JP2557378B2 - 暗渠の可撓継手 - Google Patents

暗渠の可撓継手

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JP2557378B2
JP2557378B2 JP62093874A JP9387487A JP2557378B2 JP 2557378 B2 JP2557378 B2 JP 2557378B2 JP 62093874 A JP62093874 A JP 62093874A JP 9387487 A JP9387487 A JP 9387487A JP 2557378 B2 JP2557378 B2 JP 2557378B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は暗渠の可撓継手、例えば、上・下水道溝、共
同溝、農業用水道等の暗渠の連結部に用いるシールドセ
グメント用またはボックスカルバート用の可撓性を有す
る暗渠の可撓継手に関する。
(従来の技術) 従来の暗渠の可撓継手としては、例えば、第5図に示
すようなものがある。第5図に示す暗渠の可撓継手1
は、相対向する暗渠2の端部2aに取付けられた一対の碇
着部材3と、碇着部材3間に渡って配置され、碇着部材
3に取付けられた短筒状の弾性部材5と、を有してい
る。弾性部材5の端部5aには碇着部材3の端部3aに当接
する突起5bが設けられており、弾性部材5の端部5aは碇
着部材3と平板状の押え板6との間に挿入され、ボルト
およびナット7により碇着部材3に締め付けて取付けら
れる。これにより、弾性部材5と碇着部材3とは封止
(シール)される。8は保護板であり、保護板8は碇着
部材3の外表部を被覆し、碇着部材に部分的に点熔接さ
れている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、弾性部材5の端部5aは碇着部材3への
締め付けがボルトおよびナット7による締め付け力のみ
によっているので、ボルトおよびナット7が緩んだまま
取付けられると、弾性部材5と碇着部材3とのシール性
が低下し、水および土砂等の漏洩が発生するという問題
点がある。また、暗渠の可撓継手の外側の水圧および土
砂の圧力等の外圧Pが増加すると、ボルトおよびナット
7の締め付け力を増加して、突起5bの碇着部材3への面
圧P5を高め、シール性を強化しなければならない。すな
わち、外圧の大小によってボルトおよびナット7の締め
付け力を強化しなければならないという問題点がある。
また、外圧Pにより弾性部材5に張力Tが発生するが、
張力Tにより弾性部材5が伸び、端部5aの厚さが減少し
て突起5bの面圧P5が低下し、弾性部材5のシール性が低
下するという問題点がある。
そこで本発明は、暗渠の可撓継手の弾性部材がボルト
ナットの締め付けの緩んだまま碇着部材に取付けられて
もシール性の低下を防止でき、また外圧の大小によって
ボルトナットの締め付け力を変化する必要がなく、さら
にまた、外圧により弾性部材に張力がかかっても面圧が
低下したり、シール性の低下が防止できる暗渠の可撓継
手を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明に係る暗渠の可撓継手は、相対向する暗渠の端
部にそれぞれ取付けられた碇着部材と、碇着部材間に渡
って配置され外力によって伸張可能な軸方向の中央部お
よび軸方向の各端縁に近づく程その厚さを増すよう傾斜
した傾斜面を全周に設けた端部を有する短筒状の弾性部
材と、弾性部材の端部の傾斜面に対向する傾斜面を有し
弾性部材の中央部が外力によって伸張したとき弾性部材
の端部を碇着部材に押し付けるよう弾性部材の端を挾持
して碇着部材に取付ける取付け手段と、を備えたことを
特徴としている。また、前記弾性部材の端部が一方側表
部分に全周に渡って突出した突起を有し、他方側表部分
に端縁に近づく程端部の厚さを増加するよう傾斜した傾
斜面を全周に渡って設けることが好ましい。
ここに、傾斜面とは平面および曲面である。
(作用) 本発明に係る暗渠の可撓継手は、弾性部材が、碇着部
材間に配置され、各端部の端縁に近づく程その厚さを増
すよう傾斜した傾斜面を全周に渡って有し、取付手段が
弾性部材の端部の傾斜面に対向する傾斜面を有し、弾性
部材の端部を挾持するように碇着部材に取付けられてい
るので、弾性部材は水または土砂等の外圧により中央部
