JPH0434244Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0434244Y2 JPH0434244Y2 JP4690586U JP4690586U JPH0434244Y2 JP H0434244 Y2 JPH0434244 Y2 JP H0434244Y2 JP 4690586 U JP4690586 U JP 4690586U JP 4690586 U JP4690586 U JP 4690586U JP H0434244 Y2 JPH0434244 Y2 JP H0434244Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- bead
- diaphragm
- pressure
- lower case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011324 bead Substances 0.000 claims description 49
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 29
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Actuator (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「技術分野」
本考案はダイアフラムアクチユエータに関し、
特にダイアフラムのビード部の気密性を向上させ
たアクチユエータに関する。
特にダイアフラムのビード部の気密性を向上させ
たアクチユエータに関する。
「従来技術およびその問題点」
ダイアフラムアクチユエータは、ダイアフラム
の上下の圧力室の圧力差により、ダイアフラムを
変位させるもので、各種の制御装置、開閉弁装置
等に広く使用されている。このアクチユエータ
は、基本的には、アツパケースとロワケースにそ
れぞれ圧力室を形成するとともに、このアツパケ
ースとロワケース間に、圧力室に対応する周縁ビ
ードを有するダイアフラムを挟着支持する構成を
有する。
の上下の圧力室の圧力差により、ダイアフラムを
変位させるもので、各種の制御装置、開閉弁装置
等に広く使用されている。このアクチユエータ
は、基本的には、アツパケースとロワケースにそ
れぞれ圧力室を形成するとともに、このアツパケ
ースとロワケース間に、圧力室に対応する周縁ビ
ードを有するダイアフラムを挟着支持する構成を
有する。
ダイアフラムの周縁ビードは、アツパケースま
たはロワケースに形成したビード溝に挿入され、
圧縮されて気密を保持する。しかし周縁ビードを
単にビード溝に挿入して圧縮する従来構造は、気
密性の保持の信頼性に乏しく、さらに経年変化に
よりビード部の弾性が劣化すると、気密性が容易
に損なわれるおそれがあつた。
たはロワケースに形成したビード溝に挿入され、
圧縮されて気密を保持する。しかし周縁ビードを
単にビード溝に挿入して圧縮する従来構造は、気
密性の保持の信頼性に乏しく、さらに経年変化に
よりビード部の弾性が劣化すると、気密性が容易
に損なわれるおそれがあつた。
「考案の目的」
本考案は、ダイアフラムの周縁ビードの気密性
およびその信頼性を高めることを目的とする。
およびその信頼性を高めることを目的とする。
「考案の概要」
本考案は、アツパケースまたはロワケースに、
ダイアフラムの周縁ビードが嵌入するビード溝を
形成するとともに、このビード溝の底部にさら
に、周縁ビードの一部が弾性変形して密着する変
形溝を形成したことを特徴としている。
ダイアフラムの周縁ビードが嵌入するビード溝を
形成するとともに、このビード溝の底部にさら
に、周縁ビードの一部が弾性変形して密着する変
形溝を形成したことを特徴としている。
このようにビード溝の底部に別に変形溝を形成
すると、ビード溝と周縁ビード、および変形溝と
これに密着する部分との二重構造によつて気密性
を保持することができ、信頼性を高めることがで
きる。
すると、ビード溝と周縁ビード、および変形溝と
これに密着する部分との二重構造によつて気密性
を保持することができ、信頼性を高めることがで
きる。
「考案の実施例」
以下図示実施例について本考案を説明する。図
示実施例は、ツインタイプのダイアフラムアクチ
ユエータに本考案を適用したものである。第1図
ないし第4図は本考案の第一の実施例を示す。
示実施例は、ツインタイプのダイアフラムアクチ
ユエータに本考案を適用したものである。第1図
ないし第4図は本考案の第一の実施例を示す。
アツパケース10とロワケース20には、それ
ぞれ第一、第二の圧力室(凹部)11,12と、
第一、第二の圧力室21,22が形成され、ロワ
ケース20には、ダイアフラム30の周縁ビード
31を嵌入させるビード溝23が形成されてい
る。
ぞれ第一、第二の圧力室(凹部)11,12と、
第一、第二の圧力室21,22が形成され、ロワ
ケース20には、ダイアフラム30の周縁ビード
31を嵌入させるビード溝23が形成されてい
る。
ダイアフラム30は、第4図に示すように、一
対の円形変形部32,33を一体に設けたもの
で、この円形変形部32,33の周縁にそれぞれ
周縁ビード31が形成されている。円形変形部3
2側の周縁ビード31と円形変形部33側の周縁
ビード31は隣接部分が重なつている。ビード溝
