JPH04294958A - 熱加工機 - Google Patents

熱加工機

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Publication number
JPH04294958A
JPH04294958A JP3081004A JP8100491A JPH04294958A JP H04294958 A JPH04294958 A JP H04294958A JP 3081004 A JP3081004 A JP 3081004A JP 8100491 A JP8100491 A JP 8100491A JP H04294958 A JPH04294958 A JP H04294958A
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JP
Japan
Prior art keywords
base
workpiece
processing machine
work
slide plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP3081004A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Morishita
森下 昭夫
Yoshihiro Muto
武藤 善博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamazaki Mazak Corp
Original Assignee
Yamazaki Mazak Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オートローダ等のワー
ク搬送装置が組み込まれた、レーザ加工機、プラズマア
ーク加工機等の熱加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】図16は、従来の熱加工機(レーザ加工
機)を示す斜視図である。従来のレーザ加工機50は、
図16に示すように、ローディングヘッド62の走行レ
ール61を、床70に据え付けられたレール支持ヤグラ
60、60を介して、本機51のテーブル53及び電動
台車56の上方に設置するようにしている。そして、電
動台車56を、床70上に敷設された走行レール55、
55を介して、ローディングヘッド62の移動方向(矢
印A′、B′方向)に対して垂直な方向(矢印T′、U
′方向)に移動駆動自在に設け、電動台車56上に固設
された素材ステーション57、加工済ワークステーショ
ン59を、選択的に、ローディングヘッド62の走行レ
ール61の下に移動させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のレーザ加工機5
0は、本機51、台車走行レール55、電動台車56、
レール支持ヤグラ60、ヘッド走行レール61、ローデ
ィングヘッド62等の多数の大型の構成部分によって複
雑に構成されているので、高価な割に信頼性が低かった
。更に、レーザ加工機50の輸送に際しては、これ等の
構成部分に分解する必要があり、輸送後のレーザ加工機
50の据付に際しては、多数に分解された構成部分を組
立てて、調整しなければならないので、輸送、組立、立
上げ等に多大な労力、時間、経費を要していた。即ち、
電動台車56の設置に際しては、走行レール55、55
について、2本の平行度、水平度、本機51からの距離
などの調整を行う必要があり、更に、本機51とは別に
、電源等から電動台車56へのケーブルの付設、配管等
を行う必要がある。また、ローディングヘッド62の設
置に際しては、レール支持ヤグラ60を設置した後に、
レール支持ヤグラ60に走行レール61を取り付け、走
行レール61の水平出し等の調整を行う必要がある。ま
た、従来のレーザ加工機50を床70に据え付ける際に
は、本機51のベース52の設置部分以外に、電動台車
56を支持する台車走行レール55、ローディングヘッ
ド62を支持するレール支持ヤグラ60等の設置部分に
もコンクリート基礎が必要になるので、大掛かりな基礎
工事を行わねばならず、従って、据付後のレイアウト変
更などに柔軟に対応することも出来なかった。また、素
材ステーション57、加工済ワークステーション59が
設けられた電動台車56を、ローディングヘッド62の
移動方向(矢印A′、B′方向)に対して垂直な方向(
矢印T′、U′方向)に移動させるように構成している
ので、図15(b)に示すように、デッドスペースが大
きく、床70の利用効率が低かった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑み、構造が簡単で
信頼性が高く、輸送、据付けが容易な熱加工機を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1のベース
(3)を有し、該第1のベース(3)上に、加工手段(
6)およびテーブル(5)が設けられた熱加工機(1、
1′)において、第2のベース(7)を、前記第1のベ
ース(3)から分解し得る形で、前記第1のベース(3
)に連結する形で設け、前記第2のベース(7)上に、
ワーク収納部(9、10)を固定して設け、前記第1の
ベース(3)上に、第1の走行レール(3a)を着設し
、前記第2のベース(7)上に、第2の走行レール(7
a)を、前記第1の走行レール(3a)と整合する形で
着設し、ワーク搬送装置(11)を、前記第1の走行レ
ール(3a)又は前記第2の走行レール(7a)上を走
行する形で、前記テーブル(5)と前記ワーク収納部(
9、10)間を移動するように設けて構成される。
【0006】また、本発明は、第1のベース(3)を有
し、該第1のベース(3)上に、加工手段(6)が設け
られ、かつ、テーブル(5)が移動駆動自在に設けられ
た熱加工機(1′)において、第2のベース(7)を、
前記第1のベース(3)から分解し得る形で、前記テー
ブル(5)の移動方向に延長する形で前記第1のベース
(3)に連結する形で設け、前記第2のベース(7)上
に、ワーク収納部(9、10)を固定して設けし、前記
第1のベース(3)上に、第1の走行レール(3a)を
、前記テーブル(5)の移動方向と平行に着設し、前記
第2のベース(7)上に、第2の走行レール(7a)を
、前記第1の走行レール(3a)と整合する形で前記テ
ーブル(5)の移動方向と平行に着設し、ワーク搬送装
置(11)を、前記第1の走行レール(3a)又は前記
