JPH0710549Y2 - 電子機器の取り付け構造 - Google Patents

電子機器の取り付け構造

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JPH0710549Y2
JPH0710549Y2 JP11011790U JP11011790U JPH0710549Y2 JP H0710549 Y2 JPH0710549 Y2 JP H0710549Y2 JP 11011790 U JP11011790 U JP 11011790U JP 11011790 U JP11011790 U JP 11011790U JP H0710549 Y2 JPH0710549 Y2 JP H0710549Y2
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JP
Japan
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electronic device
opening
ring
shaped packing
packing member
Prior art date
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JP11011790U
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英雄 南條
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Omron Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、例えば電子温度調節器のように、取り付けパ
ネルの開口部に装着される電子機器の取り付け構造に関
する。
<従来の技術> 従来から、電子温度調節器のような電子機器を取り付け
パネルに装着する構造として第4図に示すものがある。
すなわち、この電子機器10は一端部にフランジ部11が形
成されているとともに、この電子機器10が装着される取
り付けパネル12には電子機器10と同等の大きさの開口部
13が形成されている。
電子機器10が取り付けパネル12の表面側12aから開口部1
3に挿入されるとともに、取り付けパネル12の裏面側12b
において、電子機器10の側面部10aに取り付け金具14が
ねじ止めされる。そして、この取り付け金具14が締め付
けられることによってフランジ部11が開口部13の周縁13
aに圧着され、電子機器10が取り付けパネル12に固定さ
れるようになっている。
上記電子機器10の取り付け構造においては、開口部13と
電子機器10間との間に隙間15が形成され、取り付けパネ
ル12のシール上問題になる。そのため、開口部13の周縁
13aに沿う大きさのゴム製のリング状パッキン部材20が
備えられており、このリング状パッキン部材20を開口部
周縁13aとフランジ部11との間に介装して前記隙間15を
塞いでいる。これによって取り付けパネル12内部に水や
油等が侵入するのを防止するようになっている。
<考案が解決しようとする課題> ところで、上記従来の電子機器の取り付け構造において
は、リング状パッキン部材20によるシールが完全にでき
ない場合があるという問題があった。というのも、取り
付け金具14は電子機器の両側面部10aだけに設けられて
いるので、フランジ部11の両側端部と上下端部とでは、
取り付け金具14の締め付け力にばらつきが生じる。その
ため、締め付け具合によってはフランジ部11の両側端部
では十分にシールされるが、フランジ部の上下端部では
シールが不十分になることがあった。
また、フランジ部11や取り付けパネル12はその製造上若
干の反りや歪みが発生することがある。そうすると、取
り付け金具14の締め付け力が均一にリング状パッキン部
材20に掛からなくなる。そのため、リング状パッキン部
材20の圧縮にむらができてしまって、シールが不十分に
なっていた。
さらには、上記のような点を考慮して電子機器10の取り
付けるために、その作業に手間が掛かるうえ、シール性
能を高めるために電子機器10や取り付けパネル12の成型
精度を必要以上に高めなければならず、これらが電子機
器の製造,取り付けのコストを上昇させるといった問題
もあった。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、構造を複雑にすることなく確実にシールすることが
できる電子機器の取り付け構造を提供することを目的と
している。
<課題を解決するための手段> 本考案は、上記目的を達成するために、フランジ部を備
えた電子機器と、開口部を有する取り付けパネルと、こ
の開口部の周縁全周を覆うリング状パッキン部材とを備
え、前記開口部に電子機器を挿入するとともに、前記リ
ング状パッキン部材を挟んで前記フランジ部を開口部周
縁に圧着させて電子機器を取り付けパネルに取り付けた
電子機器の取り付け構造であって、前記リング状パッキ
ン部材は、フランジ部もしくは開口部周縁が圧接する側
面部のうちの少なくとも一方に密着用突起が設けられて
おり、かつ、この密着用突起は側面部の全周に連続して
形成されており、以上のものから電子機器の取り付け構
造を構成した。
<作用> 上記構成によれば、フランジ部の開口部周縁への圧着に
よってリング状パッキン部材がフランジ部と開口部周縁
とで圧縮されると、リング状パッキン部材の側面部に連
続して設けられた密着用突起がリング状パッキン部材の
他の部位より強く圧縮されることになる。そのため、こ
の密着用突起とフランジ部ないし開口部周縁との間の強
固な圧接によって、開口部とフランジ部との間の隙間は
強力にシールされることになる。
<実施例> 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて、詳細に説
明する。第1図は本考案の一実施例の分解斜視図、第2
図はリング状パッキン部材の断面図、第3図(a),
(b)は電子機器の取り付け状態を示す要部拡大図であ
る。
この電子機器の取り付け構造は基本的には従来例と同様
であり、同一ないし同様の部分には同一の符号を付して
いる。すなわち、電子機器10が取り付けパネル12の表面
側12aから取り付けパネル12の開口部13に挿入されると
ともに、取り付けパネル12の裏面側12bにおいて、電子
機器10の側面部10aに取り付け金具14がねじ止めされ
る。そして、この取り付け金具14の締め付けによって電
子機器10のフランジ部11が開口部周縁13aに圧接され、
電子機器10が取り付けパネル12に固定される。
