JP2617429B2 - カルボキシルを末端基とするラクトンアクリレート - Google Patents

カルボキシルを末端基とするラクトンアクリレート

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JP2617429B2
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F20/00Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical or a salt, anhydride, ester, amide, imide or nitrile thereof
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    • C08F20/10Esters
    • C08F20/26Esters containing oxygen in addition to the carboxy oxygen
    • C08F20/28Esters containing oxygen in addition to the carboxy oxygen containing no aromatic rings in the alcohol moiety

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はラクトンアクリレートに
関し、より詳細にはカルボキシルを末端基とするラクト
ンアクリレートに関する。
【0002】
【従来の技術】いくつかのカプロラクトンアクリレート
モノマーの製法が米国特許4,504,635号に開示
された。特にその1つはユニオンカーバイドコーポレー
ションからトウネット(TONET)モノマーM−10
0として市販されている。下記の式はヒドロキシアルキ
ルアクリレートとエプシロン−カプロラクトンとの反応
からの該物質の製法を説明する:
【化1】 (式中、Rは2〜12の炭素原子を有するアルキレンラ
ジカルであり、pは1〜約20である)。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構造を有
する重合性モノマーを提供する: CH=CRCOR’−O−[−COR”−O]CO R”’ (1) (式中、RはH、メチル又はエチルであり、R’は炭素
2〜約12を有するアルキレンラジカルであり、R”は
炭素約1〜約10を有するアルキレンラジカルであり、
mは1〜約20の値を有する整数であり、nは1又は2
の整数であり、R”’は、nが1である時、炭素約2〜
約20を有する一価の炭化水素ラジカルであり、nが2
である時、炭素約2〜約20を有する二価の炭化水素ラ
ジカルである)。
【0004】ラクトンアクリレートと有機無水物又はカ
ルボン酸化合物との反応が上記の一般式(1)又は
(2)を有する重合性モノマーのラクトンアクリレート
を与えることを今見出した。
【0005】出発ラクトンアクリレートを与えるのに有
用なヒドロキシアルキルアクリレートは下記を含む: ヒドロキシエチルアクリレート ヒドロキシプロピルアクリレート ヒドロキシブチルアクリレート グリセリンモノ−又はジアクリレート ヒドロキシエチルメタクリレート ヒドロキシプロピルメタクリレート ヒドロキシヘキシルメタクリレート、等。 代表的なラクトンは下記式により表わされる:
【化2】 (式中、R及びRの各々は水素、フェニル又は炭素
原子1〜約5を有する低級アルキルであり、nは0〜約
9である)。
【0006】好ましいラクトンはエプシロン−カプロラ
クトンであるが、デルタ−バレロラクトン、デルタ−ブ
チロラクトン、ベータ−プロピオラクトン、ゼータ−エ
ナントラクトン、イータ−カプリロラクトンを使用する
こともでき、並びにメチルエプシロン−カプロラクト
ン、ジメチルエプシロン−カプロラクトン、エプシロン
−フェニル−アルファーメチル−エプシロンカプロラク
トン等、並びにかかるラクトンの混合物である。
【0007】本発明において用いる最も好ましいラクト
ンアクリレートは下記の平均式を有するものである: CH=CHCOOCHCHO− [−CO−(CH−O−] ここで、ヒドロキシエチルアクリレート1モルがエプシ
ロン−カプロラクトン2モルと結合する。この生成物は
