JP5135760B2 - 分散剤とその製造方法 - Google Patents

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本発明は、分散性、流動性、保存安定性に優れた分散体を製造するための分散剤に関する。
一般に、インキ等を製造する場合、顔料を安定に高濃度で分散することが難しく、製造工程や製品そのものに対して種々の問題を引き起こすことが知られている。
例えば、微細な粒子からなる顔料を含む分散体は往々にして高粘度を示し、製品の分散機からの取り出しや輸送が困難となるばかりでなく、悪い場合は保存中にゲル化を起こし、使用困難となることさえある。さらに展色物の表面に関しては光沢の低下、レベリング不良等の状態不良を生じる。また、異種の顔料を混合して使用する場合、凝集による色別れや、沈降などの現象により展色物に色むらや著しい着色力の低下が現れることがある。
そこで一般的には分散状態を良好に保つために分散剤が利用されている。分散剤は顔料に吸着する部位と、分散媒である溶剤に親和性の高い部位との構造を持ち合わせ、この2つの機能の部位のバランスで分散剤の性能は決まる。分散剤は被分散物である顔料の表面状態に合わせ種々のものが使用されているが、塩基性に偏った表面を有する顔料には酸性の分散剤が使用されるのが一般的である。この場合、酸性官能基が顔料の吸着部位となる。酸性の官能基としてカルボン酸を有する分散剤は、例えば特許文献1(特開昭61−61623)、特許文献2(特開平1−141968)、特許文献3(特開平2−219866)、特許文献4(特開平11−349842)などに記載されている。
しかし、これらはある程度の分散能力は持ち合わせるが、低粘度で安定な分散体をつくるには使用量を多くする必要があった。しかし、使用量を多くすることは、インキ、塗料等への展開を考える上で、塗膜の耐性が落ちる場合があるなど好ましいものではなかった。

また、酸性の官能基としてリン酸エステルを有する分散剤は、例えば特許文献5(特開昭63−248864)などに記載されている。これらは高い分散能力を持ち合わせ、ある程度少ない使用量で低粘度で安定な分散体をつくることができる。
しかしながら、保存安定性が悪い場合や、リン酸由来の欠点、例えば耐熱性の低さ、耐薬品性の低さ、相溶性の悪さなどで問題を生じる場合があった。これは、スルホン酸を有する分散剤も同様である。このようなリン酸エステルや、スルホン酸を有する分散剤は、応用するインキや塗料などへの展開性に乏しく、一方、カルボン酸を用いた分散剤では、耐熱性、耐薬品性、相溶性の点については問題がないが、粘度が高い、安定性が悪い、顔料微分散化不良など、分散剤としての能力に劣る場合が多かった。
たとえば、一般式(6)に示される分散剤を使用することにより、低使用量で分散性、流動性、保存安定性が得られ、同時に展色物の耐熱性、耐薬品性が得られる。
Figure 0005135760
しかしながら、この分散剤は他の樹脂と併用すると、塗膜のヘイズが悪くなる。原因としては、他の樹脂との相溶性が悪いことが考えられる。また、結晶性が高いためハンドリングが悪い。これらが課題であった。
特開昭61−61623号公報 特開平1−141968号公報 特開平2−219866号公報 特開平11−349842号公報 特開昭63−248864号公報
本発明は、低使用量で分散性、流動性、保存安定性に優れ、また他の樹脂との相溶性に優れ、結晶性が低くハンドリングが良い分散剤の提供を目的とする。
本発明は、下記一般式(1)で示される分散剤に関する。
Figure 0005135760
〔Aは下記一般式(2)で示され、Bは下記一般式(3)で示されるポリエーテル、およびポリエステルからなる群から選択される重合体部位である。〕
Figure 0005135760
〔一般式(2)中、kは1または2を示す。〕
〔一般式(3)中、
1は、炭素原子数1〜20、酸素原子数0〜12、窒素原子数0〜3からなる1価の末端基、
2は、−O−、−S−、−N(Rb)−(ただし、Rbは水素原子又は炭素原子数1〜18の直鎖状若しくは分岐状のアルキル基)であり、
3は、−OC(=O)−、−OC(=O)CH2−、−N(Rc)C(=O)−、または−N(Rc)C(=O)CH2−(ただし、Rcは水素原子又は炭素原子数1〜18の直鎖状若しくは分岐状のアルキル基)であり、
