JP3395701B2 - 加工機 - Google Patents

加工機

Info

Publication number
JP3395701B2
JP3395701B2 JP08036499A JP8036499A JP3395701B2 JP 3395701 B2 JP3395701 B2 JP 3395701B2 JP 08036499 A JP08036499 A JP 08036499A JP 8036499 A JP8036499 A JP 8036499A JP 3395701 B2 JP3395701 B2 JP 3395701B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turret
spindle
tool
work
processing machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08036499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000271801A (ja
Inventor
洋人 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP08036499A priority Critical patent/JP3395701B2/ja
Publication of JP2000271801A publication Critical patent/JP2000271801A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3395701B2 publication Critical patent/JP3395701B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drilling And Boring (AREA)
  • Turning (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主軸によって回転
可能に支持されたワークに、タレットに予め装着されて
いる複数個のツールの中から任意のツールを選択して加
工する加工機に関する。特に、この発明は、選択された
工具によって、ワークの主軸回転軸に垂直な面内におけ
る任意の位置に加工可能な加工機に関する。
【0002】
【従来技術】上記加工機の一例が実開昭59−1005
07号公報に記載されている。この技術を図6及び図7
を参照して模式的に説明する。図6は、この技術の原理
を模式的に示す図であり、ワークWが主軸Sに回転自在
に支持されている。タレットTには複数の工具(この場
合A〜Dの4本)が配設されており、任意の工具で任意
の位置に加工できるようにタレットTはX軸とY軸方向
に移動可能になっている。すなわち、ワークWの位置P
に工具Aで加工するためには、タレットTがXAだけ移
動され、工具Bで加工するためには、タレットTがXB
だけ移動され、工具Cで加工するためには、タレットT
がYcとXAだけ移動される。この従来技術によると、
任意の工具で任意の位置に加工可能であるが、ワークサ
イズ(この場合XW)に対してタレットを大きく移動さ
せなければならず(少なくともXA+XBの可動範囲が
いる)、装置が大型化するほか、移動距離が大きくなっ
て装置の剛性が低下して加工精度を低下させる。そこ
で、実開昭59−100507号公報に記載では、図7
に示すように、タレットTを回転させることで使用する
工具を選択するようにし、特定の回転角に調整された工
具を用いた加工を可能とする。この方式によると、工具
の選択はタレットTの回転で行われるために、ワークW
上での加工位置を調整するためのタレットTの移動距離
は小さくてすみ、この場合、ワークサイズ(Xw,Y
w)だけ移動できればよい。また、図7に示す加工機に
より、主軸Sに支持されているワークWを旋回させて、
ワークWの外周面を加工する際には、タレットTを回転
することにより使用するツールを選択した後、主軸Sの
回転中心からの距離が加工するワークの径と等しくなる
ようにタレットTをX軸方向、またはY軸方向に移動位
置決めし加工を行なう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図7の構造によると、
タレットTに求められる移動距離は短くなり、加工精度
の向上が期待されるものの、タレットTに、回転機構と
X軸移動機構とY軸移動機構が必要とされ、機構が複雑
になってしまう。
【0004】そこで、本発明は、タレットに求められる
移動の自由度を減少し、より単純な機構で、工具の選択
と、工具の位置の調整が可能となる加工機を実現するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、請求項
1記載の加工機により解決される。請求項1記載の加工
