JPS61197103A - 数値制御旋盤装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野」 本発明は数値制御旋盤装置に関し、より詳しくは、ワー
クをチャッキング装置に１度固定するだけでそのクロス
する２面を各々フライス加工できるようにした複合型の
数値制御旋盤装置に関する。

［従来の技術］ 従来、数値制御旋盤装置は、ワークの１面内における偏
心位置を加工する場合、主軸台上のワークをチャッキン
グ装置によってその中心部へ固定停止し、次に刃物台を
加工位置まで偏心させた後、この刃物台上の刃具を回転
させてフライス加工等の旋削加工を行なうようになって
いる。また、上記ワークの加工面とクロスする面内を加
工する場合には、該ワークをチャッキング装置より取り
外し、クロス面を前記チャッキング装置の軸方向先端側
へ露呈させた状態で再びチャッキング装置に固定させた
後、上記同様の旋削加工を行なうようになっている。

［発明が解決しようとする問題点］ 従来の数値制御旋盤装置は、以上のように構成されてい
るため、主軸台上のワークをクロスする２面に頁ってフ
ライス加工するに際し、ワークを加工する曲毎に主軸台
の軸方向先端側に露呈させかつクロスする２面間の角度
調整を行ない固定しなければならず、その取付作業に時
間を要するばかりでなく設定精度も悪く、高精度の加工
を短時間に行なうことが困難であるという問題があった
。

本発明は以上の点に鑑み、ワークをチャッキング装置に
１度固定するだけでそのクロスする２面を各々フライス
加工することのできる複合型の数値制御旋盤装置を得る
ことを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ 本発明の数値制御旋盤装置は、主軸台のワーク取付部を
定回転角度位置に固定可能に設けるとともに、刃物台に
、スピンドル一体型のツールドライブモータを平面内で
主軸台の軸に平行する方向と直交する方向とにそれぞれ
選択制御可能に複数列配置したものである。

［作用］ 本発明においては、刃物台に設置される複数の刃具が交
差する如く配列され、かつそれらが各々独立して動作で
きるようになっているため、ワークにおけるクロスする
２面間の角度等を刃具位置に合わせて調整する必要がな
く、その作業性および加工精度を著しく向上させること
ができる。

［実施例］ 以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明すると、（
１）は旋盤加工およびフライス加工が可能な複合型の数
値制御旋盤装置、（２）はこの旋盤装置（１）のベッド
であって、その上面の一側には傾斜角度を４５度に設定
された斜面（２ａ）が形成され、この斜面（２ａ）上に
後述する摺動機構によって三次元方向に移動可能な刃物
台（３）が設置されるとともに、その他側水平面（２ｂ
）上には主軸台（４）が載置されている。前記主軸台（
４）には定回転角度位置に固定が可能なオリエンテーシ
ョン機能を有するチャッキング装置（５）が設けられ、
図示しないモータによって回転駆動されるようになって
おり、このチャッキング装置（５）に、直交する加工面
（８ａ）　、　（Ｅｔｂ）を有するワーク（８）が図示
の如く掴持されるようになってる。上記刃物台（３）は
、ベットの斜面（２ａ）に固定された板体（２ｃ）上を
あり差しからなる第１の摺動機構Ａによって斜面上下方
向（矢印２″りへ案内される摺動台（３ａ）と、この摺
動台（３ａ）上を上記同様の第２の摺動機構Ｂによって
主軸台（４）の軸直角方向（矢印Ｘ＋）へ案内される模
形の摺動台（３ｂ）と、この摺動台（３ｂ）の上面に固
定され水平面部を構成する板体（３Ｃ）上を上記同様の
第３の摺動機構Ｃによって主軸台（４）の軸方向（矢印
Ｚ２）へ案内される摺動台（３ｄ）と、この摺動台（３
ｄ）上の主軸台（４）側−隅に設置されたフライスベッ
ド（３ｅ）と、このフライスベッド（３ｅ）に隣接して
上記摺動台（３ｄ）中央部に固定された板体（３ｆ）上
を上記同様の摺動機構りによって主軸台（４）の軸直角
方向（矢印Ｘ　２　）へ案内される摺動台（３ｇ）とか
ら構成されており、上記摺動台（３ｄ）から上部は三次
元方向へ移動し得るようになっている。

しかして、摺動台（３ｇ）上にはバイト（７）およびス
ピンドル一体型の高周波誘導電動機よりなるツールドラ
イブモータ（８）、（９）がそれぞれの刃具を主軸台（
４）の軸に平行して配列固定されており、このうちツー
ルドライブモータ（８）、（９）は図示しない制御装置
によって各々独立駆動し得るようになっている。また、
フライスベッド（３ｅ）上には上記同様のツールドライ
ブモータ（１０）、（１１）がそれぞれ刃具を主軸台（
４）の軸に直交する方向に配列させて設置されており、
これらツールドライブモータ（１０）、（１１）は各々
独立駆動し得るようになっている。

