JP2000141129A - 歯切り装置を備えたマシニングセンタ - Google Patents
歯切り装置を備えたマシニングセンタInfo
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- JP2000141129A JP2000141129A JP10315685A JP31568598A JP2000141129A JP 2000141129 A JP2000141129 A JP 2000141129A JP 10315685 A JP10315685 A JP 10315685A JP 31568598 A JP31568598 A JP 31568598A JP 2000141129 A JP2000141129 A JP 2000141129A
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- Japan
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- gear cutting
- gear
- rotation
- machining center
- Prior art date
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23F—MAKING GEARS OR TOOTHED RACKS
- B23F23/00—Accessories or equipment combined with or arranged in, or specially designed to form part of, gear-cutting machines
- B23F23/12—Other devices, e.g. tool holders; Checking devices for controlling workpieces in machines for manufacturing gear teeth
- B23F23/1237—Tool holders
- B23F23/1243—Hob holders
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Gear Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 歯切り加工が可能なマシニングセンタを提供
することにより、歯切り盤を用いないで、大径の歯車を
加工可能にする。 【解決手段】 自動工具交換装置１７を備えたマシニン
グセンタにおいて、設定された回転比で主軸７と同期回
転を行うワーク台９と、工具マガジンに収容された歯切
りユニット２３とを備え、歯切りユニット２３は、主軸
７に嵌着されるシャンクを備えた回転伝達軸と、この回
転伝達軸に歯車列を介して連結されてワーク台９の回転
中心軸８に所定角度で交叉する方向に配置された歯切り
軸と、回転伝達軸及び歯切り軸を自由回転可能に軸支す
るユニットハウジングと、主軸ハウジング６とユニット
ハウジング２５との主軸７まわりの相対位置を固定する
嵌合対と、歯切り軸に固定されたホブカッタとを備えて
いる。
することにより、歯切り盤を用いないで、大径の歯車を
加工可能にする。 【解決手段】 自動工具交換装置１７を備えたマシニン
グセンタにおいて、設定された回転比で主軸７と同期回
転を行うワーク台９と、工具マガジンに収容された歯切
りユニット２３とを備え、歯切りユニット２３は、主軸
７に嵌着されるシャンクを備えた回転伝達軸と、この回
転伝達軸に歯車列を介して連結されてワーク台９の回転
中心軸８に所定角度で交叉する方向に配置された歯切り
軸と、回転伝達軸及び歯切り軸を自由回転可能に軸支す
るユニットハウジングと、主軸ハウジング６とユニット
ハウジング２５との主軸７まわりの相対位置を固定する
嵌合対と、歯切り軸に固定されたホブカッタとを備えて
いる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、工作機械特にマ
シニングセンタと呼ばれている工作機械に関するもの
で、歯切り加工を可能にしたマシニングセンタに関する
ものである。
シニングセンタと呼ばれている工作機械に関するもの
で、歯切り加工を可能にしたマシニングセンタに関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】マシニングセンタは回転する主軸に取り
付けたドリルやフライスカッタでワーク台に固定したワ
