JPH08169578A - 基板の投入方法及びその装置 - Google Patents
基板の投入方法及びその装置Info
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- JPH08169578A JPH08169578A JP6316116A JP31611694A JPH08169578A JP H08169578 A JPH08169578 A JP H08169578A JP 6316116 A JP6316116 A JP 6316116A JP 31611694 A JP31611694 A JP 31611694A JP H08169578 A JPH08169578 A JP H08169578A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 積み重なった積載台の基板を、挟み込みロー
ルに投入する際に、基板にすり傷を発生させることな
く、且つ、作業の容易な基板の投入方法、及び、基板の
投入装置を提供する。 【構成】 方法は、積載台２の高さを調整し、前後に可
逆的に移動可能な保持具４の下端に取付けた吸着パッド
５を下降し、吸着パッド５で基板１の後端の上面を吸着
し、上昇した後に、吸着パッド５を前進させながら、下
側の挟み込みロール３ｂと積載した基板１ａの間隙に形
成された表面が平滑なガイド片７上に、基板１の前端を
滑らせ、挟み込みロール３ａ、３ｂに挟み込む。装置
は、上記積載台２、上方に前後に可逆的に移動可能な保
持具４を有する移送ユニット９、基板１を吸着する昇降
可能な吸着パッド５、前方に設けられた挟み込みロール
３ａ、３ｂ、及び、上記下側の挟み込みロール３ｂと積
載した基板１ａの間隙に平滑なガイド片７を備える。
ルに投入する際に、基板にすり傷を発生させることな
く、且つ、作業の容易な基板の投入方法、及び、基板の
投入装置を提供する。 【構成】 方法は、積載台２の高さを調整し、前後に可
逆的に移動可能な保持具４の下端に取付けた吸着パッド
５を下降し、吸着パッド５で基板１の後端の上面を吸着
し、上昇した後に、吸着パッド５を前進させながら、下
側の挟み込みロール３ｂと積載した基板１ａの間隙に形
成された表面が平滑なガイド片７上に、基板１の前端を
滑らせ、挟み込みロール３ａ、３ｂに挟み込む。装置
は、上記積載台２、上方に前後に可逆的に移動可能な保
持具４を有する移送ユニット９、基板１を吸着する昇降
可能な吸着パッド５、前方に設けられた挟み込みロール
３ａ、３ｂ、及び、上記下側の挟み込みロール３ｂと積
載した基板１ａの間隙に平滑なガイド片７を備える。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は基板の投入方法及びその
装置に関するものである。
装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】プリント配線板等の基板の加工工程にお
いて、積載台に積み重ねられた複数の基板から基板を１
枚づつ分離し、搬送コンベアー入口の挟み込みロールに
投入する方法が知られている。この基板を分離する際に
基板の四隅を４本の吸着パッドで持ち上げる方法が採用
されているが、プリント配線板のように貫通孔を多数有
する基板においては、吸着パッドで吸着する個所に貫通
孔が重ならないよう、位置合わせをする作業が必要で有
り、この作業に多大の時間を要する。このため吸着パッ
ド２本で基板を吸着する方法も採用されているが、小さ
いサイズの基板であればともかく大きいサイズの基板の
移送の際には、吸着した基板の端縁が積載台の基板の上
面を擦る恐れがあり、基板の上面にすり傷を付けてしま
う。近年の高密度化に伴い、小さなすり傷でもプリント
配線板に断線が発生し易い。
いて、積載台に積み重ねられた複数の基板から基板を１
枚づつ分離し、搬送コンベアー入口の挟み込みロールに
投入する方法が知られている。この基板を分離する際に
基板の四隅を４本の吸着パッドで持ち上げる方法が採用
されているが、プリント配線板のように貫通孔を多数有
する基板においては、吸着パッドで吸着する個所に貫通
孔が重ならないよう、位置合わせをする作業が必要で有
り、この作業に多大の時間を要する。このため吸着パッ
