JP2005125483A - 旋盤 - Google Patents

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JP2005125483A
JP2005125483A JP2004234476A JP2004234476A JP2005125483A JP 2005125483 A JP2005125483 A JP 2005125483A JP 2004234476 A JP2004234476 A JP 2004234476A JP 2004234476 A JP2004234476 A JP 2004234476A JP 2005125483 A JP2005125483 A JP 2005125483A
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Katsuharu Kikuchi
克治 菊池
Shinsuke Kumakura
慎介 熊倉
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Tsugami Corp
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Abstract

【課題】 短尺から長尺までのワークに対して、両端面を含み、複雑形状に全加工できる旋盤を提供する。
【解決手段】 主軸30及び背面主軸50は、それぞれワークWを把持する。タレット40には、複数の工具41が取付けられる。各主軸30,50とタレット40の位置制御を行うことにより、主軸30,50でそれぞれ把持するワークWが工具41によって加工される。ここで、タレット40は、選択した工具41のワークWに対する角度を変えることができるので、ワークWの両端の加工を含み、複雑形状に全加工できる。また、ガイドブッシュ90を配設したので、長尺のワークWも、撓むことが防止され、短尺から長尺までのワークWを複雑形状に全加工できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、旋盤に関するものである。
ワークに複合加工する旋盤には、特許文献1或いは特許文献2に記載されたものがある。
特開平11−138374号公報 特開2003−117701号公報
特許文献1の旋盤は、主軸が固定されている複合加工型旋盤であり、ワークを把持する主軸と、テールストックと、往復台と、工具主軸とを備えている。テールストックは、主軸に対向する位置に配置されている。
往復台は、主軸又はテールストックの中心線に平行に往復移動する台である。往復台上に、工具主軸が取付けられている。工具主軸は、工具を把持するものであり、工具の方向を変化させることが可能になっている。工具により、主軸又はテールストックで把持したワークが加工される。
この特許文献1に示された旋盤のように、主軸が固定されている旋盤では、長尺のワークを加工する時には、ワークが工具で押されて撓むことにより、精度の高い加工ができない。そのため、長尺のワークを加工するときには、テールストックに、ワークの先端面に当接して主軸と相俟ってワークを支持するセンタを取付ける。
しかし、テールストックにセンタを取付けることにより、次のような問題が起きる。
(1) テールストックにセンタを取付けてワークを支持するので、ワークの先端面(正面)に加工ができない。
(2) テールストックにセンタが取付けてあるため、ワークを把持するためのチャックをテールストックに取付けることができない。そのため、テールストックのチャックでワークを把持してワークの後端面(背面)を加工することができない。
(3) 工具とテールストックとが干渉するため、テールストックの近傍が加工できない。
このように、主軸が固定されている旋盤では、長尺の複合加工を行うことは困難であった。
さらに、特許文献1の複合加工型旋盤では、加工可能なワークの長さが、主軸とテールストックの距離で決り、その距離以上の長さのワークを加工することができないという問題もある。
一方、長尺のワークをテールストックで支持しないで加工する方法として、特許文献2のように、工具の近傍に長尺のワークの撓みを防止するためのガイドブッシュを設けて、主軸を移動させながら長尺のワークを加工する技術がある。
特許文献2の旋盤は、ワークを回転可能に把持する第1の主軸台と、背面主軸台上に配置された第2の主軸台及び正面刃物台と、ガイドブッシュと、ワークを切り落とすバイトが取付けられた刃物台と、第3の主軸台と、第3の主軸台に取付けられてワークの背面を加工する工具と、ワークの軸方向に対して垂直に移動可能な回転工具台とを備えている。
背面主軸台は、第1の主軸台に把持されたワークの軸方向に平行に移動する機能とその軸方向に垂直に移動する機能とを持つ。ガイドブッシュは、第1の主軸台と背面主軸台との間に配置され、回転するワークを摺動可能に支持するものである。第2の主軸台は、ワークの先端側(正面側)を把持するものである。第2の主軸台と共に背面主軸台に配置された刃物台には、ワークの正面を加工するドリルが取付けられる。第3の主軸台は、ガイドブッシュの概ね側方に配置されている。
この特許文献2に記載された旋盤では、背面主軸台をワークの軸方向に移動させ、第1の主軸台が把持してガイドブッシュが支持するワークの先端面(正面)を、正面刃物台に取付けられた工具で加工する。その後、背面主軸台を移動して第2の主軸台でワークの先端側を把持させ、これと同時に第2の主軸台で把持していたワークを第3の主軸台に把持させる。第3の主軸台に把持されたワーク先端面を、刃物台に取付けられた工具で再度加工する。
ワークの後端面(背面)を加工する場合には、背面主軸台を移動させ、第2の主軸台で把持したワークの後端面(背面)を第3の主軸台に取付けられたドリルで加工する。
この特許文献2のように主軸が移動する旋盤では、長尺のワークの先端面と後端面とを加工できるが、次のような問題がある。
(1) ワークに斜めの穴をあけるためには、斜め穴加工用のアタッチメントを刃物台に取付ける必要がある。
(2) ワークの先端面を加工する工具とワークの後端面を加工する工具とを別に用意する必要がある。
(3) ワークの先端面を加工する工具を取付ける場所の他に、ワークの後端面を加工する工具とを取付ける場所を確保しなければならないので、機械の小型化が困難になり、作業性もわるい。
(4) 各工具を交換する時には、機械を停止する必要があり、効率的な加工ができなかった。
前述したように、特許文献1のような主軸固定の旋盤では、長尺のワークを加工する時、ワークの先端面及びワークの後端面及びテールストックの近傍の加工ができない。
一方、特許文献2のような主軸移動の旋盤では、長尺のワークの先端面及び後端面の加工ができるが、ワークに斜め穴をあけるためには、斜め穴加工用のアタッチメントが必要であった。
本発明は、以上のような現状を鑑みてなされた発明であり、短尺から長尺までのすべての長さのワークに対して、両端面を含み、複雑形状に全加工することができる旋盤を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る旋盤は、ワークを把持して回転させる機能を持つと共に、該ワークの回転軸に平行なZ方向に往復移動可能な主軸と、
