JP3406406B2 - レーザ、ドリルタップ複合加工機 - Google Patents

レーザ、ドリルタップ複合加工機

Info

Publication number
JP3406406B2
JP3406406B2 JP27631394A JP27631394A JP3406406B2 JP 3406406 B2 JP3406406 B2 JP 3406406B2 JP 27631394 A JP27631394 A JP 27631394A JP 27631394 A JP27631394 A JP 27631394A JP 3406406 B2 JP3406406 B2 JP 3406406B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drill
laser
processing
turret
machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP27631394A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08141857A (ja
Inventor
宏 小野寺
清武 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP27631394A priority Critical patent/JP3406406B2/ja
Publication of JPH08141857A publication Critical patent/JPH08141857A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3406406B2 publication Critical patent/JP3406406B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明はレーザ加工機及びドリ
ルタップ加工機を一体化したレーザ、ドリルタップ複合
加工機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、板材にレーザ加工及びドリル
タップ加工の両方を施す場合には、例えば、まずドリル
タップ加工機によりドリルタップ加工を行ない、その製
品をレーザ加工機に移動してレーザ加工を行うように別
工程で行っていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、加工途中品であるワークを
ドリルタップ加工機からレーザ加工機に移動してセット
しなおさねばならないため、加工精度の面で不利にな
る。また、レーザ加工及びドリルタップ加工に各々加工
基準を別途設ける必要がある。さらに、定尺材からの多
数個取りの場合段取り工数及び加工工数が非常にかかる
という問題があった。 【0004】この発明の目的は、以上のような従来の技
術に着目してなされたものであり、一台の加工機により
高精度を保持しつつ合理的且つ能率的にドリルタップ加
工及びレーザ加工を行なうことのできるレーザ、ドリル
タップ複合加工機を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、前述のごとき
従来の問題に鑑みてなされたもので、請求項1に係る発
明は、ワークを載置する加工テーブルの上方に設けられ
た梁部にスライダを上下動自在に設け、このスライダに
ドリルタップ加工機のタレットを回転自在に設けると共
に、当該タレットにレーザ加工ヘッドを設け、かつレー
ザ光線を前記レーザ加工ヘッドの方へ方向転換するベン
ドミラーを前記タレットの回転軸内に設けた構成であ
る。 【0006】 【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図面に基づ
いて説明する。 【0007】図1〜図5にはこの発明に係るレーザ、ド
リルタップ複合加工機1の参考例が示してある。 【0008】図1及び図2において、レーザ、ドリルタ
ップ複合加工機1にはX軸方向へ延伸したベース3が備
えられており、このベース3上には加工テーブル5がX
軸方向に移動自在に設けられている。この加工テーブル
5上に被加工物であるワークWが把持されて移動する。 【0009】加工テーブル5をY軸方向へ跨ぐ状態で門
型フレーム7が設けられている。この門型フレーム7は
梁部9及び柱部11よりなり、梁部9の左側部分(図
1,図2において左側)にはレーザ加工機13が設けら
れ、前記梁部9の右側部分(図1,図2において右側)
にはドリルタップ加工機15が設けられている。また、
門型フレーム7の図1において下側には、レーザ加工機
13及びドリルタップ加工機15を制御するNC装置1
7とレーザ加工機13にレーザ光線LBを供給するレー
