JP2005088142A - 旋盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 低価格で効率のよい加工が可能な旋盤を提供する。
【解決手段】 支持フレーム30には、移動台40をY方向に移動させるY方向モータ35が取付けられている。移動台40には、X方向モータ45,46が取付けられている。X方向モータ45を駆動すると、刃物台50に搭載された工具がX方向に往復可能に移動する。X方向モータ46を駆動すると刃物台60に搭載された工具が、X方向に往復可能に移動する。刃物台50及び60は独立に動くので、例えば刃物台50に搭載されている工具で加工を行っている間に、刃物台60側で次の加工の準備作業が可能になる。また、刃物台50,60の両方に搭載された工具で同時に加工を行うことも可能であり、総加工時間を短縮できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、旋盤に関するものである。
ワークを所定の形状にするために用いる旋盤には、例えば特許文献1に記載されたものがある。
特開平6−246508号公報
前記特許文献1には、従来技術として示された旋盤と、新たに提案された旋盤とが示されている。従来技術として示された旋盤は、主軸を取付けた主軸台を備えている。主軸にワークが取付けられる。主軸台は、主軸の軸心方向のZ方向に移動可能になっている。
主軸を挟んだ両側には、一対の櫛型刃物台がそれぞれ設置されている。一対の櫛型刃物台は、Z方向に垂直なX方向、及びZ方向とX方向とに垂直なY方向に移動する構成である。一対の櫛型刃物台は、例えばX方向に同じ動きをするように制御され、Y方向についても同じ動きをするか、逆方向に動くように制御される。
これに対し、特許文献1で提案している旋盤は、軸心方向(Z方向)に移動可能な主軸と、主軸を挟んで対向する一対の櫛型刃物台と、X軸駆動モータと、Y軸駆動モータと、X駆動モータと、Y軸駆動モータとを備えている。
X軸駆動モータは、一対の櫛型刃物台のうちの一方の刃物台をZ方向に垂直なX方向に移動させるものである。Y軸駆動モータは、その一方の刃物台をY方向に移動させるものである。
軸駆動モータは、一対の櫛型刃物台のうちの他方の刃物台を、X方向に移動させるものである。Y軸駆動モータは、他方の刃物台をY方向に移動させるものである。
特許文献1で提案している旋盤は、X軸駆動モータ、Y軸駆動モータ、X駆動モータ及びY軸駆動モータを駆動制御し、一対の櫛型刃物台を独立して移動させている。
しかしながら、特許文献1に従来技術として示された旋盤は、一対の櫛型刃物台が相互に関連した動きをするので、一連の加工を施す際に、次の加工の準備ができない。つまり、前の加工を行っている間には、次の加工を行うための位置決め等ができなかった。したがって、前の加工が終了してから次の加工の準備を行うことになるので、ワークに一連の加工を施す際に必要な総加工時間が長くなり、効率が悪かった。
これに対し、特許文献1に新たに提案された旋盤は、対をなす櫛型刃物台が互いに独立して動作するので、次の加工の準備が、前の加工を行っている間にでき、一連の加工を施す際にかかる総加工時間を短縮することが可能である。
ところが、各櫛型刃物台を独立して移動させるために、X軸駆動モータ、Y軸駆動モータ、X軸駆動モータ及びY軸駆動モータが必要となるばかりでなく、各櫛型刃物台を移動させるためのガイド等を独立させる必要がある。よって、装置のコストを低減することが困難であった。
さらに、各モータの制御も個別に行う必要があり、制御条件を設定する際の使用者の負担が大きかった。
本発明は、加工時間の短縮が可能であると共に、使用者の負担の軽減が可能で、かつコスト低減が可能な旋盤を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の観点に係る旋盤は、互いに垂直なX方向、Y方向及びZ方向のうちのZ方向に軸心が向く第1の主軸と、前記第1の主軸を前記Z方向に往復可能に移動させる主軸移動手段と、移動台と、前記主軸の先端側で前記移動台を前記Y方向に往復可能に移動させるY方向移動手段と、