ークの孔明け加工や面加工を行う工作機械で、主として
各種の機械器具のフレームやケーシングなどの加工に用
いられている。図５は従来構造のマシニングセンタの一
例を示す斜視図で、タレット５１の交換手段を備えたテ
ーブル５２と、水平スライド４及び垂直スライド５を介
して基台２に装着された主軸ハウジング６と、工具装着
端を主軸ハウジング６の下面に臨出した主軸（図には表
れていない）と、主軸に装脱される複数の工具を収容す
る工具マガジン１４と、工具マガジンから選択された工
具を主軸に装脱する自動工具交換装置１７とを備えてい
る。加工されるワークはタレット５１に固定され、テー
ブル５２が１８０度旋回することにより、加工位置への
ワークの搬入と搬出とが行われる。自動工具交換装置１
７は、腕１８の両端のＵ字状の受部２１、２２で工具を
保持し、軸１９まわりの腕１８の１８０度旋回と上下動
とにより、工具マガジン１４と主軸との間で工具の交換
を行う。
付けたドリルやフライスカッタでワーク台に固定したワ
ークの孔明け加工や面加工を行う工作機械で、主として
各種の機械器具のフレームやケーシングなどの加工に用
いられている。図５は従来構造のマシニングセンタの一
例を示す斜視図で、タレット５１の交換手段を備えたテ
ーブル５２と、水平スライド４及び垂直スライド５を介
して基台２に装着された主軸ハウジング６と、工具装着
端を主軸ハウジング６の下面に臨出した主軸（図には表
れていない）と、主軸に装脱される複数の工具を収容す
る工具マガジン１４と、工具マガジンから選択された工
具を主軸に装脱する自動工具交換装置１７とを備えてい
る。加工されるワークはタレット５１に固定され、テー
ブル５２が１８０度旋回することにより、加工位置への
ワークの搬入と搬出とが行われる。自動工具交換装置１
７は、腕１８の両端のＵ字状の受部２１、２２で工具を
保持し、軸１９まわりの腕１８の１８０度旋回と上下動
とにより、工具マガジン１４と主軸との間で工具の交換
を行う。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構造の従
来のマシニングセンタでは、ワークに対する歯切り加工
（歯車の加工）を行うことができなかった。そこでこの
発明は、歯切り加工が可能なマシニングセンタを提供す
ることにより、高価な専用の歯切り盤を用いないで、大
径の歯車を加工可能にすることを課題としている。
来のマシニングセンタでは、ワークに対する歯切り加工
（歯車の加工）を行うことができなかった。そこでこの
発明は、歯切り加工が可能なマシニングセンタを提供す
ることにより、高価な専用の歯切り盤を用いないで、大
径の歯車を加工可能にすることを課題としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の歯切り装
置を備えたマシニングセンタは、ワーク台９と、ワーク
台に対して三次元空間内で相対的に移動位置決めされる
主軸７と、複数の工具を収納する工具マガジン１４と、
工具マガジンの選択された工具を主軸に装脱する自動工
具交換装置１７とを備え、主軸に装着された回転工具で
ワークの加工を行うマシニングセンタにおいて、設定さ
れた回転比で主軸７と同期回転を行うワーク台９と、工
具マガジンに収容された歯切りユニット２３とを備え、
歯切りユニット２３は、主軸７に嵌着されるシャンク２
４を備えた回転伝達軸３５と、この回転伝達軸に歯車列
を介して連結されてワーク台９の回転中心軸８に所定角
度で交叉する方向に配置された歯切り軸３８と、回転伝
達軸３５及び歯切り軸３８を自由回転可能に軸支するユ
ニットハウジング２５と、主軸ハウジング６とユニット
ハウジング２５との主軸７まわりの相対位置を固定する
嵌合対２６、２７と、歯切り軸３８に固定されたホブカ
ッタ４６とを備えていることを特徴とするものである。
置を備えたマシニングセンタは、ワーク台９と、ワーク
台に対して三次元空間内で相対的に移動位置決めされる
主軸７と、複数の工具を収納する工具マガジン１４と、
工具マガジンの選択された工具を主軸に装脱する自動工
具交換装置１７とを備え、主軸に装着された回転工具で
ワークの加工を行うマシニングセンタにおいて、設定さ
れた回転比で主軸７と同期回転を行うワーク台９と、工
具マガジンに収容された歯切りユニット２３とを備え、
歯切りユニット２３は、主軸７に嵌着されるシャンク２
４を備えた回転伝達軸３５と、この回転伝達軸に歯車列
を介して連結されてワーク台９の回転中心軸８に所定角
度で交叉する方向に配置された歯切り軸３８と、回転伝