ザ発振器19が設けられている。 【0010】レーザ加工機13は一般的なものと同様な
ので詳細な説明は省略して概略を述べる。レーザ加工機
13は、前述のレーザ発振器19と、レーザ加工ヘッド
21を有しており、レーザ発振器19からのレーザ光線
LBは光導管23及び複数のベンドミラーBMによりレ
ーザ加工ヘッド21に導かれている。 【0011】レーザ加工ヘッド21はY軸キャレッジ2
5にZ軸方向へ移動自在に設けられており、Y軸キャレ
ッジ25は門型フレーム7の梁部9内に沿って設けられ
たボールネジ27をY軸駆動モータ29が回転駆動する
ことによりY軸方向へ移動する。また、レーザ加工ヘッ
ド21にはワークWにレーザ光線LBを照射してレーザ
加工を行なうノズル31が設けられている。すなわち、
このレーザ加工機13はNC装置17によりY軸方向の
移動が制御されている一軸光移動タイプのレーザ加工機
である。 【0012】次に、図3〜図5を参照してドリルタップ
加工機15の詳細を説明する。尚、ドリル加工及びタッ
プ加工は同様に行われ得るので以下この実施例において
はドリル加工について説明する。 【0013】図3を参照するに、ドリルタップ加工機1
5は、前記レーザ加工機13のY軸と平行に配置した軸
(V軸)に沿って移動自在のドリル加工ヘッド33を有
し、このドリル加工ヘッド33には上下方向(W軸方
向)に移動自在なスライダ35を備えている。 【0014】すなわち、門型フレーム7の梁部3内に沿
ってV軸ボールネジ37が回転自在に設けられており、
このV軸ボールネジ37を回転駆動するV軸駆動モータ
39が門型フレーム7内部に設けられている。また、V
軸ボールネジ37に螺合するV軸ボールナット41がド
リル加工ヘッド33に取付けられている。従って、V軸
駆動モータ39がV軸ボールネジ37を回転駆動するこ
とにより、ドリル加工ヘッド33がV軸方向へ往復移動
することになる。 【0015】図5を併せて参照するに、ドリル加工ヘッ
ド33の上部には、スライダ35を上下させるための昇
降用モータ43が回転軸45を下向きにして設けられて
おり、この回転軸45にはギヤ47,49を介して昇降
用ボールネジ51がドリル加工ヘッド33の内部におい
てW軸方向に延びて回転支持されている。 【0016】図4を併せて参照するに、ドリル加工ヘッ
ド33の内部の左右両側には、スライダ35の面をX軸
方向(図5中右側)に向けた状態で上下させるためのガ
イド53,53がW軸方向に取付けられている。 【0017】一方、スライダ35には昇降用ボールネジ
51に螺合する昇降用ボールナット55が取付けられて
いる。従って、昇降用モータ43が昇降用ボールネジ5
1を回転駆動することにより、スライダ35はガイド5
3,53に沿って回転することなく上下動するようにな
っている。 【0018】スライダ35上には十個の工具取付ステー
ションとしてのドリルステーション57を有するタレッ
ト59が回転自在に設けられている。この回転軸61は
V軸方向に延びており、スライダ35に設けられた軸受
63により回転自在に支持されている。この回転軸61
の内側(図5中左側)の端部にはウォームホィール65
が装着されている。 【0019】タレット59の上寄りの部分に対応するス
ライダ35にはタレット59を回転割り出すタレット割
出モータ67が回転軸69をV軸方向に向けて設けられ
ており、タレット59の下端付近に対応するスライダ3
5にはドリル71を回転させて加工を行なうドリル用モ
ータ73が同様に回転軸75をV軸方向に向けて設けら
れている。 【0020】タレット割出モータ67にはギヤ77が取
付けられており、このギヤ77に噛合するギヤ79を装
着した回転軸81が軸受83,83により回転自在に設
けられている。この回転軸81には前記ウォームホィー
ル65が噛合するウォーム85が装着されている。ま
た、スライダ35の上端付近には、割出されたタレット
59の回転を固定して位置決めするためのショットピン
87がX軸方向にスライド自在に設けられている。この
ショットピン87は図示しないエアー源からのエアーに
より図5中X軸方向右側へ突出し、またスライダ35内
へ収納されるようになっている。 【0021】従って、NC装置17の制御によりタレッ
ト割出モータ67がギヤ77,79を介して回転軸81
を回転させ、ウォーム85及びウォームホィール65を
介してタレット59を回転割出した後、エアー源を駆動
してショットピン87を突出させることによりタレット
59を位置決めして回転を防止する。 【0022】図4及び図5を併せて参照するに、ドリル
用モータ73はその回転軸75の先端にベベルギヤ89
を装着している。また、このベベルギヤ89と噛合する
ベベルギヤ91を一方の端部にスライド自在に装着する
とともに、他端側には回転を伝達するための回転板93
を取付けた回転軸95がX軸方向に設けられており、図
示しないエアー源からのエアーによりX軸方向に往復移
