JP2623929B2 - 空気調和装置の吹出口構造 - Google Patents

空気調和装置の吹出口構造

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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は空気調和装置の吹出口構造に関する。
<従来の技術> 従来の空気調和装置の吹出口構造としては、例えば第
3図及び第4図に示すようなものがある(特開昭59−32
515号公報参照)。ブロワ1にて空気調和装置内に取入
れられたエアーAは、冷却用のエバポレータ2や加温用
のヒータコア3等を通過して、デフロスタ用の第1吹出
口4、インストルメントパネル前面の第2吹出口5、乗
員足元へ向けた第3吹出口6から車室内へ吹出される。
この第1〜3吹出口4、5、6には、図示せぬ操作レバ
ーに連動して回動する開閉ドア7、8、9がそれぞれ設
けられており、この開閉ドア7、8、9の開閉により、
エアーAの吹出しを制御している。
そして、第4図は前記第1吹出口4の構造を示したも
のである。この第1吹出口4は空気調和装置のケース10
に形成されており、この第1吹出口4の内側に設けられ
ている開閉ドア7は、取付軸12を中心にその両端部であ
る各先端部7a、7bをそれぞれ開き方向Xへ回動自在とし
たバタフライ形ドアである。この開閉ドア7は、ほぼ垂
直になる全開状態と、斜めになる半開状態の、二段階に
開き状態が得られるようになっている。例えば、開閉ド
ア7の全開状態では、先端部7aが第1吹出口4側に位置
し、先端部7bがその反対側に位置する。そして、第1吹
出口4の一方の縁部近辺のケース10には、開閉ドア7の
取時に開閉ドア7の先端部7aと当接するシール面13Sを
有する突起部13を形成してある。また、第1吹出口4の
他方の縁部近辺の仕切壁14にも、開閉ドア7の閉時に先
端部7bと当接する別のシール面15Sを有する突起部15を
形成してある。この開閉ドア7を閉じた状態において
は、その先端部7a、7bがそれぞれ突起部13、15のシール
面13S、15Sに当接するため、エアーAが第1吹出口4へ
達しないようになっている。そして、この開閉ドア7を
開き方向Xへ所定角度回動させて半開状態とすれば、開
閉ドア7の先端部7a、7bとそれに対応する前記各シール
面13S、15Sとの間に隙間dが生じるため、この隙間dに
応じた一定量のエアーAを第1吹出口4から車室内へ吹
出せるようになっている。
<発明が解決しようとする課題> しかしながらこのような空気調和装置の吹出口構造に
あっては、開閉ドア7を第1吹出口4に取付ける際にお
ける取付誤差により、半開状態における開閉ドア7の開
き角度にも若干の角度誤差(バラツキ)が生じていた。
従って、第4図中に示す如く、もし半開状態における開
閉ドア7の開き角度が、正規角度(実線で図示)より
も、開き方向Xへ誤差の分だけずれた角度(想像線で図
示)になると、開閉ドア7の先端部7a、7bと各シール面
13S、15Sとの間に大きな隙間Dが生じるため、第1吹出
口4からのエアーAの吹出量も多くなってしまうことと
なる(尚、第4図において、先端部7b側には隙間d、D
等の符号ないが、先端部7a側と同様である)。
この発明はこのような従来の技術に着目してなされた
もので、開閉ドアの半開状態における開き角度誤差があ
ってもエアーの吹出量が変化しない空気調和装置の吹出
口構造を提供せんとするものである。
<課題を解決するための手段> この発明に係る空気調和装置の吹出口構造は、上記の
目的を達成するために、シール面の前記開き方向側部位
に、半開状態における開閉ドアの先端部との距離が均一
な湾曲面を形成する一方、前記開閉ドアの閉状態及び半
開状態で空気を受ける内側面に開閉ドアの全開状態にお
ける反吹出口側の先端部から吹出口側の先端部側へ至る
リブを形成したものである。
また、リブの内側面からの突出高さを、全開状態にお
ける開閉ドアの反吹出口側の先端部側が高く、吹出口側
の先端部側が低くなるように形成しても良い。
<作用> シール面の開閉ドアの開き方向側部位に形成した湾曲
面と開閉ドアの先端部との距離は、開閉ドアの半開き角
度にかかわらずどこも均一なので、組付け誤差等による
開閉ドアの半開き角度に多少のバラツキがあっても、常
に一定量のエアーを吹出口から吹出すことができると共
に、開閉ドアの内側面に形成したリブが該内側面に当た
った際に広がろうとするエアーを捕捉して湾曲面側へ導
くことができる。
また、開閉ドアの全開状態においては、逆にエアーを
なるべく広げた状態にした方が空調効果が高まる。そこ
で、リブの高さを吹出口側の先端部において低くすれ
ば、リブによる吹出口でのエアー指向性が弱められ、吹
出口から広がった状態でエアーを吹出すことができる。
<実 施 例> 以下、この発明の好適な一実施例を第1図及び第2図
に基づいて説明する。尚、従来と共通する部分には同一
の符号を付し、重複する説明は省略する。
この実施例に係る開閉ドア16には、そのエアーAを受
ける内側面に、該開閉ドア16の全開時における反第1吹
出口4側の先端部16bから第1吹出口4側の先端部16aの
手前部分へ到る一対のリブ17が風軸対策のために一体形
成してある。このリブ17の内側面からの突出高さは、反
第1吹出口4側の先端部16b側が高く、第1吹出口4側