側に張力が働いている。このため、ボルトナットが緩ん
で取付けられても、弾性部材の端部は端縁側の厚い部分
が弾性部材に働く張力によって取付手段の傾斜面に沿っ
て厚い側から中央部側の狭い側に移動し、シール性は向
上する。すなわち、外圧が大きいと張力は増加し、弾性
部材は強く碇着部材に押圧されシール性は増加するとい
う自己シール性が働く。また、弾性部材の端部の傾斜面
に沿った移動は外圧Pの大小に対応して発生し、常に良
好なシール性を維持する。このため、外圧Pの大小によ
りボルトナットの締め付け力を変えてシール性を強化す
ることなく、常に良好なシール性を得ることができる。
また、外圧Pにより弾性部材に張力Tが加わり、弾性部
材が中央側に伸びて端部の厚さが減少してもその分を補
うよう弾性部材は中央側に移動し面圧を増加しシール性
の低下を防止する。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1、2図は本発明に係る暗渠の可撓継手の一実施例
を示す図である。
まず、構成について説明する。第1、2図において、
11は暗渠の可撓継手であり、暗渠の可撓継手11は相対向
するよう配置された暗渠12の端部12aにそれぞれ図示し
ていないボルトにより取付けられた四角形の断面を有す
る環状の碇着部材13を有している。一対の碇着部材13間
には短筒状の弾性部材15が碇着部材13間に渡って配置さ
れている。弾性部材15の両端部15aには、第2図に示す
ように、それぞれ、外側表部分(一方側表部分)15bに
全周に渡って突出し、碇着部材13の内表面13aに当接し
た突起17が設けられ、弾性部材15の内側表部分(他方側
表部分)15cには、弾性部材15の端縁15dに近づく程両端
部15aの厚さを増加するよう傾斜した傾斜面18が全周に
渡って設けられている。弾性部材15の傾斜面18の軸方向
中心18aは、外側表部分15bに設けた突起17の軸方向中心
線Lと同じ中心軸線Lを有している。20は取付手段であ
り、取付手段20は、弾性部材15の両端部15aの傾斜面18
に対向する傾斜面21を有する環状の押え板22を有し、弾
性部材15の両端部15aを挾持するよう碇着部材13にボル
トナット23により碇着部材13に取付けられている。25は
暗渠の間隔を規制する間隔調整手段である。取付手段20
は傾斜面21とボルトナット23とから構成されている。第
1図に示す25は暗渠12の間隔を規制する間隔調整手段で
ある。間隔調整手段25の両端は碇着部材13にボルトナッ
トにより固定されている。26は保護板であり、保護板26
は水圧、土砂、岩石が直接に弾性部材15に当接すること
を防止している。
次に、作用を説明する。
本発明に係る暗渠の可撓継手は弾性部材15が碇着部材
13間にかけ渡すよう配置され、弾性部材15の端部15aの
外側表部分15bには碇着部材13の内表面13aに当接した突
起17が設けられ、弾性部材15の内側表面15cには突起17
の軸方向中心線Lと同じ中心線を有する傾斜面18が設け
られている。また、取付手段20が傾斜面18に対向する傾
斜面21を有する押え板22を備えている。これにより、弾
性部材15の端部15aが押え板22と碇着部材13とに挾持さ
れるよう碇着部材13に取付けられているので、水および
土砂等の外圧Pにより弾性部材15には、第2図に示すよ
うな、部材方向の張力Tが発生する。この張力Tによ
り、弾性部材15の端部15aが図の右方に引張られ、端部1
5aの厚い部分は傾斜面21に沿ってより狭い右方向に移動
する。そして、弾性部材15の傾斜面18には突起17を碇着
部材13の内表面13aに押しつける押圧力が作用する。こ
のため突起17の面圧Pmは上昇し、シール性が向上する。
すなわち、外圧Pによる突起17のシール性はかえって上
昇するというセルフシール機能が働く。このセルフシー
ル機能のため、ボルトナット23が緩んだまま碇着部材13
に取付けられたり、外圧の大小によるボルトナット23の
締付け力を強化することもなく、弾性部材15のシール性
は十分に維持される。また、外圧Pにより弾性部材15の
端部15aが伸びても、前述のセルフシール機能が働き、
突起17の面圧Pmは増加しシール性は十分に維持される。
次に、本発明に係る暗渠の可撓継手の第2、3実施例
について説明する。
第3、4図はそれぞれ本発明に係る暗渠の可撓継手の
第2、3実施例を示す図である。
第2、3実施例において、第1実施例と同じ構成には
同じ符号をつける。第2実施例においては、弾性部材33
の端部33aが軸方向に短くボルト用の取付孔を設けない
場合である。また、押え板34はボルトナット23を挾んで
傾斜面21と反対側に碇着部材13の内表面13aに当接する
よう支持する支持点36aを有している。このため、弾性
部材33の端部33aに取付孔を明けずにすみ工作コストが
低減できるとともに、ボルトナット23を力点とし、支持
点36aを支点とし、傾斜面21部を作用点として、傾斜面2
1に挟持する力を集中でき、突起17の面圧Pmをより高め
てシール性を大幅に向上できる。
第3実施例におていは、弾性部材38の端部38aが、外
側表部分38bに内側表部分38cの傾斜面18と、内外対象的
に端縁38dに近づく程肉厚になるような傾斜面40を設け
た場合である。弾性部材38が傾斜面18と傾斜面40とを内
外対象的になるよう有しているので、張力Tによる力は
弾性部材38の傾斜面18および傾斜面40に直接にくさび状
に作用し、くさび効果によりシール性は大幅に向上でき
る。
(効果) 以上説明したように、本発明によれば、暗渠の可撓継
手の弾性部材がボルトナットの締め付けが緩んだまま碇
着部材に取付けられてもシール性の低下を防止でき、ま
た外圧の大小によってボルトナットの締め付け力を変化
する必要がなく、また外圧の弾性部材に張力がかかって
も面圧が低下したり、シール性の低下を防止できシール
性を大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1、2図は本発明に係る暗渠の可撓継手の第1実施例
を示す図であり、第1図はその一部断面図、第2図はそ
の要部拡大図である。第3、4図はそれぞれ本発明に係
る暗渠の可撓継手の第2、3実施例を示す要部断面図で
ある。 第5図は従来の暗渠の可撓継手を示す一部断面図であ
る。 11、31、32……暗渠の可撓継手、 12……暗渠、 13……碇着部材、 15、33、38……弾性部材、 17……突起、 18、40……傾斜面、 20、35……取付手段、 21……傾斜面、 22……押え板、 23……ボルトナット、 25……間隔調整手段、 26……保護板、 36……押え板、 36a……支持点、 P……外圧、 P5……面圧、 T……張力。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対向する暗渠の端部にそれぞれ取付けら
    れた碇着部材と、碇着部材間に渡って配置され外力によ
    って伸張可能な軸方向の中央部および軸方向の各端縁に
    近づく程その厚さを増すよう傾斜した傾斜面を全周に設
    けた端部を有する短筒状の弾性部材と、弾性部材の中央
    部が外力によって伸張したとき弾性部材の端部を碇着部
    材に押し付けるよう弾性部材の端部の傾斜面に対向する
    傾斜面を有し弾性部材の端部を挾持して碇着部材に取付
    ける取付手段と、を備えたことを特徴とする暗渠の可撓
    継手。
  2. 【請求項2】前記弾性部材の端部が一方側表部分に全周
    に渡って突出した突起を有し、他方側表部分に端縁に近
    づく程端部の厚さを増加するよう傾斜した傾斜面を全周
    に渡って設けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の暗渠の可撓継手。
JP62093874A 1987-04-15 1987-04-15 暗渠の可撓継手 Expired - Lifetime JP2557378B2 (ja)

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JP4916065B2 (ja) * 2001-09-03 2012-04-11 大成建設株式会社 止水継手の構造
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JPS5619421A (en) * 1979-07-27 1981-02-24 Toshiba Corp Strain detector
JPS5655511U (ja) * 1979-10-02 1981-05-14

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