動自在となっている。また、このベベルギヤ91はスラ
イダ35に回転自在に支持されていて回転軸95に対し
て回転力のみ伝達するものであり、回転軸95がスライ
ドしても移動しない。 【0023】従って、この回転軸95はタレット59の
割出しが完了するまではスライダ35側(図5中左側)
に収まってタレット59の回転の邪魔にならないように
なっているが、タレット59の割出しが完了すると図示
しないエアー源からのエアーによりX軸方向へ突出す
る。 【0024】一方、タレット59の各ドリルステーショ
ン57には、前記回転板93から回転力を伝達される回
転板97が一方の端部に設けられ、他方の端部にはベベ
ルギヤ99を装着した回転軸101がX軸方向に設けら
れている。この各回転軸101よりもタレット59の外
周縁に近い部分の内側面には、前述のショットピン87
が嵌合する係止孔103が各ドリルステーション57に
対応して設けられている。 【0025】各ドリルステーション57位置におけるタ
レット59の外周面にはタレット59の放射方向にドリ
ル回転軸105が設けられており、このドリル回転軸1
05の先端にはドリル71を交換自在に装着するチャッ
ク107が取付けられている。また、ドリル回転軸10
5の上端側には、前記ベベルギヤ99に噛合するベベル
ギヤ109が装着されている。 【0026】ドリルタップ加工機15は以上のように構
成されるので、X軸方向に位置決めされたワークWに対
してドリル加工ヘッド33をV軸方向に位置決めし、タ
レット59を回転(T信号)させることによりドリル加
工に用いるドリル71を割出す。そして、エアー源の駆
動によりショットピン87を係止孔103に挿入してタ
レット59の回転を固定するとともに、回転軸95を押
し出すことにより回転板93を回転板97に押しつけて
回転軸95と回転軸101を連結する。ついで、スライ
ダ35をW軸方向へ移動し、NC装置17からの指令
(S信号)によりドリル71を回転してドリル加工を行
なう。 【0027】この参考例に係るレーザ、ドリルタップ複
合加工機1は以上のように構成されるので、X軸方向に
位置決めされたワークWに対して、NC装置17の指令
(M信号)により必要に応じてレーザ加工またはドリル
加工を選択的に行なうことができる。すなわち、レーザ
加工時はX,Y,Z軸、ドリル加工時はX,V,W軸を
制御して加工が行われる。 【0028】これにより、一台の加工機でレーザ加工及
びドリル加工を行うことができるので、レーザ加工及び
ドリル加工の加工基準を一度に設定できる。また、ワー
クWを移動する必要がないので加工精度の向上を図るこ
とができるとともに、段取り工数の低減を図ることがで
きる。 【0029】なお、図示しないが、本ドリルタップ加工
機15には、ドリル前加工のポンチ機能とタップ加工時
の面取り機能を有している。また、タップ加工の場合に
は、ドリルステーション57にタップを装着することに
より同様に行われる。 【0030】また、上記参考例においては、タレット5
9が十個のドリルステーション57を有する場合につい
て説明したが、これに限らずドリルステーション57の
数は自由に設定することができる。 【0031】さらに、上記参考例においては、ドリル加
工ヘッド33のドリル71をタレット59の割出しによ
り選択する場合について説明したが、ATC(自動工具
交換装置)により交換するようにしても同様の作用効果
が得られる。 【0032】次に、図6〜図8には、この発明に係るレ
ーザ、ドリルタップ複合加工機111の実施例が示され
ている。なお、前述の参考例のレーザ、ドリルタップ複
合加工機1と共通する部位には共通の符号を付して説明
は省略する。 【0033】図6に示すように、この実施例に係るレー
ザ、ドリルタップ複合加工機111では、前述の参考例
におけるレーザ加工ヘッド21を、ドリルタップ加工機
15のタレット59のドリルステーション57の一つに
組み込んだものである。 【0034】すなわち、門型フレーム7には前記タレッ
ト59を回転自在に支持するスライダ35を上下動自在
に備えた複合加工ヘッド113のみがY軸方向に移動自
在に設けられている。また、タレット59が回転割出自
在、且つ上下動自在に設けられているが、この割出し及
び上下動を行なう機構は参考例と同様なので、説明は省
略する。 【0035】図7を参照するに、レーザ発振器19から
のレーザ光線LBをベンドミラーBM1により門型フレ
ーム7の梁部9内に沿ってY軸方向に導き、この導かれ
たレーザ光線LBをZ軸下方へ方向を変えるベンドミラ
ーBM2が複合加工ヘッド113内部でタレット59の
回転軸61の上方に当たる位置に設けられている。 【0036】従って、このベンドミラーBM2は複合加
工ヘッド113と一体でY軸方向へ移動するが、スライ
ダ35が上下移動してもベンドミラーBM2は上下移動
