JPH0414679Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0414679Y2 JPH0414679Y2 JP1988010001U JP1000188U JPH0414679Y2 JP H0414679 Y2 JPH0414679 Y2 JP H0414679Y2 JP 1988010001 U JP1988010001 U JP 1988010001U JP 1000188 U JP1000188 U JP 1000188U JP H0414679 Y2 JPH0414679 Y2 JP H0414679Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- end surface
- seal member
- main body
- elastic seal
- locking protrusion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Gasket Seals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、一側の本体の取付け面に穿設された
シール溝と、他側の本体の取付け面との間に配置
されて、両本体の取付け面間に気密的にシールす
る弾性シール部材に関するもので、例えば気化器
本体の取付け面と、浮子室本体の取付け面との間
に配置される。
シール溝と、他側の本体の取付け面との間に配置
されて、両本体の取付け面間に気密的にシールす
る弾性シール部材に関するもので、例えば気化器
本体の取付け面と、浮子室本体の取付け面との間
に配置される。
従来、一般的に使用される弾性シール部材につ
いて第1図に示す。
いて第1図に示す。
1は一側の本体であつて、その上部開口端部に
は、側方へ拡大する取付け面1Aが設けられると
ともにその取付け面1Aには断面角状のシール溝
1Bが取付け面1Aの全周に渡つて環状に穿設さ
れる。
は、側方へ拡大する取付け面1Aが設けられると
ともにその取付け面1Aには断面角状のシール溝
1Bが取付け面1Aの全周に渡つて環状に穿設さ
れる。
2は一側の本体1に対応する他側の本体であ
り、他側の本体2の端部には、一側の本体1の取
付け面1Aに対応する取付け面2Aが設けられ
る。
り、他側の本体2の端部には、一側の本体1の取
付け面1Aに対応する取付け面2Aが設けられ
る。
3はシール溝1B内に配置される弾性シール部
材であり、上端面3Aを平面形状となし、下端面
3BをR形状とするとともに、上端面3Aの略中
心部には上端面3Aより突出するR状の係止突部
3Cが形成される。
材であり、上端面3Aを平面形状となし、下端面
3BをR形状とするとともに、上端面3Aの略中
心部には上端面3Aより突出するR状の係止突部
3Cが形成される。
〔考案が解決しようとする課題)
かかる従来の弾性シール部材3を両取付け面1
A,2Aの間に配置するには、一側の本体1のシ
ール溝1B内に弾性シール部材3を配置するもの
であり、このとき、弾性シール部材3のR形状の
下端面3Bがシール溝1Bの溝底部に有り、上端
面3Aの係止突部3Cが他側の本体2の取付け面
2Aに対向して配置される。
A,2Aの間に配置するには、一側の本体1のシ
ール溝1B内に弾性シール部材3を配置するもの
であり、このとき、弾性シール部材3のR形状の
下端面3Bがシール溝1Bの溝底部に有り、上端
面3Aの係止突部3Cが他側の本体2の取付け面
2Aに対向して配置される。
かかる如く、一側の本体1のシール溝1B内に
弾性シール部材3を配置した後に他側の本体2の
取付け面2Aを一側の本体1の取付け面1A上に
配置して両取付け面1A,2Aを締めつけるもの
である。かかる両取付け面1A,2Aを締め付け
る過程において、弾性シール部材3はしばしば第
1図の点線に示される如く、傾斜して配置される
場合が有り、これによると係止突部3Cが他側の
本体2の取付け面2Aに対して斜め方向に押圧さ
れるもので充分なる押圧力をもつて係止突部3C
が取付け面2Aに押圧されない場合がある。
弾性シール部材3を配置した後に他側の本体2の
取付け面2Aを一側の本体1の取付け面1A上に
配置して両取付け面1A,2Aを締めつけるもの
である。かかる両取付け面1A,2Aを締め付け
る過程において、弾性シール部材3はしばしば第
1図の点線に示される如く、傾斜して配置される
場合が有り、これによると係止突部3Cが他側の
本体2の取付け面2Aに対して斜め方向に押圧さ
れるもので充分なる押圧力をもつて係止突部3C
が取付け面2Aに押圧されない場合がある。
本考案になる弾性シール部材は、弾性シール部
材の係止突部を取付け面に対して直角方向に充分
なる押圧力をもつて押圧保持し得る弾性シール部
材を提供することにあり、前記目的達成の為に、
弾性シール部材を断面矩形状とし、弾性シール部
材の、他側の本体の取付け面に対応する上端面の
略中心に、該上端面より突出するR状の係止突部
を形成するとともに前記上端面の反対側の弾性シ
ール部材の下端面の略中心に、凹部を穿設し、前
記凹部を係止突部の中心を通り上端面より下端面
に向かう中心線X−X上に配置するとともに係止
突部の最高部と凹部の最深部とを中心線X−X上
に配置したものである。
材の係止突部を取付け面に対して直角方向に充分
