JP2693638B2 - ボックスカルバート - Google Patents

ボックスカルバート

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JP2693638B2
JP2693638B2 JP2313087A JP31308790A JP2693638B2 JP 2693638 B2 JP2693638 B2 JP 2693638B2 JP 2313087 A JP2313087 A JP 2313087A JP 31308790 A JP31308790 A JP 31308790A JP 2693638 B2 JP2693638 B2 JP 2693638B2
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誠司 高田
南志 遠藤
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西武ポリマ化成株式会社
ジオスター株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は地下道、暗渠などの構築に用いるボックス
カルバートに関する。
〔発明が解決しようとする課題〕
ボックスカルバートを連結して構築した地下道などの
構築物は、基礎地盤が不等沈下するとボックスカルバー
ト間の継手部分が破損したり、間隙を生じ、水漏れや破
壊の原因となる。この様なトラブルを防止するために、
2つの筒形部材間を可撓性の連結材で連結し、この連結
材部分で不等沈下の歪を吸収して水漏れや破損の防止を
図る手段が提案されている。
例えば、第8図のように、2つのコンクリート製の筒
形部材1、1の対向する端部の内周面間に跨がり帯状可
撓性の連結材2を配し連結する方法が従来行なわれてい
た。この方法は連結材2の両側縁に穿孔したボルト孔に
ボルト3を挿通し、その先端をボックスカルバート内面
に開口した埋込ナット4に螺着して締結固定するもので
あった。この従来の方法は、連結材にボルト挿通孔を穿
孔することにより止水面を欠損させ、埋込みナットとボ
ルト挿通孔とがよく一致しないと止水性の低下をもたら
す。また、連結材の取付け、取換え時には多数のボルト
をボルト孔に挿通し、埋込ナットのネジ孔に螺着し締結
しなければならず、多大の手間を必要とするなどの欠点
があった。この欠点を排除するため、両側縁にボルト孔
を穿孔するのに代え、連結材の両側縁を押材で挟み、こ
の押材をボックスカルバート内面にボルト締結により固
定する手段を本願出願人は先に提案した。(特開平2−
85435号参照) 何れの手段もボックスカルバート内周面に可撓性連結
材が露出して障害を来し、連結材が損傷を受け易いなど
の問題があり、さらに、小径ボックスカルバートの場合
は、内側に人が入って作業することが著しく困難となる
という欠点もあった。
この発明は上記事情に鑑みなされたものである。その
目的は、可撓性連結材による連結部の止水性が高く、損
傷し難く、かつ、連結材の取付性が優れ、小径であって
も取付けに支障がない、2つの筒形部材を可撓性連結材
で連結してなるボックスカルバートを提案するにある。
〔課題を解決するための手段〕
このボックスカルバートは、2個のコンクリート製筒
形部材の対向する端部間を帯状の可撓性連結材で連結し
てなるボックスカルバートであって、(A)帯状可撓性
連結材は、断面T形で長手方向に直線状の直線部連結材
と長手方向にL状に折曲したコーナー部連結材との2種
類の連結材が端面間で接合されて環状となっており、
(B)該連結材のT形断面の縦線部が対向する筒形部材
端面間で挟さまれ、該連結材のT形断面の横線部が対向
する筒形部材端部外周面に跨がりその周面を覆うよう該
連結材が配置されており、(C)該連結材の横線部両端
は周方向に長い押材で保持され、かつ、該押材は該筒形
部材端部外周面に開口した埋込ナットに螺着されたボル
トにより該筒形部材端部外周面に固定されていることを
特徴とする。そして、連結材での連結部の外周面はさら
に鋼性カラーで覆われていることが好ましい。
〔実 施 例〕
第1図は実施例のボックスカルバートであり、2個の
コンクリート製の筒形部材1、1の対向する端部間に跨
がって配置した断面T形で帯状可撓性の連結材2により
各筒形部材1、1を連結して構成されている。各筒形部
材1、1の継手部には端部外周面を取り巻いて段差部
5、5が設けられている。第2、6図のように、連結材
2のT字縦線部19は各筒形部材1、1の対向する端面間
に挟まれ、連結材2のT字横線部は段差部5、5の周面
に添付されている。連結材2のT字横線部の両端の断面
方形をなす肉厚部6を押材7で押圧してある。押材7は
ボルト孔を挿通したボルト9の先端を筒形部材1端部の
段差部5に開口する埋込ナット4に螺着し、ボルト9の
頭部に螺着したナット10を締付けて筒形部材1に固定さ
れてる。連結した2つの筒形部材1、1の段差部5、5
の外周面は、筒形部材1、1に跨がって配置した鋼製カ
ラー11で覆われている。なお、埋込ナット4の先端には
L形に折曲したアンカー12が固着してある。
押材7には第3図の直線部の押材7と第4図の曲線部
左右の押材7、7がある。何れの押材7も長尺であり、
断面L形をなし直交する横片13と縦片14からなり、横片
13には長さ方向に長いボルト孔15が穿孔してあり、それ
ぞれの片13、14の先端にはL形内側に突出した突状16、
16′が設けてある。なお、曲線部の押材7、7は、それ
ぞれ対向する筒形部材端部段差部の周面に対向するもの
であり、対称形である。
第5図は押材7のボルト孔15に挿通し、埋込ナット4
に螺着するボルト9であり、端面にマイナス溝17を有す
る。勿論、ボルト9の代りに六角形のボルト頭であるボ
ルトであっても差し支えない。
押材7は長いボルト孔15を挿通したボルト9を埋込ナ
ット4に螺着し、その上端に螺着したナット10を締付け
て、縦片14先端縁の突条16′を段差部5に押当てて締め
付ける。連結材2のT字横線部両端の肉厚部6は横片13
の下面に位置し、横片13先端の突条16でその首部の押圧
されている。突条16の先端には、縦片14先端の突条16′
を支点としたナット10の締付力が強く作用し、連結材2
は押材7で筒形部材端部外周面に強く押圧し固定され
る。
断面T形の連結材2は、第7図(a)に示す直線部連
結2−1、(b)、(c)に示す直角に折曲、あるいは
弯曲して折曲したコーナー部連結材2−2を用いその端
部間を接合して環状として、連結材2を構成する。筒形
部材端部段差部5のコーナーの形状に対応したコーナー
部連結材2−2が用いられることは云うまでもない。ま
た、2つの並列する空間部がある2連型ボックスカルバ
ートにおいては、必要箇所に直線部連結材2−1に代え
て、第7図(d)に示す直線部連結材2−3を用いるこ
とが好ましい。
〔作 用〕
このボックスカルバートは以上の構成からなり2つの
筒形部材の対向する端部間を断面T形の帯状可撓性連結
材で連結してあり、連結材のT字横線部の両端はそれぞ
れ対向する筒形部材端部外周面に周方向に連続した長い
押材で押圧し固定してある。このため、ボックスカル
バートにかかる歪は2つの部材間の連結材の変形により
吸収され、ボックスカルバート間に作用する歪応力を緩
和することができる。連結材は、ボルト孔等の穿孔が
不必要となり、連続する長い押材で押圧固定されるの
で、欠損部がたく、高い止水製を発現できる。連結材
は筒形部材端部外周面に固定してあるので、従来のよう
に、連結材がボックスカルバート内面に露出することに
よる障害や、連結材が受ける損傷を無くすることができ
る。連結材の取付けは押材のボルト孔を挿通したボル
トを直接、埋込みナットに螺着し締結できるので、連結
材のボルト孔にボルトを挿通し締結する場合に比べ位置
合せが容易で作業性が向上する。小口径のボックスカ
ルバートであっても外側面から固定できる。連結材の
T形縦線部が対向する筒形部材端面間に挟持されている
ので、端面間の緩衝作用をする他、止水性を高め三次止
水の作用を発揮する。連結材は直線部連結材とコーナ
ー部連結材を端部間で接合して環状に構成され筒形部材
端部外周面に添って密着して押圧・固定されているの
で、直線状の連結材をコーナー部周面に沿い曲げて添付
ける場合に比べ、作業性が優れ曲げにより生じる連結材
の歪発生を防止できる。
なお、実施例の押材のごとく、ボルト孔15を長孔とす
ると、ボルト孔15を挿通したボルト9の先端の埋込ナッ
ト4への位置合せが容易となり、連結材2の固定の作業
性を一層高めることができる。また、連結材の外周面を
鋼性カラーで覆うと、連結材が保護され好適である。
〔発明の効果〕
この発明によればボックスカルバートは2つの筒形部
材の外周面に固定した可撓性連結材で不等沈下や衝撃に
よる歪を吸収し、ボックスカルバート構築物の破壊を防
止することができる。可撓性連結材には穿孔はなく隣接
部材に密着しているので止水性が高く、損傷し難い。ま
た、可撓性連結材の取付け押材のボルト締めで行なうの
で作業性が優れ、さらに、筒形部材の外側から行なうの
で小口径の場合でも容易に取付けられる。
【図面の簡単な説明】
第1〜7図は、この発明の実施例に関するものであり、
第1、2図はそれぞれ、ボックスカルバートの一部断面
で示す側面図、埋込ナット位置を示す筒形部材端平面
図、第3、4、5図はそれぞれ直線部押材、曲線部押材
およびボルトの斜視図、第6図は筒形部材端部間の連結
部断面図、第7図(a),(d)は直線部連結材の斜視
図、第7図(b),(c)はコーナー部連結材の斜視
図、第8図は従来の可撓性連結材で連結したボックスカ
ルバート連結部断面図である。 1……筒形部材、2……連結材、3……ボルト、4……
埋込ナット、5……段差部、 6……肉厚部、7……押材、9……ボルト、10……ナッ
ト、11……鋼製カラー、 12……アンカー、13……横片、14……縦片、15……長い
ボルト孔、 16,16′……突条、17……マイナス溝、19……T字縦線
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−85435(JP,A) 特開 平1−229191(JP,A) 実開 昭59−37486(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2個のコンクリート製筒形部材の対向する
    端部間を帯状の可撓性連結材で連結してなるボックスカ
    ルバートであって、(A)帯状可撓性連結材は、断面T
    形で長手方向に直線状の直線部連結材と長手方向にL状
    に折曲したコーナー部連結材との2種類の連結材が端面
    間で接合されて環状となっており、(B)該連結材のT
    形断面の縦線部が対向する筒形部材端面間に挟さまれ、
    該連結材のT形断面の横線部が対向する筒形部材端部外
    周面に跨がりその周面を覆うよう該連結材が配置されて
    おり、(C)該連結材の横線部両端は周方向に長い押材
    で保持され、かつ、該押材は該筒形部材端部外周面に開
    口した埋込みナットに螺着されたボルトにより該筒形部
    材端部外周面に固定されていることを特徴とするボック
    スカルバート。
  2. 【請求項2】筒形部材端部外周面は鋼製カラーで覆われ
    ていることを特徴とする請求項1記載のボックスカルバ
    ート。
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