JP2623278B2 - 可撓継手の弾性部材取付構造 - Google Patents

可撓継手の弾性部材取付構造

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JP2623278B2 JP63017298A JP1729888A JP2623278B2 JP 2623278 B2 JP2623278 B2 JP 2623278B2 JP 63017298 A JP63017298 A JP 63017298A JP 1729888 A JP1729888 A JP 1729888A JP 2623278 B2 JP2623278 B2 JP 2623278B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は暗渠に用いられるシールドセグメント用可撓
継手,ボックスカルバート用可撓継手等における弾性部
材の取付構造に関するものである。
従来技術 地下放水路等の暗渠においては、伸縮継手を用いて筒
状構造物の各単体を相互に接続するのが一般的であり、
この伸縮継手は厚肉の軟質ゴム筒あるいは厚肉の補強繊
維入りゴム筒等の弾性部材で形成される。
この弾性部材の両端部が筒状構造物との間で取り付け
られる従来の構造を第5図および第6図に図示する。
第5図はその可撓継手における取付部の構造を示した
断面図である。
01が筒状の弾性部材であり、その本体部01aの一部と
取付部01bの断面が図示されている。
本体部01aから取付部01bにかけて弾性部材01の厚さは
徐々に増して内周面と外周面はテーパしており、その後
一定の厚さを保って端部に至っている。
取付部01bの外周面を蓋っているのが一方の構造体に
固定された外枠金具03であり、外枠金具03との間で弾性
部材01の取付部01bを内側から挟持しているのが押え板0
4である。
取付金具03と押え板04は弾性部材01との当接面がそれ
ぞれ弾性部材01の外周面および内周面に沿った形状をし
ており、先端縁は互いに向き合う方向に突出して爪部03
a,04aが形成され弾性部材01の本体部01aの基端部を挟ん
で取付部01bが抜け落ちないようにしている。
押え板04の構造体側の端縁は外側に略取付部01bの厚
さ分ほど突出した鍔部04bが形成され、同鍔部04bと弾性
部材01の取付部01bとの間で外枠金具03と押え板04をボ
ルト15が貫通してナット16によって緊締している。
したがってナット06を締め付けるにしたがい押え板04
はその鍔部04bの外側縁が外枠金具03の内面に当接して
支点となって締め付けられるので弾性部材01の取付部1b
を挟持する力が強く作用する。
ここにおいてボルト05は外枠金具03を外側から貫通し
てその頭05aが外枠金具03の貫通孔を塞ぐがナット06の
締め付けのみでは水漏れまたは水の侵入は防止できない
のでボルトの頭05aの周囲を気密溶接していた。
07が気密溶接部である。
また第6図は前記従来例と略同様であるが、ボルト08
を内側から押え板04および外枠金具03に貫通している。
したがって外枠金具03の外側面においてボルト貫通孔
に合わせて袋ナット09が固着されている。
しかも水漏れ防止のた袋ナット09は気密溶接をもって
外枠金具03に固着されている。
010が気密溶接部である。
解決しようとする課題 以上のように従来の弾性部材取付構造は外枠金具の外
側面にボルトの頭またはナットが突設されるので、同ボ
ルトの頭またはナットを外枠金具に気密に溶接しなけれ
ばならずその溶接工数が大きかった。
しかも溶接が不完全であると水洩れが生じるという心
配が常に存在する。
課題を解決するための手段および作用 本発明はかかる点に鑑みなされたもので、その目的と
する処はナットまたはボルトを外枠金具の内側面に固着
する構造とすることで完全な止水効果を有するとともに
気密溶接工数を省いて作業効率を上げることができる。
すなわち本発明は、両端部に向うにしたがいその厚さ
を増す取付部を有する筒状弾性部材の該取付部を、前記
取付部の端部形状に沿った内側面を有する外枠金具と、
その端部形状に沿った外側面を有し他端縁を前記外枠金
具に接して支点部とした押え板とで挟持しボルトとナッ
トにより螺合緊締する可撓継手において、前記ナットま
たはボルトを前記外枠金具の内側面に固着した可撓継手
