JP3840314B2 - アキシャル型電子部品の装着装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アキシャル型電子部品を回路基板の所定孔に挿入して固定するアキシャル型電子部品の装着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のアキシャル型電子部品の装着装置の一例は、図11に示すように、部品供給手段4と、部品移載手段40と、部品受渡手段41と、部品挿入手段14とで構成される。
【0003】
部品供給手段4は、部品供給位置Pにおいて、アキシャル型電子部品1を供給する。ここで、アキシャル型電子部品1は、図8に示すように、電子部品本体1aとその両端にアキシャル型に延設されたリード線2a、2bとからなり、これらのリード線2a、2bの両端部を間隔d2 のテープ3a、3bに保持されて一定間隔d1 で並んでいる。そして、部品供給手段4は、テープ3a、3bに保持されて一定間隔に並んでいるアキシャル型電子部品1を、それらのリード線2a、2bが垂直方向に向くようにして保持している。5a、5bは部品移載手段40によって引き出された前記テープ3a、3bを切断するカッターである。
【0004】
部品移載手段40は、アキシャル型電子部品1を前記部品供給手段4から部品受渡手段41に移載するものであり、回転軸が水平なサーボモータ16によって矢印Rの方向に90°ずつ間欠回転する回転テーブル45と、この回転テーブル45の周縁に90°間隔に取付けられた移載チャック42a、42b、42c、42dと、コントローラ18とからなり、コントローラ18の制御により回転テーブル45が90°ずつ間欠回転する毎に、移載チャック42a〜42dの何れかが、部品供給位置Pと受渡位置Qとに順次回転移動するようになっている。移載チャック42a〜42dのそれぞれは、先端部に挟持溝11を備えてアキシャル型電子部品1を挟持するチャック片43a、43bを有し、回転テーブル45の周縁に90°間隔に取付けられ、且つ、コントローラ18の制御でスライドガイド15a、15b、15c、15d上を回転テーブル45の半径方向に進退動する。
【0005】
部品受渡手段41は、部品受渡位置Qにおいて、アキシャル型電子部品1を前記部品移載手段40から受け取ってアキシャル方向A(図9参照)にセンタリングしてから部品挿入手段14に受け渡すものであり、アキシャル型電子部品用の受渡保持片13a、13bと、センタリング片44a、44bとからなり、部品受渡位置Qの部品移載手段40と部品挿入位置Kの部品挿入手段14との間を矢印Zに示すように往復移動する。ここで、部品挿入手段14のすぐ下方には、回路基板を水平方向移動可能に位置決めする図示しないXYテーブルなどが配されているため、前記の部品受渡位置Qと部品挿入位置K間の距離をあまり小さくできず、この往復移動に大きな時間を要している。
【0006】
部品挿入手段14は、部品挿入位置Kにあって、図10に示すように、アキシャル型電子部品1を前記部品受渡手段41から受け取り、その下方に位置決めされた回路基板17の所定孔17a、17bに挿入して固定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のアキシャル型電子部品の装着装置構成では、上記のように部品受渡手段41のタクトが、センタリング動作が入っていることと、部品受渡手段41の部品受渡位置Qと部品挿入位置K間の往復移動に大きな時間を要することとによって、他の手段4、40、14のタクトより時間が掛かって、部品移載手段40と部品挿入手段14とにタイミング待ちさせることになり、アキシャル型電子部品1の装着動作の全体のタクトが長くなるという問題点がある。
【0008】
本発明は、上記の問題点を解決し、並行して動作するタクトのタイミング待ち時間を短くして、部品装着動作の全体のタクトを短縮することができるアキシャル型電子部品の装着装置を提供することを目的とする。
【0009】
【発明を解決するための手段】