機においては、主軸に支持されたワークの主軸回転軸に
垂直な面内における任意の点(加工位置)が指定され
る。加工位置が指定されると、その点を通る主軸回転軸
を中心とする円と、タレットを回転させたときに使用す
るツールが描く円との交点が求められる。そして、二つ
の円の交点に指定されたワーク上の点が位置することと
なる主軸回転角に主軸を位置決めし、また、その交点に
使用するツールが位置することとなるタレット回転角に
タレットを位置決めする。これにより、ワーク上の指定
された点にツールを位置決めする。具体的に説明する
と、例えば図5(a)に示すように、主軸から距離rだ
け離れた点Aに加工を施す場合を考える。ここで、Cを
主軸、Tをタレット軸、Rを主軸からタレット軸までの
オフセット量とする。本発明の加工機においては、ツー
ルをワーク上の点Aの位置に位置決めするために、タレ
ット軸(T)と主軸(C)をそれぞれ所定の回転角に位
置決めする。すなわち、タレットをタレット軸(T)の
回りに回転させると、タレットに装着されたツールの軌
跡は図5(b)に示す円弧pになる。また、ワークを主
軸(C)の回りに回転させた時の、ワーク上の点Aの軌
跡は図5(b)に示す円弧qになる。したがって、この
円弧pと円弧qの交点にツールがくるようにタレット軸
(T)を回転し、また、この交点にワーク上の点Aがく
るように主軸(C)を回転させれば、点Aにツールを位
置決めすることができる。ここで、主軸(C)の回りに
ワークをθ1、タレット軸(T)の回りにタレットをθ2
回転させた時、ツールをワーク上の点Aに位置決めする
ことができるものとすると、図5(a)に示す幾何学的
関係より以下の方程式が成立する。 Rsinθ2=rcosθ1 R−Rcosθ2=rsinθ1 上記方程式を解くと、θ1、θ2は、それぞれ下記に示す
ようになる。 θ1=cos-1(R/r×sinθ2) θ2=2sin-1(sin(r/2R)) したがって、主軸(C)をθ1、タレット軸(T)をθ2
回転させることにより、主軸(C)から距離rだけオフ
セットされた点Aにツールを位置決めすることができ、
点Aに加工を施すことができる。このように請求項1記
載の加工機では、所定の主軸回転角に主軸を位置決めす
る主軸位置決め手段と、所定のタレット回転角にタレッ
トを位置決めするタレット位置決め手段とを備えること
により、タレットを主軸に対して垂直な方向へ移動させ
る移動機構を不要とすることができる。
【0006】なお、請求項1記載の加工機においては、
ツールが取付けられるタレットを円筒形状とし、このタ
レットの外周をハウジング等により支持することが好ま
しい。このような構成によれば、ワークを加工している
間に発生する熱によりタレットが変形しようとしても、
タレット外周の支持部分でその変形が拘束される。した
がって、熱変位を極めて小さくすることができる。ま
た、タレットに装着されるツールの少なくとも一つは、
ツール単独で回転(自転)できるように構成されている
ことが好ましい。これによりワーク上の任意の位置に穴
あけ加工等を行うことが可能となる。また、上記加工機
においてワークに加工を施す際は、ワークをタレットの
方向に送るように主軸側に移動機構を設けても良いし、
タレットをワークの方向に送るようにタレット側に移動
機構を設けても良いし、両者をそれぞれ送るような構造
としても良い。ただし、主軸側を送るような構造とすれ
ば、タレットを送る場合に比較して構造が単純となるた
め好ましい。
【0007】また、ワークを旋回させながらワークを加
工する際には、請求項2記載の加工機において良好に加
工することができる。請求項2記載の加工機において
は、まず、主軸に支持されたワークの主軸回転軸に垂直
な面内における主軸回転軸の中心からの任意の距離が指
定される。主軸回転軸の中心からの距離が指定される
と、その距離を半径とする主軸回転軸を中心とする円
と、タレットを回転させたときに使用するツールが描く
円との交点に、使用するツールが位置することとなるタ
レット回転角にタレットを位置決めする。これにより、
主軸回転軸の中心から所定の距離(半径)の位置に加工
を施すことができる。なお、ワークを旋回させながらワ
ークを加工することは、請求項1記載の加工機によって
も可能である。すなわち、主軸回転軸の中心からの距離
(半径)を、点で与えることにより請求項1記載の加工
機によっても加工することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態に係る加工
機について図面に基づいて説明する。図1は、本発明の
一実施の形態に係る加工機の概略構成を示す図面であ
る。図1に示すように、加工機10は、ベース11上に
載置された主軸台12と、主軸台12と対向する位置に
配設されたタレットユニット20を備える。ベース11
には、主軸台11が載置される側に、主軸台12をタレ
ットユニット20の方向へ移動させるためのZ軸モータ