1は、−R11O−で示される繰り返し単位であり、
2は、−C(=O)R12O−で示される繰り返し単位であり、
3は、−C(=O)R13C(=O)−OR14O−で示される繰り返し単位であり、
11は炭素原子数2〜8の直鎖状若しくは分岐状のアルキレン基、又は炭素原子数3〜8のシクロアルキレン基であり、
12は炭素原子数1〜8の直鎖状若しくは分岐状のアルキレン基、又は炭素原子数4〜8のシクロアルキレン基であり、
13は炭素原子数2〜6の直鎖状若しくは分岐状のアルキレン基、炭素原子数2〜6の直鎖状若しくは分岐状のアルケニレン基、炭素原子数3〜20のシクロアルキレン基、又は炭素原子数6〜20アリーレン基であり、
14は、−CH(R15)−CH(R16)−の構造で示され、
15とR16は、どちらか一方が水素原子であり、もう一方が炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原子数2〜20のアルケニル基、炭素原子数6〜20のアリール基、アルキル(炭素原子数1〜20)オキシメチレン基、アルケニル(炭素原子数2〜20)オキシメチレン基、アリール(炭素原子数6〜20、ハロゲン原子で置換されていても良い)オキシメチレン基、N−メチレン−フタルイミド基であって、
17は、上記R11、−C(=O)R12または−C(=O)R13C(=O)−OR14−であり、m1は0〜100の整数、m2は0〜60の整数、m3は0〜30の整数、ただしm1+m2+m3は1以上100以下であり、m1とm3がともに0であることはなく、m2とm3がともに0であることもなく、
一般式()中の繰り返し単位G1〜G3順序はどのようなものでも良く、また、ランダム型又はブロック型のどちらでも構わない。〕
本発明の分散剤を使用することにより、低使用量で分散性、流動性、保存安定性が得られ、同時に展色物の耐熱性、耐薬品性が得られる利点がある。
本発明の一般式(1)で示される分散剤は、(HOOC)2−A−の部分と、―Bの部分からなる。Bは、樹脂の1価の有機残基である。
以下、(HOOC)2−A−の部分を有機化合物残基(a)とし、―Bの部分を樹脂残基(b)とする。
まず、有機化合物残基(a)に関して説明する。
一般に、分散剤は顔料に吸着する部位と、分散媒である溶剤に親和性の高い部位との構造を持ち合わせ、この2つの機能の部位のバランスで分散剤の性能は決まる。すなわち、分散性を発現させるためには、分散剤の顔料に吸着する性能と分散媒である溶剤への親和性がともに非常に重要である。有機化合物残基(a)はカルボキシル基を2つ以上有するが、このカルボキシル基が塩基性に偏った表面を有する顔料の吸着部位となる。しかしながら、有機化合物残基(a)がカルボキシル基を1つのみ有する場合は、さほど高い分散性を発現しない。理由は詳しくはわからないが、有機化合物残基(a)がカルボキシル基を1つのみ有する場合に比べ、2つ有する場合は、塩基性に偏った表面を有する顔料に対して吸着する性能が格段に高くなることが考えられる。
従来からカルボキシル基を有する樹脂は非常に多く存在するにも関わらず、一般的にあまり高い分散性を発現していないが、この理由としては、次のことが考えられる。これらの樹脂おいて、カルボキシル基が樹脂1分子中では複数ある場合もあるが、ランダムに離れて配置されており、顔料への吸着の際にも、それぞれのカルボキシル基が別個に吸着すると考えられる。一方、本発明の分散剤は、有機化合物残基(a)のように、ひとつの化合物残基に2つ以上のカルボキシル基が結合しているため、顔料への吸着の際にも、2つ以上のカルボキシル基が同時に吸着するなど、特有の吸着が考えられる。
Aの好ましい形としては、下記一般式(2)で表される。
一般式(2)
Figure 0005135760


〔一般式(2)中、kは1または2を示す。〕
理由は定かでないが、芳香環を有することで非常に効果が表れる。
次に、樹脂残基(b)に関して説明する。
樹脂残基(b)は、Bは樹脂の1価の有機残基であり、樹脂としては、ポリエステル樹脂、ポリエーテル樹脂であっても、またはその複合体であっても良い。有機残基(a)が顔料に吸着する部位である一方で、樹脂残基(b)は分散媒である溶剤に親和性を発現する役割を担う。