第2の走行レール(7a)上を走行する形で、前記テー
ブル(5)と前記ワーク収納部(9、10)間を移動す
るように設け、光線遮蔽カバー(31)を、前記テーブ
ル(5)の移動を妨げること無く当該テーブル(5)を
覆被し得る形で、前記ワーク搬送装置(11)に固定し
て設けて構成される。
【0007】なお、(  )内の番号等は、図面におけ
る対応する要素を示す、便宜的なものであり、従って、
本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。 以下の「作用」の欄についても同様である。
【0008】
【作用】上記した構成により、ワーク搬送装置(11)
の走行レール(3a、7a)が、ベース(3、7)と一
体化するように作用する。
【0009】また、ワーク搬送装置(11)の移動によ
って、光線遮蔽カバー(31)が開閉するように作用す
る。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づき、本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明による熱加工機(レーザ加工機)
の一実施例を示す斜視図、図2は、図1に示すレーザ加
工機の正面図、図3は、図1に示すレーザ加工機の平面
図、図4は、図1に示すレーザ加工機の側面方向から投
影した断面図、図5は、ローディングヘッドの昇降駆動
機構を示す図、図6は、ローディングヘッドの平面図、
図7は、図6に示すローディングヘッドのVII−VI
I線による断面図、図8は、図7に示すローディングヘ
ッドのVIII−VIII線による断面図、図9は、ス
ライドプレートにおける位置決用真空パッドの装着構造
を示す平面図、図10は、図9に示すスライドプレート
のX−X線による断面図、図11は、スライドプレート
によるワークの位置決方法を示す平面図、図12は、ロ
ーディングヘッドに装着された下降ストッパを示す斜視
図、図13は、ローディングヘッドの別の例を示す平面
図、図14は、本発明による熱加工機(レーザ加工機)
の別の実施例を示す斜視図、図15は、本発明による熱
加工機(レーザ加工機)と従来の熱加工機(レーザ加工
機)の設置スペースを示す平面図である。
【0011】本発明によるレーザ加工機1は、図1に示
すように、本機2を有しており、本機2には、ベース3
が設けられており、ベース3は、床70上に据え付け固
定されている。ベース3の図中右部には、レーザヘッド
6が、コラム等に支持された形で、水平方向すなわち矢
印P、Q方向(Y軸方向)、及び鉛直方向すなわち矢印
R、S方向(Z軸方向)に、移動駆動自在に設けられて
いる。また、ベース3の図中右部には、加工部カバー4
が、前記レーザヘッド6等を覆う形で固設されており、
加工部カバー4の前面4aには、テーブル通過穴4bが
、後述のテーブル5が矢印M、N方向に通過し得る形で
形成されている。ベース3の図中左部には、ワーク搬入
搬出部3bが、前記加工部カバー4から図中左方に突出
した形で形成されている。そして、ベース3上には、テ
ーブル5が、前記ワーク搬入搬出部3bに移動し得ると
共に、前記テーブル通過穴4bから加工部カバー4の内
部に進入して前記レーザヘッド6と対向し得る形で、レ
ーザヘッド6の移動方向(矢印P、Q方向)と垂直な水
平方向すなわち矢印M、N方向(X軸方向)に移動駆動
自在に設けられており、テーブル5には、図2に示すよ
うに、ワーク40が加工時に載置される載置面5cが、
水平に形成されている。また、ベッド3のワーク搬入搬
出部3b上には、走行レール3a、3aが、テーブル5
の図3上下両側に配置された形で、テーブル5の移動方
向(矢印M、N方向)と平行な矢印A、B方向に伸延す
る形で着設されている。そして、本機2のベース3の図
1左方には、ワークベース7が設けられており、ワーク
ベース7は、ベース3から分解し得る形で、ベース3が
テーブル5の移動方向(矢印M方向)に延長されたよう
な形でベース3と連結した状態で、床70上に据え付け
固定されている。ワークベース7上には、多数の加工済
ワーク40が積載される加工済ワークステーション9と
、多数の未加工ワーク40が積載される素材ステーショ
ン10が固設されており、素材ステーション10、加工
済ワークステーション9及び前記テーブル5は、テーブ
ル5の移動方向(矢印M、N方向)に直線状に並んだ形
で配置されている{従って、後述のオートローダ11の
移動方向(矢印A、B方向)に直線状に並んだ形で配置
されている}。そして、ワークベース7上には、走行レ
ール7a、7aが、加工済ワークステーション9及び素
材ステーション10の図3上下両側に配置された形で、
前記本機2のベース3上の走行レール3a、3aと整合
する形で、矢印A、B方向に伸延する形で着設されてい
る。
【0012】そして、本機2のベース3とワークベース
7間には、オートローダ11が、テーブル5、加工済ワ
ークステーション9又は素材ステーション10の上方を
移動する形で、図1矢印A、B方向に移動駆動自在に設
けられている。即ち、オートローダ11は、走行フレー
ム12を有しており、走行フレーム12には、図3に示
すように長方形の枠型に形成されたヘッド支持部12a
が設けられている。ヘッド支持部12aの図4左右両端
には、足部12b、12bが、テーブル5、加工済ワー
クステーション9又は素材ステーション10を跨ぐこと
が出来るように、図中下方に伸延した形で固設されてい
る。即ち、走行フレーム12のヘッド支持部12aの図
中下方には、足部12b、12b間に、テーブル5等の
通過空間13が形成されている。そして、走行フレーム
12は、足部12bに装着されたローラ等を介してベー
ス3又はワークベース7上の走行レール3a、7a上を
走行する形で、図1矢印A、B方向に移動駆動自在に設
けられている。
【0013】走行フレーム12のヘッド支持部12aに
は、ローディングヘッド17が、足部12b、12b間
の通過空間13に配置された形で、前記テーブル5の載
置面5cと平行(水平)な状態で、図4矢印C、D方向
に昇降駆動自在に設けられている。即ち、ローディング
ヘッド17は、図6に示すヘッドフレーム19を有して
おり、ヘッドフレーム19には、図4に示すように、昇
降ガイド軸19c、19cが図中上方に伸延する形で固
着されている。そして、走行フレーム12のヘッド支持
部12aには、ガイド軸受12c、12cが固着されて
おり、図5に示すように、当該ガイド軸受12cには、
前記昇降ガイド軸19cが矢印C、D方向に摺動自在に
嵌入されている。また、走行フレーム12のヘッド支持
