JP3008040B2 - 大スパンの合成スラブ架設工法 - Google Patents

大スパンの合成スラブ架設工法

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JP3008040B2 JP3250499A JP25049991A JP3008040B2 JP 3008040 B2 JP3008040 B2 JP 3008040B2 JP 3250499 A JP3250499 A JP 3250499A JP 25049991 A JP25049991 A JP 25049991A JP 3008040 B2 JP3008040 B2 JP 3008040B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大スパンの合成スラブ
を無支保工で架設する大スパンの合成スラブ架設工法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】生コンクリートとデッキプレート、ある
いは生コンクリートとハーフプレキャストコンクリート
版とを合成して架設する合成スラブでは、デッキプレー
トの撓みやハーフプレキャストコンクリート版のひび割
れの問題から、6mを超える大スパンのスラブ架設工事
ではスパンの中間に支保工を必要とし、この分工事が面
倒になっている。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の
問題に鑑み、これを改善することを課題としてなされた
ものであって、10m程度の大スパンの合成スラブでも
無支保工で架設することができる大スパンの合成スラブ
架設工法を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、床荷重が加わった時、プレストレスによる反
り変形をほぼ打消すプレストレスを導入すると共に、上
部に幅方向に貫通するスラブ定着筋を埋込んだプレスト
レストコンクリートリブを所定間隔で大スパンの梁間に
並列支架し、上記プレストレストコンクリートリブ相互
をスラブ型枠で接続し、スラブ型枠にスラブコンクリー
トを打設して架設する大スパンの合成スラブ架設工法を
特徴としている。
【0005】
【作用】従って本発明によれば、所定間隔で大スパンの
梁間に並列支架したプレストレストコンクリートリブ
に、床荷重が加わった時プレストレスによる反り変形を
ほぼ打消すプレストレスを導入してあるため、10m程
度の大スパンのスラブでも無支保工で架設することがで
きる。またプレストレストコンクリートリブ上部に幅方
向に貫通するスラブ定着筋を埋込んであるため、プレス
トレストコンクリートリブとスラブコンクリートとの結
合も強力である。
【0006】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基いて詳細に説
明する。図において、1はプレストレストコンクリート
リブで、該プレストレストコンクリートリブ1は、スラ
ブの自己荷重および積載荷重がが加わった時、加えられ
たプレストレスによって生じる反り変形をほぼ打消すプ
レストレスを導入して予め工場でプレキャストされてい
る。この時プレストレストコンクリートリブ1上部幅方
向に、フック付きのスラブ定着筋1aを埋込み貫通させ
ておき、後打ちするスラブコンクリートとの結合の強化
を図ってある。図中1bはプレストレスを導入するPC
鋼材である。合成スラブの架設に際し、上記プレストレ
ストコンクリートリブ1を現場に搬入し、大スパンの梁
間に所定間隔で並列支架し、プレストレストコンクリー
トリブ1相互をスラブ型枠2で接続し、スラブ型枠2に
スラブコンクリート3を打設して合成スラブ4を完成す
る。プレストレストコンクリートリブ1の梁への支架
は、梁が鉄筋コンクリート梁の場合、図2に示すように
プレストレストコンクリートリブ1の端部を直接鉄筋コ
ンクリート梁5の上面に支架し、梁が鉄骨梁の場合は、
図3に示すようにプレストレストコンクリートリブ1の
端部を鉄骨梁6のウェブ6aに予め溶着しておいたコの
字形のリブ受け7に支架する。スラブ型枠2はハーフプ
レキャストコンクリート版、あるいは仕上げ兼用の材料
とすると、スラブコンクリート3の硬化後型枠の取外し
が不要となって施工が一層合理化される。
【0007】ここで例えばスラブのスパンを10m、プ
レストレストコンクリートリブ1の寸法を10,000
mm(長さ)×300mm(高さ)×75mm(幅)、並列す
るリブ1相互の間隔を450mm、スラブコンクリート
3の厚さを80mmとし、スラブの積載荷重を380k
g/m2 とするとプレストレストコンクリートリブ1に
導入するプレストレスは30t程度となる。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る大スパ
ンの合成スラブ架設工法は、床荷重が加わった時、プレ
ストレスによる反り変形をほぼ打消すプレストレスを導
入すると共に、上部に幅方向に貫通するスラブ定着筋を
埋込んだプレストレストコンクリートリブを所定間隔で
大スパンの梁間に並列支架し、上記プレストレストコン
クリートリブ相互をスラブ型枠で接続し、スラブ型枠に
スラブコンクリートを打設して架設するものであるか
ら、従来、デッキプレートの撓みやハーフプレキャスト
コンクリート版のひび割れの問題から、6mを超える大
スパンのスラブ架設工事ではスパンの中間に支保工を必
要としていたのが、スパン中間の支保工なしに10m程
度の大スパンのスラブの架設が可能になり、工事の簡略
化が達成されるという効果を奏するものである。
【0009】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明工法によって架設された大スパンの合成
スラブの断面図である。
【図2】プレストレストコンクリートリブを鉄筋コンク
リート梁に支架した場合の斜視図である。
【図3】プレストレストコンクリートリブを鉄骨梁に支
架した場合の斜視図である。
【0010】
【符号の説明】
1 プレストレストコンクリートリブ 1a スラブ定着筋 1b PS鋼材 2 スラブ型枠 3 スラブコンクリート 4 合成スラブ 5 鉄筋コンクリート梁 6 鉄骨梁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 5/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床荷重が加わった時、プレストレスによる
    反り変形をほぼ打消すプレストレスを導入すると共に、
    上部に幅方向に貫通するスラブ定着筋を埋込んだプレス
    トレストコンクリートリブを所定間隔で大スパンの梁間
    に並列支架し、上記プレストレストコンクリートリブ相
    互をスラブ型枠で接続し、スラブ型枠にスラブコンクリ
    ートを打設して架設することを特徴とする大スパンの合
    成スラブ架設工法。
JP3250499A 1991-09-03 1991-09-03 大スパンの合成スラブ架設工法 Expired - Fee Related JP3008040B2 (ja)

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