JPH0976136A - ワーククランプ装置 - Google Patents

ワーククランプ装置

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JPH0976136A
JPH0976136A JP25824795A JP25824795A JPH0976136A JP H0976136 A JPH0976136 A JP H0976136A JP 25824795 A JP25824795 A JP 25824795A JP 25824795 A JP25824795 A JP 25824795A JP H0976136 A JPH0976136 A JP H0976136A
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JP
Japan
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arm portion
arm
work
tip
rotation axis
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JP25824795A
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English (en)
Inventor
Shigeo Sakota
茂生 迫田
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で低コストのワーククランプ装置
を提供する。 【解決手段】 本装置は、レール13と、レール13上
を滑動可能なスライドユニット14と、スライドユニッ
ト14に回転軸15を中心として回転自在に取り付けら
れたアーム部16と、スライドユニット14を直線駆動
するエアシリンダ22と、カムブロック25とを備え
る。アーム部16は、引っ張りコイルバネ33によって
所定の角度だけ起き上がった状態に保持されている。エ
アシリンダ22のシャフト26が縮むとスライドユニッ
ト14が右方に移動し、カムフォロワ29のローラがカ
ムブロック25の側壁面に当接する。スライドユニット
14がさらに右方に移動すると、カムフォロワ29はカ
ムブロック25の側壁面に沿って下方に転動し、これに
よってアーム部16に右回転方向の力が作用して、アー
ム部16の先端部によって液晶パネル24をクランプす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種組立装置等にお
いて部品その他のワークをクランプするためのワークク
ランプ装置に係り、例えば液晶パネルフレームマウント
装置において位置決めされた液晶パネルをクランプする
ためのワーククランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のワーククランプ装置は、
例えば図6に示すような構成になっていた。この図は液
晶パネルを2軸制御でクランプする装置を表すもので、
ワーク載置台101に位置決めされた液晶パネル102
は、アーム103を水平方向(X)および垂直方向
(Y)に駆動することによりアーム103の先端部のク
ランプパッド104でクランプされるようになってい
る。この装置では、液晶パネル102はクランプパッド
104によって垂直方向にクランプされるため、クラン
プ時における水平方向の位置ずれが生じないという利点
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
クランプ装置は2軸制御によってクランプパッド104
を移動させるようになっており、駆動軸数が多い。この
ため、構造が複雑となって装置が大型化すると共に、製
作コストが高くなるという問題があった。
【0004】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その課題は、簡単な構造で低コストのワーククラ
ンプ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のワークク
ランプ装置は、回転軸を中心として回転自在に配設され
たアーム部と、このアーム部を前記回転軸と直交する方
向に直線駆動させるための直線駆動手段と、クランプ対
象のワークと前記アームとの間に固設されたブロック体
と、前記回転軸と直交するアーム部側面から突出して設
けられ、前記直線駆動手段によってアーム部がワーク方
向に移動したときに前記ブロック体の側壁面に当接して
アーム部を回転させるための突起部とを備えている。
【0006】請求項2記載のワーククランプ装置は、請
求項1記載の装置において、前記突起部を、前記アーム