前記主軸に対向して配置され、ワークを把持して回転させる機能を持ち、前記Z方向に往復移動可能な背面主軸と、
前記ワークを加工するための複数の工具が取付けられると共に、回転して該複数の工具から選択された工具を該ワークを加工するための所定位置に位置させる機能を有し、前記Z方向に往復移動可能であると共に該Z方向とは異なる方向のX方向に往復移動可能であり、かつ該Z方向及び該X方向を含むXZ平面内で回転して該選択された工具の向きを変化させることが可能なタレットと、
前記主軸から突出した前記ワークを、回転可能に支持すると共に該ワークの回転軸の方向に摺動させるガイドブッシュと、
を備えることを特徴とする。
このような構成を採用したことにより、タレットには複数の工具が取付けられるので、これら複数の工具を用いた加工をワークに施すことが可能である。さらに、ワークを加工するために選択された工具の向きや位置を変えることができるので、主軸或いは背面主軸で把持するワークの外周面と端面とに加工をすることが可能となる。また、ワークが長尺で撓みやすくても、ガイドブッシュがその撓みを防止するので、加工精度が悪化しない。また、主軸で把持したワークを移し替えて、背面主軸に把持させることにより、1本のワークの両端面を加工できる。
これにより、段取り替えや他の機械での後工程を省略できる。そのため、ワークの取付け誤差がなくなり、加工精度を高くすることもできる。
なお、任意数の前記工具を収容する工具マガジンと、
すでに前記タレットに取付けられている工具を、前記工具マガジンに収容されている工具に交換する工具交換手段と、
を備えてもよい。
又、前記背面主軸には、前記ワークが貫通する穴が形成されてもよい。
又、前記タレットは、前記Z方向に往復移動可能であり、前記X方向に往復移動可能であり、かつ該Z及びX方向とは異なる方向のY方向に往復移動可能になっていてもよい。
又、任意数の工具を搭載し、前記タレットとは独立して移動し、該搭載した工具を用いて前記主軸又は前記背面主軸の把持するワークを加工する刃物台を備えてもよい。
この場合、前記刃物台は、前記X方向に往復移動可能であってもよい。
また、前記刃物台は、前記Z方向に往復移動可能であってもよい。
また、前記刃物台は、前記Y方向に往復移動可能であってもよい。
本発明によれば、短尺から長尺までのすべての長さのワークに対して、その両端を含み複雑形状に全加工することができる。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る旋盤の正面図である。図2は、旋盤の平面図である。図3は、図1中のタレット及び刃物台の構成例を示す図である。
この旋盤はワークWに対して複雑な加工が可能な機械であり、図1及び図2のように、ベッド10と、ワークWを把持する主軸30と、タレット40と、ワークWを把持する背面主軸50と、図示しない制御部とを備えている。制御部は、旋盤全体の制御を行うものである。
主軸30は、ワークWの中心線が水平の1方向であるZ1軸方向に平行になるようにワークWを把持する。主軸30は、主軸台30Aに回転可能に支持されている。主軸台30Aは、ベッド10上に、Z1軸方向に平行に取付けられた2本のレール11,12上に載せられ、Z1軸モータ13を駆動することにより、Z1軸方向に移動する構成になっている。主軸台30Aには、ワーク回転モータ31が内蔵されている。ワーク回転モータ31は、主軸30の把持するワークWを回転させるものである。
タレット40は、回転可能であり、円周方向に複数の工具41が取付けられる。タレット40は回転して、選択した工具41を加工をワークWに施すための所定位置に移動させる。本実施形態では、選択した工具41の中心線が水平になる位置が、所定位置である。タレット40は、次に説明するタレット位置設定機構により、回転軸が支持され、タレット位置設定機構が、タレット40の位置を変化させる。なお、タレット40には、各工具41を回転させる図示しないモータが内蔵されている。
ここで、タレット位置設定機構について説明する。
タレット位置設定機構は、ベース40aを備えている。ベース40aが、ベッド10上にZ1軸方向に平行なZ2軸方向に取付けられた2本のレール15,16の上に載せられている。Z2軸モータ17を駆動することにより、ベース40aがZ2軸方向に移動する。
ベース40aには、Z2軸方向に垂直な水平の1方向であるX1軸方向に、ボールねじ40bが組込まれている。ボールねじ40bの端部には、そのボールねじ40bを回転させるX1軸モータ18が配置されている。
ベース40aの上に、コラム40cが配置されている。コラム40cの底部には、ボールねじ40bと係合したブラケット40jが取付けられ、X1軸モータ18が回転すると、コラム40cがX1軸方向に移動する。
コラム40cには、Z2軸及びX1方向に垂直の高さ方向のY1軸方向にボールねじ40dが組込まれている。ボールねじ40dの端部にY1軸モータ40eが取付けられている。
ボールねじ40dには、ブラケット40fが移動可能に係合し、そのブラケット40fには、タレット40の回転軸を支持する支持部40gが回転可能に取付けられている。
支持部40gには、当該支持部40gをZ2軸及X1軸を含む平面内で回転させてタレット40の方向を変換する方向変換モータ40hと、タレット40を回転させて、選択した工具41の中心軸を水平にする工具選択モータ40iとが組込まれている。
Y1軸モータ40eが回転すると、ブラケット40f及び支持部40gがY1軸方向に移動する。これにより、選択されて水平になっている工具41の中心線の高さが、ワークWの中心線の高さからずれることになる。
以上がタレット位置設定機構である。
背面主軸50は、主軸30と対向してワークWを把持するものであり、背面主軸台50Aに支持されている。背面主軸台50Aは、ベッド10上にZ1軸方向と平行なZ3軸方向に取付けられた2本のレール20,21上に載せられている。Z3軸モータ22を駆動することにより、背面主軸台50AがZ3軸方向に移動する構成になっている。背面主軸台50Aにはワーク回転モータ51が内蔵されている。ワーク回転モータ51は、背面主軸50の把持するワークWを回転させるものである。
主軸30及び背面主軸50には、ワークWが貫通する穴が形成されている。
この旋盤には、さらに、刃物台60と、工具マガジン70と、工具交換機構80と、ガイドブッシュ90とが設けられている。
刃物台60は、レール20,21上に載せられ、Z4軸モータ24を駆動することにより、Z2軸方向と平行なZ4軸方向に移動する構成である。刃物台60の側方には、刃物台60をX1軸方向に平行なX2軸方向に移動させるX2軸モータ25が取付けられている。
刃物台60は、ワークWを加工する複数の工具61を保持するものであり、図3のように、タレット62を備えている。タレット62に工具61が取付けられ、タレット62の回転角度に応じた工具61が選択される。刃物台60上部には、刃物台60の位置をY1軸方向と平行なY2軸方向(高さ方向)に変化させるY2軸モータ63が取付けられている。
ガイドブッシュ90は、主軸30の背面主軸50側に配置され、主軸30から突出したワークWを摺動自在に支持するものである。
なお、ここでは、刃物台60は、タレット62を備えているが、これに限定されず、例えば図4のように、複数の工具66を支持部材65に櫛歯形に配列してもよい。図4は、刃物台の変形例を示す図である。
