JP2615842B2 - 合成床板 - Google Patents

合成床板

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JP2615842B2 JP63120318A JP12031888A JP2615842B2 JP 2615842 B2 JP2615842 B2 JP 2615842B2 JP 63120318 A JP63120318 A JP 63120318A JP 12031888 A JP12031888 A JP 12031888A JP 2615842 B2 JP2615842 B2 JP 2615842B2
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規矩子 山田
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は鉄骨梁間にデッキプレートを架設し、この
デッキプレートの上にアンボンドPC鋼線を架設し、か
つ、コンクリートを打設することにより構成される合成
床板に関する。
(従来の技術) 最近、鉄骨鉄筋コンクリート構造の建物の床をデッキ
プレートを使用した合成床板とする場合が多い。
床をこのような構造とすると、床型枠を支持するパイ
プサポート等の支保工が殆ど不用になるだけでなく、型
枠の撤去作業もなくなり、施工の大幅省略が図れるとい
う優れたメリットがある。しかしその反面、床面積が大
きくなるに伴ってコンクリートの収縮や床荷重によって
床スラブに亀裂が発生することがあり、その対策が強く
望まれていた。
その一つの解決策として、床スラブのコンクリート中
にアンボンドPC鋼線を通すことが行われ、効果をあげて
いる。
(発明が解決しようとする課題) しかし、このような方法では、スラブ中央部分の亀裂
は防止できるが、アンボンドPC鋼線の定着側端部および
緊張側端部の周辺部のコンクリートに亀裂が発生し易く
なり、その対応策が強く望まれていた。
この発明は、以上の要請に応えてなされたもので、ア
ンボンドPC鋼線の定着側端部および緊張側端部を確実・
強固に、しかも、容易に定着でき、かつ、アンボンドPC
鋼線の定着側端部及び緊張側端部の周辺部のコンクリー
トの亀裂を確実に防止できるようにした合成床板を提供
することを目的とする。
(課題を解決するための手段) この発明に係る請求項第1項記載の合成床板は、アン
ボンドPC鋼線をデッキプレートの溝部内にこの溝部の長
手方向に沿って架設し、鉄骨梁の上端部に複数本のスタ
ッドボルトを前記鉄骨梁の長手方向に所定間隔おきに突
設し、このスタッドボルト間にアンカー鉄筋を前記鉄骨
梁の長手方向に沿って架設し、このアンカー鉄筋にアン
ボンドPC鋼線の定着側端部を連結し、その先端部にアン
カープレートと定着グリップとを取り付け、かつ、前記
アンボンドPC鋼線の定着側端部および緊張側部の周囲に
スパイラル鉄筋を取り付けることにより構成されてい
る。
この発明に係る請求項第2項記載の合成床板は、アン
ボンドPC鋼線をデッキプレートの溝部内にこの溝部の長
手方向に沿って架設し、鉄骨梁の上端部に門型状をした
複数個のアンカー鉄筋を取り付け、このアンカー鉄筋に
前記アンボンドPC鋼線の定着側端部を連結し、その先端
部にアンカープレートと定着グリップとを取り付け、前
記アンボンドPC鋼線の緊張側端部に定着ナットを取り付
け、かつ、前記定着側端部および緊張側端部の周囲にス
パイラル鉄筋を取り付けることにより構成されている。
(実施例) 以下、この発明に係る合成床板を図示する一実施例に
基いて説明すると、第1図、第2図および第3図は、請
求項第1項記載の合成床板の一実施例を示し、図におい
て、符号Aは合成床板、符号1は鉄骨梁、2はデッキプ
レート、3はスタッドボルト、4はアンカー鉄筋、5は
アンボンドPC鋼線、そして符号6はスパイラル鉄筋であ
る。
デッキプレート2は隣合う鉄骨梁1、1間に架設さ
れ、両端を鉄骨梁1、1に溶接若しくはボルト止めする
ことにより固定されている。
スタッドボルト3、3は鉄骨梁1の上端部に溶接する
ことにより垂直に取り付けられている。また、スタッド
ボルト3、3はデッキプレート2の溝部2aの左右両側に
位置するように2乃至4本取り付けられている。
アンカー鉄筋4はスタッドボルト3、3間に、鉄骨梁
1の長手方向に沿って架設され、スタッドボルト3、3
の上端部若しくは側部に結束線によって結束するか、或
いは溶接することにより固定されている。
アンボンドPC鋼線5はデッキプレート2の溝部2a内に
溝部2aの長手方向に沿って架設され、その中央部は溝部
2a内に懸垂曲線状に延在されている。
また、アンボンドPC鋼線5の定着側端部5a及び緊張側
端部5bは、コンクリートが打設されるまで、アンカー鉄
筋4、4の下側に結束線で結束することにより仮止めさ
れている。
また、アンボンドPC鋼線5の定着側端部5aには定着具
としてのアンカープレート7が取り付けられ、その先端
部に定着グリップ7aが取り付けられ、かつ、アンボンド
PC鋼線5の定着側端部5aの周囲にスパイラル鉄筋6が取
り付けられている。
スパイラル鉄筋6は定着側端部5a周辺部のコンクリー
ト9の亀裂を防止するために配筋されるものであり、ア
ンカープレート7はアンボンドPC鋼線5の定着側端部5a
