JP2619013B2 - 製パン器 - Google Patents

製パン器

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JP2619013B2
JP2619013B2 JP24231288A JP24231288A JP2619013B2 JP 2619013 B2 JP2619013 B2 JP 2619013B2 JP 24231288 A JP24231288 A JP 24231288A JP 24231288 A JP24231288 A JP 24231288A JP 2619013 B2 JP2619013 B2 JP 2619013B2
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bread
fermentation
gas
time
baking
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康典 大薮
典介 福田
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、パン材料をこねたり、発酵させたり、焼い
たりする各工程を所定の順序で順次実施しパンを作る製
パン器に関する。
(従来の技術) 従来の製パン器は、小麦粉やイースト等からなるパン
材料をこねたり、発酵させたり、焼いたりする各種の工
程を所定時間ずつ実施することによりパンを作る装置で
あるが、この処理工程は製パン器が置かれている雰囲気
中の温度,湿度等の環境条件や、パン材料を構成する小
麦粉やイースト等の構成比の若干の差により製パン工程
の進行状態に大きな差が発生し、各処理工程に要する時
間が異なってくる。従って、各処理工程を制御するた
め、各処理工程においてパン材料から発生するガス、例
えばエタノールガスの量、すなわちガス濃度を検出し、
このガス濃度に応じて各処理工程の進み具合を判別し、
この判別結果を用いて各処理工程の所要時間を制御しパ
ンの出来具合を均一にしている。
前述の製パン器の動作について第4図の従来の製パン
器の製パン工程特性図を用いて説明する。一次発酵で
は、製パン室内の雰囲気ガス濃度が増加して、第1の設
定量(P1)に達したところでガス抜き、続いて成形発酵
を行う。この成形発酵でさらに製パン室内の雰囲気ガス
濃度が増加して、第2の設定量(P2)に達したところで
焼き工程を行い、雰囲気ガス濃度が減少して第3の設定
量(P3)に達したところで焼き終了と判断するという、
パン材料から生成されるガス量の検出を、製パン工程に
使用している。
一方、パン材料の発酵の進行速度は、第5図のパン材
料の発酵の進行状態を示す特性図に示すように、発酵開
始から一定時間経過するまでは増加するが、その後は減
少する。また、パン材料により発酵の速い生地や、発酵
の遅い生地があり、極端に発酵のみ進み具合が遅いパン
材料の場合は、発酵開始からガス抜きまでの時間が極端
に長くなり、ガス抜き後はすでに発酵の進む速さは衰え
ており、ガス抜きから発酵終了までの時間はさらに長い
ものとなり、製パン工程に要する時間が著しく長くなっ
ていた。
さらに、上述のパン材料の場合は、パン材料から発生
するガス量と、製パン器の換気口を通して製パン室から
製パン器外に出ていくガス量と平衡して、雰囲気ガス濃
度の増加がある一定量で止まってしまい、第6図のパン
材料の発酵の進行状態を示す特性図のように第2の設定
量(P2)に達することができないため、焼き工程に移る
ことができず、パンが出来上がらない場合があった。
また、焼き工程では、製パン室内が高温(約160℃)
となるため、ガス検出部の故障が他の製パン工程よりも
起りやすく、このガス検出部の故障で焼き工程の終了が
判断できなくなり、製パン室内の高温長時間が続き、火
災の危険があった。
(発明が解決しようとする課題) このように従来の製パン器は、パン材料から生成され
るガス量の検出を、製パン工程に使用しているため、パ
ン材料の材料比や温度条件により製パン工程に要する時
間が著しく長くなっていた。さらに、パン材料から発生
するガス量と、製パン器の換気口を通して製パン室から
製パン器外に出ていくガス量とが平衡して、雰囲気ガス
濃度の増加がある一定量で止まってしまい、設定量に達
することができないため、焼き工程に移ることができ
ず、パンが出来上がらない場合があった。また、焼き工
程では、製パン室内が高温となり、ガス検出部の故障で
焼き工程の終了が判断できなくなり、製パン室内の高温
長時間が続き火災の危険性があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、各性パン
工程をパン材料にかかわらず、品質の良いパンが作れる
製パン器を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明の製パン器は、パン
材料をこね、発酵、焼きの各工程を順次経てパンに仕上
げる製パン室と、前記パン材料から発生するガスを検出
するガス検出手段と、この検出手段で検出したガス濃度
に応じて前記こね、発酵、焼きの各工程の進行状況を制
御する制御手段と、前記こね、発酵、焼きの各工程の進
行時間を計測する計測手段と、この計測手段により計時
を開始した後、前記各進行時間が夫々設定時間が経過し
ても前記ガス検出手段の検出出力が設定検出濃度に到達
しない場合に次工程に移行することを特徴とする。
(作 用) このように構成されたものにおいては、パン材料の発
酵の進み具合が遅く、製パン室内のガス濃度の増減が設
定量に達するのが遅い場合、また達しない場合に、第1
の設定時間を経過したところでガス抜き工程に移り、続
いて成形工程に移るため、パン材料の発酵速度が衰えて
いないうちに成形発酵を行うことができ、また、第2の
設定時間を経過したところで発酵工程を終了するため、
焼き工程に移ることができ、第3の設定時間を経過した
ところでガス検出手段の出力にかかわらず、焼き工程を
終了する設定時間による制御に切替えるため、品質の良
いパンを作ることができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。第
1図は本発明の一実施例に係る製パン器の断面図であ
る。
図において、製パン器の製パン室2は、パンを作る
ための種々の材料3を収容する容器4、この容器4内に
設けられた材料3を撹拌する羽根5、前記容器4の下部
に設けられたパン材料3の発酵・焼きを行うヒータ6、
パン材料3から生成されるエタノールガスを検出するガ
ス検出手段7、製パン室2内の雰囲気と製パン器外部
の雰囲気とをつなぐ換気口8、蓋9等から構成されてい
る。この蓋9には製パン室2の密閉性を高めるためのゴ
ムパッキング10が設けられている。
一方、前記製パン室2は製パン室2の底部に設けられ
た支持台11上に固定されている。この支持台11上にはモ
ータ12も設置されており、このモータ12によりパン材料
3を撹拌する羽根5を制御する。また製パン器の上部
には製パン室2のパン材料3から発生する蒸気を逃がす
ための窓13が設けられている。
また、上述の製パン器の制御機能を第2図の本発明の
一実施例に係る製パン器の制御機能構成図を用いて説明
する。計測手段であるタイマー14は各製パン工程の設定
時間を計測し、このタイマー14が計測した各工程の設定
時間を越えてもガス検出手段7からの検出ガス濃度の変
化量が設定量に達しないときに、切替え手段15をガス検
出手段7から各工程の設定時間に切替えて、制御手段16
によりヒータ6およびモータ12を制御するように構成さ
れている。
次に、上記構成における本発明の製パン器の動作に
ついて第3図を用いて説明する。なお、第3図はパンの
製造工程開始からの時間と製パン室2内のガス濃度の変
化状況を示す特性図である。
まず、パン作りの開始に当たり、容器4内に所要のパ
ン材料3が投入され、所定の開始スイッチ(図示せず)
が操作されると、パン材料3をによりモータ12を駆動す
ることで羽根5を回転させてパン材料3を所定時間だけ
こね、パン生地を形成する。
こね工程が終了すると制御手段16による一次発酵工程
に入る。一次発酵工程ではモータ12の停止により羽根5
の回転が停止し、ヒータ6への通電制御を行い、ヒータ
6を弱運転し、容器4内の温度をパン材料3が発酵に適
した温度(約30℃)に維持し、製パン室2内のパン材料
3から生成するエタノールガスのガス濃度が第1の設定
量に達するまで一次発酵工程を行うが、パン材料3の材
料比や温度条件により発酵時間(速度)が長くなること
がある。この時にはパン材料3から生成するエタノール
ガスのガス濃度が第1の設定量(P1)に達するまでに時
間がかかるため、計測手段であるタイマー14で一次発酵
工程の進行時間を計測し、このタイマー14が計測した一
次発酵工程の進行時間があらかじめ設定された第1の設
定時間(T1)を越えても、ガス検出手段7からの検出ガ
ス濃度の変化量が第1の設定量(P1)に達しないとき
に、切替え手段15により、ガス検出手段7での制御をあ
らかじめ設定された一次発酵工程の第1の設定時間(T
1)になる制御に切替えて、制御手段16によりヒータ6
を停止する。
このように動作することにより、パン材料3の発酵速
度が衰えていないうちにガス抜き工程を行うことができ
る。また、あらかじめ設定された一次発酵工程の設定時
間(T1)内に、パン材料3から生成するエタノールガス
のガス濃度が第1の設定量(P1)に達したときは、引き
続きガス検出手段7での制御を行う。
前記ガス抜き工程を終了すると続いて成形発酵工程を
行う。この成形発酵工程の場合、さらにガス濃度が増加
して第1の設定量(P1)より高い第2の設定量(P2)に
達するまで成形発酵工程を行うが、パン材料3の材料比
や温度条件により発酵時間(速度)が長くなることがあ
る。この時にはパン材料3から生成するエタノールガス
のガス濃度が第2の設定量(P2)に達するまでに時間が
かかるため、計測手段であるタイマー14で成形発酵工程
の進行時間を計測し、このタイマー14が計測した成形発
酵工程の進行時間があらかじめ設定された第2の設定時
間(T2)を越えても、ガス検出手段7からの検出ガス濃
度の変化量が第2の設定量(P2)に達しないときに、切
替え手段15により、ガス検出手段7での制御をあらかじ
め設定された成形発酵工程の設定時間(T2)による制御
に切替えて、制御手段16によりヒータ6を制御し、成形
発酵工程を終了し、焼き工程に移る。なお、一次発酵工
程を設定時間(第1の設定時間(T1))で制御した場合
は、あらかじめ設定された成形発酵工程の設定時間(第
2の設定時間(T2))の経過のみに基いて、成形発酵工
程を終了し、焼き工程に移る。また、一次発酵工程が設
定時間(T1)内に終了し、さらにあらかじめ設定された
成形発酵工程の設定時間(T2)内に、パン材料3から生
成するエタノールガスのガス濃度が第2の設定量(P2)
に達したときは、引き続きガス検出手段7での制御を行
う。
このように動作することにより、確実に焼き工程に移
ることができる。
次に、焼き工程の場合、パン材料3から生成するガス
濃度が第2の設定量(P2)より減少して第3の設定量
(P3)に達するまで焼き工程を行うが、ガス検出手段7
の故障等により焼き工程の終了が判断できなくなること
がある。この時にはパン材料3から生成するエタノール
ガスのガス濃度が第3の設定量(P3)に達したと判断で
きないため、切替え手段15により、ガス検出手段7での
制御をあらかじめ設定された焼き工程の設定時間(T3)
による制御に切替えて、制御手段16によりヒータ6を停
止し、焼き工程を終了する。なお、成形発酵工程を設定
時間(第2の設定時間(T2))で制御した場合は、あら
かじめ設定された焼き工程の設定時間(第3の設定時間
(T3))の経過のみに基いて、焼き工程を終了する。
このように動作することにより、焼き工程の終了を設
定時間による制御に切替えるため、ガス検出手段7の故
障時にも焼き工程を確実に終了させることができ、火災
等を防ぐことができ安全性が高くなる。
[発明の効果] 本発明によれば、パン材料の発酵の進み具合が遅く、
製パン室内のガス濃度の増減が設定量に達するのが遅い
場合、また達しない場合に、第1の設定時間を経過した
ところでガス抜き工程に移り、続いて成形工程に移るた
め、パン材料の発酵速度が衰えていないうちに成形発酵
を行うことができ、また、第2を設定時間を経過したと
ころで発酵工程を終了するため、焼き工程に移ることが
でき、第3の設定時間を経過したところでガス検出手段
の出力にかかわらず、焼き工程を終了する設定時間によ
る制御に切替えるため、品質の良いパンを作ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る製パン器の断面図、第
2図は本発明の一実施例に係る製パン器の制御機能構成
図、第3図はパンの製造工程開始からの時間と製パン室
内のガス濃度の変化状況を示す特性図、第4図は従来の
製パン器の製パン工程特性図、第5図はパン材料の発酵
の進行状態を示す特性図、第6図はパン材料の発酵の進
行状態を示す特性図である。 ……製パン器、2……製パン室 3……パン材料、4……容器 5……羽根、6……ヒータ 7……ガス検出部、8……換気口 12……モータ、14……タイマー 15……切替え手段、16……制御手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パン材料をこね、発酵、焼きの各工程を順
    次経てパンに仕上げる製パン室と、前記パン材料から発
    生するガスを検出するガス検出手段と、この検出手段で
    検出したガス濃度に応じて前記こね、発酵、焼きの各工
    程の進行状況を制御する制御手段と、前記こね、発酵、
    焼きの各工程の進行時間を計測する計測手段と、この計
    測手段により計時を開始した後、前記各進行時間が夫々
    設定時間が経過しても前記ガス検出手段の検出出力が設
    定検出濃度に到達しない場合に次工程に移行することを
    特徴とする製パン器。
JP24231288A 1988-09-29 1988-09-29 製パン器 Expired - Lifetime JP2619013B2 (ja)

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