ド２本で基板を吸着する方法も採用されているが、小さ
いサイズの基板であればともかく大きいサイズの基板の
移送の際には、吸着した基板の端縁が積載台の基板の上
面を擦る恐れがあり、基板の上面にすり傷を付けてしま
う。近年の高密度化に伴い、小さなすり傷でもプリント
配線板に断線が発生し易い。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実に鑑
みてなされたもので、その目的とするところは、積載台
に積み重ねられた複数の基板から１枚づつ分離した基板
を挟み込みロールに投入する際に、基板にすり傷を発生
させることなく、且つ、作業の容易な基板の投入方法、
及び、基板の投入装置を提供することにある。
みてなされたもので、その目的とするところは、積載台
に積み重ねられた複数の基板から１枚づつ分離した基板
を挟み込みロールに投入する際に、基板にすり傷を発生
させることなく、且つ、作業の容易な基板の投入方法、
及び、基板の投入装置を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に係る
基板の投入方法は、積載台２に積み重ねられた複数の基
板１ａから基板１を１枚づつ分離し、この分離した基板
１を上下の挟み込みロール３ａ、３ｂに投入する方法で
あって、昇降可能な積載台２の高さを調整し、前後に可
逆的に移動可能な保持具４の下端に取付けた、昇降可能
な吸着パッド５を下降し、この吸着パッド５で基板１の
後端の上面を吸着し、この吸着パッド５を上昇させた後
に、上記吸着パッド５を前進させながら、上記下側の挟
み込みロール３ｂと積載した基板１ａの間隙に形成され
た表面が平滑なガイド片７上に、上記分離した基板１の
前端を滑らせ、上記挟み込みロール３ａ、３ｂに基板１
を挟み込むことを特徴とする。
基板の投入方法は、積載台２に積み重ねられた複数の基
板１ａから基板１を１枚づつ分離し、この分離した基板
１を上下の挟み込みロール３ａ、３ｂに投入する方法で
あって、昇降可能な積載台２の高さを調整し、前後に可
逆的に移動可能な保持具４の下端に取付けた、昇降可能
な吸着パッド５を下降し、この吸着パッド５で基板１の
後端の上面を吸着し、この吸着パッド５を上昇させた後
に、上記吸着パッド５を前進させながら、上記下側の挟
み込みロール３ｂと積載した基板１ａの間隙に形成され
た表面が平滑なガイド片７上に、上記分離した基板１の
前端を滑らせ、上記挟み込みロール３ａ、３ｂに基板１
を挟み込むことを特徴とする。
【０００５】本発明の請求項２に係る基板の投入方法
は、請求項１記載の基板の投入方法において、上記ガイ
ド片７が基板１ａ側を下方に、挟み込みロール３ｂ側を
上方に傾斜した平滑な傾斜面７ｂを備え、この傾斜面７
ｂ上を、上記分離した基板１の前端面１１の下縁１２を
滑らすことを特徴とする。
は、請求項１記載の基板の投入方法において、上記ガイ
ド片７が基板１ａ側を下方に、挟み込みロール３ｂ側を
上方に傾斜した平滑な傾斜面７ｂを備え、この傾斜面７
ｂ上を、上記分離した基板１の前端面１１の下縁１２を
滑らすことを特徴とする。
【０００６】本発明の請求項３に係る基板の投入装置
は、積載台２に積み重ねられた複数の基板１ａから基板
１を１枚づつ分離し、この分離した基板１を上下の挟み
込みロール３ａ、３ｂに投入する装置であって、昇降可
能な積載台２、この積載台２上方に設けられた、前後に
可逆的に移動可能な保持具４を有する移送ユニット９、
上記保持具４の下端に設けられた、基板１を吸着する昇
降可能な吸着パッド５、上記積載台２の前方に、搬送コ
ンベアー６の入口に設けられた上下の挟み込みロール３
ａ、３ｂ、及び、上記下側の挟み込みロール３ｂと積載
した基板１ａの間隙に表面が平滑なガイド片７を備える
ことを特徴とする。
は、積載台２に積み重ねられた複数の基板１ａから基板
１を１枚づつ分離し、この分離した基板１を上下の挟み
込みロール３ａ、３ｂに投入する装置であって、昇降可
能な積載台２、この積載台２上方に設けられた、前後に
可逆的に移動可能な保持具４を有する移送ユニット９、
上記保持具４の下端に設けられた、基板１を吸着する昇
降可能な吸着パッド５、上記積載台２の前方に、搬送コ
ンベアー６の入口に設けられた上下の挟み込みロール３
ａ、３ｂ、及び、上記下側の挟み込みロール３ｂと積載