一方、工具マガジン70は、タレット40に取付ける工具41を必要数収容するものである。工具交換機構80は、タレット40に取付けられている工具41を、工具マガジン70で収容している工具41に交換する機構である。
以上のような構成の旋盤では、主軸30と、背面主軸50と、ガイドブッシュ90とを備えるので、長尺のワークWに加工する際にも、ワークWが撓むことが防止され、精度の高い加工が可能になる。また、ワークWの先端面の加工も可能になるばかりでなく、主軸30で把持したワークWを、例えばタレット40に取付けられた工具で突切りした後に、主軸30及び背面主軸50間でワークWの移し替えを行うことにより、ワークWの両端面の加工も可能になる。よって、短尺から長尺までの種々の長さのワークに対して、両端を含み、複雑形状に全加工できる。
次に、加工事例を説明しつつ、制御部の行う制御の概要と旋盤の動作を説明する。
図5は、主軸30に把持されたワークWと、背面主軸50に把持されたワークWとの両方に、外径加工を行う加工例1の説明図である。
主軸30及び背面主軸50にそれぞれ把持されたワークWを加工する場合、制御部は、タレット40に取付けられている複数の工具41から、外径加工を行う工具41として選択し、選択した工具41の中心線がワークWに向いて水平になるように、工具選択モータ40iを回転させる。また、方向変換モータ40hを駆動して支持部40gを回転させ、選択した工具41の中心線がワークWの中心線と垂直になるように、タレット40の水平面内での向きを調整する。
そして、Z1軸モータ13或いはZ2軸モータ17を駆動することにより、ワークWの加工箇所を工具41の前方に位置させる。ワーク回転モータ31を駆動してワークWを回転させつつ、Z1軸モータ13及びX1軸モータ18とを駆動制御する。これにより、工具41がワークWに当接し、主軸30に把持されたワークWの外周が加工される。主軸30側のワークWの加工が終了した後、制御部は、X1軸モータ18を駆動してタレット40を退避させる。
そして、方向変換モータ40hを駆動して支持部40gを180°回転させ、工具選択モータ40iを駆動し、選択した工具41の方向を180°回転させる。Z3軸モータ22とZ2軸モータ17を駆動することにより、背面主軸50の把持するワークWの加工箇所を、選択した工具41の前方に位置させる。ワーク回転モータ51を駆動してワークWを回転させつつ、Z3軸モータ22及びX1軸モータ18とを駆動制御する。
これにより、選択した工具41がワークWに当接し、背面主軸50に把持されたワークWの外周が加工される。ここで、選択した工具41の種類やZ1軸モータ13、Z2軸モータ17、Z3軸モータ22、X1軸モータ18の駆動制御方法により、種々の加工が可能であり、ワークWの外径を直線にしたり、テーパー、円弧等の所望の形状にすることができる。
図6は、主軸30に把持されたワークWと、背面主軸50に把持されたワークWとの両方の先端面に、穿孔加工を行う加工例2の説明図である。
この場合、制御部は、タレット40に取付けられた複数の工具41から所定の径のドリルを、加工を施す工具41として選択する。そして、制御部は、選択した工具41の中心線が水平になるように、工具選択モータ40iを回転させる。また、方向変換モータ40hを起動し、選択した工具41の中心線が、ワークWの中心線と平行になるように、支持部40gを回転させてタレット40の水平面での向きを調整する。そして、X1軸モータ18を駆動して選択した工具41の先端を、主軸30で把持するワークWの先端面に対向させる。次に、ワーク回転モータ31を駆動してワークWを回転させつつ、Z1軸モータ13を駆動し、選択した工具41の先端を主軸30側に移動させる。これにより、選択した工具41が主軸30の把持するワークWの先端面に当接して切削し、ワークWが穿孔される。
主軸30側のワークWの加工が終了した後、X1軸モータ18を駆動してタレット40を退避させる。工具選択モータ40iを駆動し、タレット40を180°回転させ、選択した工具41の先端が、背面主軸50の把持するワークWの先端を向くようにさせる。そして、X1軸モータ18を再び駆動し、選択された工具41を、背面主軸50の把持するワークWの先端面に対向させる。ワーク回転モータ51を駆動してワークWを回転させつつ、Z3軸モータ22を駆動し、選択した工具41の先端を背面主軸50側に移動させる。これにより、選択した工具41が背面主軸50の把持するワークWの先端に当接して切削し、ワークWが穿孔される。
ここでは、主軸30に把持されたワークWと、背面主軸50に把持されたワークWとの両方の先端面に穿孔加工を行う場合の概要を示したが、1つのワークWの両端に穿孔することも可能である。
この場合には、最初、ワークWを主軸30にのみ把持させておき、ワークWの先端面の穿孔が終了した段階で、X1軸モータ18を駆動してタレット40及び選択した工具41を退避させ、Z3軸モーター22を駆動して、背面主軸50を主軸30側に移動させ、ワークWの先端側を把持させる。そののち、主軸30にワークWを放させ、Z3軸モーター22を駆動して所定位置に移動させ、X1軸モータ18を駆動してタレット40及び選択した工具41を元の加工位置に戻す。以降、前述と同様の処理を行うことにより、背面主軸50に把持されたワークWの後端面が穿孔される。
図7は、斜め穴を穿孔する加工例3の説明図である。
この場合、制御部は、タレット40に取付けられた複数の工具41からドリルを加工を行う工具として選択する。
制御部は、選択した工具41の中心軸が水平になるように、工具選択モータ40iを駆動する。また、方向変換モータ40hを駆動して支持部40gを回転させ、選択した工具41の中心線が、ワークWの中心軸と所望角度になるように、タレット40の向きを調整する。
次に、Z1軸モータ13又はZ2軸モータ17を駆動し、ワークWを所定位置にする。その後、選択した工具41を回転させつつ、Z1軸モータ13とX1軸モータ18とを同時駆動し、選択した工具41が所望角度で先端からワークWに入るように、ワークWと選択した工具41とを相対移動させる。これにより、主軸30の把持するワークWに斜めの穴が穿孔される。
背面主軸50で把持するワークWに斜めの穴を穿孔する場合には、加工する前に、方向変換モータ40hを駆動し、工具41の中心線が、背面主軸50の把持するワークWの軸に対して所望角度になるようにタレット40の向きを調整する。次に、Z3軸モータ22又はZ2軸モータ17を駆動し、ワークWを所定位置にする。その後、選択した工具41を回転させつつ、Z3軸モータ22とX1軸モータ18とを同時駆動し、前記所望角度で選択した工具41が先端からワークWに入るように、ワークWと選択した工具41とを相対移動させる。これにより、背面主軸50の把持するワークWに斜めの穴が穿孔される。
図8は、内径加工する加工例4の説明図である。
主軸30が把持するワークWと背面主軸50が把持するワークWとに内径加工を施す場合、制御部は、タレット40の複数の工具41から内径工具を加工を行う工具41として選択し、先端面に穿孔加工を行うときと同様の処理を行う。