第1の刃物台と、前記主軸を挟んで前記第1の刃物台と対峙する第2の刃物台と、前記移動台に取付けられ、前記第1の刃物台を前記X方向に往復可能に移動させる第1の刃物台移動手段と、前記移動台に取付けられ、前記第2の刃物台を前記第1の刃物台とは独立に前記X方向に往復可能に移動させる第2の刃物台移動手段と、を備えることを特徴とする。
このような構成を採用したことにより、Y方向移動手段が移動台を移動させることにより、第1の刃物台と第2の刃物台とがY方向に移動する。
第1の刃物台移動手段により、第1の刃物台がX方向に移動する。第2の刃物台移動手段により、第2の刃物台がX方向に移動する。則ち、第1の刃物台と第2の刃物台とはY方向には同じ動きをするが、X方向には独立して動かすことができる。
これにより、例えば第1の刃物台でワークに加工している間に、第2の刃物台側で位置決め等の準備作業をすることも可能になる。よって、一連の加工をワークに施す際にかかる総加工時間を、短縮することが可能である。また、Y方向に第1の刃物台と第2の刃物台を移動させる手段は、移動台を移動させるY方向移動手段のみの構成となる。よって、構造が単純化でき、コストの低減が可能になるばかりでなく、制御系の設定も容易になり、利用者の負担を軽減できる。
なお、前記第1の刃物台及び前記第2の刃物台には、回転工具が取付け可能であってもよい。
このような構成を採用することにより、第1の刃物台及び第2の刃物台に搭載される工具を回転させつつ、移動台をY方向に移動させることにより、第1の刃物台及び第2の刃物台に搭載された工具により、ワークの両側から同時に切削することも可能になる。これにより、ワークの加工時間も短縮できる。
また、前記第1の刃物台及び前記第2の刃物台の少なくとも一方に取付けられた第3の刃物台をさらに備えてもよい。
このような構成を採用することにより、主軸に取付けられたワークを第1及び第2の刃物台ばかりでなく、第3の刃物台に搭載された工具で加工することができる。この第3の刃物台には、回転工具が取付け可能であってもよい。
また、前記Z方向に軸心が向き前記主軸に対向する副主軸と、前記副主軸を前記Z方向に往復可能に移動させる第2の主軸移動手段と、を備えてもよい。
このような構成を採用することにより、主軸に取付けられたワークを、第1及び第2の刃物台に搭載された工具で加工できるばかりでなく、副主軸に取付けられたワークも、第1の刃物台及び第2の刃物台に搭載された工具で加工することが可能になる。さらに、第3の刃物台を備える場合には、第3の刃物台に搭載された工具で、主軸及び副主軸に取付けられたワークをそれぞれ加工することができる。これにより、効率的な加工が実現可能になる。
また、前記副主軸を前記Z方向に直角な方向に移動させる第3の主軸移動手段を備えてもよい。
このような第3の主軸移動手段を備えることにより、副主軸に取付けられたワークの位置をずらすことが可能となる。例えば第3の刃物台に搭載された工具により、主軸に取付けられているワークを加工すると共に、その第3の刃物台に搭載された他の工具により副主軸に取付けられているワークを加工する際に、副主軸のワークの加工位置を所望位置に位置決めすることが可能になる。さらに、第1の刃物台に取付けられた工具により、主軸に取付けられたワークを加工すると共に、第3の刃物台に取付けられた工具により、副主軸に取付けられたワークを加工することができる。また、副主軸に取付けられているワークを第1〜第3の刃物台から退避させることも可能になる。
また、前記第2の主軸移動手段及び前記第3の主軸移動手段が取り付けられたベッドに固定され、移動する前記副主軸に対して相対運動し、該副主軸に取付けられたワークを加工する工具が搭載可能な第4の刃物台を備えてもよい。
このように、第4の刃物台を設けることにより、副主軸に取付けられているワークを第1〜第3の刃物台から退避させた状態で、第4の刃物台に搭載された工具で、副主軸に取付けられているワークの加工が可能となる。そのため、例えば、主軸に取付けられたワークを第1〜第3の刃物台に搭載された工具で加工している間に、第4の刃物台に搭載された工具で、副主軸に取付けられたワークを加工することもできる。そのため、作業効率が向上する。