の弾性部材取付構造である。
外枠金具および押え板を締め付けるボルトとナットの
うちいずれかを外枠金具の内側面に固着する構造として
いるので、外枠金具外側面は平坦に形成されて水漏れの
おそれは全くなく、可撓継手のシールの信頼性を向上さ
せることができる。
また外枠金具の外側面にボルトの頭やナットが突設さ
れることはないので気密溶接等の作業が不要で作業効率
を上げることができる。
さらにボルトまたはナットを押え板の支点部に接する
ように位置させることで押え板のズレを防止してシール
性を高めることができる。
実 施 例 以下第1図および第2図に図示した本発明に係る一実
施例について説明する。
第1図は暗渠における鋼製または鉄筋コンクリート製
の標準セグメント1どうしを可撓セグメント2が接続し
ている状態を示す断面図である。
一時覆工時の標準セグメント1aの端縁に円環状の外枠
セグメント3が取付けられ、その外周をなして延設され
た外枠金具4どうしが接近した位置にある。
そして外枠金具4の先端内周面に押え板5によって端
部を挾持されて1次止水用弾性部材6が本体部を弯曲さ
せて両外枠金具4間に取付けられている。
また外枠金具4の内側に径が若千小さく幅の狭い円環
状の第2の外枠金具7が外枠セグメント3に取付けられ
ていて、押え板8によって端部が挾持されて2次止水用
の蛇腹状の弾性部材9が両外枠金具7間に設けられてい
る。
なお本可撓セグメント2は両外枠金具4の外側にスキ
ンプレート10が仮付けされて覆工時に土砂等が両外枠金
具4間に挟み込まれないようにするとともに、内側はカ
バー取付部材11を介して内面カバーゴム12が内張りされ
ていて、蛇腹状の弾性部材9等に土石がつまらないよう
に予防している。
以上のような可撓セグメント2において、2次止水用
の弾性部材9の取付部の詳細を第2図に図示する。
なお1次止止用の弾性部材6の取付構造も弾性部材9
の場合と同じである。
弾性部材9はその本体部9aから取付部9bにかけて厚さ
が徐々に増して内周面と外周面はテーパしており、その
後一定の厚さを保って端部に至っている。
外枠金具7および押え板8は前記第4図における外枠
金具03と押え板04に対応し略同じ形状をしており、弾性
部材9の取付部9bとの当接面がそれぞれ取付部9bの外周
面および内周面に沿った形状をしており、外枠金具7お
よび押え板8の先端部は互いに向き合う方向に突出して
爪部7a,8aが形成され弾性部材9の本体部9aの基端部を
挟んで、取付部9bが抜け落ちないようにしている。
押え板8の他端は外側に略取付部9bの厚さ分ほど突出
した鍔部8bが設けられ、同鍔部8bと取付部9bとの間に空
隙が形成されている。
同空隙において外枠金具7の内周面にナット15が固着
され、同ナット15に対応する押え板8の位置に穿設され
た円孔をボルト16が貫通して該ナット15に螺合してい
る。
ボルト16は押え板の内側面との間に座金17を介在さ
せ、その先端部なナット15に螺合貫通して外枠金具7の
内部まで食い込んでいる。
このようにしてボルト16をナット15に螺合し緊締する
と、押え板8はその鍔部8bの外側縁が外枠金具7の内面
に当接して支点となって締め付けられるので弾性部材9
の取付部9bを強力に挾持する。
以上のように外枠金具7と押え板8とを締め付けて弾
性部材9の取付部9bを挟持するボルト16およびナット15
が全て外枠金具7の内側に取付けられているので外枠金
具7の外周面は平坦で水漏れの心配のある箇所は全くな
く可撓継手のシールの信頼性を向上させることができ
る。
また外枠金具7の外周面にボルトの頭やナットが突設
されることはないのでかかる部材を気密に密接する作業
が不要で、製作工数を大幅に削減することが可能で作業
効率を上げることができる。
次にボルトとナットの位置を入れ替えた例を第3図に
図示し説明する。
同例においては外枠金具7と弾性部材9は前記実施例
と同様のものを用いているので同じ符号を使用する。
外枠金具7の内周面において前記実施例のナット15が
固着された位置に今度はボルト20の頭を溶接して軸部を
内側に突出させて周方向に亘って複数配設している。
そして前記実施例の円環状をした押え板8の代わり
に、その押え板8を周方向に亘って複数に分割した各押
え片22を外枠金具7の内側より合わせ、押え片22の中央
に設けられた円孔にボルト20の軸部を貫通させて一方の