部の回転軸と平行な回転軸を有する回転自在なローラで
構成したものである。
【0007】請求項3記載のワーククランプ装置は、請
求項1記載の装置において、前記ワークをクランプする
瞬間におけるアーム部先端部の軌跡をワークのクランプ
面とほぼ垂直にしたものである。
【0008】請求項4記載のワーククランプ装置は、請
求項3記載の装置において、前記アーム部の先端部のク
ランプ面を前記回転軸を通る半径から所定距離だけアー
ム部の回転方向にずらした位置に設定することにより、
ワークをクランプする瞬間におけるアーム部先端部の軌
跡をワークのクランプ面とほぼ垂直にしたものである。
【0009】請求項1記載のワーククランプ装置では、
アーム部の突起部がブロック体の側壁面に当接すること
によって一軸の直線運動がアーム部の回転動作および直
線動作に変換され、アームの先端部によってワークがク
ランプされる。
【0010】請求項2記載のワーククランプ装置では、
アーム部のローラが、ブロック体の側壁面に当接した
後、この面に沿って転動し、これによってアーム部を回
転させる。
【0011】請求項3記載のワーククランプ装置では、
ワークはアーム部からほぼ垂直方向の力のみを受けるこ
ととなる。このため、ワークの水平方向の位置ずれが生
じない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0013】図1および図2は本発明の一実施の形態に
係るワーククランプ装置の側面を表すものである。ここ
で、図1は非クランプ状態を、図2はクランプ状態を表
す。この装置は、ターンテーブル11上のベース12に
固設されたレール13と、このレール13上に滑動可能
に配設されたスライドユニット14と、スライドユニッ
ト14の一部に回転軸15を中心として回転自在に取り
付けられたアーム部16と、スライドユニット14を図
中左方に直線駆動するエアシリンダ22(直線駆動手
段)と、ターンテーブル11上に固設された液晶パネル
載置台23とアーム部16との間に固設されたカムブロ
ック25(ブロック体)とを備えている。液晶パネル載
置台23にはワーク対象である液晶パネル24が位置決
め配置されるようになっている。スライドユニット14
は、ベース12上に設けられたバネ取付部34とスライ
ドユニット14の本体部との間に掛け渡された引っ張り
ばね35の張力によって、カムブロック25の方向に付
勢されている。
【0014】ターンテーブル11は図示しない回転軸
(図中左方)を中心として回転可能であり、90度回転
することによって液晶パネル24が載置された液晶パネ
ル載置台23を次のステージ(工程)に移動させること
ができるようになっている。ターンテーブル11の下方
には、装置ベース(図示せず)に固設された支持台21
が設けられ、これにエアシリンダ22が固設されてい
る。エアシリンダ22のシャフト26の先端部28は、
図1に示すようにシャフト26が突出したときに、ター
ンテーブル11の開口27を通って下垂するスライドユ
ニット14の下端部35を左方へ押し、スライドユニッ
ト14を引っ張りばね35の張力に抗してレール13上
で滑動させるようになっている。
【0015】スライドユニット14に回転可能に取り付
けられたアーム部16の側面(アーム部16の回転軸と
直交する面)にはカムフォロワ29(突起部)が設けら
れている。このカムフォロワ29は、アーム部16の回
転軸と平行な回転軸を中心として自由回転可能なローラ
を備え、スライドユニット14が液晶パネル載置台23
の方向に移動してその終点位置近傍に達した所でカムブ
ロック25の側壁面に当接するようになっている。
【0016】アーム部16の一部にはバネ取付部31が
設けられ、これとスライドユニット14上に設けられた
バネ取付部32との間に引っ張りコイルバネ33が掛け
渡されている。これにより、シャフト26が突出してス
ライドユニット14が液晶パネル載置台23から離れた
位置(図中左方)に移動したときは、アーム部16は、
図1に示すように、水平方向から所定の角度だけ起きた
状態に保持されるようになっている。なお、アーム部1
6の先端部のワークに接触する部分はシリコンゴムによ
って被覆されている。
【0017】一方、シャフト26が引き込まれ、引っ張
りばね35の張力によってスライドユニット14が液晶
パネル載置台23に近づく方向(図中右方)に移動し、
図2に示すように、カムフォロワ29がカムブロック2
5に当接すると、アーム部16が水平方向に回転して、
液晶パネル24を押さえるようになっている。
【0018】そして、液晶パネル載置台23への液晶パ
ネル24のセットは、図1に示すように、スライドユニ
ット14が左方に移動してアーム部16が起き上がった