しない。 【0037】図8を併せて参照するに、ベンドミラーB
M2の真下で且つタレット59の回転軸61中心後方に
当たるスライダ35部分には、ベンドミラーBM2によ
り下向きとなったレーザ光線LBをX軸方向前向き(図
8中右向き)に方向を変えるベンドミラーBM3が設け
られている。また、タレット59の回転軸61の前端外
側には、ベンドミラーBM3により方向を変えられて回
転軸61の内部を通ってくるレーザ光線LBを、タレッ
ト59に設けられたレーザ加工ヘッド115の方へ方向
転換するベンドミラーBM4が設けられている。 【0038】従って、ベンドミラーBM3はY軸方向へ
移動するのみならず、スライダ35の上下動に伴って上
下動する。また、ベンドミラーBM4はタレット59の
回転軸61と一体で回転する。 【0039】実施例に係るレーザ、ドリルタップ複合加
工機111は以上のように構成されるので、ドリル加工
を行なう場合には、X軸方向に位置決めされたワークW
に対して複合加工ヘッド113をY軸方向に位置決め
し、タレット59を回転させることによりドリル加工に
用いるドリル71を割出す。エアー源の駆動によりショ
ットピン87でタレット59の回転を固定するとともに
回転軸95を押し出して回転軸95と回転軸101を連
結する。ついで、スライダ35をW方向へ移動し、NC
装置17からの指令によりドリル71を回転してドリル
加工を行なう。 【0040】また、レーザ加工を行なう場合には、ドリ
ル加工の場合と同様にワークWに対して複合加工ヘッド
113をY軸方向に位置決めし、タレット59を回転さ
せることによりレーザ加工ヘッド115を割出して、エ
アー源の駆動によりショットピン87でタレット59の
回転を固定する。ついで、スライダ35をW方向へ移動
することによりレーザ加工ヘッド115を下降させ、ノ
ズル117からレーザ光線LBを照射してレーザ加工が
行なわれる。 【0041】これにより、NC装置17の指令により必
要に応じて一台の加工機でレーザ加工及びドリル加工を
行うことができるので、レーザ加工及びドリル加工の加
工基準を一度に設定できる。また、ワークWを移動する
必要がないので加工精度の向上を図ることができるとと
もに、段取り工数の低減を図ることができる。 【0042】また、レーザ加工の加工ポイントとドリル
加工の加工ポイントが同じ位置(ゼロオフセット)とな
るので、加工精度がなお一層向上するし、加工機の小型
化を図ることができる。また、加工範囲の制限を受けな
い。さらに、加工軸数が一つであるため複合加工機とす
ることに伴うコストアップを抑えることができる。 【0043】また、レーザ加工とドリル加工との切換を
短時間で容易に行うことができるので、作業効率の向上
を図ることができる。 【0044】なお、上述の実施例においてはドリル加工
について説明したが、タレット59にタップを装着して
おけば、タップ加工についても同様に行なうことができ
る。 【0045】図9〜図10には、この発明に係るレー
ザ、ドリルタップ複合加工機119の別の参考例が示さ
れている。 【0046】この参考例では、前述の実施例においてス
ライダ35に回転割出自在に設けられていたタレット5
9の代わりに、図に示すような複合加工ヘッド121を
取付けたものである。 【0047】すなわち、スライダ35の下端部に旋回軸
123を設け、この旋回軸123の下端にアーム125
を水平方向に設け、このアーム125の両端に各々レー
ザ加工ヘッド127及びタップ加工ヘッド129を装着
したものである。従って、レーザ加工ヘッド127及び
タップ加工ヘッド129は、NC装置17の指令により
旋回軸123を旋回させることにより選択的に使用され
る。なお、図示しないが、旋回軸123はエアーにより
旋回するようになっている。また、タップ加工ヘッド1
29に交換自在に装着されているタップ131は、エア
ーにより上下動自在となっており、タップ131の回転
もエアーにより行われるようになっている。 【0048】レーザ加工ヘッド127は、NC装置17
がレーザ加工を選択すると、旋回軸123を旋回してス
ライダ35の下側に設けられている連結管133の下側
に位置決めされ、連結管133に装着される。しかもレ
ーザ加工ヘッド127の先端にはノズル135が設けら
れている。これにより、レーザ加工ヘッド127を用い
てタップの下穴加工が行なわれる。 【0049】また、タップ加工を行なう場合には、同様
にしてタップ加工ヘッド129を位置決めし、連結管1
33に装着される。その後、エアーによりタップ131
をレーザ加工ヘッド127のノズル135よりも下方へ
移動させ、エアーによりタップ131を回転させながら
スライダ35を下降させてタップ加工が行なわれる。 【0050】なお、タップ加工について説明したが、タ
ップ加工ヘッド129にドリルを装着すればドリル加工