以上のように構成される本発明の数値制御旋盤装置は、
ワーク（８）の加工面（６ａ）を加工する場合、先ず主
軸台（４）のチャッキング装置（５）を矢印方向の何れ
か一方に回転駆動させ、次に摺動台（３ｄ）および（３
ｇ）を矢印Ｚ２およびｘ２方向に摺動させてバイト（７
）を所定位置に移動させ旋削加工を行なう。また、ワー
ク（６）の各加工面（６ａ）、（８ｂ）を中ぐりあるい
はフライス加工する場合は、先ずチャッキング装置（５
）を所定の割り出し位置（回転角度位置）に固定し、次
に摺動台（３ｄ）および（３ｇ）を矢印Ｚ２およびＸ２
方向に摺動させるとともに、必要によって各摺動台（３
ａ）　。

（３ｂ）も矢印Ｚ１またはＸ１方向に摺動させて刃物台
を三次元方向に移動させ、ツールドライブモータ（８）
、（９）およびツールドライブモータ（１０）　。

（１１）の何れかの刃具をそれぞれ用いて前加工面（８
ａ）、（６ｂ）を加工する。この時、ワークの前加工面
（８ａ）　、　（６ｂ）側を加工するそれぞれのツール
ドライブモータの芯高が同一であれば前加工面（８ａ）
　。

（６ｂ）を同時に加工することも可能である。すなわち
、摺動台（３ｄ）を矢印Ｘ２方向へ移動させるとともに
ツールドライブモータ（ｌＯ）または（１１）を用いて
ワークの加工面（６ｂ）を加工し、同時に摺動台（３ｇ
）を矢印Ｘ２方向へ移動させつつツールドライブモータ
（８〕または（８）のスピンドルを進退させて刃具をワ
ークの加工面（６ａ）位置に保持させ、この加工面（６
ａ）を加工させるよ、うにすればよい、また、刃物台（
３）の垂直方向移動は、摺動台（３ａ）の矢印Ｘ１方向
の移動及び摺動台（３ｄ）の矢印Ｘ２方向の軸方向補正
移動によって行なうことができる。

また１本発明においては、刃物台（３）がベッド（２）
の４５度傾斜面（２ａ）上に設置され、斜面下方向への
摺動荷重が半減されているため、ワークの加工面を垂直
方向にフライス加工する際には、上方から下方へ向けて
刃具を移動させるようにすることにより、摺動機構によ
る加工精度エラーを低減させることができる。

なお、上記実施例では刃物台（３）とベッド（２）との
間の傾斜角度を４５度に設定したものを示したが、これ
を例えば３０度前後に設定しても上記同様の作用効果を
得ることが可能である。

［発明の効果］ 以上のようにこの発明によれば、主軸台のワーク取付部
を定回転角度位置に固定可能に設けるとともに、刃物台
に、スピンドル一体型のツールドライブモータを平面内
で主軸台の軸に平行する方向と直交する方向とにそれぞ
れ選択制御可能に複数列配置したことにより、以下に述
べる効果がある。

イ）ＭＯ（マシニングセンタ）加工より短サイクルで加
工できる。

ａ）２面（クロス面）の複合加工ができる。

ハ）２面内における高精度加工が可能となる。

二）中程度の生産機（７８３０秒〜８０秒）として効果
が大である。

＊）１台で各種機枠類のＬＡ（旋盤）ＭＬ（フライス盤
）加工ができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示す数値制御旋盤装置の斜視図
である。 図において、 （３）は刃物台、　　　　　（４）は主軸台、（５）は
チャッキング装置、（６）はワーク、（８）　、（９）
　、（１０）、（１１）はスピンドル一体型のツールド
ライブモータである。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）刃物台を三次元方向に移動可能に配設した数値制
   御旋盤装置において、主軸台のワーク取付部を定回転角
   度位置に固定可能に設けるとともに、刃物台に、スピン
   ドル一体型のツールドライブモータを平面内で主軸台の
   軸に平行する方向と直交する方向とにそれぞれ選択制御
   可能に複数列配置したことを特徴とする数値制御旋盤装
   置。
2. （２）刃物台の上下方向移動は、該刃物台を載置するベ
   ッドに形成された斜面とこの斜面上を摺動案内される摺
   動台とからなる摺動機構により行なわれることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の数値制御旋盤装置。
3. （３）ベッドに形成された斜面の傾斜角度は４５度に設
   定されていることを特徴とする特許請求の範囲第２項記
   載の数値制御旋盤装置。