本発明のアキシャル型電子部品の装着装置は、上記目的を達成するため、リード線の両端部をテーピングされて一定間隔に並んでいるアキシャル型電子部品を部品供給位置に順次供給する部品供給手段と、所定角度ずつ間欠的に回転する回転テーブルの周縁に前記所定角度間隔に前記回転テーブルの半径方向に進退動可能に移載チャックを複数取付けており、この移載チャックで前記部品供給手段からアキシャル型電子部品を取り出した後、前記移載チャックを前記所定角度回転移動させて部品受渡位置に移動させ、前記部品受渡位置に移動した前記移載チャックで、前記の取り出したアキシャル型電子部品を後記部品受渡手段に移載する部品移載手段と、この部品移載手段から移載されたアキシャル型電子部品を更に部品挿入位置の後記部品挿入手段に受け渡す部品受渡手段と、この部品受渡手段から受け渡されたアキシャル型電子部品を回路基板の所定孔に挿入して固定する部品挿入手段とを備えたアキシャル型電子部品の装着装置において、前記各移載チャックは、アキシャル型電子部品のリード線部を挟持するチャック片と、このチャック片を開閉する第1エアーシリンダと、この第1エアーシリンダを駆動するエアー供給手段と、前記チャック片が挟持したアキシャル型電子部品をアキシャル方向に挟み込むようにセンタリングする一対のセンタリング片と、このセンタリング片を開閉する第2エアーシリンダと、この第2エアーシリンダを駆動するエアー供給手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
本発明のアキシャル型電子部品の装着装置によれば、部品移載手段のチャック片が挟持したアキシャル型電子部品を部品移載手段が備えた一対のセンタリング片でアキシャル方向に挟み込むようにセンタリングするように構成しているので、従来例では部品受渡手段で行っていたアキシャル型電子部品のセンタリング動作を部品供給位置、部品受渡位置または部品供給位置から部品受渡位置へ回転移動する間において部品移載手段で行わせることができ、部品受渡手段のタクトを短くして、部品移載手段および部品挿入手段のタイミング待ち時間を短くでき、アキシャル型電子部品の装着動作の全体のタクトを短縮することができる。また、センタリング片およびチャック片をエアーシリンダで開閉するように構成しているので、移載チャックはセンタリング機構を備えていてもあまり大きくならず好適である。
【0011】
部品移載手段に移載チャックを4つ以上備えさせ、エアー供給手段に前記移載チャックと同数のそれぞれエアー供給制御されるエアー配管系を備えさせ、前記各エアー配管系を一つの移載チャックの第1エアーシリンダと回転軸を挟んでほぼ反対側に対応している別の一つの移載チャックの第2エアーシリンダとに接続させ、部品供給位置、部品受渡位置または部品供給位置から部品受渡位置へ回転移動する間にある一つの移載チャックの第1エアーシリンダを前記部品受渡位置から前記部品供給位置へ回転移動する間にある別の一つの移載チャックの第2エアーシリンダと共に一つのエアー配管系を介して開閉して、アキシャル型電子部品を取り出した後保持し、前記一つの移載チャックの第2エアーシリンダを前記別の一つの移載チャックの第1エアーシリンダと共に別の一つのエアー配管系を介して開閉して、前記一つの移載チャックが保持しているアキシャル型電子部品をセンタリングするように構成すると、どの移載チャックにおいても、アキシャル型電子部品を取り出し保持する動作とセンタリングする動作とを互いに独立にそれぞれ所望のタイミングで行わせることができるので、前記と同様の作用効果を得ることができると共に、全ての移載チャックの第1および第2のエアーシリンダをそれぞれ独立に駆動するように構成した場合に比べて、エアー供給手段のエアー供給制御機構を簡単に構成でき、好適である。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明のアキシャル型電子部品の装着装置の一実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。
【0013】
本実施の形態のアキシャル型電子部品の装着装置は、図1に示すように、部品供給手段4と、部品移載手段7と、部品受渡手段12と、部品挿入手段14とで構成される。
