JPH0135017Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0135017Y2 JPH0135017Y2 JP1985017891U JP1789185U JPH0135017Y2 JP H0135017 Y2 JPH0135017 Y2 JP H0135017Y2 JP 1985017891 U JP1985017891 U JP 1985017891U JP 1789185 U JP1789185 U JP 1789185U JP H0135017 Y2 JPH0135017 Y2 JP H0135017Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- space
- contact line
- annular groove
- pressure
- ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 13
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 5
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing Devices (AREA)
- Sliding Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は流体圧機器に使用される流体圧密封
機構に関するものである。
機構に関するものである。
(従来の技術)
第1図は従来の技術によるこの種の密封機構の
一例であり、8は円孔を有するスプール弁体、6
はその円孔に滑入されたスプール弁、2はスプー
ル弁6に形成されたU型の環状溝に装着されたO
リングである。
一例であり、8は円孔を有するスプール弁体、6
はその円孔に滑入されたスプール弁、2はスプー
ル弁6に形成されたU型の環状溝に装着されたO
リングである。
Oリング2の内周は第1接触線S1によつて環状
溝の底面に接触し、外周は第2接触線S2によつて
円孔に接触し、左側面は第3接触線S3によつて環
状溝の左側面に接触している。
溝の底面に接触し、外周は第2接触線S2によつて
円孔に接触し、左側面は第3接触線S3によつて環
状溝の左側面に接触している。
Oリング2の右側の第1空間P1は通路10を
経て高圧流体源に接続され、接触線S2とS3との間
の空間P2は通路12を経て低圧流体源に接続さ
れている。
経て高圧流体源に接続され、接触線S2とS3との間
の空間P2は通路12を経て低圧流体源に接続さ
れている。
従つて接触線S1,S2によつて空間P1からP2へ
の圧力流体の洩れは防止されている。
の圧力流体の洩れは防止されている。
(問題点とその理由)
しかしこの構造の密封機構においては、接触線
S2を経て空間P1からP2へ圧力流体が洩れること
がしばしば経験されると言う問題点がある。この
問題点の原因は接触線S1とS3との間に形成される
第3空間P3に関連する。
S2を経て空間P1からP2へ圧力流体が洩れること
がしばしば経験されると言う問題点がある。この
問題点の原因は接触線S1とS3との間に形成される
第3空間P3に関連する。
この空間P3は接触線S1,S3によつて空間P1,
P2から夫々遮断されているため、P3の圧力はP1,
P2に圧力流体が供給される以前の圧力即ち大気
圧に近い極めて低い圧力に保持されている。
P2から夫々遮断されているため、P3の圧力はP1,
P2に圧力流体が供給される以前の圧力即ち大気
圧に近い極めて低い圧力に保持されている。
従つて空間P1,P2に圧力流体が供給されたと
き、Oリング2はP1およびP2の圧力によつて左
下方向に圧縮されて変形するため、接触線S2にお
ける接触が不完全になり、その結果P1からP2へ
の洩れが発生しやすくなる。
き、Oリング2はP1およびP2の圧力によつて左
下方向に圧縮されて変形するため、接触線S2にお
ける接触が不完全になり、その結果P1からP2へ
の洩れが発生しやすくなる。
(問題点を解決するための手段)
上述の問題点を解決するための手段として本考
案においては第3空間P3を第2空間P2に接続す
る通路を追設している。
案においては第3空間P3を第2空間P2に接続す
る通路を追設している。
(作用と効果)
空間P3は上述の通路により常に空間P2に接続
されているから、P3の圧力は常にP2の圧力に等
しくなり、Oリング2はP1とP2の圧力差により
スプール弁6の中心線と平行の方向に圧縮され
る。この圧縮によるOリング2の変形は接触線
S1,S2における接触を強化するから圧力流体の洩
れは完全に防止される。
されているから、P3の圧力は常にP2の圧力に等
しくなり、Oリング2はP1とP2の圧力差により
スプール弁6の中心線と平行の方向に圧縮され
る。この圧縮によるOリング2の変形は接触線
S1,S2における接触を強化するから圧力流体の洩
れは完全に防止される。
(実施例)
第2図乃至第6図は本案による5つの実施例を
示す。
示す。
第2図において、28はスプール弁体、34,
44は弁体28に形成された円孔、20はスプー
ル弁、22はスプール弁20に形成されたU型の
環状溝、32は環状溝22の右側壁、42,48
は左側壁、26は底面である。
44は弁体28に形成された円孔、20はスプー
ル弁、22はスプール弁20に形成されたU型の
環状溝、32は環状溝22の右側壁、42,48
は左側壁、26は底面である。
環状溝22に装着されたOリング24は第1接
触線S1によつて底面26に、第2接触線S2によつ
て円孔34,44に、第3接触線40によつて左
側壁42,48に夫々接触している。
触線S1によつて底面26に、第2接触線S2によつ
て円孔34,44に、第3接触線40によつて左
側壁42,48に夫々接触している。
Oリング24の右側に形成された第1空間P1
は通路30を経て高圧側流体源に連通し、線40
とS2との間に形成された空間P2は通路36を経
て低圧側流体源に連通している。また線40とS1
との間には第3空間P3が形成されている。
は通路30を経て高圧側流体源に連通し、線40
とS2との間に形成された空間P2は通路36を経
て低圧側流体源に連通している。また線40とS1
との間には第3空間P3が形成されている。
この実施例の特徴として、環状溝22の頂部に
近い左側壁42から底部に近い左側壁48に向つ
て溝52が彫り込まれている。この溝52は空間