なお、第4の刃物台には、回転工具が取付け可能であってもよい。
本発明に係る旋盤によれば、第1の刃物台及び第2の刃物台を移動させる手段は、Y方向移動手段のみになるので、構造が単純化でき、コストの低減が可能になるばかりでなく、制御系の設定も容易になり、利用者の負担を軽減できる。また、第1の刃物台と第2の刃物台とは、X方向には独立して移動するので、第1の刃物台或いは第2の刃物台の一方で、加工を行っているときに、他方で準備作業ができる。即ち、加工作業の効率化が可能である。
なお、第1の刃物台及び第2の刃物台が回転工具を搭載する構成にすると、主軸に取付けられたワークを、例えば第1の刃物台及び第2の刃物台に取付けられた回転工具で同時に加工することが可能になり、加工時間の短縮も可能である。
また、第3の刃物台をさらに備えることにより、主軸に取付けられたワークを第3の刃物台に搭載された工具で加工することができる。
また、第3の刃物台に搭載される工具を、回転工具にすることにより、切削等の時間のかかる加工を効率的にできる。
また、副主軸と、第2の主軸移動手段をさらに備えることにより、副主軸に取付けられたワークも、第1の刃物台及び第2の刃物台或いは第3の刃物台に搭載された工具で加工することが可能になる。
さらに、第3の主軸移動手段を備えることにより、副主軸に取付けられたワークの加工位置を所望位置に位置決めすることが可能になり、加工の自由度が向上する。そして、第1の刃物台に取付けられた工具により、主軸に取付けられたワークを加工すると共に、第3の刃物台に取付けられた工具により、副主軸に取付けられたワークを加工することができる。
また、副主軸と、第2の主軸移動手段と、第3の主軸移動手段を備える場合に、第4の刃物台を設けることにより、副主軸に取付けられているワークを第1〜第3の刃物台から退避させた状態で、第4の刃物台に搭載された工具で、副主軸に取付けられているワークの加工が可能となり、主軸に取付けられたワークを第1〜第3の刃物台に搭載された工具で加工している間に、第4の刃物台に搭載された工具で、副主軸に取付けられたワークを加工することもでき、作業効率が向上する。
図1は、本発明の実施形態に係る旋盤の要部を示す断面図である。
図2は、旋盤の全体を示す平面図であり、図1はこの図2のM−M断面図である。
図3は、旋盤のK−K断面図である。
この旋盤は、ベッド10と、ベッド10に固定された支持フレーム30を備えている。
ベッド10からは、支持部11,12が立設され、それらにベアリング13,14がそれぞれ支持されている。ベアリング13,14の穴の中心線は同軸であり、これらの穴に、ボールねじ15が回転可能に支持されている。ボールねじ15は、水平のZ方向に平行であり、ボールねじ15には、ボールねじ15の回転運動を直線運動に変換するナット16が取付けられている。
支持部11には、ボールねじ15を回転させるZ方向モータ17が取付けられている。支持部11,12の上には、2本のレール18a,18bが取付けられている。レール18a,18bは、Z方向に平行である。レール18a,18bの上部にはスライダ19を介して移動台20が取付けられている。
移動台20上には、主軸21を持つ主軸台モータ22が取付けられている。主軸21は、先端側にワークが取付け可能であり、Z方向に平行になっている。Z方向モータ17を回転させることにより、ボールねじ15が回転し、ナット16により、移動台20がZ方向に平行に移動し、ワークがZ方向に移動する。則ち、Z方向モータ17、ボールねじ15、ナット16及び移動台20は、ワークをZ方向に移動させる主軸移動手段を構成する。
支持フレーム30は、主軸21の前方に配置され、中央部には、フランジ30aがあり、フランジ30aには、ワークを支持するガイドブッシュ30b等が取付け可能になっている。
支持フレーム30には、ベアリング31,32が組込まれている。ベアリング31,32の穴の中心線は同軸であり、これらの穴に、ボールねじ33が回転可能に支持されている。ボールねじ33は、Z方向に垂直なY方向に平行である。ボールねじ33には、ボールねじ33の回転運動を直線運動に変換するナット34が取付けられている。支持フレーム30の上部には、ボールねじ33を回転させるY方向モータ35が、取付けられている。