達軸３５及び歯切り軸３８を自由回転可能に軸支するユ
ニットハウジング２５と、主軸ハウジング６とユニット
ハウジング２５との主軸７まわりの相対位置を固定する
嵌合対２６、２７と、歯切り軸３８に固定されたホブカ
ッタ４６とを備えていることを特徴とするものである。
【０００５】請求項２記載の発明は、請求項１記載の歯
切り装置を備えたマシニングセンタにおいて、ユニット
ハウジング２５と主軸ハウジング６との主軸７まわりの
相対位置を固定する嵌合対のユニットハウジング側のも
の３３が、ユニットハウジング２５にシャンク２４の軸
まわりに角度調整可能に装着されていることを特徴とす
るものである。
切り装置を備えたマシニングセンタにおいて、ユニット
ハウジング２５と主軸ハウジング６との主軸７まわりの
相対位置を固定する嵌合対のユニットハウジング側のも
の３３が、ユニットハウジング２５にシャンク２４の軸
まわりに角度調整可能に装着されていることを特徴とす
るものである。
【０００６】請求項３記載の発明は、請求項１または２
記載の歯切り装置を備えたマシニングセンタにおいて、
主軸７とワーク台９の回転軸とが平行であり、歯切りユ
ニットの回転伝達軸３５と歯切り軸３８との間に介在さ
れる歯車列が一対の傘歯車対を含んでいることを特徴と
するものである。
記載の歯切り装置を備えたマシニングセンタにおいて、
主軸７とワーク台９の回転軸とが平行であり、歯切りユ
ニットの回転伝達軸３５と歯切り軸３８との間に介在さ
れる歯車列が一対の傘歯車対を含んでいることを特徴と
するものである。
【０００７】
【作用】上記この発明のマシニングセンタにおいて、ワ
ークに対する歯切り加工が必要になったときは、工具マ
ガジン１４に収容されている歯切りユニット２３を自動
工具交換装置１７で主軸７に装着する。このとき歯切り
ユニットのユニットハウジング２５は、嵌合対２６、２
７によって主軸まわりの位置を主軸ハウジング６で位置
決めされ、ワークに対するホブカッタ４６の角度が設定
される。そこで主軸７を歯切り加工位置に移動し、主軸
７とワーク台９とを設定された速度比で同期回転させな
がら主軸ハウジング６を往復上下動させることにより、
ワークの周面に歯切り加工を行う。
ークに対する歯切り加工が必要になったときは、工具マ
ガジン１４に収容されている歯切りユニット２３を自動
工具交換装置１７で主軸７に装着する。このとき歯切り
ユニットのユニットハウジング２５は、嵌合対２６、２
７によって主軸まわりの位置を主軸ハウジング６で位置
決めされ、ワークに対するホブカッタ４６の角度が設定
される。そこで主軸７を歯切り加工位置に移動し、主軸
７とワーク台９とを設定された速度比で同期回転させな
がら主軸ハウジング６を往復上下動させることにより、
ワークの周面に歯切り加工を行う。
【０００８】ワーク台の回転中心軸８と歯切り軸３８と
の交叉角は、加工する歯車の形状により規定される。請
求項２の発明によれば、ユニットハウジング側の嵌合対
３６、２７のユニットハウジングに対する主軸まわりの
角度を調整することにより、ワーク台の回転中心軸８と
歯切り軸３８との交叉角を設定することができる。請求
項３の構造は現場で多く用いられているマシニングセン
タに適した構造であり、また請求項２のユニットハウジ
ング側の嵌合対２６、２７の角度調整による歯切り軸の
交叉角の調整を簡単な構成の歯車列で行うことができる
という特徴がある。
の交叉角は、加工する歯車の形状により規定される。請
求項２の発明によれば、ユニットハウジング側の嵌合対
３６、２７のユニットハウジングに対する主軸まわりの
角度を調整することにより、ワーク台の回転中心軸８と
歯切り軸３８との交叉角を設定することができる。請求
項３の構造は現場で多く用いられているマシニングセン
タに適した構造であり、また請求項２のユニットハウジ
ング側の嵌合対２６、２７の角度調整による歯切り軸の
交叉角の調整を簡単な構成の歯車列で行うことができる
という特徴がある。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下図面に示す実施例を参照して
この発明の実施の形態を説明する。図１はマシニングセ
ンタの全体を示す模式的な斜視図で、マシニングセンタ
の基台２には左右スライド３、前後スライド４及び上下
スライド５を介して主軸ハウジング６が装着されてお
り、主軸ハウジング６には主軸７が上下方向に軸支さ
れ、主軸下端の工具装着端が主軸ハウジング６の下面に
臨出している。また基台２の手前側には、上下方向の回