その意味で、分散媒に親和性のある骨格を有していることが重要であり、そのような樹脂構造であれば、樹脂の種類に関係なく、高い分散性を発現することができる。

Bの好ましい形としては、下記一般式(3)で表される。
一般式(3)
Figure 0005135760
〔一般式(3)中、
1は、炭素原子数1〜20、酸素原子数0〜12、窒素原子数0〜3からなる1価の末端基、
2は、−O−、−S−、−N(Rb)−(ただし、Rbは水素原子又は炭素原子数1〜18の直鎖状若しくは分岐状のアルキル基)であり、
3は、−OC(=O)−、−OC(=O)CH2−、−N(Rc)C(=O)−、または−N(Rc)C(=O)CH2−(ただし、Rcは水素原子又は炭素原子数1〜18の直鎖状若しくは分岐状のアルキル基)であり、
1は、−R11O−で示される繰り返し単位であり、
2は、−C(=O)R12O−で示される繰り返し単位であり、
3は、−C(=O)R13C(=O)−OR14O−で示される繰り返し単位であり、
11は炭素原子数2〜8の直鎖状若しくは分岐状のアルキレン基、又は炭素原子数3〜8のシクロアルキレン基であり、
12は炭素原子数1〜8の直鎖状若しくは分岐状のアルキレン基、又は炭素原子数4〜8のシクロアルキレン基であり、
13は炭素原子数2〜6の直鎖状若しくは分岐状のアルキレン基、炭素原子数2〜6の直鎖状若しくは分岐状のアルケニレン基、炭素原子数3〜20のシクロアルキレン基、又は炭素原子数6〜20アリーレン基であり、
14は、−CH(R15)−CH(R16)−の構造で示され、
15とR16は、どちらか一方が水素原子であり、もう一方が炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原子数2〜20のアルケニル基、炭素原子数6〜20のアリール基、アルキル(炭素原子数1〜20)オキシメチレン基、アルケニル(炭素原子数2〜20)オキシメチレン基、アリール(炭素原子数6〜20、ハロゲン原子で置換されていても良い)オキシメチレン基、N−メチレン−フタルイミド基であって、
17は、上記R11、−C(=O)R12または−C(=O)R13C(=O)−OR14−であり、
m1は0〜100の整数、m2は0〜60の整数、m3は0〜30の整数、ただしm1+m2+m3は1以上100以下であり、m1とm3がともに0であることはなく、m2とm3がともに0であることもなく、
一般式(5)中の繰り返し単位G1〜G3順序はどのようなものでも良く、また、ランダム型又はブロック型のどちらでも構わない。〕
m1とm3が共に0である場合は、結晶性が高くなる傾向にあり、ハンドリングが困難になる可能性がある。また、他の樹脂との相溶性も悪くなる傾向にある。G1、G2、G3の2つ以上の構造を併用したものの方が好ましい。これは、構造の異なる部位が結合したものの方が結晶性が低くなり、他の樹脂との相溶性も良くなる傾向にあるためである。
また、G2の繰り返し単位としてR12がペンチレン基であるときとブテン基であるときを両方含む場合、上記により結晶性が低くなる傾向にあり、好ましい。

次に、一般式(1)で示される分散剤の製法に関して説明する。

一般式(1)で示される分散剤は、水酸基を有する樹脂を製造する第一の工程とトリカルボン酸無水物を反応させる第二の工程とから製造することができる。

第一の工程に関して説明する。
この場合、分散剤はC1〜C20の脂肪族モノアルコール、C1〜C20の芳香族モノアルコール、グリコールエーテル、およびエチレン性不飽和二重結合を有するモノアルコール残基からなる群から選択されるモノアルコールを開始剤として、ラクトンを開環重合して片末端に水酸基を有するポリエステルを製造する第一の工程と、該片末端に水酸基を有するポリエステルと、トリカルボン酸無水物を反応させる第二の工程とから製造することができる。