米国特許4,504,635号に開示されている通りに
して作ることができるが、触媒、例えば塩化第一スズ、
三フッ化ホウ素、三フッ化ホウ素エーテラート、ジブチ
ルスズオキシド、臭化第一スズ等を用いて作るヒドロキ
シアルキルアクリレートとカプロラクトンとの同様の反
応生成物を用いることができる。
【0008】ラクトンアクリレートを一般式(1)及び
(2)の化合物に転化させる一般的な反応条件は次の通
りである: ラクトンアクリレート及び無水物或はカルボン酸化合物
を一緒にし及び室温〜約180℃の温度において1時間
未満〜数日の範囲の期間反応させる。反応時間の長さは
用いる温度による。時間と温度は共に使用する特定の反
応体に依存する。好ましい反応温度は約40゜〜160
℃で1時間未満〜約24時間であり、最も好ましい反応
温度は約60゜〜140℃で1時間未満〜約8時間であ
る。反応は酸素含有雰囲気において行なうのが好まし
く、かかる雰囲気は反応体を空気でシールする。反応体
に空気を散布することにより、或は酸素を導入してアク
リレート官能価の反応を抑制する他の任意の手段によっ
て作ることができる。反応は触媒を添加しないで進行す
るが、いくつかの場合には、触媒を加えて反応を促進さ
せ及び反応時間を最小にすることが望ましいかもしれな
い。適当な触媒はアルカリ性化合物、例えばテトラメチ
ルアンモニウムブロミド、トリメチルベンジルアンモニ
ウムヒドロキシド、トリメチルベンジルアンモニウムエ
トキシド、トリメチルベンジルアンモニウムブロミド及
びその他の第四アンモニウム化合物である。ゲル化を防
止するために、酸素単独ではこの目的に不十分な場合に
抑制剤或は遊離基安定剤を反応系に加えることが望まし
い。種々のキノン類、例えばヒドロキノンモノメチルエ
ーテル、ヒドロキノン、アルキル−及びアリール−置換
ヒドロキノン、p−メチオキシフェノール、等を遊離基
安定剤として用いることができる。これらの抑制剤は反
応体の約100〜2000ppm、好ましくは200〜
700ppmの濃度で用いることができる。多くの場
合、出発ラクトンアクリレートはこれらの抑制剤の内の
1種又はそれ以上を含有する。所望の場合には、カルボ
キシル末端基ラクトンアクリレートの製造において不活
性溶媒或は反応性溶媒を用いることができる。不活性溶
媒はトルエン、1,1,1−トリクロロエタン、エトキ
シエタノールアセテート等のような物質であり、反応性
溶媒は種々の化合物、例えば2−エチルヘキシルアクリ
レート 1,6−ヘキサンジオールジアクリレート ト
リメチロールプロパントリアクリレート等である。
【0009】カプロラクトンアクリレートと反応させる
べきポリカルボン酸無水物の量は、ポリカルボン酸無水
物1当量に対して1当量を越える量、好ましくは2当量
以上を用いる。
【0010】新規で有用な化合物は、ラクトン或はエプ
シロン−カプロラクトン等のラクトン類の混合物或はエ
プシロン−カプロラクトンとエプシロン−メチル−エプ
シロン−カプロラクトンとの混合物と、ヒドロキシアル
キルアクリレート、例えばヒドロキシエチルアクリレー
ト又はヒドロキシエチルメタクリレートとの反応生成物
であるラクトンアクリレートを分子内ポリカルボン酸無
水物、例えば無水マレイン酸と反応させて作り得ること
を見出した。この反応を上に一般的な様式で示す。
【0011】所望の場合には、カルボン酸をカプロラク
トンアクリレートと縮合機構により反応させて一官能価
又は多官能価化合物又はこれらの混合物を生ずることが
できる。これらの多官能価化合物は単一の又は複数のア
クリレート官能価及び/又は単一の又は複数のカルボキ
シル官能価を持つことができる。詳細には、多官能価の
カルボン酸を用いる場合、本発明の生成する化合物はモ
ノ又は複数のアクリレート官能価及び又はモノ又は多カ
ルボキシル官能価を持つことができる。一官能価のカル
ボン酸又は無水物、例えば無水酢酸を用いる場合、生成
物はエステル−或は置換エステル末端基の分子になる。
しかし、好ましい反応体は無水物で、一層円滑な反応条
件を与える。
【0012】この化合物及び意図する他の誘導体或は付
加体は様々の方法で用いることができる。例えば、それ
らは単独で或は他のアクリレート、ジアクリレート、ト
リアクリレート、多官能価アクリレート、ビニル等と組
合わせて種々の形の照射、例えば紫外線、電子ビーム照