13が配設されている。Z軸モータ13の回転は、カッ
プリングを介してボールネジ14に伝達される。主軸台
12には、図示省略した主軸が回転可能に支持されてお
り、この主軸には、その一端に主軸モータ16が取付け
られ、他端にワークを保持するチャックが取付けられて
いる。また、主軸台12の底面には、ナット部15が形
成され、このナット部15は、ボールネジ14と螺合し
ている。したがって、Z軸モータ13が回転することに
より、主軸台12がZ軸方向に移動する。なお、主軸台
12の内部構造等は従来公知の構造と同様であるのでそ
の説明を省略する。
【0009】次に、タレットユニット20について説明
する。図2はタレットユニット20の概略構成を説明す
るための図面であり、図3はタレットユニット20内部
の運動伝達機構を説明するための図面である。ベース1
1上に固設されるタレットユニット20は、図1乃至図
3に示すように、円形のタレットプレート27とツール
ユニット50とを有する。タレットプレート27は、図
2に示すように、ハウジング19によりその外周を支持
されている。また、タレットプレート27は、タレット
モータ21によりハウジング19に対して回転駆動され
る。ツールユニット50は、加工機10により行われる
加工の種類に応じて適宜選択されてタレットプレート2
7に装着される。ツールユニット50の内の一つは、ミ
ル軸モータ30によりツールが回転駆動される。
【0010】次に、タレットプレート27及びツールユ
ニット50のツールを回転駆動するための駆動機構につ
いて説明する。図3に示すように、本実施の形態のタレ
ットユニット20は、タレットプレート27を回転駆動
するためのタレットモータ21と、ツールユニット50
aのツールを回転駆動するためのミル軸モータ30を有
する。まず、タレットプレート27を駆動するための駆
動機構について説明する。タレットプレート27を駆動
するためのタレットモータ21の回転は、タレットモー
タ21の出力軸23に取付けられた第1歯車24に伝達
される。第1歯車24に伝達された回転は、第1歯車2
4と噛み合う第2歯車25に伝達される。第2歯車25
は、その中心に中空円筒状の収納部25aが形成され、
その内部にはミル軸モータ30の出力が伝達される伝達
軸32を収納する。また、収納部25aには、第2歯車
25が形成されている側と反対側の端部に、プレート材
26が固定されている。このプレート材26には、収納
部25aが固定される面と反対側の面にタレットプレー
ト27が固定され、また、収納部25aが固定される側
の面にはブレーキプレート29が配設される。このブレ
ーキプレート29は、ディスクブレーキ40により挟持
されることによりタレットプレートの回転にブレーキが
かけられ、タレットプレート27は所定の位置で位置決
め保持される。タレットプレート27は、ハウジング1
9に配設した軸受け部材28によりその外周縁を支持さ
れる。またタレットプレート27の前面には、複数のツ
ールユニット50a、50bが装着される。本実施の形
態の場合、ツールユニット50aにはドリルやエンドミ
ル等のツール自体が回転するものが装着され、ツールユ
ニット50bにはバイト等のツール自体が回転しないも
のが装着される。
【0011】次に、ツールユニット50aに装着される
ツールを回転させるための駆動機構について説明する。
ツールを回転させるためのミル軸モータ30の出力軸3
1には伝達軸32が固定され、この伝達軸32は第2歯
車25の収納部25a内に収納される。この伝達軸32
の他端は、プレート部材26及びタレットプレート27
に配設した軸受け部材に支持されている。プレート部材
26及びタレットプレート27には、その一部において
所定の間隔が開けられ、その内部に伝達軸32に固定さ
れた第1ミル用歯車33、第1ミル用歯車33と噛み合
う第2ミル用歯車34、及び第2ミル用歯車34と噛み
合う第3ミル用歯車35が収納されている。第3ミル用
歯車35の中心にはミル軸36が固定されており、この
ミル軸36の回転がツールユニット50aの回転軸(ツ
ール)に伝達される。
【0012】以上のように構成される駆動機構におい
て、タレットモータ21を駆動すると、その回転は第1
歯車24を介して第2歯車25に伝達される。第2歯車
25が回転すると、それによりプレート部材26及びタ
レットプレート27も回転する。タレットプレート27
が回転すると、ツールユニット50a、50bもタレッ
トプレート27と一体となって回転(公転)する。ま
た、ミル軸モータ30が回転すると、その回転は、伝達
軸32、第1ミル用歯車33、第2ミル用歯車34、第
3ミル用歯車35を介してミル軸36に伝達され、ツー
ルユニット50aのツールが回転する。
【0013】なお、上述したZ軸モータ13、主軸モー
タ16、タレットモータ21、ミル軸モータ30は、図
示省略した制御装置により制御される。この制御装置
は、オペレータ等により任意の点(加工位置)が指定さ