1〜C20の脂肪族モノアルコールとしては、例えば、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、tert−ブタノール、ペンタノール、アミルアルコール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、2−エチルヘキシルアルコール、ノナノール、デカノール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコールなどが挙げられる。C1〜C20の芳香族モノアルコールとしては、ベンジルアルコールが挙げられる。グリコールエーテルとしては、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ−2−エチルヘキシルヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノ−2−エチルヘキシルヘキシルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノ−1−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ−1−ブチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等が挙げられる。
また、C1〜C20の分岐型の脂肪族モノアルコールとして、たとえば4−メチル−2−ペンタノール、イソペンタノール、イソオクタノール、2−エチルヘキサノール、イソノナノール、イソステアリルアルコール、2−オクチルデカノール、2−オクチルドデカノール、2−ヘキシルデカノールなどが挙げられる。
上記の分岐型アルコールは、直鎖アルコールに比べ他の樹脂との相溶性を向上させることが多く、その点ではより好ましい。
また上記モノアルコールにアルキレンオキサイドを付加して得られる片末端に水酸基を有するポリアルキレングリコールも本発明のグリコールエーテルの範囲に入る。付加されるアルキレンオキサイドとしては、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、1,2−、1,4−、2,3−又は1,3−ブチレンオキサイド及びこれらの2種以上の併用系が用いられる。2種以上のアルキレンオキサイドを併用するときの結合形式はランダム及び/又はブロックのいずれでもよい。
アルキレンオキサイドの付加は、公知方法、例えばアルカリ触媒の存在下、100〜200℃の温度で行なうことができる。片末端に水酸基を有するポリエーテル中の炭素数2〜4のオキシアルキレン単位の含量は、通常5〜99.8%、好ましくは8〜99.6%、特に好ましくは10〜98%である。ポリオキシアルキレン鎖中のオキシエチレン単位の含量は、通常5〜100%、好ましくは10〜100%、さらに好ましくは50〜100%、特に好ましくは60〜100%である。市販品としては、日本油脂社製ユニオックスシリーズなどがある。
本発明の分散剤を活性エネルギー線硬化型樹脂組成物に使用する場合、モノアルコールとしてエチレン性不飽和二重結合を有するモノアルコールを使用しても良い。
本発明で言うエチレン性不飽和二重結合の例としては、ビニル基、(メタ)アクリロイル基が上げられるが、好ましいのは(メタ)アクリロイル基である。これらは、単独でも良いし、複数でも良く、また異なる種類のエチレン性不飽和二重結合を併用しても良い。
エチレン性不飽和二重結合を有するモノアルコールは、エチレン性不飽和二重結合の数により、1個、2個、および3個以上のものに分けられる。エチレン性不飽和二重結合の数が1個のモノアルコールとしては、2−ヒドロキシエチル (メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、エチル2−(ヒドロキシメチル)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート、ポリエチレングリコールモノ (メタ)アクリレート(n=2〜50)、ポリプロピレングリコールモノ (メタ)アクリレート(n=2〜50)、ポリブチレングリコールモノ(メタ)アクリレート(n=2〜50)、1、4−シクロヘキサンジメタノールモノ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、ジエチレングリコールモノビニルエーテル、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル等が挙げられる。エチレン性不飽和二重結合の数が2個のモノアルコールとしては、2−ヒドロキシ−3−アクリロイロキシプロピルメタクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート等が挙げられる。エチレン性不飽和二重結合の数が3個のモノアルコールとしては、ペンタエリスリトールトリアクリレート、エチレン性不飽和二重結合の数が5個のモノアルコールとしては、ジペンタエリスリトールペンタアクリレートが挙げられる。
