JPH0442064Y2 - - Google Patents

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JPH0442064Y2
JPH0442064Y2 JP1986173461U JP17346186U JPH0442064Y2 JP H0442064 Y2 JPH0442064 Y2 JP H0442064Y2 JP 1986173461 U JP1986173461 U JP 1986173461U JP 17346186 U JP17346186 U JP 17346186U JP H0442064 Y2 JPH0442064 Y2 JP H0442064Y2
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welding
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robots
jig
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【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野 この考案は、制御ユニツトの異なる複数台のロ
ボツトを組合せて使用する溶接設備に関するもの
である。 従来の技術 例えば自動車製造ラインのアーク溶接設備等に
は、動作範囲が広く、狭隘な部位まで溶接トーチ
が入り込め、また溶接トーチの姿勢を複雑に制御
する必要から多関節型ロボツトが多数採用されて
いる。ロボツトによつて溶接作業を行なう場合、
ロボツトとワークの相対位置をきめ、あるいはワ
ークを所定の姿勢に割出すために、ワークを所定
の治具に保持させているが、従来一般には、ワー
クを所期通りに位置決めもしくは割出した状態に
固定し、その固定したワークに対してロボツトを
動作させ、溶接を行つている。したがつて、ワー
クにおける溶接線が三次元方向に複雑に湾曲して
いる場合には溶接不可能となることもあるので、
このような場合には、ワークの溶接する位置およ
び方向によつては工程を分割したり、またはワー
クを固底する治具として回転機構を備えた治具を
用いて治具自体の反転割出し等を行なつてワーク
下面側等の溶接を可能としている。 考案が解決しようとする問題点 三次元方向に湾曲する1本の溶接線を、工程を
分割して溶接する場合、第1工程に続く第2工程
ではワークを従前とは異なる向きに割出して溶接
することになるが、各工程でのロボツトの動作軌
跡が異なるため、それぞれの工程にロボツトを設
置する必要が生じ、ロボツト台数の増加に伴う設
備コストの高騰や、ワークが工程間を移動する間
にロボツトが停止していることによる嫁動率の低
下等の問題点があつた。 これに対し回転機構を備えた治具を用いた場合
には、上記の複数工程の動作をロボツト制御装置
に記憶させておくことにより、ワークを割出しつ
つ三次元曲線である溶接線に沿つて1台のロボツ
トにより溶接を行なうことができる。しかしなが
らこの場合でも、ロボツトはあくまでも固定され
たワークに対して移動するため、ワークの割出し
中ではその溶接動作を休止することとなり、ロボ
ツトの嫁動率が低く、ひいてはランニングコスト
が高くなるという問題があつた。 また工程の分割や回転機構を備えた治具を用い
ることなどによる溶接の場合は、いずれにしても
1本の溶接線を断続溶接することになるため、溶
け込みの不均一などに起因する品質不良が生じる
おそれが多分にあつた。 また一方、1つのワークの複数箇所を同時に溶
接したい場合等には、市販されている汎用形ロボ
ツトとして6軸のロボツトが最も多軸であること
から、複数の溶接トーチを一括的に制御して同時
に使用するために7軸以上のロボツトが必要な場
合には、7軸以上のロボツトを新に開発する必要
があり、そのためには多くの時間と開発費とが必
要とされ、設備コストを大幅にアツプさせてしま
う等の問題点があつた。 また、特開昭59−109472号公報には車体組立用
溶接治具について記載されている。これは、ゲー
ジプレート、クランプ装置、ロケートピン等の治
具部材をロボツト等の所定のマニピユレータに保
持させ、このマニピユレータにより前記治具部材
を所定の位置に移動可能に構成して精度誤差の修
正を容易としたもので、ワーク形状の不具合によ
る精度誤差あるいはロケート穴の精度誤差を補修
して所定の位置決めが行なえるようになつている
が、ワークを回転させる機構およびワークの回転
と溶接ロボツトとを同期させる機構は備えていな
