JP3597382B2 - 治具の受け装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワークを位置決め支持するための治具に設けられる受け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のボデーパネル等のパネル状ワークに部品を組付ける際には、ワークを治具により規定の姿勢で位置決め支持して組付け装置に移送する必要がある。
【0003】
この種の用途に用いられる治具20としては、図6に示すように、定盤21上に2本の位置決めピン22を突設し、これをワーク4の位置決め孔に嵌入して前後方法および幅方向で位置決めすると共に、ワーク4の周囲4箇所を受け装置25で両面からクランプして密着保持することにより、ワーク4を所定姿勢に保持するものがある。
【0004】
従来の受け装置25としては、図7に示すように、定盤21に立設した支柱26と、開閉可能に枢支されたクランプ部材27とでワーク4の端縁を上下からクランプするようにしたものが一般的である。この受け装置25では、クランプ部材27および支柱26の各クランプ面がワーク4と面接触する平坦状に形成されており、両平坦面でワーク4をクランプして密着保持することにより、ワーク4が所定の姿勢で支持されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図7に示す受け装置は、平坦面の傾きが固定されているため、パネルを形状の異なるものに変更する際にはそのまま流用することができず、変更後のパネル形状に合ったものに交換する必要がある。そのため、パネルの種類数に合わせて多種多様の受け装置を準備する必要があり、設備投資が増大する。多種類のパネルにも対応できる汎用性を持たせた受け装置として、図8(a)(b)に示すように、支柱26をピンポイント構造にしたり(同図a)、あるいは球面支持構造(同図b)にしたものも見受けられるが、これではパネル4を正確に固定することができず、後の組付け作業において誤差を生じる可能性がある。
【0006】
そこで、本発明は、多種多様のワークにも対応可能な汎用性を有し、かつ正確でかつ確実な位置決めが可能な治具の受け装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的の達成のため、本発明は、ワークを位置決め支持するための治具に設けられ、開閉可能の一対のクランプ部材によりワークを両側からクランプして所定姿勢に保持する受け装置であって、
一方のクランプ部材が、回転可能のベース部と、ベース部に設けられ、ベース部の回転軸と平行方向に独立してスライド可能の少なくとも3つのアジャストピンとを有し、かつ、アジャストピンのうちの一つがベース部の回転軸と同軸に設けられものであり、
各アジャストピンスライド運動、若しくはそのスライド運動とベース部の回転運動との組合わせにより、各アジャストピンの先端を、3次元空間の、ワークの前記一方のクランプ部材による被クランプ面の形状と対応する面にそれぞれ一致させる治具の受け装置を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図6に基いて説明する。
【0009】
図1に示すように、本発明にかかる受け装置1は、上下のクランプ部材2、3でパネル状のワーク4の長手方向両側に形成された平面部4aを上下からクランプし、ワーク4を所定姿勢に支持するものである。
【0010】
図2に示すように、下クランプ部材3は、ベース部5に3つのアジャストピン6a〜6cを突設して構成される。ベース部5は、下端を定盤(21:図6参照)に固定した柱状の支持部7に回転可能に支持されている。支持部7にはステッピングモータ等の回転駆動源が内蔵されており、この回転駆動源を起動することによって、ベース部5が回転軸Oを中心として正逆方向(一方向の回転でもよい)に回転駆動される。回転軸Oの向きは、ワーク4の平坦部4aとほぼ直交する方向に設定するのがよい。
【0011】
3つのアジャストピン6a〜6cは互いに平行に配設され、ベース部5に内蔵されたスライド駆動源(図示せず)により、回転軸Oと平行に独立して往復スライド駆動される。3つのアジャストピン6a〜6cは、平面視で任意の三角形、例えば正三角形を描くように配置され、そのうちの一つ(第1アジャストピン)は、ベース部5の回転軸Oと同軸に配置されている。
【0012】
上クランプ部材2は、ワーク4の平坦部4aとの接触面を平坦にした箱型に形成され、その上部には開閉アーム11の一端が枢軸11aを介して回転可能に枢着されている。開閉アーム11は、その他端が、図示しない開閉用エアシリンダのピストンロッドに回転自在に枢着され、かつその中間部が基部10に回転可能に軸支されている。基部10は一端を支持部7に固定した連結部材9の他端に固定されており、以上から、開閉アームは枢軸11bを中心として揺動可能である。
【0013】
以下、上記受け装置1によるワーク4の位置決め方法について説明する。
【0014】
まず、開閉用シリンダを起動し、開閉アーム11を図1の矢印方向に揺動させて上クランプ部材2を開く。
【0015】
これと前後して、3次元計測機により、CADデータ等の基準データからマスターワークの基準面(ワーク4の下クランプ部材3による被クランプ面に対応した面)上の任意の3点(以下、「指標点」という)の3次元座標を読み取る。この場合の指標点は、これを回転軸Oと直交する平面へ投影した時の3つの二点間距離がそれぞれアジャストピン6a〜6cの軸心間距離と一致し、かつ、そのうちの一点(第1指標点)が回転軸Oの延長線上に位置するように設定する。
【0016】