転中心軸８を有するチャック型のワーク台９が装着され
ている。主軸７を回転駆動する主軸モータ１１と、ワー
ク台９を回転駆動するワーク台モータ１２とには、それ
ぞれサーボモータが用いられ、図示しないＮＣ装置の制
御により設定された回転比で同期駆動できるようになっ
ている。ワーク台９にはその回転を固定するロック装置
が内蔵されており、ワーク台９に固定したワークにドリ
ル加工やフライス加工を行うときは、このロック装置で
ワーク台９の回転を固定する。
この発明の実施の形態を説明する。図１はマシニングセ
ンタの全体を示す模式的な斜視図で、マシニングセンタ
の基台２には左右スライド３、前後スライド４及び上下
スライド５を介して主軸ハウジング６が装着されてお
り、主軸ハウジング６には主軸７が上下方向に軸支さ
れ、主軸下端の工具装着端が主軸ハウジング６の下面に
臨出している。また基台２の手前側には、上下方向の回
転中心軸８を有するチャック型のワーク台９が装着され
ている。主軸７を回転駆動する主軸モータ１１と、ワー
ク台９を回転駆動するワーク台モータ１２とには、それ
ぞれサーボモータが用いられ、図示しないＮＣ装置の制
御により設定された回転比で同期駆動できるようになっ
ている。ワーク台９にはその回転を固定するロック装置
が内蔵されており、ワーク台９に固定したワークにドリ
ル加工やフライス加工を行うときは、このロック装置で
ワーク台９の回転を固定する。
【００１０】主軸ハウジング６のホームポジションに近
接して、工具マガジン１４が設けられている。図の工具
マガジン１４は、割出フレーム１５の各割出位置に工具
ホルダ１６を設けた構造で、ＮＣ装置から指令される割
出位置に割出フレーム１５を割り出すことによって収納
された工具の選択が行われる。自動工具交換装置１７の
腕１８は、その軸１９まわりに１８０度回動することに
より、腕の両先端の受部２１、２２が工具マガジン側の
選択された工具と主軸に装着されている工具とのシャン
クの根元部分を把持し、そのあと軸１９を下動させるこ
とにより主軸の工具を抜き取るとともに、選択された工
具を腕１８の一方の受部で保持する。そして腕１８を１
８０度回動させることにより、選択された工具を主軸７
に対向させ、軸１９を上動させることによって選択され
た工具を主軸に装着するとともに、主軸から抜き取った
工具を工具マガジンに戻す。
接して、工具マガジン１４が設けられている。図の工具
マガジン１４は、割出フレーム１５の各割出位置に工具
ホルダ１６を設けた構造で、ＮＣ装置から指令される割
出位置に割出フレーム１５を割り出すことによって収納
された工具の選択が行われる。自動工具交換装置１７の
腕１８は、その軸１９まわりに１８０度回動することに
より、腕の両先端の受部２１、２２が工具マガジン側の
選択された工具と主軸に装着されている工具とのシャン
クの根元部分を把持し、そのあと軸１９を下動させるこ
とにより主軸の工具を抜き取るとともに、選択された工
具を腕１８の一方の受部で保持する。そして腕１８を１
８０度回動させることにより、選択された工具を主軸７
に対向させ、軸１９を上動させることによって選択され
た工具を主軸に装着するとともに、主軸から抜き取った
工具を工具マガジンに戻す。
【００１１】工具マガジン１４にはその割出位置の一箇
所に歯切りユニット２３が収容されている。この歯切り
ユニット２３は他の工具と同様なシャンク２４を備えて
おり、自動工具交換装置１７によって主軸７に装着する
ことができる。歯切りユニット２３は主軸に装着された
ときに、主軸ハウジング６に固定されるユニットハウジ
ング２５を備えている。主軸ハウジング６とユニットハ
ウジング２５とには、図２及び図３に示すように、歯切
りユニットのシャンク２４を主軸７に挿入したときに、
ユニットハウジング２５を主軸ハウジング６で固定する
嵌合対２６、２７が設けられている。図２に示す嵌合対
は、ピン２８とピン孔２９との対であり、図３の嵌合対
は一対の面歯車継ぎ手３１、３２である。これらの嵌合
対はシャンク２４を主軸７に嵌挿する動作によって嵌合
し、ユニットハウジング２５を固定する。この嵌合対の
ユニットハウジング側のもの２８、３１は、ユニットハ
ウジング２５にシャンク２４の軸まわりに角度調整可能
に設けた角度調整リング３３に固定して設けられてい
る。
所に歯切りユニット２３が収容されている。この歯切り
ユニット２３は他の工具と同様なシャンク２４を備えて
おり、自動工具交換装置１７によって主軸７に装着する
ことができる。歯切りユニット２３は主軸に装着された
ときに、主軸ハウジング６に固定されるユニットハウジ