れると、その点を通る主軸回転軸を中心とする円と、タ
レットプレート27を回転させたときに使用するツール
が描く円との交点を求め、二つの円の交点に指定された
ワーク上の点が位置することとなる主軸回転角に主軸を
位置決めし、また、その交点に使用するツールが位置す
ることとなるタレット回転角にタレットプレートを位置
決めする。すなわち、上述した主軸モータ16、タレッ
トモータ21は、NC制御用のステッピングモータであ
り、上述した制御装置によりその回転が制御され、それ
ぞれ前記主軸回転角、前記タレット回転角に位置決めさ
れる。なお、上述したZ軸モータ13も、NC制御用の
ステッピングモータであり、その回転量が制御されるこ
とにより主軸台12のフィード量が制御される。
【0014】以上のように構成される加工機において、
(a)主軸からオフセットされた位置への穴あけ加工、
(b)円筒状ワークの端面加工・径補正加工(c)円コ
ンタリング加工のそれぞれを施す場合について、図4を
基に説明する。まず、(a)の主軸Cから距離rだけオ
フセットされた位置への穴あけ加工を施す場合には、オ
ペレータ等によりオフセットされた位置(加工位置)を
指定する。次に、その点を通る主軸回転軸を中心とする
円と、タレットプレート27を回転させたときに使用す
るツールが描く円との交点を求める。そして、その交点
に指定されたワーク上の点が位置することとなる主軸回
転角θ1に主軸を位置決めし、また、その交点に使用す
るツールが位置することとなるタレット回転角θ 2にタ
レットプレートを位置決めし、主軸C及びタレット軸T
にブレーキをかけこの位置で保持する(図4(a)参
照)。ここで、θ1、θ2は既に説明したように、次のよ
うな角度とすれば良い。 θ1=cos-1(R/r×sinθ2) θ2=2sin-1(sin(r/2R)) 次に、ミル軸モータ30を回転させることによりツール
を回転させる。そして、Z軸モータ13を回転すること
により、主軸台12(ワーク)をタレットユニット20
の方向にフィードし、主軸Cから距離rだけオフセット
された位置へ穴あけ加工を施す。
【0015】(b)円筒状ワークの端面加工・径補正加
工(図4(b)参照) 円筒状のワークの径をr22からr21まで加工する場合を
考える。主軸Cの中心から距離r22の位置にツール(チ
ップ)の位置を位置決めするためには、まず、オペレー
タ等により、主軸Cの中心から距離r22の位置の何れか
の点(半径r22の円周上の点)を指定する。次に、その
点を通る主軸回転軸を中心とする円と、タレットプレー
ト27を回転させたときに使用するツールが描く円との
交点を求める。そして、その交点に使用するツールが位
置することとなるタレット回転角θ22にタレットプレー
ト27を位置決めすれば良い。タレット軸Tを回転させ
る角度θ22は、図4(b)に示す幾何学的関係より以下
のようになる。 θ22=2sin-1(sin(r22/2R)) 同様に、主軸Cの中心から距離r21の位置にツール(チ
ップ)の位置を位置決めするためにタレット軸Tを回転
する角度θ21は、次のようになる。 θ21=2sin-1(sin(r21/2R)) したがって、円筒状のワークの径をr22からr21まで加
工するには、まず、タレット軸をθ22以上の角度回転さ
せ、その位置に保持する。次に、Z軸モータ13を駆動
することにより主軸台12(ワーク)を所定の位置に位
置決めする。しかる後、主軸モータ16を回転すること
によりワークを回転させ、タレット軸を角度θ22の位置
から角度θ21の位置までフィードすることにより、チッ
プをr22の位置からr21の位置まで送れば良い。
【0016】(c)円コンタリング加工(図4(c)参
照) 半径rのワークの外周を円コンタリング加工する場合を
考える。ツールの半径をr1とする。主軸Cの中心から
半径rの位置にツールの外周がくるようにするために
は、ツールの中心は主軸Cの中心からr+r1の位置に
なければならない。このため、前述した(b)の場合と
同様の手順により、ツールの中心をr+r 1の位置に位
置決めするためのタレット軸Tの回転角θを求める。回
転角θは、次のようになる。 θ=2sin-1(sin(((r+r1)/2R)) したがって、まず、タレット軸をθ以上の角度回転さ
せ、その位置に保持する。次に、Z軸モータ13を駆動
することにより主軸台12(ワーク)を所定の位置に位
置決めする。次に、主軸モータ16を回転させることに
よりワークを回転させ、同時にミル軸モータ30を回転
させることによりツールを回転させる。最後に、タレッ
ト軸を角度θの位置に位置決めすることにより、円コン
タリング加工を行なうことができる。
【0017】以上説明したように、本実施の形態に係る
加工機では、主軸からオフセットされた位置にタレット
軸を設けタレット軸と主軸の回転角を調整することによ
って、主軸回転軸に垂直な面内における任意の点へツー