【0014】
部品供給手段4は、部品供給位置Pにおいて、アキシャル型電子部品1を供給する。アキシャル型電子部品1は、図1、図8に示すように、電子部品本体1aとその両端にアキシャル型に延設されたリード線2a、2bとからなり、これらのリード線2a、2bの両端部を間隔d2 のテープ3a、3bに保持されて一定間隔d1 で並んでいる。そして、部品供給手段4は、テープ3a、3bに保持されて一定間隔に並んでいるアキシャル型電子部品1を、それらのリード線2a、2bが垂直方向に向くようにして保持している。5a、5bは部品移載手段7によって引き出された前記テープ3a、3bを切断して、図9に示すような一個のアキシャル型電子部品1に分離するカッターである。
【0015】
部品移載手段7は、アキシャル型電子部品1を前記部品供給手段4から部品受渡手段12に移載するものであり、回転軸が水平なサーボモータ16によってR方向に90°ずつ間欠回転する回転テーブル10と、回転テーブル10の周縁に90°間隔に取付けられた移載チャック6a、6b、6c、6dと、コントローラ18とからなり、コントローラ18の制御により回転テーブル10が90°ずつ間欠回転する毎に、移載チャック6a〜6dの何れかが、部品供給位置Pと、部品受渡位置Qとに順次に回転移動するようになっている。
【0016】
移載チャック6a〜6dは、回転テーブル10の周縁に90°間隔に取付けられ、且つ、前記コントローラ18の制御で部品供給位置Pまたは部品受渡位置Qにおいてスライドガイド15a、15b、15c、15d上を回転テーブル10の半径方向に進退動するように構成されている。各移載チャック6a〜6dは、図2、図3に示すように、先端部25に挟持溝11を備えて前記アキシャル型電子部品1のリード線2a、2bをテープ3a、3bを介して挟持する2対のチャック片8aおよび8b、8cおよび8dと、このチャック片8a〜8dを開閉する一対の第1エアーシリンダ22a、22b(以降22と総称することがある。
【0017】
)と、前記2対のチャック片8a〜8dの内側に配され、このチャック片8a〜8dに挟持されているアキシャル型電子部品1をアキシャル方向Aに挟み込むようにセンタリングする一対のセンタリング片9a、9bと、このセンタリング片9a、9bを開閉する第2エアーシリンダ32とを備えている。
【0018】
各チャック片8a〜8dは、図3に示すように、それぞれ先端部25に挟持溝11を設け、中央部26をピン31を介してチャック本体部30に枢支され、対向する基部27間に第1エアーシリンダ22a、22bのピストン23a、23b先端の楔部24a、24bをエアー駆動で挿入することによって、先端部25間を閉じる。第1エアーシリンダ22a、22bへのエアー供給が停止すると、ピストン23a、23bがバネ28a、28bの復元力で後退するのにつれて、先端部25間が離開バネ29a、29bによって開くようになっている。
【0019】
各センタリング片9a、9bは、図3に示すように、センタリング時に電子部品本体1aの両端部に当接する先端部35に、アキシャル型電子部品1のリード線2a、2bを前方から緩く導入可能な前方に開放したU溝21を設け、基部37をチャック本体部30に枢支され、中央部36をリンク38を介して第2エアーシリンダ32のピストン33の連結部34に連結されている。このピストン33をエアー駆動で後退させると、リンク38を介してセンタリング片9a、9bの先端部35間が閉じ、第2エアーシリンダ32へのエアー供給が停止すると、ピストン33がバネ39の復元力で前進して、リンク38を介して先端部35間が開くようになっている。
【0020】
また、部品移載手段7には、図1、図4〜図6に示すように、各移載チャック6a〜6dの第1エアーシリンダ22と第2エアーシリンダ32とを、4つのエアー配管系20a、20b、20c、20dを介してそれぞれ駆動制御するエアー供給手段19が設けられている。
【0021】
エアー供給手段19は、図4に示すように、エアー供給源51と、4つの電磁バルブ53a、53b、53c、53dと、これら電磁バルブ53a〜53dを前記のコントローラ18と同期してそれぞれ開閉制御するバルブ制御手段52とを備えている。