鍔部22bの外側縁を外枠金具7の内周面に当接した他方
の爪部22aが弾性部材9の本体部9aの基端部を挟むよう
にする。
こうして押え片22の内側面から内側に突出したボルト
20の軸先端部にナット21を螺合し緊締する。
以上のような構造としても外枠金具7の外周面には突
出部材がなく前記実施例と同様の効果が得られる。
次に第2図図示の前記実施例におけるナット15の固着
位置を変更した例について第4図に図示し説明する。
弾性部材32は前記弾性部材9と同じものであり、外枠
金具30および押え板31は前記外枠金具7および押え板8
に略等しい形状をしているがナット33およびボルト34の
取付位置の関係で若千異なる。
すなわち押え板31の鍔部31bと弾性部材32の取付部32b
との間の空隙に設けられるナット33を鍔部(支点部)31
bに接する位置において外枠金具30の内周面に固着せし
めている。
よってボルト34はナット33に合わせて鍔部31bに偏っ
た位置で押え板31を貫通してナット33に螺合し外枠金具
30の内周面に食い込むようにして押え板31締め付ける。
押え板31はやはり鍔部31bの外側縁を支点として弾性
部材32の取付部32bを強力に挟みつけることができる。
外枠金具30に固定されたナット33に押え板31の鍔部31
bが接しているので、弾性部材32の本体部32aが土水圧を
受けて取付部32bに大きな張力Tが加わったとしても押
え板31が張力T方向にズレようとするのを確固とて阻止
することができる。
したがって製作工数を削減できる前記効果とともに押
え板31のズレにより弾性部材32のシール部分にズレまた
は変形が生じシール性が悪化することを防止することが
できる。
なお前記同様ボルトとナットの位置を入れ替えた構造
としてもよい。
さらに既成のボルトやナットのほかネジの切ってある
円筒状のものや四角柱といった変形種のボルトやナット
を使用することも考えられる。
発明の効果 本発明は、ナットまたはボルトを外枠金具の内側に固
着することでシール性を向上させるとともに気密溶接工
数を省いて作業効率を上げ、またコストの低減を図るこ
とができる。
また押え板の支点部に接してナットまたはボルトを外
枠金具に固着することで押え板のズレを防止してシール
性の悪化を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る一実施例の可撓継手の構造を示す
一部断面図、第2図はその弾性部材取付部の構造を示す
断面図、第3図は別実施例の弾性部材取付部の断面図、
第4図さらに別の実施例の弾性部材取付部の断面図、第
5図は従来の弾性部材取付部の断面図、第6図は別の従
来の弾性部材取付部の断面図である。 1……標準セグメント、2……可撓セグメント、3……
外枠セグメント、4……外枠金具、5……押え板、6…
…弾性部材、7……外枠金具、7a……爪部、8……押え
板、8a……爪部、8b……鍔部、9……弾性部材、9a……
本体部、9b……取付部、10……スキンプレート、11……
カバー取付部材、12……内面カバーゴム、15……ナッ
ト、16……ボルト、 20……ボルト、21……ナット、22……押え片、22a……
爪部、22b……鍔部、 30……外枠金具、31……押え板、31a……爪部、31b……
鍔部、32……弾性部材、32a……本体部、32b……取付
部、33……ナット、34……ボルト。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端部に向うにしたがいその厚さを増す取
    付部を有する筒状弾性部材の該取付部を、その端部形状
    に沿った内側面を有する外枠金具と、前記取付部の端部
    形状に沿った外側面を有し他端縁を前記外枠金具に接し
    て支点部とした押え板とで挟持し、ボルトとナットによ
    り螺合緊締する可撓継手において、前記ナットまたはボ
    ルトを前記外枠金具の内側面に固着したことを特徴とす
    る可撓継手の弾性部材取付構造。
  2. 【請求項2】前記ボルトまたはナットを前記押え板の支
    点部に接するように前記外枠金具の内側面に固着したこ
    とを特徴とする請求項1記載の可撓継手の弾性部材取付
    構造。
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