このうち、ペンタエリスリトールトリアクリレート及びジペンタエリスリトールペンタアクリレートは、それぞれ、ペンタエリスリトールテトラアクリレート及びジペンタエリスリトールヘキサアクリレートとの混合物として得られるので、HPLC(高速液体クロマトグラフィ)法や水酸基価の測定によりモノアルコール体の比率を決定する必要がある。
本発明のモノアルコールは、上記例示に限定されることなく用いることができ、また単独で用いても、2種類以上を併用して用いても構わない。
片末端に水酸基を有するポリエステルは、モノアルコールを開始剤として、ラクトンを開環重合することによって得ることができる。本発明で使用されるラクトンは、具体的にはε−カプロラクトン、δ -バレロラクトン、アルキル置換されたε−カプロラクトンが挙げられる。
このうち、コストの点ではε−カプロラクトンを使用するのが好ましい。また、他の樹脂との相溶性という意味では、ε−カプロラクトンとδ -バレロラクトンを併用して用いることが好ましい。
開環重合は、公知方法、例えば、脱水管、コンデンサーを接続した反応器にモノアルコール、ラクトン、重合触媒を仕込み、窒素気流下で行うことができる。低沸点のモノアルコールを用いる場合には、オートクレーブを用いて加圧下で反応させることができる。また、モノアルコールにエチレン性不飽和二重結合を有するものを使用する場合は、重合禁止剤を添加し、乾燥空気流下で反応を行うことが好ましい。
モノアルコール1モルに対するラクトンとアルキレンオキサイドの付加モル数の和は1〜300モル、好ましくは2〜200モル、特に好ましくは5〜100モルである。付加モル数が1モルより少ないと、分散剤としての効果を得ることができず、300モルより大きいと、分散剤の分子量が大きくなりすぎ、分散性、流動性の低下を招く。
また、ラクトンとアルキレンオサイドを主鎖に共に含んでいたほうが、他の樹脂との相溶性という点で、より好ましい。
重合触媒としては、例えば、テトラメチルアンモニウムクロリド、テトラブチルアンモニウムクロリド、テトラメチルアンモニウムブロミド、テトラブチルアンモニウムブロミド、テトラメチルアンモニウムヨード、テトラブチルアンモニウムヨード、ベンジルトリメチルアンモニウムクロリド、ベンジルトリメチルアンモニウムブロミド、ベンジルトリメチルアンモニウムヨードなどの四級アンモニウム塩、テトラメチルホスホニウムクロリド、テトラブチルホスホニウムクロリド、テトラメチルホスホニウムブロミド、テトラブチルホスホニウムブロミド、テトラメチルホスホニウムヨード、テトラブチルホスホニウムヨード、ベンジルトリメチルホスホニウムクロリド、ベンジルトリメチルホスホニウムブロミド、ベンジルトリメチルホスホニウムヨード、テトラフェニルホスホニウムクロリド、テトラフェニルホスホニウムブロミド、テトラフェニルホスホニウムヨードなどの四級ホスホニウム塩の他、トリフェニルフォスフィンなどのリン化合物、酢酸カリウム、酢酸ナトリウム、安息香酸カリウム、安息香酸ナトリウムなどの有機カルボン酸塩、ナトリウムアルコラート、カリウムアルコラートなどのアルカリ金属アルコラートの他、三級アミン類、有機錫化合物、有機アルミニウム化合物、有機チタネート化合物、及び塩化亜鉛などの亜鉛化合物等が挙げられる。触媒の使用量は 0.1ppm〜3000ppm、好ましくは1ppm〜1000ppmである。触媒量が3000ppm以上となると、樹脂の着色が激しくなり、 製品の安定性に悪影響を与える。逆に、触媒の使用量が0.1ppm以下では環状エステルの開環重合速度が極めて遅くなるので好ましくない。
反応には、無溶剤または適当な脱水有機溶媒を使用することもできる。反応に使用した溶媒は、反応終了後、蒸留等の操作により取り除くか、あるいはそのまま製品の一部として使用することもできる。