状態で行われ、ターンテーブル11の回転は、図2に示
すように、スライドユニット14が右方に移動してアー
ム部16が液晶パネル24を押さえた状態で行われるよ
うになっている。
【0019】次に、以上のような構成のワーククランプ
装置の動作を説明する。
【0020】図3はワーククランプ装置の動作に係わる
主要部を表すものである。この図の(A)の位置におい
ては、アーム部16は、引っ張りコイルバネ33(図
1)の張力により、水平方向から所定の角度だけ起き上
がった状態に保持されている。ここで、エアシリンダ2
2のシャフト26(図1)が縮む方向に動作するとスラ
イドユニット14が右方に移動し、図3の(B)の位置
でカムフォロワ29のローラがカムブロック25の側壁
面に当接する。スライドユニット14がさらに右方に移
動すると、カムフォロワ29はカムブロック25の側壁
面に沿って下方に転動し、これによってアーム部16に
右回転方向の力が作用する。すなわち、アーム部16の
先端部は、右方への直線移動と回転軸15を中心とした
回転移動とが合成された軌跡(矢印41)で移動し、液
晶パネル24をクランプすることになる。
【0021】このように、本実施の形態では、駆動動力
としては直線駆動を行うエアシリンダ22を用いるのみ
でよく、極めて簡単かつコンパクトな構造で液晶パネル
24のクランプが可能となる。
【0022】図4は本発明の他の実施の形態に係るワー
ククランプ装置およびその動作を表すものである。本実
施の形態では、アーム部16のワーク接触面42を、回
転軸15を通る回転半径から所定量Dだけずらした位置
に設定する。その他の構成および動作は図3の場合と同
様である。すなわち、(A)の位置では、アーム部16
は、引っ張りコイルバネ33(図1)の張力により、水
平方向から所定の角度だけ起き上がった状態に保持され
るが、エアシリンダ22のシャフト26(図1)が縮む
方向に動作するとスライドユニット14が右方に移動し
て図4の(B)の位置でカムフォロワ29のローラがカ
ムブロック25の側壁面に当接し、スライドユニット1
4がさらに右方に移動することによってカムフォロワ2
9はカムブロック25の側壁面に沿って下方に転動し、
アーム部16に右回転方向の力が作用する。そして、ア
ーム部16の先端部は、右方への直線移動と回転軸15
を中心とした回転移動とが合成された軌跡(矢印43)
で移動し、液晶パネル24をクランプすることになる。
【0023】図5は、図3のワーククランプ装置および
図4のワーククランプ装置におけるアーム部16の先端
部の軌跡を描いたもので、符号45は図3の場合、符号
46は図4の場合を表すものである。この図で、横軸は
液晶パネル24の中心位置からの距離を示し、縦軸はア
ーム部16の開度(水平からの角度)を示している。こ
の図から明らかなように、アーム部16のワーク接触面
が回転軸を通る回転半径上にある場合、すなわち回転軸
とワーク接触面との間にオフセットがない場合には、ア
ーム部16の先端部は液晶パネル24に斜め上方から接
触することになる。このため、アーム部16によってク
ランプされる瞬間に液晶パネル24の位置が水平方向に
ずれるおそれがある。これに対して、回転軸とワーク接
触面との間にオフセットDがある場合には、アーム部1
6の先端部は液晶パネル24にほぼ垂直に接触すること
になるため、クランプに伴う液晶パネル24の水平方向
の位置ずれは発生しない。
【0024】なお、オフセット量Dは、アーム部16の
回転中心(回転軸15)に対するカムフォロワ29の相
対位置等をシミュレーションすることにより、アーム部
16の先端部が液晶パネル24に垂直に接触するような
値に設定することが可能である。この場合、カムフォロ
ワ29が当接して転動するカムブロック25の側壁面
は、ベース12と垂直でなく、ある程度傾けるように構
成されてもよい。この傾き加減によってもアーム部16
の先端部の軌跡の修正が可能である。さらに、カムブロ
ック25の側壁面は平面でなく一定の曲面で構成しても
よい。この曲面の形状によっても、アーム部16の先端
部の軌跡の修正が可能である。
【0025】なお、本実施の形態は液晶パネルをクラン
プ対象ワークとして説明したが、これに限るものではな
く、他の部品等のクランプにも適用できるのはもちろん
である。また、本実施の形態では液晶パネルを水平に配
置すると共にスライドユニット14も水平方向に直線移
動するとしたが、これに限るものではなく、水平方向か
らある程度傾斜していても問題はない。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るワーク
クランプ装置によれば、アーム部の突起部がブロック体
の側壁面に当接することによって一軸の直線運動をアー