ルを位置決めすることができる。したがって、タレット
ユニット自体を主軸に対して垂直な方向へ移動位置決め
するための機構を不要とすることができる。また、タレ
ットユニット自体が主軸に対して垂直な方向へ移動する
ための機構がないため、切り屑がタレットユニットの移
動機構に侵入することを防止するためのジャバラ等が不
要となり構造を単純化することができる。また、本実施
の形態の加工機では、タレットテーブルの外周をハウジ
ングで支持するため、加工中に発生する熱によりタレッ
トテーブルが熱変形しようとしてもその変形が拘束され
るため熱による精度誤差が少ない。さらに、本実施の形
態の加工機では、穴あけ加工等によりツールを介してタ
レットテーブルに作用するスラスト荷重は、タレットテ
ーブルの外周に配した軸受けで受けるため、このような
荷重に対して大きな剛性を有する。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係わる加
工機では、タレットに求められる移動の自由度を減少
し、より単純な機構で、工具の選択と、工具の位置の調
整ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る加工機の概略構成
を説明するための図面である。
【図2】図1に示す加工機のタレットユニットを説明す
るための図面である。
【図3】図2に示すタレットユニットの駆動機構を説明
するための図面である。
【図4】図1に示す加工機を使用して各種加工を施す場
合の、ツールとワークの位置関係を説明するための図面
である。
【図5】本発明の加工機の作用を説明するための図面で
ある。
【図6】複数のツールを備えた加工機の動作原理を説明
するための図面である。
【図7】タレットが回転する加工機の概略構成を説明す
るための図面である。
【符号の説明】
10・・加工機 11・・ベース 12・・主軸台 17・・チャック 20・・タレットユニット 50・・ツールユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23B 3/18 B23B 3/24 B23B 39/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを回転可能に支持する主軸と、該
    主軸に対向して設けられ、複数のツールを装着可能なタ
    レットとを有し、 そのタレットは前記主軸回転軸からオフセットされた平
    行軸の周りに回転可能であり、 前記複数のツールは前記タレット回転軸の周りに配置さ
    れており、 前記主軸に支持されたワークの前記主軸回転軸に垂直な
    面内における任意の点を指定する手投と、 その指定手段で指定された点を通る前記主軸回転軸を中
    心とする円と、前記タレットを回転させたときに使用す
    るツールが描く円との交点に、前記の指定されたワーク
    上の点を位置させる主軸回転角に前記主軸を位置決めす
    る主軸位置決め手段と、 前記の交点に、前記の使用するツールを位置させるタレ
    ット回転角にタレットを位置決めするタレット位置決め
    手段とを有する加工機。
  2. 【請求項2】 ワークを回転可能に支持する主軸と、該
    主軸に対向して設けられ、複数のツールを装着可能なタ
    レットとを有し、 そのタレットは前記主軸回転軸からオフセットされた平
    行軸の周りに回転可能であり、 前記複数のツールは前記タレット回転軸の周りに配置さ
    れており、 前記主軸に支持されたワークの前記主軸回転軸に垂直な
    面内における前記主軸回転軸の中心からの任意の距離を
    指定する手投と、 その指定手段で指定された距離を半径とする前記主軸回
    転軸を中心とする円と、前記タレットを回転させたとき
    に使用するツールが描く円との交点に、前記の使用する
    ツールを位置させるタレット回転角にタレットを位置決
    めするタレット位置決め手段とを有する加工機。
JP08036499A 1999-03-24 1999-03-24 加工機 Expired - Fee Related JP3395701B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08036499A JP3395701B2 (ja) 1999-03-24 1999-03-24 加工機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08036499A JP3395701B2 (ja) 1999-03-24 1999-03-24 加工機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000271801A JP2000271801A (ja) 2000-10-03
JP3395701B2 true JP3395701B2 (ja) 2003-04-14