【0022】
エアー配管系20a〜20dは、図4〜図6に示すように、前記の電磁バルブ53a、53b、53c、53dそれぞれに接続された固定側の4つの供給側配管54a、54b、54c、54dと、回転テーブル10に設けられた4つの可撓性のチャック側配管58a、58b、58c、58dと、これら供給側配管54a〜54dとチャック側配管58a〜58dとを、回転テーブル10の任意の回転姿勢においてそれぞれ一対一に接続するエアー回転継手部59とを備えている。
【0023】
エアー回転継手部59は、供給側配管54a、54b、54c、54dそれぞれの先端部のエアー接続孔55a、55b、55c、55dと、それぞれに対応する回転テーブル10側の円周溝56a、56b、56c、56dとが、エアー回転継手部59においてそれぞれ気密接続されている。そして、チャック側配管58a、58b、58c、58dそれぞれの基端部のエアー接続孔57a、57b、57c、57dは、前記の円周溝56a、56b、56c、56dそれぞれの回転テーブル10の背面から正面に貫通して設けられている。
【0024】
チャック側配管58a、58b、58c、58dは、図6に示すように、それぞれ一つの移載チャック6a、6b、6c、6dの第1エアーシリンダ22と、回転軸を挟んで反対側の別の一つの移載チャック6c、6d、6a、6bの第2エアーシリンダ32とに接続されており、部品供給位置P、部品受渡位置Qまたは部品供給位置Pから部品受渡位置Qへ回転移動する間にある一つの移載チャック6a(6b)の第1エアーシリンダ22を、部品受渡位置Qから部品供給位置Pへ回転移動する間にある別の一つの移載チャック6c(6d)の第2エアーシリンダ32と共に一つのエアー配管系20a(20b)を介して開閉して、アキシャル型電子部品1を取り出した後保持させ、前記一つの移載チャック6a(6b)の第2エアーシリンダ32を前記別の一つの移載チャック6c(6d)の第1エアーシリンダ22と共に別の一つのエアー配管系20c(20d)を介して開閉して、前記一つの移載チャック6a(6b)が保持しているアキシャル型電子部品1をセンタリングするように構成されている。エアー配管を前記のように接続することにより、全ての移載チャック6a〜6dの第1および第2のエアーシリンダ22、32をそれぞれ独立に駆動するように構成した場合に比べて、エアー供給手段19のエアー供給制御機構を簡単に構成できる。
【0025】
部品受渡手段12は、部品受渡位置Qにおいてアキシャル型電子部品1を前記部品移載手段7から受け取り、部品挿入位置Kにおいて後述の部品挿入手段14に受け渡すものであり、リード線2a、2bを保持する一対の受渡保持片13a、13bを有し、部品受渡位置Qと部品挿入位置Kとの間を矢印Zに示すように往復移動する。本実施形態の部品受渡手段12が従来例と異なるのは、従来例の部品受渡手段41のセンタリング片44a、44bが無いことである(図11参照)。部品挿入手段14は、部品挿入位置Kにあって、アキシャル型電子部品1を部品受渡手段12から受け取り、図10に示すように、その下方に位置決めされた回路基板17の所定孔17a、17bに挿入して固定する。
【0026】
なお、移載チャック6a〜6dのそれぞれのチャック片8a〜8dの先端部25には、異なるテーピング幅のアキシャル型電子部品1を挟持できるよう、図1〜図3に示すように、外側および内側の2対の挟持突起部が設けられている。例えば、外側の1対の挟持突起部でテーピング幅52mmのアキシャル型電子部品1を挟持でき、内側の1対の挟持突起部でテーピング幅26mmのアキシャル型電子部品1を挟持できるようになっている。
【0027】
以下に、上記本発明のアキシャル型電子部品の装着装置による装着動作を図1〜図10に基づいて説明する。
【0028】
図7のフローチャートに示すように、部品移載手段7のタクトは並行して動作するステップ#1〜#5とステップ#11〜#15とからなり、部品受渡手段12のタクトはステップ#21〜#24からなり、部品挿入手段14のタクトはステップ#31〜#35からなる。