した基板１ａの間隙に表面が平滑なガイド片７を備える
ことを特徴とする。
【０００７】
【作用】本発明の請求項１に係る基板の投入方法は、吸
着パッド５で基板１の後端を吸着するので、吸着パッド
５の位置合わせ作業が少なく、且つ、基板１の後端は吸
着パッド５で持ち上げ、基板１の前端は、表面が平滑な
ガイド片７上に基板１の前端を滑らせるので、積載台の
基板１ａの上面を擦ることがない。
着パッド５で基板１の後端を吸着するので、吸着パッド
５の位置合わせ作業が少なく、且つ、基板１の後端は吸
着パッド５で持ち上げ、基板１の前端は、表面が平滑な
ガイド片７上に基板１の前端を滑らせるので、積載台の
基板１ａの上面を擦ることがない。
【０００８】本発明の請求項３に係る基板の投入装置
は、基板１を吸着する昇降可能な吸着パッド５、及び、
下側の挟み込みロール３ｂと積載した基板１ａの間隙に
平滑なガイド片７を備えるので、吸着パッド５で基板１
の後端を持ち上げ、ガイド片７上に基板１の前端を滑ら
せるため、積載台の基板１ａの上面を擦ることがない。
また、吸着パッド５の位置合わせ作業も基板１の後端の
みなので容易である。
は、基板１を吸着する昇降可能な吸着パッド５、及び、
下側の挟み込みロール３ｂと積載した基板１ａの間隙に
平滑なガイド片７を備えるので、吸着パッド５で基板１
の後端を持ち上げ、ガイド片７上に基板１の前端を滑ら
せるため、積載台の基板１ａの上面を擦ることがない。
また、吸着パッド５の位置合わせ作業も基板１の後端の
みなので容易である。
【０００９】
【実施例】以下、本発明を一実施例に係る図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【００１０】図１は本発明の一実施例に係る基板の投入
装置の側面図であり、図２、及び、図３は本発明の一実
施例に係る基板の投入方法を実施した状態の要部を示し
た側面図であり、図４は本発明の一実施例に係る基板の
投入方法を実施した状態の要部を示した斜視図である。
装置の側面図であり、図２、及び、図３は本発明の一実
施例に係る基板の投入方法を実施した状態の要部を示し
た側面図であり、図４は本発明の一実施例に係る基板の
投入方法を実施した状態の要部を示した斜視図である。
【００１１】本発明の基板の投入装置は、図１に示す如
く、プリント配線板等の基板１が積載された積載台２を
備える。この積載台２は昇降可能であり、分離する基板
１を所望の高さに調整することができる。上記積載台２
上方に移送ユニット９が設けられている。この移送ユニ
ット９は前後に可逆的に移動可能な保持具４を有し、こ
の保持具４の下端に、昇降可能な吸着パッド５を備え
る。上記吸着パッド５は上記積載した基板１の後端の上
面を吸着し、持ち上げるものである。上記移送ユニット
９は、天井部２０から垂下した固定片２１に取り付けら
れた第１のシリンダー２２、この第１のシリンダー２２
内を往復する第１のシリンダー軸２３の前端に保持具４
を備える。上記保持具４は前端と後端を貫通する貫通孔
を有し、天井部２０に固定されたブラケット２８、２９
の間に設けられた軸２７が上記貫通孔を貫通している。
上記第１のシリンダー軸２３の働きにより、上記保持具
４は、ブラケット２８、２９の間を軸２７に沿って前後
に移動する。上記保持具４に、上下に往復する第２のシ
リンダー軸２５を備える第２のシリンダー２４が取り付
けられており、上記保持具４の移動に伴って、上記第２
のシリンダー２４が前後に移動する。上記第２のシリン
ダー軸２５の下端に固着具８を有し、この固着具８に吸
着パッド５が取り付けられている。上記吸着パッド５は
左右に一対備えられ、基板１の左右の上面を吸着する。
上記第２のシリンダー軸２５の上下の移動に伴って、固
着具８に取り付けられた吸着パッド５が昇降する。
く、プリント配線板等の基板１が積載された積載台２を
備える。この積載台２は昇降可能であり、分離する基板
１を所望の高さに調整することができる。上記積載台２
上方に移送ユニット９が設けられている。この移送ユニ
ット９は前後に可逆的に移動可能な保持具４を有し、こ
の保持具４の下端に、昇降可能な吸着パッド５を備え
る。上記吸着パッド５は上記積載した基板１の後端の上
面を吸着し、持ち上げるものである。上記移送ユニット
９は、天井部２０から垂下した固定片２１に取り付けら
