JP2002011616A - 歯切工具及び歯切加工方法 - Google Patents

歯切工具及び歯切加工方法

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JP2002011616A
JP2002011616A JP2000190454A JP2000190454A JP2002011616A JP 2002011616 A JP2002011616 A JP 2002011616A JP 2000190454 A JP2000190454 A JP 2000190454A JP 2000190454 A JP2000190454 A JP 2000190454A JP 2002011616 A JP2002011616 A JP 2002011616A
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shaft
gear cutting
hob
work
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Masamitsu Miyazaki
正光 宮崎
Hiroshi Koshiba
博 小柴
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複合加工機に装着することができ、高精度の
歯切加工を行うことができると共に、加工能率を向上す
ることができる歯切工具を提供する。 【解決手段】 歯切工具1は、主軸3を軸支する主軸台
2を備えると共に、主軸3はテーパ面14aを有する工
具装着孔14を備え、工具装着孔14に装着される工具
を自動交換できるように構成した複合加工機に装着され
る。歯切工具1は、取付軸部4と、取付軸部4を軸支す
ると共に、ホブ5が装着された工具軸6を軸支するケー
シング7を備える。取付軸部4は、テーパシャンク部4
bを備え、テーパシャンク部4bは、テーパ面16aを
有するテーパカラ16と、テーパカラ16を先端側に付
勢する付勢手段17とを備える。テーパシャンク部4b
を工具装着孔14に圧入すると共に、ケーシング7の当
接部35の先端面35aを主軸台2の先端面2aに圧接
させて歯切工具1を複合加工機に装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数種類の切削
工具を自動的に交換して複数種類の切削加工を行うこと
ができる複合加工機に装着可能な歯切工具及びこの歯切
工具を用いた歯切加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、被削ワークに歯切加工を施す場合
には、歯切加工専用機であるホブ盤が用いられている。
その一方で、近年ではマシニングセンタや複合加工NC
旋盤のように、被削ワークに旋削、ミーリング、ドリリ
ング、タッピングなどの複数種類の切削加工を施すこと
ができる複合加工機が開発され、使用されている。しか
しながら、上記複合加工機は歯切加工を行う機能を備え
ていない。そのため、1つの被削ワークに歯切加工を含
めた複数種類の切削加工を施す場合には、複合加工機と
ホブ盤との間で被削ワークを移動させる必要があり、被
削ワークの取外作業と取付作業とを行わなければなら
ず、これによって作業工程数が増加し、生産性が低下す
るという問題がある。そこで、この問題を解決する複合
加工機として、歯切加工機能を備えた複合加工NC旋盤
が、特公平7−53323号公報に開示されている。
【0003】上記公報記載の複合加工NC旋盤では、複
数種類の回転工具(切削工具)が取付けられる刃物台タ
レットに歯車加工ユニットが装着されており、回転工具
による切削加工だけでなく、歯車加工ユニットによる歯
切加工を行うことができるように構成されている。歯車
加工ユニットは、刃物台タレットに装着される枠体と、
その枠体に回転可能に取付けられる工具軸とを備える。
工具軸は、その軸心方向一端側が枠体に軸支され、そし
て他端側にはホブが装着されている。そして、この工具
軸は、刃物台タレットが設けられている刃物台に備えら
れているモータによって回転駆動される。また、刃物台
は、被削ワークが装着される主軸の軸心方向(z軸方
向)と、z軸に直交する方向であって、被削ワークへの
切込送り方向(x軸方向)とに移動可能に構成されてい
る。
【0004】歯切加工を行うときは、まず、刃物台の位
置決め、すなわち被削ワークに対するホブの位置決めを
行う。次いで、主軸を回転させて被削ワークを回転させ
ると共に刃物台のモータを回転させて工具軸、すなわち
ホブを回転させる。そして、刃物台を被削ワークに向か
ってz軸方向に移動させて、ホブによる被削ワークへの