なる押圧力をもつて押圧保持し得る弾性シール部
材を提供することにあり、前記目的達成の為に、
弾性シール部材を断面矩形状とし、弾性シール部
材の、他側の本体の取付け面に対応する上端面の
略中心に、該上端面より突出するR状の係止突部
を形成するとともに前記上端面の反対側の弾性シ
ール部材の下端面の略中心に、凹部を穿設し、前
記凹部を係止突部の中心を通り上端面より下端面
に向かう中心線X−X上に配置するとともに係止
突部の最高部と凹部の最深部とを中心線X−X上
に配置したものである。
弾性シール部材は、その下端面の凹部の両端に
形成される下端面によつて、確実にシール溝内に
立設されるので、弾性シール部材の上端面に設け
た係止突部が他側の本体の取付け面に直角方向に
配置され、さらに他側の本体の取付け面を一側の
本体の取付け面に締め付けた時、係止突部は弾性
シール部材の下端面の凹部へ向かつて歪むことが
できるので、逆に係止突部は他側の本体の取付け
面に対して弾性材料の反作用力としての押圧力を
付与し得るものである。
形成される下端面によつて、確実にシール溝内に
立設されるので、弾性シール部材の上端面に設け
た係止突部が他側の本体の取付け面に直角方向に
配置され、さらに他側の本体の取付け面を一側の
本体の取付け面に締め付けた時、係止突部は弾性
シール部材の下端面の凹部へ向かつて歪むことが
できるので、逆に係止突部は他側の本体の取付け
面に対して弾性材料の反作用力としての押圧力を
付与し得るものである。
以下、本考案になる弾性シール部材の一実施例
を第2図により説明する。
を第2図により説明する。
尚、弾性シール部材を除いて、他は全て同一で
あり、同一部分については同一符号を使用し説明
を省く。
あり、同一部分については同一符号を使用し説明
を省く。
10は断面矩形状の弾性シール部材であり、他
側の本体2の取付け面2Aに対向する上端面10
Aの略中心部より上方にR状の係止突部10Bが
突起して形成される。
側の本体2の取付け面2Aに対向する上端面10
Aの略中心部より上方にR状の係止突部10Bが
突起して形成される。
また、弾性シール部材10の上端面10Aの反
対側の下端面10C(シール溝1Bの溝底部に接
する端面)には、凹部10Dが形成されるもので
あり、この凹部10Dは、上端面10A上に突起
するR状の係止突部10BのR中心を通り、上端
面10Aより略直角に下端面10Cに延びる中心
線X−Xを含むもので、より具体的には凹部10
Dの最深部Aは中心線X−Xの近傍にあり、かつ
凹部10Dの両側の、下端面10Cへの接点B,
B′は中心線X−Xのそれぞれ両側方にある。
対側の下端面10C(シール溝1Bの溝底部に接
する端面)には、凹部10Dが形成されるもので
あり、この凹部10Dは、上端面10A上に突起
するR状の係止突部10BのR中心を通り、上端
面10Aより略直角に下端面10Cに延びる中心
線X−Xを含むもので、より具体的には凹部10
Dの最深部Aは中心線X−Xの近傍にあり、かつ
凹部10Dの両側の、下端面10Cへの接点B,
B′は中心線X−Xのそれぞれ両側方にある。
従つて、弾性シール部材10の下端面10Cに
は、凹部10Dと、凹部10Dの下端面10Cへ
の接点B,B′を有する。又係止突部10Bの最
高部Cと凹部10Dの最深部Aは中心線X−X上
に配置されることになる。
は、凹部10Dと、凹部10Dの下端面10Cへ
の接点B,B′を有する。又係止突部10Bの最
高部Cと凹部10Dの最深部Aは中心線X−X上
に配置されることになる。
次にその作用について説明する。
まず、一側の本体1のシール溝1B内に弾性シ
ール部材10を配置するが、このとき弾性シール
部材10の下端面10Cがシール溝1Bの底部に
配置される。
ール部材10を配置するが、このとき弾性シール
部材10の下端面10Cがシール溝1Bの底部に
配置される。
かかる状態において弾性シール部材10の下端
面10Cに凹部10Dを設けたので、下端面10
Cの全体がシール溝1Bに当接することがなく凹
部の両側部のみが当接するので、弾性シール部材
の上端面10A上に設けたR状の係止突部10B
は他側の本体2の取付け面2Aに直角状態にて当
接させ得るものであり、両本体1,2の取付け面
1A,2Aの接合時において直角に係止突部10
Bを押圧させることができ、さらにまた、係止突
部10Bを他側の本体2の取付け面2Aにて押圧
する際、係止突部10Bの反対側の下端面10C
に穿設した凹部10Dは係止突部10Bの取付け
面2Aによる押圧による変形を吸収し得るもの
で、この変形によると適度な反発力によつて係止
突部10Bを取付け面2Aに押圧することがで
き、凹部のないものに比較して長期に渡つて適当
な押圧力を保持することができ良好なシール性を
保持し得る。
面10Cに凹部10Dを設けたので、下端面10
Cの全体がシール溝1Bに当接することがなく凹
部の両側部のみが当接するので、弾性シール部材
の上端面10A上に設けたR状の係止突部10B
は他側の本体2の取付け面2Aに直角状態にて当
接させ得るものであり、両本体1,2の取付け面
1A,2Aの接合時において直角に係止突部10
Bを押圧させることができ、さらにまた、係止突
部10Bを他側の本体2の取付け面2Aにて押圧
する際、係止突部10Bの反対側の下端面10C
に穿設した凹部10Dは係止突部10Bの取付け
面2Aによる押圧による変形を吸収し得るもの
で、この変形によると適度な反発力によつて係止