れた第１のシリンダー２２、この第１のシリンダー２２
内を往復する第１のシリンダー軸２３の前端に保持具４
を備える。上記保持具４は前端と後端を貫通する貫通孔
を有し、天井部２０に固定されたブラケット２８、２９
の間に設けられた軸２７が上記貫通孔を貫通している。
上記第１のシリンダー軸２３の働きにより、上記保持具
４は、ブラケット２８、２９の間を軸２７に沿って前後
に移動する。上記保持具４に、上下に往復する第２のシ
リンダー軸２５を備える第２のシリンダー２４が取り付
けられており、上記保持具４の移動に伴って、上記第２
のシリンダー２４が前後に移動する。上記第２のシリン
ダー軸２５の下端に固着具８を有し、この固着具８に吸
着パッド５が取り付けられている。上記吸着パッド５は
左右に一対備えられ、基板１の左右の上面を吸着する。
上記第２のシリンダー軸２５の上下の移動に伴って、固
着具８に取り付けられた吸着パッド５が昇降する。
【００１２】本発明の基板の投入装置は、上記積載台２
の前方に搬送コンベアー６が設けらており、この搬送コ
ンベアー６の入口に上下一対の挟み込みロール３ａ、３
ｂ、及び、この挟み込みロール３ａ、３ｂに連接した上
下一対の補助挟み込みロール３ｃ、３ｄが設けられてい
る。さらに、上記下側の挟み込みロール３ｂと積載した
基板１ａの間に表面が平滑なガイド片７を備える。上記
上下一対の挟み込みロール３ａ、３ｂは投入する基板１
の幅方向に複数個所設けられている。図４に示す如く、
上記ガイド片７は、下側の挟み込みロール３ｂ間に突き
出した突起片７ａを備え、下側の挟み込みロール３ｂと
積載した基板１ａの間隙に、基板１ａ側を下方に、挟み
込みロール３ｂ側を上方に傾斜する平滑な傾斜面７ｂを
備える。上記ガイド片７は基板１ａ側に垂下片７ｃを備
える。この垂下片７ｃを備えていると積載した基板１ａ
の前端を揃えることができる。上記ガイド片７が突起片
７ａを備えていると、挟み込みロール３ａ、３ｂのロー
ルの外側から入り込む構造となり、基板１がガイド片７
から挟み込みロール３ａ、３ｂに円滑に乗り移る。さら
に、上記ガイド片７の傾斜面７ｂの角度は、基板１のサ
イズ、吸着パッド５の上昇する高さ、挟み込みロール３
ａ、３ｂのロール径等により、適宜選択されるが、水平
軸に対し４５°以内が好ましく、さらに好ましくは３０
°以内である。上記ガイド片７の表面は、基板１が滑走
する際に抵抗を少なくするための材質や処理が施されて
いることが望ましく、例えば、ガイド片７の材質として
は硬質クロムメッキの軟鋼にバフ加工したものやステン
レス板にバフ加工したものが挙げられる。
の前方に搬送コンベアー６が設けらており、この搬送コ
ンベアー６の入口に上下一対の挟み込みロール３ａ、３
ｂ、及び、この挟み込みロール３ａ、３ｂに連接した上
下一対の補助挟み込みロール３ｃ、３ｄが設けられてい
る。さらに、上記下側の挟み込みロール３ｂと積載した
基板１ａの間に表面が平滑なガイド片７を備える。上記
上下一対の挟み込みロール３ａ、３ｂは投入する基板１
の幅方向に複数個所設けられている。図４に示す如く、
上記ガイド片７は、下側の挟み込みロール３ｂ間に突き
出した突起片７ａを備え、下側の挟み込みロール３ｂと
積載した基板１ａの間隙に、基板１ａ側を下方に、挟み
込みロール３ｂ側を上方に傾斜する平滑な傾斜面７ｂを
備える。上記ガイド片７は基板１ａ側に垂下片７ｃを備
える。この垂下片７ｃを備えていると積載した基板１ａ
の前端を揃えることができる。上記ガイド片７が突起片
７ａを備えていると、挟み込みロール３ａ、３ｂのロー
ルの外側から入り込む構造となり、基板１がガイド片７
から挟み込みロール３ａ、３ｂに円滑に乗り移る。さら
に、上記ガイド片７の傾斜面７ｂの角度は、基板１のサ
イズ、吸着パッド５の上昇する高さ、挟み込みロール３
ａ、３ｂのロール径等により、適宜選択されるが、水平
軸に対し４５°以内が好ましく、さらに好ましくは３０
°以内である。上記ガイド片７の表面は、基板１が滑走
する際に抵抗を少なくするための材質や処理が施されて
いることが望ましく、例えば、ガイド片７の材質として
は硬質クロムメッキの軟鋼にバフ加工したものやステン
レス板にバフ加工したものが挙げられる。
【００１３】本発明の基板の投入方法について説明す
る。図２に示す如く、上記積載台２を上昇又は下降させ