い。 この考案は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、ロボツトの待機時間をなくしてロボツトの可
動率を高めるとともに、2台以上のロボツトを連
動させて使用することにより、1つのワーク上の
三次元的に変化する複数本の溶接線を同時に連続
溶接できるようにした溶接設備の提供を目的とし
ている。 問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するための手段としてこの考
案は、制御対象軸数が複数でかつ相互にインター
ロックされて同期運転可能に並設されるとともに
各アームの先端に溶接トーチを取付けた複数のロ
ボツトと、これらロボツトの複数の制御対象軸の
うちの少なくとも1軸で回転を制御されると共に
ワークの両端をクランプするワーク支持治具と、
このワーク支持治具を回転可能に支持する軸受部
と、前記ワーク支持治具を回転駆動する回転機構
とを備えていることを特徴としている。 作 用 以上のように構成することにより、合計が7軸
以上となる複数のロボツトの制御対象軸のうちの
1軸によつて、ワーク支持治具の回転を制御する
とともに、残りの制御対象軸によつて、溶接トー
チの走行を制御する。 実施例 以下この考案の溶接設備の一実施例を第1図な
いしは第6図に基づき説明する。 アーク溶接用の溶接設備1は、それぞれ関節型
ロボツトである6軸の第1ロボツト2および5軸
の第2ロボツト3と、ワークを支持する回転治具
4とを備えている。この第1ロボツト2と第2ロ
ボツト3とはそれぞれ別の制御ユニット(図示せ
ず)を備えており、定盤5上に並設されている。
そして両ロボツト2,3の各アーム2a,3aの
先端には溶接トーチ2b,3bがそれぞれ取付け
られている。 また前記回転治具4は、両ロボツト2,3の前
面側(第1図において手前側)に、長尺なワーク
Wの両端を回転可能に支持するように設けられて
おり、該回転治具4は前記第1ロボツト2の制御
対象軸数の6軸のうちの1軸分を使用して制御駆
動される。 また、前記第1ロボツト2の残りの5軸は溶接
トーチ2bの走行に使用し、第2ロボツト3は5
軸全てを溶接トーチ3bの走行に使用している。 そして、第1ロボツト2の1軸で駆動される前
記回転治具4は、上部に軸受部6a,7aを備え
た柱6,7を前記両ロボツト2,3の前面の両側
にそれぞれ立設し、前記一方の軸受部6a(第4
図において左側の軸受部)の外側には、該回転治
具4を回転させる駆動モータ8が配設され、この
軸受部6a側の治具基準部6bと他方の軸受部7
a側の長手クランプ7b間において長尺なワーク
Wを水平に支持するようになつている。 なお、前記回転治具4の両柱6,7の中間には
リフトアンドキヤリー装置9が配設されており、
該リフトアンドキヤリー装置9は、連続する2本
のレール9a,9aは、両ロボツト2,3間を通
つて次工程を行なう設備まで敷設されており、ワ
ークWの搬送と回転治具4への支持および回転治
具4からの取外しを行なう。 次に、上記溶接設備の2台のロボツト2,3を
連動させて使用する方法を説明する。 第1ロボツト2と第2ロボツト3の運転の連動
は、第1ロボツト2の6軸と第2ロボツト3の5
軸との合計11軸を一括して1台のCPU(セントラ
ルプロセツシングユニツト)で制御するのではな
く、両ロボツト2,3がそれぞれ別個の制御ユニ
ット(図示せず)を備えているため、両ロボツト
2,3を相互インターロックさせて同期運転する
方法を採つている。 これは、例えば運転開始においては、第1ロボ
ツト2と第2ロボツト3がともに動作中の間は信
号のやりとり(相互インターロック)を行ない、
先ず溶接トーチ2bと溶接トーチ3bとがともに
溶接開始点にあることを確認し合い、同期させる
最初のポイント設定を行なう。 また回転治具4の回転に対して第1ロボツト2
と第2ロボツト3とを同期させて一定の速度で溶
接を行うためには、第1ロボツト2と第2ロボツ
ト3のそれぞれの溶接開始のポイントから溶接終
了のポイントへの移動距離と移動時間とが同じ値
になるよう第1ロボツト2と第2ロボツト3のそ
れぞれをテイーチングする。即ち、回転治具4の
回転速度と両ロボツト2,3の各々が動く速度の
合成速度(実際の溶接速度)は直接入力できない
ため、現物のワークW上にて距離を測定し、時間
を設定することにより代用して行なう。 また、両ロボツト2,3のいずれか一方が途中
停止した場合には他方のロボツトも停止するよう
に相互インターロックさせて制御する。 次に、上記のように連動させた第1ロボツト2
と第2ロボツト3とにより、ワークW上の三次元
的に変化する2本の溶接線を同時に連続溶接する