についても同様に行われることはいうまでもない。 【0051】この参考例に係るレーザ、ドリルタップ複
合加工機119は以上のように構成されるので、レーザ
加工を行なう場合にはNC装置17の指令により旋回軸
123を旋回してレーザ加工ヘッド127を割り出し、
レーザ加工が行なわれる。また、タップ加工を行なう場
合には、NC装置17の指令により旋回軸123を旋回
してタップ加工ヘッド129を割り出し、タップ加工が
行なわれる。 【0052】これにより、必要に応じて一台の加工機で
レーザ加工及びタップ加工を行うことができる。また、
レーザ加工の加工ポイントとタップ加工の加工ポイント
が同じ位置となるので、加工精度の向上を図ることがで
きるし、加工プログラムも簡単になる。さらに、レーザ
加工とタップ加工との切換を短時間で容易に行うことが
できるので、作業効率の向上を図ることができる。ま
た、複合加工ヘッド121がスライダ35に装備されて
いるため、送り速度も任意に得られる。 【0053】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。 【0054】 【発明の効果】前記説明より理解されるように、本発明
によれば、レーザ加工ヘッドとドリルタップ加工ヘッド
が加工位置へ割出し可能に設けられているので、同じ加
工位置でレーザ加工及びドリルタップ加工を行なうこと
ができる。これにより、加工精度の向上を図ることがで
きるし、加工機の小型化を図ることができる。また、加
工範囲の制限を受けない。さらに、加工軸数が1つであ
るため複合加工機とすることに伴うコストアップを抑え
ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明に係るレーザ、ドリルタップ複合加工
機の参考例を示す平面図である。 【図2】図1中II方向から見た正面図である。 【図3】参考例におけるドリルタップ加工機を示す正面
図である。 【図4】参考例におけるドリルタップ加工ヘッドの詳細
図である。 【図5】図4中V−V線に沿った断面図である。 【図6】この発明に係るレーザ、ドリルタップ複合加工
機の実施例を示す斜視図である。 【図7】実施例におけるレーザ光線の動きを示す説明図
である。 【図8】実施例における図5相当図である。 【図9】参考例においてレーザ加工時を示す構成図であ
る。 【図10】参考例においてタップ加工時を示す構成図で
ある。 【符号の説明】 1、111、119 レーザ、ドリルタップ複合加工機 5 ワークテーブル 7 門型フレーム(フレーム) 21、115、127 レーザ加工ヘッド 33 ドリル加工ヘッド(ドリルタップ加工ヘッド) 57 ドリルステーション(工具取付ステーション) 59 タレット 129 タップ加工ヘッド(ドリルタップ加工ヘッド) W ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−281833(JP,A) 特開 平4−201141(JP,A) 実開 昭61−82788(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 23/04 B23K 26/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ワーク(W)を載置する加工テーブル
    (5)の上方に設けられた梁部(9)にスライダ(3
    5)を上下動自在に設け、このスライダ(35)にドリ
    ルタップ加工機(15)のタレット(59)を回転自在
    に設けると共に、当該タレット(59)にレーザ加工ヘ
    ッドを設け、かつレーザ光線(LB)を前記レーザ加工
    ヘッドの方へ方向転換するベンドミラー(BM4)を前
    記タレット(59)の回転軸(61)内に設けたことを
    特徴とするレーザ、ドリルタップ複合加工機。
JP27631394A 1994-11-10 1994-11-10 レーザ、ドリルタップ複合加工機 Expired - Fee Related JP3406406B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27631394A JP3406406B2 (ja) 1994-11-10 1994-11-10 レーザ、ドリルタップ複合加工機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27631394A JP3406406B2 (ja) 1994-11-10 1994-11-10 レーザ、ドリルタップ複合加工機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08141857A JPH08141857A (ja) 1996-06-04
JP3406406B2 true JP3406406B2 (ja) 2003-05-12