て、分離しようとする最上部の基板１が僅かに上記ガイ
ド片７の傾斜面７ｂの下縁より高い位置になるように調
整する。上記固着具８に取り付けられた吸着パッド５が
下降し、この吸着パッド５で基板１の後端の上面を吸着
し、上記吸着パッド５を上昇させると、基板１の後端の
みが持ち上がる。基板１の後端が持ち上がり、この基板
１の後端から空気が挿入され、最上部の基板１が円滑に
分離される。
る。図２に示す如く、上記積載台２を上昇又は下降させ
て、分離しようとする最上部の基板１が僅かに上記ガイ
ド片７の傾斜面７ｂの下縁より高い位置になるように調
整する。上記固着具８に取り付けられた吸着パッド５が
下降し、この吸着パッド５で基板１の後端の上面を吸着
し、上記吸着パッド５を上昇させると、基板１の後端の
みが持ち上がる。基板１の後端が持ち上がり、この基板
１の後端から空気が挿入され、最上部の基板１が円滑に
分離される。
【００１４】次に、図１に示す第１のシリンダー軸２３
の働きにより、上記保持具４を軸２７に沿って前進させ
ると、図３に示す如く、上記固着具８に取り付けられた
吸着パッド５が前進する。この際に、図５に示す如く、
持ち上げた基板１の前端面１１の下縁１２が、上記ガイ
ド片７の傾斜片７ｂ上を滑る。持ち上げた基板１が積載
台の基板１ａの上面を擦ることがないので、基板１ａに
すり傷を発生させることがない。上記ガイド片７上を滑
った基板１の前端面１１が挟み込みロール３ａ、３ｂに
達すると、図１に示す如く、基板１は上記挟み込みロー
ル３ａ、３ｂに挟持され、挿入する。挿入した基板１の
前端が、上記補助挟み込みロール３ｃ、３ｄに達する
と、上記挟み込みロール３ａ、３ｂと補助挟み込みロー
ル３ｃ、３ｄで水平に維持される状態となる。この状態
になったところで、上記吸着パッド５から基板１を離
す。上記吸着パッド５が、基板１の吸着から離す迄に移
動する距離は、基板１のサイズにより適宜調整される。
また、搬送コンベアー６の速度と、吸着パッド５の前進
する速度を一致させておくことが、基板１の挿入が円滑
にいくので好ましい。上記搬送ロール６に送られた基板
１は次工程に搬送される。これらを順次繰り返すことに
より、積載台２に積み重ねられた複数の基板１ａから１
枚づつ分離した基板１を挟み込みロール３ａ、３ｂに投
入することができる。
の働きにより、上記保持具４を軸２７に沿って前進させ
ると、図３に示す如く、上記固着具８に取り付けられた
吸着パッド５が前進する。この際に、図５に示す如く、
持ち上げた基板１の前端面１１の下縁１２が、上記ガイ
ド片７の傾斜片７ｂ上を滑る。持ち上げた基板１が積載
台の基板１ａの上面を擦ることがないので、基板１ａに
すり傷を発生させることがない。上記ガイド片７上を滑
った基板１の前端面１１が挟み込みロール３ａ、３ｂに
達すると、図１に示す如く、基板１は上記挟み込みロー
ル３ａ、３ｂに挟持され、挿入する。挿入した基板１の
前端が、上記補助挟み込みロール３ｃ、３ｄに達する
と、上記挟み込みロール３ａ、３ｂと補助挟み込みロー
ル３ｃ、３ｄで水平に維持される状態となる。この状態
になったところで、上記吸着パッド５から基板１を離
す。上記吸着パッド５が、基板１の吸着から離す迄に移
動する距離は、基板１のサイズにより適宜調整される。
また、搬送コンベアー６の速度と、吸着パッド５の前進
する速度を一致させておくことが、基板１の挿入が円滑
にいくので好ましい。上記搬送ロール６に送られた基板
１は次工程に搬送される。これらを順次繰り返すことに
より、積載台２に積み重ねられた複数の基板１ａから１
枚づつ分離した基板１を挟み込みロール３ａ、３ｂに投
入することができる。
【００１５】上述の如く、基板１の後端は吸着パッド５
で持ち上げ、基板１の前端は、表面が平滑なガイド片７
上を滑らせるので、積載台の基板１ａの上面を擦ること
がない。さらに、吸着パッド５で基板１の後端のみを吸
着するので、吸着パッド５の位置合わせ作業回数も少な
く、容易である。
で持ち上げ、基板１の前端は、表面が平滑なガイド片７
上を滑らせるので、積載台の基板１ａの上面を擦ること
がない。さらに、吸着パッド５で基板１の後端のみを吸
着するので、吸着パッド５の位置合わせ作業回数も少な
く、容易である。
【００１６】本発明の実施例は上記実施例に限定され
ず、例えば、積載、及び、搬送される基板１は単列で