ム部の回転動作および直線動作に変換し、アームの先端
部によってワークをクランプするようにしたので、従来
のような2軸制御が不要となり、装置構成が簡単かつコ
ンパクトになり、低コストでの製作も可能となるという
効果がある。
【0027】特に、請求項2記載のワーククランプ装置
によれば、突起部を、アーム部の回転軸と平行な回転軸
を有する回転自在なローラで構成したので、このローラ
はブロック体の側壁面に当接した後、この面に沿って滑
らかに転動する。このため、アーム部の回転も滑らかと
なり、ワークのクランプ動作が円滑となる。
【0028】また、請求項3または請求項4記載のワー
ククランプ装置によれば、前記ワークをクランプする瞬
間におけるアーム部先端部の軌跡がワークのクランプ面
とほぼ垂直になるように構成したので、ワークはアーム
部からほぼ垂直方向の力のみを受けることとなる。この
ため、クランプに伴うワークの水平方向の位置ずれを防
止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るワーククランプ装
置の非クランプ状態での側面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るワーククランプ装
置のクランプ状態での側面図である。
【図3】このワーククランプ装置の動作を表す図であ
る。
【図4】他の実施の形態に係るワーククランプ装置の要
部と動作とを表す図である。
【図5】ワーククランプ装置のアーム部の軌跡を表す図
である。
【図6】従来のワーククランプ装置の一例を表す図であ
る。
【符号の説明】
11 ターンテーブル 13 レール 14 スライドユニット 15 回転軸 16 アーム部 22 エアシリンダ 23 液晶パネル載置台 24 液晶パネル 25 カムブロック 29 カムフォロワ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を中心として回転自在に配設され
    たアーム部と、 このアーム部を前記回転軸と直交する方向に直線駆動さ
    せるための直線駆動手段と、 クランプ対象のワークと前記アームとの間に固設された
    ブロック体と、 前記回転軸と直交するアーム部側面から突出して設けら
    れ、前記直線駆動手段によってアーム部がワーク方向に
    移動したときに前記ブロック体の側壁面に当接してアー
    ム部を回転させるための突起部とを備え、 前記直線駆動をアーム部の回転動作および直線動作に変
    換し、前記アームの先端部でワークをクランプすること
    を特徴とするワーククランプ装置。
  2. 【請求項2】 前記突起部は、前記アーム部の回転軸と
    平行な回転軸を有する回転自在なローラで構成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のワーククランプ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ワークをクランプする瞬間における
    アーム部先端部の軌跡をワークのクランプ面とほぼ垂直
    にしたことを特徴とする請求項1記載のワーククランプ
    装置。
  4. 【請求項4】 前記アーム部の先端部のクランプ面を前
    記回転軸を通る半径から所定距離だけアーム部の回転方
    向にずらした位置に設定することにより、ワークをクラ
    ンプする瞬間におけるアーム部先端部の軌跡をワークの
    クランプ面とほぼ垂直にしたことを特徴とする請求項3
    記載のワーククランプ装置。
JP25824795A 1995-09-12 1995-09-12 ワーククランプ装置 Pending JPH0976136A (ja)

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JP25824795A JPH0976136A (ja) 1995-09-12 1995-09-12 ワーククランプ装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103273351A (zh) * 2013-06-09 2013-09-04 山东派克诺尔机器有限公司 加工中心的双夹紧机构
CN106181493A (zh) * 2016-08-31 2016-12-07 襄阳长源东谷实业股份有限公司 一种飞轮壳加工夹具
CN109396494A (zh) * 2018-12-21 2019-03-01 缙云宏基橡塑有限公司 棒材端面双向自动钻孔机及其加工方法

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