の定着力を高めるために取り付けられるものである。
アンボンドPC鋼線5の緊張側端部5bは、コンクリート
が打設されるまで、合成床板Aの端部より所定長さ突出
した状態に延在されている。
デッキプレート2の上には全体にわたってコンクリー
ト9が打設され、このコンクリート9が充分に硬化する
ことにより、アンボンドPC鋼線5の定着側端部5aがコン
クリート9内に完全に定着されている。
また、緊張側端部5b側より、アンボンドPC鋼線5を緊
張することにより合成床板Aに所定大のプレストレスが
導入されている。
アンボンドPC鋼線5の緊張側端部5bは、緊張後、定着
ナット8に挿入して定着されている。
第4図および第5図は、この発明に係る請求項第2項
記載の合成床板を示し、図において、鉄骨梁1の上端部
に門型をした複数本のアンカー鉄筋10,10が鉄骨梁1の
幅方向に所定間隔置きに溶接することにより取り付けら
れ、このアンカー鉄筋10,10にアンボンドPC鋼線5の定
着側端部5aが、コンクリートが打設されるまでの間仮止
めされている。
また、アンボンドPC鋼線5の定着側端部5aには定着具
としてのアンカープレート7が取り付けられ、その先端
部に定着グリップ7aが取り付けられている。さらに、ア
ンボンドPC鋼線5の定着側端部5aの周囲にスパイラル鉄
筋6が取り付けられている。その他の構成は第1の請求
項に係る発明と略同じである。
(発明の効果) この発明は以上の構成からなるので、以下の効果を有
する。
請求項第1項及び第2項記載の発明に係る合成床板に
よれば、アンボンドPC鋼線の定着側端部にアンカープレ
ートと定着グリップとが取り付けられ、緊張側端部に定
着ナットが取り付けられ、かつ、スパイラル鉄筋が配筋
されているので、アンボンドPC鋼線の定着側端部および
緊張側端部を確実に定着でき、かつ、定着側端部および
緊張側端部の周辺部のコンクリートの亀裂等を防止する
ことができる効果がある。
また、アンボンドPC鋼線は、デッキプレートの溝部内
に溝部の長手方向に沿って架設されているので、床板の
厚みを薄くでき、床板の重量の軽減及びコンクリート打
設量の軽減が図れ、さらに、限られた床板の厚さ内でア
ンボンドPC鋼線の中央部を必要に応じて大きく懸垂でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図は、この発明に係る請求項
第1項記載の合成床板の一実施例を示し、第1図はアン
ボンドPC鋼線の定着側端部の構造を示す斜視図、第2図
は合成床板の断面図、第3図は第2図におけるa−a線
断面図、第4図および第5図は、この発明に係る請求項
第2項記載の合成床板の一実施例を示し、第4図は合成
床板の断面図、第5図は第4図におけるb−b線断面図
である。 A……合成床板、1……鉄骨梁、2……デッキプレー
ト、3……スタッドボルト、4……アンカー鉄筋、5…
…アンボンドPC鋼線、6……スパイラル鉄筋、7……ア
ンカープレート(定着具)、7a……定着グリップ、8…
…定着ナット、9……コンクリート、10……アンカー鉄
筋。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 英雄 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−130655(JP,A) 特開 昭55−114740(JP,A) 特公 昭45−13376(JP,B1)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄骨梁間にデッキプレートを架設し、この
    デッキプレートの上にアンボンドPC鋼線を架設し、か
    つ、コンクリートを打設することにより構成される合成
    床板において、前記アンボンドPC鋼線を前記デッキプレ
    ートの溝部内にこの溝部の長手方向に沿って架設し、前
    記鉄骨梁の上端部に複数本のスタッドボルトを前記鉄骨
    梁の長手方向に所定間隔おきに突設し、このスタッドボ
    ルト間にアンカー鉄筋を前記鉄骨梁の長手方向に沿って
    架設し、このアンカー鉄筋に前記アンボンドPC鋼線の定
    着側端部を連結し、その先端部にアンカープレートと定
    着グリップとを取り付け、かつ、前記アンボンドPC鋼線
    の定着側端部および緊張側端部の周囲にスパイラル鉄筋
    を取り付けてなることを特徴とする合成床板。
  2. 【請求項2】鉄骨梁間にデッキプレートを架設し、この
    デッキプレートの上にアンボンドPC鋼線を架設し、か
    つ、コンクリートを打設することにより構成される合成
    床板において、前記アンボンドPC鋼線を前記デッキプレ
    ートの溝部内にこの溝部の長手方向に沿って架設し、前
    記鉄骨梁の上端部に門型状をした複数個のアンカー鉄筋
    を取り付け、このアンカー鉄筋に前記アンボンドPC鋼線
    の定着側端部を連結し、その先端部にアンカープレート
    と定着グリップとを取り付け、前記アンボンドPC鋼線の
    緊張側端部に定着ナットを取り付け、かつ、前記定着側
    端部および前記緊張側端部の周囲にスパイラル鉄筋を取
    り付けてなることを特徴とする合成床板。
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