開口部周縁13aとフランジ部11との間には、リング状パ
ッキン部材1が介装されている。このリング状パッキン
部材1は断面矩形状のゴム製リングであって、開口部周
縁13aに沿う大きさを有している。このリング状パッキ
ン部材1に電子機器10が挿通され、そのうえで電子機器
10が取り付けパネル12の開口部13に挿入される。これに
よって、リング状パッキン部材1が開口部周縁13aとフ
ランジ部11との間に介装される。
次に、本考案の特徴となる構造を述べる。第2図に示す
ように、リング状パッキン部材1は、フランジ部11およ
び開口部周縁13aとの当接面である両側面部1a,11bに密
着用突起2A,2Bが形成されている。密着用突起2Aは断面
三角形状をしており、フランジ部11と当接する一方の側
面部1aに形成されている。また、密着用突起2Aは、側面
部1aの径方向ほぼ中央に位置しているとともに、側面部
1aの全周に連続して設けられている。
密着用突起2Bは、断面三角形状で、しかも前記した密着
用突起2Aより若干大きく形成されており、開口部周縁13
aと当接する他方の側面部1bに形成されている。また、
密着用突起2Bはリング状パッキン部材1の内周面1cに接
しており、側面部1bの全周に連続して設けられている。
そして、密着用突起2Bは当接斜面3を備えている。
上記構成のリング状パッキン部材1を電子機器10のフラ
ンジ部11と開口部13の周縁13aとの間に介装すると、リ
ング状パッキン部材1の両側面部1a,1bは、フランジ部1
1の端面11aおよび開口部周縁13aに密着する。このと
き、密着用突起2Aは、フランジ部端面11aによって強固
に圧縮されて押し潰されるので、開口部13と電子機器10
との間の隙間15は、強力にシールされることになる。同
様にこのとき、密着用突起2Bは、その当接斜面3が開口
部13の角部13bに当接してこの角部13bによって押し潰さ
れるので、隙間15は、さらに強力にシールされることに
なる。
また、取り付けパネル12や電子機器10に成型上の反りや
歪みが多少ある場合でも、密着用突起2A,2Bが圧縮変形
することによってそれら反りや歪みに追随することがで
きるので、隙間15は確実にシールされることになる。
なお、上記実施例においては、密着用突起2A,2Bをリン
グ状パッキン部材1の両側面部1a,1bに形成していた
が、一方の側面部1a(1b)にのみ形成しても、十分シー
ル効果を得ることができる。
さらに本実施例での密着用突起2A,2Bは断面三角形状を
したものであったが、これに限る訳ではなく、例えば、
断面半円形状のものでもよい。つまり、密着用突起2A,2
Bの形状は任意のものでよい。
<考案の効果> 以上のように本考案によれば、密着用突起を形成するこ
とにより、リング状パッキン部材のシール性能を向上さ
せることができ、取り付けパネルと電子機器の間の隙間
を確実にシールできるようになった。
さらに、取り付けを強固にしなければ、確実にシールで
きないといった不都合がなくなるとともに、締め付け具
合を配慮しながら締め付けるといった余分な手間をかけ
る必要がなくなり、電子機器の取り付け作業が簡単にな
った。
そのうえ、シール取り付けパネルや電子機器に多少の成
型上の反りや歪みがあっても確実にシールすることがで
きるので、必要以上に電子機器や取り付けパネルの成型
精度を高める必要がなくなった。さらに、リング状パッ
キン部材は、そのシール性能が高まったので、安価な材
料を用いても十分シールすることができるようになっ
た。そのため、電子機器の製造および取り付けのコスト
を低減することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例に係り、第1図
はその分解斜視図、第2図はリング状パッキン部材の断
面図、第3図(a),(b)それぞれ取り付け途中を示
す要部拡大図である。第4図ないし第5図は従来例に係
り、第4図は取り付け状態を示す断面図、第5図はその
要部拡大図である。 1…リング状パッキン部材 1a,1b…側面部 2A,2B…密着用突起 10…電子機器 11…フランジ部 12…取り付けパネル 13…開口部 13a…開口部周縁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フランジ部(11)を備えた電子機器(10)
    と、開口部(13)を有する取り付けパネル(12)と、こ
    の開口部(13)の周縁(13a)全周を覆うリング状パッ
    キン部材(1)とを備え、前記開口部(13)に電子機器
    (10)を挿入するとともに、前記リング状パッキン部材
    (1)を挟んで前記フランジ部(11)を開口部周縁(13
    a)に圧着させて電子機器(10)を取り付けパネル(1
    2)に取り付けた電子機器の取り付け構造であって、 前記リング状パッキン部材(1)は、フランジ部(11)
    もしくは開口部周縁(13a)が圧着する側面部(1a,1b)
    のうちの少なくとも一方に密着用突起(2A,2B)が設け
    られており、かつ、この密着用突起(2A,2B)は側面部
    (1a,1b)の全周に連続して形成されていることを特徴
    とする電子機器の取り付け構造。
JP11011790U 1990-10-19 1990-10-19 電子機器の取り付け構造 Expired - Lifetime JPH0710549Y2 (ja)

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JP11011790U JPH0710549Y2 (ja) 1990-10-19 1990-10-19 電子機器の取り付け構造

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JP11011790U JPH0710549Y2 (ja) 1990-10-19 1990-10-19 電子機器の取り付け構造

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JPH0467389U JPH0467389U (ja) 1992-06-15
JPH0710549Y2 true JPH0710549Y2 (ja) 1995-03-08

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KR102325744B1 (ko) * 2017-03-06 2021-11-11 엘에스일렉트릭(주) 전자기기 고정용 브라켓 및 전자기기 고정 구조

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