も、複数の列をなしていてもよいし、基板１の重量や幅
により、吸着パッド５の数を増加してもよい。なお、基
板１の長さが短く挟み込みロール３ａ、３ｂのみで基板
１を水平に維持できる場合は、補助挟み込みロール３
ｃ、３ｄを省略してもよい。また、保持具４の移動距離
の調整は、第１のシリンダー２２のストロークを調整し
てもよいし、保持具４の前後にストッパー等の停止手段
を設けてもよい。
ず、例えば、積載、及び、搬送される基板１は単列で
も、複数の列をなしていてもよいし、基板１の重量や幅
により、吸着パッド５の数を増加してもよい。なお、基
板１の長さが短く挟み込みロール３ａ、３ｂのみで基板
１を水平に維持できる場合は、補助挟み込みロール３
ｃ、３ｄを省略してもよい。また、保持具４の移動距離
の調整は、第１のシリンダー２２のストロークを調整し
てもよいし、保持具４の前後にストッパー等の停止手段
を設けてもよい。
【００１７】
【発明の効果】本発明の請求項１に係る基板の投入方法
によると、基板の後端は吸着パッドで持ち上げ、基板の
前端は、平滑なガイド片上を滑らせるので、積載台の基
板の上面を擦ることがない。さらに、吸着パッドで基板
の後端を吸着するので、吸着パッドの位置合わせ作業も
容易である。
によると、基板の後端は吸着パッドで持ち上げ、基板の
前端は、平滑なガイド片上を滑らせるので、積載台の基
板の上面を擦ることがない。さらに、吸着パッドで基板
の後端を吸着するので、吸着パッドの位置合わせ作業も
容易である。
【００１８】本発明の請求項３に係る基板の投入装置を
用いると、積み重ねられた積載台から１枚づつ分離した
基板を、搬送コンベアー入口の挟み込みロールに投入す
る際に、基板にすり傷を発生させることがない。
用いると、積み重ねられた積載台から１枚づつ分離した
基板を、搬送コンベアー入口の挟み込みロールに投入す
る際に、基板にすり傷を発生させることがない。
【図１】本発明の一実施例に係る基板の投入装置の側面
図である。
図である。
【図２】本発明の一実施例に係る基板の投入方法を実施
した状態の要部を示した側面図である。
した状態の要部を示した側面図である。
【図３】本発明の一実施例に係る基板の投入方法を実施
した状態の要部を示した側面図である。
した状態の要部を示した側面図である。
【図４】本発明の一実施例に係る基板の投入方法を実施
した状態の要部を示した斜視図である。
した状態の要部を示した斜視図である。
【図５】本発明の一実施例に係る基板の投入方法を実施
した状態の要部を拡大して示した側面図である。
した状態の要部を拡大して示した側面図である。
１、１ａ 基板 ２ 積載台 ３ａ、３ｂ 挟み込みロール ３ｃ、３ｄ 補助挟み込みロール ４ 保持具 ５ 吸着パッド ６ 搬送コンベアー ７ ガイド片 ７ｂ 傾斜片 ８ 固着具 ９ 移送ユニット １１ 前端面 １２ 下縁 ２２、２４ シリンダー ２３、２５ シリンダー軸 ２７ 軸 ２８、２９ ブラケット
Claims (3)
- 【請求項１】 積載台（２）に積み重ねられた複数の基
板（１ａ）から基板（１）を１枚づつ分離し、この分離
した基板（１）を上下の挟み込みロール（３ａ）（３
ｂ）に投入する方法であって、 昇降可能な積載台（２）の高さを調整し、前後に可逆的
に移動可能な保持具（４）の下端に取付けた、昇降可能
な吸着パッド（５）を下降し、この吸着パッド（５）で
基板（１）の後端の上面を吸着し、この吸着パッド
（５）を上昇させた後に、 上記吸着パッド（５）を前進させながら、上記下側の挟
み込みロール（３ｂ）と積載した基板（１ａ）の間隙に
形成された表面が平滑なガイド片（７）上に、上記分離
した基板（１）の前端を滑らせ、上記挟み込みロール
（３ａ）（３ｂ）に基板（１）を挟み込むことを特徴と
する基板の投入方法。 - 【請求項２】 上記ガイド片（７）が基板（１ａ）側を
下方に、挟み込みロール（３ｂ）側を上方に傾斜した平
滑な傾斜面（７ｂ）を備え、この傾斜面（７ｂ）上を、
上記分離した基板（１）の前端面（１１）の下縁（１
２）を滑らすことを特徴とする請求項１記載の基板の投
入方法。 - 【請求項３】 積載台（２）に積み重ねられた複数の基
板（１ａ）から基板（１）を１枚づつ分離し、この分離
した基板（１）を上下の挟み込みロール（３ａ）（３