反応温度は100℃から220℃、好ましくは、110℃〜210℃の範囲で行う。反応温度が100℃以下では反応速度がきわめて遅く、210℃以上ではラクトンの付加反応以外の副反応、たとえばラクトン付加体のラクトンモノマーへの分解、環状のラクトンダイマーやトリマーの生成等が起こりやすい。
エチレン性不飽和二重結合を有するモノアルコールを使用する場合に使用される重合禁止剤としては、ハイドロキノン、メチルハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、p−ベンゾキノン、2,4−ジメチル−6−t−ブチルフェノール、フェノチアジン等が好ましく、これらを単独もしくは併用で0.01%〜6%、好ましくは、0.05%〜1.0%の範囲で用いる。

次に第二の工程に関して説明する。
第二の工程で使用されるトリカルボン酸無水物としてはトリメリット酸無水物、1,2,3−ベンゼントリカルボン酸無水物、1,2,4−ナフタレントリカルボン酸無水物、1,4,5−ナフタレントリカルボン酸無水物、2,3,6−ナフタレントリカルボン酸無水物、1,2,8−ナフタレントリカルボン酸無水物の芳香族トリカルボン酸無水物が挙げられる。
第二の工程での反応比率は、片末端に水酸基を有するポリエステルの水酸基のモル数を〈H〉、トリカルボン酸無水物のモル数を〈N〉としたとき、0.5<〈H〉/〈N〉<1.5が好ましく、さらに好ましくは0.7<〈H〉/〈N〉<1.1、最も好ましくは〈H〉/〈N〉=1の場合である。〈H〉/〈N〉<1で反応させる場合は、残存する酸無水物を必要量の水で加水分解して使用してもよい。
第二の工程には触媒を用いてもかまわない。触媒としては、3級アミン系化合物としては、例えばトリエチルアミン、トリエチレンジアミン、N,N−ジメチルベンジルアミン、N−メチルモルホリン、1,8−ジアザビシクロ−[5.4.0]−7−ウンデセン、1,5−ジアザビシクロ−[4.3.0]−5−ノネン等が挙げられる。
第一の工程、第二の工程ともに無溶剤で行っても良いし、適当な脱水有機溶媒を使用しても良い。反応に使用した溶媒は、反応終了後、蒸留等の操作により取り除くか、あるいはそのまま製品の一部として使用することもできる。
反応温度は80℃〜180℃、好ましくは、90℃〜160℃の範囲で行う。反応温度が80℃以下では反応速度が遅く、180℃以上ではハーフエステル化したものが、再度環状無水物を生成し、反応が終了しにくくなる場合がある。

顔料について
本発明に使用する顔料は、インキ等に使用される種々の顔料が使用できる。有機顔料としては溶性アゾ顔料、不溶性アゾ顔料、フタロシアニン顔料、キナクリドン顔料、イソインドリノン顔料、イソインドリン顔料、ペリレン顔料、ペリノン顔料、ジオキサジン顔料、アントラキノン顔料、ジアンスラキノニル顔料、アンスラピリミジン顔料、アンサンスロン顔料、インダンスロン顔料、フラバンスロン顔料、ピランスロン顔料、ジケトピロロピロール顔料等があり、さらに具体的な例をカラーインデックスのジェネリックネームで示すと、ピグメントブラック7、ピグメントブルー15,15:1,15:3,15:4,15:6,60、ピグメントグリーン7,36,ピグメントレッド9,48,49,52,53,57,97,122,144,146,149,166,168,177,178,179,185,206,207,209,220,221,238,242,254,255、ピグメントバイオレット19,23,29,30,37,40,50、ピグメントイエロー12,13,14,17,20,24,74,83,86,93,94,95,109,110,117,120,125,128,137,138,139,147,148,150,151,154,155,166,168,180,185、ピグメントオレンジ13,36,37、38,43,51,55,59,61,64,71,74等があげられる。
また、二酸化チタン、酸化鉄、五酸化アンチモン、酸化亜鉛、シリカなどの金属酸化物、硫化カドミウム、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、硫酸バリウム、クレー、タルク、黄鉛、カーボンブラックなどの無機顔料も使用することができる。