支持フレーム30には、2本のガイドレール36a,36bがY方向に平行に取付けられ、ガイドレール36a,36を介して支持フレーム30に移動台40が取付けられている。
移動台40は、ナット34と連結され、Y方向モータ35が回転すると、移動台40がY方向に往復可能に移動する。則ち、支持フレーム30、ボールねじ33、ナット34及びY方向モータ35は、移動台40をY方向に移動させるY方向移動手段を構成している。
移動台40には、ベアリング41,42が組込まれている。ベアリング41は、ボールねじ43を、X方向に平行に支持する。ベアリング42は、ボールねじ44をX方向に平行に支持している。移動台40の左端には、X方向モータ45が取付けられている。X方向モータ45は、ボールねじ43を回転させるものである。移動台40の右端には、X方向モータ46が取付けられている。X方向モータ46は、ボールねじ44を回転させるものである。
ボールねじ43には、ボールねじ43の回転運動を直線運動に変換するナット47が取付けられている。ボールねじ44には、ボールねじ44の回転運動を直線運動に変換するナット48が取付けられている。
ボールねじ43は、ナット47を介して第1の刃物台50と連結されている。ボールねじ44は、ナット48を介して第2の刃物台60と連結されている。刃物台50には、スライダ50a,50bが配置され、移動台40の持つガイドレール40a,40bと係合している。刃物台60には、スライダ60a,60bが配置され、移動台40の持つガイドレール40c,40dと係合している。
X方向モータ45が回転すると、刃物台50がX方向に往復可能に移動する。則ち、移動台40、ボールねじ43、ナット47及びX方向モータ45は、刃物台50をX方向に移動させる第1の刃物台移動手段を構成している。
X方向モータ46が回転すると、刃物台60がX方向に往復可能に移動する。則ち、移動台40、ボールねじ44、ナット48及びX方向モータ46は、刃物台60をX方向に移動させる第2の刃物台移動手段を構成している。
刃物台50及び60には、ワークの加工を行うための複数の工具がそれぞれ取付け可能であり、工具が櫛歯状に取付けられる。工具としては、回転するワークの外周面を切削する外径工具63や、自らが回転して固定されたワークを切削するドリル、タップ等の回転工具61が考えられる。刃物台50,60には、回転工具61を回転させるモータ54,64が搭載されている。
例えば刃物台60には、さらに、第3の刃物台65が取付けられている。刃物台65には、主軸21の先端側からワークに当接して、ワークを穿孔するタップやドリル等の工具62が取付けられる。
ベッド10には、さらに、副ベッド70が設置されている。副ベッド70上に、移動台80が設置され、移動台80上に移動台90が設置され、移動台90上に副主軸モータ100が取付けられる。副主軸モータ100は、副主軸101を持ち、その副主軸101の先端は、ワークが取付け可能になっている。
副ベッド70には、ベアリング71,72が組込まれている。ベアリング71,72の穴の中心線は同軸であり、ボールねじ73を回転自在に支持している。ボールねじ73は、X方向に平行である。副ベッド70の端部には、ボールねじ73を回転させるX方向モータ74が取付けられている。ボールねじ73には、ボールねじ73の回転運動を直線運動に変換する図示しないナットが取付けられている。ボールねじ73は、そのナットを介して移動台80と連結されている。
副ベッド70上には、ガイドレール75,76が取付けられ、X方向モータ74が回転すると、移動台80がX方向に移動するようになっている。即ち、副ベッド70、ボールねじ73、X方向モータ74等が、移動台80をX方向に移動させる第3の主軸移動手段となる。
移動台80には、ベアリング81,82が組込まれている。ベアリング81,82の穴の中心線は同軸であり、これらの穴により、ボールねじ83を回転自在に支持している。ボールねじ83は、Z方向に平行である。