射、ガンマ放射線、X線等により硬化する照射−硬化性
モノマーとして用いることができる。これら後者のタイ
プのポリマーは時には遊離基を発生する光開始剤、例え
ばベンゾフェノン、ベンゾインエーテル、ジエトキシア
セトフェノン等の存在において硬化させる。電子ビーム
照射及び同様のタイプの照射の場合に光開始剤を用いる
ことが必要でないことはもち論である。所望の場合に
は、当業者に知られている分子を重合させる他の手段を
使用することができる。例えば、発明の化合物を熱的手
段により単独で或は他の反応体と組台わせて硬化させる
ことができる。熱による効果を促進するために、配合系
に過酸化物を入れるのがよい。
【0013】コーティング系において用いる場合、コー
ティング系にドライヤーを加えることが望ましいかもし
れない。これらのドライヤーは種々のタイプ、例えばコ
バルトナフテネート、マンガンナフテネート、鉄ヘキソ
エート、カルシウムオクトエート等にすることができ
る。
【0014】本発明の化合物を重合させて得られるポリ
マーは、種々のコーティング、インク、接着剤、シーラ
ント用途において分散剤として、水分散性/水溶性物質
として、硬化剤として、タフナーとして等有用である。
もち論、無水マレイン酸及びラクトンアクリレートモノ
マーから作る三官能価分子は、アクリレート、マレエー
ト及びカルボキシル機能を含有するので、広範囲の方法
で用いることができる。加えて、多官能価の無水物とラ
クトンアクリレートとから高官能価の不飽和分子を作る
ことができる。無水マレイン酸残基を含有する本発明の
分子は、またスチレンと組合わせて有用な照射硬化コー
ティングを形成することもできる。
【0015】本発明の化合物は、また酸化マグネシウム
等を含有する不飽和ポリエステル/スチレン系用増粘剤
としても用いることができ、低プロファイル特性及び/
又は他の性質を付与或は増大させる。本発明の化合物は
単一の増粘剤として或は他の増粘剤、例えばカルボキシ
ルを末端基とするカプロラクトンポリオール、カルボキ
シル含有ビニルコポリマー等と組合わせて用いることが
できる。
【0016】上述したラクトンアクリレートと無水物と
の反応において2分子のラクトンアクリレートを用いる
ことができ、第2の分子は上記の反応生成物のカルボキ
シル基と縮合機構により反応してジアクリレートを生ず
る。これは種々の方法で、例えばコーティング用架橋剤
等に用いることができる。
【0017】本発明の別の実施態様では、カルボキシル
を末端基とするラクトンアクリレートを種々の一価或は
多価アルコールと反応させて対応するエステルを生成す
ることができ、該エステルはアクリレートを必要とする
他の用途、例えばオリゴマーやポリマーにおいて照射硬
化配合物用柔軟剤として及び高沸点溶媒として有用であ
る。種々のアルコール、例えばラクトンアクリレートの
メチルエステルを生ずるメタノール、ラクトンアクリレ
ートのエチルエステルを生ずるエタノール、プロパノー
ル、イソプロパノール、n−ブタノール、s−ブタノー
ル、i−ブタノール、t−ブタノール等を用いることが
できる。有用な多価アルコールはグルコース、スクロー
ル、グリセロール、ソルビトール、イノシトール等を含
む。
【0018】発明の特殊な実施態様では、ラクトンアク
リレートを無水酢酸と反応させてラクトンアクリレート
のメチルエステルを生成することができ、或はラクトン
アクリレートを種々のモノカルボン酸と反応させて種々
のエステルを生成することができる。該エステルは酸を
末端基としていないが、架橋させることができ或は照射
硬化性の系において用いることができるポリマー或はオ
リゴマーを製造する際にアクリレートとして有用であ
る。このような新規化合物は通常柔軟剤として有用であ
る。
【0019】発明の好適な実施態様はアクリレート基当
り平均して2分子のカプロラクトンを含有するが、有用
な生成物はアクリレート基当り1〜20又はそれ以上の
カプロラクトン単位を有することができ、或は1〜約2
0又はそれ以上のラクトン単位を含有する化合物の混合
物にすることができる。加えて、これらの単位は他のラ
クトン、例えばベータ−プロピオラクトン、デルタ−バ
レロラクトン、デルタ−ブチロラクトン、ゼータ−エナ
ントラクトン、イータ−カプリロラクトン等、或は置換
ラクトン、例えば6−メチル−エプシロン−カプロラク
トン、3−メチル−エプシロン−カプロラクトン、5−
メチル−エプシロン−カプロラクトン、5−フェニル−
エプシロンカプロラクトン、4−メチル−デルタ−バレ
ロラクトン、3,5−ジメチル−エプシロンカプロラク
トン等、或はかかるラクトンのコポリマー、例えばエプ
シロン−カプロラクトンとエプシロン−メチル−エプシ
ロンカプロラクトンとのコポリマー、エプシロン−カプ
ロラクトンとイータ−カプロラクトンとのコポリマー、
デルタ−バレロラクトンとエプシロン−メチル−エプシ
ロン−カプロラクトンとのコポリマー等にすることがで
きる。加えて、ラクトンとオキシド、例えばエチレンオ
キシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド等との
組合せを用いて「ラクトンアクリレート」化合物を作る
ことができる。所望の場合に、ラクトンアクリレートを
1種又はそれ以上のラクトン単独から、或は上記のオキ
シドの内の一種又はそれ以上と組合せて作ることができ
るのはもち論である。発明の実施態様では、ラクトンア
クリレートはヒドロキシアルキルアクリレートとカプロ
ラクトン、二酸例えばアジピン酸、ジオール例えば1,
6−ヘキサンジオールの混合物とを反応させて作ること
ができる。ジオールの代りに、或はジオールに加えてポ
リオール、例えばトリオール、テトロール等もまた有用
である。所望ならば反応混合物に一種又はそれ以上のオ
キシドを入れること1ができる。それ以上のタイプのラ
クトンアクリレートはアルキレンオキシド或はテトラヒ
ドロフラン1モル又はそれ以上で末端キャップした上記
のものになる。例えば、カプロラクトンアクリレート: CH=CHCOOCHCHO− 〔−CO−(CH−O−〕 をエチレンオキシドn分子と反応させて下記の分子を作
ることができる。
【化3】 CH=CHCOOCHCH−O−[−CO(CH−O−][− CHCH−O−]H (式中、nは1〜約10又はそれ以上の値を有する)。
このオキシドーキャップト分子を無水物と反応させて本
発明の分子を作ることができる。所望ならば、オキシド
−キャップトカプロラクトンアクリレートを無水物と反
応させる前に、更にラクトンと反応させて組成が同一或
は異なる交互ブロックを有するブロックコポリマーを生
成することができる。最後に、コポリマーアクリレート
を無水物と反応させて本発明の分子を作る。
【0020】種々のラクトンを使用することができる
が、カプロラクトンアクリレートの製造において用いる
べき好ましいラクトンは、エプシロン−カプロラクト
ン、置換エプシロン−カプロラクトンである。最も好ま
しいラクトンはエプシロン−カプロラクトンである。
【0021】ラクトンアクリレートを製造するのに用い
ることのできるヒドロキシアルキルアクリレートは2−
ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、2−ヒド
ロキシブチル、3−ヒドロキシプロピルアクリレート又
はメタクリレート、ジエチレングリコールモノアクリレ
ート又はモノメタクリレート、グリセリン或はトリメチ
ロールプロパンモノ−又はジアクリレート或はモノ−又
はジメタクリレート、ペンタエリトリトールモノ−、ジ
−、又はトリアクリレート或はモノ−、ジ−、又はトリ
メタクリレート、グルコース或はソルビトールモノ−、
ジ−、トリ−、テトラ−及びペンタ−アクリレート、或
はモノ−、ジ−、トリ−、テトラ−及びペンタメタクリ
レート等である。所望ならば、本発明のラクトンアクリ
レートを製造する際にこれらのアクリレートの内の一種
又はそれ以上の混合物を用いることができる。
【0022】ラクトンアクリレートとの反応にはカルボ
ン酸の環状無水物が好ましい。しかし、所望ならば、一
官能価及び多官能価のカルボン酸を用いて縮合機構を採
用することができよう。無水物が好ましい。本発明の実
施について用いることができる種々の無水物の中に無水
マレイン酸、無水コハク酸、無水フタル酸、ヘキサヒド
ロフタル酸無水物、メチルテトラヒドロフタル酸無水
物、グルタル酸無水物、シス−及びトランス−1,2−
シクロヘキサンジカルボン酸無水物、シトラコン酸無水
物、イタコン酸無水物、ドデセニル無水物、イソフタル
酸無水物、ヘキサクロロフタリックフタル酸無水物、ク
ロレンド酸無水物、トリメリット酸無水物、ピロメリッ
ト酸無水物、ベンゾフェノンテトラカルボン酸ジ無水