【0029】
先ず、部品移載手段7のタクトを説明する。図1に示す状態においては、一つの移載チャック6aが部品供給位置Pにあり、別の移載チャック6bが部品受渡位置Qにある。そして、他の2個の移載チャック6c、6dは働いていない。この状態で部品供給位置Pにある移載チャック6aのタクトがスタートする。
【0030】
ステップ#1で、移載チャック6aが矢印Bに示すように部品供給位置Pにおいて前進する。ステップ#2で、移載チャック6aのチャック片8a〜8dが、エアー供給手段19により駆動させられて、部品供給手段4に保持されているアキシャル型電子部品1のテープ3a、3bを挟持する。ステップ#3で、移載チャック6aがテープ3a、3bを挟持して矢印Bに示すように後退しアキシャル型電子部品1を一個分だけ部品供給手段4から引き出す。ステップ#4で、カッター5a、5bが引き出されたテープ3a、3bを、図9に示す形に切断する。
【0031】
この時点で、移載チャック6aが前記の切断されたテープ3a、3bの一端を挟持することにより、部品供給手段4から取り出された一個のアキシャル型電子部品1を保持している。
【0032】
上記のステップ#1〜#4に並行して、ステップ#11で、部品受渡位置Qにある移載チャック6bがテープ3a、3bの一端を挟持するように一個のアキシャル型電子部品1を保持しながら矢印Cに示すように部品受渡位置Qにおいて前進する。ステップ#12で、移載チャック6bが挟持している前記の切断されたテープ3a、3bの反対端を部品受渡手段12の受渡保持片13a、13bに保持させるように、アキシャル型電子部品1を部品受渡手段12に移載する。ステップ#13で、アキシャル型電子部品1を開放した移載チャック6bが矢印Cに示すように後退して元に戻る。ステップ#14で、コントローラ18が、上記ステップ#4と前記ステップ#13との終了を確認して、部品移載手段7のサーボモータ16を動作させて移載チャック6a〜6dを矢印Rの方向に90°間欠回転移動させる。そして、この間欠回転移動中に、アキシャル型電子部品1を挟持している移載チャック6aの一対のセンタリング片9a、9bを、エアー供給手段19により駆動して、電子部品本体1aをアキシャル方向Aに挟み込むようにセンタリングした後、このセンタリング片9a、9bを開く。このとき、移載チャック6aのセンタリング片9a、9bの開閉に連動して、回転軸の反対側にある移載チャック6dのチャック片8a〜8dも開閉するが、この移載チャック6dはアキシャル型電子部品1を保持しておらず、前記一連の移載動作に係わっていないのでかまわない。なお、このセンタリングの動作は、回転移動前に部品供給位置Pにおいてタイミング待ち時間があれば部品供給位置Pで行ってもよいし、部品受渡位置Qへの回転移動後にタイミング待ち時間があれば部品受渡位置Qで行ってもよい。
【0033】
そして、ステップ#5および#15において、下記に詳しく説明する部品受渡手段12のステップ#24の終了までタイミング待ちする。これで部品移載手段7の一つのタクトが終了し、以後同じ動作を繰り返す。
【0034】
次に、部品受渡手段12のタクトを説明する。
【0035】
ステップ#21で、前記の部品移載手段7のタクトのステップ#12に対応して、部品受渡手段12の受渡保持片13a、13bが、前記部品移載手段7から移載されたアキシャル型電子部品1を受け取り、前記の切断されたテープ3a、3bの反対側を保持する。ステップ#22で、部品受渡手段12がアキシャル型電子部品1を保持して矢印Zに示すように部品挿入位置Kへ前進移動する。ステップ#23で、部品受渡手段12がアキシャル型電子部品1を部品挿入手段14に受け渡す。ステップ#24で、部品受渡手段12が矢印Zに示すように元の部品受渡位置Qに戻る。ここで、部品挿入手段14のすぐ下方には回路基板17(図10参照)を水平方向移動可能に位置決めする図示しないXYテーブルなどが配されているため、部品受渡位置Qと部品挿入位置K間の距離をあまり小さくできず、ステップ#23、#24の部品受渡手段12の部品受渡位置Qと部品挿入位置K間の往復移動は、大きな時間を要し、他の工程よりも所要時間が長くなっている。これで部品受渡手段12の一つのタクトが終了し、以後同じ動作を繰り返す。