移動台80の端部には、Z方向モータ84が取付けられている。Z方向モータ84は、ボールねじ83を回転させるものである。ボールねじ83には、ボールねじ83の回転運動を直線運動に変換するナット85が取付けられている。ナット85が移動台90と連結されている。
移動台80の上部には、ガイドレール86,87が取付けられ、移動台90にはガイドレール86,87と係合するスライダ91,92が取付けられ、Z方向モータ84を回転させると、移動台90がZ方向に往復可能に移動する。即ち、移動台90、ボールねじ83,Z方向モータ84等が、第2の主軸移動手段を構成する。
移動台90に、ワークを回転させる副主軸モータ100が取付けられている。副主軸モータ100の副主軸101の先端は、主軸21側を向いて対向している。
ベッド10には、さらに、第4の刃物台120が固定されている。刃物台120には、副主軸101に取付けられたワークを加工するための回転工具等が搭載される。
次に、図1から図3で示した旋盤の動作を、複数の加工事例を挙げて説明する。
図4(a)〜(d)は、加工例を示す図であり、これらは、主軸21に取付けたワークを、刃物台50,60に搭載された工具で加工する例である。
図4(a)は、ワークの両側を平行にカットする例である。
この場合、主軸21の先端にワークWを取付け、Z方向モータ17を回転させる。これにより、ボールねじ15が回転し、ナット16により、移動台20がZ方向に移動し、ワークWがZ方向に移動する。
次に、Y方向モータ35を回転させる。これにより、ボールねじ33が回転し、移動台40がY方向に移動する。
以上の処理により、ワークがZ方向の所定位置に移動するとともに、刃物台50,60の高さ(Y方向の位置)が調整され、刃物台50,60に搭載された回転工具61が、ワークWの上方に位置する。
さらに、X方向モータ45,46を回転させ、刃物台50,60の回転工具61の先端間が所定間隔Aになるように調整する。
この状態で、刃物台50,60に搭載された回転工具61を回転させつつ、Y方向モータ35を回転させると、刃物台50,60が移動台40と共に下方向に移動し、回転工具61がワークWに当接し、ワークWが切削される。回転工具61がワークWの下方になるまで、移動台40を移動させることにより、ワークWの両側が平行に切削され、ワークWの幅が所定値のAとなる。
図4(b)は、ワークの外周面を外径工具2本で同時に切削して所望径にする例である。
この場合、主軸21の先端にワークWを取付け、Z方向モータ17を回転させ、ワークWをZ方向に移動させる。
次に、Y方向モータ35を回転させ、刃物台50,60の高さを調整し、刃物台50,60に搭載された外径工具63の先端の高さが、ワークWの中心の高さになるように位置決めする。この状態で、主軸台モータ22を回転させてワークWを回転させる。X方向モータ45,46を回転させ、外径工具63を位置決め後、Z方向モータ17を回転させ、ワークWを移動させる。これにより、ワークWの外周面に外径工具63が当接し、当接した状態でワークWがZ方向に移動する。外径工具63が移動するワークWの外周面を切削する。このように、一方の刃物台の外径工具63で粗加工を行うと同時に、他方の刃物台の外径工具63で仕上加工を行い、ワークWの外径を所望径にできる。
図4(c)は、ワークに両側から同時に穿孔をする例である。
この場合、主軸21の先端にワークWを取付け、Z方向モータ17を回転させ、ワークWをZ方向に移動させる。次に、Y方向モータ35を回転させ、刃物台50,60の高さを調整し、刃物台50,60に搭載された回転工具61であるドリルの先端の高さが、ワークWの中心の高さになるように位置決めする。
この状態で、X方向モータ45,46を回転させて、刃物台50,60をワークWの方へ移動させると共に、回転工具61のドリルを回転させる。。これにより、回転するドリルがワークWに押圧され、ワークWが両側から穿孔される。
なお、図4(a),(b),(c)の例では、刃物台50,60の両方に搭載された工具を同時に用いてワークWを加工するようにしたが、例えば刃物台50,60の工具のいずれか一方で加工を行うようにしてもよい。この場合、他方の刃物台50,60側で次の加工の準備を行うことも可能である。