即ち、方向変換モータ40hを駆動し、選択した工具41の中心線がワークWの中心線と平行になるように、支持部40gを回転させてタレット40の向きを調整する。そして、X1軸モータ18を駆動して選択した工具41の先端を、主軸30で把持するワークWの先端面に対向させる。次に、ワーク回転モータ31を駆動してワークWを回転させつつ、Z1軸モータ13を駆動し、選択した工具41の先端を主軸30側に相対移動させる。これにより、選択した工具41が主軸30の把持するワークWの先端に当接して切削し、ワークWに内径加工が開始される。そして、Z1軸モータ13とX1軸モータ18を駆動することにより、選択した工具41がZ1軸方向とX1軸方向に移動するので、主軸30に把持されたワークWが、所望の内径に切削される。
主軸30側のワークWの加工が終了した後、X1軸モータ18を駆動してタレット40を退避させる。工具選択モータ40iを駆動し、選択した工具41を180°回転させ、選択した工具41の先端が、背面主軸50の把持するワークWの先端を向くようにする。そして、ワーク回転モータ51を駆動してワークWを回転させつつ、Z3軸モータ22を駆動し、選択した工具41の先端を背面主軸50側に移動させる。そして、Z3軸モータ22とX1軸モータ18を駆動することにより、選択した工具41がZ3軸方向とX1軸方向に移動するので、背面主軸50に把持されたワークWが、所望の内径に切削される。
以上の加工事例は、タレット40に取付けられた工具41を用いた加工である。工具41を用いることにより、他の加工も可能である。他の加工例を簡単に説明する。
図9は、ワークWを直線的にカットする加工例5の説明図である。
ワークWの一部をカットしてワークWの断面をD形にする場合には、タレット40に加工を行う工具41としてエンドミルを取付けておく。制御部は、工具選択モータ40iを駆動し、その選択した工具41の中心線が水平になるように、タレット40を回転させる。その後、選択した工具41を回転させつつ、Y1軸モータ40eを駆動し、選択した工具41を図9のように、Y1軸方向、即ち、上下方向に移動させる。これにより、ワークWがカットされ、ワークWの断面がD形になる。
図10は、偏心穴を穿孔する加工例6の説明図である。
ワークWの中心軸からずれた位置を穿孔して偏心穴を形成する場合、タレット40にドリルを取付けておく。制御部は、そのドリルを加工を施す工具41として選択し、工具選択モータ40iを駆動して選択した工具41の中心線が水平になるように、タレット40を回転させる。そして、Z2軸モータ17を駆動してタレット40を所定位置に移動させた後に、Y1軸モータ40eを駆動して選択した工具41の中心線の高さをワークWの中心線の高さからずらす。そして、工具41を回転させつつ、図10のように、X1軸モータ18を駆動して選択した工具41を前進させる。これにより、ワークWに偏心穴が形成される。
図11は、ワークの端部を斜めにカットする加工例7の説明図であり、同図(a)は正面図を示し、同図(b)は側面図を示している。
ワークWの端部を斜めにカットする場合、タレット40には、エンドミルを取付けておく。制御部は、そのエンドミルを加工を施す工具41として選択し、工具選択モータ40iを駆動し、選択した工具41の中心線が水平になるように、タレット40を回転させる。そして、方向変換モータ40hを駆動して選択した工具41の中心線が主軸30の把持するワークWの中心線に対して所望角度になるように駆動制御する。そして、Y1軸モータ40eを駆動し、選択した工具41をY1軸方向に移動させる。これにより、選択した工具41が斜めに、ワークWの先端部に当たり、ワークWの先端部が斜めにカットされる。
図12は、ワークにホブ加工をする加工例8の説明図であり、同図(a)は正面図を示し、同図(b)は側面図を示している。
ワークWに歯車を形成するホブ加工を行う場合、ホブをタレット40に取付けておく。制御部は、ホブを加工を施す工具41として選択し、工具選択モータ40iを駆動してホブの中心線を水平にする。次に、タレット40を所定位置に移動した後に、方向変換モータ40hを駆動し、選択した工具41の中心線がワークWの中心線に対して所定角度になるように、タレット40の向きを調整する。そして、選択した工具41の回転とワークWの回転とを所定の回転比で同期制御させつつ、Z1軸モータ13を駆動してワークWを前進させる。これにより、ワークWが選択した工具41により切削されながら移動し、ワークWに歯車が形成される。
図13は、工具41と工具61により、ワークの外径加工を行う加工例9の説明図である。
タレット40に取付けられた工具41と刃物台60に取付けられた工具61とによって、ワークWの外径加工を行う場合、タレット40には、外径工具が取付けられる。制御部は、その外径工具を、加工を施す工具41として選択し、工具選択モータ40iを駆動して選択した工具41の中心線を水平にさせる。
制御部は、主軸30及び背面主軸50とタレット40とを、工具41のみでワークWの外径加工を行う場合と同様に制御する。
一方、刃物台60には、工具61として外径工具が取付けられる。刃物台60に対しては、選択した工具61がワークWの外周面に対向するように、タレット62を回転させておき、X2軸モータ25を駆動し、工具61でワークWの外周を切削させる。これにより、ワークWの外径が工具41,61によって加工される。工具41と工具61とは、ワークWを間において対向してワークWを切削するので、ワークWがぶれることが防止され、精度の高い加工が可能である。また、ワークWの外径が同時に2本の工具41,61で加工されるので、総加工時間も短縮される。
図14は、工具41と工具61とにより、ワークに穿孔加工を行う加工例10の説明図である。
ワークWに穿孔加工をする場合、タレット40及び刃物台60には、ドリルがそれぞれ取付けられる。制御部は、刃物台60のドリルを選択し、タレット62を回転させて選択した工具61の中心線を水平にしてワークWに対向させる。また、タレット40のドリルを加工を施す工具41として選択し、工具選択モータ40iを駆動し、選択した工具41の中心線を水平にしてワークWに対向させる。
続いて、Z2軸モータ17とZ4軸モータ24とを駆動して、選択した工具41及び工具61を所定位置に移動させる。その後、工具41及び工具61を回転させつつ、X1軸モータ18とX2軸モータ25とを駆動し、ワークWに向けて、工具41及び工具61を前進させる。
前進することにより、工具41及び工具61がワークWに当接して切削する。これにより、ワークWに対称に穴が形成される。工具41と工具61とは、ワークWを間において対向してワークWを切削するので、ワークWがぶれることが防止され、精度の高い加工が可能である。また、ワークWが同時に2本の工具41,61で加工されるので、工具41のみで加工する場合よりも、総加工時間が短縮される。
図15は、2本のワークを同時に加工する加工例11の説明図である。
例えば主軸30で把持するワークWの先端に、偏心した穴を空ける加工を行い、同時に、背面主軸50で把持するワークWに外径加工を行う場合、タレット40には外径工具が取付けられ、刃物台60には、ドリルが取付けられる。