本発明の分散剤は、上記例示した顔料に偏った顔限らず、微粉末状のものであればどのようなものに適応しても構わないが、表面が塩基性に料を使用するのが好ましい。表面が塩基性に偏った顔料とは、「顔料の表面塩基量」−「顔料の表面酸量」が30μmol/g以上である顔料を意味する。
本発明の分散剤を用いて、顔料を分散する場合、本発明の分散剤を有機溶剤中に溶解、あるいは懸濁させた後、この有機溶剤に顔料を投入し、ハイスピードミキサー等で均一になるまで撹拌混合した後、横型サンドミル、縦型サンドミル、アニュラー型サンドミルといったビーズミルやロールミル、メディアレス分散機等の種々の分散機を用いることができる。
以下、実施例をあげて本発明を具体的に説明するが、本発明は実施例に特に限定されるものではない。なお、実施例中、「部」は「重量部」を表す。
(合成例1)ガス導入管、温度計、コンデンサー、攪拌機を備えた反応容器に、2−エチルヘキシルアルコールを43.3g、ε−カプロラクトン285g、触媒としてモノブチルスズ(IV)オキシド0.1gを仕込み、窒素ガスで置換した後、120℃で4時間加
熱、撹拌した。固形分測定により98%が反応し、数平均分子量は、1000であった。
次に、トリメリット酸無水物64g、触媒としてジメチルベンジルアミン0.4gを追加し、120℃で2時間反応させた。酸価の測定で98%以上の酸無水物がハーフエステル化していることを確認し411gのシクロヘキサノンを加え反応を終了した。これにより、分散剤S1を得た。
(合成例10〜15、19、20)合成例1と同様の装置、および触媒、反応操作にて、表1にあるような組成で反応させて、S10〜S15、S19、S20の各分散剤を得た。ただし、合成例10では日本油脂製PP-500(片末端がメタクリル酸で変性されたポリプロピレンオキサイドであり、プロピレンオキサイドが平均で9量体となっている)を用いた。また、合成例20に関しては、トリカルボン酸無水物ではなく、無水コハク酸を使用し、表1にある組成で反応させ分散剤を得た。また、合成例14に関しては、以下のような合成を行なった。
(合成例14)
ガス導入管、温度計、コンデンサー、攪拌機を備えた反応容器に、1−ドデカノール62g、ε−カプロラクトン285g、触媒としてモノブチルスズ(IV)オキシド0.1部を仕込み、窒素ガスで置換した後、120℃で4時間加熱、撹拌した。固形分測定により98%が反応したことを確認した。この後、無水コハク酸33.3g、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル61.4g、およびN,N−ジメチルベンジルアミン2.0gを加え80℃で8時間反応させた。この反応物の数平均分子量は1700、重量平均分子量は2260であった。
上記反応物にトリメリット酸無水物64gを追加し100℃で5時間反応させた。酸価の測定で97%以上の酸無水物がハーフエステル化していることを確認し反応を終了した。
合成例15も同様に行なった。
(合成例21)ガス導入管、温度計、コンデンサー、攪拌機を備えた反応容器に、シクロヘキサノン100部を加え、ここに、ブチルメタクリレート10部、ヒドロキシエチルメタクリレート30部、ベンジルメタクリレート25部、メタクリル酸10部、アゾビスイソブチロ二トリル2.5部、シクロヘキサノン125部からなる混合物を95℃で2時間かけて滴下した。反応温度は95℃のまま、滴下終了1時間後、2時間後に、アゾビスイソブチロ二トリルを0.25部とシクロヘキサノン2.5部を加え、5時間で反応を終了させた。固形分測定により95%が反応し、数平均分子量が5000、固形分30%であることを確認した。これをアクリル樹脂A1とする。
Figure 0005135760
(実施例10〜15.比較例1〜3)
合成例10〜15、19、20で得られた分散剤、さらに分散剤であるDisperbyk111(BYK Chemie製)を用い、顔料、溶剤、およびガラスビーズ(0.8mm)を140mlのマヨネーズ瓶に仕込み、スキャンデックスに設置して3時間分散した。配合量は、顔料10.08g、分散剤3.84g、シクロヘキサノン46.08g、 ガラスビーズ60gとした。