物、ナフトエ酸無水物、ノルボルネンジカルボン酸無水
物、無水酢酸、アクリル酸無水物、メタクリル酸無水
物、或は1つ又はそれ以上の無水物基を有するもの及び
置換基、例えばハロゲン原子、アルキル、アルコキシ又
は芳香族基、ニトロ、カルボキシル、アリール又は反応
を過度に妨害しない他の任意の基を有するものを含む他
の任意の分子内無水物がある。加えて、所望の場合に、
一種又はそれ以上の無水物及び/又はカルボン酸の混合
物を用いることができる。本発明の生成物を製造する場
台、無水物1当量に対してヒドロキシル基を1当量より
多く、好ましく2当量以上使用する。
【0023】使用することができる一官能価のカルボン
酸化合物の例として、ペンタン酸、ヘキサン酸、オクタ
ン酸、カプリル酸、カプリン酸、ヘンデカン酸、ラウリ
ン酸、トリデカン酸、ペンタデカン酸、ステアリン酸、
アラキン酸、ベヘン酸、安息香酸、セロチン酸、2−エ
チルヘキサン酸、ナフトエ酸、ミリスチン酸、パルミチ
ン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、オレオス
テアリン酸、レブリン酸、リシノール酸、ケイ皮酸等及
び該酸の混合物の名を挙げることができる。
【0024】使用することができる多官能価のカルボン
酸の例として、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタ
ン酸、アジピン酸、スベリン酸、アセライン酸、セバシ
ン酸、ブラシル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン
酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリ
ット酸、酒石酸、リンゴ酸、マンノ糖酸、1,4−シク
ロヘキサンジカルボン酸、1,2−シクロヘキサンジカ
ルボン酸、1,4,5,6,7,7−ヘキサクロロ−5
−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸、ヘキサヒドロ
フタル酸、ガラクト糖酸、4,5−シクロヘキセンジカ
ルボン酸、3,6−メチレン−4−シクロヘキセン−
1,2−ジカルボン酸、クエン酸等、並びにこれらの酸
の混合物及びこれらの酸とモノカルボン酸との混合物を
挙げることができる。カルボン酸は未置換にすることが
できるか或は反応を有意に妨げない任意の基で置換する
ことができる。適当な置換基の例はハロゲン、ニトロ、
アルコキシ、アルキル、ケト等である。また、酸クロリ
ドをラクトンアクリレートと反応させることによって、
所定の生成物を作り得ることが理解される。
【0025】本発明の無水物−キャップトラクトンアク
リレートは多くの方法で使用することができる。化合物
を利用するこれらの方法は単独重合或は種々の他の適当
なアクリレート、メタクリレート或は照射反応技法によ
り共重台を受ける他のエチレン系不飽和化合物との共重
合を含む。共重合に適した化合物はメチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−
ブチル、t−ブチル、ペンチル、ネオペンチル、イソペ
ンチル、ヘキシル、エチルーヘキシル、ドデシル、グリ
シジル、ヒドロキシアルキル等、アクリレート及びメタ
クリレート、アクリル酸、メタクリル酸、2−ポリスチ
リルアルキルメタクリレート例えば2−ポリスチリルエ
チルメタクリレート(アルコケミカルカンパニー、ケム
リンク4500)、ビニル化合物例えばビニルアセテー
ト、ビニルクロリド、スチレン、アクリロニトリル、メ
タクリロニトリル等、1,6−ヘキサンジオールジアク
リレート、トリメチロールプロパンジー及びトリアクリ
レート及びメタクリレート、ペンタエリトリトールジ
ー、トリー及びテトラアクリレート、ジエチレングリコ
ールジアクリレート、エステルジオールジアクリレー
ト、アルコキシル化エステルジオールジアクリレート、
カプロラクトンポリオール(他の所では例えば米国特許
3,169,945号に記載されている)をアクリル酸
又はメタクリル酸でエステル化したカプロラクトンアク
リレート又はメタクリレート、アクリル酸又はメタクリ
ル酸でエステル化した上記のカプロラクトンポリオール
のアルコキシル化誘導体(すなわちエンドーキャップし
た)、アクリル酸又はメタクリル酸でエステル化したア