制御部は、タレット40の外径工具を、加工を行うための工具41として選択し、選択した工具41の中心線が背面主軸50の把持するワークWと同じ高さで水平にしてワークWと対向させる。制御部は、また、刃物台60のドリルを、加工を行う工具61として選択し、タレット62を回転させると共にX2軸モータ25を駆動し、選択した工具61の先端が主軸30で把持するワークWの加工位置に向くように調整する。そして、X1軸モータ18を駆動して選択した工具41を所定位置に前進させる。また、選択した工具61を回転させつつ、Z1軸モータ13を駆動して主軸30のワークWを前進させる。
また、これと同時に、ワーク回転モータ51を駆動して背面主軸50側のワークWを回転させつつ、Z3軸モータ22を駆動して背面主軸50側のワークWを前進させる。これにより、主軸30側のワークWの先端には、偏心した穴が形成され、背面主軸50側のワークWの外周面が切削される。
図16は、2本のワークを同時に加工する加工例12の説明図である。
主軸30で把持するワークWと背面主軸50で把持するワークWとに、例えば外径加工を行う場合、タレット40に取付けた工具41と刃物台60の工具61で同時に一方のワークWを加工してもよいが、工具41と工具61とでそれぞれ別のワークWを加工させてもよい。
図17は、スパナがけ部を形成する加工例13の説明図である。
ワークWにスパナがけ部を形成する場合、タレット40及び刃物台60のタレット62にエンドミルを取付けておく。制御部は、これらのエンドミルを加工を行う工具41,61として選択し、各工具41,61の中心線を水平にする。各工具41,61を所定位置に移動させた後、Y1軸方向モータ40e及びY2軸モータ63を駆動し、各工具41,61をそれぞれY1軸方向,Y2軸方向に移動させる。これによりワークWの両側が切削されてスパナがけ部が形成される。
図18は、偏心穴を2カ所形成する加工例14の説明図である。
ワークWに2カ所の偏心穴を形成する場合、タレット40及び刃物台60のタレット62にドリルを取付けておく。制御部は、これらのドリルを加工を行う工具41,61として選択し、各工具41,61の中心線を水平にする。各工具41,61をZ2軸方向及びZ4軸方向の所定位置に移動させた後、Y1軸方向モータ40e及びY2軸モータ63を駆動して、各工具41,61がY1軸方向及びY2軸方向の所定位置になるように位置調整する。次に、X1軸モータ18とX2軸モータ25を駆動して工具41,61を前進させる。これにより、ワークWが穿孔され、2つの偏心穴が同時に形成される。
以上のように、本実施形態の旋盤では、次のような作用効果を奏する。
(1) 主軸30と、タレット40と、背面主軸50と、ガイドブッシュ90とを備えるので、長尺のワークWに加工する際にも、ワークWが撓むことが防止され、精度の高い加工が可能になる。また、ワークWの先端面の加工も可能になるばかりでなく、主軸30で把持したワークWを突切りした後に、主軸30及び背面主軸50間でワークWの移し替えを行うことにより、ワークWの両端面の加工も可能になる。よって、短尺から長尺までの種々の長さのワークに対して、両端を含み、複雑形状に全加工できる。
(2) 主軸30で把持したワークWと、背面主軸50で把持したワークWの両方を、機械を停止せずに加工できる。
(3) 主軸30で把持したワークWと、背面主軸50で把持したワークWの両方を、共通の工具41で加工できるので、同じ種類の工具41を複数用意する必要がない。
(4) 工具マガジン70を備えるので、複数種類の工具41を事前に用意しておくことが可能である。
(5) 工具交換機構80を備えているので、機械を停止することなく、工具41の交換が可能である。
(6) タレット40をY1軸方向に移動させることができるので、工具41の位置を3次元的に自在に移動させることが可能であり、ワークWに偏心穴をあけたり、斜め穴をあける加工や、ホブ加工等の複雑な加工が可能になる。
(7) 刃物台60を設けたので、例えばタレット40の工具41で、加工を行っている間に、次に使用する工具を、刃物台60側で準備することが可能になる。逆に、例えば刃物台60の工具61で、加工を行っている間に、次に使用する工具を、タレット40側で準備することが可能になる。これにより、工具交換のアイドル時間を短縮できる。
(8) 工具41と工具61とを同時に用いて加工できるので、加工時間を短縮できる。
(9) 工具41と工具61とを同時に用いて加工できるので、一方を粗加工、他方を仕上用として使用することができる。
(10) 工具41と工具61とを同時に用いて加工できるので、ワークW上の異なる場所の加工が同時にできる。
(11) タレット40には、複数の工具41が取付けられるので、工具41を交換するごとに装置を停止する必要がなく、加工効率が高い。
(12) 背面主軸50には、ワークWが貫通する穴が形成されているので、さらに長尺のワークWも取付けられる。これにより、機械を大型化する必要がなくなる。
[第2の実施形態]
図19は、本発明の第2の実施形態に係る旋盤の正面図である。図20は、旋盤の平面図である。図21は、図19中の工具主軸及び刃物台の構成例を示す図である。なお、これらの図19〜図21及び後述する図22〜36において、第1の実施形態と共通の要素と共通する要素には、共通の符号が付されている。
この旋盤はワークWに対して複雑な加工が可能な機械であり、図19及び図20のように、ベッド10と、ワークWを把持する主軸30と、工具主軸100と、ワークWを把持する背面主軸50と、図示しない制御部を備えている。制御部は、旋盤全体の制御を行うものである。
主軸30を支持する主軸台30Aが、ベッド10上にZ1軸方向に平行に取付けられた2本のレール11,12上に載せられ、Z1軸モータ13を駆動することにより、Z1軸方向に移動する構成になっている。主軸台30Aには、ワーク回転モータ31が内蔵されている。ワーク回転モータ31は、主軸30の把持するワークWを回転させるものである。
工具主軸100は、取替え可能な工具101を回転可能に把持するものであり、工具主軸台100Aに支持されている。工具主軸台100Aが、ベッド10上にZ1軸方向に平行なZ2軸方向に取付けられた2本のレール15,16の上に載せられている。Z2軸モータ17を駆動することにより、工具主軸台100AがZ2軸方向に移動する。また、工具主軸台100Aの側方には、工具主軸台100AをZ2軸方向に垂直なX1軸方向に移動させるX1軸モータ18が配置されている。工具主軸台100Aの上方には、工具主軸台100Aを回転させて工具101の向きを変化させる方向変換モータ103と、工具主軸台100Aの位置をZ2軸方向及びX1方向に垂直なY1軸方向(高さ方向)に変化させるY1軸モータ102とが取付けられている。
背面主軸50は、主軸30と対向してワークWを把持するものであり、背面主軸台50Aに支持されている。背面主軸台50Aは、ベッド10上にZ1軸方向と平行なZ3軸方向に取付けられた2本のレール20,21上に載せられている。Z3軸モータ22を駆動することにより、背面主軸台50AがZ3軸方向に移動する構成になっている。背面主軸台50Aにはワーク回転モータ51が内蔵されている。ワーク回転モータ51は、背面主軸50の把持するワークWを回転させるものである。
主軸30及び背面主軸50には、ワークWが貫通する穴が形成されている。
この旋盤には、さらに、刃物台60と、工具マガジン70と、工具交換機構80と、ガイドブッシュ90とが設けられている。
