JP2770498B2 - ハンドリング用多関節ロボット - Google Patents

ハンドリング用多関節ロボット

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はワークハンドリングを行う産業用ロボットに
関し、とくにワーク装入口の狭い加工機械のワークハン
ドリングを行う多関節ロボットに関するものである。
[従来の技術] 従来、加工機械間、あるいは加工機械と搬送装置な
ど、二つの機械装置の間のワークのハンドリングは、加
工機械の間に専用の搬送装置を設けることが行われてい
た。この場合、NC工作機械などにより加工されて、ワー
クの品種がその都度変わるときに、搬送装置および治具
の交換など対応に著しく手間がかかる。したがって、最
近では汎用の産業用ロボットを利用することが多くなっ
てきた。
この場合、2台の機械装置、例えば第2図に示すよう
に、門型プレスM1、M2の間に汎用の多関節ロボットRを
設け、ハンドリング作業を行っている。
多関節ロボットRでは一般に、6軸の動作軸を持ち、
回転基盤1が地面に平行なベース11の上面に対して垂直
の動作軸である基本軸P1の回りに回転するようにしてあ
る。回転基盤1には関節を介してコラム2が設けられ、
基本軸P1に直交するコラム軸P2を軸として回動するよう
にしてある。コラム2には関節を介してアーム3が設け
られ、コラム軸P2に平行なアーム軸P3を軸として回動す
るようにしてある。すなわち、アーム3は地面に平行な
軸を中心として上下に回動する。アーム3の先端にはア
ーム3の長手方向に伸び、アーム軸P3に対して直角の捻
り軸P4の回りに回転する第1の手首4が設けられてい
る。第1の手首4には関節を介して第2の手首5が設け
られ、捻り軸P4に対して直角の首振り軸P5を軸として回
動するようにしてある。第2の手首5には第3の手首6
が設けられ、首振り軸P5に対して直角の捻り軸P6の回り
に回転するようにしてある。第3の手首6にはワークW
を掴むグリッパ7が固定されている。
ワークWを門型プレスM1からM2に移動させる場合、ま
ず、第2の手首5の先端を下方に向け、第3の手首6と
ともに、グリッパ7が地面に平行な面で回動するように
しておく。
基本軸P1を軸として回転基盤1を矢印Aの方向に回動
させて、アーム3の先端の第1、第2、第3の手首を門
型プレスM1のワーク装入口Mに近づけるとともに、第3
の手首6を捻り軸P6の回りに矢印Bの方向に回動させ
て、グリッパ7を門型プレスM1内に入れ、グリッパ7に
より門型プレスM1上のワークWを掴む。つぎに、回転基
盤1とともに第3の手首6を矢印AおよびBと逆方向に
回動して門型プレスM1から出し、門型プレスM2の中にワ
ーク装入口からグリッパ7を入れ、ワークWを離す。
[発明が解決しようとうる課題] ところが、上記のように、多関節ロボットRを加工機
械の間に設ける場合、とくにワーク装入口が狭い場合、
回転基盤1と第3の手首6を同時に回動させると、グリ
ッパが門型プレスの門に突き当たるおそれがある。その
ため、回転基盤1の回動を止めておき、第3の手首6を
先に回動させ、その後回転基盤1を回動させるか、回転
基盤1の回動速度を低くする必要がある。
したがって、ロボットによるワーク装入動作に時間が
かかるという問題があった。
また、プレスの金型取り替えや加工機械の刃具の段取
りをする場合、多関節ロボットRが2台の加工機械の装
入口のある正面に面して設置されているため、段取り作
業を行うには窮屈になることがあった。そのため、安全
上から第2図の点線で示す位置まで、その都度ロボット
を移動する必要があり、段取りに時間がかかるなどの欠
点があった。
本発明は、ロボットの動作時間、および加工機械の段
取り時間が短くなるハンドリング用多関節ロボットを提
供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、二つの機械装置の間に設けられた多関節ロ
ボットRにおいて、基本軸P1の回りに回転しうるように
ベース11上に設けられた回転基盤1と、前記回転基盤1
に関節を介して設けられ、前記基本軸P1に直交するコラ