ルキレンオキシドポリオール又はモノオール(mono
l)、アルキレンオキシドとアクリル酸又はメタクリル
酸でエステル化したモノオール又はポリオール例えばヒ
ドロキシアルキルアクリレート又はトリメチロールプロ
パン、ペンタエリトリトール、ソルビトール、グルコー
ス等との反応生成物、アクリル酸又はメタクリル酸でエ
ステル化したポリ(テトラメチレンオキシド)ポリオー
ル、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート等を
含む。
【0026】本発明の照射硬化態様において種々の光開
始剤を用いることができる。アクリレート或は他の不飽
和化合物を用いる場合、通常用いられる光開始剤は照射
エネルギーに暴露した際に遊離基を発生するタイプであ
る。公知の光開始剤の内の任意のものを使用することが
できる。適当な光開始剤の例として、2,2−ジエトキ
シアセトフェノン、2−又は3−又は4−ブロモアセト
フェノン、3−又は4−アリルアセトフェノン、2−ア
セトナフトン、ベンズアルデヒド、ベンゾイン、アルキ
ルベンゾインエーテル、ベンソフェノン、ベンゾキノ
ン、1−クロロアントラキノン、p−ジアセチルーベン
ゼン、9,10−ジブロモアントラセン、9,10−ジ
クロロアントラセン、4,4−ジクロロベンゾフェノ
ン、チオキサントン、イソプロピルチオキサントン、メ
チルチオキサントン、α,α,α−トリクロロ−パラ−
t−ブチルアセトフェノン、4−メトキシベンゾフェノ
ン、3−クロロ−8−ノニルキサントン、3−ヨード−
7−メトキシキサントン、ベンズアルデヒド、カルバゾ
ール、4−クロロ−4’−ベンジルベンゾフェノン、フ
ルオロエン、フルオロエノン、1,4−ナフチルフェニ
ルケトン、1,3−ペンタンジオン、2,2−ジ−se
c−ブトキシアセトフェノン、ジメトキシフェニルアセ
トフェノン、プロピオフェノン、イソプロピルチオキサ
ントン、クロロチオキサントン、キサントン等或はこれ
らの任意の混合物を挙げることができる。前記のリスト
は単なる例示の意味であって当業者に知られている任意
の適当な光開始剤を排除する意味ではない。当業者であ
れば光開始剤を有効に用いる濃度を知っており、通常濃
度は照射硬化性コーティング組成物の15重量%を越え
ない。
【0027】光化学の当業者であれば、光活性剤を前述
した光開始剤と組合せて用いることができ及びかかる組
合せを用いる場合に相乗効果を達成することが時々ある
ことを十分に知っている。光活性剤は当分野においてよ
く知られており、それらが何であるか及びそれらが有効
な濃度について知らせるためのそれ以上の説明を必要と
しない。それでもなお、適当な光開始剤の例としてメチ
ルアミン、トリブチルアミン、メチルジエタノールアミ
ン、2−アミノエチルエタノールアミン、アリルアミ
ン、シクロヘキシルアミン、シクロペンタジエニルアミ
ン、ジフェニルアミン、ジトリルアミン、トリキシリル
アミン、トリベンジルアミン、n−シクロヘキシルエチ
レンイミン、ピペリジン、N−メチルピペラジン、2,
2−ジメチル−1,3−ビス(3−N−モルホリニル)
プロビオニルオキシプロパン等或はこれらの任意の組合
せを挙げることができる。
【0028】本発明の配合物は紫外線、ガンマ放射線、
電子ビーム照射を含み、これらに限定されないイオン化
或は非イオン化照射手段によって硬化させることができ
る。これらの硬化方法及び該方法に用いることができる
装置は当業者によく知られている。非イオン化照射によ
ってバインダーを硬化させるべき場合には、中に光開始
剤を存在させることが望ましい。適当な照射源は水銀、
キセノン、カーボンアーク灯、直射日光、放射性源等を
含む。暴露は使用する特定の重合性物質及び光間始剤の
量により及び照射源及びそれからの距離、硬化させるべ
きコーティングの厚さにより約1秒未満〜10分又はそ
れ以上にするのがよい。組成物はまた電子ビーム照射に
暴露させることにより光重合させることもできる。一般
的に言えば、必要な放射線量は1メガラド未満〜100
メガラド又はそれ以上である。
【0029】本発明の組成物は照射硬化性の不飽和結合
の存在しない熱可塑性樹脂をも1種又はそれ以上含んで
もよい。この目的のために有用な熱可塑性樹脂の中に次
がある:塩化ビニル−ビニルアセテートコポリマー及び
その他の塩化ビニル樹脂、セルロースニトレート、セル