刃物台60は、レール20,21上に載せられ、Z4軸モータ24を駆動することにより、Z2軸方向と平行なZ4軸方向に移動する構成である。刃物台60の側方には、刃物台60をX1軸方向に平行なX2軸方向に移動させるX2軸モータ25が取付けられている。
刃物台60は、ワークWを加工する複数の工具61を保持するものであり、図21のように、タレット62を備えている。タレット62に工具61が取付けられ、タレット62の回転角度に応じた工具61が選択される。刃物台60上部には、刃物台60の位置をY1軸方向と平行なY2軸方向(高さ方向)に変化させるY2軸モータ63が取付けられている。
ガイドブッシュ90は、主軸30の背面主軸50側に配置され、主軸30から突出したワークWを摺動自在に支持するものである。
なお、ここでは、刃物台60は、タレット62を備えるタレット型にしているが、これに限定されず、例えば図22のように、複数の工具66を支持部材65に櫛歯形に配列してもよい。図22は、刃物台の変形例を示す図である。
一方、工具マガジン70は、工具主軸100に取付ける工具101を必要数収容するものである。工具交換機構80は、工具主軸100に取付けられている工具101を、工具マガジン70で収容している工具101に交換する機構である。
次に、加工事例を説明しつつ、旋盤の動作を説明する。
図23は、主軸30に把持されたワークWと、背面主軸50に把持されたワークWとの両方に外径加工を行う加工例15の説明図である。
この場合、主軸30及び背面主軸50にそれぞれワークWを把持させる。
続いて、ワークWを把持した例えば主軸30を、Z1軸モータ13とZ2軸モータ17を駆動することにより、ワークWの加工箇所を工具主軸100の前方に位置させる。ワーク回転モータ31を駆動してワークWを回転させつつ、Z1軸モータ13及びX1軸モータ18とを駆動制御する。これにより、工具101がワークWに当接し、主軸30に把持されたワークWの外周が加工される。主軸30側のワークWの加工が終了した後、X1軸モータ18を駆動して工具主軸100を退避させる。
そして、工具主軸100の工具101を180°回転させ、Z3軸モータ22とZ2軸モータ17を駆動することにより、背面主軸50の把持するワークWの加工箇所を工具主軸100の前方に位置させる。ワーク回転モータ51を駆動してワークWを回転させつつ、Z3軸モータ22及びX1軸モータ18とを駆動制御する。
これにより、工具101がワークWに当接し、背面主軸50に把持されたワークWの外周が加工される。ここで、工具101の種類やZ1軸モータ13、Z2軸モータ17、Z3軸モータ22、X1軸モータ18の駆動制御方法により、種々の加工が可能であり、ワークWの外径を直線にしたり、テーパー、円弧等の所望の形状にすることができる。
図24は、主軸30に把持されたワークWと、背面主軸50に把持されたワークWとの両方の先端面に穿孔加工を行う加工例16の説明図である。
この場合、工具主軸100の工具101はドリルである。X1軸モータ18と方向変換モータ103とを駆動して工具101の先端が、主軸30で把持するワークWの先端を向くようする。次に、ワーク回転モータ31を駆動してワークWを回転させつつ、Z1軸モータ13を駆動し、工具101の先端を主軸30側に移動させる。これにより、工具101が主軸30の把持するワークWの先端に当接して切削し、ワークWが穿孔される。
主軸30側のワークWの加工が終了した後、X1軸モータ18を駆動して工具主軸100を退避させる。方向変換モータ103を駆動し、工具101の先端が、背面主軸50の把持するワークWの先端を向くようにする。そして、ワーク回転モータ51を駆動してワークWを回転させつつ、Z3軸モータ22を駆動し、工具101の先端を背面主軸50側に移動させる。これにより、工具101が背面主軸50の把持するワークWの先端に当接して切削し、ワークWが穿孔される。
ここでは、主軸30に把持されたワークWと、背面主軸50に把持されたワークWとの両方の先端面に穿孔加工を行う場合の概要を示したが、1つのワークWの両端に穿孔することも可能である。
この場合には、最初、ワークWを主軸30にのみ把持させておき、ワークWの先端面の穿孔が終了した段階で、X1軸モータ18を駆動して工具主軸100を退避させ、Z3軸モータ22を駆動して、背面主軸50を主軸30側に移動させ、ワークWの先端側を把持させる。そののち、主軸30にワークWを放させ、Z3軸モータ22を駆動して所定位置に移動させ、X1軸モータ18を駆動して工具主軸100を元の加工位置に戻す。以降、前述と同様の処理を行うことにより、背面主軸50に把持されたワークWの後端面が穿孔される。
図25は、斜め穴を穿孔する加工例17の説明図である。
この場合、工具主軸100に取付けられる工具101は、ドリルである。主軸30で把持するワークWを加工する前に、方向変換モータ103を駆動して工具101が、主軸30の把持するワークWの軸に対して所望角度になるように駆動制御する。次に、Z1軸モータ13又はZ2軸モータ17を駆動し、ワークWを所定位置にする。その後、工具101を回転させつつ、Z1軸モータ13とX1軸モータ18とを同時駆動し、前記所望角度で工具101が先端からワークWに入るように、ワークWと工具101とを相対移動させる。これにより、主軸30の把持するワークWに斜めの穴が穿孔される。
背面主軸50で把持するワークWに斜めの穴を穿孔する場合には、加工する前に、方向変換モータ103を駆動して工具101が、背面主軸50の把持するワークWの軸に対して所望角度になるように駆動制御する。次に、Z3軸モータ22又はZ2軸モータ17を駆動し、ワークWを所定位置にする。その後、工具101を回転させつつ、Z3軸モータ22とX1軸モータ18とを同時駆動し、前記所望角度で工具101が先端からワークWに入るように、ワークWと工具101とを相対移動させる。これにより、背面主軸50の把持するワークWに斜めの穴が穿孔される。
図26は、内径加工する加工例18の説明図である。
主軸30が把持するワークWと背面主軸50が把持するワークWとに内径加工を施す場合、工具主軸100には、内径工具を取付け、先端面に穿孔加工を行うときと同様の処理を行う。即ち、X1軸モータ18と方向変換モータ103とを駆動し、工具101の軸と主軸30に把持されたワークWの軸とを一致させ、工具101の先端が、主軸30の把持するワークWの先端を向くようする。次に、ワーク回転モータ31を駆動してワークWを回転させつつ、Z1軸モータ13又はZ2軸モータ17を駆動し、工具101の先端を主軸30側に相対移動させる。そして、Z1軸モータ13とX1軸モータ18を駆動することにより、工具101がZ1軸方向とX1軸方向に移動するので、主軸30に把持されたワークWが、所望の内径に切削される。
主軸30側のワークWの加工が終了した後、X1軸モータ18を駆動して工具主軸100を退避させる。方向変換モータ103を駆動し、工具主軸100を180°回転させ、工具101の先端が、背面主軸50の把持するワークWの先端を向くようにする。そして、ワーク回転モータ51を駆動してワークWを回転させつつ、Z3軸モータ22を駆動し、工具101の先端を背面主軸50側に移動させる。そして、Z3軸モータ22とX1軸モータ18を駆動することにより、工具101がZ3軸方向とX1軸方向に移動するので、背面主軸50に把持されたワークWが、所望の内径に切削される。