ム軸P2を軸として回動しうるコラム2と、前記コラム2
に関節を介して設けられ、前記コラム軸P2に平行なアー
ム軸P3を軸として回動しうるアーム3と、前記アーム3
の長手方向に伸び、前記アーム軸P3に対して直角の捻り
軸P4の回りに回転しうる第1の手首4と、前記第1の手
首4に関節を介して設けられ、前記捻り軸P4に対して直
角の首振り軸P5を軸として回動しうる第2の手首5と、
前記第2の手首5に設けられ、前記首振り軸P5に対して
直角の捻り軸P6の回りに回転しうる第3の手首6と、前
記第3の手首に固定されたグリッパ7と、前記基本軸P1
が地面に平行になるように前記ベース11を固定し、前記
二つの機械装置の正面から外れた位置に配置されたスタ
ンド10とを備えたものである。
[作用] 多関節ロボットの基本軸P1が地面に平行になるように
スタンドに取り付けられているので、アームはコラムを
介して地面に垂直な軸線を中心として回動するように配
置され、第1の手首の捻り軸P4を地面に垂直な方向に向
けることができる。
したがって、第3の手首に固定されたグリッパを地面
に平行な面で回動するときは、第1の手首および第3の
手首の二つの手首を同時に、ほぼ地面に垂直な二つの捻
り軸P4およびP6の回りに回動することができるので、グ
リッパの回動速度は第1の手首4と第3の手首6の回動
速度の和となり、従来のほぼ2倍の回動速度が得られ
る。
また、回転基盤が機械装置の正面から外れた位置に配
置されたスタンドの上方側面に固定され、コラムおよび
アームなど、ロボットの主な動作部分を回転基盤の位置
より上方に持ち上げることができるので、その都度ロボ
ットを移動することなく、段取り作業を行うことができ
る。
[実施例] 本発明を図に示す実施例について説明する。なお、さ
きに第2図に示した従来例と共通する機能を備えたもの
には同一名称、同一符号を付し、説明を省略する。
第1図は本発明の実施例を示す斜視図で、2台の門型
プレスM1、M2の間で、かつ装入口のある正面から外れた
位置に、多関節ロボット2を取り付けるスタンド10が設
けられている。基本軸P1を回動軸として回動する回転基
盤1は、地面に垂直に立てられたスタンド10の側面101
の上方にベース11を介して固定され、基本軸P1が地面に
平行になるように取り付けられている。アーム3はコラ
ム2を介して地面に垂直な軸線を中心として回動するよ
うに配置される。
したがって、第1の手首4の回動軸である捻り軸P4は
アーム3と同様に、地面に垂直な方向に向けることがで
きる。第2の手首5は、グリッパ7を固定した第3の手
首6を常に地面に平行な面で回動させるように、先端を
ほぼ下方に向けて姿勢を調整するので、第3の手首6の
回動軸である捻り軸P6をほぼ地面に対して垂直にするこ
とができる。
ワークWを門型プレスM1からM2に移動させる場合、ま
ず、第1の手首4および第2の手首5の先端を下方に向
け、第3の手首6とともに、グリッパ7が地面に平行な
面で回動するようにしておく。
基本軸P1を軸として回転基盤1を矢印A′の方向に回
動させて、アーム3の先端の第1、第2、第3の手首を
加工機械のワーク装入口に近づける。同時に、第2の手
首5により第3の手首6の姿勢を維持しながら、第1の
手首4および第3の手首6を捻り軸P4およびP6の回りに
矢印Bの方向に回動させて、グリッパ7を門型プレスM1
内に入れ、グリッパ7により門型プレスM1上のワークW
を掴む。つぎに、回転基盤1を矢印A′と逆方向に回動
するとともに、第2の手首5により第3の手首6の姿勢
を維持しながら、第1の手首4および第3の手首6を矢
印AおよびBと逆方向に回動してグリッパ7とともにワ
ークWを門型プレスM1の外に出す。
門型プレスM2の中には門型プレスM1と逆の動作をする
ことにより、ワーク装入口からグリッパ7を入れ、ワー
クWを離すことができる。
上記のように、6軸の動作軸を備えた多関節ロボット
の基本軸P1が地面に平行になるように取り付けられてい
る。アーム3はコラム2を介して地面に垂直な軸を中心
として回動するように配置され、第1の手首4の捻り軸
P4を地面に垂直な方向に向けることができる。
