JPH0640487Y2 - エア・ダクト構造 - Google Patents

エア・ダクト構造

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JPH0640487Y2
JPH0640487Y2 JP1987186565U JP18656587U JPH0640487Y2 JP H0640487 Y2 JPH0640487 Y2 JP H0640487Y2 JP 1987186565 U JP1987186565 U JP 1987186565U JP 18656587 U JP18656587 U JP 18656587U JP H0640487 Y2 JPH0640487 Y2 JP H0640487Y2
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JP
Japan
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damper
air duct
air
side edge
duct
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JP1987186565U
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JPH0190605U (ja
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茂樹 福井
孝祥 山内
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車のインストルメント・パネルに配設
されるエア・ダクトのダンパ構造に関する。
(従来の技術) エア・ダクトを介して車室内に送り込まれるエアは、エ
ア・ダクトに設けられたダンパを操作することによっ
て、導入量を調整することができる。第3図において、
エア・ダクト10は、図示されないインストルメント・パ
ネルに固設されていて、その一端10aには、車室内に開
口するエア・アウトレット11が連結されている。エア・
ダクト10の他端10bは、図示されないブロア・ユニット
に連通されている。エア・ダクト10には、回転中心軸12
aを中心として回転自在のダンパ12が配設されている。
このダンパ12は、図示されない操作ノブを揺動させるこ
とによって、二点鎖線で示す開き位置と、一点鎖線で示
す閉じ位置との間で揺動自在である。ダンパ12は、合成
樹脂製の板状体であって、その周縁には、柔軟なゴムか
らなるシール部材13が設けられていて、一点鎖線で示す
閉じ位置に回動させられたとき、エア・ダクト10を比較
的密に閉塞するようになっている。なお、第3図に実線
で示す位置は、説明の都合上、完全に閉じていない状態
のダンパを示している。そして、ダンパ12は、操作ノブ
に設けられたクリック・ストップ機構によって、開き位
置と閉じ位置に選択的に位置させられるようになってい
る。そして、ダンパ12を二点鎖線で示す開き位置に置く
と、エア・ダクト10の開口面積が大きくなって、エアは
矢印aで示すように導入されてエア・アウトレット11を
介して車室内に吹き出す。エアの導入を止めたい場合に
は、操作ノブを操作してダンパ12を閉じ位置に向けて揺
動させる。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、エアの導入を止めるために、操作ノブをダン
パ閉じ位置に揺動操作したとき、ダンパ12を完全に閉じ
る位置まで揺動させ得なかった場合、第3図に実線で示
すように、ダンパ12の側縁12b,12cとエア・ダクト10の
内側面10c,10dとの間に隙間G1,G2が生じる。そして、図
に実線で示すように、不完全に閉じたエア・ダクトから
は、隙間を流れるエアの笛吹き音が出る、という問題点
がある。この笛吹き音は、ダンパを閉じたとき形成され
る楔状空間によって流速を早められたエアが、隙間G1を
流れるときに発生していることが判明した。笛吹き音
は、ダンパを開閉操作する操作ノブのクリック・ストッ
プ機構のストップ位置のばらつきや、操作者の不完全な
操作に起因して、ダンパ12を完全に閉じ得ないときに発
生する。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、笛吹き音が発生しないエア・ダクトを提供す
ることを目的としていて、エア・ダクトにおいて、その
略中央に回転中心軸を有し、同回動中心軸を中心として
ダクトを開口する開き位置と同ダクトを閉じる閉じ位置
との間で回動自在に配設されたダンパを有し、エア・ダ
クトのエア流通方向において少なくとも下流側に位置す
るダンパ側縁の略回動軌跡に沿って形成されていて、上
記閉じ位置からその直前位置の間において上記ダンパ側
縁が摺接する傾斜部を設けると共に、同ダンパ側縁が上
流側のダンパ側縁より先に閉じるようにしたことを特徴
とする。
(作用) ダンパを閉じる方向へ回動させると、先ず、エア・ダク
トのエア流通方向において下流側に位置するダンパ側縁
が傾斜部に摺接してその部分におけるエア通路を閉じ、
次に上流側に位置するダンパ側縁がダクト内壁に摺接し
てエア・ダクトを完全に閉じる。
(実施例) 以下、図示の実施例に基づいて本考案を詳細に説明す
る。
第1図において、ダンパ12は、第3図にて説明したもの
と同一構成であって、エア・ダクトの略中央に位置する