以上の加工事例は、工具主軸100に取付けられた工具101を用いた加工である。工具101を用いることにより、他の加工も可能である。他の加工例を簡単に説明する。
図27は、ワークWを直線的にカットする加工例19の説明図である。
ワークWの一部をカットしてワークWの断面をD形にする場合には、工具主軸100に工具101としてエンドミルを取付け、工具主軸100を所定位置に移動させた後に、工具101を回転させつつ、図27のように、Y1軸モータ102を駆動してエンドミルをY1軸方向に移動させる。これにより、ワークWがカットされ、ワークWの断面がD形になる。
図28は、偏心穴を穿孔する加工例20の説明図である。
ワークWの中心軸からずれた位置を穿孔して偏心穴を形成する場合、工具主軸100に工具101としてドリルを取付け、Z2軸モータ17を駆動して工具主軸100を所定位置に移動させた後に、Y1軸モータ102を駆動して工具101の高さをワークWの中心からずらす。そして、工具101を回転させつつ、図28のように、X1軸モータ18を駆動して工具101を前進させる。これにより、ワークWに偏心穴が形成される。
図29は、ワークの端部を斜めにカットする加工例21の説明図であり、同図(a)は正面図を示し、同図(b)は側面図を示している。
ワークWの端部を斜めにカットする場合、工具主軸100には、工具101としてエンドミルを取付ける。方向変換モータ103を駆動して工具101が主軸30の把持するワークWの軸に対して所望角度になるように駆動制御する。そして、Y1軸モータ102を駆動し、工具101をY1軸方向に移動させる。これにより、工具101が斜めに、ワークWの先端部に当たり、ワークWの先端部が斜めにカットされる。
図30は、ワークにホブ加工をする加工例22の説明図であり、同図(a)は正面図を示し、同図(b)は側面図を示している。
ワークWに歯車を形成するホブ加工を行う場合、工具101としてホブを工具主軸100に取付ける。次に、工具主軸100を所定位置に移動した後に、方向変換モータ103を駆動して工具101の向きを所定角度に駆動制御する。工具101の回転とワークWの回転とを所定の回転比で同期制御させつつ、Z1軸モータ13を駆動してワークWを前進させる。これにより、ワークWが工具101により切削されながら移動し、ワークWに歯車が形成される。
図31は、工具101と工具61により、ワークの外径加工を行う加工例23の説明図である。
工具主軸100の工具101と刃物台60に取付けられた工具61によって、ワークWの外径加工を行う場合、工具主軸100には、工具101として外径工具が取付けられ、工具61として外径工具が選択される。主軸30及び背面主軸50と工具主軸100とを、工具101のみでワークWの外径加工を行う場合と同様に制御する。
一方、刃物台60に対しては、選択した工具61がワークWの外周面に対向するように、タレット62を回転させておき、X2軸モータ25を駆動し、工具61でワークWの外周を切削させる。これにより、ワークWの外径が工具101,61によって加工される。工具101と工具61とは、ワークWを間において対向してワークWを切削するので、ワークWがぶれることが防止され、精度の高い加工が可能である。また、ワークWの外径が同時に2本の工具101,61で加工されるので、総加工時間も短縮される。
図32は、工具101と工具61とにより、ワークに穿孔加工を行う加工例24の説明図である。
ワークWに穿孔加工をする場合、工具主軸100の工具101としてドリルを取付け、刃物台60の工具61としてドリルを選択し、タレット62を回転させて選択した工具61をワークWに対向させる。そして、Z2軸モータ17とZ4軸モータ24とを駆動して、工具101及び工具61を所定位置に移動させる。その後、工具101及び工具61を回転させつつ、X1軸モータ18とX2軸モータ25とを駆動し、ワークWに向けて、工具101及び工具61を前進させる。
前進することにより、工具101及び工具61がワークWに当接して切削する。これにより、ワークWに対称に穴が形成される。工具101と工具61とは、ワークWを間において対向してワークWを切削するので、ワークWがぶれることが防止され、精度の高い加工が可能である。また、ワークWが同時に2本の工具101,61で加工されるので、工具101のみで加工する場合よりも、総加工時間が短縮される。
図33は、2本のワークを同時に加工する加工例25の説明図である。
例えば主軸30で把持するワークWの先端に、偏心した穴を空ける加工を行い、同時に、背面主軸50で把持するワークWに外径加工を行う場合、工具主軸100の工具101として外径工具を取付ける。X1軸モータ18を駆動して工具101を所定位置に前進させる。刃物台60の工具61としては、ドリルを選択し、タレット62を回転させると共にX2軸モータ25を駆動し、選択した工具61の先端が主軸30で把持するワークWの加工位置に向くように調整する。そして、工具61を回転させつつ、Z1軸モータ13を駆動して主軸30のワークWを前進させる。
また、これと同時に、ワーク回転モータ51を駆動して背面主軸50側のワークWを回転させつつ、Z3軸モータ22を駆動して背面主軸50側のワークWを前進させる。これにより、主軸30側のワークWの先端には、偏心した穴が形成され、背面主軸50側のワークWの外周面が切削される。
図34は、2本のワークを同時に加工する加工例26の説明図である。
主軸30で把持するワークWと背面主軸50で把持するワークWとに、例えば外径加工を行う場合、工具主軸100に取付けた工具101と刃物台60の工具61で同時に一方のワークWを加工してもよいが、工具101と工具61とでそれぞれ別のワークWを加工させてもよい。
図35は、スパナがけ部を形成する加工例27の説明図である。
ワークWにスパナがけ部を形成する場合、工具主軸100に工具101としてエンドミルを取付け、刃物台60で工具61としてエンドミルを選択させる。各工具101,61を所定位置に移動させた後、Y1軸方向モータ102及びY2軸モータ63を駆動し、各工具101,61をそれぞれY1軸方向,Y2軸方向に移動させる。これによりワークWの両側が切削されてスパナがけ部が形成される。
図36は、偏心穴を形成する加工例28の説明図である。
ワークWに2カ所の偏心穴を形成する場合、工具主軸100に工具101としてドリルを取付け、刃物台60で工具61としてドリルを選択させる。各工具101,61をZ2軸方向及びZ4軸方向の所定位置に移動させた後、Y1軸方向モータ102及びY2軸モータ63を駆動して、各工具101,61がY1軸方向及びY2軸方向の所定位置になるように位置調整する。次に、X1軸モータ18とX2軸モータ25を駆動して工具101,61を前進させる。これにより、ワークWが穿孔され、2つの偏心穴が同時に形成される。
以上のように、本実施形態の旋盤では、次のような作用効果を奏する。
(1) 主軸30と、工具主軸100と、背面主軸50と、ガイドブッシュ90とを備えるので、長尺のワークWに加工する際にも、ワークWが撓むことが防止され、精度の高い加工が可能になる。また、ワークWの先端面の加工も可能になるばかりでなく、主軸30で把持したワークWを突切りした後に、主軸30及び背面主軸50間でワークWの移し替えを行うことにより、ワークWの両端面の加工も可能になる。よって、短尺から長尺までの種々の長さのワークに対して、両端を含み、複雑形状に全加工できる。