部12aには、図3に示すように、駆動モータ14が固
着されており、駆動モータ14には、回転軸15a、1
5aが、チェーン等(図示省略)を介して回転駆動自在
に接続されている。そして、回転軸15aには、スプロ
ケット15、15が固着されており、スプロケット15
には、チェーン16が、図5矢印C′、D′方向に旋回
移動自在に噛合している。そして、チェーン16の一方
の端部16aは、前記スプロケット15に固定されてお
り、他方の端部16bは、ヘッドフレーム19に固定さ
れている。即ち、ヘッドフレーム19は、チェーン16
によって走行フレーム12のヘッド支持部12aから通
過空間13に吊り下げられており、ガイド軸受12c及
び昇降ガイド軸19cによって走行フレーム12に対す
る位置が規整されている。
【0014】ヘッドフレーム19上には、スライドプレ
ート23が、前記テーブル5の載置面5cと平行な状態
で、図6矢印E、F方向(水平方向)に移動駆動自在に
設けられており、スライドプレート23の移動方向(矢
印E、F方向)は走行フレーム12の移動方向(矢印A
、B方向)に対して所定の角度(図6の場合は45°)
を成すように構成されている。即ち、ヘッドフレーム1
9は、図6に示すように、長方形の枠型に形成された外
枠フレーム19aを有しており、当該外枠フレーム19
aの内側には、複数の支持フレーム19bが、互いに平
行に、外枠フレーム19aに対して斜めに配置された形
で、矢印E、F方向に伸延した形で接合されている。そ
して、各支持フレーム19b上には、図7又は図8に示
すように、フラットローラ20aが、支持フレーム19
bに沿って矢印E、F方向に転動する形で装着されてお
り、支持フレーム19bのフラットローラ20a上には
、スライドプレート23が矢印E、F方向に滑動する形
で搭載されている。また、図6に示すように、ヘッドフ
レーム19には、スライドガイド軸21が、矢印E、F
方向と平行に伸延した形で固設されている。そして、ス
ライドプレート23の図8下面には、スライド軸受22
が固着されており、当該スライド軸受22には、前記ス
ライドガイド軸21が矢印E、F方向に摺動自在な形で
嵌入されている。そして、スライドプレート23のスラ
イド軸受22には、図6に示すように、駆動シリンダ2
2aのラムが接続されており、当該駆動シリンダ22a
は、ヘッドフレーム19に固着されている。
【0015】スライドプレート23の図10下面(テー
ブル5、加工済ワークステーション9又は素材ステーシ
ョン10側)には、複数の位置決用真空パッド26が、
スライドプレート23に対して図6紙面と平行な方向(
水平方向)へ所定の範囲内で移動可能な形で装着されて
いる。即ち、図10に示すように、位置決用真空パッド
26は、ロッド26a、バネ26bを介して、図中上下
方向に所定範囲内で突出後退自在な形で、略円筒形の装
着部材25dに装着されている。また、スライドプレー
ト23には、装着穴23aが穿設されており、当該装着
穴23aの内径IDは、前記装着部材25dの外径OD
に比して大きく形成されている。そして、位置決用真空
パッド26が装着された装着部材25dは、摺動ディス
ク25a、25bに固定された形で、摺動ディスク25
a、25bを介して、スライドプレート23の装着穴2
3aに装着されており、装着穴23aと装着部材25d
間には間隙24が形成されている。摺動ディスク25a
、25bは、スライドプレート23を図中上下から挾む
形で、スライドプレート23に対して図9紙面と平行な
方向へ摺動自在に設けられており、摺動ディスク25a
、25bの外径は、装着穴23aの内径IDに比して十
分大きく形成されている。また、装着部材25dには、
図10に示すように、スキマ調整用ナット25eが、摺
動ディスク25a、25bとスライドプレート23の僅
かな間隙を調整する形で、設けられている。更に、摺動
ディスク25aとスライドプレート23間には、図9に
示すように、引張バネ25c、25cが、摺動ディスク
25a(及び位置決用真空パッド26等)を矢印E方向
に押動する形で設けられている。また、スライドプレー
ト23の下面(図6紙面の反対側)には、複数の真空パ
ッド27、電磁ホルダ29が、テーブル5、加工済ワー
クステーション9又は素材ステーション10に対向する
形で、スライドプレート23に対して固定した形で装着
されている。また、ヘッドフレーム19の外枠フレーム
19aには、図12に示すように、下降ストッパ30が
固着されており、当該下降ストッパ30には、当接部材
30aが、ヘッドフレーム19から図中下方(テーブル
5側)に突出した形で、ネジ等を介して当該突出量を調
整可能な形で設けられている。
【0016】本発明によるレーザ加工機1は以上のよう
な構成を有するので、当該レーザ加工機1を輸送するに
際しては、レーザ加工機1を図1右側の本機2部分と図
1左側のワークベース7部分とに分解した形で輸送する
。尚、オートローダ11は、本機2のベース3の走行レ
ール3a上に搭載した状態で、本機2と共に輸送する。 そして、当該レーザ加工機1を床70上に据付ける際に
は、床70の本機2(ベース3)を設置する部分のみに
所定のコンクリート基礎を構築して、当該コンクリート
基礎上に本機2(ベース3)を設置する。そして、ワー
クベース7を、本機2のベース3と整合するように(走
行レール7a、3a等が整合するように)水平出し及び
位置合せを行って、本機2のベース3と連結する形で床
70上に設置する。
【0017】即ち、図16に示す従来のレーザ加工機5
0は、レール支持ヤグラ60、台車走行レール55等を
必要とし、複雑な構造に構成されていたが、本発明によ
るレザ加工機1は、オートローダ11の走行レール3a
、7aがベース3又はワークベース7と一体化されてい
るので、従来のレール支持ヤグラ60等は必要なく、ま
た、加工済ワークステーション9及び素材ステーション
10がワークベース7に固設されているので、従来の台
車走行レール55等も必要なく、簡単な構造でコンパク
トに構成されている。従って、輸送に際して、構造が複
雑な従来のレーザ加工機50においては多数の構成部分
に分解する必要があったが、構造が簡単でコンパクトな
本発明によるレーザ加工機1においては、2つの部分(
本機2部分とワークベース7部分)に分解しただけの形
で輸送することが出来、輸送に要する労力、時間、経費
等を低減することが出来る。更に、多数の構成部分に分
解して輸送される従来のレーザ加工機50においては、
輸送後の組立や調整に手間が掛かり、信頼性も低かった