場合を第5図および第6図を参照して説明する。 先ず、回転治具4の回転θ0に対し第1ロボツト
2の軌跡をA1→A2→A3とし、第2ロボツト3の
軌跡をB1→B2→B3とする。そして、溶接開始点
つまり第1ロボツト2の場合はA1、第2ロボツ
ト3の場合はB1にて「表1」に示す信号のやり
とりを行なう。 次に、回転治具4の回転に対して第1ロボツト
2と第2ロボツト3を同期させ、一定の溶接速度
で溶接を行なうため「表2」で示すように移動距
離と移動時間を設定していく。これは第6図に示
すように、第1ロボツト2の溶接速度VAと第2
ロボツト3の溶接速度VBが、回転治具4の回転
速度V〓0と両ロボツト2,3のそれぞれの動作速
度VA1,VB1の合成速度であるため、溶接速度を
それぞれのロボツト2,3へプログラムしても所
定のものが得られないためである。 また、第1ロボツト2と第2ロボツト3のうち
の一方のロボツトが途中停止したときは、他方の
ロボツトも停止してアーク電源も切るようにお互
いに停止信号のやりとりを行なう。 以上のようにして、別々の制御ユニツトを備え
た2台のロボツト2,3が同期して作動し、同時
に2本の三次元的に変化する溶接線を連続溶接す
ることができる。 なお、上記実施例においては、2台の関節型ロ
ボツト2,3を備えた溶接設備について説明した
が、3台以上のロボツトを備えた溶接設備の場合
にも同様に実施することができ、また溶接設備の
ほかに例えば塗装設備、組立設備等にも応用する
ことができる。
【表】
【表】 考案の効果 以上説明したようにこの考案に係る溶接設備
は、制御対象軸数が複数でかつ相互にインターロ
ックされて同期運転可能に並設されるとともに各
アームの先端に溶接トーチを取付けた複数のロボ
ツトと、これらロボツトの複数の制御対象軸のう
ちの少なくとも1軸で回転を制御されると共にワ
ークの両端をクランプするワーク支持治具と、こ
のワーク支持治具を回転可能に支持する軸受部
と、前記ワーク支持治具を回転駆動する回転機構
とを備えているので、ワーク支持治具の回転割出
し時のロボツトの待ち時間、空動作時間がなくな
り、ロボツトの稼動率が向上するとともに、工程
を分割する必要がないことから使用するロボツト
の台数を削減でき、このことは同時に溶接作業を
行なうロボツトの台数が多い場合には特に有効で
ある。また溶接線が三次元的に連続する場合に
は、従来のつぎはぎ溶接に較べ、溶接品質が安定
する等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案はの一実施例に係る溶接設備
の平面図、第2図は第1図の正面図、第3図は第
1図の−視図、第4図は回転治具の正面図、
第5図はワークの溶接部を示す斜視図、第6図は
第5図の矢視図である。 1……溶接設備、第2図……第1ロボツト、3
……第2ロボツト、2a,3a……アーム、2
b,3b……溶接トーチ、4……回転治具、5…
…定盤、6,7……柱、6a,7a……軸受部、
8……駆動モータ、W……ワーク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 制御対象軸数が複数でかつ相互にインターロ
    ツクされて同期運転可能に並設されるとともに
    各アームの先端に溶接トーチを取付けた複数の
    ロボツトと、これらロボツトの複数の制御対象
    軸のうちの少なくとも1軸で回転を制御される
    と共にワークの両端をクランプするワーク支持
    治具と、このワーク支持治具を回転可能に支持
    する軸受部と、前記ワーク支持治具を回転駆動
    する回転機構とを備えていることを特徴とする
    溶接設備。 (2) 前記複数のロボツトの制御対象となる軸数の
    合計が7軸以上であることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の溶接設備。
JP1986173461U 1986-11-12 1986-11-12 Expired JPH0442064Y2 (ja)

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JP1986173461U JPH0442064Y2 (ja) 1986-11-12 1986-11-12

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JPS6380081U JPS6380081U (ja) 1988-05-26
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