移動手段によって回動軸9を下方に移動することにより、図9に示すように保持機構7の3個の間隔形成ピン738がチャックテーブル5の外周部上面に載置される。この結果、保持機構7を構成する保持部材71の保持部711は、チャックテーブル5の外周部上面から僅かに浮いた状態となる。
次に、図示しない吸引手段の作動を停止してチャックテーブル5による半導体ウエーハ10の吸引保持を解除し、図示しない送風手段を作動する。この結果、チャックテーブル5に保持されていた半導体ウエーハ10は浮上する。この際、半導体ウエーハ10は水平方向に移動しても3個の間隔形成ピン738によって囲まれているので、水平方向の移動が規制される。このようにして浮上せしめられた半導体ウエーハ10は、図9に示すように外周縁が保持機構7を構成する保持部材71の保持部711に設けられたテーパー面711bに当接する。次に、エアーシリンダー733を作動して、ピストンロッド733aを図6において矢印739aで示す方向に作動する。従って、回動プレート732が739bで示す方向に回動し、回動プレート732のアーム部732bと連結されたリンク731が矢印739cで示す方向に作動するため、リンク731に連結された保持部材71が矢印739dで示すように長穴721に沿って径方向内方に移動せしめられる。この結果、半導体ウエーハ10の外周縁(半導体ウエーハ10の外周余剰領域105即ち環状の補強部105bの外周縁)がテーパー面711bに沿って相対的に係合凹部711aに向けて移動し、図10に示すように半導体ウエーハ10の外周縁が係合凹部711aに係合する。このように保持機構7は、保持部材71の保持部711に設けられた係合凹部711aによって半導体ウエーハ10の外周余剰領域105即ち環状の補強部105bのみを保持するので、デバイス領域104に接触することがないため、デバイス領域104を損傷させることなく搬送することができる。
以上本発明によるウエーハの保持機構を研削装置の搬送手段に適用した例を示すたが、本発明によるウエーハの保持機構は他の加工装置および加工装置間においてウエーハを搬送する搬送手段にも適用することができる。
本発明によるウエーハの保持機構によって保持されるウエーハにおける研削加工前の半導体ウエーハを示す斜視図 図1に示す半導体ウエーハの表面に保護部材を貼着した状態を示す斜視図。 図1に示す半導体ウエーハの裏面を研削加工するための研削装置の斜視図。 図3に示す研削装置によって半導体ウエーハの裏面を研削加工する補強部形成工程の説明図。 図5に示す補強部形成工程が実施された半導体ウエーハの断面図。 図3に示す研削装置に装備されるウエーハ搬送手段の要部を拡大して示す斜視図。 図6に示すウエーハ搬送手段の構成部材を分解して示す斜視図。 図6に示すウエーハ搬送手段を構成する保持機構の断面図。 本発明に従って構成されたウエーハの保持機構によって半導体ウエーハを保持する工程を示す断面図。 本発明に従って構成されたウエーハの保持機構によって半導体ウエーハを保持した状態を示す断面図。
符号の説明
2:研削装置
20:装置ハウジング
3:研削ユニット
31:ユニットハウジング
32:ホイールマウント
33:研削ホイール
332:環状の研削砥石
4:ターンテーブル
5:チャックテーブル
6:ウエーハ搬送手段
7:保持機構
71:保持部材
72:支持プレート
721:長穴
73:移動手段
731:リンク
732:回動プレート
733:エアーシリンダー
738:間隔形成ピン
74:弾性支持手段
741:支持柱
742:コイルバネ
8:作動アーム
9:回動軸
10:半導体ウエーハ
101:ストリート
102:デバイス
104:デバイス領域
105:余剰領域
104b:円形状の凹部
105b:環状の補強部

Claims (4)

  1. ウエーハの外周縁を保持する少なくとも3個の保持部材と、該少なくとも3個の保持部材を放射方向に案内する案内部を備え該案内部に沿って移動可能に支持する支持プレートと、該少なくとも3個の保持部材を該案内部に沿って移動せしめる移動手段とを、備え、
    該移動手段は、該少なくとも3個の保持部材とそれぞれ一端部が回動可能に連結された少なくとも3個のリンクと、該3個のリンクの他端部と回動可能に連結され該支持プレートの中心部に回動可能に配設された回動プレートと、該回動プレートを回動せしめる駆動手段とを具備している
    ことを特徴とするウエーハの保持機構。
  2. 該支持プレートの該案内部は放射方向に長い長穴からなり、該保持部材はウエーハの外周縁に係合する係合凹部を備えた係合部と該係合部の上面から立設して設けられ該支持プレートに設けられた長穴に嵌挿される被案内支持部とからなっている、請求項1記載のウエーハの保持機構。
  3. 該保持部材は、該係合凹部と連続して上側に形成されウエーハの外周縁を係合凹部に案内するテーパー面を備えている、請求項2記載のウエーハの保持機構。
  4. 該支持プレートには、該保持部材の保持部より下方に突出する複数の間隔形成ピンが設けられている、請求項1から3のいずれかに記載のウエーハの保持機構。
JP2006080975A 2006-03-23 2006-03-23 ウエーハの保持機構 Active JP4634950B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006080975A JP4634950B2 (ja) 2006-03-23 2006-03-23 ウエーハの保持機構
CN2007100893868A CN101043019B (zh) 2006-03-23 2007-03-23 晶片保持机构

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006080975A JP4634950B2 (ja) 2006-03-23 2006-03-23 ウエーハの保持機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007258450A JP2007258450A (ja) 2007-10-04
JP4634950B2 true JP4634950B2 (ja) 2011-02-16