また、図4(b)の例では、刃物台50,60の両方に外径工具63を搭載したが、例えば一方は、ワークWの切削抵抗によるぶれを防止するジグを搭載して、ジグをワークWに当接させて、他方に搭載された外径工具63で加工を行ってもよい。(図4(d))。
次に、主軸21に取付けたワークWの先端に穿孔する例を説明する。
図5は、主軸21に取付けたワークを穿孔する例を示す図である。
主軸Wに取付けられたワークWの先端に穿孔する場合には、刃物台65に搭載された工具62のドリルが用いられる。
この場合、主軸21の先端にワークWを取付け、Z方向モータ17を回転させ、ワークWをZ方向の適当な位置にに移動させる。次に、Y方向モータ35と、X方向モータ46とを回転させ、刃物台65に搭載されたドリルの先端が、ワークWの所定位置になるように、位置決めする。
そして、主軸21を回転させつつ、Z方向モータ17を回転させてワークWを前進させる。これにより、刃物台65のドリルの先端が、ワークWの先端に当接し、ワークWが穿孔される。
なお、本実施形態の旋盤では、主軸21に取付けられたワークWばかりでなく、主軸モータ100、Z方向モータ84及びX方向モータ74を適宜に駆動することにより、刃物台50,60,65に搭載された工具61,62,63で、副主軸101に取付けられたワークWに対しても同様の加工ができる。以下、その例を説明する。
図6は、主軸及び副主軸に取付けられた各ワークの加工例を示す図であり、主軸21に取付けられたワークと副主軸101に取付けられたワークとに同時に穿孔する例である。
ここでは、1本のワークを2本に分断し、分断された各ワークの先端に穿孔する場合を示す。
この場合、刃物台65には、2本になったワークWをそれぞれ穿孔するための工具62としてドリルを搭載しておく。
最初に、1本の棒材ワークWを用意し、主軸21にワークWを取付け、Z方向モータ17を駆動してワークWを適当な位置に前進させ、前進したワークWの他端を副主軸101に把持する。この状態で、Y方向モータ35を回転させ、刃物台50または刃物台60に搭載された外径工具63の先端の高さがワークWの中心高さになるように位置決めする。そして、X方向モータ45又はX方向モータ46を回転させ、外径工具63の先端をワークWの中心まで移動させて、ワークWを2本に切断する。
ワークWが切断された後、Z方向モータ17,84を回転させて、2本のワークWを後退させる。ここで、必要に応じて、X方向モータ46及びY方向モータ35を回転させ、両側のワークWの先端に、刃物台65の工具62のドリルの先端が当たるように位置決めする。
位置調整が終了した段階で、主軸21及び副主軸101を回転させ、Z方向モータ17,84を回転させて2本のワークWを前進させる。その結果、主軸21に取付けられたワークWと、副主軸101に取付けられたワークWとが、刃物台65のドリル側に移動し、そのドリルに当接する。これにより、主軸21に取付けられたワークWと副主軸101に取付けられたワークWとが、同時にドリルによって穿孔される。
なお、ここでは両側のワークWの穿孔を同時に実施する例を示したが、同時に行わなくてもよい。
また、副主軸101に取付けられている側のワークWは、刃物台65に搭載されたドリルではなく、X方向モータ74により、ワークWを退避させて、刃物台120に搭載されたドリル等で穿孔させてもよい。このように刃物台120を利用することにより、主軸21に取付けられたワークWに、他の加工を施している間に、副主軸101に取付けられたワークWの穿孔加工ができる。
以上のように、本実施形態の旋盤は、種々の加工が可能であるが、さらに、次のような利点を有している。
(1)刃物台50,60が独立にX方向に移動するので、一方で加工作業をおこなっている間に、他方で準備作業ができる。よって、効率のよい加工ができ、総加工時間を短縮できる。
(2)刃物台50,60は、Y方向には同じ動きをするので、個別にY方向に移動させる機構がなく、構成を簡素化でき、低コスト化が可能になる。
(3)刃物台50,60は、Y方向には同じ動きをするので、制御系の設定が容易になり、使用者の負担を軽減できる。