歯切加工を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公報記載の複合加
工NC旋盤に装着されている歯車加工ユニットでは、ホ
ブが装着された工具軸の支持構造として、工具軸をその
軸心方向一端側でのみ軸支するいわゆる片持ち支持構造
が採られている。この片持ち支持構造では、工具軸の剛
性が低いため、工具軸を回転させると振動が発生する。
そして、発生した振動によってホブは正規の切込位置か
らずれるので、高い精度の歯切加工ができないという問
題がある。
【0006】また、加工能率を上げるためには、工具軸
を高速で回転させればよいが、工具軸の振動は、回転数
を上げるに従って大きくなる。したがって、加工能率を
上げるために工具軸を高速回転させると大きな振動が発
生してホブの位置ずれが大きくなり、低速回転の場合に
比べて加工精度が低下してしまう。そのため、高い精度
の歯切加工を効率良く行うことができないという問題も
ある。
【0007】この発明は、上記従来の欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、複合加工機に
装着することができ、高精度の歯切加工を行うことがで
きると共に、加工能率を向上することができる歯切工具
を提供することにあり、他の目的は、その歯切工具を用
いた歯切加工方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び効果】そこで請求項1
の歯切工具は、主軸3を回転可能に支持する主軸台2を
備えると共に、上記主軸3はその先端に内径が先端側に
向かうにつれて大きくなるテーパ面14aを有する工具
装着孔14を備え、さらに工具装着孔14に装着される
工具を自動的に交換できるように構成した複合加工機に
着脱可能に装着される歯切工具1であって、取付軸部4
と、この取付軸部4を回転可能に支持すると共に、ホブ
5が装着された工具軸6を回転可能に支持するケーシン
グ7と、上記ケーシング7内に配置されて上記取付軸部
4の回転力を上記工具軸6に伝達する動力伝達機構2
2、24、25、26、27とを備え、上記取付軸部4
はテーパシャンク部4bを備え、テーパシャンク部4b
は、上記取付軸部4の回転軸線方向に延びて形成された
略円柱状の本体部15と、この本体部15に摺動可能に
挿着されると共に、外径が先端側に向かうにつれて小さ
くなるテーパ面16aを有する略円筒状のテーパカラ1
6と、このテーパカラ16を先端側に付勢する付勢手段
17とを備え、上記テーパシャンク部4bを上記工具装
着孔14に圧入すると共に、上記ケーシング7の取付軸
部4側の側部35を上記主軸台2の先端部2aに圧接さ
せて上記複合加工機に装着することを特徴としている。
【0009】上記請求項1の歯切工具は、マシニングセ
ンタ40や複合NC旋盤50のような複合加工機に装着
できるので、複合加工機で歯切加工を行うことができ、
複合加工機の汎用性が向上する。また、歯切工具1を複
合加工機に装着する際には、テーパシャンク部4bのテ
ーパ面16aと工具装着孔14のテーパ面14aとが圧
接されると共に、ケーシング7の側部35aと主軸台2
の先端部2aとが圧接される。このように歯切工具1は
2面で拘束されるので、歯切工具1と複合加工機との連
結強度が向上する。さらに、テーパシャンク部4bを構
成するテーパカラ16は回転軸線方向に摺動可能である
と共に、先端側に付勢されているので、テーパカラ16
のテーパ面16aと工具装着孔14のテーパ面14aと
の寸法誤差を吸収して確実にテーパ面16a、14a同
士が圧接される。したがって、歯切工具1と複合加工機
との連結強度がさらに向上する。
【0010】また請求項2の歯切工具は、上記ホブ5は
上記工具軸6の略中央部に装着されており、上記工具軸
6はその両端が上記ケーシング7に軸支されていること
を特徴としている。
【0011】上記請求項2の歯切工具では、ホブ5が装
着された工具軸6をその両端で軸支するいわゆる両持ち
支持構造が採られている。この両持支持構造では、工具
軸6の剛性が従来の片持ち支持構造に比べて高くなるた
め、工具軸6を回転させても振動はほとんど発生しな
い。したがって、ホブ5が正規の切込位置からずれる量
は非常に小さく、高精度の歯切加工を行うことができ
る。また、工具軸6を高速で回転させても発生する振動
はほとんど問題とならず、ホブ5のずれ量は小さいの
で、高精度の歯切加工を能率よく行うことができる。
【0012】さらに請求項3の歯切工具は、上記工具軸
6は、当該工具軸6の回転軸線を含み、被削ワーク46
の軸心方向に平行な平面に垂直な軸線回りに回動可能で
あり、上記ホブ5の進み角が被削歯車の歯すじ方向と一
致するようにホブ5の取付角を調整可能にしたことを特
徴としている。
【0013】上記請求項3の歯切工具では、ホブ5の進
