JPH018768Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH018768Y2 JPH018768Y2 JP1983102680U JP10268083U JPH018768Y2 JP H018768 Y2 JPH018768 Y2 JP H018768Y2 JP 1983102680 U JP1983102680 U JP 1983102680U JP 10268083 U JP10268083 U JP 10268083U JP H018768 Y2 JPH018768 Y2 JP H018768Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- pipe
- fluid
- fluid passage
- cylinder head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 29
- 238000009434 installation Methods 0.000 claims description 8
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
Landscapes
- Gasket Seals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はOリングを使用した流体の密閉構造に
関するもので、詳しくは2つの物品の端面にそれ
ぞれ開口させた流体通路を互いに当接させること
によつて連通し、その接続部にOリングを配設し
て流体通路間のシールを行なわせるようにしたO
リングの設置構造に関するものである。
関するもので、詳しくは2つの物品の端面にそれ
ぞれ開口させた流体通路を互いに当接させること
によつて連通し、その接続部にOリングを配設し
て流体通路間のシールを行なわせるようにしたO
リングの設置構造に関するものである。
従来、2つの流体通路を接続する際のその密閉
構造に関しては、用途に応じて多種多様な態様が
用いられている。Oリングを使用して流体の密閉
を図る場合には、2つの物品の接合部は必要に応
じた加工がなされる。第1図はシリンダ−ブロツ
クとシリンダ−ヘツド間に設置された、従来のO
リング設置構造を示したものである。シリンダ−
ブロツク1の流体通路2とシリンダ−ヘツド3の
流体通路4を互いに接続して形成される連通路5
では、同図に示したように、シリンダ−ブロツク
1の端面1aに流体通路2と同心な円形凹部6を
形成し、この凹部の環状段部6aとシリンダ−ヘ
ツド3の端面3a間にOリング7を介在させるこ
とによつて連通路5のシールを図つている。
構造に関しては、用途に応じて多種多様な態様が
用いられている。Oリングを使用して流体の密閉
を図る場合には、2つの物品の接合部は必要に応
じた加工がなされる。第1図はシリンダ−ブロツ
クとシリンダ−ヘツド間に設置された、従来のO
リング設置構造を示したものである。シリンダ−
ブロツク1の流体通路2とシリンダ−ヘツド3の
流体通路4を互いに接続して形成される連通路5
では、同図に示したように、シリンダ−ブロツク
1の端面1aに流体通路2と同心な円形凹部6を
形成し、この凹部の環状段部6aとシリンダ−ヘ
ツド3の端面3a間にOリング7を介在させるこ
とによつて連通路5のシールを図つている。
ところが、このOリング7をシリンダ−ブロツ
ク1の凹部6に収容して、シリンダ−ヘツド3を
シリンダ−ブロツク1の上面1a上に密着させる
際に、このシリンダ−ヘツド3がシリンダ−ブロ
ツク1上で位置づれを起こした場合には、Oリン
グ7はシリンダ−ヘツド3の角部3bと接触して
損傷を受ける虞れがあつた。したがつて、このよ
うな場合にはOリング7の耐久性が著しく低下
し、かつシールの信頼性も低下した。さらに、O
リング7が凹部6内で位置づれを起こした状態の
まま装着されるとOリング7にかかる圧力が不均
衡となるのでOリング7の耐久性の低下およびシ
ールの信頼性の低下はより顕著となつていた。
ク1の凹部6に収容して、シリンダ−ヘツド3を
シリンダ−ブロツク1の上面1a上に密着させる
際に、このシリンダ−ヘツド3がシリンダ−ブロ
ツク1上で位置づれを起こした場合には、Oリン
グ7はシリンダ−ヘツド3の角部3bと接触して
損傷を受ける虞れがあつた。したがつて、このよ
うな場合にはOリング7の耐久性が著しく低下
し、かつシールの信頼性も低下した。さらに、O
リング7が凹部6内で位置づれを起こした状態の
まま装着されるとOリング7にかかる圧力が不均
衡となるのでOリング7の耐久性の低下およびシ
ールの信頼性の低下はより顕著となつていた。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、
Oリングの耐久性およびシールの信頼性を高める
ことのできるOリング設置構造を提供することに
ある。上記目的を達成するため本考案では、互い
に当接して流体通路を連通させる2つの物品の一
方に、この物品の流体通路内壁面と接合するパイ
プの一端を嵌入して収めるとともに、このパイプ
の外周面にOリングを配設し、さらに、このパイ
プの他端を他方の物品の流体通路内に嵌入させて
両物品の接合面を当接させ連通路をシールさせる
ようにしたものである。
Oリングの耐久性およびシールの信頼性を高める
ことのできるOリング設置構造を提供することに
ある。上記目的を達成するため本考案では、互い
に当接して流体通路を連通させる2つの物品の一
方に、この物品の流体通路内壁面と接合するパイ
プの一端を嵌入して収めるとともに、このパイプ
の外周面にOリングを配設し、さらに、このパイ
プの他端を他方の物品の流体通路内に嵌入させて
両物品の接合面を当接させ連通路をシールさせる
ようにしたものである。
以下、図面に示した実施例を参照しながら本考
案を説明する。第2図a,bは本考案に係るOリ
ング設置構造の一実施例を示したものである。シ
リンダ−ブロツク11の流体通路12とシリンダ
−ヘツド13の流体通路14を互いに接続して形
成される連通路15では、同図に示したように、
シリンダ−ブロツク11の端面11aにその流体
通路12と同心な円形凹部16が形成されてい
る。このシリンダ−ブロツク11の流体通路12
には、まず、流体通路12,14の内壁面12
a,14aと接合するパイプ17の一端17aが
差し込まれ、このパイプの他端17bがシリンダ
−ブロツク11より突出するように設置される。
次いで、Oリング18が上記パイプ17の外周面
に装着され、上記シリンダ−ブロツク11の円形
凹部16内に収容される。次いで、シリンダ−ヘ
ツド13の流体通路14の内壁面14aをパイプ
17の他端17bに嵌合させて、第2図bに示し
