JP3340173B2 - ワーク保持装置 - Google Patents

ワーク保持装置

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JP3340173B2
JP3340173B2 JP04622593A JP4622593A JP3340173B2 JP 3340173 B2 JP3340173 B2 JP 3340173B2 JP 04622593 A JP04622593 A JP 04622593A JP 4622593 A JP4622593 A JP 4622593A JP 3340173 B2 JP3340173 B2 JP 3340173B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動溶接時等にワーク
を保持するワーク保持装置に関し、特に異種類のワーク
を保持可能とするものに係わる。
【0002】
【従来の技術】一般に、板金等のワークを自動溶接する
ときなどにはワークを治具で保持するようにしており、
この治具は、ワークの大きさや形状等が異なる毎に違っ
たものとなる。従って、一つの生産ラインに異種類のワ
ークを流す場合、そのワークの種類数に相当する分ワー
ク保持治具を用意し、ワークの種類に応じてワーク保持
治具を交換することが必要である。
【0003】そして、従来、ワーク保持治具を自動的に
交換する装置としては、基盤上に矩形平板状の回転テー
ブルの両端をそれぞれ軸受部材を介して水平軸回りに回
転可能に支持するとともに、該回転テーブルの両面に互
いに異なる種類のワークを保持可能な二つのワーク保持
治具を取付け、ワークの種類に応じて上記回転テーブル
を180度回転して、使用するワーク保持治具を上側に
するようにしたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ものでは、二種類のワーク保持治具を交換することがで
きるに過ぎないので、一つの生産ラインに三種類以上の
ワークを流すことができない。また、ワーク保持治具
は、回転テーブルの水平軸回りの回転のみで姿勢変更が
できるに過ぎないため、この治具で保持されたワークに
対して溶接ガン等の工具で作業を行うときワーク側で姿
勢変更を行うことが殆どできず、その分作業時間が長く
かかるとともに、作業精度の低下を招くという問題もあ
る。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、交換できるワーク保持
治具の個数を増やすとともに、ワーク保持治具の姿勢を
比較的自由に変更可能とすることにより、多種類の同時
生産に適しかつ作業時間の短縮化及び作業精度の向上を
図り得るワーク保持装置を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、ワーク保持装置として、基
盤上に軸受部材を介して水平軸回りに回転可能に支持さ
れた回転軸と、該回転軸を回転駆動する第1の駆動手段
と、上記回転軸の両端部にそれぞれ中央部が回転一体に
固定された一対のアーム部材と、該両アーム部材の端部
同士間にそれぞれ配置され、両端が各々アーム部材の端
部に水平軸回りに回転可能に支持された二つの略矩形平
板状の回転テーブルと、該両回転テーブルをそれぞれ回
転駆動する二つの第2の駆動手段と、上記各回転テーブ
ルの両面にそれぞれ取付けられ、互いに異なる種類のワ
ークを保持可能な四つのワーク保持治具とを備える構成
とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明に従属し、その構成要素である第1及び第2の駆動手
段を共にサーボモータで構成するものである。
【0008】
【作用】上記の構成により、請求項1記載の発明におけ
るワーク保持装置では、一つの生産ラインに四種類のワ
ークを流す場合でも、ワークの種類に応じて、アーム部
材が第1の駆動手段の作動により回転軸と一体に回転す
るとともに、該アーム部材端部の回転テーブルが第2の
駆動手段の作動により回転し、これにより、使用するワ
ーク保持治具が、回転テーブルの上側にかつ溶接ガン等
の作業工具に近い側に位置するようになり、ワークの保
持ひいてはそのワークに対する溶接等の作業を行うこと
ができる。しかも、上記ワーク保持治具は、アーム部材
(回転軸)の回転と回転テーブルの回転とで姿勢変更が
可能であるため、この治具で保持されたワークの姿勢変
更も比較的自由に行うことができる。
【0009】請求項2記載の発明では、上記第1及び第
2の駆動手段が共にサーボモータからなるので、ワーク
保持治具ないしワークの姿勢変更を適切に行うことがで
きることになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】図1〜図3は本発明の一実施例に係わるワ
ーク保持装置を示し、1は矩形平板状の基盤、2及び3
は該基盤1の長手方向両側に立設された一対の軸受部材
であって、該軸受部材2,3の上部には、軸線が水平方
向に延びる回転軸4の両端が軸線回りつまり水平軸回り
に回転自在に支持されている。一方の軸受部材2には、
上記回転軸4を回転駆動する第1の駆動手段としてのサ
ーボモータ5が取付けられている。
【0012】上記回転軸4の両端部には軸受部材2,3
よりも内側の位置に一対のアーム部材6,6の中央部が
回転一体に嵌着されている。該両アーム部材6,6の端
部同士間には二つの略矩形平板状の回転テーブル7,7
が配置され、該各回転テーブル7の両端は、それぞれ各
アーム部材6の端部に水平軸回りに回転可能に支持され
ているとともに、両回転テーブル7,7の回転中心は、
上記回転軸4の軸心を極として極対称となるように設定
されている(図3参照)。一方のアーム部材6の両端部
には、それぞれ対応する回転テーブル7を回転駆動する