ロースアセテート及びその他のポリエステル樹脂、ポリ
ビニルアルコール樹脂及びその他のセルロース誘導体、
熱可塑性ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカプ
ロラクトン、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリレート及
び他のアクリル系樹脂。かかる熱可塑性樹脂を加えるこ
とは生成物の硬度、靭性、柔軟性及び他の性質をバラン
スさせ、並びに垂れ調節及び粘度調節を付与するのに有
効である。
【0030】多くの照射硬化コーティング系は無溶剤で
あるが、該系は慣用の溶剤、例えばシクロヘキサノン、
1,1,1−トリクロロエタン、トルエン、メチルイソ
ブチルケトン、メチルアミルケトン、エトキシエチルア
セテート、塩化メチレン等及びこれらの溶媒の混合物、
例えばメチルイソブチルケトンと、トルエンと、シクロ
ヘキサンとの2:2:1混合物を含有することができ
る。
【0031】コーティング組成物は好ましくは慣用の量
の添加剤例えば油、特にシリコーン油、界面活性剤例え
ばシリコーン−アルキレンオキシドコポリマー、例えば
ユニオンカーバイドコーポレーションから市販されてい
るL−7604、L−7610等、脂肪族エポキシド基
を含有するシリコーン油、フルオロカーボン界面活性
剤、例えば3Mコンマーシャルケミカルズディビジョン
から市販されているFC−171、FC−430及びF
C−431、モンサントカンパニーから市販されている
モダフロー(Modaflow)及びコーティングの流
動性及びレベリング特性を向上させるのに用いられるそ
の他同様のタイプの化合物を含むことができる。
【0032】本発明の熱硬化されるコーティング部分の
面において、本発明の無水物−キャップトラクトンアク
リレートを上述した種々のアクリレート及び加熱した際
に遊離基を生じる遊離基開始剤、例えばベンゾイルペル
オキシド、ラウロイルペルオキシド等と組合せて系を有
用性の高い系にすることができる。この場合、熱的硬化
と照射硬化とを組合せることを望まない限り光開始剤は
必要でない。
【0033】本発明のコーティング組成物は当業者に知
られている種々の添加剤を含有することができる。この
ような添加剤は顔料、着色剤、染料、脱胞剤、増粘剤、
防腐剤、カビ抑制剤、垂れ防止剤、沈降防止剤等を含
む。
【0034】発明を更に下記の例において説明する。全
ての部及びパーセンテージは特記しない限り重量によ
る。下記の例において、硬化コーティング組成物は次の
手順に従って評価した: フォーワード耐衝撃性:硬化フィルムコーティングが落
下重りによる破壊に耐える能力の尺度。8ポンド(3.
6kg)の槍を用いたガードナー衝撃試験機を使用して
スチールパネル上に流延して硬化させたフィルムコーテ
ィングを試験した。槍を所定高さのインチにまで上げ及
びコーティッドスチールパネルのコーティング側に落下
させた。破壊しないでフィルムによって吸収されるイン
チ×ポンド(インチ−ポンドと表わす)をフィルムのフ
ォーワード耐衝撃性として記録した。
【0035】鉛筆硬度(ASTM D−3363−7
4):鉛筆の鉛をフィルムコーティング表面に対して正
確に規定される方法で押して、1つの鉛筆鉛がフィルム
コーティングの面を通過するまで硬度値を上げた。表面
硬度はフィルムコーティング面を頂度通過できなかった
最も硬い鉛筆グレードと考えた。鉛筆の鉛は最も軟質か
ら最も硬質への順を次の通りに報告した:6B、5B、
4B、3B、2B、B、HB、F、H、2H、3H、4
H、5H、6H、7H、8H、9H。
【0036】耐溶剤性:硬化フィルムがアセトンによる
侵食に抵抗する尺度を、硬化させたフィルムの半分を試
験面から除くのに必要としたアセトン浸漬チーズクロス
の摩擦或はサイクルの数として報告した。この試験は硬
化させたフィルムをアセトン浸漬チーズクロスで打ちフ
ィルムコーティングのその量が除かれるまで行なった。
この量のコーティングを除くのに必要としたサイクル数
がコーティングの耐溶剤性の尺度であった。
【0037】裏面耐衝撃性:硬化フィルムコーティング
が落下重りによる破壊に耐える能力の尺度。8ポイント
(3.6kg)の槍を用いたガードナー衝撃試験機を使
用してスチールバネル上に流延して硬化させたフィルム