み角が被削歯車の歯すじ方向と一致するようにホブ5の
取付角を調整できる。したがって、1つのホブ5を用い
てねじれ角の異なる歯切加工を行うことができ、利便性
が向上する。例えば、ホブ5の取付角を被削ワーク46
の軸心に直交する水平軸に対して被削ワーク46からホ
ブ5に向かって進み角分傾けて設定すれば平歯車を形成
することができ、ホブ5の取付角を被削ワーク46の軸
心に直交する水平軸に対して被削ワーク46からホブ5
に向かってねじれ角と進み角との合成分を傾けて設定す
ればはすば歯車を形成することができる。
【0014】また請求項4の歯切加工方法は、内径が先
端側に向かうにつれて大きくなるテーパ面14aを有す
る工具装着孔14を備える主軸3を回転可能に支持する
主軸台2と、被削ワーク46が装着されるワーク軸を回
転可能に支持するワーク台45とを備え、直交3軸方向
に工具とワークとが相対的に移動できるように上記主軸
台2と上記ワーク台45の少なくとも一方を移動可能に
構成し、さらに上記工具装着孔14に装着される工具を
自動的に交換できるように構成した複合加工機40に請
求項1〜請求項3のいずれかの歯切工具1を装着し、上
記ホブ5と上記被削ワーク46とを一定の公比で回転さ
せると共に、上記ホブ5を上記被削ワーク46の軸心方
向に相対移動させて上記被削ワーク46の外周部に歯切
加工を行うことを特徴としている。
【0015】上記請求項4の歯切加工方法では、マシニ
ングセンタ40や複合NC旋盤50のような複合加工機
で歯切加工を行うことができるので、複合加工機の汎用
性が向上する。また、1台の複合加工機だけで1つの被
削ワーク46に歯切加工を含めた複数種類の切削加工を
施すことができるので、被削ワーク46を移動させる必
要がなく、作業工程数が減少し、生産性を向上すること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、この発明の歯切工具及び歯
切加工方法の具体的な実施の形態について、図面を参照
しつつ詳細に説明する。まず、歯切工具について説明す
る。図1は本発明の一実施の形態である歯切工具1の水
平断面図であり、図2は歯切工具1の一部を切り欠いて
示す側面図である。
【0017】歯切工具1は、複合加工機が備える主軸台
2に回転可能に支持されている主軸3に着脱可能に装着
されるものであり、取付軸部4と、取付軸部4を回転可
能に支持すると共に、ホブ5が装着された工具軸6を回
転可能に支持するケーシング7と、ケーシング7内に配
置されて取付軸部4の回転力を工具軸6に伝達する動力
伝達機構とを備える。
【0018】取付軸部4は、基端側に支持部4aを有
し、先端側にテーパシャンク部4bを有している。支持
部4aは略円柱状に形成されており、取付軸部4aは支
持部4aの外周部に設けられたベアリング8、9、10
によってケーシング7に回転可能に支持されている。と
ころで、ケーシング7は、取付軸部4を支持するベース
部11と、工具軸6を支持するホルダ部12とを組み合
わせて構成されている。ベース部11は、略長方形の板
状部11aと、板状部11aの略中央部に設けられ一方
表面側に突出する筒状部11bとを有する。そして、こ
の筒状部11bに取付軸部4aがベアリング8、9、1
0によって支持されている。尚、ケーシング7の詳細な
構成は後述する。
【0019】一方、テーパシャンク部4bは、先端側が
小径となるように略円錐台形状に形成されている。そし
て、テーパシャンク部4bの先端部には、プルボルト1
3が取り付けられている。テーパシャンク部4bは、歯
切工具1を複合加工機に装着する際、主軸3の先端側に
設けられた工具装着孔14に嵌入される。工具装着孔1
4の内周面14aは、内径が奥に向かうにつれて小さく
なるテーパ面であり、さらに工具装着孔14の奥には図
示しないドローバが配置されている。したがって、テー
パシャンク部4bを工具装着孔14に嵌入すると共に、
プルボルト13を上記ドローバによって奥側に引き込む
ことによって、テーパシャンク部4bの外周面と工具装
着孔14の内周面14aとが圧着し、これによって歯切
工具1が主軸3に装着される。
【0020】ところで、テーパシャンク部4bは、取付
軸部4の回転軸線方向に延びる軸部15と、軸部15の
先端側に摺動可能に装着されるテーパカラ16と、軸部
15の基端側に配置されてテーパカラ16を先端側に付
勢する付勢手段17とを備えて構成されている。軸部1
5は、円柱状の先端部分15aと、先端部分15aより
もやや外径の大きい円柱状の中間部分15bと、略円錐
台形状の基端部分15cとの3つの部分から成る。テー
パカラ16は軸部15の先端部分15aに装着され、こ
の先端部分15aの先端部には先端部分15aよりも外
径の大きな規制部材18が装着されている。テーパカラ
16の先端が規制部材18に当接することによってテー
パカラ16の脱落が防止される。テーパカラ16の外周
面16aは先端に向かうにつれて外径が小さくなるテー
パ面である。そして、テーパカラ16の外周面(テーパ
面)16aと軸部15の基端部分15cの外周面(テー
パ面)とは、テーパカラ16が規制部材18に当接した
状態であるときにテーパカラ16のテーパ面の延長面上
に基端部分15cのテーパ面が位置するように形成され
ている。
【0021】また付勢手段17は、軸部15の中間部分
15bに装着される外筒17aと、外筒17aに内挿さ
れる内筒17bと、中間部分15bに巻着されるばね1
7cとを備えて構成される。そして、ばね17cは、圧
縮状態で巻着されると共に、一端が外筒17aの基端部
に固定され、他端が内筒17bの先端部に固定される。
したがって付勢手段17は、内筒17bの先端をテーパ
カラ16に当接させることによって、ばね17cのばね
力を利用してテーパカラ16を先端側に付勢している。
このように、テーパシャンク部4bを構成するテーパカ
ラ16は取付軸部4の回転軸線方向に摺動可能であると
共に、先端側に付勢されているので、テーパカラ16の
テーパ面16aと工具装着孔14のテーパ面14aとの
寸法誤差を吸収して確実にテーパ面16a、14a同士
が圧接される。したがって、主軸3と取付軸部4との連
結強度が向上する。
【0022】次に、取付軸部4の回転力を工具軸6に伝
達する動力伝達機構について説明する。ケーシング7は
上述したようにベース部11とホルダ部12とを組み合
わせて構成されているが、動力伝達機構はホルダ部12
内に設けられている。ホルダ部12は、略直方体状の本
体部12aと、本体部12aの長手方向両端部から取付
軸部4とは反対方向に突設される一対の支持部12b、
12cとから成り、水平断面形状が略コの字である。ホ
ブ5は工具軸6の略中央部に装着されており、そして工
具軸6はその一端が支持部12bでベアリング19、2
0によって軸支されると共に、他端が支持部12cでベ
アリング21によって軸支されている。
【0023】工具軸6は、その回転軸線が取付軸部4の
回転軸線と直交するようにホルダ部12に支持されてい
る。そのため、取付軸部4と工具軸6との間に中間軸2
2を設けて回転力を伝達している。中間軸22は、その
回転軸線が工具軸6の回転軸線と平行となると共に、一
端部が取付軸部4の基端側(支持部4a)の端部近傍に
位置するように、本体部12aであって支持部12b側
に他端部側がベアリング23によって回転可能に支持さ
れている。取付軸部4の基端側端部には第1かさ歯車2
4が取り付けられると共に、中間軸22の一端部には第
2かさ歯車25が取り付けられ、そして第1かさ歯車2
4と第2かさ歯車25とが噛み合わされている。また、
中間軸22の他端側には第1平歯車26が取り付けられ
ると共に、工具軸6の一端側には第2平歯車27が取り
付けられ、そして第1平歯車26と第2平歯車27とが
噛み合わされている。
【0024】このように動力伝達機構は基本的に、第1
及び第2かさ歯車24、25、中間軸22、第1及び第
2平歯車26、27で構成されている。したがって、主
軸3から取付軸部4に伝達された回転力は、第1かさ歯
車24、第2かさ歯車25、中間軸22、第1平歯車2
6、第2平歯車27の順で工具軸6に伝達され、これに
よって工具軸6に装着されたホブ5が回転する。
【0025】ケーシング7がベース部11とホルダ部1
2とを組み合わせて構成されていることは既に述べた
が、より詳しくはベース部11とホルダ部12とは取付
軸部4の回転軸線回りに相互に回転可能となるように構
成されている。以下、この構成について説明する。
【0026】ベース部11とホルダ部12とは、板状部
11aの筒状部11bとは反対側表面と、本体部12a
の支持部12b、12cとは反対側表面同士が当接され
ている。2つの当接面は、取付軸部4の回転軸線に直交
するように設けられている。そして、ベース部11側の
当接面には回転軸線を中心とした円周方向に溝部28が
形成されると共に、ホルダ部12側の当接面には溝部2
8に嵌入する突起部29が形成されている。したがっ
て、溝部28と突起部29との嵌合作用によってベース
部11とホルダ部12とは相互に回転可能となる。ホル
ダ部12はホブ5を装着した工具軸6を支持しているの
で、ベース部11に対してホルダ部12を回転させるこ
とによってホブ5の歯すじ方向と被削ワークの軸線方向
との成す角を変更することができる。尚、切削加工時に
ホルダ部12が自由に回転したのでは適正な歯切加工を
行うことができないので、固定ボルトなどの締結機構
(図示せず)によってベース部11とホルダ部12とは
固定可能である。
【0027】また、ベース部11とホルダ部12の各側
面には、図2に示すようにスケール30、31が付され
ている。スケール30、31は、共に複数個の目盛と数
字とで構成されている。スケール30、31の目盛間隔
は、取付軸部4の回転軸線回りの回転角1度に対応して
いる。また、数字は、「0」が付された目盛を基準とし
たときの回転角度を示している。したがって、作業者は
スケール30、31を見ながらベース部11に対してホ
ルダ部12を回転させることによって、正確に角度を調
整することができる。
【0028】さらに、ケーシング7のベース部11には
位置決め手段32が設けられている。位置決め手段32
は、歯切工具1を主軸3に装着した際に主軸台2に対す
る主軸3の回転軸線回りのケーシング7の位置を規定す
るためのものである。位置決め手段32は、ベース部1
1の板状部11aの一方表面側、すなわち筒状部11b
側に配置され、回転軸線と平行に延びる突起32aを有
する。この突起32aを主軸台2の先端部に形成した凹
部33に嵌入させることによって、ケーシング7(厳密
にはベース部11)が位置決めされる。したがって、図
示しない工具マガジンに収納されている歯切工具1を図
示しない自動工具交換装置を用いて主軸3に装着する場
合であっても、位置決め手段32によってケーシング7
の位置決めがなされ、主軸台3に対するホブ5の位置及
び姿勢が一定となるため、歯切加工の自動制御が可能と
なる。
【0029】尚、ケーシング7のベース部11の筒状部
11bの外周部には、全周にわたって形成された環状溝
34が形成されている。この環状溝34は、上記自動工
具交換装置が備えるチェンジアームで歯切工具1を把持
する際に、チェンジアームを嵌合させるものである。
【0030】また、筒状部11bの先端部には、取付軸
部4の回転軸線方向に延びる円環状の当接部35が設け
られている。この当接部35の先端面35aは、回転軸
線に垂直な平面であり、取付軸部4のテーパシャンク部
4bを主軸3の工具装着孔14に装着した際に主軸台2
の先端面2aに圧接される。これによって、主軸台2と
ケーシング7とが連結され、歯切工具1と複合加工機と
の連結強度を向上させることができる。
【0031】以上のように本実施の形態によれば、歯切
工具1をマシニングセンタや複合NC旋盤のような複合
加工機に装着することができるので、複合加工機を用い
て歯切加工を行うことができるようになり、複合加工機
の汎用性が向上する。
【0032】また、歯切工具1を複合加工機に装着する
際には、テーパシャンク部4bを構成するテーパカラ1
6のテーパ面16aと工具装着孔14のテーパ面14a
とが圧接されると共に、ケーシング7に設けられた当接
部35の先端面35aと主軸台2の先端面とが圧接され
るので、歯切工具1は2面で拘束されることになり、歯
切工具1と複合加工機との連結強度が向上する。さら
に、テーパカラ16は回転軸線方向に摺動可能であると
共に、先端側に付勢されているので、テーパカラ16の
テーパ面16aと工具装着孔14のテーパ面14aとの
寸法誤差を吸収して確実にテーパ面16a、14a同士
が圧接される。したがって、歯切工具1と複合加工機と
の連結強度がさらに向上する。このように充分な連結強
度で歯切工具1を複合加工機に装着できるので、歯切加
工時に歯切工具が振動するのを防止することができる。
これによって、高い精度で歯切加工を行うことができ、
速い送り速度による高速加工や大きい切込み量を施す重
切削加工も行うことが可能となる。
【0033】さらに、歯切工具1ではホブ5が装着され
た工具軸6をその両端で軸支する両持ち支持構造が採ら
れているので、工具軸6の剛性が従来の片持ち支持構造
に比べて高くなり、工具軸6を回転させても振動はほと
んど発生しない。したがって、ホブ5が正規の切込位置
からずれる量は非常に小さく、高精度の歯切加工を行う
ことができる。また、工具軸6を高速で回転させても発
生する振動はほとんど問題とならず、ホブ5のずれ量は
小さいので、高精度の歯切加工を能率良く行うことがで
きる。さらに、歯切加工時の切削荷重を工具軸6の両端
で受けることになるので、支持部に生じる応力が片持ち
支持構造の場合の約半分になり、工具軸6の寿命を向上
することができる。
【0034】また、歯切工具1では、ホブ5の進み角が
被削歯車の歯すじ方向と一致するようにホブ5の取付角
を調整できるので、1つのホブ5を用いてねじれ角の異
なる歯切加工を行うことができ、利便性が向上する。例
えば図4に示すように、進み角「右γ度」のホブ5で平
歯車を形成する場合は、工具軸6を被削ワーク46の軸
心に直交する水平軸(x軸)に対し、被削ワーク46か
らホブ5に向ってγ度左肩上がりに設定する。また、同
じく進み角「右γ度」のホブ5でねじれ角「右β度」の
はすば歯車を形成する場合は、工具軸6を水平軸(x
軸)に対し(β−γ)度右肩上がりに設定する。同様
に、進み角「右γ度」のホブ5でねじれ角「左β度」の
はすば歯車を形成する場合は、工具軸6を水平軸(x
軸)に対し(β+γ)度左肩上がりに設定する。なお、
左進み角のホブ5を用いる場合については説明を省略す
る。
【0035】次に、上記歯切工具1を用いた歯切加工方
法について説明する。図5は、歯切工具1を用いた歯切
加工方法を実施するマシニングセンタ40の外観を示す
斜視図である。
【0036】マシニングセンタ40は、基台41と、こ
の基台41上に配置されるZ軸コラム42及びX軸テー
ブル43とを備えている。Z軸コラム42は、基台41
の上面に平行に設定されるz軸方向に移動可能に設けら
れている。一方、X軸テーブル43は、z軸に直交する
x軸方向に移動可能に設けられている。
【0037】また、Z軸コラム42には、Y軸スライダ
44が取り付けられている。Y軸スライダ44は、Z軸
コラム42のX軸テーブル43側の側部に配置されると
共に、x軸及びz軸に共に直交するy軸方向に移動可能
に設けられている。さらに、Y軸スライダ44のX軸テ
ーブル側の側部には、主軸台2が取り付けられている。
この主軸台2は、z軸と平行な回転軸線回りに回転可能
に主軸3を支持している。そして、この主軸3に歯切工
具1が装着されている。
【0038】一方、X軸テーブル43には、旋回テーブ
ル45が取り付けられている。旋回テーブル45は、X
軸テーブル43の上部に配置されると共に、y軸と平行
な回転軸線回りに回転可能に設けられている。そして、
この旋回テーブル45の上部に被削ワーク46が取り付
けられている。被削ワーク46は、外周部が円弧状に形
成された略円柱状又は略円筒状の部材であり、上記円弧
の中心軸がy軸と平行になるように取り付けられてい
る。
【0039】X軸テーブル43、Y軸スライダ44、Z
軸コラム42、主軸3及び旋回テーブル45には、それ
ぞれX軸モータM1、Y軸モータM2、Z軸モータM
3、主軸モータM4、旋回モータM5が接続されてい
る。さらに、各モータM1〜M5には、エンコーダE1
〜E5が接続されている。各エンコーダE1〜E5は、
各モータM1〜M5の回転角を検出し、検出値を図示し
ない制御装置に出力する。この制御装置は、エンコーダ
E1〜E5からの検出値に基づいてモータM1〜M5の
回転を制御する。これによって、X軸テーブル43、Y
軸スライダ44、Z軸コラム42の移動方向及び移動量
が制御され、歯切工具1と被削ワーク46とを直交3軸
方向に相対移動させることができる。また、主軸3及び
旋回テーブル45の回転数が制御され、歯切工具1のホ
ブ5及び被削ワーク46の回転数が制御される。
【0040】次に、歯切加工方法の手順を説明する。ま
ず、X軸テーブル43、Y軸スライダ44及びZ軸コラ
ム42を移動させて、ホブ5を被削ワーク46に対する
加工開始位置に位置決めする。加工開始位置とは、ホブ
5が被削ワーク46の上方又は下方に位置すると共に、
被削ワーク46に対するホブ5の切刃の切込み量が所定
値となるような位置である。
【0041】位置決め完了後に、ホブ5及び被削ワーク
46を所定の公比で回転させると共に、ホブ5を被削ワ
ーク46の軸線方向に移動させて被削ワーク46の外周
部に歯切加工を行う。例えば、被削ワーク46に形成す
る歯車の歯数がZの場合は、ホブ5の回転数nと被削ワ
ーク46の回転数Nとの間には、N=n/Zの関係が成
り立つように回転させる。尚、ホブ5及び被削ワーク4
6の回転数制御は、従来のホブ盤の場合と同様である。
【0042】このように歯切加工方法では、マシニング
センタ40で歯切加工を行うことができるので、マシニ
ングセンタ40の汎用性が向上する。また、1台のマシ
ニングセンタ40だけで1つの被削ワーク46に対して
歯切加工を含めた複数種類の切削加工を施すことができ
るので、被削ワーク46を移動させる必要がなく、作業
工程数が減少し、生産性を向上することができる。
【0043】また、被削ワーク46に形成する歯車のモ
ジュールが異なる場合には、異なるモジュールに対応し
た複数種類のホブをそれぞれ装着した複数個の歯切工具
を予め工具マガジンに収納しておけばよい。また、被削
ワーク46に形成する歯車のねじれ角が異なる場合に
は、上述した角度調整機構によって異なるねじれ角に調
整した複数個の歯切工具を予め工具マガジンに収納して
おけばよい。このように複数個の歯切工具を工具マガジ
ンに収納しておくことによって、所望の歯切工具を自動
工具交換装置によって主軸3に装着することができるの
で、ホブの交換や調整を行う必要がなくなり、モジュー
ル又はねじれ角が異なる歯切加工を容易に短時間で被削
ワーク46に行うことが可能となる。
【0044】さらに、被削ワーク46に対して歯切加工
時のホブ5の切刃が接触する位置は、X軸テーブル43
をx軸方向に移動させることによって変更することがで
きる。したがって、ホブ5の切刃を均等に使用して歯切
加工を行うことができるので、ホブ5の切刃の磨耗が特
定箇所に集中するのが防止され、ホブ5の寿命を向上す
ることができる。
【0045】以上にこの発明の具体的な実施の形態につ
いて説明したが、この発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施
することができる。例えば、上述の実施の形態ではマシ
ニングセンタ40に歯切工具1を装着して歯切加工方法
を実行したけれども、複合加工NC旋盤に歯切工具1を
装着して歯切加工方法を実行することもできる。
【0046】図6は、複合加工NC旋盤50の外観を示
す斜視図であり、図7は複合加工NC旋盤50の概略的
構成を示す正面図である。複合加工NC旋盤50は、基
台51と、基台51の上部に配置される工具台52と、
基台51の側部に配置されるワーク台53とを備える。
【0047】工具台52は、Z軸台54と、X軸台55
と、Y軸台56と、旋回テーブル57と、工具駆動部5
8とを備えて構成されている。Z軸台54は、基台51
の上面に平行に設定されるz軸方向に移動可能に設けら
れている。また、X軸台55は、Z軸台54の上部に配
置されると共に、基台51の上面に平行でz軸に直交す
るx軸方向に移動可能に設けられている。さらに、Y軸
台56はX軸台55の移動方向の一方側に位置する側部
に配置されると共に、x軸及びz軸に共に直交するy軸
方向に移動可能に設けられている。
【0048】また、旋回テーブル57は、Y軸台56の
側部であってX軸台55とは反対側に位置する側部に配
置されると共に、x軸に平行な回転軸線回りに回転可能
に設けられている。さらに、工具駆動部58は、旋回テ
ーブル57の側部(Y軸台56とは反対側)に取り付け
られている。これによって、工具駆動部58は概ね基台
51の側部から突出して配置されることになる。そし
て、工具駆動部58は、一端側に主軸台2を備え、この
主軸台2が軸支する主軸3(図示せず)に歯切工具1が
装着されている。尚、歯切工具1は、図示しない工具マ
ガジンから自動工具交換装置によって主軸3に装着され
るものであり、また歯切工具1に代えて他の回転工具
(ドリルなど)を主軸3に装着することもできる。
【0049】一方、ワーク台53は、基台51の側部で
あって、x軸方向の一方側に位置する側部に配置され
る。すなわち、ワーク台53は、基台51の側部から突
出した工具駆動部58に対向する位置に配置されてい
る。そして、ワーク台53の側部であって工具駆動部5
8に対向する側部には、ワーク把持部59が配置されて
いる。ワーク把持部59は、被削ワーク46(図示せ
ず)をその中心軸がz軸と平行になるように把持すると
共に、z軸と平行な回転軸線回り(矢印C方向)に回転
可能に設けられている。
【0050】X軸台55、Y軸台56、Z軸台54は、
上記マシニングセンタ40と同様に図示しない制御装置
によって移動方向及び移動量が制御され、これによって
被削ワーク46に対して歯切工具1を直交3軸方向に移
動させることができる。また、主軸3及びワーク把持部
59は上記制御装置によって回転数が制御され、これに
よって歯切工具1のホブ5及び被削ワーク46の回転数
が制御される。
【0051】次に、歯切加工方法の手順を説明する。ま
ず、X軸台55、Y軸台56、Z軸台54を移動させ
て、ホブ5を被削ワーク46に対する加工開始位置に位
置決めする。加工開始位置とは、ホブ5が被削ワーク4
6の一端側に位置すると共に、被削ワーク46に対する
ホブ5の切刃の切込み量が所定値となるような位置であ
る。
【0052】位置決め完了後に、ホブ5及び被削ワーク
46を所定の公比で回転させると共に、ホブ5を被削ワ
ーク46の軸線方向に移動させて被削ワーク46の外周
部に歯切加工を行う。尚、ホブ5及び被削ワーク46の
回転数制御は、上記マシニングセンタ40の場合と同様
である。
【0053】このように複合加工NC旋盤50において
も、歯切工具1を用いた歯切加工方法を実行することが
でき、上記マシニングセンタ40において実行する場合
と同様の効果を得ることができる。また、マシニングセ
ンタ40や複合加工NC旋盤50に限らず、内径が先端
側に向かうにつれて大きくなるテーパ面を有する工具接
着孔を備える主軸を回転可能に支持する主軸台と、被削
ワークが装着されるワーク軸を回転可能に支持するワー
ク台とを備え、直交3軸方向に工具とワークとが相対的
に移動できるように上記主軸台と上記ワーク台の少なく
とも一方を移動可能に構成し、さらに上記工具装着孔に
装着される工具を自動的に交換できるように構成した複
合加工機であれば、同様に本発明の歯切加工方法を実行
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である歯切工具の水平断
面図である。
【図2】上記歯切工具の一部を切り欠いて示す側面図で
ある。
【図3】上記歯切工具の背面図である。
【図4】被削ワークに対するホブの取付角を説明するた
めの表である。
【図5】上記歯切工具を装着したマシニングセンタの斜
視図である。
【図6】上記歯切工具を装着した複合加工NC旋盤の斜
視図である。
【図7】上記複合加工NC旋盤の概略を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 歯切工具 2 主軸台 2a 先端面 3 主軸 4 取付軸部 4a 支持部 4b テーパシャンク部 5 ホブ 6 工具軸 7 ケーシング 14 工具装着孔 14a 内周面 16 テーパカラ 16a 外周面 17 付勢手段 22 中間軸 24 第1かさ歯車 25 第2かさ歯車 26 第1平歯車 27 第2平歯車 35 当接部 35a 先端面 40 マシニングセンタ 42 Z軸コラム 43 X軸テーブル 44 Y軸スライダ 45 旋回テーブル 46 被削ワーク 50 複合加工NC盤 52 工具台 53 ワーク台 54 Z軸台 55 X軸台 56 Y軸台 58 工具駆動部 59 ワーク把持部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸(3)を回転可能に支持する主軸台
    (2)を備えると共に、上記主軸(3)はその先端に内
    径が先端側に向かうにつれて大きくなるテーパ面(14
    a)を有する工具装着孔(14)を備え、さらに工具装
    着孔(14)に装着される工具を自動的に交換できるよ
    うに構成した複合加工機に着脱可能に装着される歯切工
    具(1)であって、取付軸部(4)と、この取付軸部
    (4)を回転可能に支持すると共に、ホブ(5)が装着
    された工具軸(6)を回転可能に支持するケーシング
    (7)と、上記ケーシング(7)内に配置されて上記取
    付軸部(4)の回転力を上記工具軸(6)に伝達する動
    力伝達機構(22、24、25、26、27)とを備
    え、上記取付軸部(4)はテーパシャンク部(4b)を
    備え、テーパシャンク部(4b)は、上記取付軸部
    (4)の回転軸線方向に延びて形成された略円柱状の本
    体部(15)と、この本体部(15)に摺動可能に挿着
    されると共に、外径が先端側に向かうにつれて小さくな
    るテーパ面(16a)を有する略円筒状のテーパカラ
    (16)と、このテーパカラ(16)を先端側に付勢す
    る付勢手段(17)とを備え、上記テーパシャンク部
    (4b)を上記工具装着孔(14)に圧入すると共に、
    上記ケーシング(7)の取付軸部(4)側の側部(3
    5)を上記主軸台(2)の先端部(2a)に圧接させて
    上記複合加工機に装着することを特徴とする歯切工具。
  2. 【請求項2】 上記ホブ(5)は上記工具軸(6)の略
    中央部に装着されており、上記工具軸(6)はその両端
    が上記ケーシング(7)に軸支されていることを特徴と
    する請求項1の歯切工具。
  3. 【請求項3】 上記工具軸(6)は、当該工具軸(6)
    の回転軸線を含み、被削ワーク(46)の軸心方向に平
    行な平面に垂直な軸線回りに回動可能であり、上記ホブ
    (5)の進み角が被削歯車の歯すじ方向と一致するよう
    にホブ(5)の取付角を調整可能にしたことを特徴とす
    る請求項1又は請求項2の歯切工具。
  4. 【請求項4】 内径が先端側に向かうにつれて大きくな
    るテーパ面(14a)を有する工具装着孔(14)を備
    える主軸(3)を回転可能に支持する主軸台(2)と、
    被削ワーク(46)が装着されるワーク軸を回転可能に
    支持するワーク台(45)とを備え、直交3軸方向に工
    具とワークとが相対的に移動できるように上記主軸台
    (2)と上記ワーク台(45)の少なくとも一方を移動
    可能に構成し、さらに上記工具装着孔(14)に装着さ
    れる工具を自動的に交換できるように構成した複合加工
    機(40)に請求項1〜請求項3のいずれかの歯切工具
    (1)を装着し、上記ホブ(5)と上記被削ワーク(4
    6)とを一定の公比で回転させると共に、上記ホブ
    (5)を上記被削ワーク(46)の軸心方向に相対移動
    させて上記被削ワーク(46)の外周部に歯切加工を行
    うことを特徴とする歯切加工方法。
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