P3をP2に接続する通路となり、P3の圧力は常に
P2の圧力に等しくなる。従つてP1とP2との圧力
差によつてOリング24が変形しても、第2接触
線S2における接触が不完全になることはなく、却
つてその接触は強化され、空間P1からP2への圧
力流体の洩れは完全に防止される。
近い左側壁42から底部に近い左側壁48に向つ
て溝52が彫り込まれている。この溝52は空間
P3をP2に接続する通路となり、P3の圧力は常に
P2の圧力に等しくなる。従つてP1とP2との圧力
差によつてOリング24が変形しても、第2接触
線S2における接触が不完全になることはなく、却
つてその接触は強化され、空間P1からP2への圧
力流体の洩れは完全に防止される。
第3図に示す実施例においては、左側壁42,
48とOリング24との間に複数の座金54が挿
入されている。従つて隣接する2つの座金の間の
隙間が空間P3を空間P2に接続する通路となる。
48とOリング24との間に複数の座金54が挿
入されている。従つて隣接する2つの座金の間の
隙間が空間P3を空間P2に接続する通路となる。
第4図に示す実施例においては、左側壁42,
48に複数の突起56が形成されている。従つて
隣接する2つの突起の間の隙間が空間P3を空間
P2に接続する通路となる。
48に複数の突起56が形成されている。従つて
隣接する2つの突起の間の隙間が空間P3を空間
P2に接続する通路となる。
第5図に示す実施例においては、左側壁42,
48とOリング24との間に中空管58が挿入さ
れ、この中空管58の中心孔が空間P3をP2に接
続する通路になつている。
48とOリング24との間に中空管58が挿入さ
れ、この中空管58の中心孔が空間P3をP2に接
続する通路になつている。
第6図に示す実施例においては、左側壁42,
48とOリング24との間にコの字型断面を有す
る隔金60が挿入され、この隔金60の溝が空間
P3をP2に接続する通路になつている。
48とOリング24との間にコの字型断面を有す
る隔金60が挿入され、この隔金60の溝が空間
P3をP2に接続する通路になつている。
第1図は従来の技術による密封機構の断面図、
第2図乃至第6図は本考案による5つの実施例を
示す断面図である。 20……スプール弁、22……環状溝、24…
…Oリング、26……底面、28……スプール弁
体、34,44……円孔、40……第3接触線、
42,48……側壁、S1……第1接触線、S2……
第2接触線、P1……第1空間、P2……第2空間、
P3……第3空間。
第2図乃至第6図は本考案による5つの実施例を
示す断面図である。 20……スプール弁、22……環状溝、24…
…Oリング、26……底面、28……スプール弁
体、34,44……円孔、40……第3接触線、
42,48……側壁、S1……第1接触線、S2……
第2接触線、P1……第1空間、P2……第2空間、
P3……第3空間。
Claims (1)
- 円孔を有するスプール弁体と、その円孔に滑入
され、U型の環状溝を形成されたスプール弁と、
その環状溝に装着され、その環状溝の底面に接触
する第1接触線と上記円孔に接触する第2接触線
と上記環状溝の一方の側壁に接触する第3接触線
とを有するOリングと、上記第1接触線と第2接
触線との間に形成された第1空間と、上記第2接
触線と第3接触線との間に形成された第2空間
と、上記第1接触線と第3接触線との間に形成さ
れた第3空間とを有する密封機構において、上記
第3空間を上記第2空間に接続する通路を追設し
た流体圧密封機構。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US579311 | 1984-02-13 | ||
US06/579,311 US4577870A (en) | 1984-02-13 | 1984-02-13 | O-ring seal in channel with fluid pressure equalization means |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60178669U JPS60178669U (ja) | 1985-11-27 |
JPH0135017Y2 true JPH0135017Y2 (ja) | 1989-10-25 |
Family
ID=24316391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1789185U Granted JPS60178669U (ja) | 1984-02-13 | 1985-02-13 | 流体圧密封機構 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60178669U (ja) |
ZA (1) | ZA85871B (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3951166A (en) * | 1974-06-12 | 1976-04-20 | Whitener Robert V | Rapid acting valve assembly |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52114427U (ja) * | 1976-02-27 | 1977-08-31 | ||
JPS6132207Y2 (ja) * | 1981-06-17 | 1986-09-19 |
-
1985
- 1985-02-05 ZA ZA85871A patent/ZA85871B/xx unknown
- 1985-02-13 JP JP1789185U patent/JPS60178669U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3951166A (en) * | 1974-06-12 | 1976-04-20 | Whitener Robert V | Rapid acting valve assembly |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
ZA85871B (en) | 1985-10-30 |
JPS60178669U (ja) | 1985-11-27 |
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