が、2つの部分(本機2部分とワークベース7部分)の
みに分解して輸送される本発明によるレーザ加工機1に
おいては、輸送後の組立や調整に要する労力、時間、経
費等を低減することが出来、信頼性も向上する。 また、従来のレーザ加工機50においては、床70への
据付に際して、本機51(ベース52)を設置する部分
以外に、台車走行レール55、レール支持ヤグラ60等
を設置する部分にもコンクリート基礎を必要とし、床7
0の大掛かりな基礎工事を行わねばならなかった。しか
し、本発明によるレーザ加工機1においては、従来のレ
ール支持ヤグラ60、台車走行レール55等が必要ない
ので、床70のコンクリート基礎は本機2(ベース3)
を設置する部分のみで十分であり、据付に要する労力、
時間、経費等を低減することが出来る。更に、床70の
基礎工事が簡単な本発明によるレーザ加工機1では、従
来のレーザ加工機50に比して、据付後のレイアウト変
更などにも柔軟に対応することが出来る。また、従来の
レーザ加工機50においては、図15(b)に示すよう
に、ローディングヘッド62の移動方向(矢印A′、B
′方向)に対して垂直な方向(矢印T′、U′方向)に
、素材ステーション57と加工済ワークステーション5
9を並設して、電動台車56を移動させることによって
、ワーク40の受渡を行うようにしているため、デッド
スペース等が大きく、床70の利用効率が低かった。 しかし、本発明によるレーザ加工機1においては、図1
5(a)に示すように、テーブル5、加工済ワークステ
ーション9、素材ステーション10を、オートローダ1
1の移動方向(矢印A、B方向)に直線状に並設して、
オートローダ11の移動のみによってワーク40の受渡
を行うことが出来るように構成したので、床70の利用
効率を向上することが出来る。
【0018】本発明によるレーザ加工機1によってワー
ク40を加工する際には、まず、素材ステーション10
から本機2のテーブル5へ、オートローダ11によって
未加工ワーク40を搬送する。未加工ワーク40を搬送
する際には、予め、テーブル5をベース3のワーク搬入
搬出部3bまで図1矢印M方向へ移動させておき、また
、オートローダ11のローディングヘッド17を図2矢
印C方向へ上昇させておくと共に、ローディングヘッド
17のスライドプレート23を図6矢印F方向へ後退さ
せておく。そして、オートローダ11を、走行フレーム
12を介して走行レール3a、7a上を走行する形で、
図1矢印A方向へ移動させて、オートローダ11のロー
ディングヘッド17を、素材ステーション10に積載さ
れた未加工ワーク40の上方に停止させる。即ち、オー
トローダ11には、走行フレーム12のヘッド支持部1
2aの図4下方に、足部12b、12bによって通過空
間13が形成されているので、ローディングヘッド17
を矢印C方向へ上昇退避させることによって、オートロ
ーダ11は、加工済ワークステーション9に積載された
加工済ワーク40等と干渉することなく、加工済ワーク
ステーション9等の上方を通過して、素材ステーション
10まで図1矢印A方向へ移動することが出来る。 そして、図3に示す駆動モータ14を駆動して、回転軸
15a、スプロケット15を介して、チェーン16を図
5矢印D′方向へ移動させて、ローディングヘッド17
を走行フレーム12のヘッド支持部12aから矢印D方
向へ下降させる。ローディングヘッド17の真空パッド
26、27、電磁ホルダ29が素材ステーション10に
積載された未加工ワーク40と当接したところで、前記
駆動モータ14を停止して、ローディングヘッド17の
下降を停止させ、図10に示すように、真空パッド26
、27、電磁ホルダ29によって、当該未加工ワーク4
0を吸着する。そして、駆動モータ14を駆動して、回
転軸15a、スプロケット15を介して、チェーン16
を図5矢印C′方向へ巻き上げて、ローディングヘッド
17を、真空パッド26、27、電磁ホルダ29によっ
て吸着された未加工ワーク40と共に、矢印C方向へ上
昇させて、当該未加工ワーク40を素材ステーション1
0から取り出す。
【0019】次に、オートローダ11を、ローディング
ヘッド17に未加工ワーク40を吸着保持した状態で、
走行フレーム12を介して走行レール7a、3a上を走
行する形で、図1矢印B方向へ移動させて、未加工ワー
ク40を、ワークベース7上の素材ステーション10か
らベース3上のテーブル5へ搬送する。そして、ローデ
ィングヘッド17及び当該ローディングヘッド17に吸
着保持された未加工ワーク40を、本機2のテーブル5
の上方に停止させる。そして、駆動モータ14を駆動し
て、回転軸15a、スプロケット15を介して、チェー
ン16を図5矢印D′方向へ移動させて、ローディング
ヘッド17及び当該ローディングヘッド17に吸着保持
された未加工ワーク40を、走行フレーム12のヘッド
支持部12aから矢印D方向へ下降させる。そして、ロ
ーディングヘッド17の真空パッド26、27、電磁ホ
ルダ29に吸着保持された未加工ワーク40がテーブル
5の載置面5c上に仮載置(後述のように、その後、位
置決めが行われる。)されたところで、駆動モータ14
を停止して、ローディングヘッド17の下降を停止させ
る。
【0020】未加工ワーク40がテーブル5上に仮載置
されると、スライドプレート23に対して固定された真
空パッド27及び電磁ホルダ29による当該未加工ワー
ク40の吸着を停止して、スライドプレート23に対し
て移動可能な形で装着された位置決用真空パッド26の
みで当該未加工ワーク40を吸着する。次に、図6に示
すエアシリンダ22aを駆動して、ローディングヘッド
17のスライドプレート23を、ヘッドフレーム19(
及び走行フレーム12)に対して、図11矢印E方向へ
移動させる。すると、位置決用真空パッド26によって
吸着された未加工ワーク40は、テーブル5の載置面5
c上を滑動する形で(テーブル5上にフリーベアリング
等を設ける。)、スライドプレート23と共に矢印E方
向(図中左下方)へ移動して、テーブル5上に固設され
たX軸方向基準面5a及びY軸方向基準面5bに接近す
る。
【0021】そして、例えば、未加工ワーク40の図中
下方の端面40bがテーブル5のY軸方向基準面5bに
当接すると、未加工ワーク40及び位置決用真空パッド
26は、図中下方(Y軸方向)へは、それ以上移動でき
ない状態となる。この状態で、スライドプレート23を
エアシリンダ22aを介して図中左下方(矢印E方向)
へ更に移動駆動すると、未加工ワーク40及び位置決用