Family

ID=13716216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08036499A Expired - Fee Related JP3395701B2 (ja) 1999-03-24 1999-03-24 加工機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3395701B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5833319B2 (ja) * 2011-02-09 2015-12-16 株式会社ツガミ 工作機械
JP5891107B2 (ja) * 2012-05-18 2016-03-22 株式会社ツガミ 工作機械

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000271801A (ja) 2000-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2541667B2 (ja) ねじ切り加工装置
JP2001150256A (ja) ワークの複合加工方法
JPH0794094B2 (ja) 工作機械
JPS6357165B2 (ja)
JPS61182707A (ja) 工具ホルダ
US6623219B2 (en) Printed board processing machine
JPH09300149A (ja) 作業機械
JP3395701B2 (ja) 加工機
JP4364961B2 (ja) 工作物反転装置
JPH02116437A (ja) 同時5軸制御加工機
JP3406406B2 (ja) レーザ、ドリルタップ複合加工機
JP2646047B2 (ja) 多面体加工機
JP2002066802A (ja) Nc旋盤による偏心位置旋削加工方法
JPH1015703A (ja) 多機能旋盤
JP3090257B2 (ja) マシニングセンタ
GB2589874A (en) Machine tools and methods of operation thereof
JP2859795B2 (ja) 工作機械
JPH11267915A (ja) 偏心円筒加工方法
JPH09300148A (ja) 作業機械
JPH09300150A (ja) 作業機械
JP2005169524A (ja) 自動旋盤
JPH0742565Y2 (ja) 斜め穴加工装置
JP2002346804A (ja) 旋 盤
JP2023019252A (ja) 工作機械
JP4053844B2 (ja) 数値制御旋盤の刃物台装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080207

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090207

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100207

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110207

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110207

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120207

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees