JP2622247B2 - 全旋回型作業車 - Google Patents

全旋回型作業車

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JP2622247B2
JP2622247B2 JP7215564A JP21556495A JP2622247B2 JP 2622247 B2 JP2622247 B2 JP 2622247B2 JP 7215564 A JP7215564 A JP 7215564A JP 21556495 A JP21556495 A JP 21556495A JP 2622247 B2 JP2622247 B2 JP 2622247B2
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仁雄 那須
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行機体に縦軸芯周り
で全旋回自在な旋回台を搭載し、旋回台に掘削作業装置
を連結した全旋回型作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような全旋回型作業車において
は、例えば図4に示すように旋回台2に運転部10及び
原動部9を配置し、原動部9を覆うボンネット13を備
えているものがある。特に旋回台2の大きさが限られた
小型の全旋回型作業車では、例えば図4に示すようにボ
ンネット13の天井部分に、運転部10の運転座席12
を設置して、運転部10(運転座席12)及び原動部9
(ボンネット13)を上下に重ね合わせるようにして、
互いのスペースを確保しているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】原動部においては、エ
ンジンやラジエータ等のように比較的背の高いものが含
まれているので、ボンネットの高さはある程度高いもの
に設定する必要がある。これに対し運転座席は運転者が
着座するので、操縦性の面から運転座席の高さはあまり
高いものに設定することはできない。本発明は、前述の
ように原動部を覆うボンネットの天井部分に運転座席を
設置した全旋回型作業車において、運転座席の高さを適
切なものに設定しながら、ボンネットの高さをある程度
高いものにできるような構成を得ることを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は全旋回型
作業車において、次のように構成することにある。走行
機体に縦軸芯周りで全旋回自在な旋回台を搭載して、旋
回台に掘削作業装置を備え、旋回台の後部の原動部を覆
うボンネットを備えると共に、ボンネットの天井部分よ
りも低い低天井部分をボンネットの前部に形成し、低天
井部分と天井部分とに亘って縦壁部分を形成して、運転
座席をその背もたれ部が縦壁部分に対向するように、低
天井部分に設置し、且つ、ボンネットの天井部分に設け
られた支点周りに、ボンネット内を開放可能な開閉部を
揺動開閉自在に支持してある。
【0005】
【作用】請求項1の特徴のように、ボンネットの天井部
分よりも低い低天井部分を形成して、この低天井部分に
運転座席を設置すると、運転座席(低天井部分)の高さ
を適切な高さに設定しても、ボンネットの天井部分は高
いものに設定することができる。運転座席の背もたれ部
側(後側)にボンネットの縦壁部分が在り、縦壁部分か
らボンネットの天井部分が形成されているので、運転座
席の背もたれ部側(後側)においても、ボンネットの天
井部分が高いものとなる。
【0006】この場合、床面から運転座席までの高さを
適切なものに設定できるので、運転座席に着座した状態
において、運転者は足を床面の所望の位置に自由に置く
ことができるようになる。これにより、作業状態の変化
に応じて床面の適切な位置に足を移動させることによっ
て、作業状態の変化に関係なく運転者は足の踏ん張りに
より自身の体を容易に安定させることができる。
【0007】請求項1の特徴では、ボンネットにおいて
低天井部分よりも高い位置にある天井部分の支点周り
に、開閉部が揺動開閉自在に支持されている。これによ
り、例えば開閉部を、ボンネットの天井部分から後壁部
や横壁部に回り込むように大きなものに形成すれば、開
閉部を開操作することによって、ボンネットの後壁部や
横壁部を高い範囲に亘って開放できるのであり、これば
かりではなく天井部分も開閉部により開放できるように
なる。
【0008】
【発明の効果】請求項1の特徴によると、運転座席を適
切な高さに設定できると同時にボンネットの天井部分を
高いものに設定できるので、運転座席が高すぎることに
よる着座感の悪さと言う弊害を伴うことなく、且つ足の
踏ん張りにより運転者の自身の体を容易に安定させるこ
とができ、ボンネット内にエンジンやラジエータ等のよ
うな比較的背の高いものを無理なく配置することができ
るようになって、ボンネット内の各部の配置に関して融
通性の高い構成が得られる。この場合、運転座席の下側
に位置するボンネットの低天井部分も、ボンネット内と
して空間が確保されるので、この点においてもボンネッ
トの容積を大きくすることができるようになり、ボンネ
ット内の各部の配置に関してさらに融通性の高い構成が
得られる。
【0009】運転座席の背もたれ部側(後側)において
もボンネットの天井部分を高いものに設定できるので、
この部分にも背の高いものを配置できるようになり、ボ
ンネット内の各部の配置に関してさらに融通性の高い構
成となる。開閉部によりボンネットの後壁部や横壁部、
天井部分を大きく開放できるように設定することが可能
になるので、ボンネット内の原動部における整備性の向
上が期待できる。
【0010】
【実施例】図3に本発明に係る全旋回型作業車の一例で
ある全旋回型のバックホウを示している。このバックホ
ウは、油圧モータ駆動型のクローラ式の走行機体1の上
部に、縦軸芯Y1周りで全旋回自在な旋回台2を搭載
し、旋回台2に掘削作業装置3を連結して構成されてい
る。
【0011】図3及び図1に示すように掘削作業装置3
は、旋回台2にブラケット4を介して横軸芯X1周りに
揺動自在に枢支連結されたブーム5、ブーム5の先端側
の縦軸芯Y2周りに折れ曲がり自在に枢支連結された折
れ曲がり連結部6、折れ曲がり連結部6の先端部の横軸
芯X2周りに枢支連結されたアーム7、及びアーム7の
先端に枢支連結されたバケット8等から構成されてお
り、油圧シリンダC1,C2,C3,C4により各別に
揺動駆動されて、掘削作業が行えるように構成されてい
る。図2に示すように、折れ曲がり連結部6を折り曲げ
た状態でブーム5を後方側に揺動させると、掘削作業装
置3の全体が平面視で旋回台2の最大旋回軌跡内に収ま
り、旋回半径を小さなものにできるように構成してい
る。
【0012】図3及び図1に示すように、旋回台2に原
動部9、運転部10及び燃料タンク11等を、旋回台2
の最大旋回軌跡内に収まる状態で配置し、旋回台2に対
する掘削作業装置3の連結方向に沿う中心線lの両側
に、運転部10と燃料タンク11とを並列配置し、掘削
作業装置3の連結部分の反対側部位に原動部9を配置し
ている。
【0013】原動部9を覆う固定ボンネット13(ボン
ネットに相当)が備えられており、固定ボンネット13
と後述する可動ボンネット15(開閉部に相当)の天井
部分13a,15aよりも低い低天井部分13bが、固
定ボンネット13の前部に形成され、低天井部分13b
と天井部分13aとに亘って縦壁部分13cが形成され
ている。図3に示すように運転部10における運転座席
12が、固定ボンネット13の低天井部分13bにスラ
イド機構14を介して搭載され、運転座席12の背もた
れ部が縦壁部分13cに対向しており、運転座席12が
後方側に寄った運転作用位置と、前方側にスライド移動
したメンテナンス作業位置とに位置変更自在に構成され
ている。
【0014】固定ボンネット13の後部側の可動ボンネ
ット15が、固定ボンネット13の天井部分13aに設
けられた横軸芯X3(支点に相当)周りに、後方上方側
に大きく開放揺動可能に取り付けられており、可動ボン
ネット15はガスシリンダ16により開放位置で位置保
持可能である。この場合、運転座席12を前方側のメン
テナンス作業位置に位置変更しておくことによって、可
動ボンネット15を運転座席12に干渉することなく大
きく開放することができる。尚、運転座席12を、前部
下部の横軸芯周りで上方に揺動自在に取り付けるように
してもよい。
【0015】運転部10における運転ステップ部17の
中心線l側の部分17aを、燃料タンク11よりも旋回
半径方向の外方側に突出させ、その突出した部分17a
に操作ペダル18,19を配置している。一方の操作ペ
ダル18は、旋回台2の旋回駆動を行う状態と、掘削作
業装置3における折れ曲がり連結部6の格納揺動駆動を
行う状態とに切換操作するものであり、他方の操作ペダ
ル19は、走行用油圧モータ(図示せず)の容量切換操
作によって、機体の走行速度を高低に切換操作するもの
である。
【0016】以上のように、運転ステップ部17の部分
17aを突出させることにより、運転者が燃料タンク1
1により前方視界の遮られることの無い位置に、運転座
席12を配置することができた。しかも原動部9の可動
ボンネット15は、運転座席12との干渉もなく大きく
揺動開放させることができる。
【0017】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】旋回台付近の平面図
【図2】掘削作業装置の格納状態を示す全体平面図
【図3】バックホウの全体側面図
【図4】従来例を示す旋回台付近の平面図
【符号の説明】
1 走行機体 2 旋回台 3 掘削作業装置 9 原動部 12 運転座席 13 ボンネット 13a ボンネットの天井部分 13b ボンネットの低天井部分 13c ボンネットの縦壁部分 15 ボンネットの開閉部 X3 支点 Y1 縦軸芯

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体(1)に縦軸芯(Y1)周りで
    全旋回自在な旋回台(2)を搭載して、前記旋回台
    (2)に掘削作業装置(3)を備え、前記旋回台(2)
    の後部の原動部(9)を覆うボンネット(13)を備え
    ると共に、 前記ボンネット(13)の天井部分(13a) よりも低
    い低天井部分(13b)を、前記ボンネット(13)の
    前部に形成し、前記低天井部分(13b)と前記天井部
    分(13a)とに亘って縦壁部分(13c)を形成し
    て、 運転座席(12)をその背もたれ部が前記縦壁部分(1
    3c)に対向するように、前記低天井部分(13b)に
    設置し、 且つ、前記ボンネット(13)の天井部分(13a)に
    設けられた支点(X3)周りに、前記ボンネット(1
    3)内を開放可能な開閉部(15)を揺動開閉自在に支
    持してある 全旋回型作業車。
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JPS61237722A (ja) * 1985-04-15 1986-10-23 Kubota Ltd 掘削作業車
JPS61257542A (ja) * 1985-05-10 1986-11-15 Kubota Ltd 掘削作業車
JPS61191954U (ja) * 1985-05-23 1986-11-29
JPS6478981A (en) * 1987-09-21 1989-03-24 Kubota Ltd Engine bonnet pressing part of back-hoe

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