回転中心軸12aを中心としてエア・ダクト1に回動自在
に設けられている。エア・ダクト1の内側面であって、
エア流通方向(第3図矢印a参照)において下流側に位
置するダンパ12の側縁12b(具体的にはシール部材13)
の回動軌跡Oに沿う部分には、傾斜部2が形成されてい
る。軌跡Oに沿った傾斜部2の長さは、図示されない操
作ノブのクリック・ストップ機構の遊びの範囲をカバー
程度に設定される。
図示の実施例における傾斜部2は、エア・ダクト1の一
側壁を内側に絞ったものであって、鎖線で示すダンパ12
の完全な閉じ位置と、実線で示す閉じ位置直前の位置と
の間に設けられている。シール部材13が摺接する傾斜部
2の摺接面は、軌跡Oに沿って湾曲した面でもよいが、
シール部材13が可撓性を与えられている場合には軌跡O
の接線方向に沿った平面であっても良い。エア・ダクト
1の一端1aには、エア・アウトレット11(第3図参照)
が装着され、他端1bには、図示されないブロア・ユニッ
トが連結される。
また、傾斜部としては、第1図に示すように、エア・ダ
クト1と成形されたものでも良いが、第2図に符号2Aで
示すように、ダクト本体とは別部材を固着しても良い。
この場合、傾斜部材2Aの摺擦面2Aaがシール部材13の回
動軌跡に沿って設けられること勿論である。
いま、エアの導入を停止すべく操作ノブを操作すると、
先ず、エア・ダクト1のエア流通方向において下流側に
位置するダンパ側縁のシール部材13が、第1図に実線で
示すように、傾斜部2に摺接してその部分におけるエア
通路を閉じ、次に、上流側に位置するダンパ側縁のシー
ル部材が、鎖線で示すように、ダクト内壁に摺接してエ
ア・ダクトを完全に閉じる。ここで、操作ノブのクリッ
ク・ストップ機構のストップ位置のばらつきなどにより
ダンパ12が、その閉じ位置(鎖線で示す位置)の直前位
置に置かれたとしても、シール部材13が傾斜部2に摺接
してその部分におけるエア通路を閉じており、従って、
第3図に示すような隙間G1が生じないので、エア導入を
停止する向きにダンパを回動させたとき笛吹き音が発生
しない。
なお、上流側の隙間G2(第3図参照)は、エア流とダン
パ角度の関係からダンパがエア・ダクトを不完全に閉じ
たときでも笛吹き音は発生しない。しかし、異臭のエア
導入を完全に阻止したい場合もあるので、エア流通方向
において上流側に位置するダンパ側縁12cが摺接する部
分にも傾斜部を設けても良い。
(考案の効果) 以上のように、本考案によれば、簡単な構造でエア・ダ
クトで発生する笛吹き音の発生を抑止できる。また、本
考案によれば、ダンパを回動操作する操作ノブのクリッ
ク・ストップ位置の調整がラフにできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すエア・ダクトを示す縦
断面図、第2図は傾斜部の異なる例を示す縦断面図、第
3図は従来のエア・ダクト構造を示す縦断面図である。 1……エア・ダクト、2,2A……傾斜部、12……ダンパ、
13……シール部材、12b……ダンパ側縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】略中央に回転中心軸を有し、同回転中心軸
    を中心としてダクトを開口する開き位置と同ダクトを閉
    じる閉じ位置との間で回動自在に配設されたダンパを備
    えたエア・ダクトであって、 同エア・ダクトのエア流通方向において少なくとも下流
    側に位置するダンパ側縁の略回動軌跡に沿って配設され
    ていて、上記閉じ位置からその直前位置の間において上
    記ダンパ側縁が摺接する傾斜部を設けると共に、同ダン
    パ側縁が上流側のダンパ側縁より先に閉じるようにした
    ことを特徴とするエア・ダクト構造。
JP1987186565U 1987-12-08 1987-12-08 エア・ダクト構造 Expired - Lifetime JPH0640487Y2 (ja)

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JPH0190605U JPH0190605U (ja) 1989-06-14
JPH0640487Y2 true JPH0640487Y2 (ja) 1994-10-26

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JPH0754756Y2 (ja) * 1990-07-13 1995-12-18 三菱自動車エンジニアリング株式会社 ベンチレータ
KR100613712B1 (ko) * 2004-09-15 2006-08-22 현대모비스 주식회사 차량용 에어 덕트 소음방지구조
JP2011237104A (ja) * 2010-05-10 2011-11-24 Max Co Ltd 風量調整装置及び換気装置

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JPS60243441A (ja) * 1984-05-17 1985-12-03 Nissan Motor Co Ltd ベンチレ−タの空気流遮断機構

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JPH0190605U (ja) 1989-06-14

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