23は、この周縁ビード31の形状に対応させて
形成されている。円形変形部32は圧力室11と
21に、円形変形部33は圧力室12と22にそ
れぞれ対応する。
対の円形変形部32,33を一体に設けたもの
で、この円形変形部32,33の周縁にそれぞれ
周縁ビード31が形成されている。円形変形部3
2側の周縁ビード31と円形変形部33側の周縁
ビード31は隣接部分が重なつている。ビード溝
23は、この周縁ビード31の形状に対応させて
形成されている。円形変形部32は圧力室11と
21に、円形変形部33は圧力室12と22にそ
れぞれ対応する。
アツパケース10の圧力室11,12にはそれ
ぞれ圧力ポート13,14が開口し、ロワケース
20の圧力室21には圧力ポート24が開口して
いて、これらの圧力ポートから動作圧力P1,P
2,P3が導かれる。これに対し圧力室22には
圧力ポートは開口しておらず、圧力室21の圧力
が導かれる。動作圧力P1,P2は高圧側であ
り、圧力P3は低圧側である。
ぞれ圧力ポート13,14が開口し、ロワケース
20の圧力室21には圧力ポート24が開口して
いて、これらの圧力ポートから動作圧力P1,P
2,P3が導かれる。これに対し圧力室22には
圧力ポートは開口しておらず、圧力室21の圧力
が導かれる。動作圧力P1,P2は高圧側であ
り、圧力P3は低圧側である。
ビード溝23の底部中央には、ビード溝23よ
り幅の狭い変形溝25が形成されている。この変
形溝25は、ビード溝23に嵌入している周縁ビ
ード31の底部中央をこの中に変形させることに
より、エツジ部での密着性を利用してより確実に
気密を保持するために考案されたものである。そ
してこの実施例では、この変形溝25を利用して
圧力室21と圧力室22を連通させるために、ロ
ワケース20に、該変形溝25に連通する連通孔
26,27を穿設している。
り幅の狭い変形溝25が形成されている。この変
形溝25は、ビード溝23に嵌入している周縁ビ
ード31の底部中央をこの中に変形させることに
より、エツジ部での密着性を利用してより確実に
気密を保持するために考案されたものである。そ
してこの実施例では、この変形溝25を利用して
圧力室21と圧力室22を連通させるために、ロ
ワケース20に、該変形溝25に連通する連通孔
26,27を穿設している。
なおダイアフラム30の円形変形部32,33
にはそれぞれ補強プレート34,35が固定さ
れ、圧縮ばね36,37の力が及ぼされる。また
補強プレート34,35には、動作ロツド等の作
動部材が接続されるが、これの図示は省略してい
る。
にはそれぞれ補強プレート34,35が固定さ
れ、圧縮ばね36,37の力が及ぼされる。また
補強プレート34,35には、動作ロツド等の作
動部材が接続されるが、これの図示は省略してい
る。
上記構成の本アクチユエータはしたがつて、ロ
ワケース20のビード溝23にダイアフラム30
の周縁ビード31を嵌めた状態で、締結ボルト1
5でアツパケース10とロワケース20を締付け
ると、周縁ビード31がビード溝23に密着する
と同時に、該周縁ビード31の底部中央が変形溝
25内に変形して密着し、周縁ビード31回りに
二重の気密構造が得られる。そしてこの状態にお
いて、変形溝25は連通孔26,27によつて圧
力室21,22の両者に連通しているために、圧
力室21と圧力室22は同圧になる。すなわち圧
力室22には、圧力ポート24、連通孔26、変
形溝25および連通孔27を介して圧力P3が導
かれる。
ワケース20のビード溝23にダイアフラム30
の周縁ビード31を嵌めた状態で、締結ボルト1
5でアツパケース10とロワケース20を締付け
ると、周縁ビード31がビード溝23に密着する
と同時に、該周縁ビード31の底部中央が変形溝
25内に変形して密着し、周縁ビード31回りに
二重の気密構造が得られる。そしてこの状態にお
いて、変形溝25は連通孔26,27によつて圧
力室21,22の両者に連通しているために、圧
力室21と圧力室22は同圧になる。すなわち圧
力室22には、圧力ポート24、連通孔26、変
形溝25および連通孔27を介して圧力P3が導
かれる。
また変形溝25に低圧側の圧力P3が導かれる
結果、周縁ビード31の表裏には、実質的に高圧
側の圧力P1とP3の差圧、あるいは同P2とP
3の差圧が及ぼされることとなり、該周縁ビード
部31周辺の気密性をより確実にすることができ
る。
結果、周縁ビード31の表裏には、実質的に高圧
側の圧力P1とP3の差圧、あるいは同P2とP
3の差圧が及ぼされることとなり、該周縁ビード
部31周辺の気密性をより確実にすることができ
る。
第5図、第6図は、連通孔26,27に代え
て、ロワケース20に連通溝28を形成した本考
案の第二の実施例を示すもので、第2図、第3図
と対応している。この実施例によると、連通溝2
8の幅分だけ、ダイアフラム30の周縁ビード3
1の支持強度あるいは気密性が低下するが、連通
溝28の幅は僅かでよいから、実用上支障のない
連通構造が得られる。
て、ロワケース20に連通溝28を形成した本考
案の第二の実施例を示すもので、第2図、第3図
と対応している。この実施例によると、連通溝2
8の幅分だけ、ダイアフラム30の周縁ビード3
1の支持強度あるいは気密性が低下するが、連通
溝28の幅は僅かでよいから、実用上支障のない
連通構造が得られる。
「考案の効果」