Family

ID=38632387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006080975A Active JP4634950B2 (ja) 2006-03-23 2006-03-23 ウエーハの保持機構

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4634950B2 (ja)
CN (1) CN101043019B (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5261030B2 (ja) * 2008-05-29 2013-08-14 リンテック株式会社 半導体ウエハの搬送方法
JP5144434B2 (ja) * 2008-08-28 2013-02-13 リンテック株式会社 支持装置
JP5137747B2 (ja) * 2008-08-28 2013-02-06 株式会社ディスコ ワーク保持機構
JP5525794B2 (ja) * 2009-10-23 2014-06-18 株式会社ディスコ 板状ワーク着脱方法及び加工装置
JP5412261B2 (ja) * 2009-12-11 2014-02-12 株式会社ディスコ 加工装置
JP2011155131A (ja) * 2010-01-27 2011-08-11 Disco Abrasive Syst Ltd ウエーハ搬送機構
JP5623213B2 (ja) * 2010-09-17 2014-11-12 株式会社ディスコ 切削加工装置
JP5596579B2 (ja) * 2011-01-28 2014-09-24 リンテック株式会社 板状部材の搬送装置
JP5864114B2 (ja) * 2011-03-15 2016-02-17 株式会社Sumco ウエハ搬送装置
JP5908703B2 (ja) * 2011-11-11 2016-04-26 株式会社ディスコ 研削装置及び円形板状ワークの洗浄方法
JP5850757B2 (ja) * 2012-02-01 2016-02-03 株式会社ディスコ 加工装置
JP5930196B2 (ja) * 2012-06-25 2016-06-08 株式会社ディスコ 研削装置
JP2013055360A (ja) * 2012-12-17 2013-03-21 Lintec Corp 支持装置及び支持方法
JP6220240B2 (ja) * 2013-11-15 2017-10-25 株式会社ディスコ 研削装置
JP6298364B2 (ja) * 2014-06-09 2018-03-20 株式会社ディスコ 加工装置
JP6294793B2 (ja) * 2014-08-19 2018-03-14 株式会社ディスコ エッジクランプ搬送機構
JP6689160B2 (ja) * 2016-08-24 2020-04-28 株式会社ディスコ 板状物搬送装置及び加工装置
JP6810585B2 (ja) * 2016-11-30 2021-01-06 タツモ株式会社 チャック装置及び貼合装置
JP2020102573A (ja) * 2018-12-25 2020-07-02 株式会社ディスコ 搬送装置及び加工装置
CN114454075B (zh) * 2021-03-03 2022-12-16 华中科技大学 凸轮驱动的晶圆定位及托起装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09181154A (ja) * 1995-12-25 1997-07-11 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板熱処理装置
JP2000323378A (ja) * 1999-05-07 2000-11-24 Nec Corp レチクル取り出し収納装置及びレチクル取り出し収納方法
JP2002043393A (ja) * 2000-07-25 2002-02-08 Assist Japan Kk ノッチ合わせ装置
JP2003188245A (ja) * 2001-10-12 2003-07-04 Mitsubishi Electric Corp 半導体製造装置および半導体製造方法
JP2004127979A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Nikon Corp 基板支持装置、これを備えた検査装置および露光装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5192087A (en) * 1990-10-02 1993-03-09 Nippon Steel Corporation Device for supporting a wafer

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09181154A (ja) * 1995-12-25 1997-07-11 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板熱処理装置
JP2000323378A (ja) * 1999-05-07 2000-11-24 Nec Corp レチクル取り出し収納装置及びレチクル取り出し収納方法
JP2002043393A (ja) * 2000-07-25 2002-02-08 Assist Japan Kk ノッチ合わせ装置
JP2003188245A (ja) * 2001-10-12 2003-07-04 Mitsubishi Electric Corp 半導体製造装置および半導体製造方法
JP2004127979A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Nikon Corp 基板支持装置、これを備えた検査装置および露光装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101043019B (zh) 2010-12-01
JP2007258450A (ja) 2007-10-04
CN101043019A (zh) 2007-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4634950B2 (ja) ウエーハの保持機構
JP4634949B2 (ja) ウエーハの保持パッド
KR102214368B1 (ko) 반송 장치
US7608523B2 (en) Wafer processing method and adhesive tape used in the wafer processing method
JP2011096767A (ja) ウエーハの加工方法
JP4833629B2 (ja) ウエーハの加工方法および研削装置
JP5525794B2 (ja) 板状ワーク着脱方法及び加工装置
JP2007158239A (ja) 基板の切削加工方法
JP2002184721A (ja) 垂直型ウェーハソーイング装置
US20040099112A1 (en) Plate-like carrying mechanism and dicing device with carrying mechanism
JP2009253244A (ja) ウエーハの搬出方法
JP2011054808A (ja) ウエーハの加工方法及び該加工方法により加工されたウエーハ
US10692766B2 (en) Method of cutting workpiece
JP5037379B2 (ja) 板状物の搬送装置
JP2015115574A (ja) ウェーハ搬送システム
JP2012169487A (ja) 研削装置
JP6037685B2 (ja) 研削装置
JP2011071288A (ja) ウエーハの加工方法
JP2011071287A (ja) ウエーハの加工方法
TW202105577A (zh) 輸送裝置
JP6474233B2 (ja) フレームユニット
JP2011071289A (ja) ウエーハの加工方法
JP2015076469A (ja) ウェーハ搬送装置
JP6220240B2 (ja) 研削装置
JP2012190930A (ja) ウエーハ及びウエーハの搬送方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100817

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100819

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101116

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4634950

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131126

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131126

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250