コーティングを試験した。槍を所定高さのインチにまで
上げ及びコーティッドスチールパネルの未コーティッド
側に落下させた。破壊しないでフィルムによって吸収さ
れるインチ×ポンド、インチ−ポンドと表わす、をフィ
ルムの裏面耐衝撃性として記録した。クロスハッチ接着
力:基体へのコーティングフィルムにおいて各方向に6
か或は11のいずれかの切れ目を有する格子模様を作
り、粘着テープを格子模様の上に貼り付け、次いで除い
た。この接着力を、一層十分にASTM D−3359
−78に詳述されている通りの記載及び例示と比較して
評価した。
【0038】例において使用した材料の用語集 1. トウネットモノマーM−100。ユニオンカーバ
イドコーポレーションにより販売されている平均分子量
約344のカプロラクトンアクリレート。 2. イルガキュア(Irgacure)。チバ−ガイ
ギーにより販売されている遊離基発生光開始剤であり、
1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンであると
言われている。 3. L−7604はユニオンカーバイドコーポレーシ
ョンにより販売されているシリコーン/アルキレンオキ
シドコポリマー。シリコーン/アルキレンオキシドコポ
リマーは変性ジメチルポリシロキサンである。
【0039】
【実施例】参考例1 500mlのガラス製反応フラスコに、49.0g
(0.50当量)のマレイン酸無水物及び172.0g
(0.50当量)のM−100カプロラクトンアクリレ
ートを加えてマレイン酸無水物キャップトカプロラクト
ンアクリレートを製造した。反応フラスコには、攪拌
機、温度計、空気流入口及び空気流出口を装備した。反
応体を90℃に加熱しそしてこの温度で2時間保った。
この時間後、反応体を室温に冷却しそしてその後の使用
のために貯蔵した。分析によると、残留生成物は25℃
において402cpの粘度を有することが示された。
【0040】例1 この例は、“TONEモノマーM−100”のアセテー
トの製造を例示するものである。温度計、攪拌機、空気
流入口及び空気流出口を備えた250mlの四ツ口ガラ
ス製反応フラスコに、100gのM−100カプロラク
トンアクリレートを入れ、そして反応フラスコに付設さ
れたガラス製供給タンクに26.7gの酢酸無水物を入
れた。この酢酸無水物の約1/4をM−100に加え
た。発熱が全く起こらなかったので、酢酸無水物の更に
1/4を加えた。発熱が全く起こらなかったので、系を
50〜60℃に加熱し、そして残りの酢酸無水物を加え
ながらこの温度に保った。次いで、反応体を50〜60
℃に2時間保ち、その後に温度を100℃に上げた。得
られた生成物を室温に冷却させ、次いで45分間減圧ス
トリッピングした。次いで、この生成物を蒸留水で四回
洗浄し、乾燥しそして貯蔵した。得られた生成物は下記
の構造式を有し、25℃において70cpの粘度を有し
ていた: CH=CHCOOCHCHO−[−CO(CH−O−]−COC H
【0041】例2〜4 表1に記載した成分をこはく色のガラスびんに入れ、十
分に混合しそして#20巻線棒でボンデライト#37鋼
板上に被覆させた。次いで、これらを、300ワット/
inフュージョンシステムズ紫外線源に露出させること
によって硬化させた。
【0042】
【表1】
【0043】本発明をその好ましい具体例についてある
程度詳細に記載したけれども、この開示は単に例示のた
めになされたこと及び本発明の精神及び範囲から逸脱せ
ずに多くの変更修正をなし得ることを理解されたい。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の構造を有する重合性モノマー: CH=CRCOR’−O−[−COR”−O]CO R”’ (1) (式中、RはH、メチル又はエチルであり、R’は炭素
    2〜12を有するアルキレンラジカルであり、R”は炭
    素1〜10を有するアルキレンラジカルであり、mは1
    〜20の値を有する整数であり、nは1又は2の整数で
    あり、R”’は、nが1である時、炭素2〜20を有す
    る一価の炭化水素ラジカルであり、nが2である時、炭
    素2〜20を有する二価の炭化水素ラジカルである)。
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