たようにシリンダ−ヘツド13の端面13aをシ
リンダ−ブロツク11の端面11aに当接させ
る。この際、Oリング18はその周面をシリンダ
−ヘツド13の端面13aとシリンダ−ブロツク
11に形成した円形凹部16の環状段部16aと
で狭持されて変形し、連通路15は完全にシール
される。したがつて、連通路15を流れる流体
は、接合部より漏洩することなくシリンダ−ブロ
ツク11の流体通路12からシリンダ−ヘツド1
3の流体通路14へ流れる。
案を説明する。第2図a,bは本考案に係るOリ
ング設置構造の一実施例を示したものである。シ
リンダ−ブロツク11の流体通路12とシリンダ
−ヘツド13の流体通路14を互いに接続して形
成される連通路15では、同図に示したように、
シリンダ−ブロツク11の端面11aにその流体
通路12と同心な円形凹部16が形成されてい
る。このシリンダ−ブロツク11の流体通路12
には、まず、流体通路12,14の内壁面12
a,14aと接合するパイプ17の一端17aが
差し込まれ、このパイプの他端17bがシリンダ
−ブロツク11より突出するように設置される。
次いで、Oリング18が上記パイプ17の外周面
に装着され、上記シリンダ−ブロツク11の円形
凹部16内に収容される。次いで、シリンダ−ヘ
ツド13の流体通路14の内壁面14aをパイプ
17の他端17bに嵌合させて、第2図bに示し
たようにシリンダ−ヘツド13の端面13aをシ
リンダ−ブロツク11の端面11aに当接させ
る。この際、Oリング18はその周面をシリンダ
−ヘツド13の端面13aとシリンダ−ブロツク
11に形成した円形凹部16の環状段部16aと
で狭持されて変形し、連通路15は完全にシール
される。したがつて、連通路15を流れる流体
は、接合部より漏洩することなくシリンダ−ブロ
ツク11の流体通路12からシリンダ−ヘツド1
3の流体通路14へ流れる。
このようにして設置されたOリング18は、パ
イプ外周面によつて位置決めされ、さらにシリン
ダ−ヘツド13は、その当接時にパイプ17によ
つて案内されるので位置ずれすることがない。
イプ外周面によつて位置決めされ、さらにシリン
ダ−ヘツド13は、その当接時にパイプ17によ
つて案内されるので位置ずれすることがない。
なお、パイプ17の両端部またはそれぞれの流
体通路開口面に適宜な面取りを促すとパイプ17
は挿入しやすくなる。
体通路開口面に適宜な面取りを促すとパイプ17
は挿入しやすくなる。
上記したように、本考案に係るOリングの設置
構造は、接続する流体通路間にパイプを差し渡
し、このパイプにOリングを装着した後に両物品
を接合するので、接合時にOリングが流体通路の
角部に接触して損傷を受けることがなく、しかも
所定位置に装着された状態で狭持されるので、O
リングの耐久性が向上し、かつシールの信頼性が
高い。
構造は、接続する流体通路間にパイプを差し渡
し、このパイプにOリングを装着した後に両物品
を接合するので、接合時にOリングが流体通路の
角部に接触して損傷を受けることがなく、しかも
所定位置に装着された状態で狭持されるので、O
リングの耐久性が向上し、かつシールの信頼性が
高い。
第1図は従来のOリング設置構造を示した断面
図、第2図a,bは本考案に係るOリング設置構
造の一実施例を示した断面図である。 11……シリンダ−ブロツク、12,14……
流体通路、13……シリンダ−ヘツド、15……
連通路、17……パイプ、18……Oリング。
図、第2図a,bは本考案に係るOリング設置構
造の一実施例を示した断面図である。 11……シリンダ−ブロツク、12,14……
流体通路、13……シリンダ−ヘツド、15……
連通路、17……パイプ、18……Oリング。
Claims (1)
- 接合面に対して垂直方向に流体通路をそれぞれ
形成した2つの物品を互いに接合させて上記流体
通路を接続するとともに、両流体通路間にOリン
グを介在してそれらの流体通路間をシールするよ
うにしたOリング設置構造において、上記両物品
の流体通路間にパイプを差し渡して設置し、この
パイプの外周面にOリングを配設したことを特徴
とするOリングの設置構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10268083U JPS6010956U (ja) | 1983-07-01 | 1983-07-01 | Oリングの設置構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10268083U JPS6010956U (ja) | 1983-07-01 | 1983-07-01 | Oリングの設置構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6010956U JPS6010956U (ja) | 1985-01-25 |
JPH018768Y2 true JPH018768Y2 (ja) | 1989-03-09 |
Family
ID=30241911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10268083U Granted JPS6010956U (ja) | 1983-07-01 | 1983-07-01 | Oリングの設置構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6010956U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5120356U (ja) * | 1974-08-01 | 1976-02-14 | ||
JPS5224162B2 (ja) * | 1973-07-06 | 1977-06-29 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5534366Y2 (ja) * | 1975-08-12 | 1980-08-14 |
-
1983
- 1983-07-01 JP JP10268083U patent/JPS6010956U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5224162B2 (ja) * | 1973-07-06 | 1977-06-29 | ||
JPS5120356U (ja) * | 1974-08-01 | 1976-02-14 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6010956U (ja) | 1985-01-25 |
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