第2の駆動手段として、一つずつ計二つのサーボモータ
8,9が取付けられている。
【0013】上記各回転テーブル7の両面にはそれぞれ
一つのワーク保持治具11,12,13又は14が取付
プレート15を介して取付られている。これら合計四つ
のワーク保持治具11〜14は、互いに大きさや形状が
異なる四種類のワーク(例えば板金等)を保持可能とす
るものであって、図4に拡大詳示するように、受け台1
6と、該受け台16との間にワークを挟持する複数の挟
持部材17,17,…と、該各挟持部材17を挟持位置
と待機位置との間で移動させる複数のシリンダ18,1
8,…とを有している。
【0014】尚、図2中、21は上記三つのサーボモー
タ5,8,9の作動を制御するコントローラである。ま
た、各サーボモータ5,8,9は、図示していないが、
その回転軸の回転から被駆動体である回転軸4又は回転
テーブル7の回転角を検出するエンコーダを内蔵してお
り、これらのエンコーダの検出信号は、上記コントロー
ラ21に入力され、該コントローラ21によるサーボモ
ータ5,8,9のフィードバック制御に供される。
【0015】次に、上記実施例の作用・効果について説
明するに、一つの生産ラインに四種類のワークを流す場
合でも、ワーク保持装置においては、ワークの種類に応
じて、コントロール21の制御の下に、サーボモータ5
が作動してアーム部材6が回転軸4と一体にその軸線
(水平軸)回りに略180度毎回転するとともに、少な
くとも一方のサーボモータ8,9が作動して回転テーブ
ル7が水平軸回りに略180度毎回転する。これによ
り、四つのワーク保持治具11〜14のうち、使用する
一つのワーク保持治具が、回転テーブル7の上側にかつ
溶接ガン等の作業工具に近い側に位置するようになり、
ワークの保持ひいてはそのワークに対する溶接等の作業
を行うことができる。
【0016】しかも、上記各ワーク保持治具11〜14
は、その使用の際にアーム部材6の回転と回転テーブル
7の回転とで姿勢変更が可能であり、例えばアーム部材
6の回転で使用する一つのワーク保持治具11を所定の
高さに位置させた後、回転テーブル7の回転で該ワーク
保持治具11の向きを水平軸回りに変えることにより保
持されたワークの姿勢変更をも比較的自由に行うことが
できる。このため、ワークに対する自動溶接等の作業を
迅速にかつ確実に行うことができ、作業時間の短縮化及
び作業精度の向上を図ることができる。また、アーム部
材6を略180度回転させてワーク保持治具11〜14
の使用を変更するとき、ワーク保持治具11〜14が回
転軸4の軸心を中心とする最小の回転半径内で回転する
よう回転テーブル7の回転により姿勢変更することがで
き、基盤1との干渉を回避しつつ軸受部材2,3の高さ
寸法を可及的に小さくすることができ、装置の小型化を
も図ることができる。
【0017】さらに、本実施例の場合、特に回転軸4及
び回転テーブル7をそれぞれサーボモータ5,8,9で
駆動する構成にしているので、ワーク保持治具11〜1
4ないしワークの姿勢変更を迅速にかつ正確に行うこと
ができ、作業時間の短縮化等をより図ることができる。
【0018】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明におけ
るワーク保持装置によれば、一つの生産ラインに四種類
のワークを流す場合にも、ワークの種類に応じたワーク
保持治具を、アーム部材の回転と回転テーブルの回転と
により回転テーブルの上側にかつ作業工具に近い側に移
動させて、ワークの保持ひいてはそのワークに対する作
業を行うことができ、多種類の同時生産に適したもので
ある。しかも、治具で保持されたワークの姿勢変更を比
較的自由に行うことができるので、作業時間の短縮化及
び作業精度の向上を図ることができる。
【0019】また、請求項2記載の発明によれば、回転
駆動手段をサーボモータで構成することにより、ワーク
保持治具ないしワークの姿勢変更を適切に行うことがで
き、作業時間の短縮化等をより図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わるワーク保持装置の斜視
図である。
【図2】同正面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】ワーク保持治具の斜視図である。
【符号の説明】
1 基盤 2,3 軸受部材 4 回転軸 5 サーボモータ(第1の駆動手段) 6 アーム部材 7 回転テーブル 8,9 サーボモータ(第2の駆動手段) 11〜14 ワーク保持治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 37/04 B23Q 3/02 B23Q 3/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基盤上に軸受部材を介して水平軸回りに
    回転可能に支持された回転軸と、 該回転軸を回転駆動する第1の駆動手段と、 上記回転軸の両端部にそれぞれ中央部が回転一体に固定
    された一対のアーム部材と、 該両アーム部材の端部同士間にそれぞれ配置され、両端
    が各々アーム部材の端部に水平軸回りに回転可能に支持
    された二つの略矩形平板状の回転テーブルと、 該両回転テーブルをそれぞれ回転駆動する二つの第2の
    駆動手段と、 上記各回転テーブルの両面にそれぞれ取付けられ、互い
    に異なる種類のワークを保持可能な四つのワーク保持治
    具とを備えたことを特徴とするワーク保持装置。
  2. 【請求項2】 上記第1及び第2の駆動手段は共にサー
    ボモータからなる請求項1記載のワーク保持装置。
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