ｂ）に投入する装置であって、 昇降可能な積載台（２）、この積載台（２）上方に設け
られた、前後に可逆的に移動可能な保持具（４）を有す
る移送ユニット（９）、上記保持具（４）の下端に設け
られた、基板（１）を吸着する昇降可能な吸着パッド
（５）、上記積載台（２）の前方に、搬送コンベアー
（６）の入口に設けられた上下の挟み込みロール（３
ａ）（３ｂ）、及び、上記下側の挟み込みロール（３
ｂ）と積載した基板（１ａ）の間隙に表面が平滑なガイ
ド片（７）を備えることを特徴とする基板の投入装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31611694A JP3365102B2 (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | 基板の投入方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31611694A JP3365102B2 (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | 基板の投入方法及びその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08169578A true JPH08169578A (ja) | 1996-07-02 |
| JP3365102B2 JP3365102B2 (ja) | 2003-01-08 |
Family
ID=18073429
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31611694A Expired - Fee Related JP3365102B2 (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | 基板の投入方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3365102B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100959288B1 (ko) * | 2009-12-29 | 2010-05-26 | 브이티코리아(주) | 간지공급장치 |
| CN110421445A (zh) * | 2019-08-05 | 2019-11-08 | 芜湖长信科技股份有限公司 | 一种液晶基板支撑治具、抛光机上下片装置及上下片方法 |
| CN110834945A (zh) * | 2019-11-20 | 2020-02-25 | 江苏极盛信息技术有限公司 | 一种分页防吸薄片搬运装置及其用于搬运零件的方法 |
| JP2020147387A (ja) * | 2019-03-11 | 2020-09-17 | 株式会社リコー | 被記録媒体給送装置及び画像形成装置 |
| CN113753355A (zh) * | 2021-08-31 | 2021-12-07 | 苏州天准科技股份有限公司 | 一种隔纸接驳装置及系统 |
-
1994
- 1994-12-20 JP JP31611694A patent/JP3365102B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100959288B1 (ko) * | 2009-12-29 | 2010-05-26 | 브이티코리아(주) | 간지공급장치 |
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| CN113753355A (zh) * | 2021-08-31 | 2021-12-07 | 苏州天准科技股份有限公司 | 一种隔纸接驳装置及系统 |
| CN113753355B (zh) * | 2021-08-31 | 2022-04-29 | 苏州天准科技股份有限公司 | 一种隔纸接驳装置及系统 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3365102B2 (ja) | 2003-01-08 |
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