【0036】
次に、部品挿入手段14のタクトを説明する。
【0037】
ステップ#31で、部品挿入手段14がアキシャル型電子部品1を部品受渡手段12から受け取る。ステップ#32で、部品挿入手段14が保持しているアキシャル型電子部品1の電子部品本体1aのリード線2a、2bを所定長さに切断すると同時に、リード線2a、2bの両先端部をL字型に下方に折り曲げる。ステップ#33で、部品挿入手段14が下降して前記のL字型に折り曲げたリード線2a、2bの両先端部を、図10に示すように、回路基板17の所定孔17a、17bに挿入する。ステップ#34で、回路基板17の裏側で、図10に示すように、前記の挿入されたリード線2a、2bの両先端部を折り曲げて固定し、固定し終えると部品挿入手段14が元の位置に上昇して、こうして一個のアキシャル型電子部品1の回路基板17への装着がなされる。ステップ#35で、部品挿入手段14は、部品受渡手段12のタクトのステップ#22の終了までタイミング待ちする。これで部品挿入手段14の一つのタクトが終了し、以後同じ動作を繰り返す。
【0038】
上記実施形態によれば、従来例では部品受渡手段12で行っていたアキシャル型電子部品1のセンタリング動作を部品供給位置P、部品受渡位置Qまたは部品供給位置Pから部品受渡位置Qへ回転移動する間において部品移載手段7で行わせることができるので、部品受渡手段12のタクトをセンタリング動作が無い分だけ従来例より短くできる。その結果、部品移載手段7のタクトにおけるステップ#5、#15のタイミング待ちの時間と、部品挿入手段14のタクトにおけるステップ#35のタイミング待ちの時間とが、センタリング動作の時間分だけ短くなり、従って全体のタクトもセンタリング動作の時間分だけ短縮できる。
【0039】
なお、移載チャック6aのチャック片8a、8bがアキシャル型電子部品1のテープ3a、3bの一端を挟持している状態でセンタリングのためにアキシャル型電子部品1をアキシャル方向Aに動かすことが不可能な場合には、センタリング動作において、例えば、移載チャック6aのチャック片8a〜8dによりリード線2a、2bを挟持溝11内に保持しつつその挟持を一時的に少し緩めた状態で、センタリング片9a、9bでアキシャル型電子部品1を挟み込んでセンタリングし、このセンタリング後に、チャック片8a〜8dによりアキシャル型電子部品1を再度挟持すればよい。
【0040】
なお、上記の実施形態では、装置のレイアウトや設計の簡単な90°間隔で4つの移載チャック6a〜6dを部品移載手段7に取付け、回転テーブル10を90°ずつ間欠的に回転させているが、前記角度は90°に限らず、設計の都合に合わせて円周を等分する所定角度に設定することができ、4つ以上の移載チャックを設ければよく、上記に詳述したように同様の作用効果を得ることができる。
【0041】
また、部品移載手段7において、移載チャックを2つあるいは3つのみ設けてもよく、これらの場合には、チャック片8a〜8dとセンタリング片9a、9bとを独立に開閉するために別々の供給側エアー配管とエアー配管とを設ける必要があるが、それぞれ4つあるいは6つの配管系で十分であるので、エアー供給制御機構はあまり煩雑にならない。
【0042】
【発明の効果】
本発明のアキシャル型電子部品の装着装置によれば、部品移載手段のチャック片が挟持したアキシャル型電子部品を部品移載手段が備えた一対のセンタリング片でアキシャル方向に挟み込むようにセンタリングするように構成しているので、従来例では部品受渡手段で行っていたアキシャル型電子部品のセンタリング動作を部品供給位置、部品受渡位置または部品供給位置から部品受渡位置へ回転移動する間において部品移載手段で行わせることができ、部品受渡手段のタクトを短くして、部品移載手段および部品挿入手段のタイミング待ち時間を短くでき、アキシャル型電子部品の装着動作の全体のタクトを短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアキシャル型電子部品の装着装置の一実施形態を示す斜視図。