以上のように本考案のダイアフラムアクチユエ
ータによれば、ダイアフラムの周縁ビードを挿入
するビード溝、および周縁ビードの一部が変形密
着する変形溝の両部分において、気密を図ること
ができる。従つて、周縁ビードの気密性およびそ
の信頼性を高め、ひいてはダイアフラムアクチユ
エータの信頼性を高めることができる。
ータによれば、ダイアフラムの周縁ビードを挿入
するビード溝、および周縁ビードの一部が変形密
着する変形溝の両部分において、気密を図ること
ができる。従つて、周縁ビードの気密性およびそ
の信頼性を高め、ひいてはダイアフラムアクチユ
エータの信頼性を高めることができる。
また複数の圧力室を併設する場合、この変形溝
を利用して低圧側の複数の圧力室間を連通させる
ことにより、簡単な構造で周縁ビードに実質的に
ダイアフラムの表裏の圧力差を及ぼし、さらに気
密性を確実にすることができる。
を利用して低圧側の複数の圧力室間を連通させる
ことにより、簡単な構造で周縁ビードに実質的に
ダイアフラムの表裏の圧力差を及ぼし、さらに気
密性を確実にすることができる。
第1図ないし第4図は本考案によるダイアフラ
ムアクチユエータの第一の実施例を示すもので、
第1図は縦断面図、第2図は第1図の部拡大断
面図、第3図は第2図からダイアフラムを除いて
描いた平面図、第4図は周縁ビードを有するダイ
アフラムの平面図である。 第5図、第6図は本考案の第二の実施例を示
す、第2図、第3図に対応する断面図と平面図で
ある。 10……アツパケース、11,12……圧力
室、13,14……圧力ポート、15……締結ボ
ルト、20……ロワケース、21,22……圧力
室、23……ビード溝、24……圧力ポート、2
5……変形溝、26,27……連通孔、28……
連通溝、30……ダイアフラム、31……周縁ビ
ード、32,33……円形変形部。
ムアクチユエータの第一の実施例を示すもので、
第1図は縦断面図、第2図は第1図の部拡大断
面図、第3図は第2図からダイアフラムを除いて
描いた平面図、第4図は周縁ビードを有するダイ
アフラムの平面図である。 第5図、第6図は本考案の第二の実施例を示
す、第2図、第3図に対応する断面図と平面図で
ある。 10……アツパケース、11,12……圧力
室、13,14……圧力ポート、15……締結ボ
ルト、20……ロワケース、21,22……圧力
室、23……ビード溝、24……圧力ポート、2
5……変形溝、26,27……連通孔、28……
連通溝、30……ダイアフラム、31……周縁ビ
ード、32,33……円形変形部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) アツパケースとロワケースにそれぞれ圧力室
を形成するとともに、このアツパケースとロワ
ケース間に、上記圧力室に対応する周縁ビード
を有するダイアフラムを挟着支持したダイアフ
ラムアクチユエータにおいて、 上記アツパケースまたはロワケースに、上記
ダイアフラムの周縁ビードが嵌入するビード溝
を形成するとともに、このビード溝の底部に、
上記周縁ビードの一部が弾性変形して密着する
変形溝を形成したことを特徴とするダイアフラ
ムアクチユエータ。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項において、ア
ツパケースとロワケースにそれぞれ複数の圧力
室を備え、上記ビード溝および変形溝を形成し
たアツパケースまたはロワケースには、隣接す
る圧力室と上記変形溝を連通させる溝または孔
が形成され、かつこの変形溝に連通する圧力室
は、ダイアフラムの表裏の圧力室のうちの低圧
側であるダイアフラムアクチユエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4690586U JPH0434244Y2 (ja) | 1986-03-29 | 1986-03-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4690586U JPH0434244Y2 (ja) | 1986-03-29 | 1986-03-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62158202U JPS62158202U (ja) | 1987-10-07 |
JPH0434244Y2 true JPH0434244Y2 (ja) | 1992-08-14 |
Family
ID=30867003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4690586U Expired JPH0434244Y2 (ja) | 1986-03-29 | 1986-03-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0434244Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-03-29 JP JP4690586U patent/JPH0434244Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62158202U (ja) | 1987-10-07 |
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