ング２５を備えている。主軸ハウジング６とユニットハ
ウジング２５とには、図２及び図３に示すように、歯切
りユニットのシャンク２４を主軸７に挿入したときに、
ユニットハウジング２５を主軸ハウジング６で固定する
嵌合対２６、２７が設けられている。図２に示す嵌合対
は、ピン２８とピン孔２９との対であり、図３の嵌合対
は一対の面歯車継ぎ手３１、３２である。これらの嵌合
対はシャンク２４を主軸７に嵌挿する動作によって嵌合
し、ユニットハウジング２５を固定する。この嵌合対の
ユニットハウジング側のもの２８、３１は、ユニットハ
ウジング２５にシャンク２４の軸まわりに角度調整可能
に設けた角度調整リング３３に固定して設けられてい
る。
【００１２】図４は歯切りユニットの内部構造を示す断
面図である。シャンクはユニットハウジング２５に軸受
３４で自由回転可能に軸支された回転伝達軸３５の先端
に固定されており、このシャンクの根元には自動工具交
換装置の受部で把持される把持部３６が設けられてい
る。ユニットハウジングの先端部分にはコ字形にベアリ
ング受３７が設けられており、このベアリング受に両端
を自由回転可能に軸支された歯切り軸３８が回転伝達軸
３５と直交する方向に配置されている。歯切り軸３８と
回転伝達軸３５との間には、歯切り軸３８と平行な中間
軸３９が軸受４１、４１でユニットハウジング２５に軸
支されて設けられており、回転伝達軸３５と中間軸３９
とは一対の傘歯車４１、４２で回転連結され、中間軸３
９と歯切り軸３８とは、中間軸に固定したピニオン４４
と歯切り軸に固定したホイール４５とからなる減速歯車
対により回転連結されている。歯切り軸３８の中央部分
にはホブカッタ４６が固定されている。
面図である。シャンクはユニットハウジング２５に軸受
３４で自由回転可能に軸支された回転伝達軸３５の先端
に固定されており、このシャンクの根元には自動工具交
換装置の受部で把持される把持部３６が設けられてい
る。ユニットハウジングの先端部分にはコ字形にベアリ
ング受３７が設けられており、このベアリング受に両端
を自由回転可能に軸支された歯切り軸３８が回転伝達軸
３５と直交する方向に配置されている。歯切り軸３８と
回転伝達軸３５との間には、歯切り軸３８と平行な中間
軸３９が軸受４１、４１でユニットハウジング２５に軸
支されて設けられており、回転伝達軸３５と中間軸３９
とは一対の傘歯車４１、４２で回転連結され、中間軸３
９と歯切り軸３８とは、中間軸に固定したピニオン４４
と歯切り軸に固定したホイール４５とからなる減速歯車
対により回転連結されている。歯切り軸３８の中央部分
にはホブカッタ４６が固定されている。
【００１３】図４に示した回転伝達軸３５と歯切り軸３
８との間の回転伝達系によれば、角度調整リング３３を
回動したとき、主軸ハウジング６に対する主軸まわりの
ユニットハウジング２５の角度、従ってホブカッタ４６
の角度が変化するが、回転伝達軸３５と歯切り軸３８と
の間の歯車の噛み合い関係には変動が生じないため、簡
単な構造でワークに対するホブカッタ４６の交叉角を変
更できる。また傘歯車対４２、４３で伝達された回転を
減速歯車対４４、４５で歯切り軸３８に伝達することに
より、加工精度や組立精度を高くするのが困難な傘歯車
対４２、４３で生じた誤差を縮小して歯切り軸３８に伝
達できる。なお、図の装置の歯切り軸３８の両端には、
歯切り軸３８の回転を滑らかにするためのフライホイー
ル４７、４８が固定されている。上記のように構成され
た歯切りユニット２３は、作用の項で述べたように工具
マガジン１４に収容され、歯切り加工が必要になったと
きに自動工具交換装置１７で主軸７に装着してワーク台
９に固定されたワークに対する歯切り加工を行う。図の
実施例のものでは、ワーク台９としてチャック型のもの
を用いているが、歯切り加工時のワークの回転は高速回
転を必要としないので、テーブルの上に回転パレットを
搭載して、当該パレットに固定されたワークを主軸と同
期回転させて歯切り加工を行う構造も可能である。
８との間の回転伝達系によれば、角度調整リング３３を
回動したとき、主軸ハウジング６に対する主軸まわりの
ユニットハウジング２５の角度、従ってホブカッタ４６
の角度が変化するが、回転伝達軸３５と歯切り軸３８と
の間の歯車の噛み合い関係には変動が生じないため、簡
単な構造でワークに対するホブカッタ４６の交叉角を変
更できる。また傘歯車対４２、４３で伝達された回転を
減速歯車対４４、４５で歯切り軸３８に伝達することに
より、加工精度や組立精度を高くするのが困難な傘歯車