Family

ID=17567720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27631394A Expired - Fee Related JP3406406B2 (ja) 1994-11-10 1994-11-10 レーザ、ドリルタップ複合加工機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3406406B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19910880A1 (de) * 1999-03-11 2000-09-14 Deckel Maho Gmbh Werkzeugmaschine für die Werkstückbearbeitung mit spanenden Werkzeugen und Laserstrahl
JP4588422B2 (ja) * 2004-09-07 2010-12-01 ヤマザキマザック株式会社 レーザ加工機
US7745756B2 (en) 2004-11-29 2010-06-29 Yamazaki Mazak Corporation Laser processing machine
JP4963222B2 (ja) * 2006-11-27 2012-06-27 ヤマザキマザック株式会社 長尺のワークの3次元加工装置
JP6807700B2 (ja) * 2016-10-17 2021-01-06 高松機械工業株式会社 Nc旋盤
CN106944832A (zh) * 2017-04-27 2017-07-14 河南职业技术学院 一种精密机械制造用钻磨两用装置
CN110170838B (zh) * 2019-05-29 2023-10-03 惠州市诚业家具有限公司 一种框架输送平台及框架输送方法
CN113579749B (zh) * 2021-08-03 2022-03-22 珠海市技师学院(珠海市高级技工学校) 一种丝锥智能制造生产系统

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08141857A (ja) 1996-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4529342A (en) Indexing attachment
US6618917B2 (en) Complex machining tools
US5239160A (en) Five-axis table for laser beam machine tool
KR20040027366A (ko) 복합가공공작기계 및 복합가공공작기계에 있어서의 가공방법
JPH0794094B2 (ja) 工作機械
KR101689404B1 (ko) 복합선반 및 워크의 가공방법
JP3406406B2 (ja) レーザ、ドリルタップ複合加工機
JPH06126518A (ja) フライスヘッド
US6623219B2 (en) Printed board processing machine
CN214518189U (zh) 一种高精度五轴激光焊接机床
EP0123433B1 (en) Articulated assembly of members
US7048479B2 (en) Machine tool apparatus
JP3691570B2 (ja) レーザー複合加工装置
JP2000033490A (ja) レーザ加工装置
JP4912700B2 (ja) 円筒型ワーク用レーザ加工機及びその冶具
JP2000141129A (ja) 歯切り装置を備えたマシニングセンタ
CN215280028U (zh) 一种钟摆零件弧面闭角铣削加工用铣床
JP2002011616A (ja) 歯切工具及び歯切加工方法
JP3090257B2 (ja) マシニングセンタ
CN216227960U (zh) 六轴雕铣批复合cnc机床
CN215749705U (zh) 高效且结构简单的雕刻机
CN214291435U (zh) 一种五轴激光切割设备
JP3395701B2 (ja) 加工機
JPH03190646A (ja) Nc工作機械の工具支持軸移動装置
US20230286057A1 (en) Combined working machine

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080307

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090307

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100307

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100307

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120307

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees