JP2000033490A - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置

Info

Publication number
JP2000033490A
JP2000033490A JP10203269A JP20326998A JP2000033490A JP 2000033490 A JP2000033490 A JP 2000033490A JP 10203269 A JP10203269 A JP 10203269A JP 20326998 A JP20326998 A JP 20326998A JP 2000033490 A JP2000033490 A JP 2000033490A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flat plate
laser
processing apparatus
laser processing
rotary tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10203269A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Kitade
俊之 北出
Shigeo Kogure
茂生 小暮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP10203269A priority Critical patent/JP2000033490A/ja
Publication of JP2000033490A publication Critical patent/JP2000033490A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工設備を小型のままでレーザ切断加工や、
真円度、寸法精度の要する穴加工や、タップ加工を行う
ことを可能にする。 【解決手段】 加工する平板材に対し垂直方向に回転軸
を有する回転工具41を設ける。回転工具41は、モー
タ42により駆動歯車43、中間歯車45および従動歯
車44により回転可能にするとともに、エアシリンダ4
8により平板材4に対し個別に進退移動可能にし、レー
ザ切断加工により穴開けした穴に穴加工やタップ加工を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板金加工を行うレ
ーザ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のレーザ加工装置は、図6の斜視図
に示すように、基台101の上部に配置したテーブル1
02と、C型コラム103に配設されたレーザヘッド1
04と、テーブル102上をX方向に移動する移動テー
ブル105と、移動テーブル105上に配設され、平板
を把持しY方向に移動するチャック106とからなって
いる。このレーザ加工装置は、レーザヘッド104によ
り平板をレーザ切断する機能しか有していない(AMA
DAカタログ9372―01)。
【0003】また、従来の平板に対する加工工程は、図
7のブロック図に示すように、レーザ加工装置による穴
開けおよび切断加工した後、ボール盤によるリーマ加
工、タップ盤によるタップ加工を行うという、各種の加
工を各種の加工機で別々に行う加工工程であり、レーザ
加工装置、ボール盤、タップ盤のそれぞれの加工機を必
要とし、人手を介している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】平板の所要位置にレー
ザ光を照射し、レーザ切断で平板に穴開け加工する際、
レーザ光による切り始めと切り終わりの位置(アプロー
チ位置)に切れ残りとして切断した穴内に突起が生じた
り、円形穴の輪郭に沿ってレーザ光を移動させる際のサ
ーボモータの追従遅れなどにより形成した穴に真円度や
寸法精度がでないという問題点が発生していた。そのた
め、突起を除去したり、真円度や寸法精度を必要とする
平板の穴開け加工においては、別にリーマ加工の工程を
行うリーマ加工の設備が必要となっていた。また、タッ
プ加工を施す必要のある平板にあっては、別のタップ加
工の工程を行うタップ加工の設備が更に必要になってい
た。また、リーマ加工やタップ加工を行うには、穴開け
加工をした平板をレーザ加工装置からリーマ加工機やタ
ップ加工機に移し替える必要があり、その段取りのため
一連の加工時間の短縮化や、人手を介して行っているた
め低コスト化を図ることが困難であった。
【0005】本発明は、従来の加工工程および加工設備
の問題点に鑑みてなされたもので、加工設備を小型のま
まで真円度、寸法精度を要する穴加工や、タップ加工を
各加工設備間で移し替えを必要とせずに行うことができ
るレーザ加工装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の請求項1のレーザ加工装置は、平板材とレ
ーザ射出ヘッドを相対移動制御して前記平板材の切断加
工を行うレーザ加工装置において、前記平板材に対し垂
直方向に回転軸を有し、前記平板材に対し進退移動可能
な回転工具を具備することを特徴とする。
【0007】また、本発明の請求項2のレーザ加工装置
は、平板材とレーザ射出ヘッドを相対移動制御して前記
平板材の切断加工を行うレーザ加工装置において、前記
レーザ射出ヘッドを前記平板材に対し離隔して支持する
コラムに、前記レーザ射出ヘッドと共に、前記平板材に
対して垂直方向に回転軸を有し、且つ前記平板材に対し
進退移動可能な回転工具を具備する結合板を設けたこと
を特徴とする。
【0008】さらに、本発明の請求項3のレーザ加工装
置は、請求項1または2のレーザ加工装置において、平
板材の自動供給排出装置を具備することを特徴とする。
【0009】すなわち、請求項1のレーザ加工装置にあ
っては、平板材とレーザ射出ヘッドを相対移動制御し、
CO2 レーザ発振器またはYAGレーザ発振器等からの
レーザ光をレーザ射出ヘッドから平板材に照射し、平板
材の所要位置に穴開け加工を行う。次に、平板材に対し
垂直方向に回転軸を有し、平板材に対し進退可能な回転
工具により、穴開け加工した穴部の面取り、タップ、リ
ーマ加工を行う。そして、最後にレーザ光により平板材
の外周を所要の形状に切断加工を行い、加工を終了す
る。
【0010】また、請求項2のレーザ加工装置にあって
は、結合板にレーザ射出ヘッドと回転工具を具備し、結
合板を介してレーザ射出ヘッドと回転工具を平板材に対
して共に移動制御可能にする。その他の作用は請求項1
と同様である。
【0011】さらに、請求項3のレーザ加工装置にあっ
ては、平板材の自動供給排出装置を設け、平板材の供
給、加工、排出を自動化する。その他の作用は請求項1
または2と同様である。
【0012】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]本発明の実施の
形態1を図1〜図4に基づいて説明する。図1は本実施
の形態のレーザ加工装置の全体を示す斜視図、図2はレ
ーザ加工装置の回転工具部とレーザ射出部を示す正面
図、図3はレーザ射出部を示す側面図、図4は本実施の
形態のレーザ加工装置による加工を説明するための説明
図である。
【0013】本実施の形態のレーザ加工装置は、基台1
の上部に配置したテーブル2と、テーブル2の略中央部
でテーブル2を跨ぐコラムとしての門型コラム3と、平
板材4をテーブル2のX軸方向に移動制御可能な移動機
構部10と、基台1の上方で且つ門型コラム3の一方の
側方に配置してテーブル2のY軸方向に移動制御可能な
レーザ射出ヘッド22を有するレーザ射出部20と、基
台1の上方で且つ門型コラム3の他方の側方に配置さ
れ、前記レーザ射出部20と共にテーブル2のY軸方向
に移動制御可能な複数の回転工具41を有する回転工具
部40と、から構成されている。レーザ射出部20と回
転工具部40とは、門型コラム3の一方の側方と他方の
側方にわたって延びる略U字型の結合板50にそれぞれ
取り付けられている。
【0014】移動機構部10は、図1に示すように、テ
ーブル2上面の側方に配置されている。この移動機構部
10は、テーブル2に固定されたモータ11と、モータ
11に結合されテーブル2のX軸方向(以下、単にX軸
方向という)に延在する回転自在なボールネジ12と、
ボールネジ12に螺合しボールネジ12の回転によりテ
ーブル2上面でX軸方向に進退移動可能な長尺のボール
ナット13と、ボールナット13の側方下部に配設され
平板材4を把持してX軸方向にボールナット13と共に
移動可能な複数のチャック14と、から構成されてお
り、モータ11の回転駆動制御により加工する平板材4
をX軸方向に進退移動制御可能となっている。チャック
14は、平板材4の縁部を把持しテーブル2の上面に沿
うようにテーブル2の上方で保持し得るようになってい
る。
【0015】門型コラム3は、その両側面が平板材4の
移動方向に正対するように配置され、下部には移動機構
部10のボールナット13および平板材4が通過可能な
凹部が設けられている。
【0016】レーザ射出部20は、図1,2に示すよう
に、門型コラム3の両側面に沿うように配設した略U字
型の結合板50の一方の外側面に配設され、門型コラム
3の片側面に配置されている。
【0017】結合板50は、図1,2に示すように、門
型コラム3の凹部を通り、その両側面51,52を門型
コラム3の両側面にそれぞれ沿わせるように配置されて
いる。結合板50の側面51,52の上部には、外方向
に折り曲げた折曲部位51a,52aが形成されてい
る。この結合板50の内側(門型コラム3の側面に対面
する側面51の内面)の上下には、テーブル2のY軸方
向(以下、単にY軸方向という)に延在する一対のガイ
ド部材53が平行に固定されるとともに、結合板50の
前記内側に対面する門型コラム3の側面には、一対のガ
イド部材53と摺動可能に結合する一対の摺動部材54
が固定されており、結合板50はガイド部材53と摺動
部材54を介してテーブル2のY軸方向へ移動可能に門
型コラム3に保持されている。また、結合板50の側面
51の内側には、その略中央部にY軸方向に延在する長
尺なボールナット55が固定され、回転自在なボールネ
ジ56が螺合されている。ボールネジ56は、門型コラ
ム3に固定(固定手段は図示省略)したモータ57に結
合されており、結合板50はモータ57の回転駆動制御
によりボールネジ56とボールナット55を介してY軸
方向に進退移動可能となっている。
【0018】前記レーザ射出部20には、テーブル2に
対して垂直に上下方向(テーブル2のZ軸方向)へ移動
可能なZテーブル21が設けられ、Zテーブル21に平
板材4を切断加工するレーザ射出ヘッド22が取り付け
られている。このZテーブル21は、結合板50の折曲
部位51a上面に固定したモータ23に結合したテーブ
ル2のZ軸方向(以下、単にZ軸方向という)に延在す
るボルトネジ24に螺合するボルトナット25に取り付
けられるとともに、ボルトナット25を収納し結合板5
0の側面51に取り付けたガイド部材26によりZ軸方
向に沿って上下方向に案内されている。すなわち、レー
ザ射出部20のレーザ射出ヘッド22は、モータ23に
よりボルトネジ24、ボルトナット25およびZテーブ
ル21を介してZ軸方向に移動制御されるとともに、結
合板50を介してモータ57によりY軸方向に移動制御
可能となっている。
【0019】レーザ射出部20には、図2,3に示すよ
うに、不図示の支持手段によりZテーブル21に支持さ
れるCO2 レーザ発振器27よりY軸方向に射出された
レーザ光をZ軸方向に折り返してレーザ射出ヘッド22
にレーザ光を導くミラー28が配置されている。レーザ
射出ヘッド22には、レーザ光を集光して平板材4に照
射する集光レンズ29とノズル30が設けられている。
ノズル30の近傍では、不図示の配管により案内される
アシストガスを噴出するようになっている。なお、レー
ザ発振器27には、YAGレーザ発振器を用いてもよ
い。
【0020】回転工具部40は、テーブル2の上面に配
置された門型コラム3のもう一方の側面側に配置され、
結合板50を介してレーザ射出部20と連結するように
結合板50の側面52に設けられており、モータ57に
よりレーザ射出部20と共にY軸方向に移動制御可能と
なっている。この回転工具部40には平板材4を加工す
る複数の回転工具41がY軸方向に直列に配設されてい
る。回転工具部40は、各回転工具41を回転させる1
個のモータ42と、モータ42に連結した1個の駆動歯
車43と、複数の従動歯車44と、駆動歯車43の回転
を各従動歯車44に伝達する複数の中間歯車45と、各
従動歯車44に連結したスピンドル46と、各スピンド
ル46に連結したチャック47およびエアシリンダ48
とから構成されている。各チャック47には回転工具4
1が保持されている。
【0021】モータ42は、結合板50の折曲部位52
a上面に取り付けられている。駆動歯車43は折曲部位
52aの下面側でモータ42に連結され、テーブル2と
垂直な回転軸まわりに回転可能となっている。従動歯車
44は、所定の間隔を有してY軸方向に直列に複数配設
され、中間歯車45は、駆動歯車43とそれぞれ降り合
う2個の従動歯車44とそれぞれ噛み合うように配設さ
れている。すなわち、モータ42による駆動歯車43の
回転は中間歯車45を介して従動歯車44に伝達され、
その従動歯車44の回転は他の中間歯車45を介して隣
りの従動歯車44に伝達されるようになっている。この
とき、各従動歯車44はテーブル2と垂直な回転軸まわ
りで同じ方向に回転する。
【0022】各従動歯車44に連結した各スピンドル4
6は、テーブル2に対して垂直なZ軸方向に上下移動可
能に結合板50の側面52に設けられている。各スピン
ドル46に連結したチャック47は、回転工具41をZ
軸方向、すなわち移動機構部10のチャック14に把持
した平板材4に対して垂直方向に回転軸を有するように
保持可能となっている。また、各スピンドル46に連結
したエアシリンダ48はそれぞれのスピンドル46を個
別に上下移動を可能にし、各チャック47に保持した各
回転工具41を平板材4に対し個別に進退移動可能にし
ている。回転工具41は、例えばタップ、リーマ、面取
り工具等であり、チャック47にはタップ、リーマ、面
取り工具をそれぞれ個別に取り付け可能となっている。
なお、各モータ11,23,42,57およびレーザ発
振器27は、不図示の制御装置によりそれぞれ制御可能
となっている。
【0023】次に、本実施の形態の作用を説明する。ま
ず、平板材4をテーブル2の上に置き、移動機構部10
のチャック14で平板材4を把持する。その状態でモー
タ11を回転し、ボールネジ12とボールナット13を
介して平板材4をX軸方向に移動し、平板材4の穴開け
用の切断を行うX軸の位置に平板材4を搬送する。一
方、モータ57を回転し、ボールネジ56とボールナッ
ト55を介して結合板55をY軸方向に移動し、レーザ
射出部20のレーザ射出ヘッド22をY軸の位置に移送
する。これにより、平板材4とレーザ射出ヘッド22が
相対的に搬送され、平板材4の加工位置にレーザ射出ヘ
ッド22が移動されるとともに、切断加工に際し平板材
4の所望の位置上方にレーザ射出ヘッド22が連続的に
移動可能になる。
【0024】次に、モータ23の回転によりボルトネジ
24、ボルトナット25およびZテーブル21を介して
レーザ射出ヘッド22をZ軸方向に移動制御し、レーザ
発振器27からのレーザ光が集光レンズ29により平板
材4に集光するように、平板材4に対してレーザ射出ヘ
ッド22を適切な距離に合わせる。その状態でレーザ射
出ヘッド22よりレーザ光が照射されるとともに、平板
材4をモータ11によりX軸方向に、レーザ射出ヘッド
22をモータ57によりY軸方向にそれぞれ移動して平
板材4とレーザ射出ヘッド22を相対的に所望の位置に
連続的に移動させ、図4(a)に示すように平板材4に
対してレーザ光により所望の穴形状に沿って必要とする
個数の穴開けのための切断加工を行う。
【0025】穴開け加工の終了後、モータ11を回転
し、平板材4の穴開け切断した位置を、門型コラム3の
凹部を通過させ、回転工具部40に設けた回転工具41
のX軸の位置へ搬送する。一方、モータ57を回転し、
回転工具部40をY軸方向に移動制御し、平板4の穴に
対して行う加工の種類に応じた回転工具41をY軸の位
置に搬送する。これにより、平板材4と回転工具41が
相対的に搬送され、平板材4のリーマ加工、またはタッ
プ加工を行う位置(穴位置)の上方にリーマ、またはタ
ップの回転工具41が移動される。
【0026】そして、モータ42を回転することにより
駆動歯車43、中間歯車45、従動歯車44、スピンド
ル46およびチャック47を介して回転工具41を回転
させる。この状態で、図4(b)に示すように、穴位置
の上方に位置させた回転工具41のみをエアシリンダ4
8によりスピンドル46を介して上下移動させ、回転工
具41の種類に対応して面取り、またはタップ、あるい
はリーマ加工を行う。そして、平板材4と回転工具部4
0を相対移動し、回転工具41により必要とする加工を
平板材4の各穴に対して行う。
【0027】前記加工が終了した後、移動機構部10に
より平板材4をレーザ射出部20側に移動し、移動機構
部10とモータ57により平板材4とレーザ射出ヘッド
22を相対的に移動制御して、図4(c)に示すよう
に、平板材4に対して所望形状の外周の切断を行う。こ
の切断の完了によりレーザ加工が終了し、図4(d)に
示す所望の穴加工を施した所望形状の板材4aが得られ
る。
【0028】本実施の形態によれば、レーザ加工装置に
回転工具41を取り付けることにより、レーザ射出部2
0で平板材4に予備的な穴を開けた後、この穴に対して
真円度、寸法精度を必要とする穴加工やタップ加工を行
うことができる。また、複数個の回転工具41をY軸方
向に直列に配設し、予備的な穴に対してモータ57の回
転によりY軸方向に移動制御することにより必要な回転
工具41を選択できるとともに、選択した回転工具41
を個別に上下移動できるので、平板材4を各種の加工機
に移し替えることなく、各種の穴加工を行うことができ
る。本実施の形態では、回転工具としてリーマ、タップ
について示したが、回転工具としてドリルを用いて穴開
け加工を行ってもよい。
【0029】[実施の形態2]本発明の実施の形態2を
図5に基づいて説明する。図5は本実施の形態のレーザ
加工装置の全体を示す正面図で、本レーザ加工装置は、
レーザ加工部60と、平板材の供給部70と、平板材を
加工した板材の排出部80から構成されている。
【0030】レーザ加工部60は、基台1の上部に配置
したテーブル2と、テーブル2を跨ぎその中央部に配設
した門型コラム3と、移動機構部10と、基台1の上方
で且つ門型コラム3の一方の側方に配置されたレーザ射
出部20と、基台1の上方で且つ門型コラム3の他方の
側方に配置された回転工具部40とから構成されてい
る。レーザ射出部20と回転工具部40とは、実施の形
態1と同様に、門型コラム3に対してY軸方向に移動制
御可能な略U字型の結合板50(図2参照)にそれぞれ
取り付けられている。また、移動機構部10、レーザ射
出部20および回転工具部40は、実施の形態1と同様
に構成されており、平板材4をX軸方向に、レーザ射出
ヘッド22および回転工具41をY,Z軸方向に、それ
ぞれ移動制御可能になっている。
【0031】供給部70は、回転工具部40側で、基台
1の側方に配設されている。供給部70には、平板材を
セットする複数の供給トレイ71が設けられ、供給トレ
イ71の上方に平板材を吸着保持する複数の吸着パット
72を配設した吸着テーブル73が設けられている。吸
着テーブル73は上下方向に移動可能な垂直シリンダ7
4に取り付けられており、垂直シリンダ74は搬送テー
ブル75に固定されている。搬送テーブル75は供給部
70とテーブル2を結ぶ搬送シリンダ76に配設されて
おり、吸着テーブル73を供給トレイ71とテーブル2
との間で往復移動可能にしている。
【0032】排出部80は、レーザ射出部20側で、基
台1の側方に配設されている。供給部80には、加工し
た板材を収納する複数の排出トレイ81が設けられ、排
出トレイ81の上方に板材を吸着保持する複数の吸着パ
ット82を配設した吸着テーブル83が設けられてい
る。吸着テーブル83は上下方向に移動可能な垂直シリ
ンダ84に取り付けられており、垂直シリンダ84は搬
送テーブル85に固定されている。搬送テーブル85は
排出部80とテーブル2を結ぶ搬送シリンダ86に配設
されており、吸着テーブル83を排出トレイ81とテー
ブル2との間で往復移動可能にしている。
【0033】次に、本実施の形態の作用を説明する。ま
ず、平板材を供給トレイ71にセットする。次に、搬送
シリンダ76により吸着テーブル73を供給トレイ71
の上方に移動する。垂直シリンダ74により吸着テーブ
ル73を下降し、吸着パット72により平板材を吸着す
る。そして、平板材を吸着した状態で、再び垂直シリン
ダ74により吸着テーブル73を介して平板材をテーブ
ル2の高さまで上昇し、搬送シリンダ76により吸着テ
ーブル73を介して平板材をテーブル2まで搬送する。
【0034】次に、テーブル2上に搬送した平板材をレ
ーザ加工部60で切断加工する。すなわち、平板材を移
動機構部10のチャック14により把持し、実施の形態
1と同様に、平板材の所要の位置にレーザ射出部20で
穴開け加工した後、回転工具部40で面取り加工、タッ
プ加工、リーマ加工する。そして、再びレーザ射出部2
0に平板材を戻して平板材の外周を所要の形状にレーザ
切断し、平板材の加工を終え、板材を得る。
【0035】その後、切断の終了した板材の上方に、搬
送シリンダ86により吸着テーブル83を移動する。次
に、垂直シリンダ84により吸着テーブル83を下降
し、吸着パット82により加工の終了した板材を吸着す
る。そして、板材を吸着した状態で、搬送シリンダ86
により吸着テーブル83を介して板材を排出トレイ81
の上方に搬送し、再び垂直シリンダ84により吸着テー
ブル83を介して板材を排出トレイ81まで下降した
後、吸着パット82から板材を放して排出トレイ81に
収納し、加工を終了する。
【0036】本実施の形態によれば、実施の形態1の効
果に加え、平板材の供給、穴加工および切断、板材の排
出を人手を介さずして自動で行うことができ、加工時間
の短縮化および低コスト化を図ることができる。
【0037】なお、上記した具体的実施の形態から次の
ような構成の技術的思想が導き出される。 (付記) (1)平板材とレーザ射出ヘッドを相対移動制御して前
記平板材の切断加工を行うレーザ加工装置において、前
記平板材に対し垂直方向に回転軸を有し、前記平板材に
対し個別に進退移動可能な複数の回転工具を具備するこ
とを特徴とするレーザ加工装置。
【0038】(2)平板材とレーザ射出ヘッドを相対移
動制御して前記平板材の切断加工を行うレーザ加工装置
において、前記レーザ射出ヘッドを前記平板材に対し離
隔して支持するコラムに、前記レーザ射出ヘッドと共
に、前記平板材に対して垂直方向に回転軸を有し、且つ
前記平板材に対し個別に進退移動可能な複数の回転工具
を具備する結合板を設けたことを特徴とするレーザ加工
装置。
【0039】付記(1)のレーザ加工装置によれば、レ
ーザ加工装置における加工で、回転工具を選択して用い
ることで、真円度や寸法精度を必要とする穴加工や、タ
ップ加工を行うことができる。
【0040】付記(2)のレーザ加工装置によれば、付
記(1)の効果に加え、結合板を介してレーザ射出ヘッ
ドと回転工具を1つのモータにより移動制御することが
できる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
のレーザ加工装置によれば、レーザ加工装置における加
工で、真円度や寸法精度を必要とする穴加工や、タップ
加工を行うことができる。すなわち、従来のレーザ加工
装置の時に必要であったタップ盤やボール盤を不要と
し、小型の設備のままで前記穴加工やタップ加工を一連
の工程で行うことができる。
【0042】また、レーザ加工装置の回転工具にタップ
やリーマの工具を用い、レーザ切断加工時に平板材を移
動制御する移動機構部のチャックに平板材を把持固定し
た状態にて、前記工具と平板材を相対移動して位置決め
制御し、平板材に対して前記工具による各種の加工を行
うことができる。すなわち、レーザ切断した平板材をレ
ーザ加工装置から取り外したり、取り外した平板材をタ
ップ盤やボール盤に位置決めする必要がなくなるため、
位置決め精度が良くなり、精密な加工も行えるようにな
った。
【0043】さらに、一つのレーザ加工機でレーザ加
工、リーマ加工、タップ加工を行うことができるため、
レーザ射出ヘッドからのレーザ光によりリーマ加工、タ
ップ加工する予備穴を平板材に開け、その後回転工具に
より連続的にリーマ加工、タップ加工を行うことができ
るようになり、従来のように加工工程が変わる毎の人手
による位置決めや加工を不要とすることができる。
【0044】本発明の請求項2のレーザ加工装置によれ
ば、請求項1の効果に加え、結合板の移動制御によりレ
ーザ射出ヘッドと回転工具を平板材に対して相対移動制
御することができ、レーザ射出ヘッドと回転工具の移動
制御機構を簡略化することができる。
【0045】本発明の請求項3のレーザ加工装置によれ
ば、請求項1,2の効果に加え、平板材の供給排出を自
動化することができる。すなわち、平板材を自動供給装
置にセットすることにより、平板材に対する穴加工やタ
ップ加工を人手を介さずに全自動で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1の回転工具部とレーザ射
出部を示す正面図である。
【図3】本発明の実施の形態1のレーザ射出部を示す側
面図である。
【図4】本発明の実施の形態1のレーザ加工装置による
加工を示す説明図である。
【図5】本発明の実施の形態2を示す正面図である。
【図6】従来のレーザ加工装置を示す斜視図である。
【図7】従来の加工工程を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 基台 2 テーブル 4 平板材 10 移動機構部 11,23,42,57 モータ 12,56 ボールネジ 13,55 ボールナット 14,47 チャック 20 レーザ射出部 21 Zテーブル 22 レーザ射出ヘッド 24 ボルトネジ 25 ボルトナット 27 レーザ発振器 40 回転工具部 41 回転工具 43 駆動歯車 44 従動歯車 45 中間歯車 46 スピンドル 48 エアシリンダ 50 結合板 60 レーザ加工部 70 供給部 80 排出部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板材とレーザ射出ヘッドを相対移動制
    御して前記平板材の切断加工を行うレーザ加工装置にお
    いて、前記平板材に対し垂直方向に回転軸を有し、前記
    平板材に対し進退移動可能な回転工具を具備することを
    特徴とするレーザ加工装置。
  2. 【請求項2】 平板材とレーザ射出ヘッドを相対移動制
    御して前記平板材の切断加工を行うレーザ加工装置にお
    いて、前記レーザ射出ヘッドを前記平板材に対し離隔し
    て支持するコラムに、前記レーザ射出ヘッドと共に、前
    記平板材に対して垂直方向に回転軸を有し、且つ前記平
    板材に対し進退移動可能な回転工具を具備する結合板を
    設けたことを特徴とするレーザ加工装置。
  3. 【請求項3】 平板材の自動供給排出装置を具備するこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のレーザ加工装
    置。
JP10203269A 1998-07-17 1998-07-17 レーザ加工装置 Pending JP2000033490A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10203269A JP2000033490A (ja) 1998-07-17 1998-07-17 レーザ加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10203269A JP2000033490A (ja) 1998-07-17 1998-07-17 レーザ加工装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000033490A true JP2000033490A (ja) 2000-02-02

Family

ID=16471256

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10203269A Pending JP2000033490A (ja) 1998-07-17 1998-07-17 レーザ加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000033490A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006102812A (ja) * 2004-09-07 2006-04-20 Yamazaki Mazak Corp レーザ加工機
US7745756B2 (en) 2004-11-29 2010-06-29 Yamazaki Mazak Corporation Laser processing machine
JP2014172046A (ja) * 2013-03-06 2014-09-22 Amada Co Ltd レーザ加工機
CN104093523A (zh) * 2012-03-28 2014-10-08 小松产机株式会社 复合加工方法及复合加工装置
WO2015029515A1 (ja) * 2013-09-02 2015-03-05 三菱重工業株式会社 複合加工装置及び複合加工方法
KR20150102390A (ko) * 2014-02-28 2015-09-07 (주)테크윙 시트고정장치, 이를 포함하는 레이저 가공 장치 및 시트고정방법
CN107971646A (zh) * 2017-12-05 2018-05-01 江阴振宏重型锻造有限公司 风电主轴上的法兰盘打孔装置
CN110039315A (zh) * 2019-05-26 2019-07-23 张华强 一种全方位钻孔和攻丝装置及使用方法
CN110091179A (zh) * 2019-05-29 2019-08-06 东莞市力星激光科技有限公司 一种集成式激光切割机加工组件及加工方法
KR102047892B1 (ko) * 2019-05-01 2019-11-22 박진이 금속판 천공 및 절단 장치
CN110961923A (zh) * 2019-12-19 2020-04-07 谢建金 一种自动上料转盘式钻孔攻牙机

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62220295A (ja) * 1986-03-20 1987-09-28 Yamazaki Mazak Corp レ−ザ加工機
JPH04294958A (ja) * 1991-03-19 1992-10-19 Yamazaki Mazak Corp 熱加工機
JPH05104365A (ja) * 1991-10-09 1993-04-27 Amada Co Ltd プレート加工機
JPH091438A (ja) * 1995-06-15 1997-01-07 Niigata Eng Co Ltd 工具交換装置付きレーザー複合加工機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62220295A (ja) * 1986-03-20 1987-09-28 Yamazaki Mazak Corp レ−ザ加工機
JPH04294958A (ja) * 1991-03-19 1992-10-19 Yamazaki Mazak Corp 熱加工機
JPH05104365A (ja) * 1991-10-09 1993-04-27 Amada Co Ltd プレート加工機
JPH091438A (ja) * 1995-06-15 1997-01-07 Niigata Eng Co Ltd 工具交換装置付きレーザー複合加工機

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4588422B2 (ja) * 2004-09-07 2010-12-01 ヤマザキマザック株式会社 レーザ加工機
JP2006102812A (ja) * 2004-09-07 2006-04-20 Yamazaki Mazak Corp レーザ加工機
US7745756B2 (en) 2004-11-29 2010-06-29 Yamazaki Mazak Corporation Laser processing machine
CN104093523A (zh) * 2012-03-28 2014-10-08 小松产机株式会社 复合加工方法及复合加工装置
US9481049B2 (en) 2012-03-28 2016-11-01 Komatsu Industries Corporation Combined machining method and combined machining device
JP2014172046A (ja) * 2013-03-06 2014-09-22 Amada Co Ltd レーザ加工機
WO2015029515A1 (ja) * 2013-09-02 2015-03-05 三菱重工業株式会社 複合加工装置及び複合加工方法
US10220469B2 (en) 2013-09-02 2019-03-05 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Combined machining apparatus and combined machining method
KR102177244B1 (ko) * 2014-02-28 2020-11-10 (주)테크윙 시트고정장치, 이를 포함하는 레이저 가공 장치 및 시트고정방법
KR20150102390A (ko) * 2014-02-28 2015-09-07 (주)테크윙 시트고정장치, 이를 포함하는 레이저 가공 장치 및 시트고정방법
CN107971646A (zh) * 2017-12-05 2018-05-01 江阴振宏重型锻造有限公司 风电主轴上的法兰盘打孔装置
CN107971646B (zh) * 2017-12-05 2019-10-11 江阴振宏重型锻造有限公司 风电主轴上的法兰盘打孔装置
KR102047892B1 (ko) * 2019-05-01 2019-11-22 박진이 금속판 천공 및 절단 장치
CN110039315A (zh) * 2019-05-26 2019-07-23 张华强 一种全方位钻孔和攻丝装置及使用方法
CN110091179A (zh) * 2019-05-29 2019-08-06 东莞市力星激光科技有限公司 一种集成式激光切割机加工组件及加工方法
CN110961923A (zh) * 2019-12-19 2020-04-07 谢建金 一种自动上料转盘式钻孔攻牙机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7448304B2 (en) Lathe
US8714891B2 (en) Apparatus for making variable diameter holes in metal plates
US7103955B2 (en) Machining apparatus and machining line provided with same
JPH05104366A (ja) 複合工作機械
JPS60238094A (ja) 工作機械
JP2000033490A (ja) レーザ加工装置
KR101326249B1 (ko) 공작물의 홀 가공장치
US7024974B2 (en) Vertical machine tool with a movable main spindle
JP2008531300A (ja) ドリル又はドリルビット製造用のトランスファ・マシン
JP6688829B2 (ja) 工作機械
JP2004255560A (ja) ディファレンシャルケースを加工するための方法及び装置
JP2007118182A (ja) 縦型主軸移動式工作機械のワーク供給装置
JPH01228701A (ja) 工作機械
JP3406406B2 (ja) レーザ、ドリルタップ複合加工機
JPH09220680A (ja) レーザー複合加工装置
JP2002331401A (ja) 旋盤における小径孔の加工方法
KR20220124534A (ko) 내부를 절삭가공하기 위한 가공장치
CN113102889A (zh) 一种薄壁钻基体加工系统
JP2000326157A (ja) 複合加工機械及び複合加工方法
JPH0890302A (ja) 金属工作機械
JPH1076401A (ja) 偏心部を有する円筒ワークの旋削方法及び装置
CN116475848B (zh) 一种多工序集成式机床
JPH06321333A (ja) シーソー式ワーク移送装置
KR19990073426A (ko) 데스크탑로보트의작업시스템및이를적용한데스크탑로보트
JP2001129701A (ja) 数値制御自動旋盤及びこの数値制御自動旋盤による被加工物の加工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050719

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080205

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080610