真空パッド26は、引張バネ25cによって図中下方(
Y軸方向基準面5b側)に押圧された形で図中右方(X
軸方向)のみへ移動して、X軸方向基準面5aに接近す
る。即ち、図10に示すように、位置決用真空パッド2
6の装着部材25dが固定された摺動ディスク25a、
25bは、スライドプレート23に対して摺動自在に装
着されており、スライドプレート23の装着穴23aと
位置決用真空パッド26の装着部材25d間には間隙2
4が形成されているので、位置決用真空パッド26は、
摺動ディスク25a、25bがスライドプレート23に
対して摺動し、装着部材25dが装着穴23a内を移動
する形で、スライドプレート23に対して図11紙面と
平行な(水平な)任意の方向に所定範囲だけ移動するこ
とが出来る。従って、上述のように、未加工ワーク40
及び位置決用真空パッド26が図中下方へ移動できなく
なった状態で、スライドプレート23を図中右下方(矢
印E方向)へ移動させると、未加工ワーク40及び位置
決用真空パッド26はY軸方向基準面5bに押圧されて
スライドプレート23に対して相対的に図中上方へ移動
する形で図中上下方向への移動が停止するので、未加工
ワーク40及び位置決用真空パッド26を図中右方(X
軸方向基準面5b側)のみへ移動させることが出来、未
加工ワーク40のY軸方向の位置決めの後に、当該未加
工ワーク40のX軸方向の位置決めを行うことが出来る
。また、この際、エアシリンダ22aからY軸方向基準
面5bや未加工ワーク40の端面40bに過大な力が作
用することも防止されるので、Y軸方向基準面5bや未
加工ワーク40に損傷を与えることを防止することが出
来る。そして、未加工ワーク40の図中右方の端面40
aがX軸方向基準面5aに当接すると、エアシリンダ2
2aを停止して、スライドプレート23の矢印E方向へ
の移動を停止する。尚、未加工ワーク40の端面40a
が先に5のX軸方向基準面5aに当接した場合には、ス
ライドプレート23を図中左下方(矢印E方向)へ移動
させると、未加工ワーク40及び位置決用真空パッド2
6は図中下方(X軸方向)のみへ移動して、未加工ワー
ク40の端面40bがY軸方向基準面5bに接近して当
接する。
【0022】即ち、オートローダ11によって未加工ワ
ーク40をテーブル5に対して2方向(X軸方向および
Y軸方向)に位置決めする際には、位置決めすべき2方
向に対して平行でない1方向(矢印E方向)へスライド
プレート23を移動させるだけで未加工ワーク40を位
置決めすることが出来るので、位置決め機構(メカ、エ
ア回路、制御回路等)が簡単になり、オートローダ11
の信頼性、経済性を向上させることが出来る。また、ロ
ーディングヘッド17全体を移動させるのではなく、ス
ライドプレート23のみを移動させて、未加工ワーク4
0のテーブル5に対する位置決めを行うので、移動重量
が小さく、小出力のエアシリンダによって駆動すること
が出来、オートローダ11を小型化、低廉化することが
出来る。また、真空パッド26、27、電磁ホルダ29
を、フレームではなく、スライドプレート23に装着し
ているので、ローディングヘッド17における真空パッ
ド26、27、電磁ホルダ29の配置の自由度が増大し
、搬送可能なワークサイズの制限が大幅に緩和される。 尚、位置決用真空パッド26のスライドプレート23に
対する移動可能範囲は、図10に示す装着部材25dと
装着穴23aとの間隙24の大きさによって制限される
が、引張バネ25cがX軸方向基準面5a又はY軸方向
基準面5bの反対側(図11右上方)の間隙24を大き
くするように装着されているので、当該移動可能範囲の
内、X軸方向基準面5a又はY軸方向基準面5bの反対
側(図11右上方)への移動可能範囲が大きくなる。従
って、未加工ワーク40の端面40bがY軸方向基準面
5bに先に当接した後に、未加工ワーク40及び位置決
用真空パッド26がX軸方向基準面5a側(図11右方
)のみへ移動する際の移動可能距離を大きくすることが
出来、又は、未加工ワーク40の端面40aがX軸方向
基準面5aに先に当接した後に、未加工ワーク40及び
位置決用真空パッド26のY軸方向基準面5b側(図1
1下方)のみへ移動する際の移動可能距離を大きくする
ことが出来るので、未加工ワーク40のテーブル5に対
する位置決めを好適に行うことが出来る。
【0023】こうして、未加工ワーク40の端面40a
及び端面40bが、テーブル5のX軸方向基準面5a又
はY軸方向基準面5bに当接して、未加工ワーク40の
テーブル5に対する位置決めが終了すると(テーブル5
に設けられたX、Y軸方向の位置決用センサが「ON」
すると)、テーブル5に固設されたクランプ手段によっ
て、未加工ワーク40をテーブル5に対して固定する。 その後、位置決用真空パッド26による当該未加工ワー
ク40の吸着を停止して、当該未加工ワーク40をオー
トローダ11のローディングヘッド17から切り離す。 次に、駆動モータ14を駆動して、回転軸15a、スプ
ロケット15を介して、チェーン16を図5矢印C′方
向へ巻き上げて、ローディングヘッド17を矢印C方向
へ上昇させて、テーブル5及び当該テーブル5に載置さ
れたワーク40から退避させる。そして、テーブル5を
ワーク40と共にテーブル通過穴4bから加工部カバー
4の内部に進入させる形で、図1矢印M、N方向に移動
駆動し、レーザヘッド6を矢印P、Q方向、矢印R、S
方向に移動駆動して、当該ワーク40の加工を行う。こ
の際、オートローダ11には、走行フレーム12ヘッド
支持部12aの図2下方に、足部12b、12bによっ
て、テーブル5の矢印M、N方向への移動の障害となら
ないように通過空間13が形成されているので、上述の
ローディング終了後、ローディングヘッド17を矢印C
方向へ上昇退避させた状態で、オートローダ11を、そ
のまま本機2のベース3のワーク搬入搬出部3b上に待
機させておくことが出来る。
【0024】ワーク40の加工が終了すると、所定のク
ランプ手段による加工済ワーク40のテーブル5に対す
る固定を解除して、本機2のテーブル5から加工済ワー
クステーション9へ、オートローダ11によって加工済
ワーク40を搬送する。加工済ワーク40を搬送する際
には、予め、テーブル5をベース3のワーク搬入搬出部
3bまで矢印M方向へ移動させておき、また、オートロ
ーダ11のローディングヘッド17を図2矢印C方向へ
上昇させておくと共に、ローディングヘッド17のスラ
イドプレート23を図6矢印E方向へ突出させておく(
即ち、アンローディング開始時のスライドプレート23
の位置は、ローディング開始時の位置と逆になる)。 また、レーザ加工機1の運転開始前に、ローディングヘ
ッド17の図12に示す下降ストッパ30の当接部材3
0aのヘッドフレーム19からの突出量を、ワーク40
の板厚等に応じて、図中上下方向へ調整しておく。そし
て、オートローダ11を、走行フレーム12を介して走
行レール7a、3a上を走行する形で、図1矢印B方向
へ移動させて、オートローダ11のローディングヘッド
17を、テーブル5に載置された加工済ワーク40の上
方に停止させる。尚、既に述べたように、オートローダ
17を、前述のローディング終了後、そのまま本機2の
ベース3のワーク搬入搬出部3b上に待機させておいて
もよい。
【0025】そして、駆動モータ14を駆動して、回転
軸15a、スプロケット15を介して、チェーン16を
図5矢印D′方向へ移動させて、ローディングヘッド1
7を走行フレーム12から矢印D方向へ下降させる。こ
の際、図12に示す下降ストッパ30の当接部材30a
がテーブル5の縁部分に当接すると、ローディングヘッ
ド17のそれ以上の矢印D方向への下降が機械的に規制
され、ローディングヘッド17が(たとえ駆動モータ1
4の停止時期が遅れても)所定の位置で確実に停止する
。従って、ローディングヘッド17が矢印D方向へ下降
しすぎて、ローディングヘッド17の電磁ホルダ29等
によって、テーブル5上の加工済ワーク40が損傷する
ことを防止することが出来る。即ち、ワーク40をレー
ザ加工する際には、図1に示すように、加工済ワーク4
0が1枚板の形態を維持するように、ジョイント部40
cを残してワーク40を切断加工している。そして、ア
ンローディング時に、ローディングヘッドの電磁ホルダ
等が加工済ワーク40と衝突すると、当該ジョイント部
40cを切断する可能性があり、ジョイント部40cが
切断されると、加工済ワーク40が分断されて搬送でき
なくなったり、加工済ワーク40の分断した部分が垂直
に立った状態になって2次障害を引き起こすことがある
。オートローダ11では、下降ストッパ30によって、
ローディングヘッド17の電磁ホルダ29等が加工済ワ
ーク40と衝突することを未然に防止することが出来る
ので、加工済ワーク40のジョイント部40cが切断さ
れることを防止することが出来、更に、レーザ加工にお
いてワーク40のジョイント部40cを最小にして、次
工程(ジョイント部40cの切断工程)における労力を
低減することが出来る。
【0026】ローディングヘッド17を、電磁ホルダ2
9がテーブル5に載置された加工済ワーク40と近接す
るまで下降させたところで、駆動モータ14を停止して
、ローディングヘッド17の下降を停止させ、電磁ホル
ダ29によって、当該加工済ワーク40を吸着する。 次に、図6に示すエアシリンダ22aを駆動して、ロー
ディングヘッド17のスライドプレート23を、ヘッド
フレーム19(及び走行フレーム12)に対して、図1
1矢印F方向へ移動させる。すると、電磁ホルダ29に
よって吸着された加工済ワーク40は、テーブル5の載
置面5c上を移動する形で、スライドプレート23と共
に矢印F方向(図中右上方)へ移動して、加工済ワーク
40の端面40a、40bがテーブル5のX軸方向基準
面5a及びY軸方向基準面5bから離反する。即ち、ス
ライドプレート23、エアシリンダ22a等の共通の駆
動機構によって、前述のローディング後の未加工ワーク
40のテーブル5上での位置決めと、上述のアンローデ
ィング前の加工済ワーク40の退避動作を行うことが出
来るので、機構(メカ、エア回路、制御回路等)が簡単
になり、オートローダ11の信頼性、経済性を向上させ
ることが出来る。加工済ワーク40の端面40a、40
bがテーブル5のX軸方向基準面5a及びY軸方向基準
面5bから離反したところで、駆動モータ14を駆動し
て、回転軸15a、スプロケット15を介して、チェー
ン16を図5矢印C′方向へ巻き上げて、ローディング
ヘッド17を、電磁ホルダ29によって吸着された加工
済ワーク40と共に、矢印C方向へ上昇させて、当該加
工済ワーク40をテーブル5から取り出す。この際、加
工済ワーク40の端面40a、40bがX軸方向基準面
5a及びY軸方向基準面5bから離反しているので、加
工済ワーク40とX軸方向基準面5a又はY軸方向基準
面5bとの干渉を未然に防止することが出来る。
【0027】次に、オートローダ11を、ローディング
ヘッド17に加工済ワーク40を吸着保持した状態で、
走行フレーム12を介して走行レール3a、7a上を走
行する形で、図1矢印A方向へ移動させて、加工済ワー
ク40を、ベース3上のテーブル5からワークベース7
上の加工済ワークステーション10へ搬送する。そして
、ローディングヘッド17及び当該ローディングヘッド
17に吸着保持された加工済ワーク40を、加工済ワー
クステーション9の上方に停止させる。そして、駆動モ
ータ14を駆動して、回転軸15a、スプロケット15
を介して、チェーン16を図5矢印D′方向へ移動させ
て、ローディングヘッド17及び当該ローディングヘッ
ド17に吸着保持された加工済ワーク40を、走行フレ
ーム12から矢印D方向へ下降させる。そして、ローデ
ィングヘッド17の電磁ホルダ29に吸着保持された加
工済ワーク40が加工済ワークステーション9に積載さ
れたところで、駆動モータ14を停止して、ローディン
グヘッド17の下降を停止させる。そして、電磁ホルダ
29による加工済ワーク40の吸着を停止した後に、駆
動モータ14を駆動して、回転軸15a、スプロケット
15を介して、チェーン16を図5矢印C′方向へ巻き
上げて、ローディングヘッド17を矢印C方向へ上昇さ
せる。
【0028】尚、上述の実施例においては、位置決用真
空パッド27をスライドプレート23に対して所定範囲
内で移動可能な形で装着することによって、スライドプ
レート23をエアシリンダ22aによって1方向(矢印
E方向)に移動させるだけで、未加工ワーク40のテー
ブル5に対する位置決めを行えるようにした場合につい
て述べたが、図13に示すローディングヘッド17′の
ように、スライドガイド軸21を矢印E′、F′方向に
揺動自在に設けることによっても、スライドプレート2
3をエアシリンダ22aによって矢印E方向に移動させ
るだけで、ワーク40のテーブル5に対する位置決めを
行うことが出来る。尚、ローディングヘッド17′は、
上述のローディングヘッド17と略同様に構成されてい
るので、同一の構成要素については、同一の番号を付し
て説明を省略する。図13に示すローディングヘッド1
7′のスライドガイド軸21及びエアシリンダ22aは
、回転軸21aを中心にして、ヘッドフレーム19に対
して矢印E′、F′方向に揺動自在に設けられている。 また、ヘッドフレーム19上には、図6に示すフラット
ローラ20aの代わりに、多数のフリーベアリング20
bが装着されており、スライドプレート23は、当該フ
リーベアリング20b上に搭載されている。従って、ス
ライドプレート23は、ヘッドフレーム19に対して、
図13矢印E、F方向に移動駆動自在で、矢印E′、F
′方向に揺動自在に設けられている。また、スライドプ
レート23には、スライドプレート23に対して移動可
能な図6に示す位置決用真空パッド26は装着されてお
らず、全ての真空パッド27はスライドプレート23に
固定されている。そして、当該ローディングヘッド17
′によって、未加工ワーク40をテーブル5上に位置決
めする際には、真空パッド27によって未加工ワーク4
0を吸着保持した状態で、エアシリンダ22aを駆動し
て、スライドプレート23を矢印E方向へ移動させて、
真空パッド27及び未加工ワーク40をX軸方向基準面
5a及びY軸方向基準面5bに接近させる。そして、例
えば、未加工ワーク40の端面40bがY軸方向基準面
5bと当接して、未加工ワーク40が図13下方へそれ
以上移動できなくなった場合に、エアシリンダ22aを
介して、スライドプレート23を更に矢印E方向へ移動
させると、Y軸方向基準面5bからの反力によってスラ
イドガイド軸21及びスライドプレート23が矢印E′
方向へ旋回して、スライドプレート23は図中左方への
移動量が大きくなる。すると、スライドプレート23に
保持された未加工ワーク40は、端面40bがY軸方向
基準面5b側に押圧された状態で、X軸方向基準面5a
側に移動して、端面40aがX軸方向基準面5aに当接
する。また、未加工ワーク40の端面40aが先にX軸
方向基準面5bと当接した場合には、スライドプレート
23を矢印E方向へ移動させると、X軸方向基準面5b
からの反力によってスライドガイド軸21及びスライド
プレート23が矢印F′方向へ旋回して、スライドプレ
ート23の図中下方への移動量が大きくなり、未加工ワ
ーク40の端面40bがY軸方向基準面5bに接近して
当接する。この際、スライドプレート23の矢印E方向
への移動量は比較的小さいので、スライドプレート23
の矢印E′、F′方向への旋回量も小さくなる。従って
、スライドプレート23が矢印E′、F′方向へ旋回し
ても、未加工ワーク40を吸着保持している真空パッド
27が弾性変形する形で、未加工ワーク40の端面40
a又は端面40bをX軸方向基準面5a又はY軸方向基
準面5bに対して平行な状態に保つことが出来る。従っ
て、スライドプレート23をエアシリンダ22aによっ
て1方向(矢印E方向)に移動させるだけで、未加工ワ
ーク40をテーブル5に対して2方向に位置決めするこ
とが出来るので、上述のローディングヘッド17と同様
に、位置決め機構(メカ、エア回路、制御回路等)が簡
単になり、オートローダ11の信頼性、経済性を向上さ
せることが出来る。
【0029】既に述べたように、本機2におけるワーク
40の加工中、オートローダ11を本機2のワーク搬入
搬出部3bに待機させておくことが出来るので、図14
に示すレーザ加工機1′のように、オートローダ11に
レーザ光遮蔽カバー31を装着して、オートローダ11
の矢印A、B方向への移動によって、レーザ光遮蔽カバ
ー31の開閉動作を行うようにすることも出来る。尚、
レーザ加工機1′は、レーザ光遮蔽カバー31を除いて
、上述のレーザ加工機1と同様な構成を有するので、同
一の構成要素については同一の符号を付して説明を省略
する。即ち、図14に示すレーザ加工機1′において、
オートローダ11のローディングヘッド17のヘッドフ
レーム19には、レーザ光遮蔽カバー31が、テーブル
5がワーク搬入搬出部3bに移動した際に、当該テーブ
ル5全体を覆うことが出来る形で、ローディングヘッド
17全体を覆う形で固着されている。そして、レーザ光
遮蔽カバー31の加工部カバー4側の端部31aは、加
工部カバー4のテーブル通過穴4bの縁部分と整合する
ように形成されており、レーザ光遮蔽カバー31の底面
は、真空パッド25、26、電磁ホルダ29等が当該底
面から露出してテーブル5、加工済ワークステーション
9又は素材ステーション10と対向し得るように、開口
されている。従って、オートローダ11を矢印A方向へ
移動させることによってレーザ光遮蔽カバー31を開放
することが出来、オートローダ11を矢印B方向へ移動
させて、レーザ光遮蔽カバー31の端部31aを加工部
カバー4のテーブル通過穴4bの縁部分に密接させるこ
とによって、レーザ光遮蔽カバー31を閉鎖することが
出来るので、レーザ光遮蔽カバーの開閉駆動機構を別に
(専用に)設ける必要がない。即ち、ワーク40の加工
中には、テーブル5の矢印M、N方向への移動の障害と
ならない程度までローディングヘッド17を矢印C方向
に上昇させた状態で、レーザ光遮蔽カバー31の端部3
1aを加工部カバー4の前面4aのテーブル通過穴4b
の縁部分に密接させた形で、オートローダ11を本機2
のワーク搬入搬出部3b上に待機させる。そして、テー
ブル5を矢印M、N方向に移動させて、テーブル5上に
載置されたワーク40の加工を行うが、この際、ローデ
ィングヘッド17は矢印C方向に上昇退避した状態であ
るので、テーブル5の移動の障害となることはない。ま
た、加工部カバー4の前面4aのテーブル通過穴4bは
、レーザ光遮蔽カバー31によって覆われているので、
人体に有害なレーザ光が加工部カバー4内部から漏れる
ことを防止することが出来る。
【0030】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれば
、ベース3等の第1のベースを有し、該第1のベース上
に、レーザヘッド6等の加工手段およびテーブル5が設
けられたレーザ加工機1、1′等の熱加工機において、
ワークベース7等の第2のベースを、前記第1のベース
から分解し得る形で、前記第1のベースに連結する形で
設け、前記第2のベース上に、加工済ワークステーショ
ン9、素材ステーション10等のワーク収納部を固定し
て設け、前記第1のベース上に、走行レール3a等の第
1の走行レールを着設し、前記第2のベース上に、走行
レール7a等の第2の走行レールを、前記第1の走行レ
ールと整合する形で着設し、オートローダ11等のワー
ク搬送装置を、前記第1の走行レール又は前記第2の走
行レール上を走行する形で、前記テーブル5と前記ワー
ク収納部間を移動するように設けて構成したので、分解
される大型の構成部品が少なく、構造が簡単になる。即
ち、ワーク搬送装置の走行レールが第1のベース又は第
2のベースと一体化されているので、従来のようなレー
ル支持ヤグラが必要なく、また、ワーク収納部が第2の
ベースに固設されているので、従来のような台車走行レ
ールも必要ない。従って、簡単な構造であるので、低廉
で信頼性が高く、輸送、据付けに要する労力、時間、費
用等を低減することが出来る。
【0031】また、本発明は、ベース3等の第1のベー
スを有し、該第1のベース上に、レーザヘッド6等の加
工手段が設けられ、かつ、テーブル5が移動駆動自在に
設けられたレーザ加工機1′等の熱加工機において、ワ
ークベース7等の第2のベースを、前記第1のベースか
ら分解し得る形で、前記テーブル5の移動方向に延長す
る形で前記第1のベースに連結する形で設け、前記第2
のベース上に、加工済ワークステーション9、素材ステ
ーション10等のワーク収納部を固定して設け、前記第
1のベース上に、走行レール3a等の第1の走行レール
を、前記テーブル5の移動方向と平行に着設し、前記第
2のベース上に、走行レール7a等の第2の走行レール
を、前記第1の走行レールと整合する形で前記テーブル
5の移動方向と平行に着設し、オートローダ11等のワ
ーク搬送装置を、前記第1の走行レール又は前記第2の
走行レール上を走行する形で、前記テーブル5と前記ワ
ーク収納部間を移動するように設け、レーザ光遮蔽カバ
ー31等の光線遮蔽カバーを、前記テーブル5の移動を
妨げること無く当該テーブル5を覆被し得る形で、前記
ワーク搬送装置に固定して設けて構成したので、分解さ
れる大型の構成部品が少なく、構造が簡単になり、低廉
で信頼性が高く、輸送、据付けに要する労力、時間、費
用等を低減することが出来る。また、ワーク搬送装置の
移動によって光線遮蔽カバーを開閉することが出来、光
線遮蔽カバーの開閉駆動用に専用の駆動手段を設ける必
要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による熱加工機(レーザ加工機)の一実
施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示すレーザ加工機の正面図である。
【図3】図1に示すレーザ加工機の平面図である。
【図4】図1に示すレーザ加工機の側面方向から投影し
た断面図である。
【図5】ローディングヘッドの昇降駆動機構を示す図で
ある。
【図6】ローディングヘッドの平面図である。
【図7】図6に示すローディングヘッドのVII−VI
I線による断面図である。
【図8】図7に示すローディングヘッドのVIII−V
III線による断面図である。
【図9】スライドプレートにおける位置決用真空パッド
の装着構造を示す平面図である。
【図10】図9に示すスライドプレートのX−X線によ
る断面図である。
【図11】スライドプレートによるワークの位置決方法
を示す平面図である。
【図12】ローディングヘッドに装着された下降ストッ
パを示す斜視図である。
【図13】ローディングヘッドの別の例を示す平面図で
ある。
【図14】本発明による熱加工機(レーザ加工機)の別
の実施例を示す斜視図である。
【図15】本発明による熱加工機(レーザ加工機)と従
来の熱加工機(レーザ加工機)の設置スペースを示す平
面図である。
【図16】従来の熱加工機(レーザ加工機)を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1、1′……熱加工機(レーザ加工機)3……第1のベ
ース(ベース) 3a……第1の走行レール(走行レール)5……テーブ
ル 6……加工手段(レーザヘッド) 7……第2のベース(ワークベース)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のベースを有し、該第1のベース上に
    、加工手段およびテーブルが設けられた熱加工機におい
    て、第2のベースを、前記第1のベースから分解し得る
    形で、前記第1のベースに連結する形で設け、前記第2
    のベース上に、ワーク収納部を固定して設け、前記第1
    のベース上に、第1の走行レールを着設し、前記第2の
    ベース上に、第2の走行レールを、前記第1の走行レー
    ルと整合する形で着設し、ワーク搬送装置を、前記第1
    の走行レール又は前記第2の走行レール上を走行する形
    で、前記テーブルと前記ワーク収納部間を移動するよう
    に設けて構成した熱加工機。
  2. 【請求項2】第1のベースを有し、該第1のベース上に
    、加工手段が設けられ、かつ、テーブルが移動駆動自在
    に設けられた熱加工機において、第2のベースを、前記
    第1のベースから分解し得る形で、前記テーブルの移動
    方向に延長する形で前記第1のベースに連結する形で設
    け、前記第2のベース上に、ワーク収納部を固定して設
    け、前記第1のベース上に、第1の走行レールを、前記
    テーブルの移動方向と平行に着設し、前記第2のベース
    上に、第2の走行レールを、前記第1の走行レールと整
    合する形で前記テーブルの移動方向と平行に着設し、ワ
    ーク搬送装置を、前記第1の走行レール又は前記第2の
    走行レール上を走行する形で、前記テーブルと前記ワー
    ク収納部間を移動するように設け、光線遮蔽カバーを、
    前記テーブルの移動を妨げること無く当該テーブルを覆
    被し得る形で、前記ワーク搬送装置に固定して設けて構
    成した熱加工機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000033490A (ja) * 1998-07-17 2000-02-02 Olympus Optical Co Ltd レーザ加工装置
JPWO2013118438A1 (ja) * 2012-02-09 2015-05-11 平田機工株式会社 加工システム、ワーク加工方法及び制御方法

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JPWO2013118438A1 (ja) * 2012-02-09 2015-05-11 平田機工株式会社 加工システム、ワーク加工方法及び制御方法

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