の先端部16a側が低くなるように形成されており、先端
部16aでは高さを0(リブ17がない状態)にしている。
そして、第1吹出口4近辺のケース18のうち、開閉ドア
16の先端部16aに対応する部位には、該先端部16aと当接
するシール面19Sと、その開き方向X側に連続形成され
た湾曲面19Rとを有する突起部19が形成してある。ま
た、第1吹出口4の他方の縁部近辺の仕切壁20にも、開
閉ドア16の閉時に開閉ドア16の先端部16bと当接する別
のシール面21Sと、その開き方向X側に連続形成された
湾曲面21Rとを有する凹部21が形成してある。そして、
この2つの湾曲面19R、21Rは、互いに半径距離は異なる
が、両方とも開閉ドア16の取付軸22を中心とした円曲面
であり、従って先端部16a、16bと、各湾曲面19R、21Rと
の間の距離lは、半開状態における開閉ドア16の開き角
度にかかわらず均一である。また、開閉ドア16を第1吹
出口4に取付ける際には、前述の如く、ある程度の開き
角度誤差は避けられないが、前記均一な距離lは、この
ような取付誤差を考慮した上で予想される各先端部16
a、16bとシール面19S、21Sとの最小隙間よりも狭く設定
してある。すなわち、半開状態において開閉ドア16が閉
じ方向(開き方向Xの逆)へ最大にずれた場合における
各先端部16a、16bとシール面19S、21Sとの最小隙間より
も狭く設定したものである。従って、エアーAの吹出量
はこの距離lにより決定されることとなる。
従って、半開における開閉ドア16の開き角度が、誤差
の影響により多少正規角度位置からずれていたとして
も、その各先端部16a、16bと各湾曲面19R、21Rとの距離
lは変わらないので、第1吹出口4から吹出されるエア
ーAの吹出量は常に一定となる。
また、開閉ドア16の内側面に形成したリブ17が、開閉
ドア16の半開状態において、該内側面に当たって四方八
方に広がろうとするエアーAを捕捉して、湾曲面19R、2
1R側へ確実に導くため、より一定量のエアーAが第1吹
出口4から車内へ吹出されることとなる。そして、この
リブ17の突出高さを第1吹出口4側において低くしたた
め、開閉ドア16の全開状態におけるリブ17によるエアー
Aの流れの指向性を抑えることができ、第1吹出口4か
ら広範囲にエアーAを吹出すことができる。
尚、以上の説明において、先端部16a、16bが取付軸22
の両端にあるバタフライ形タイプの開閉ドア16を例とし
たが、これに限定されず、取付軸を基端として1つの先
端部だけを回動させるタイプの開閉ドアであっても良
い。また、湾曲面の形成長さを開閉ドアの開き方向への
取付誤差が最大に予想される位置よりも十分に長く設定
しておけば、該開閉ドアの取付けが開き方向に最大にず
れた場合でも常に一定の風両が得られる。
<発明の効果> この発明に係る空気調和装置の吹出口構造は、以上説
明してきた如き内容のものなので、半開状態における開
閉ドアの開き角度誤差に影響を受けることなく、常に一
定量のエアーを吹出口から吹出すことができる。また、
半開状態では、開閉ドアに当たって四方八方に偏流しよ
うとするエアーの流れや、空調装置の内部において偏流
しているエアーの流れを捕捉して湾曲面へ確実に導くこ
とができるので、開閉ドアが半開状態であっても、より
一定量のエアーを吹出口側へ導くことができる。一方、
開閉ドアの取付けをあまり厳密に行う必要がなくなるた
め、開閉ドアの取付作業性の簡易化も同時に図れること
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る吹出口構造を示す断
面図、 第2図は第1図中矢示II−II線に沿う開閉ドアの断面
図、 第3図は従来例を示す空気調和装置の概略図、そして 第4図は第3図中矢示IV部分を示す拡大断面図である。 4……第1吹出口 16……開閉ドア 16a……吹出口側の先端部 16b……反吹出口側の先端部 19S、21S……シール面 19R、21R……湾曲面 22……取付軸 A……エアー X……開き方向 d、D…隙間 l……距離

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気調和装置の吹出口に、取付軸を中心に
    して所定角度だけ開き方向へ回動して半開状態となる開
    閉ドアを設け、且つ吹出口の縁部近辺に開閉ドアの閉時
    に該開閉ドアの先端部と当接するシール面を形成すると
    共に、開閉ドアの半開時に該開閉ドアの先端部とシール
    面との隙間から吹出口側にエアーを吹出す空気調和装置
    の吹出口構造において、 上記シール面の前記開き方向側部位に、半開状態におけ
    る開閉ドアの先端部との距離が均一な湾曲面を形成する
    一方、前記開閉ドアの閉状態及び半開状態で空気を受け
    る内側面に、開閉ドアの全開状態における反吹出口側の
    先端部から吹出口側の先端部側へ至るリブを形成したこ
    とを特徴とする空気調和装置の吹出口構造。
  2. 【請求項2】リブの内側面からの突出高さは、全開状態
    における開閉ドアの反吹出口側の先端部側が高く、吹出
    口側の先端部側が低くなるように形成されている請求項
    1記載の空気調和装置の吹出口構造。
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