次いで、図3(a)に示すように、ロボットアーム13を起動してその先端に取り付けた位置決め部材14を移送し、位置決め部材14の基準点(P:ロボットアーム13の中心軸上に設けるのがよい)を上記第1指標に配置する。その後、第1アジャストピン6aをスライドさせ、ピン6aの先端を位置決め部材14に当接させる。これにより、第1アジャストピン6aの位置決めがなされる。
【0017】
この状態を、回転軸Oと直交する平面上で見ると、同図(b)に示すようになる。図において□は、当該平面上に投影した第1指標点〜第3指標点(X1〜X3)を表わし、○は第1アジャストピン6aの軸心Y1(回転軸O)を表わし、△および×はそれぞれ第2および第3アジャストピン6b、6cの軸心(Y2、Y3)を表わす。なお、(a)図は、(b)図の矢印方向から見た図である。以上の対応関係は図4(b)においても同様である。
【0018】
次いで、ロボットアーム13を起動して位置決め部材14を移送し、図4(a)に示すように基準点Pを第2指標点X2に配置する。その後、ベース部5を回転させて第2アジャストピン6bの軸心Y2を第2指標点X2と一致させ、さらに第2アジャストピン6bをスライドさせて、その先端を位置決め部材14に当接させる。これにより、第2アジャストピン6bの位置決めがなされる。この時、ベース部5の回転軸Oと第1アジャストピン6aの軸心Y1が一致しているので、ベース部5の回転に伴って第1アジャストピン6aと第1指標点X1との間にずれが生じることはない。
【0019】
その後、ロボットアーム13により位置決め部材14の基準点Pを第3指標点X3に配置する。この時、図4(b)からも明らかなように、既に前工程で各アジャストピン6a〜6cの軸心Y1〜Y3と各指標点X1〜X3の位相が合致しているため、ベース部5を回転させることなく、図5に示すように、第3アジャストピン6cをスライドさせてその先端を位置決め部材14に当接させれば、第3アジャストピン6cの位置決めを行うことができる。
【0020】
以上の手順から、各アジャストピン6a〜6cの先端で定義される平面15の傾き(3次元方向の傾き)はマスターワークの基準面の傾きに一致する。従って、図6に示す4つの受け装置のそれぞれについて上記調整を行った後、下クランプ部材3上にワーク4を載せ、さらに開閉用エアシリンダで上クランプ部材2を閉じて上下のクランプ部材2、3でワーク4をクランプすれば、ワーク4を所定の姿勢に位置決め保持することができる(なお、ワークの前後方向および幅方向での位置決めは、位置決めピン22と位置決め穴との嵌合によりなされる:図6参照)。上クランプ部材2は、図1に示すように、固定側に対して2つの枢軸11a、11bを介して支持されているので、平坦部4aの傾きの異なるワーク4であっても平坦面をワーク4表面に確実に面接触させることができる。
【0021】
以上の説明では、ワークの被クランプ面が平面である場合を説明したが、本発明は被クランプ面が曲面等の立体形状である場合にも適用することができる。また、アジャストピン6a〜6cは3本あれば十分であるが、必要に応じてそれ以上のアジャストピンを用いても構わない。この場合、指標点X1〜X3もアジャストピンと同数分設定する。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、ワークを形状の異なるものに変更する場合でも簡単な調整で容易に新たなワークを所定姿勢に支持することができ、多種多様なワークに対応できる汎用性を有する。従って、設備投資の低減を図ることができる。また、ワークを所定の姿勢で確実に支持することができ、治具による搬送中の位置ずれも生じないので、後工程での組付け誤差を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる治具の受け装置の側面図である。
【図2】下クランプ部材の斜視図である。
【図3】(a)図は第1アジャストピンの位置決め状況を示す図(b図の矢印方向から見た図)、(b)図は回転軸Oと直交する平面を表わす図である。
【図4】(a)図は第2アジャストピンの位置決め状況を示す図(b図の矢印方向から見た図)、(b)図は回転軸Oと直交する平面を表わす図である。
【図5】第3アジャストピンの位置決め状況を示す図(図4(b)の矢印方向から見た図)である。
【図6】治具の斜視図である。
【図7】従来の受け装置の側面図である。
【図8】従来の受け装置を示す側面図で、(a)図はピンポイント支持タイプを、(b)図は球面支持タイプを示す。
【符号の説明】
1 受け装置
2 上クランプ部材
3 下クランプ部材
4 ワーク
5 ベース部
6 a 第1アジャストピン
6b 第2アジャストピン
6 c 第3アジャストピン
7 支持部
O 回転軸

Claims (1)

  1. ワークを位置決め支持するための治具に設けられ、開閉可能の一対のクランプ部材によりワークを両側からクランプして所定姿勢に保持する受け装置であって、
    一方のクランプ部材が、回転可能のベース部と、ベース部に設けられ、ベース部の回転軸と平行方向に独立してスライド可能の少なくとも3つのアジャストピンとを有し、かつ、アジャストピンのうちの一つがベース部の回転軸と同軸に設けられものであり、
    各アジャストピンスライド運動、若しくはそのスライド運動とベース部の回転運動との組合わせにより、各アジャストピンの先端を、3次元空間の、ワークの前記一方のクランプ部材による被クランプ面の形状と対応する面にそれぞれ一致させることを特徴とする治具の受け装置。
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