(2) 主軸30で把持したワークWと、背面主軸50で把持したワークWの両方を、機械を停止せずに加工できる。
(3) 工具主軸100は、1本の工具101を把持するので、第1の実施形態のようなタレット40とは異なり、隣接する工具41との間で干渉することがない。
(4) 主軸30で把持したワークWと、背面主軸50で把持したワークWの両方を、共通の工具101で加工できるので、同じ種類の工具101を複数用意する必要がない。
(5) 工具マガジン70を備えるので、複数種類の工具101を事前に用意しておくことが可能である。
(6) 工具交換機構80を備えているので、機械を停止することなく、工具101の交換が可能である。
(7) 工具主軸100をY1軸方向に移動させることができるので、工具101の位置を3次元的に自在に移動させることが可能であり、ワークWに偏心穴をあけたり、斜め穴をあける加工や、ホブ加工等の複雑な加工が可能になる。
(8) 刃物台60を設けたので、例えば工具主軸100の工具101で、加工を行っている間に、次に使用する工具を、刃物台60側で準備することが可能になる。逆に、例えば刃物台60の工具61で、加工を行っている間に、次に使用する工具を、工具主軸100側で準備することが可能になる。これにより、工具交換のアイドル時間を短縮できる。
(9) 工具101と工具61とを同時に用いて加工できるので、加工時間を短縮できる。
(10) 工具101と工具61とを同時に用いて加工できるので、一方を粗加工、他方を仕上用として使用することができる。
(11) 工具101と工具61とを同時に用いて加工できるので、ワークW上の異なる場所の加工が同時にできる。
(12) 背面主軸50には、ワークWが貫通する穴が形成されているので、さらに長尺のワークWも取付けられる。これにより、機械を大型化する必要がなくなる。
なお、本発明は上記実施形態にかかわらず、種々の変形が可能である。その変形例としては、例えば次のようなものがある。
(i) 上記実施形態では、X1,X2軸方向と、Z1,Z2,Z3,Z4軸方向と、Y1,Y2軸方向とを、互いに垂直であるものとしているが、方向が異なれば垂直になっている必要はない。
(ii) 上記実施形態では、X1軸方向とX2軸方向とを平行とし、Y1軸方向とY2軸方向とを平行としているが、これらを平行にしなくてもよい。例えば、タレット40或いは工具主軸100を斜め上方から下降させて工具41或いは101を前進させ、これとは対称に、刃物台60を斜め上方から下降させて工具61を前進させる構成にしてもよい。
(iii) ワークWに対する加工は、タレット40、工具主軸100或いは刃物台60の位置を固定し、主軸30或いは背面主軸50を移動して行ってもよいし、逆に、主軸30或いは背面主軸50の位置を固定してタレット40、工具主軸100或いは刃物台60を移動して行ってもよい。
本発明の第1の実施形態に係る旋盤の正面図である。 旋盤の平面図である。 図1中のタレットと刃物台の構成例を示す図である。 刃物台の変形例を示す図である。 加工例1の説明図である。 加工例2の説明図である。 加工例3の説明図である。 加工例4の説明図である。 加工例5の説明図である。 加工例6の説明図である。 加工例7の説明図である。 加工例8の説明図である。 加工例9の説明図である。 加工例10の説明図である。 加工例11の説明図である。 加工例12の説明図である。 加工例13の説明図である。 加工例14の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る旋盤の正面図である。 旋盤の平面図である。 図19中の工具主軸と刃物台の構成例を示す図である。 刃物台の変形例を示す図である。 加工例15の説明図である。 加工例16の説明図である。 加工例17の説明図である。 加工例18の説明図である。 加工例19の説明図である。 加工例20の説明図である。 加工例21の説明図である。 加工例22の説明図である。 加工例23の説明図である。 加工例24の説明図である。 加工例25の説明図である。 加工例26の説明図である。 加工例27の説明図である。 加工例28の説明図である。
符号の説明
10 ベッド
13 Z1軸モータ
17 Z2軸モータ
18 X1軸モータ
22 Z3軸モータ
24 Z4軸モータ
25 X2軸モータ
30 主軸
31,51 ワーク回転モータ
40 タレット
50 背面主軸
60 刃物台
70 工具マガジン
80 工具交換機構
90 ガイドブッシュ
100 工具主軸

Claims (8)

  1. ワークを把持して回転させる機能を持つと共に、該ワークの回転軸に平行なZ方向に往復移動可能な主軸と、
    前記主軸に対向して配置され、ワークを把持して回転させる機能を持ち、前記Z方向に往復移動可能な背面主軸と、
    前記ワークを加工するための複数の工具が取付けられると共に、回転して該複数の工具から選択された工具を該ワークを加工するための所定位置に位置させる機能を有し、前記Z方向に往復移動可能であると共に該Z方向とは異なる方向のX方向に往復移動可能であり、かつ該Z方向及び該X方向を含むXZ平面内で回転して該選択された工具の向きを変化させることが可能なタレットと、
    前記主軸から突出した前記ワークを、回転可能に支持すると共に該ワークの回転軸の方向に摺動させるガイドブッシュと、
    を備えることを特徴とする旋盤。
  2. 任意数の前記工具を収容する工具マガジンと、
    すでに前記タレットに取付けられている工具を、前記工具マガジンに収容されている工具に交換する工具交換手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の旋盤。
  3. 前記背面主軸には、前記ワークが貫通する穴が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の旋盤。
  4. 前記タレットは、前記Z方向に往復移動可能であり、前記X方向に往復移動可能であり、かつ該Z及びX方向とは異なる方向のY方向に往復移動可能になっていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の旋盤。
  5. 任意数の工具を搭載し、前記タレットとは独立して移動し、該搭載した工具を用いて前記主軸又は前記背面主軸の把持するワークを加工する刃物台を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の旋盤。
  6. 前記刃物台は、前記X方向に往復移動可能であることを特徴とする請求項5に記載の旋盤。
  7. 前記刃物台は、前記Z方向に往復移動可能であることを特徴とする請求項5又は6に記載の旋盤。
  8. 前記刃物台は、前記Y方向に往復移動可能であることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の旋盤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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