突部10Bを取付け面2Aに押圧することがで
き、凹部のないものに比較して長期に渡つて適当
な押圧力を保持することができ良好なシール性を
保持し得る。
本考案による弾性シール部材によると、弾性シ
ール部材の下端面に設けた凹部によつて、弾性シ
ール部材の下端面全体がシール溝の溝底面全面に
当接することがなく、凹部の両端部の下端面のみ
シール溝に当接したので弾性シール部材の特に上
端面をシール溝と平行に配置でき、このことは他
側の本体の取付け面に対し、係止突部を直角方向
に配置できたもので、両本体の取付け面の気密性
の向上を図ることができる。
ール部材の下端面に設けた凹部によつて、弾性シ
ール部材の下端面全体がシール溝の溝底面全面に
当接することがなく、凹部の両端部の下端面のみ
シール溝に当接したので弾性シール部材の特に上
端面をシール溝と平行に配置でき、このことは他
側の本体の取付け面に対し、係止突部を直角方向
に配置できたもので、両本体の取付け面の気密性
の向上を図ることができる。
又、両取付け面を締め付けたとき、係止突部の
中心と凹部の中心を同一中心X−X上に配置する
とともに係止突部の最高部と凹部の最深部とを中
心X−X上に配置したので係止突部の中心の変形
は中心線X−X上において凹部の中心に向かつて
確実に変形し、この変形の反力によつて係止突部
は中心線X−X上を取付け面に向かつて押圧され
る。而して長期に渡る使用時においても安定した
押圧力を維持することができ安定した気密性を有
する弾性シール部材を提供できたものである。
中心と凹部の中心を同一中心X−X上に配置する
とともに係止突部の最高部と凹部の最深部とを中
心X−X上に配置したので係止突部の中心の変形
は中心線X−X上において凹部の中心に向かつて
確実に変形し、この変形の反力によつて係止突部
は中心線X−X上を取付け面に向かつて押圧され
る。而して長期に渡る使用時においても安定した
押圧力を維持することができ安定した気密性を有
する弾性シール部材を提供できたものである。
第1図は従来の弾性シール部材を示す要部縦断
面図、第2図は本考案になる弾性シール部材を示
す要部縦断面図である。 1……一側の本体、1A……取付け面、1B…
…シール溝、2……他側の本体、2A……取付け
面、10……弾性シール部材、10A……上端
面、10B……係止突部、10C……下端面、1
0D……凹部。
面図、第2図は本考案になる弾性シール部材を示
す要部縦断面図である。 1……一側の本体、1A……取付け面、1B…
…シール溝、2……他側の本体、2A……取付け
面、10……弾性シール部材、10A……上端
面、10B……係止突部、10C……下端面、1
0D……凹部。
Claims (1)
- 一側の本体1の取付け面1Aに穿設されたシー
ル溝1Bと、他側の本体2の取付け面2Aとの間
に配置されて、両本体1,2の取付け面1A,2
Aを気密的に保持する弾性シール部材において、
弾性シール部材10を断面矩形状とし、弾性シー
ル部材10の、他側の本体2の取付け面2Aに対
応する上端面10Aの略中心に、該上端面より突
出するR状の係止突部10Bを形成するとともに
前記上端面の反対側の弾性シール部材10の下端
面10Cの略中心に、凹部10Dを穿設し、前記
凹部を係止突部10Bの中心を通り上端面10A
より下端面10Cに向かう中心線X−X上に配置
するとともに係止突部10Bの最高部Cと凹部1
0Dの最深部Aとを中心線X−X上に配置してな
る弾性シール部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988010001U JPH0414679Y2 (ja) | 1988-01-28 | 1988-01-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988010001U JPH0414679Y2 (ja) | 1988-01-28 | 1988-01-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01115065U JPH01115065U (ja) | 1989-08-02 |
JPH0414679Y2 true JPH0414679Y2 (ja) | 1992-04-02 |
Family
ID=31217270
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988010001U Expired JPH0414679Y2 (ja) | 1988-01-28 | 1988-01-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0414679Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4932389U (ja) * | 1972-06-24 | 1974-03-20 |
-
1988
- 1988-01-28 JP JP1988010001U patent/JPH0414679Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01115065U (ja) | 1989-08-02 |
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