4時間25℃で放置後、下記の試験を行った。結果表2に示した。
ここで、Disperbyk111は、比較分散剤として使用しているが、これはリン酸系の分散剤である。これをP1とする。また、顔料として、酸化亜鉛(和光純薬製)を用いた。

(粘度測定)
得られた分散体について、直径60mm、角度0度59分のコーンプレートを用いた、コーンプレート型粘度計で、10rad/秒の回転速度で25℃での粘度を測定した。
(経時保存安定性)
得られた分散体について、40℃のオーブンで1週間保存し、上記同様の方法で粘度を測定し、経時保存前後での粘度の変化率を測定した。
(結晶性)
得られた分散体を5℃で1日保存し、結晶が析出しているかどうか状態を見た。
A:全く析出が見られない。
B:少し析出が見られる
C:非常に多く析出が見られる。
(塗膜のヘイズ測定)
得られた分散体15gに、アクリル樹脂A1を6.4g加え、十分に撹拌した。これをアルミ板にバーコーター#5で塗工して、塗膜のヘイズを測定した。
(耐熱・耐薬品性測定)
上記のアルミ板を180℃で1時間焼き付けた後、濃度5%の食塩水に24時間漬け、塗膜のブリスターを観察した。
Figure 0005135760
本発明の分散剤を用いることにより、顔料を低粘度で分散でき、保存安定性、耐熱性、耐薬品性も良好な顔料分散体が得られることが確認された。

Claims (1)

  1. 下記一般式(1)で示される分散剤。
    Figure 0005135760
    〔Aは下記一般式(2)で示され、Bは下記一般式(3)で示されるポリエーテル、およびポリエステルからなる群から選択される重合体部位である。〕
    Figure 0005135760
    〔一般式(2)中、kは1または2を示す。〕
    〔一般式(3)中、
    1は、炭素原子数1〜20、酸素原子数0〜12、窒素原子数0〜3からなる1価の末端基、
    2は、−O−、−S−、−N(Rb)−(ただし、Rbは水素原子又は炭素原子数1〜18の直鎖状若しくは分岐状のアルキル基)であり、
    3は、−OC(=O)−、−OC(=O)CH2−、−N(Rc)C(=O)−、または−N(Rc)C(=O)CH2−(ただし、Rcは水素原子又は炭素原子数1〜18の直鎖状若しくは分岐状のアルキル基)であり、
    1は、−R11O−で示される繰り返し単位であり、
    2は、−C(=O)R12O−で示される繰り返し単位であり、
    3は、−C(=O)R13C(=O)−OR14O−で示される繰り返し単位であり、
    11は炭素原子数2〜8の直鎖状若しくは分岐状のアルキレン基、又は炭素原子数3〜8のシクロアルキレン基であり、
    12は炭素原子数1〜8の直鎖状若しくは分岐状のアルキレン基、又は炭素原子数4〜8のシクロアルキレン基であり、
    13は炭素原子数2〜6の直鎖状若しくは分岐状のアルキレン基、炭素原子数2〜6の直鎖状若しくは分岐状のアルケニレン基、炭素原子数3〜20のシクロアルキレン基、又は炭素原子数6〜20アリーレン基であり、
    14は、−CH(R15)−CH(R16)−の構造で示され、
    15とR16は、どちらか一方が水素原子であり、もう一方が炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原子数2〜20のアルケニル基、炭素原子数6〜20のアリール基、アルキル(炭素原子数1〜20)オキシメチレン基、アルケニル(炭素原子数2〜20)オキシメチレン基、アリール(炭素原子数6〜20、ハロゲン原子で置換されていても良い)オキシメチレン基、N−メチレン−フタルイミド基であって、
    17は、上記R11、−C(=O)R12または−C(=O)R13C(=O)−OR14−であり、m1は0〜100の整数、m2は0〜60の整数、m3は0〜30の整数、ただしm1+m2+m3は1以上100以下であり、m1とm3がともに0であることはなく、m2とm3がともに0であることもなく、
    一般式()中の繰り返し単位G1〜G3順序はどのようなものでも良く、また、ランダム型又はブロック型のどちらでも構わない。〕
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