(4)刃物台50,60が回転工具61を搭載するので、主軸21に取付けられたワークWを、その回転工具61で同時に加工することが可能になり、加工時間の一層の短縮も可能である。
(5)刃物台65を備えることにより、主軸21に取付けられたワークを刃物台65に搭載された工具でも加工することができる。
(6)刃物台65に回転工具61が搭載されるので、切削等の時間のかかる加工を効率的にできる。
(7)副主軸101とそれを移動する主軸移動手段をさらに備えるので、副主軸101に取付けられたワークWも、刃物台50,60或いは刃物台65に搭載された工具で加工することが可能になる。
(8)X方向モータ74を備えたので、副主軸101に取付けられたワークWの加工位置をX方向の所望位置に合わせることが可能になり、加工の自由度が向上する。
(9)刃物台120を設けることにより、副主軸101に取付けられているワークWを刃物台50,60,65から退避させた状態で、刃物台120に搭載された工具で、加工することが可能となり、主軸21に取付けられたワークWを刃物台50,60,65に搭載された工具で加工している間に、刃物台120に搭載された工具で、加工することもでき、作業効率が向上する。
なお、本発明の旋盤は、上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、副主軸101に取付けられたワークWをY方向に移動させる構成を組込んでもよい。
本発明の実施形態に係る旋盤の要部を示す断面図である。 旋盤の全体を示す平面図である。 旋盤のK−K断面図である。 ワークの加工例を示す図である。 主軸に取付けたワークを穿孔する加工例を示す図である。 主軸及び副主軸に取付けられた各ワークの加工例を示す図である。
符号の説明
17,84 Z方向モータ
20,40,80,90 移動台
35 Y方向モータ
50,60,65,120 刃物台
61〜63 工具

Claims (8)

  1. 互いに垂直なX方向、Y方向及びZ方向のうちのZ方向に軸心が向く第1の主軸と、
    前記第1の主軸を前記Z方向に往復可能に移動させる主軸移動手段と、
    移動台と、
    前記主軸の先端側で前記移動台を前記Y方向に往復可能に移動させるY方向移動手段と、
    第1の刃物台と、
    前記主軸を挟んで前記第1の刃物台と対峙する第2の刃物台と、
    前記移動台に取付けられ、前記第1の刃物台を前記X方向に往復可能に移動させる第1の刃物台移動手段と、
    前記移動台に取付けられ、前記第2の刃物台を前記第1の刃物台とは独立に前記X方向に往復可能に移動させる第2の刃物台移動手段と、
    を備えることを特徴とする旋盤。
  2. 前記第1の刃物台及び前記第2の刃物台には、回転工具が取付け可能であることを特徴とする請求項1に記載の旋盤。
  3. 前記第1の刃物台及び前記第2の刃物台の少なくとも一方に取付けられた第3の刃物台をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の旋盤。
  4. 前記第3の刃物台には、回転工具が取付け可能であることを特徴とする請求項3に記載の旋盤。
  5. 前記Z方向に軸心が向き前記主軸に対向する副主軸と、
    前記副主軸を前記Z方向に往復可能に移動させる第2の主軸移動手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の旋盤。
  6. 前記副主軸を前記Z方向に直角な方向に移動させる第3の主軸移動手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の旋盤。
  7. 前記第2の主軸移動手段及び前記第3の主軸移動手段が取り付けられたベッドに固定され、移動する前記副主軸に対して相対的に運動し、該副主軸に取付けられたワークを加工する工具が搭載可能な第4の刃物台を備えることを特徴とする請求項6に記載の旋盤。
  8. 前記第4の刃物台には、回転工具が取付け可能であることを特徴とする請求項7に記載の旋盤。
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