対４２、４３で生じた誤差を縮小して歯切り軸３８に伝
達できる。なお、図の装置の歯切り軸３８の両端には、
歯切り軸３８の回転を滑らかにするためのフライホイー
ル４７、４８が固定されている。上記のように構成され
た歯切りユニット２３は、作用の項で述べたように工具
マガジン１４に収容され、歯切り加工が必要になったと
きに自動工具交換装置１７で主軸７に装着してワーク台
９に固定されたワークに対する歯切り加工を行う。図の
実施例のものでは、ワーク台９としてチャック型のもの
を用いているが、歯切り加工時のワークの回転は高速回
転を必要としないので、テーブルの上に回転パレットを
搭載して、当該パレットに固定されたワークを主軸と同
期回転させて歯切り加工を行う構造も可能である。
【図１】本発明の実施例を示す斜視図
【図２】ユニットハウジングの固定手段を示す斜視図
【図３】ユニットハウジングの他の固定手段を示す斜視
図
図
【図４】歯切りユニットの内部構造を示す断面図
【図５】従来のマシニングセンタを示す斜視図
１ マシニングセンタ ６ 主軸ハウジング ７ 主軸 ８ 回転中心軸 ９ ワーク台 14 工具マガジン 17 自動工具交換装置 23 歯切りユニット 24 シャンク 25 ユニットハウジング 26、27 嵌合対 33 角度調整リング 35 回転伝達軸 38 歯切り軸 46 ホブカッタ
Claims (3)
- 【請求項１】 ワーク台(9)と、ワーク台に対して三次
元空間内で相対的に移動位置決めされる主軸(7)と、複
数の工具を収納する工具マガジン(14)と、工具マガジン
の選択された工具を主軸に装脱する自動工具交換装置(1
7)とを備え、主軸に装着された回転工具でワークの加工
を行うマシニングセンタにおいて、設定された回転比で
主軸(7)と同期回転を行うワーク台(9)と、工具マガジン
に収容された歯切りユニット(23)とを備え、歯切りユニ
ット(23)は、主軸(7)に嵌着されるシャンク(24)を備え
た回転伝達軸(35)と、この回転伝達軸に歯車列を介して
連結されてワーク台(9)の回転中心軸(8)に所定角度で交
叉する方向に配置された歯切り軸(38)と、回転伝達軸(3
5)及び歯切り軸(38)を自由回転可能に軸支するユニット
ハウジング(25)と、主軸ハウジング(6)とユニットハウ
ジング(25)との主軸(7)まわりの相対位置を固定する嵌
合対(26、27)と、歯切り軸(38)に固定されたホブカッタ
(46)とを備えている、歯切り装置を備えたマシニングセ
ンタ。 - 【請求項２】 ユニットハウジング(25)と主軸ハウジン
グ(6)との主軸(7)まわりの相対位置を固定する嵌合対の
ユニットハウジング側のもの(33)が、ユニットハウジン
グ(25)にシャンク(24)の軸まわりに角度調整可能に装着
されていることを特徴とする、請求項１記載の歯切り装
置を備えたマシニングセンタ。 - 【請求項３】 主軸(7)とワーク台(9)の回転軸とが平行
であり、歯切りユニットの回転伝達軸(35)と歯切り軸(3
8)との間に介在される歯車列が一対の傘歯車対を含んで
いる、請求項１または２記載の歯切り装置を備えたマシ
ニングセンタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10315685A JP2000141129A (ja) | 1998-11-06 | 1998-11-06 | 歯切り装置を備えたマシニングセンタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10315685A JP2000141129A (ja) | 1998-11-06 | 1998-11-06 | 歯切り装置を備えたマシニングセンタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000141129A true JP2000141129A (ja) | 2000-05-23 |
Family
ID=18068333
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10315685A Pending JP2000141129A (ja) | 1998-11-06 | 1998-11-06 | 歯切り装置を備えたマシニングセンタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
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