【図2】移載チャックを示す拡大図。
【図3】移載チャックの内部構造を示す拡大断面図。
【図4】エアー供給手段と固定側のエアー配管系を示す概念図。
【図5】回転テーブルの背面のエアー回転継手部を示す概略図。
【図6】回転テーブルのエアー配管系の接続状態を示す概念図。
【図7】アキシャル型電子部品の装着動作の一例を示すフローチャート。
【図8】テーピングされているアキシャル型電子部品の一部を示す図。
【図9】テープが切断された一個のアキシャル型電子部品を示す図。
【図10】アキシャル型電子部品を回路基板に挿入し固定した状態を示す図。
【図11】従来のアキシャル型電子部品の装着装置の一例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 アキシャル型電子部品
2a、2b リード線
4 部品供給手段
6a、6b、6c、6d 移載チャック
7 部品移載手段
8a、8b、8c、8d チャック片
9a、9b センタリング片
10 回転テーブル
12 部品受渡手段
13a、13b 受渡保持片
14 部品挿入手段
17 回路基板
17a、17b 所定孔
19 エアー供給手段
20a、20b、20c、20d エアー配管系
22(22a、22b) 第1エアーシリンダ
32 第2エアーシリンダ
A アキシャル方向
K 部品挿入位置
P 部品供給位置
Q 部品受渡位置

Claims (2)

  1. リード線の両端部をテーピングされて一定間隔に並んでいるアキシャル型電子部品を部品供給位置に順次供給する部品供給手段と、所定角度ずつ間欠的に回転する回転テーブルの周縁に前記所定角度間隔に前記回転テーブルの半径方向に進退動可能に移載チャックを複数取付けており、この移載チャックで前記部品供給手段からアキシャル型電子部品を取り出した後、前記移載チャックを前記所定角度回転移動させて部品受渡位置に移動させ、前記部品受渡位置に移動した前記移載チャックで、前記の取り出したアキシャル型電子部品を後記部品受渡手段に移載する部品移載手段と、この部品移載手段から移載されたアキシャル型電子部品を更に部品挿入位置の後記部品挿入手段に受け渡す部品受渡手段と、この部品受渡手段から受け渡されたアキシャル型電子部品を回路基板の所定孔に挿入して固定する部品挿入手段とを備えたアキシャル型電子部品の装着装置において、
    前記各移載チャックは、アキシャル型電子部品のリード線部を挟持するチャック片と、
    このチャック片を開閉する第1エアーシリンダと、
    この第1エアーシリンダを駆動するエアー供給手段と、
    前記チャック片が挟持したアキシャル型電子部品をアキシャル方向に挟み込むようにセンタリングする一対のセンタリング片と、
    このセンタリング片を開閉する第2エアーシリンダと、
    この第2エアーシリンダを駆動するエアー供給手段とを備えたことを特徴とするアキシャル型電子部品の装着装置。
  2. 部品移載手段は移載チャックを4つ以上備え、エアー供給手段は前記移載チャックと同数のそれぞれエアー供給制御されるエアー配管系を備え、前記各エアー配管系は一つの移載チャックの第1エアーシリンダと回転軸を挟んでほぼ反対側に対応している別の一つの移載チャックの第2エアーシリンダとに接続されており、
    部品供給位置、部品受渡位置または部品供給位置から部品受渡位置へ回転移動する間にある一つの移載チャックの第1エアーシリンダを前記部品受渡位置から前記部品供給位置へ回転移動する間にある別の一つの移載チャックの第2エアーシリンダと共に一つのエアー配管系を介して開閉して、アキシャル型電子部品を取り出した後保持させ、前記一つの移載チャックの第2エアーシリンダを前記別の一つの移載チャックの第1エアーシリンダと共に別の一つのエアー配管系を介して開閉して、前記一つの移載チャックが保持しているアキシャル型電子部品をセンタリングするように構成したことを特徴とする請求項1記載のアキシャル型電子部品の装着装置。
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