したがって、グリッパ7を地面に平行な面で回動する
ときは、第1の手首4および第3の手首6を同時に捻り
軸P4およびP6の回りに回動することができるので、グリ
ッパ7の回動速度は第1の手首4と第3の手首6の回動
速度の和となるので、従来のほぼ2倍の回動速度が得ら
れる。
そのため、回転基盤の回動を停止したり、回動速度を
下げる必要がなくなり、ロボットの動作時間を短縮する
ことができる。
また、プレスの金型取り替えや加工機械の刃具等の段
取りをする場合、回転基盤1が機械装置の正面から外れ
た位置に配置されたスタンドの上方側面に固定され、コ
ラム2およびアーム3など、ロボットの主な動作部分を
回転基盤1の位置より上方に持ち上げることができるの
で、2台の加工機械の装入口のある正面には段取り作業
を行うための充分な空間を確保することができる。した
がって、その都度ロボットを移動することなく、段取り
作業を行うことができ、段取り時間を大きく短縮するこ
とができる。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明は、二つの機械装置の間に
おいて、多関節ロボットを、その基本軸が地面に平行に
なるように取り付け、二つの手首を同時に、かつ同方向
に回動出来るようにしてあるので、ワークを掴むグリッ
パを回動する速度を早くすることができ、ロボットの動
作時間を短縮することができる。
また、ロボットの据え付け位置を替えることなく、ロ
ボットの動作部分をプレスの金型取り替えや加工機械の
刃具等の段取りに支障のないように機械装置の間に空間
を確保できるので、段取り時間を短縮できるなどの効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す斜視図、第2図は従来例
を示す斜視図である。 1……回転基盤、11……ベース、2……コラム、3……
アーム、4……第1の手首、5……第2の手首、6……
第3の手首、7……グリッパ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B25J 9/06 B25J 9/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二つの機械装置の間に設けられた多関節ロ
    ボット(R)において、 前記多関節ロボット(R)の基本軸(P1)の回りに回転
    しうるようにベース(11)上に設けられた回転基盤
    (1)と、 前記回転基盤(1)に関節を介して設けられ、前記基本
    軸(P1)に直交するコラム軸(P2)を軸として回動しう
    るコラム(2)と、 前記コラム(2)に関節を介して設けられ、前記コラム
    軸(P2)に平行なアーム軸(P3)を軸として回動しうる
    アーム(3)と、 前記アーム(3)の長手方向に伸び、前記アーム軸(P
    3)に対して直角の捻り軸(P4)の回りに回転しうる第
    1の手首(4)と、 前記第1の手首(4)に関節を介して設けられ、前記捻
    り軸(P4)に対して直角の首振り軸(P5)を軸として回
    動しうる第2の手首(5)と、 前記第2の手首(5)に設けられ、前記首振り軸(P5)
    に対して直角の捻り軸(P6)の回りに回転しうる第3の
    手首(6)と、 前記第3の手首(6)に固定されたグリッパ(7)と、 前記基本軸(P1)が地面に平行になるように前記ベース
    (11)を固定し、前記二つの機械装置の正面から外れた
    位置に配置されたスタンド(10)とを備えたことを特徴
    とするハンドリング用多関節ロボット。
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JP7369999B2 (ja) * 2019-09-12 2023-10-27 キョーラク株式会社 成形品の製造システム
JP7248973B2 (ja) * 2019-01-30 2023-03-30 キョーラク株式会社 成形装置
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